【初心者必見】VRのやり方とは?おススメのゴーグルやアプリも紹介

関連技術の進歩などを背景とし、今後急速に人々の生活や仕事に普及していくと考えられるVR。
その注目度の高さから、国内外の幅広い業界の企業が参入を発表・検討しています。

 
一方で、VRのビジネス活用を検討している方のなかでも、「VRを手軽に試してみたい」、「VRでどんなことができるのか知りたい」という方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、VRを体験する方法やVRでできること、おススメのサービスを初心者の方向けにご紹介します。

 
本記事を読めば、VRを体験するために必要な情報を効率良くキャッチアップできると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。


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そもそもVR(Virtual Reality:仮想現実)とは?

そもそもVR(Virtual Reality:仮想現実)とは? MR、ARとの違い

VRとはVirtual Realityの略称で、別名仮想現実とも呼ばれます。最先端の3DモデリングやVRデバイス等の技術により、まるでその世界に入り込んでいるかのように感じられる、デジタル上の仮想空間を提供する技術のことを指します。

 
様々なユースケースの中でも特にゲームの使用を中心に利用が拡大しており、まるでゲームの世界に入り込んだかのような没入感・臨場感を感じながらプレイすることができます。

 

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VRでできること5選

VRでできることとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①VRゲームを楽しむ
  • ②動画や映画を見る
  • ③フィットネスをする
  • ④バーチャルSNSを楽しむ
  • ⑤仕事をする

 

それぞれについて分かりやすく紹介していきます。

①VRゲームを楽しむ

VRゲームを楽しむ Meta
(画像:Meta)

Meta Quest 2では、RPG、アクション、アドベンチャー、シミュレーション、レーシング、リズム、ホラーなどの様々なVRゲームで遊ぶことが出来ます。

 

Meta Quest 2には、App Storeのような、ゲームやアプリが販売されているページがあり、そこで無料・有料のゲームをインストールすることができます。

 

Meta Quest 2でできるゲームで最も有名なゲームの一つががBEAT SABERというゲームです。BEAT SABERはビート(小さなキューブ)を斬って楽しむVRリズムゲームで、子供から大人まで楽しめる設計になっています。BEAT SABERの価格は2,900円です。

②動画や映画を見る

動画や映画を見る Meta Quest 2
(画像:YouTube-VR Gorilla)

Meta Quest 2では、動画や映画を見ることもできます。Meta Quest 2では、YouTube、Netflix、Amazon Prime Video、DMMをインストールすることができ、YouTube等にアップロードされているVR用の360度動画を楽しんだり、メタバース空間内にまるで映画館のような大画面を設置して2Dの映画を楽しむこともできます。また、VARKなどのライブ配信サービスで、VTuberやアーティストのライブを楽しむこともできます。

③フィットネスをする

(画像:ダンスセントラル)

Meta Quest 2では、フィットネスをすることもできます。Meta Quest 2には、小さなキューブを斬って楽しむVRリズムゲーム「BEAT SABER」やナイトクラブに行った気になれる「ダンスセントラル」など、VRならではの強みを活かしたフィットネスアプリがたくさんあります。また、Meta Quest 2は完全ワイヤレスであるため、コードなどを気にせずに楽しむことが出来ます。

また、消費カロリーを測る機能もついているため、ダイエット目的にも活用することが出来ます。

④バーチャルSNSを楽しむ

バーチャルSNSを楽しむ VRChat
(画像:VRChat

Meta Quest 2では、バーチャルSNSを楽しむこともできます。初心者の方に最もおすすめのバーチャルSNSはVRChatです。VRChatとは、VR上で世界中の人々とコミュニケーションが取れる、世界最大のソーシャルVRプラットフォームで、好きなアバターの姿でチャットや音声通話、身振り手振りなどを通じてコミュニケーションを取ることができます。また、ユーザー自身がワールドを作成したり、そこでイベントを開いたりすることもできます。

VRChatを通して、世界中に友達を作ることが出来るので是非試してみてください。

⑤仕事をする

仕事をする Meta
(画像:Meta)

Meta Quest 2では、Meta社の提供するバーチャル会議室サービスHorizon Workroomsや仮想ディスプレイサービスImmersedを使い、メタバース上で仕事をすることができます。メタバース空間で、まるでオフラインにいるかのようなMTGができたり、ディスプレイを好きな数だけ活用することができるなど、様々なメリットがあります。一方で、前述の通り、Meta Quest 2は重さが一定あるため、現時点では1時間程度仕事をすると、重さを感じるようになるため、長時間のデスクワークは厳しいです。

VRを楽しむために必要なものとは

VRを楽しむためには以下のいずれかのデバイスが必要です。

 

  • ①スマホ・PC
  • ②VRヘッドマウントディスプレイ

 

それぞれのデバイスの利用方法やメリット・デメリットについて分かりやすく紹介していきます。

①スマホ・PCでのVRの利用

スマホ・PCでのVRの利用 RecRoom
(画像:Rec Room)

スマホ・PCでVRを利用する際は、専用のアプリまたはWebサイトからVR空間にアクセスし、スマホ画面の十字キーやPCのマウスで操作します。

 

メリットとしては、とにかく手軽にVRを利用できる点です。VRを体験するためにわざわざ新たにデバイスを購入する費用や手間がかかりません。

 

一方デメリットとしては、VRへの没入感を感じにくい点です。VRとはいえ、スマホやPCのスクリーンを通じ3DCGを視聴する形になるので、VRを利用する最大のメリットの1つであるVR空間・コンテンツに没入できる感覚があまり感じられない傾向にあります。

②VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)でのVRの利用

VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)でのVRの利用 Meta
(画像:Meta)

VRヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)でVRを利用する際は、専用のアプリからVR空間にアクセスし、VRヘッドマウントディスプレイを頭に装着した状態で、付属のコントローラーで操作することが一般的です。

 

メリットとしては、VRへの没入感を感じることができる点です。

一方デメリットとしては、ある程度高額のデバイスを購入する必要がある点と装着に一定の身体的負担を要する点です。

 

一般向けVRHMDとして最も普及しているMetaQuestでも最低価格は約6万円からと手軽に購入できる価格ではありません。

また、VRHMDは関連技術の進歩により、小型・軽量化が進んできているとはいえ、またまだ長時間装着するには身体への負担が大きいのが現状です。

おススメのVRアプリ・サービス10選

おススメのVRアプリ・サービス10選

VRを簡単に体験できるアプリ・サービスとして以下の10つが挙げられます。

 

  • ①VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム
  • Fortnite:3億人がハマるVRバトルロイヤルゲーム
  • Roblox:VR上のゲームプラットフォーム
  • ④TheSandbox:NFTゲームプラットフォーム
  • Decentralandブロックチェーンを活用したVRプラットフォーム
  • ZEPETO:スマホで簡単に3Dアバターを作って遊べるアプリ
  • cluster:日本最大のVRプラットフォーム
  • ⑧Rec Room:マルチプレイのVRソーシャルゲーム
  • STYLY:XRコンテンツを作成・投稿できるプラットフォーム
  • ⑩REALITY:アバターを用いたライブ配信プラットフォーム

 

それぞれのVRサービスの概要についてわかりやすく解説していきます。

 

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①VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム

VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム
(画像:VRChat)

VRChatとは、VR上で世界中の人々とコミュニケーションが取れる、世界最大のソーシャルVRプラットフォームです。ユーザーは、好きなアバターの姿でチャットや音声通話、身振り手振りなどを通じてコミュニケーションを取ることができます。また、コミュニケーションはVRChat内に存在する無数のワールドと呼ばれるバーチャル空間内で行われ、ユーザー自身がワールドを作成したり、そこでイベントを開いたりすることもできます。

 

VRChatはPCからもアクセス可能ですが、Meta QuestなどのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)からアクセスすることで、まるで同じ部屋にいる人と会話しているような体験をすることができます。

 

2022年1月には同時接続者が過去最高の約4.2万人にまで上り、世界を代表するVR/VR空間に成長しています。

②Fortnite:3億人がハマるVRバトルロイヤルゲーム

Fortnite:3億人がハマるVRバトルロイヤルゲーム
(画像:Fortnite)

Fortniteとは、​​小さな島で100人のプレイヤーと戦って最後まで勝ち残ることを目指すバトルロイヤルゲームです。一般的に知られてはいないですが、Fortnite内にはバトルロイヤル以外にも3つのゲームモードがあり、それぞれ「ゼロビルド」(建築なしのバトルロイヤル)、「クリエイティブ」(ユーザーが制作したゲーム)、「世界を救え」というゲームモードになります。ゲーム内でリアルタイムでのユーザー同士のコミュニケーションが活発に行われている点やアーティストのライブなどゲーム以外での利用もされている点から、世界を代表するVRの1つとも言われています。

 

基本的には無料で複数人でプレイできること、簡単な操作でゲームを楽しめること、コロナウイルス感染拡大により余暇時間が生まれたことなどにより、小学生を中心に世界中で爆発的に流行な流行を見せています。

 
2017年にリリースされたFortniteは、現在総ユーザー数約3.5億人、月間アクティブユーザー数はピーク時で6,200万人と、圧倒的なユーザー数をかかえるVRへと発展しており、未上場ではありますが時価総額は約4兆円まで到達しています。

③Roblox:VR上のゲームプラットフォーム

Roblox:VR上のゲームプラットフォーム
(画像:Roblox)

Robloxとは、他ユーザーが作成した様々なゲームをプレイしたり、ユーザー自身もゲームを作成することのできる、ゲームプラットフォームです。利用されるゲームの全てがユーザー自身によって作成されていることから、「ゲーム版のYoutube」とも評されています。

 

また、ゲーム内でリアルタイムでのユーザー同士のコミュニケーションが活発に行われている点やゲーム内のアバターやアイテムを売買する経済圏が成立していることなどから、世界を代表するVRの1つとも言われています。

 

基本的には無料で複数人でプレイできること、簡単な操作でゲームを楽しめること、コロナウイルス感染拡大により余暇時間が生まれたことなどにより、小学生を中心に世界中で爆発的に流行な流行を見せています。

 
2004年にリリースされたRobloxは、現在総ユーザー数約2億人、デイリーアクティブユーザー数は約5000万人と、圧倒的なユーザー数をかかえるVRへと発展しています。また、Roblox上でやり取りされる仮想通貨「Robux(ロバックス)」の流通額は2021年時点で年間約3兆円を記録しており、2021年3月の米ナスダック上場時の時価総額は最大3兆円規模に達しました。

④TheSandbox:NFTゲームプラットフォーム

TheSandbox:NFTゲームプラットフォーム
(画像:TheSandbox)

TheSandboxとはボクセル(3次元のピクセル)によって構成されるNFTゲームプラットフォームです。マインクラフトのようにボクセル(3次元のピクセル)を積み重ねてVR上にゲームを作ることができ、ユーザーが作成したゲームで遊ぶことができたり、ユーザー間でのコミュニケーションを楽しむことができます。

 

特徴としては、イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としている点、SANDという独自の暗号通貨を持っている点、SANDを用いてLAND(ランド)と呼ばれる土地やアバター、ゲームを作る上で必要な素材、アイテムなどをNFTマーケットプレイスで売買することができる点が挙げられます。

 

2012年にリリースされたTheSandboxは、2018年にAnimoca Brandsが買収してイーサリアムのブロックチェーン技術が導入されました。以降、ユーザー数が増加してダウンロード数は4,000万回、月間アクティブユーザー数は100万人を超えました。2020年3月にはスクウェア・エニックスなどから201万ドルの出資を受けるなどThe SandBoxは165以上のブランドとパートナーシップを結んでおり、今後の発展が期待されています。

⑤Decentraland:ブロックチェーンを活用したVRプラットフォーム

Decentraland:ブロックチェーンを活用したVRプラットフォーム
(画像:Decentraland)

Decentralandとはブロックチェーンを活用したVRプラットフォームです。Decentralandはブロックチェーンの技術を活用しているため、VRを活用して利益を上げようとしている人たちから大きく支持されています

 

特徴としては、MANAという独自仮想通貨がある点、ゲームの開発経験がない人でも簡単にゲームやアイテムを作成できるなどクリエイター機能が充実している点や、「DAO(分散型自立組織)」による運営がなされてい点が挙げられます。クリエイター機能でアイテムやコンテンツをつくることだけでなく、その機能を通じてNFTを作成して、MANAを使ってNFTマーケットプレイスで売買することができます。

 

2015年にリリースされたDecentralandは、2021年初頭にはわずか4万人だったユーザー数が、現在は80万人に増えており、今後も増える見通しが高い。また、2022年3月にはニューヨークやロンドンで開催される「ファッションウィーク」を模したイベント「Metaverse Fashion Week」を開催し、Dolce and GabannaやHugo Boss、Tommy Hilfigerなどの有名ブランドが参加するなどして大いに盛り上がりました。

⑥ZEPETO:スマホで簡単に3Dアバターを作って遊べるアプリ

ZEPETO:スマホで簡単に3Dアバターを作って遊べるアプリ
(画像:ZEPETO)

ZEPETOとは、自分好みのアバターを簡単に作成し、他ユーザーと交流したりゲームを楽しんだりできるVRアプリです。

 

他にもアバターを作成できるアプリは多数存在しますが、カスタマイズのバリエーションの豊富さや操作のしやすさなどが理由で、ZEPETOは多くの若者から支持を集めており、ユーザ―数は3億人を突破しています。

 

また、1つのアプリ内でアバター作成、チャット/通話でのコミュニケーション、画像・動画投稿、ゲームなど、現代の若者が毎日のように利用する体験を提供している点も人気の理由の1つとなっています。

⑦cluster:日本最大のVRプラットフォーム

cluster:日本最大のVRプラットフォーム
(画像:cluster)

clusterとは、ワールド(=バーチャル空間)を作ったり、ワールドで遊ぶことができるVRプラットフォームです。ユーザーによって作られたワールドが40,000以上あり、そのワールドに入って遊ぶことができます。

 

また、総ダウンロード数100万回以上、バーチャル渋谷などの大規模イベントが開催されていること、ポケモンやディズニーなどの有名企業とコラボしていることなどから、日本最大のVRプラットフォームと言われています。

 

2017年にリリースされたclusterは、現在総ダウンロード数100万回以上、累計総動員数は800万人と、国産のVRプラットフォーム内では圧倒的なユーザー数をかかえるVRへと発展しています。また、clusterの合計資金調達金額は15億円を超えており、テレビ朝日ホールディングス、Wright Flyer Live Entertainment、グローバル・ブレイン、KDDIなどが出資しています。

 

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⑧Rec Room:マルチプレイのVRソーシャルゲーム

Rec Room:マルチプレイのVRソーシャルゲーム
(画像:Rec Room)

Rec RoomとはマルチプレイのVRソーシャルゲームです。Rec Roomは「VRChat」や「cluster」などのVRと同じようにユーザーが作成したルームが数多く存在しており、ルームに入ることで、ゲームをしたり、チャットをしたりすることができます。ルームは、「オンライン対戦」、「クエスト」、「ホラー」、「ハングアウト(お出かけ)」、「アート鑑賞」などのカテゴリーがあり、好きなモードを選択して遊ぶことが出来ます。また、

 

2016年にリリースされたRec Roomは、現在総ユーザー数約7,500 万人、月間アクティブユーザー数はピーク時で300万人と、数多くのユーザー数をかかえるVRへと発展しており、未上場ではありますが時価総額は約1750億円まで到達しています。

⑨STYLY:XRコンテンツを作成・投稿できるプラットフォーム

STYLY:XRコンテンツを作成・投稿できるプラットフォーム
(画像:STYLY)

STYLYは、ブラウザだけでXR空間を構築し、VR/AR/MRコンテンツを配信できるクラウドサービスです。ユーザーは、STYLYを活用することで、コンセプチュアルなショップ空間やインスタレーション、ギャラリーなど多彩な空間を構築できます。

 

STYLYを運営するPsychic VR Labは、すべてのアーティストがXR空間を創造できる世界をつくることをミッションに、アート、ファッション、ライフスタイルに関わるインターフェースのXR化を推進しています。多数の大企業と実証実験を実施したり、国土交通省の推進するまちづくりのDXに関するプロジェクトである「Project PLATEAU」にも参画するなど、先進的なXR技術のユースケースの創造に取り組んでいます。

⑩REALITY:アバターを用いたライブ配信プラットフォーム

REALITY:アバターを用いたライブ配信プラットフォーム
(画像:REALITY)

REALITYは、アバターを用いたライブ配信を軸としたVRプラットフォームです。

 

自分だけのオリジナルアバターを作成し、モーションキャプチャー技術を用いたリアルなライブ配信で視聴者とコミュニケーションを取ったり、アバターが受け取るギフトでマネタイズするなど、簡単操作で楽しめるスマートフォン向けVRです。5GやVR/ARを見据えたエンタテインメントの未来像を実現しています。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

株式会社メタバース総研(現・CREX)代表取締役社長。
慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却後、日本企業の海外展開/マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を創業・社長就任を経て、現職に。メタバースのビジネス活用に特化した国内最大級の読者数を誇るメディア「メタバース総研」の運営やメタバースに関するコンサルティング及び開発サービスの提供を行っている。著書に『はじめてのメタバースビジネス活用図鑑』(中央経済社)

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