【事例9選】メタバースを学習に活用する4大メリットや注意点を解説

近年、Facebookのmetaへの社名変更をきっかけに注目を集めるメタバースですが、広く利用される用途はゲーム・エンタメである一方で、3Dの没入型の体験を提供できる相性の良さから、学校や自宅での学習への活用も注目を集めています。

  

一方で、「学習にメタバースを活用する方法がわからない」「学習にメタバースを活用した事例を知りたい」という方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、メタバースを学習に活用するメリットや事例を分かりやすくご紹介します。

 

本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。

 

  • メタバースを学習に活用することを検討している
  • 学習にメタバースを活用するメリットを知りたい
  • 学習へのメタバース活用事例をおさえておきたい

 

本記事を読めば、学習にメタバースを活用するメリットから事例まで一気にキャッチアップできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。


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目次

そもそもメタバースとは

そもそもメタバースとは VRChat
(画像:VRChat

メタバースとは一言でいうと、人々が様々な活動を行うことのできるインターネット上の3次元の仮想空間のことを指します。

 

メタバースの語源は「超越」を意味する「meta」と「世界」を意味する「universe」を組み合わせた造語だと言われています。メタバースという言葉が世界で初めて使われたのは、1992年にニール・スティーヴンスン氏が発表したSF小説「スノウ・クラッシュ」です。

 

メタバースにおいて、ユーザーはアバターと呼ばれる自身の分身の姿でメタバース空間にアクセスし、他のユーザーとコミュニケーションや経済活動を行うことができます。例えば、集まって会話をしたり、イベントやスポーツ、買い物などを楽しむことができます。

 

一般ユーザーに広く普及しているメタバースサービスとして、「Fortnite」や「Roblox」、「どうぶつの森」などのゲーム型のメタバース、「VRChat」や「Cluster」などのSNS型のメタバースが挙げられます。

 

メタバースへのアクセス方法としては、スマホやPCからもアクセス可能ですが、Apple Vision ProやMeta Questのようなヘッドマウントディスプレイからアクセスすることにより、より世界に没入したような体験が可能になります。

 

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学習へのメタバース活用が注目される3つの理由

学習へのメタバース活用が注目される3つの理由

メタバースの学習への活用が注目される理由として以下の3つが挙げられます。

  • ①メタバースへの注目度の高まり
  • ②メタバースと学習分野の相性の良さ
  • ③学校での学習のIT化

それぞれの理由についてわかりやすく紹介していきます。

①メタバースへの注目度の高まり

メタバースへの注目度の高まり Meta
(画像:Meta)

フェイスブック社が昨年10月にメタ社への社名変更と年間約1兆円の投資計画を発表したことをきっかけに一気に注目を集めるメタバース。メタ社以外にも、GoogleやAppleなどのBigtechが積極的にテクノロジ開発や事業開発に取り組んでいる領域です。

 

メタバースの代表的なユースケースとしてはFortniteなどのゲーム、DecentralandなどのNFTを中心とした投資、VR ChatなどのSNSなどが存在しますが、それ以外にも幅広い業界の国内外のトップ企業がメタバース領域への参入を発表しています。

②メタバースと学習分野の相性の良さ

直近はゲームやSNSなどでの活用が注目されるメタバースですが、学習分野への活用も期待されています。3Dの仮想空間という特徴を活かし、テキストベースでは理解しづらいコンテンツを3Dで表示したり、通常は再現が難しい危険な環境を再現したりすることが可能です。

 
それもそのはずで、メタバースのベースとなるVR(仮想現実)は元々、戦時のパイロットのフライトシュミレーターが始まりとされており、元々教育や研修を目的に開発された技術で、そのVRが発展して現在のメタバースに繋がっているのです。

③学校での学習のIT化

欧米と比べまだまだ遅れを取っている、教育のIT化ではありますが、政府が2020年度までに全国の小中学校で1人1台のPCの整備を目指すことを発表するなど、日本でも徐々にIT化に向けた動きが始まっています。

 
また、新型コロナウイルスの感染拡大により、リモートでの授業の実施をせざるを得なくなり、教師側、生徒側ともにオンラインで授業を行う抵抗感もかなり弱まっているのではないでしょうか。ITを活用した学習環境が整備されつつあることで、メタバースの活用が進む土壌が整備されつつあると言えます。

 

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学習にメタバースを活用する4大メリット

学習にメタバースを活用する4大メリット

メタバースを学習に活用するメリットとして主に以下の4つが挙げられます。

  • ①3Dコンテンツによる学習効率の向上
  • ②学習の時間的・地理的制約からの解消
  • ③自由に失敗できる環境の提供
  • ④非常時のシチュエーションを再現可能

それぞれのメリットについてわかりやすく紹介していきます。

①3Dコンテンツによる学習効率の向上

従来の教材は2Dであり、直感的に理解することが困難でした。3Dコンテンツは、生体の臓器の構造や機械の操作方法などの立体的な学習内容の理解を促進することができます。

また、3Dコンテンツだけでなく、アニメーションも学習用として活用されています。これにより、学習効率の向上が期待されます。

②学習の時間的・地理的制約からの解消

バーチャルトレーニングは、柔軟な働き方と学び方を可能にします。現場のオフィスや海外の研修先など、仮想空間に場所を設定することで、これまで屋外で行わなければならなかった研修をオフィス内で行うことができ、研修の時間も柔軟に変更することができます。同時に、実際に人がイベントで必要とする時間も大幅に削減することができます。

 
新型コロナウイルス感染の影響で、リモートワークが一般的になるなか、メタバースなどの先端技術を活用した学校教育・研修現場のアップデートは更に注目を集めそうです。

③自由に失敗できる環境の提供

メタバースは、思考力や分析力、創造力や想像力を養う教育環境を実現します。さらに、教師は、ゲームやクイズを作成する機能など、メタバースのインタラクティブな機能を通じて、授業を充実させることができます。


また、実験道具など物理的な器材を用いて行う教育も、仮想空間上であれば失敗しても身体的な危険にさらされる心配がありません。

 

そのため、現実の世界であればミスが命取りとなるような実験でも、メタバース上であれば子供たちに失敗を気にせず挑戦してもらうことが可能です。この「自由に失敗できる」という観点はメタバースの教育分野への活用において非常に重要なポイントであり、従来の減点主義の教育を変え、子供たちの自由な好奇心や発想を基にした加点主義の教育への変換点となるかもしれません。

④非常時のシチュエーションを再現可能

メタバースではまるで現実だと勘違いしてしまうような没入感のある環境を構築することができます。これにより、従来の技術では再現の度合いや危険性などの点で困難であったり、再現できたとしても費用が高額であったりした非常時のシチュエーションを、比較的安価に再現することが可能になります。

学習へのメタバース活用事例9選

学習へのメタバース活用事例9選

メタバースの学習への活用事例として以下の9つが挙げられます。

 

  • ①Labstar:メタバース上で理科実験ができる世界最大のプラットフォーム
  • ②スタンフォード大学:メタバース上での講義を実施
  • ③富士ソフト:バーチャル教育空間を開発・提供
  • ④角川ドワンゴ学園:メタバースを活用した授業を実施
  • ⑤VictoryXR:VR技術を活用したメタバース上の大学を設立
  • ⑥認定NPOカタリバ:メタバース空間を活用した不登校支援
  • ⑦株式会社サイバーフェリックス:楽しく英語を学べるメタバース英会話
  • ⑧文星芸術大学:メタバース教室での共同講義
  • ⑨AOIメタバース校:メタバースを活用した総合選抜専門塾

 

それぞれの事例についてわかりやすく紹介していきます。

 

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①Labstar:メタバース上で理科実験ができる世界最大のプラットフォーム

Labstar:メタバース上で理科実験ができる世界最大のプラットフォーム
(画像:Labstar)

Labstarは、VR上で最先端の様々な理科実験を低コストで実施できるプラットフォームです。通常高度な理科実験は設備や費用、安全性などの関係から実施が限られることが多い一方で、こちらのプラットフォーム上ではバーチャルに再現することで、いつでもどこからでも低コストで実施することが可能です。

このメリットから多くの高校や大学に導入され、500万人以上の学生がこちらのプラットフォーム上で学習を進めています。

 

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②スタンフォード大学:メタバース上での講義を実施

スタンフォード大学:メタバース上での講義を実施
(画像:スタンフォード大学)

スタンフォード大学は、Meta(旧Facebook)が開発した「Virtual People」というVRを活用した教育カリキュラムを導入しました。2021年から始まったこのプログラムには数百人の学生が参加し、年間約150日間の授業がVR空間内で行われています。学生は同社製のVRヘッドセット「Oculus Quest 2」を使い、ほぼ全ての内容をVR上で学習しています。

③富士ソフト:バーチャル教育空間を開発・提供

富士ソフト:バーチャル教育空間を開発・提供
(画像:富士ソフト株式会社)

富士ソフト株式会社は2022年3月に教育機関向けに特化したバーチャル教育空間「FAMcampus」の提供を開始しました。
FAMcampusは、オンライン授業前・中・後のコミュニケーション活性化に向け、オンライン授業のデメリットに対応した細部までこだわり抜かれた体験設計がなされている点です。
特徴としては以下の3点が挙げられます。

 

1.教育用に設計された、リアルの教室さながらの仮想空間
生徒はアバター姿でリアルの教室さながらの仮想空間にアクセスし、生徒や先生の存在を対面同様に身近に感じながら、モチベーション高く学習に取り組むことができます。

 

2.アバターをぶつけるだけで簡単にビデオ通話が可能
授業の前後の時間などに、生徒と気軽かつ簡単にコミュニケーションを取ることができ、気になった生徒に対し個別に丁寧なフォローすることができます。

 

3.コミュニケーション活性化に向け教室以外のスペースも充実
教室だけでなく、休憩スペースや面談室、廊下などが用意されてあり、コロナ禍でもリアルの学校のような、自然発生的なコミュニケーションを取ることができます。

 

これらの特徴により、生徒自身のモチベ―ションを高めながら、きめ細やかな指導を行うことが可能となっており、既に早稲田スクールや学研グループなど、様々な学習塾に導入されています。

 

FAMcampusについての詳細・お問い合わせはこちらをご覧ください。

④角川ドワンゴ学園:メタバースを活用した授業を実施

角川ドワンゴ学園:メタバースを活用した授業を実施
(画像:角川ドワンゴ学園)

IT企業ドワンゴの運営する通信制高校である角川ドワンゴ学園の普通科では、2021年4月からVRによる授業が導入されています。VR内で学習できるようにVRヘッドセットを配布し、同校で販売されている教材の大半はVRに対応しています。これまで紙の読み書きを覚えることが中心だった授業が、3D教材や史跡に触れるなど、疑似体験に重点を置いた授業に変わりました。

⑤VictoryXR:VR技術を活用したメタバース上の大学を設立

VictoryXR:VR技術を活用したメタバース上の大学を設立
(画像:VictoryXR

VictoryXRは、VRおよびARの教育ソリューションを提供する企業です。VictoryXRは、デジタルツイン技術を使用して既存のキャンパスをデジタル化し、メタバースの中で新しい学習環境を提供することを目指しています。VictoryXRはMeta社と提携し、「メタバーシティ」と呼ばれるVR技術を活用したメタバース上の大学を複数設立しています。生徒はVRヘッドセットを通じてリモートで講義を受けることが可能です。VictoryXRのCEOであるSteve Grubbs氏はVRのより没入感のある学習環境を提供することで、生物、化学、歴史などを学ぶ学生の学習体験を向上させることができると述べています。

 

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⑥認定NPOカタリバ:メタバース空間を活用した不登校支援

認定NPOカタリバ:メタバース空間を活用した不登校支援
(画像:NPOカタリバ

認定NPOカタリバは、不登校の子供たちの新たな居場所としてメタバースを活用しています。自分のアバターを動かし部屋に入るとオンライン会議システムが立ち上がります。各会議室では教育プログラムを実施するスタッフがおり、学びを受けることができます。教育に加え、不登校の子供たちと学校を繋ぐ役割をメタバース上のスタッフが努めています。メタバースを活用し、自治体を超えて人材や学びの場をシェアすることで、支援リソースの不足を補い、新たな支援スキームを構築しています。

⑦株式会社サイバーフェリックス:楽しく英語を学べるメタバース英会話

株式会社サイバーフェリックス:楽しく英語を学べるメタバース英会話
(画像:株式会社サイバーフェリックス)

株式会社サイバーフェリックスはメタバースを活用した革新的な取り組みを行なっています。同社は”メタバース空間で英語脳を鍛える”メタバース英会話を提供しています。メタバース英会話はフォートナイトやマインクラフトといった世界中で人気を誇るメタバースで、バイリンガル講師と遊びながらゲーム感覚で英語を学ぶことができます。

 

Zoomが使用できるPCまたはipadとPC、switchなどのゲーム機があれば誰でも気軽に授業を受けることができます。仮想空間という子供が楽しめるコンテンツを教育に効果的に活用した好例です。

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⑧文星芸術大学:メタバース教室での共同講義

文星芸術大学:メタバース教室での共同講義
(画像:帝京大学)

文星芸術大学はメタバース領域において先進的な取り組みを行っています。

文星芸術大学は帝京大学宇都宮キャンパスとのインターネット上の3次元仮想空間「メタバース」を活用した共同講義に向けて準備を進めています。実現すれば、県内の大学レベルでは初の試みとなります。

 

学生は自分のアバターをデザインし、メタバース内に再現された教室で一部の講義を受けることができます。メタバースを活用した講義は県外などの遠隔地からも受講でき、リアルでの講義ができなくなった場合にも開講することが可能です。

 

授業を担当する帝京大理工学部情報電子工学科の佐々木茂教授は「自分自身がキャラクターになることで、教員への質問など学生が積極的に授業に参加できるようになる」とし、コミュニケーションの活発化に期待を寄せます。文星芸大マンガ専攻の田中誠一特任教授は「先進技術に触れることは学生の進路や学びの幅を広げ、デジタルトランスフォーメーション時代を生き抜く創造性を養う」と話し、DX人材育成の面でも本取り組みは効果的と言えます。

⑨AOIメタバース校:メタバースを活用した総合選抜専門塾

AOIメタバース校:メタバースを活用した総合選抜専門塾
(画像:総合型選抜学習塾AOI)

総合型選抜専門塾AOIでは、メタバースを活用した教育を展開しており、日本全国や海外からも受講可能です。その実績は現地校舎にも劣りません。地方に住んでいたり、部活動で通塾が難しい生徒が集まるメタバース校では、受験情報の共有やメンターを通じた雑談が行われています。

 

総合型選抜を受ける生徒は、同じ目標を持つ同級生が少なく、相談相手が不足していることがありますが、AOIメタバース校では試験前日には、「頑張ってね!」などの励ましのメッセージが交わされ、対面で会ったことがない生徒同士でも友情が芽生えるのが特徴です。

 

遠隔で簡単にコミュニケーションができ世界中の仲間と繋がれるというメタバースの強みを活かした取り組みです。さらに、学生のうちから最新技術に触れることは、生徒にとって受験に限らず将来のDX人材としてスキルアップする上でも効果的です。

 

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企業がメタバース活用で成果を上げるための5つのポイント

企業がメタバース活用で成果を上げるための5つのポイント

企業がメタバース活用で成果を上げるためのポイントとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ
  • ②活用目的の明確化と骨太な戦略策定
  • ③ユーザーファーストなUX設計
  • ④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進
  • ⑤強力な開発・運用体制の構築

 

それぞれについて分かりやすく紹介していきます。

①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ

1つ目のポイントは、最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップです。

デバイスの進化やユーザーの動き、各領域の先進事例をキャッチアップし、自社が取り組むべき活用方法や成果に繋がる活用のポイントを抑えた上で活用に着手しましょう。

 

メタバース活用には取り組むのに一定の予算や工数が必要となるため、自社にとって重要な最新動向や活用のノウハウを抑えておくことが、成功確度の高い戦略・企画立案の大前提となります。

②活用目的の明確化と骨太な戦略の立案

2つ目のポイントは、メタバースを活用する目的の明確化と骨太な戦略の策定です。

現在メタバース活用に取り組む企業には、メタバース活用の取り組みが単発で終わってしまっている企業が見受けられます。

 

その結果、活用のPDCAが回らない、メタバース活用が小粒な施策の1つに留まってしまうなど大きな収益機会の獲得に繋がらないという結果に終わってしまいます。

 

自社の経営課題を踏まえ、「活用によりどのような経営課題を解決したいのか?」「課題解決の打ち手としてなぜメタバースではないといけないのか?」といった明確な活用目的を整理した上で、中長期で目指す事業の姿や自社の強みの活用の仕方などの実現に向けた戦略を立案しましょう。

③ユーザーファーストな企画・UX設計

3つ目のポイントは、自社のターゲットにとってユーザーファーストなメタバースの企画・UX設計です。

現在、多くの企業がメタバースに参入を進めていますが、そのなかには、企業側の都合のみでサービス・体験が設計されたようなメタバースが多く存在します。それらのメタバースは、ユーザーに利用されず、企業の活用の目的を達成できない結果に終わってしまいます。

 

そのため、「メタバースならではの高い体験価値を届けられているか」や「ユーザーの利用にあたっての手間や負担が大きくないか」といった観点を踏まえたUX設計が重要です。

④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進

4つ目のポイントは、アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進です。

メタバース市場は今後大きな成長が予想されているものの、いまだ成長期にあり、様々な業界の企業が中長期的な収益最大化に向け、最適な活用を模索している段階にあります。

 

そのため、計画と実行のプロセスを短いスパンで回し、仮説立案・実行・検証・施策立案のサイクルを何度も繰り返すことが、プロジェクトを机上の空論で終わらせないために重要です。

⑤強力な開発・運用体制の構築

5つ目のポイントは、強力なメタバース開発・運用体制の構築です。

高いユーザー体験と事業性を両立するメタバースの開発とマーケティングを含めた運用を実施しましょう。

 

メタバース開発・運用には幅広い領域の知見や技術スタックが求められるため、外部のベンダーなどを活用し、不足するケイパビリティやリソースを補完することも有効です。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

株式会社メタバース総研(現・CREX)代表取締役社長。
慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却後、日本企業の海外展開/マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を創業・社長就任を経て、現職に。メタバースのビジネス活用に特化した国内最大級の読者数を誇るメディア「メタバース総研」の運営やメタバースに関するコンサルティング及び開発サービスの提供を行っている。著書に『はじめてのメタバースビジネス活用図鑑』(中央経済社)

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