【2024年最新】国内外のメタバーススタートアップ企業23社

MetaのXRヘッドセットのQuestシリーズが累計販売台数2,000万台を突破し、Appleも初のXRデバイスの発売を発表するなど、近年メタバースのビジネス活用への注目は、より一層高まっています。

 

MetaやAppleなどの大企業に注目が集まりがちなメタバースですが、スタートアップにも優れたサービスやプラットフォームを提供する企業が数多く存在します。

そこで今回は、国内外の主要なメタバーススタートアップ企業23社の概要・特徴を分かりやすくご紹介します。

 

本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。

 

  • 国内外の主要なメタバース関連スタートアップ企業を一通り押さえておきたい
  • メタバース活用に当たり、検討や開発を支援してくれる会社を探している
  • 主要なメタバースプラットフォームやコンテンツを知りたい

 

本記事さえ読めば、メタバース活用を検討する上で、必須となる情報を一気にキャッチアップできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。


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目次

国内外のメタバース参入スタートアップ企業23社

国内外のメタバース参入スタートアップ企業23社

国内外のメタバース参入スタートアップ企業23社は以下の通りです。

 

<企業向けメタバース制作/開発スタートアップ>

  • ①ホロラボ:XRシステムやアプリの研究・開発
  • メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発
  • ③ハシラス:VRアトラクションの制作/開発
  • ④NestVisual:クオリティの高い映像表現を活かしたデジタルコンテンツ制作
  • ⑤MESON:最先端のXR体験を構築するクリエイティブスタジオ

 

<企業向けメタバースソリューション提供スタートアップ>

  • ⑥スペースデータ:衛星データや3DCGを駆使し仮想空間を構築
  • oVice:自由に動いて話しかけられるバーチャル空間の提供
  • ⑧ambr:メタバース構築プラットフォーム「xamber」によるメタバース空間構築支援
  • ⑨VRC:人体の3Dアバター化技術を活用した様々なソリューションを提供
  • ⑩リアルバーチャル:ビジネス向けに特化したメタバースソリューションの提供
  • ⑪Synamon:VR上であらゆるビジネス活動が可能になるソリューションの提供
  • ⑫Symmetry:デジタルツインをフル活用したソリューションの提供
  • ⑬イマクリエイト:VRを活用した注射手技の研修

 

<消費者向けメタバースプラットフォーム運営スタートアップ>

  • クラスター:日本最大のメタバースプラットフォームを運営
  • ⑮Psychic VR LAB:XRコンテンツを作成・投稿できるプラットフォームを運営
  • ⑯VARK:VR上でのライブイベントプラットフォームを提供

 

<消費者向けメタバースコンテンツ提供スタートアップ>

  • HIKKY:世界最大のメタバースイベントを主催
  • ⑱Gugenka:MR/メタバースで生身の推しキャラと暮らせるサービスを提供
  • ⑲Thirdverse:グローバル市場向けのVRゲームを開発
  • ⑳Mydearst:VRゲームの開発を行うスタートアップ
  • ㉑double jump.tokyo:取引量世界1のブロックチェーンゲームをリリース
  • ㉒BAL:アバター用のバーチャルファッションアイテムを制作・販売
  • ㉓MATRIX:人々をハンディキャップから解放するためのメタバースサービスを提供

 

それぞれの企業の概要や特徴についてわかりやすく紹介していきます。

企業向けメタバース制作/開発スタートアップ

①ホロラボ:XRシステムやアプリの研究・開発

ホロラボ:XRシステムやアプリの研究・開発
(画像:ホロラボ)

ホロラボは、Microsoft HoloLensの日本発売日である2017年1月18日に設立されました。マイクロソフトが開発している複合現実プラットフォームであるWindows Mixed Realityなどのシステムやアプリケーションの研究・開発を行っています。また、Windows Mixed Realityなどの最新技術を簡単に理解できるような教育プログラムの開発も行っています。

 

新しい技術の研究だけでなく、展示やデモ、カンファレンスなどを通じて、他者と協力して新しい技術の普及や技術者同士の交流を促進しています。

②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発

メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発

メタバース総研は、企業向けのメタバース/XRのコンサルティング・開発を行っている会社です。

 

同社は、多数のメタバース/XR活用支援と国内最大級のビジネス向けメタバース/XRメディアの運営により培った、豊富な経験と知見を武器とする、高品質のコンサルティングから制作/開発までの一気通貫での支援を強みとしています。

 

さらに、各領域に強みを持つ、38名のクリエイター/エンジニアや12社のパートナー企業による強力な支援体制を有しており、各企業の目的や要望に合わせた、オーダーメイドでの制作/開発が可能な点も特徴です。

 

そのため、現状構想段階にあり事業・企画の立案から支援してほしい企業や、テンプレ的な設計ではなく自社ならではのメタバース/XRを制作/開発したい企業におススメです。

 

メタバース総研は豊富な経験とナレッジに基づき、各社様に合わせた先進事例や具体的な活用アイデアなどの最新ナレッジをご提供させていただいております。 メタバース/XR活用でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。 

メタバース/XRのビジネス活用個別無料相談会の詳細はこちら

③ハシラス:VRアトラクションの制作/開発

ハシラス:VRアトラクションの制作/開発
(画像:ハシラス)

ハシラスは、VRコンテンツ専門の制作会社です。なかでもハイエンドVRデバイスと独自のハードウェア・ソフトウェアを組み合わせたVRアトラクションの企画・制作の実績が豊富です。

 

ハシラスの強みは次の3点です。

  • ①豊富な導入実績・事例と圧倒的な体験ユーザー数
  • ②オリジナル体感ハードウェアの作成
  • ③ハイエンドVRの豊富なノウハウ

 

1点目の豊富な導入実績・事例と圧倒的な体験ユーザー数に関して、ハシラスは2014年からVRアトラクションの開発を行なっており、国内外問わず多数の施設にコンテンツを納入しています。多くの実績と、圧倒的な体験ユーザー数から得られるフィードバックにより、豊富な技術・知見を育んでいます

 

2点目のオリジナル体感ハードウェアの作成に関して、VR向けライドなどの体感ハードウェアを自主制作している点がハシラスのコンテンツ制作の特徴であり、良好な体感性やアテンド性、酔い防止などの最新の知見を盛り込んだハードウェアを継続的に開発しています。

 

3点目のハイエンドVRの豊富なノウハウに関して、ハシラスはハイエンドなVR機器をフル活用した体験価値の高いコンテンツ制作を得意としています。一般的な360度動画と異なり、現実の身体とVR空間が相互作用するコンテンツを実現可能です。アニメやマンガなどのIP活用においても、原作そのままの世界観に体験者自身が入り込んで活躍できるリッチなコンテンツ制作が可能です。

 

ハシラスは、株式会社サンシャインシティや株式会社リクルートテクノロジーズなどのハイエンドVRの制作支援をしています。

④NestVisual:クオリティの高い映像表現を活かしたデジタルコンテンツ制作

NestVisual:クオリティの高い映像表現を活かしたデジタルコンテンツ制作
(画像:NestVisual)

NestVisualは、XRやインタラクティブシステム、プロジェクションマッピングなど、様々なデジタルコンテンツの開発・制作会社です。

 

NestVisualは、映像コンテンツとテクノロジーのかけ合わせによる高品質な映像表現を強みとし、企業のニーズに応じたメタバースの開発を行っています。また、メタバース開発キットを活用した開発からオリジナルの開発まで、予算に応じたメタバース開発に対応しています。

⑤MESON:最先端のXR体験を構築するクリエイティブスタジオ

MESON:最先端のXR体験を構築するクリエイティブスタジオ
(画像:MESON)

MESONは、2017年9月に設立された、XR時代の最先端のユースケースやUXを設計するクリエイティブスタジオです。ゲーム開発、建築、文化、デザインなどのバックグラウンドを持つ多様な才能で構成されたチームです。

 

MESONが提供する「PORTAL」「AR City in Kobe」の2サービスが、世界最大のARカンファレンス「AWE award」でファイナリストにノミネートされました。ARソフトウェア製品がファイナリストにノミネートされるのは、日本ではMagicleap、Snapchatと並んで初めてのことです。

企業向けメタバースソリューション提供スタートアップ

⑥スペースデータ:衛星データや3DCGを駆使し仮想空間を構築

スペースデータ:衛星データや3DCGを駆使し仮想空間を構築
(画像:スペースデータ)

株式会社スペースデータは、「宇宙×データ」をテーマに研究開発を行うことを目的に設立された宇宙スタートアップです。「テクノロジーで新しい宇宙を創る」をビジョンに掲げ、衛星データや3DCG技術を活用し、仮想空間上にもう一つの世界を自動生成するAIアルゴリズムの開発を行っています。

 

スペースデータの高精度な3Dモデルは、デジタルツインを建築シミュレーションに活用する建築会社や仮想世界を舞台にしたゲームの開発会社など、多くの企業にソリューションを提供します。

⑦oVice:自由に動いて話しかけられるバーチャル空間の提供

oVice:自由に動いて話しかけられるバーチャル空間の提供
(画像:oVice株式会社)

oViceとはoVice株式会社が提供している自由に動いて話しかけられるバーチャル空間サービスです。主に企業向けに、「オンラインでのコミュニケーションを最大化」することを目指して開発されたバーチャル空間で、アバターを使ってオンライン画面上を自由に動いて自由に話しかけることができます。

料金プランはオフィス利用におすすめの継続利用とイベントにおすすめの単発利用があり、継続利用は月額¥5,500〜、単発利用は週額¥2,750〜で利用することができます。また、データダッシュボードもオプションとして月額¥5,500で追加することができます。

 

oViceの特徴としては大きく2点あり、1点目がアバター間の距離に応じて声の大きさが変化する点、2点目がひと目でバーチャル空間全体を把握できる点です。

 

1点目のアバター間の距離に応じて声の大きさが変化する点に関しては、アバターを使ってオンライン画面上を自由に動いて自由に話しかけることができ、自分のアバターに近い声は大きく、遠くの声は小さく聞こえる仕組みが導入されています。

 

2点目のひと目でバーチャル空間全体を把握できる点に関しては、上記の写真のようにバーチャル空間全体をひと目で見渡して、誰がどこにいるかを確認することができます。

 

これらの特徴が多くのユーザーに刺さり、利用企業数は2,034社以上、60,000人以上がoViceを利用しています。

 

※関連記事:メタバースオフィス「oVice」とは?リモートワークへのメリットも紹介

※関連インタビュー記事:バーチャルオフィスoviceとは?約4,000社に導入されるワケを広報担当者に直撃

⑧ambr:メタバース構築プラットフォーム「xamber」によるメタバース空間構築支援

ambr:メタバース構築プラットフォーム「xamber」によるメタバース空間構築支援
(画像:ambr)

ambrは、「ユーザー体験の最大化」を軸に、「xamber(クロスアンバー)」などのメタバース構築プラットフォームの開発・提供を行う企業です。

 

これまでに「virtual world ambr」「awabar.vr」、東京ゲームショウ初のVR会場「TOKYO GAME SHOW VR 2021」など、複数のVRSNS(バーチャルリアリティSNS)の企画・UXデザイン・システム開発を手掛けています。

⑨VRC:人体の3Dアバター化技術を活用した様々なソリューションを提供

VRC:人体の3Dアバター化技術を活用した様々なソリューションを提供
(画像:VRC)

VRCは、人の身体を3Dアバター化する技術やデジタルツインを活用し、様々なソリューションを提供するサービスを展開しています。

 

例えば、ヘルスケアの分野では、ボディデータとデジタルツインのデータを活用することで、身体の寸法を可視化することができます。体重が1kg減った際に自分の見た目がどのように変わるのかなど、未来の変化を可視化することで、健康意識の改善を図ることができます。

 

また、広告の分野では、例えば、ランニングシューズの広告でシューズを履いた自分がボルトと一緒にオリンピックの決勝で100M走を走るという体験をメタバース上で実現するなど、アバターやデジタルツインの活用により、消費意欲促進に繋げることが期待できます。

 

VRCは、物理的なボディデータを現在の検索履歴やアクセス履歴と同レベルで収集・活用することによって3Dアバターによる経済圏を広げ、日常のエンパワーメントにつなげていきたいとのことです。

 

※関連インタビュー記事:進化が加速する実写の3Dアバターがもたらすビジネスチャンスとは?

⑩リアルバーチャル:ビジネス向けに特化した活用のためのメタバースソリューションの提供

リアルバーチャルが提供する新感覚メタバース
(動画:リアルバーチャル)

リアルバーチャルは、メタバースを通して、リアルとバーチャルが融合する新しい世界の創造を目指し、主にビジネス向けのメタバース空間を提供しています。

 

企業向けに新卒採用やバーチャル店舗のためのメタバース空間の提供、学校向けにオンライン授業のためのメタバース空間の提供、自治体向けにメタバース観光の実施の支援などを行っており、ビジネス系メタバースで多くの実績を有しています。

⑪synamon:VR上であらゆるビジネス活動が可能になるソリューションの提供

synamon:VR上であらゆるビジネス活動が可能になるソリューションの提供
(画像:Synamon)

Synamonは、「XRが当たり前の世界」を実現するために、VR/ARをはじめとするXR領域のコンサルティング、XR製品の企画・開発を行う企業です。

すべての業務を仮想空間で行えるVRサービス「NEUTRANS」の開発など、最新技術の独自研究で培ったXR技術で、プロジェクトの立ち上げから開発・運用までワンストップでサービスを提供します。

⑫Symmetry:デジタルツインをフル活用したソリューションの提供

Symmetry:デジタルツインをフル活用したソリューションの提供
(画像:Symmetry)

Symmetryは、現実世界で起きている事象をデジタルデータに変換し、デジタルツイン上に再現するサービスを提供しています。IoTによるリアルタイムデータや人工衛星データをもとに現実で起こっている事象をそのまま反映し、デジタルツイン上で、現実世界のシミュレーションを行うことを可能とします。

 

例えば、都市計画の際の災害のシミュレーションに役立てたり、建築会社がデジタルツイン上で建築のシミュレーションを行い安全性を確認したり、小売り分野においてオペレーションの改善と店舗の少人化経営を図ったりするなど、様々な業界の企業に対し、デジタルツインのメリットを最大限に活用したソリューションを提供しています。

⑬イマクリエイト:VRを活用した注射手技の研修

イマクリエイト:VRを活用した注射手技の研修
(画像:イマクリエイト)

イマクリエイト社の提供する「VRワクチン注射シミュレーター」は、VR内に表示される模型に従うだけで、筋肉注射の手順を感覚的に習得することができる研修用のサービスです。座学や教材を用いた事前学習にシミュレーターを加えることで、手順のミス防止が期待されます。

 

実際の患者さんに注射の処置を行えるようになるためには、十分な練習が必要です。しかし、定期的にトレーニング用品を補充する必要があることや、多数の生徒が同時に練習することが困難であり、医療現場での悩みの種となっています。そこでイマクリエイトは「実生活と同じように自分の身体を使って練習する」というコンセプトのもと、このバーチャルトレーニングシステムを開発しました。

 

これにより、医学生は施設や設備の有無にかかわらず、いつでも、何度でもトレーニングが可能になりました。

消費者向けメタバースプラットフォーム運営スタートアップ

⑭クラスター:日本最大のメタバースプラットフォームを運営

クラスター:日本最大のメタバースプラットフォームを運営
(画像:Cluster)

クラスターは、他ユーザーとの交流を軸とするメタバースプラットフォーム「cluster」を運営するスタートアップです。

  

clusterでは、ユーザーは、他のユーザーや企業が製作したワールドで他ユーザーとの交流やゲームをして楽しんだり、自身もワールドを製作し、公開することができます。

 

バーチャル渋谷などの大規模イベントを開催したり、ポケモンやディズニーなどの有名企業とコラボしたりしており、知名度が高く、多くのユーザーをひきつけています。

 

2017年にリリースされたclusterは、総ダウンロード数100万超、累計動員数2,000万人超と、日本のメタバースプラットフォームとしては最大規模に成長しています。

 

※関連記事:日本最大のメタバースプラットフォームcluster(クラスター)とは?

※関連インタビュー記事:日本最大級のメタバースプラットフォームclusterが年間200社に選ばれるワケ

⑮Psychic VR LAB:XRコンテンツを作成・投稿できるプラットフォームを運営

Psychic VR LAB:XRコンテンツを作成・投稿できるプラットフォームを運営
(画像:PsychicVRLab)

PsychicVR Labは、XR(VR:仮想現実、AR:拡張現実、MR:複合現実)時代のクリエイティブプラットフォームの運営で知られています。ブラウザだけでXR空間を構築し、VR/AR/MRコンテンツを配信できるクラウドサービス「STYLY」を開発・提供しています。

 

また、STYLYは製作したXRコンテンツを他ユーザーに向けてシェアできる機能を有しています。

 

すべてのアーティストがXR空間を創造できる世界をつくることをミッションに、アート、ファッション、ライフスタイルに関わるインターフェースのXR化を推進します。多数の大企業と実証実験を実施したり、国土交通省の推進するまちづくりのDXに関するプロジェクトである「Project PLATEAU」にも参画するなど、先進的なXR技術のユースケースの創造に取り組んでいます。

⑯VARK:VR上でのライブイベントプラットフォームを提供

VARK:VR上でのライブイベントプラットフォームを提供
(画像:VARK)

VARKは、VR上で現実と同じようにライブイベントを楽しむことができるメタバースプラットフォームアプリケーションを提供しています。決まった時間に開かれるイベントに誰でも参加でき、そのイベントに「いる」アーティストのライブを、一体感を感じながら楽しむことができます。

 

「目の前で歌う」「一瞬で世界が変わる」など、バーチャルの可能性をフルに活用し、最高の体験を提供することを目指します。

消費者向けメタバースコンテンツ提供スタートアップ

⑰HIKKY:世界最大のメタバースイベントを主催

HIKKY:世界最大のメタバースイベントを主催
(画像:HIKKY)

HIKKYは、エンターテインメントVRを牽引する注目のクリエイターをメンバーとし、VR/AR領域の大規模イベントの企画・制作・プロモーション、パートナー企業との新規事業開発を主な事業として、業界の発展、クリエイターの発掘・育成を目的に2018年に設立された会社です。

 

HIKKYが2018年から開催している「バーチャルマーケット」は、2020年の国際的なVRアワードセレクション「VR AWARDS」のマーケティング部門で最優秀賞を、日本の「XR CREATIVE AWARD 2020」では大賞を受賞しました。

 

HIKKYの運営するバーチャルマーケットは、最新のテクノロジーを活用し、その発展を目指す仮想空間におけるユニークなイベントです。来場者は、会場内に展示された3Dアバターやモデルを自由に試着し、購入することができます。

 

また、バーチャルリアリティキャラクターに関する新しい技術や手法を研究するためのワークショップも複数開催されます。メタバース空間上でのイベントとしては世界最大規模を誇り、来場者数は100万人を超えるなど、ギネス世界記録にも登録されています。

 

※関連記事:バーチャルマーケットとはどんなイベント?出展企業や参加方法も解説

⑱Gugenka:MR/メタバースで生身の推しキャラと暮らせるサービスを提供

Gugenka:MR/メタバースで生身の推しキャラと暮らせるサービスを提供
(画像:Gugenka)

Gugenkaは、アニメやゲーム、キャラクターなどのIPを活用したVR/ARコンテンツの制作・配信を手掛けています。

 

Gugenkaの提供するHoloModelsは、フィギュアを通じて得ることのできる体験をデジタル空間の中で体験できるサービスです。スマホを通じて見るだけでは平面的な2次元の体験となってしまいますが、パススルー型のMRデバイスを通じてこれを見ることで、デジタル上の世界があたかもリアルの世界の中に共存しているような体験をすることができます。

 

MR対応によって、ユーザーは、等身大の推しキャラと暮らすような体験が可能になるなど、日常がデジタルで拡張される体験を提供することができます。

 

※関連インタビュー記事:MR/メタバースで生身の推しキャラと暮らせる時代がやってくる|Gugenka 三上氏

⑲Thirdverse:グローバル市場向けのVRゲームを開発

Thirdverse:グローバル市場向けのVRゲームを開発
(画像:Thirdverse)

Thirdverseは「10億人が暮らす新しい仮想世界を作る」というビジョンを掲げて設立されたスタートアップ企業です。日本とサンフランシスコに開発拠点を持ち、メタバース実現のため、グローバル市場向けのマルチプレイヤーVRゲームを開発しています。

 

世界初のVRマルチプレイ剣戟アクションゲーム『ソード・オブ・ガルガンチュア』をグローバルにリリース。メタバースにおける「第三の場所」を創造する「サードバースコンセプト」を推進しています。

⑳Mydearst:VRゲームの開発を行うスタートアップ

Mydearst:VRゲームの開発を行うスタートアップ
(画像:MyDearst)

MyDearestはモバイルVR業界をルーツとする、一般消費者向けにVRゲームの開発を行うスタートアップ企業です。「人生を変えるような物語体験をつくり、届ける」をミッションとして掲げています。

 

代表作に『東京クロノス』、Meta(旧Facebook)の大ヒットVRヘッドセット「Meta Quest 2(旧Oculus Quest2)」のローンチタイトルに選ばれた『ALTDEUS: Beyond Chronos』などがあります。2022年には、Meta Quest 2/Nintendo Switch™向けに新作『DYSCHRONIA: Chronos Alternate』を発売しました。

㉑double jump.tokyo:取引量世界1のブロックチェーンゲームをリリース

double jump.tokyo:取引量世界1のブロックチェーンゲームをリリース
(画像:double jump.tokyo)

double jump.tokyoは、NFT・ブロックチェーンゲーム専業開発会社であり、「My Crypto Heroes」「BRAVE FRONTIER HEROES」などのブロックチェーンゲームをリリースしています。

 

My Crypto Heroesは、暗号資産の一つであるイーサリアムをベースとしたブロックチェーンゲームで、取引高・取引量・DAUで世界1位を記録するほどの人気ゲームです。ユーザーは、ゲーム上で、NFT化したアイテムを交換したり、他のプレイヤーと対戦したりして楽しむことができます。

 

double jump.tokyoは、ブロックチェーンゲームを代表する企業として、ゲーム好きのユーザーが楽しめる様々なコンテンツを今後も生み出していくことが期待されています。

㉒BAL:アバター用のバーチャルファッションアイテムを制作・販売

BAL:アバター用のバーチャルファッションアイテムを制作・販売
(画像:BAL)

BALは、バーチャルファッションアイテムの制作・販売事業を展開しています。具体的にはVRChat上のアバターが着用可能なファッションアイテムを「only 4U」など複数のブランドにて制作・販売しており、既に100種類以上のアイテムをリリース、累計で10,000点以上を販売しています。

 

バーチャルファッションは、VRヘッドセットを着用しアバター姿で人が交流するVRChatなどのプラットフォ―ムの流行に伴い、市場が拡大しつつあります。メタバースが発展し、新たな生活圏となるためには、バーチャルファッションは必要不可欠な存在であり、大きなビジネスチャンスがあると考えられます。

 

BALは、より魅力的なバーチャルファッションアイテムを生み出すことで、誰もがファッションを楽しむことのできる世界の実現に貢献することを目指しているとのことです。

 

※関連インタビュー記事:「今若者にバーチャルファッションアイテムが売れるワケ」とは?

㉓MATRIX:人々をハンディキャップから解放するためにメタバースサービスを提供

MATRIX:人々をハンディキャップから解放するためにメタバースサービスを提供
(画像:MATRIX)

自動翻訳サービスなどを展開してきたMATRIXは、人々をハンディキャップから解放するという想いのもと、地理的・時間的・身体的制約を解決し得るメタバースへの参入を開始しています。

 

MATRIXは、「どこでもドア」というVR旅行を中心とした3Dの実写型メタバース空間を提供し、コロナ禍で実際の旅行に行けなくなったことを背景に、多くのユーザーから利用されました。

MATRIXのメタバースの特徴は、”リアル”なメタバースであることです。一般的なメタバース空間はゲームやアニメ調の3DCGで構成されているのに対し、MATRIXのメタバースは、メタバースでも実写でよりリアルな体験をしたいというニーズがあるという考えのもと、実写の3Dコンテンツにこだわりを持っています。

 

また、現在は、メタバース自動生成AI「Genesis」を開発中です。このAIは、例えば、「雪の降る砂漠にラクダが歩いている」などと話しかけるだけで、メタバース空間を自動生成できることを目指しています。このサービスが実現すれば、誰もが思い描いた理想郷で理想の生活が送れるようになり、大半の制約から解放され、より自由に生きられる時代に近づいていくと考えられます。

 

※関連インタビュー記事:自動翻訳サービス展開のメタリアルグループがメタバースに本格参入する理由とは?

企業がメタバースを活用する3つのメリット

企業がメタバースを活用する3大メリット

企業がメタバースを活用する代表的なメリットとして以下の3つが挙げられます。

 

  • ①新規事業の創出
  • ②マーケティング・ブランディングの強化
  • ③企業の社内業務の効率化

 

それぞれのメリットを分かりやすく紹介していきます。

①新規事業の創出

新規事業の創出 バンダイナムコ
(画像:バンダイナムコ)

1つ目のメリットは、メタバースサービスやイベントなどの新規事業の創出です。

メタバースを活用し新たなサービスを構築することで、ユーザーに対し現実に存在するもの/しないものを含め、仮想空間上に3Dの世界を構築することができるというメタバースならではの特徴を活かし、ユニークな体験を提供するサービスを提供することができます。

 

また、メタバース上でアーティストや企業を集めたイベントをすることで、入場券やデジタルコンテンツの販売など収益性の高い新たなビジネスを展開できることが挙げられます。

 

⇒関連サービス:メタバース総研の新規事業創出支援サービスはこちら

②マーケティング・ブランディングの強化

マーケティング・ブランディングの強化 三越伊勢丹
(画像:三越伊勢丹)

2つ目のメリットは、メタバースを活用したマーケティング・ブランディングの強化です。

メタバースが人々の生活に普及するにつれ、オフラインからオンラインへ、WebからSNSへと起こってきたのと同様の顧客接点のシフトが、メタバースでも起こると考えられます。

 

メタバースをマーケティング・ブランディングに活用することで、従来はオンラインでの実施が難しかった商品・サービスの販促やメタバースならではの体験を通じた強力なブランディングを行うことができます。メタバースは従来のWebページや動画と比べ伝えられる情報がリッチかつインタラクティブな体験を提供可能なため、ユーザーを惹きつけやすく幅広い業種での活用が進んでいます。

 

⇒関連サービス:メタバース総研のマーケティング向けメタバース/XR活用支援サービスはこちら

③企業の社内業務の効率化

企業の社内業務の効率化 DHL
(画像:DHL)

3つ目のメリットは、企業の社内業務の効率化です。

メタバース・デジタルツインを社内業務の効率化に活用することで、バリューチェーン全体や工程全体の最適化社員の作業のサポート、研修の効率化をすることができます。

 

メタバース上で現状存在しない施設や設備を設計し、シミュレーションを行うことで、最適な製造ラインや運用方法を特定したり、メタバースの特徴である3Dでの情報の表示により、AR/MRグラスで現場の作業員の作業をサポートしたり、VRグラスにより様々なシチュエーションを想定した研修を行ったりと多岐にわたる活用方法が存在します。

費用対効果・実現性が高いメタバース活用方法

メタバースの知見が不足しており、メタバース活用の企画や開発に課題を抱えていませんか?

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豊富な経験・ナレッジを活かした戦略・企画策定

3つの理由

数多くの企業様に対するコンサルティングや国内最大級のビジネス特化型メタバースメディアの運営で培った豊富な知見を活用し、成果につながる戦略・企画を策定します。

強力なパートナーシップによる最適なアプローチ設計

3つの理由

各領域の業界を代表するソリューション提供企業とのパートナーシップを構築。案件毎に中立的な立場から、費用対効果の高いアプローチを設計します。

経験豊富なクリエイター・エンジニア・コンサルタントによる並走支援

3つの理由

業界トップクラスの経験/スキルを有するクリエイター・エンジニア・コンサルタントから、最適なメンバーをアサイン。戦略立案から実行まで並走し、社内のリソース不足を解決します。

「課題や依頼内容が明確になっていない」、「社内で合意が取れていない」場合でも問題ございません。メタバース総研へのお問い合わせをお待ちしております。

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各社様のメタバース/XR活用に関する課題解決に向け、最新の市場動向や具体的な活用アイデアなどを、個別のオンラインMTGにて、無料でご紹介させていただきます。

 

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

株式会社メタバース総研(現・CREX)代表取締役社長。
慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却後、日本企業の海外展開/マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を創業・社長就任を経て、現職に。メタバースのビジネス活用に特化した国内最大級の読者数を誇るメディア「メタバース総研」の運営やメタバースに関するコンサルティング及び開発サービスの提供を行っている。著書に『はじめてのメタバースビジネス活用図鑑』(中央経済社)

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