【導入事例4選】ホロレンズ(HoloLens)でできることとは?

【導入事例5選】ホロレンズ(HoloLens)でできることとは?

関連技術の進歩やオンラインコミュニケーション需要の高まりなどを背景とし、今後急速に人々の生活や仕事に普及していくと考えられるMR。

そんなMRを利用するデバイスの代表格としてMicrosoft社が提供するホロレンズ(HoloLens)が挙げられます。

 

一方で、「名前は知っているけどどんなことができるのかまでは知らない」、「企業が具体的にどのように活用しているかを知りたい」という方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、ホロレンズでできることを導入事例を基にご紹介します。

本記事を読めば、ホロレンズのビジネス活用のヒントが得られると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。


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ホロレンズ(HoloLens)とは

ホロレンズ(HoloLens)とは
(画像:Microsoft)

ホロレンズ(HoloLens)とは、Microsoftが開発・提供するMR(複合現実)デバイスのことです。ホロレンズは、デバイスを通じて見える現実の世界にバーチャル上の3Dオブジェクトを重ねてみることのできるゴーグル型のMRデバイスです。

 

また、HololensはPCなどとの接続が不要で、単体で動作し、またコントローラーなどが不要でハンドジェスチャーなどを通じてアプリケーションの操作をすることが可能です。

 

ホロレンズを装着しながら企業向けのビジネスアプリケーションを活用することで、業務効率化が図れるため、製造業や建設業、物流業や医療現場など幅広い業界での活用が広がっています。

そもそもMR(複合現実)とは

そもそもMR(複合現実)とは VR,ARとの違い

MRとはMixed Realityの略称で、別名複合現実とも呼ばれます。

 

ARとVRをかけあわせた概念で、リアルの世界にデジタルのオブジェクト(情報/コンテンツ)が表示された上で、手などを使ってオブジェクトを直観的に操作できる技術のことを指します。名前の通り、現実世界と仮想世界がミックスされたような体験をすることができます。そのため、MRはVRやARに比べ、医師の手術の支援や工場での作業支援など、より業務寄りの活用がなされる傾向にあります。

  
MRとVR・ARの違いについてはこちらの記事をご覧ください。

参照:arm Blueprint-xR, AR, VR, MR: What’s the Difference in Reality?

各業界でのホロレンズ(HoloLens)導入事例4選

ホロレンズ(HoloLens)の導入事例として以下の4つが挙げられます。

 

  • ①製造業界:TOYOTAが車両整備の研修・効率化に活用
  • ②製造業界:ベンツがトレーニングセンターに100台以上を導入
  • ③建設業界:東急建設が建物の完成イメージの共有に活用
  • ④食品業界:サントリーが研修や現場での作業の効率化に活用

 

それぞれの事例に関して、わかりやすく紹介していきます。

 

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①製造業界:TOYOTAが車両整備の研修・効率化に活用

TOYOTA transforms its business with Microsoft HoloLens
(動画:TOYOTA)

トヨタ自動車は、全国56の販売店で車両整備の研修・作業のサポートにHololens2の導入を行いました。

 

従来の作業整備の研修や作業時に参考にする情報は、2Dの図面などによって共有されていましたが、立体的な作業が求められる現場には不十分でした。そこで、Hololens2を活用することで、車両の各所に合わせて表示されるデジタルオブジェクトを参考にしながら点検・修理作業を行うことで、作業ミスの抑制や作業の効率化を実現しました。

 

また、Hololens2の導入により、円滑な遠隔地と現場のコミュニケーションが行えるため、専門家が遠隔地の現場に対して作業指示を出すなどの連携も可能になりました。

②製造業界:ベンツがトレーニングセンターに100台以上を導入

製造業界:ベンツがトレーニングセンターに100台以上を導入
(画像:ベンツ)

ベンツは、研修の学習効率向上やコスト削減のため、自社のトレーニングセンターに100台以上のHololensを導入しています。

 

ベンツのトレーニングセンターでは、修理作業員の修理技術の取得や販売員の新車の特徴の理解のために、Hololensを通じたMR教育コンテンツを活用しています。このコンテンツを利用することで、車両の内部構造を3Dのデジタルオブジェクトとして確認でき、複雑な構造を直観的に理解することができるとのことです。

 

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③建設業界:東急建設が建物の完成イメージの共有に活用

建設業界:東急建設が建物の完成イメージの共有に活用
(画像:東急建設)

東急建設は、設計者や現場の作業員、また外部の発注者など様々な関係者が共通の建物の完成イメージを持つことで、施工の品質や効率を高めるためにHololensの活用を進めています。本取り組みには、Hololens上でAzure Remote Renderingという、3Dモデルをクラウド上でレンダリングし、それをストリーミングすることで、リアルタイムにHoloLensのデバイスに表示できるサービスが活用されています。

 

この活用により、発注者、設計者、施工者間での認識のズレを防ぐことができ、施工品質の向上や無駄な手戻りの削減による業務効率化を実現することができます。

④食品業界:サントリーが研修や現場での作業の効率化に活用

食品業界:サントリーが研修や現場での作業の効率化に活用
(画像:サントリー)

サントリーは新入社員の研修や現場での作業の効率化にHololensを活用する試みを進めています。

 

サントリーは商品需要の増加による多くの新入社員のスキルアップと、複雑化する作業工程への対応を進める必要がありました。そこで、Hololensを活用することで200段階に渡る作業手順をMRで学ぶことのできるアプリケーションを新入社員向けに実証的に開発しました。実証の成果として、従業員がタスクを習得するまでの時間を最大で70%削減する可能性があるとのことです。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却した後、日本企業の海外マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を設立して代表取締役社長に就任。メタバースのビジネス活用を支援するメタバース総研を設立して代表取締役社長に就任。

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