【2024年最新】メタバースを学べるおススメセミナー5選
MetaのXRヘッドセットのQuestシリーズが累計販売台数2,000万台を突破し、Appleも初のXRデバイスの発売を発表するなど、近年メタバースへの注目はより一層高まっています。
一方で、「メタバースについてざっくりとしか分かっていない」「活用を進める上でより深い知見を知りたい」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、メタバースの基礎知識や活用のノウハウを学べるおススメのセミナー5選をご紹介いたします。
本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。
- メタバースについて学べるセミナーを探している
- メタバースについて知識が不足しており、勉強したい
- メタバースの活用を検討しており、最先端の情報を知りたい
本記事を読めば、セミナーが見つけられると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。
また、メタバース総研では、1000社以上のご担当者様からご好評をいただいている、国内外の最新のメタバース/XR活用事例101選をまとめたレポートを無料で配布しております。
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目次
【2023年最新】おススメのメタバース関連セミナー5選
おススメのメタバース関連セミナーとして以下の5つが挙げられます。
- ①【20の事例で学ぶ】メタバースの活用方法10選を徹底解説
- ②メタバース関連企業2社が語る!ビジネスにおけるメタバース活用の未来
- ③FORTNITEが生み出す企業PRの可能性
- ④日経メタバースシンポジウム「持続可能なメタバース空間」に向けて
- ⑤kintone Café メタバース Vol.4 feat. SORACOM UG
それぞれのセミナーの概要や日程などについてわかりやすく紹介していきます。
①【20の事例で学ぶ】メタバースの活用方法10選を徹底解説
1つ目は、株式会社メタバース総研による、【20の事例で学ぶ】メタバースの活用方法10選を徹底解説です。
本セミナーでは、株式会社メタバース総研の国内最大級のメタバースメディア運営と多数の企業へのコンサルティングを経て蓄積した知見に基づき、最新の活用事例やメタバースをビジネスに活用する実践的な方法、成果を上げるためのポイントを学ぶことができます。
<当日のテーマ>
- メタバース市場の概況
- 10種類のメタバース活用の方法と事例20選
<詳細>
- 日程
- 毎月第4木曜日 14:00~15:00
- 会場
- オンライン
- 参加費
- 無料
- 対象者
- どのようにメタバース活用を進めたらいいか分からない方
- メタバース活用の方法の全体像を知りたい方
- 具体的なメタバースの活用事例を知りたい方
②メタバース関連企業2社が語る!ビジネスにおけるメタバース活用の未来
2つ目のセミナーは、monoAI technologyとREALITY XR cloudというメタバース関連企業2社による、ビジネスにおけるメタバース活用の未来です。
本セミナーでは、ビジネスシーンにおけるメタバース活用の方法と今後の展望について、学ぶことができます。
<当日のテーマ>
- メタバースと親和性が高いイベントとは何か
- 両社で成功した活用事例
- 両社が考えるメタバースの展望
<詳細>
- 日程
- 7月26日(水)17:00〜18:00
- 会場
- オンライン
- 参加費
- 無料
- 対象者
- どのようなイベントでメタバースを活用できるか悩んでいる方
- 他社の過去実績からメタバース活用を考えたい方
- Afterコロナでどのようなメタバース活用が考えられるか知りたい方
③FORTNITEが生み出す企業PRの可能性
3つ目のセミナーは、monoAI technologyによる、FORTNITEが生み出す企業PRの可能性です。
本セミナーでは、企業PRへのFortniteの活用方法やその効果などついて、学ぶことができます。
<当日のテーマ>
- FORTNITEが企業PRにどのように活用され得るのか
<詳細>
- 日程
- 7月27日(木)14:00〜15:00
- 会場
- オンライン
- 参加費
- 無料
- 対象者
- 広報やマーケティング担当者様
- 新しい広報戦略を模索している企業担当者様
- FORTNITEをPR活用することに興味がある/検討されている方
- FORTNITEをPR活用するメリットを知りたい方
④日経メタバースシンポジウム「持続可能なメタバース空間」に向けて
4つ目のセミナーは、日本経済新聞社による、【ハイブリッド開催】
第3回 日経メタバースシンポジウム「持続可能なメタバース空間」に向けて〜信頼と安定の社会基盤実現へ〜です。
本セミナーでは、業界の著名人からメタバースの現状や課題について、学ぶことができます。
<詳細>
- 日程
- 7月27日(木)10:00〜16:40
- 会場
- オフライン:日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル3階)
- オンライン
- 参加費
- 無料
- 登壇者(一部抜粋)
- 天野 清之氏
- カヤックアキバスタジオ CXO
- 面白法人カヤック メタバース事業部部長
- 番匠 カンナ氏
- idiomorph 主宰
- ambr CXO
- 石黒 浩氏:
- 大阪大学 基礎工学研究科 教授
- ATR石黒浩特別研究所 客員所長
- 廣瀬 通孝氏:
- 東京大学 名誉教授
- 東京大学先端科学技術研究センター サービスVRプロジェクトリーダー
- 岡嶋 裕史氏:
- 中央大学 国際情報学部 教授
- 政策文化総合研究所 所長
- 天野 清之氏
⑤kintone Café メタバース Vol.4 feat. SORACOM UG
5つ目のセミナーは、kintone Café メタバース Vol.4 feat. SORACOM UGです。
本セミナーでは、メタバースやkintoneを活用した業務効率化について、学ぶことができます。
<詳細>
- 日程
- 7月26日(水)19:00〜21:00
- 会場
- オンライン
- 参加費
- 無料
- 対象者
- メタバースに興味がある方
- メタバースを使った業務課題を抱えて居る方
- kintoneとメタバースを使ってみたい方
初心者におススメのメタバースの学習方法5選
初心者が効率的にメタバースを勉強できる方法として以下の5つが挙げられます。
- ①専門メディアで勉強する
- ②書籍を読む
- ③映画・アニメを見る
- ④メタバースを実際に体験する
- ⑤実際にメタバースを作成する
それぞれの勉強法について、以下の3つの勉強目的に分けて具体的かつ分かりやすく紹介していきます。
- 一般教養として知識を取り入れたい人向け
- メタバースのビジネス活用を検討されている方
- 実際にメタバースを作成したい人向け
1.一般教養として知識を取り入れたい人向け
メタバースの市場が急激に伸びている中、メタバースの知識をつけることは新たなビジネスチャンスの獲得につながります。基礎的な知識をより効率的につけるために以下の方法が挙げられます。
①専門メディアで勉強する
1つ目は、メタバース/XRの専門Webメディアで勉強する方法です。
既に無料でメタバースについて学ぶことができるメディアが多数存在します。
そのなかでも代用的なメディアとして以下の10メディアが挙げられます。
- ビジネス活用を検討したい:メタバース総研、メタバース相談室
- 関連技術を詳しく学びたい:XR-Hub、SpacelyTIP
- メタバース関連のニュースを知りたい:MoguraVR、METAPICKS
- VR関連のニュースを知りたい:VRINSIDE、VRWatch
- AR関連のニュースを知りたい:ARTIMES、MottoAR
メディア毎に特徴が異なるので、目的とマッチするメディアをチェックしてみてください。
メタバース関連メディアの詳細についてはこちらをご覧ください。
②書籍を読む
2つ目は、メタバース関連の書籍を読んで勉強する方法です。
2022年頃から多数のメタバース関連書籍が本屋に並んでいるのを見かけた方も多いのではないでしょうか?
メタバースへの知識レベル別におススメの書籍として以下が挙げられます。
- 初心者向け:
- 中級者向け:
- 上級者向け:
いきなりハイレベルな書籍から始めるのではなく、まずは自身のレベルに合った書籍から読み進めるのがおススメです。
おススメの書籍について、詳しくは以下の関連記事で解説しています。
※関連記事:【2023年最新】おススメメタバース本5選を目的・レベル別に紹介
③映画・アニメを見る
3つ目は、メタバースに関連する映画・アニメを見て勉強するという方法です。
初心者の方におススメの映画・アニメとして以下の5タイトルが挙げられます。
- ①レディ・プレイヤー1
- ②マトリックス
- ③シュガーラッシュ
- ④ブラックミラー_ストライキング・バイパーズ
- ⑤サマーウォーズ
スマホで手軽に見ることができるタイトルも多いので、手軽かつ楽しみながら学習するのにおススメの勉強方法です。
メタバースを学べる映画・アニメの詳細についてはこちらをご覧ください。
2.メタバースのビジネス活用を検討されている方
メタバースの知識は最低限あるものの、メタバースのビジネス活用の具体的な方法や実際活用した際の問題点が思いつかない人も多いのではないでしょうか。
これらを解決するためには、まずはメタバースを実際に体験することが重要です。実際に体験することで、ビジネス活用のヒントや、活用の際のリスクを考えることができます。
④メタバースを実際に体験する
4つ目は、スマホやPC、VRヘッドセットなどを使用してメタバースを実際に体験してみるという方法です。
メタバースと一口に言っても、ゲーム、NFT、SNSなど軸となる体験の種類によって様々なタイプのメタバースが存在します。
タイプ毎に代表的なメタバースサービスとして以下が挙げられます。
- ゲーム型メタバース
- NFT型メタバース
- TheSandbox:NFTゲームプラットフォーム
- Decentraland:ブロックチェーンを活用したメタバースプラットフォーム
- EC型メタバース
- IKEA Place(イケア プレイス):部屋の中にイケアの商品を設置できるアプリ
- REV WORLDS(レヴ ワールズ):三越伊勢丹が提供するメタバース上の百貨店
まずは自分が興味のあるタイプのメタバースから、体験してみてください。
タイプ別のメタバースサービスの詳細についてはこちらをご覧ください。
3.実際にメタバースを作成したい人向け
メタバース作成のスキルはビジネスにおいて大きなアドバンテージとなります。スキルアップのためには以下の方法が挙げられます。
⑤実際にメタバースを作成する
5つ目は、ツールを使用してオリジナルのメタバース空間を作成するという方法です。
代表的なメタバース作成ツールとして以下の5つが挙げられます。
- ①Unity:世界最大手のゲームエンジン
- ②Unreal Engine:グラフィックが優れた大手ゲームエンジン
- ③Maya:世界最大手の3DCGソフト
- ④Blender:無料で一通りの機能が利用できる新興3DCGソフト
- ⑤3DSMAX:Mayaと並ぶプロ向けの大手3DCGソフト
これまでの勉強方法と比べると少しハードルは高いですが、メタバースについて作り手の視点から深く学ぶことができる方法です。
メタバース作成ツールや作り方の詳細についてはこちらをご覧ください。
メタバースが注目を集める6つの理由
メタバースが注目を集める理由として以下の6つが挙げられます。
- ①AppleやMetaなどのビックテックの本格参入・巨額投資
- ②関連技術の大幅な進歩とデバイスの低価格化
- ③コロナによるリモートコミュニケーションの普及
- ④若年層を中心とするユーザー数の増加
- ⑤仮想世界に対する人々の意識の変化
- ⑥メタバース市場の成長性の高さ
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
①AppleやMetaなどのビックテックの本格参入・巨額投資
1つ目の理由は、AppleやMetaなどのビッグテックが本格参入し、巨額の投資を行っていることです。例えば、Meta社は、2021年末にFacebookからMetaへ社名変更し、合わせて、メタバース領域に年間約1兆円規模の投資を行うことを発表しました。また、Appleは、2023年6月に、ゴーグル型XRヘッドセットデバイスであるApple Vision Proを発表するなどメタバース関連のデバイスの開発に力を注いでいます。
世界を代表するテック企業であるAppleやMeta社が多額の投資をしてまで、メタバースに注力していることは、メタバースには大きな可能性があるということを物語っています。
②関連技術の大幅な進歩とデバイスの低価格化
2つ目の理由は、メタバース関連技術の進歩です。メタバースは様々な領域のテクノロジーによって構成されているサービスですが、特に近年のテクノロジーの発展により体験価値が大きく向上しています。
具体的には通信技術の向上やコンピューターの処理性能の向上、メタバース向けデバイスの登場などが挙げられ、セカンドライフが登場した2000年代前半時点と比べると、メタバース空間内での体験をよりスムーズに、より没入感のある形で楽しむことができるようになりました。
このようにメタバースがオワコンであるといわれる理由の一つである通信速度の遅さという技術的な制約は、大幅に改善され、今後もさらに進化していくことが期待できます。
③コロナによるリモートコミュニケーションの普及
3つ目の理由は、コロナによるリモートコミュニケーションの普及です。コロナウイルス感染拡大の影響で、人々のコミュニケーションの機会が対面からリモートに移行し、プライベートはもちろん仕事上でのコミュニケーションも、SlackなどのチャットやZOOMなどのビデオ会話によって行われるのが当たり前の時代となりました。
デジタルを介したコミュニケーションの需要が拡大しているのはもちろん、人々が抵抗感なくデジタルコミュニケーションを利用するようになっているというのが非常に大きなポイントといえます。
④若年層を中心とするユーザー数の増加
4つ目の理由は、若年層を中心とするユーザー数の増加です。現在メタバースは、特にオンラインゲームでの用途を中心に若年層のユーザー数が急増しています。背景として、若年層は子供の頃から日常的にスマホを利用していること、コミュニケーションの手段としてSNSではなく、オンラインゲーム上のコミュニケーション機能を利用するシーンが増えていることなどが挙げられます。
ゲーム型メタバースの代表的なサービスとして挙げられる、フォートナイトが約5億人、ロブロックスが約2億人と圧倒的なユーザー数を誇ります。
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⑤仮想世界に対する人々の意識の変化
5つ目の理由は、仮想世界に対する人々の意識の変化です。かつては、仮想世界に時間を費やすのはおかしなことで、一部の変わった人がするものだという風潮がありました。
ところが、コロナのロックダウンで自宅に閉じ込められた結果、多くの人がフォートナイトやロブロックスなどの仮想世界のゲームに参加し、大いに楽しむようになりました。
ゲームだけでなく、バーチャルなイベントに参加したり、離れた場所にいる人と会話したりするためにメタバースを利用する人も増えたことで、仮想世界に対する人々の見方が変わり、かつてあったような偏見があまり見られなくなったと考えられます。
⑥メタバース市場の成長性の高さ
6つ目の理由は、メタバース市場の成長性の高さです。メタバース市場は国内・海外ともに今後大きな成長を見せると考えられています。
世界のメタバースの市場規模は2020年時点で約68兆円、2024年には約111兆円。日本国内のメタバースの市場規模は2021年度時点で約744億円、その後年率170%で成長し、2026年度には約1兆円にまで成長すると予想されています。
企業がメタバースを活用する3大メリット【事例あり】
企業がメタバースを活用する代表的なメリットとして以下の3つが挙げられます。
- ①新規事業の創出
- ②マーケティング・ブランディングの強化
- ③企業の社内業務の効率化
それぞれのメリットを代表的な事例とともに紹介していきます。
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①新規事業の創出
1つ目のメリットは、メタバースサービスやイベントなどの新規事業の創出です。
メタバースを活用し新たなサービスを構築することで、ユーザーに対し現実に存在するもの/しないものを含め、仮想空間上に3Dの世界を構築することができるというメタバースならではの特徴を活かし、ユニークな体験を提供するサービスを提供することができます。
また、メタバース上でアーティストや企業を集めたイベントをすることで、入場券やデジタルコンテンツの販売など収益性の高い新たなビジネスを展開できることが挙げられます。
そんなメタバースを活用した新規事業に取り組む事例として以下の2つが挙げられます。
- バンダイナムコ:ガンダムファンが交流できるメタバースを構築へ
- サンリオ:50組以上のアーティストが参加の有料ライブイベント
それぞれの事例を分かりやすく紹介していきます。
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バンダイナムコ:ガンダムファンが交流できるメタバースを構築へ
バンダイナムコグループは、2022年4月から掲げる中期ビジョン「Connect with Fans」の重点戦略の1つとして、IPでファンとつながる「IPメタバース」を設定しました。
これは、メタバースを介して、バンダイナムコグループとファンのコミュニティを作る仕組みで、その第1弾がガンダムメタバースです。先日のガンダムカンファレンスで流れたイメージ映像では、メタバース上に世界中のガンダムファンが集い、語り合ったり、ライブイベントに参加したりする様子が描かれていました。
今後はバンダイナムコグループ以外の企業によるガンダムビジネスへの参入促進やガンダムファンがガンダムを活用したビジネスができる場の提供を目指して事業展開を行っていく予定とのことです。
サンリオバーチャルフェス:50組以上のアーティストが参加の有料ライブイベント
サンリオは、メタバース上に、50組以上のリアル/バーチャルの有名アーティストを集めた、有料のライブイベント「サンリオバーチャルフェス」を開催しました。
参加者は、メタバース上で有名アーティストのライブパフォーマンスを楽しんだり、参加者同士でコミュニケーションを取ったり、リアル・バーチャルの限定グッズを購入することができたりします。
バーチャルのライブイベントでありながら、有料チケットの価格は5,000円〜10,000円超えのものも存在するなど、リアルのライブイベントと同様の価格であることも注目を集めました。
同イベントが多くのユーザーを集めた理由として、ユーザーが求めるものを実現するために、企業や団体の垣根を超えたコラボレーションを実現させた点が挙げられます。参加するアーティストは、AKB48などのリアルの有名アーティストから、Vtuber、VRChat上で活動するバーチャルアーティストまで、幅広いジャンル・所属企業のアーティストが一堂に会することで、大きな話題を呼びました。
このように、ユーザーを特定の企業やプラットフォームに囲い込もうとするWeb2.0的な発想とは違った取り組みが、今後のメタバースイベントの盛り上がりに繋がっていくと予想されます。
②マーケティング・ブランディングの強化
2つ目のメリットは、メタバースを活用したマーケティング・ブランディングの強化です。
メタバースが人々の生活に普及するにつれ、オフラインからオンラインへ、WebからSNSへと起こってきたのと同様の顧客接点のシフトが、メタバースでも起こると考えられます。
メタバースをマーケティング・ブランディングに活用することで、従来はオンラインでの実施が難しかった商品・サービスの販促やメタバースならではの体験を通じた強力なブランディングを行うことができます。メタバースは従来のWebページや動画と比べ伝えられる情報がリッチかつインタラクティブな体験を提供可能なため、ユーザーを惹きつけやすく幅広い業種での活用が進んでいます。
そんなメタバースを活用したマーケティングの代表的な事例として以下の2つが挙げられます。
- 三越伊勢丹:独自のメタバース空間を構築し新たなEC体験の提供へ
- 日産自動車:VR chat上で新車発表・試乗会を開催
それぞれの事例を分かりやすく紹介していきます。
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三越伊勢丹:独自のメタバース空間を構築し新たなEC体験の提供へ
三越伊勢丹は、自社の百貨店の店舗を再現したメタバース「Rev worlds」をスマホ向けアプリをリリースしています。同社はこのアプリを通じて、”バーチャルな伊勢丹の店舗”で”リアルな買い物”体験を提供しています。ユーザーはアバターの姿で商品を見て回ることができ、その商品を実際にECで購入することが可能です。店員のアバターも配置され、チャット機能を使った接客も受けられます。
現在は婦人服や食品など310ブランドを扱っていますが、今後は家具や日用品にも対象を広げる方針です。友人のアバターと一緒に会話しながら買い物できるようにするなど機能も強化する予定です。
他社がメタバース上で開催されるイベントへの出展が中心のなか、三越伊勢丹は既に独自のメタバース空間を構築・提供しており、マーケティングへのメタバース活用をリードする存在といえます。
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日産自動車:VR chat上で新車発表・試乗会を開催
日産自動車はメタバース上で、新型軽電気自動車「日産サクラ」の発表・試乗会を開催しました。イベントは世界最大のVR SNSプラットフォーム「VRChat」で開催されました。
発表会は日産副社長のアバターが登場し、ボイスレターが再生されるという形で進行。また、試乗会では日本の四季を感じられるドライブコースでバーチャルなサクラを運転することができました。VR上での試乗は通常の試乗とは違い、書類での手続きなどが不要で、いつでもどこからでも体験可能な点が強みです。
今回の取り組みにより、販売スタッフのアバター操作経験不足や、リアルな商品を仮想空間上でプロモーションする難しさなどが明らかになったとのことです。このような試験的な取り組みを重ねるなかで、将来的に製品のプロモーションチャネルとしてVRイベントが本格的に活用できるユースケースが確立されていくことが期待されます。
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③企業の社内業務の効率化
メタバース・デジタルツインを社内業務の効率化に活用することで、バリューチェーン全体や工程全体の最適化や社員の作業のサポート、研修の効率化をすることができます。
メタバース上で現状存在しない施設や設備を設計し、シミュレーションを行うことで、最適な製造ラインや運用方法を特定したり、メタバースの特徴である3Dでの情報の表示により、AR/MRグラスで現場の作業員の作業をサポートしたり、VRグラスにより様々なシチュエーションを想定した研修を行ったりと多岐にわたる活用方法が存在します。
そんなメタバースを活用した社内業務の効率化に取り組む代表的な事例として以下の3つが挙げられます。
- ウォルマート:メタバース上で混雑等の状況を再現した研修
- DHL:倉庫でのピッキング作業の効率化
- 川崎重工:工場を丸ごとメタバース化する計画を発表
それぞれの事例を分かりやすく紹介していきます。
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ウォルマート:メタバース上で混雑等の状況を再現した研修
世界的なスーパーマーケットチェーンであるウォルマートは、接客のトレーニングにVRを導入しています。従業員にHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を装着させ、ブラックフライデーなどの販売イベント時に大勢のお客様に対応するための研修を行っています。従来の研修とは異なり、現実には再現が困難な状況を実際に体験しているかのような、リアリティの高い研修を行うことができます。
この研修を行うため、ウォルマートは1万7000台のOculas Questを約4700店舗に準備するなど大規模な投資を行っており、VRを活用した研修に本腰を入れています。
※関連記事:メタバースの研修・教育への活用事例14選|メリットや活用方法も解説!
DHL:倉庫でのピッキング作業の効率化
ドイツの大手物流企業のDHL社は、グーグルのスマートグラス「Glass Enterprise Edition 2」を導入し、倉庫での配送業務にARを活用しています。従業員はピッキング作業の現場でグラスを着用することで、製品・商品の保管場所やカート配置場所といった必要な情報を確認することが可能です。ハンズフリーで即座に必要な情報にアクセスできるため、作業の精度と効率の向上に繋がります。
また、多くのスマートグラスにはマイク機能が搭載されており、遠隔かつハンズフリーで会話による連携を取ることも可能です。
川崎重工:工場を丸ごとメタバース化する計画を発表
川崎重工はマイクロソフト社のカンファレンス「Build2022」にて、工場を丸ごとメタバース化する「インダストリアルメタバース」の構築に取り組むことを発表しました。この取り組みにより、工場における全工程をバーチャル空間上でシミュレーションできるデジタルツインの構築を目指すとのことです。
同社は、マイクロソフトのクラウド/IoT管理ソリューション「Azure IoT」、エッジAIソリューション「Azure Percept」、MRデバイス「HoloLens 2」を採用し、生産ラインや製造現場の管理に取り組んでいます。これにより、ロボットの障害発生時の迅速な対応や、トラブルを未然に防ぐ予知保全が可能になります。また、リアルタイムかつ遠隔で専門家からのアドバイス、支援を受けることができるようになりました。
また、「Azure Digital Twins」を用いることで、過去・現在・未来の稼働状況を仮想空間上で把握することで、問題の原因を特定し解決することも可能です。従来は物理的に目を通しにくかった箇所の点検や、未来の状況予測が可能になるため、未然の事故防止に繋がると考えられています。
費用対効果・実現性が高いメタバース活用方法
メタバースの知見が不足しており、メタバース活用の企画や開発に課題を抱えていませんか?
そのような課題はメタバース総研のコンサルティング・開発支援サービスで解決することができます。
是非メタバース総研にお問い合わせください。
豊富な経験・ナレッジを活かした戦略・企画策定
数多くの企業様に対するコンサルティングや国内最大級のビジネス特化型メタバースメディアの運営で培った豊富な知見を活用し、成果につながる戦略・企画を策定します。
強力なパートナーシップによる最適なアプローチ設計
各領域の業界を代表するソリューション提供企業とのパートナーシップを構築。案件毎に中立的な立場から、費用対効果の高いアプローチを設計します。
経験豊富なクリエイター・エンジニア・コンサルタントによる並走支援
業界トップクラスの経験/スキルを有するクリエイター・エンジニア・コンサルタントから、最適なメンバーをアサイン。戦略立案から実行まで並走し、社内のリソース不足を解決します。
「課題や依頼内容が明確になっていない」、「社内で合意が取れていない」場合でも問題ございません。メタバース総研へのお問い合わせをお待ちしております。
メタバース/XR活用の個別無料相談会実施中
メタバース総研では、メタバース/XR活用の個別無料相談会を実施しています。
各社様のメタバース/XR活用に関する課題解決に向け、最新の市場動向や具体的な活用アイデアなどを、個別のオンラインMTGにて、無料でご紹介させていただきます。
以下のようなお悩みをお持ちのご担当者様は、この機会にぜひお申込みください。
- 興味はあるが、そもそも活用するかどうか迷っている
- 自社に合った活用方法へのアドバイスが欲しい
- 自社の企画の参考になる活用事例を知りたい
- どのように活用を進めていけば良いか分からず困っている