【プロ厳選】おススメメタバースプラットフォーム11選

【厳選10選】国内・海外のおすすめのメタバースプラットフォーム

FacebookのMeta社への社名変更をきっかけに活用に注目が集まるメタバース。幅広い業界の企業の方々が活用を検討されているかと思います。一方で、そもそもメタバースの主要プラットフォームとしてどのようなプラットフォームが存在しているのか分からないという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、アクティブユーザー数やユーザー体験の高さから厳選した、国内・海外のおすすめのメタバースプラットフォームをご紹介します。

本記事を読めば、国内・海外のメタバースプラットフォームの概要が理解できるかと思いますので、ぜひ最後までご一読ください。

そもそもメタバースプラットフォームとは

メタバースプラットフォームとは

メタバースプラットフォームとは、メタバースを利用するためのサービス基盤・仕組みのことです。プラットフォーム上では、ゲーム、バーチャルライブ、ビジネス利用、Eコマース等ができます。

特にtoC向けのゲームにて、利用が拡大しており、まるで自分自身がゲームの世界に入り込んだかのような没入感・臨場感を感じながらゲームをプレイすることが出来ます。

現在、様々な企業がメタバースプラットフォームの開発に注力しており、代表的なサービスとしてVRChatRobloxclusterThe SandboxDecentralandZEPETOなどが挙げられます。様々なサービスが生まれていることに加えて、Meta社Horizon Worldsというメタバースプラットフォームの提供を開始したことにより、世界的に大きな注目を浴びています。

国内・海外の主要メタバースプラットフォーム11選

国内・海外の主要メタバースプラットフォームとして以下の11のサービスが挙げられます。

  • VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム
  • Roblox:メタバース上のゲームプラットフォーム
  • ③TheSandbox:NFTゲームプラットフォーム
  • ④Decentraland:ブロックチェーンを活用したメタバースプラットフォーム
  • cluster:国内最大のメタバースプラットフォーム
  • ⑥ZEPETO:スマートフォンで3Dアバターを作って遊べるアプリ
  • STYLY:XRコンテンツを作成・投稿できるプラットフォーム
  • ⑧REALITY:アバター姿でのライブ配信プラットフォーム
  • ⑨360°Channel:360°のVR動画プラットフォーム
  • ⑩vReal:AR制作プラットフォーム
  • ⑪CYZY SPACE:1か月1万円で利用可能なプラットフォーム

それぞれのプラットフォームについてわかりやすく紹介していきます。

①VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム

VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム
(画像:VRChat)

VRChatとは、VR上で世界中の人々とコミュニケーションが取れる、世界最大のソーシャルVRプラットフォームです。ユーザーは、好きなアバターの姿でチャットや音声通話、身振り手振りなどを通じてコミュニケーションを取ることができます。また、コミュニケーションはVRChat内に存在する無数のワールドと呼ばれるバーチャル空間内で行われ、ユーザー自身がワールドを作成したり、そこでイベントを開いたりすることもできます。

VRChatはPCからもアクセス可能ですが、Meta QuestなどのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)からアクセスすることで、まるで同じ部屋にいる人と会話しているような体験をすることができます。

2022年1月には同時接続者が過去最高の約4.2万人にまで上り、世界を代表するVR/メタバース空間に成長しています。

②Roblox:メタバース上のゲームプラットフォーム

Roblox:メタバース上のゲームプラットフォーム
(画像:Roblox)

Robloxとは、他ユーザーが作成した様々なゲームをプレイしたり、ユーザー自身もゲームを作成することのできる、ゲームプラットフォームです。利用されるゲームの全てがユーザー自身によって作成されていることから、「ゲーム版のYoutube」とも評されています。

また、ゲーム内でリアルタイムでのユーザー同士のコミュニケーションが活発に行われている点やゲーム内のアバターやアイテムを売買する経済圏が成立していることなどから、世界を代表するメタバースの1つとも言われています。

基本的には無料で複数人でプレイできること、簡単な操作でゲームを楽しめること、コロナウイルス感染拡大により余暇時間が生まれたことなどにより、小学生を中心に世界中で爆発的に流行な流行を見せています。
2004年にリリースされたRobloxは、現在総ユーザー数約2億人、デイリーアクティブユーザー数は約5000万人と、圧倒的なユーザー数をかかえるメタバースへと発展しています。また、Roblox上でやり取りされる仮想通貨「Robux(ロバックス)」の流通額は2021年時点で年間約3兆円を記録しており、2021年3月の米ナスダック上場時の時価総額は最大3兆円規模に達しました。

③TheSandbox:NFTゲームプラットフォーム

TheSandbox:NFTゲームプラットフォーム
(画像:TheSandbox)

The Sandboxとはボクセル(3次元のピクセル)によって構成されるNFTゲームプラットフォームです。マインクラフトのようにボクセル(3次元のピクセル)を積み重ねてメタバース上にゲームを作ることができ、ユーザーが作成したゲームで遊ぶことができたり、ユーザー間でのコミュニケーションを楽しむことができます。特徴としては、イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としている点、SANDという独自の暗号通貨を持っている点、SANDを用いてLAND(ランド)と呼ばれる土地やアバター、ゲームを作る上で必要な素材、アイテムなどをNFTマーケットプレイスで売買することができる点が挙げられます。

2012年にリリースされたTheSandboxは、2018年にAnimoca Brandsが買収してイーサリアムのブロックチェーン技術が導入されました。以降、ユーザー数が増加してダウンロード数は4,000万回、月間アクティブユーザー数は100万人を超えました。2020年3月にはスクウェア・エニックスなどから201万ドルの出資を受けるなどThe SandBoxは165以上のブランドとパートナーシップを結んでおり、今後の発展が期待されています。

④Decentraland:ブロックチェーンを活用したメタバースプラットフォーム

Decentraland:ブロックチェーンを活用したメタバースプラットフォーム
(画像:Decentraland)

Decentralandとはブロックチェーンを活用したメタバースプラットフォームです。Decentralandはブロックチェーンの技術を活用しているため、メタバースを活用して利益を上げようとしている人たちから大きく支持されています。特徴としては、MANAという独自仮想通貨がある点、ゲームの開発経験がない人でも簡単にゲームやアイテムを作成できるなどクリエイター機能が充実している点や、「DAO(分散型自立組織)」による運営がなされてい点が挙げられます。クリエイター機能でアイテムやコンテンツをつくることだけでなく、その機能を通じてNFTを作成して、MANAを使ってNFTマーケットプレイスで売買することができます。

2015年にリリースされたDecentralandは、2021年初頭にはわずか4万人だったユーザー数が、現在は80万人に増えており、今後も増える見通しが高い。また、2022年3月にはニューヨークやロンドンで開催される「ファッションウィーク」を模したイベント「Metaverse Fashion Week」を開催し、Dolce and GabannaやHugo Boss、Tommy Hilfigerなどの有名ブランドが参加するなどして大いに盛り上がりました。

⑤cluster:国内最大のメタバースプラットフォーム

cluster:国内最大のメタバースプラットフォーム
(画像:cluster)

clusterは、人々が自由に交流する空間を提供するメタバースプラットフォームです。人々に日常的に利用されるソーシャルVRを目指し、イベント等を開催していない通常時のユーザー獲得に成功しており、日本初のメタバースプラットフォ―ムとしては圧倒的な存在感を誇ります。音楽ライブやカンファレンスなどのイベントに誰でもバーチャルで参加でき、友人と一緒に常設のワールドやゲームをプレイできます。また、スマートフォンやPC、VRなど、好きなデバイスから何万人もの人が同時に接続できるのが特徴です。渋谷区公認の「バーチャル渋谷」やポケモンのバーチャル遊園地「ポケモンバーチャルフェス」などを制作・運営し、全く新しいエンターテインメントと熱狂体験を提供し続けています。

⑥ZEPETO:スマートフォンで3Dアバターを作って遊べるアプリ

ZEPETO:スマートフォンで3Dアバターを作って遊べるアプリ
(画像:ZEPETO)

ZEPETOは、韓国最大のインターネットサービス会社のNaverが提供するスマートフォンで3Dアバターを作って遊べるアプリです。チャットベースの世界とゲームベースの世界があり、ユーザーは自身が作成した世界の公開範囲を全世界にするか友人だけにするかを決めることができます。ディズニーやGUCCIやONE PIECEなどの有名ブランドやアニメなどとコラボレーションをしており、全世界の登録ユーザーは2億人を超えています。

⑦STYLY:XRコンテンツを作成・投稿できるプラットフォーム

STYLY:XRコンテンツを作成・投稿できるプラットフォーム
(画像:STYLY)

STYLYは、ブラウザだけでXR空間を構築し、VR/AR/MRコンテンツを配信できるクラウドサービスです。ユーザーは、STYLYを活用することで、コンセプチュアルなショップ空間やインスタレーション、ギャラリーなど多彩な空間を構築できます。STYLYを運営するPsychic VR Labは、すべてのアーティストがXR空間を創造できる世界をつくることをミッションに、アート、ファッション、ライフスタイルに関わるインターフェースのXR化を推進しています。多数の大企業と実証実験を実施したり、国土交通省の推進するまちづくりのDXに関するプロジェクトである「Project PLATEAU」にも参画するなど、先進的なXR技術のユースケースの創造に取り組んでいます。

⑧REALITY:アバター姿でのライブ配信プラットフォーム

REALITY:アバター姿でのライブ配信プラットフォーム
(画像:REALITY)

REALITYは、アバターを用いたライブ配信を軸としたメタバースプラットフォームです。

自分だけのオリジナルアバターを作成し、モーションキャプチャー技術を用いたリアルなライブ配信で視聴者とコミュニケーションを取ったり、アバターが受け取るギフトでマネタイズするなど、簡単操作で楽しめるスマートフォン向けメタバースです。5GやVR/ARを見据えたエンタテインメントの未来像を実現しています。

また、法人向けに3DCGとXR技術を活用したXRクラウド事業「REALITY XR」も展開しています。

⑨360°Channel:360°のVR動画プラットフォーム

360°Channel:360°のVR動画プラットフォーム
(画像:360°Channel)

360Channelは、360°あらゆる角度から動画を見ることができる没入型動画プラットフォームです。このプラットフォームには現在、旅行スポーツ、音楽、ポップカルチャーなど様々なカテゴリーの動画が20,000本以上登録されています。動画はWindows Mixed Reality、PlayStation®VR、Daydream、Oculus Rift、Gear VRなどのVR専用HMDおよびPCやスマートフォンから利用することができます。

⑩vReal:AR制作プラットフォーム

vReal:AR制作プラットフォーム
(画像:vReal)

vRealは、プレティア・テクノロジーズによって提供されているARプラットフォームです。

vReal “は、スタジオで撮影したフォトリアルな映像の人物を3DコンテンツとしてAR表示し、写真を撮ることができる新感覚のアプリケーションです。あの有名人と好きな角度で記念写真を撮ったり、すごいダンサーと一緒に踊って好きな角度で写真を撮ると、そのリアルな人物がすぐそばに現れるという使い方ができます。

vRealを提供するプレティア・テクノロジーズは、2019年に週刊東洋経済「すごいベンチャー100」に選出され、2020年にはEY Innovative Startup 2020を受賞。また、「The Forbes 30 under 30 Asia 2020 コンシューマーテクノロジー部門」を受賞しています。

CYZY SPACE:1か月1万円で利用可能なプラットフォーム

(画像:CYZY SPACE)

CYZY SPACEは、月額1万円という手頃な価格で利用できるメタバース空間です。運営会社である株式会社メタバーズは、2007年に「メタバース」の商標を取得した日本の老舗企業です。VRヘッドセットやPC、スマートフォン、タブレットを使って、インターネットのブラウザ環境で利用できます。また、「AIコンシェルジュ」という自動応答チャット機能を持つアバターも設置可能です。

最近では、ChatGPT API連携によるアバター自動応答機能が追加され、VRショールームや展示会場で24時間利用できるアバターガイド(AIコンシェルジュ)が高性能な返答を提供できるようになりました。

WEBベースの開発であるため、アバターや空間デザイン、システム開発に柔軟に対応でき、オリジナルの管理画面から空間内の情報を簡単に変更できます。

さらに詳しく知りたい方はこちらの公式HPをご覧ください。

まとめ

今回は国内・海外のおすすめのメタバースプラットフォームを紹介しました。

個人や企業にとって多くのメリットがあるメタバースは、今後より人々の生活に普及していくと考えられます。今後の動向から目が離せません。

今後のメタバース活用に向けた検討の際には、以下の記事をご活用ください。
メタバースのビジネスへの活用事例10選についてはこちらの記事をご覧ください。
メタバースのビジネス活用を成功させる方法や注意点に関してはこちらの記事をご覧ください。

本記事が少しでも読者の皆様のお役に立てていれば幸いです。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長 今泉のアイコン

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却した後、日本企業の海外マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を設立して代表取締役社長に就任。メタバースのビジネス活用を支援するメタバース総研を設立して代表取締役社長に就任。

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