【初心者向け】おススメVRプラットフォーム11選を徹底解説
本記事では、VRプラットフォームに関心のある方向けに、VRプラットフォームの基本から活用ポイントまでわかりやすくご紹介します。
こんな方におススメ
- VRプラットフォームをビジネスに活用したい
- VRプラットフォームについて、それぞれの特徴やユーザーのセグメントが知りたい
- 具体的なVRプラットフォームの種類を知りたい
本記事を読めば、VRプラットフォーム活用の検討に必要な最新情報を、一気に理解することができますのでぜひ最後までご一読ください。
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目次
- そもそもVRとは?
- そもそもVRプラットフォームとは
- 国内・海外の主要VRプラットフォーム11選
- ①VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム
- ②Roblox:2億人がハマるゲーム版Youtube
- ③TheSandbox:NFTゲームプラットフォーム
- ④Decentraland:ブロックチェーンを活用したVRプラットフォーム
- ⑤cluster:国内最大のVRプラットフォーム
- ⑥ZEPETO:スマートフォンで3Dアバターを作って遊べるアプリ
- ⑦STYLY:XRコンテンツを作成・投稿できるプラットフォーム
- ⑧REALITY:アバター姿でのライブ配信プラットフォーム
- ⑨360°Channel:360°のVR動画プラットフォーム
- ⑩vReal:AR制作プラットフォーム
- ⑪CYZY SPACE:1か月1万円で利用可能なプラットフォーム
- VRを利用するための準備と手順
- VRが注目を集める6つの理由
- 費用対効果・実現性が高いメタバース活用方法
そもそもVRとは?
VRとはVirtual Realityの略称で、別名仮想現実とも呼ばれます。最先端の3DモデリングやVRデバイス、ゴーグル等の技術により、まるでその世界に入り込んでいるかのように感じられる、デジタル上の仮想空間を提供する技術のことを指します。
日本バーチャルリアリティ学会ではVRを「みかけや形は原物そのものではないが、本質的あるいは効果としては現実であり原物であること」と定義しています。すなわち、VRは、現実世界そのものではないが、実質は現実世界とほとんど変わらないという意味です。
VRの定義についてはこの他にも色々な考え方がありますが、いずれにしても、本質的には現実とほとんど変わらないというところがポイントになります。
様々なユースケースの中でも特にゲームの使用を中心に利用が拡大しており、まるでゲームの世界に入り込んだかのような没入感・臨場感を感じながらプレイすることが出来ます。
また、最近ではゲームだけでなく、仮想現実に出店し商品を販売したり、仮想空間上で社員研修や教育を行ったり、建築のシミュレーションを行ったりするなど、様々な分野でVRが活用されています。
そもそもVRプラットフォームとは
VRプラットフォームとは、VRを利用するためのサービス基盤・仕組みのことです。プラットフォーム上では、ゲーム、バーチャルライブ、ビジネス利用、Eコマース等ができます。
特にtoC向けのゲームにて、利用が拡大しており、まるで自分自身がゲームの世界に入り込んだかのような没入感・臨場感を感じながらゲームをプレイすることが出来ます。
現在、様々な企業がVRプラットフォームの開発に注力しており、代表的なサービスとしてVRChat、Roblox、cluster、The Sandbox、Decentraland、ZEPETOなどが挙げられます。様々なサービスが生まれていることに加えて、Meta社がHorizon WorldsというVRプラットフォームの提供を開始したことにより、世界的に大きな注目を浴びています。
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国内・海外の主要VRプラットフォーム11選
国内・海外の主要VRプラットフォームとして以下の11のサービスが挙げられます。
- ①VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム
- ②Roblox:VR上のゲームプラットフォーム
- ③TheSandbox:NFTゲームプラットフォーム
- ④Decentraland:ブロックチェーンを活用したVRプラットフォーム
- ⑤cluster:国内最大のVRプラットフォーム
- ⑥ZEPETO:スマートフォンで3Dアバターを作って遊べるアプリ
- ⑦STYLY:XRコンテンツを作成・投稿できるプラットフォーム
- ⑧REALITY:アバター姿でのライブ配信プラットフォーム
- ⑨360°Channel:360°のVR動画プラットフォーム
- ⑩vReal:AR制作プラットフォーム
- ⑪CYZY SPACE:1か月1万円で利用可能なプラットフォーム
それぞれのプラットフォームについてわかりやすく紹介していきます。
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①VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム
VRChatとは、VR上で世界中の人々とコミュニケーションが取れる、世界最大のソーシャルVRプラットフォームです。ユーザーは、好きなアバターの姿でチャットや音声通話、身振り手振りなどを通じてコミュニケーションを取ることができます。また、コミュニケーションはVRChat内に存在する無数のワールドと呼ばれるバーチャル空間内で行われ、ユーザー自身がワールドを作成したり、そこでイベントを開いたりすることもできます。
VRChatはPCからもアクセス可能ですが、Meta QuestなどのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)からアクセスすることで、まるで同じ部屋にいる人と会話しているような体験をすることができます。
2022年1月には同時接続者が過去最高の約4.2万人にまで上り、世界を代表するVR/空間に成長しています。
②Roblox:2億人がハマるゲーム版Youtube
Robloxとは、他ユーザーが作成した様々なゲームをプレイしたり、ユーザー自身もゲームを作成することのできる、ゲームプラットフォームです。利用されるゲームの全てがユーザー自身によって作成されていることから、「ゲーム版のYoutube」とも評されています。
また、ゲーム内でリアルタイムでのユーザー同士のコミュニケーションが活発に行われている点やゲーム内のアバターやアイテムを売買する経済圏が成立していることなどから、世界を代表するVRの1つとも言われています。
基本的には無料で複数人でプレイできること、簡単な操作でゲームを楽しめること、コロナウイルス感染拡大により余暇時間が生まれたことなどにより、小学生を中心に世界中で爆発的に流行な流行を見せています。
2004年にリリースされたRobloxは、現在総ユーザー数約2億人、デイリーアクティブユーザー数は約5000万人と、圧倒的なユーザー数をかかえるVRへと発展しています。また、Roblox上でやり取りされる仮想通貨「Robux(ロバックス)」の流通額は2021年時点で年間約3兆円を記録しており、2021年3月の米ナスダック上場時の時価総額は最大3兆円規模に達しました。
③TheSandbox:NFTゲームプラットフォーム
TheSandboxとはボクセル(3次元のピクセル)によって構成されるNFTゲームプラットフォームです。マインクラフトのようにボクセル(3次元のピクセル)を積み重ねてVR上にゲームを作ることができ、ユーザーが作成したゲームで遊ぶことができたり、ユーザー間でのコミュニケーションを楽しむことができます。
特徴としては、イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としている点、SANDという独自の暗号通貨を持っている点、SANDを用いてLAND(ランド)と呼ばれる土地やアバター、ゲームを作る上で必要な素材、アイテムなどをNFTマーケットプレイスで売買することができる点が挙げられます。
2012年にリリースされたTheSandboxは、2018年にAnimoca Brandsが買収してイーサリアムのブロックチェーン技術が導入されました。以降、ユーザー数が増加してダウンロード数は4,000万回、月間アクティブユーザー数は100万人を超えました。2020年3月にはスクウェア・エニックスなどから201万ドルの出資を受けるなどThe SandBoxは165以上のブランドとパートナーシップを結んでおり、今後の発展が期待されています。
④Decentraland:ブロックチェーンを活用したVRプラットフォーム
Decentralandとはブロックチェーンを活用したVRプラットフォームです。Decentralandはブロックチェーンの技術を活用しているため、VRを活用して利益を上げようとしている人たちから大きく支持されています。
特徴としては、MANAという独自仮想通貨がある点、ゲームの開発経験がない人でも簡単にゲームやアイテムを作成できるなどクリエイター機能が充実している点や、「DAO(分散型自立組織)」による運営がなされてい点が挙げられます。クリエイター機能でアイテムやコンテンツをつくることだけでなく、その機能を通じてNFTを作成して、MANAを使ってNFTマーケットプレイスで売買することができます。
2015年にリリースされたDecentralandは、2021年初頭にはわずか4万人だったユーザー数が、現在は80万人に増えており、今後も増える見通しが高い。また、2022年3月にはニューヨークやロンドンで開催される「ファッションウィーク」を模したイベント「Metaverse Fashion Week」を開催し、Dolce and GabannaやHugo Boss、Tommy Hilfigerなどの有名ブランドが参加するなどして大いに盛り上がりました。
⑤cluster:国内最大のVRプラットフォーム
clusterは、人々が自由に交流する空間を提供するVRプラットフォームです。人々に日常的に利用されるソーシャルVRを目指し、イベント等を開催していない通常時のユーザー獲得に成功しており、日本初のVRプラットフォ―ムとしては圧倒的な存在感を誇ります。音楽ライブやカンファレンスなどのイベントに誰でもバーチャルで参加でき、友人と一緒に常設のワールドやゲームをプレイできます。
また、スマートフォンやPC、VRなど、好きなデバイスから何万人もの人が同時に接続できるのが特徴です。渋谷区公認の「バーチャル渋谷」やポケモンのバーチャル遊園地「ポケモンバーチャルフェス」などを制作・運営し、全く新しいエンターテインメントと熱狂体験を提供し続けています。
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⑥ZEPETO:スマートフォンで3Dアバターを作って遊べるアプリ
ZEPETOは、韓国最大のインターネットサービス会社のNaverが提供するスマートフォンで3Dアバターを作って遊べるアプリです。チャットベースの世界とゲームベースの世界があり、ユーザーは自身が作成した世界の公開範囲を全世界にするか友人だけにするかを決めることができます。ディズニーやGUCCIやONE PIECEなどの有名ブランドやアニメなどとコラボレーションをしており、全世界の登録ユーザーは2億人を超えています。
⑦STYLY:XRコンテンツを作成・投稿できるプラットフォーム
STYLYは、ブラウザだけでXR空間を構築し、VR/AR/MRコンテンツを配信できるクラウドサービスです。ユーザーは、STYLYを活用することで、コンセプチュアルなショップ空間やインスタレーション、ギャラリーなど多彩な空間を構築できます。
STYLYを運営するPsychic VR Labは、すべてのアーティストがXR空間を創造できる世界をつくることをミッションに、アート、ファッション、ライフスタイルに関わるインターフェースのXR化を推進しています。多数の大企業と実証実験を実施したり、国土交通省の推進するまちづくりのDXに関するプロジェクトである「Project PLATEAU」にも参画するなど、先進的なXR技術のユースケースの創造に取り組んでいます。
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⑧REALITY:アバター姿でのライブ配信プラットフォーム
REALITYは、アバターを用いたライブ配信を軸としたVRプラットフォームです。
自分だけのオリジナルアバターを作成し、モーションキャプチャー技術を用いたリアルなライブ配信で視聴者とコミュニケーションを取ったり、アバターが受け取るギフトでマネタイズするなど、簡単操作で楽しめるスマートフォン向けVRです。5GやVR/ARを見据えたエンタテインメントの未来像を実現しています。
また、法人向けに3DCGとXR技術を活用したXRクラウド事業「REALITY XR」も展開しています。
⑨360°Channel:360°のVR動画プラットフォーム
360Channelは、360°あらゆる角度から動画を見ることができる没入型動画プラットフォームです。このプラットフォームには現在、旅行、スポーツ、音楽、ポップカルチャーなど様々なカテゴリーの動画が20,000本以上登録されています。動画はWindows Mixed Reality、PlayStation®VR、Daydream、Oculus Rift、Gear VRなどのVR専用HMDおよびPCやスマートフォンから利用することができます。
⑩vReal:AR制作プラットフォーム
vRealは、プレティア・テクノロジーズによって提供されているARプラットフォームです。
vReal “は、スタジオで撮影したフォトリアルな映像の人物を3DコンテンツとしてAR表示し、写真を撮ることができる新感覚のアプリケーションです。あの有名人と好きな角度で記念写真を撮ったり、すごいダンサーと一緒に踊って好きな角度で写真を撮ると、そのリアルな人物がすぐそばに現れるという使い方ができます。
vRealを提供するプレティア・テクノロジーズは、2019年に週刊東洋経済「すごいベンチャー100」に選出され、2020年にはEY Innovative Startup 2020を受賞。また、「The Forbes 30 under 30 Asia 2020 コンシューマーテクノロジー部門」を受賞しています。
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⑪CYZY SPACE:1か月1万円で利用可能なプラットフォーム
CYZY SPACEは、月額1万円という手頃な価格で利用できるVR空間です。運営会社である株式会社メタバーズは、2007年に「メタバース」の商標を取得した日本の老舗企業です。VRヘッドセットやPC、スマートフォン、タブレットを使って、インターネットのブラウザ環境で利用できます。また、「AIコンシェルジュ」という自動応答チャット機能を持つアバターも設置可能です。
最近では、ChatGPT API連携によるアバター自動応答機能が追加され、VRショールームや展示会場で24時間利用できるアバターガイド(AIコンシェルジュ)が高性能な返答を提供できるようになりました。
WEBベースの開発であるため、アバターや空間デザイン、システム開発に柔軟に対応でき、オリジナルの管理画面から空間内の情報を簡単に変更できます。
さらに詳しく知りたい方はこちらの公式HPをご覧ください。
VRを利用するための準備と手順
ユーザーとしてVRを利用する為には、以下の3つのSTEPが必要です。
- ①VRに参加するために必要なデバイスを準備する
- ②プラットフォームのアカウントを発行する
- ③VR空間で活動する
それぞれについてわかりやすく解説します。
①VRに参加するために必要なデバイスを準備する
VRを利用する為には、デバイスを準備する必要があります。主に、VRにアクセスできるデバイスは次の3つが挙げられます。
- スマホ
- PC
- VRHMD(VRヘッドマウントディスプレイ)
スマホやPCなどからVRに参加する場合と、VRHMDを用いてVRに参加する場合の2通りに分けてわかりやすく解説します。
手軽にVRを体験したい方には、スマホやPCがおすすめ
手軽にVRを体験したい方には、スマホやPCをおすすめします。大手のVRプラットフォームは、スマホやPCでも遊べるようになっており、お手持ちのデバイスをそのまま活用してVRに入ることが出来ます。
本格的にVRを体験したい方には、VRHMDがおすすめ
一方で、本格的にVRを体験したい方には、VRHMD(VRヘッドマウントディスプレイ)をおすすめします。その中でも特にOculus Quest 2 をおすすめします。Oculus Quest 2以外ののVRゴーグルでもVRを体験できますが、価格と性能の観点からOculus Quest 2が最もおすすめのVRゴーグルです。
Oculus Quest 2には、6つの外部追跡カメラが内蔵されており、空間内の頭と手の位置を追跡します。ヘッドセットと一緒に、ジョイスティックとボタンがあるoculus touchコントローラーも同梱されているので、仮想オブジェクトを掴んで操作することが可能です。ヘッドセットは全方向からの音を感じれるように設計されています。
Oculus Quest 2は全世界で1,000万台以上が販売されており、最も人気のあるVRヘッドセットの一つです。
②プラットフォームのアカウントを発行する
利用するプラットフォームのアカウントを発行すれば、準備は完了です。プラットフォーム登録の際には、管理者がユーザーのウォレットや資産を操作できない仕様になっているかどうかを確認する必要があります。VRに関する法規制は十分とは言えないため、試算や個人情報の自衛の重要性は他のインターネットサービスよりも高いのが現実です。
③VR空間で活動する
利用するプラットフォームのアカウント発行が完了したら、VR空間で様々な活動を行うことができます。VR空間では、他ユーザーとの交流、デジタルアセットの売買、VR上で開催されるイベントへの参加など、様々な活動を行うことが可能です。
VRが注目を集める6つの理由
VRが注目を集める理由として以下の6つが挙げられます。
- ①AppleやMetaなどのビックテックの本格参入・巨額投資
- ②関連技術の大幅な進歩とデバイスの低価格化
- ③コロナによるリモートコミュニケーションの普及
- ④若年層を中心とするユーザー数の増加
- ⑤仮想世界に対する人々の意識の変化
- ⑥VR市場の成長性の高さ
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①AppleやMetaなどのビックテックの本格参入・巨額投資
1つ目の理由は、AppleやMetaなどのビッグテックが本格参入し、巨額の投資を行っていることです。例えば、Meta社は、2021年末にFacebookからMetaへ社名変更し、合わせて、メタバース領域に年間約1兆円規模の投資を行うことを発表しました。また、Appleは、2023年6月に、ゴーグル型XRヘッドセットデバイスであるApple Vision Proを発表するなどVR関連のデバイスの開発に力を注いでいます。
世界を代表するテック企業であるAppleやMeta社が多額の投資をしてまで、VRに注力していることは、VRには大きな可能性があるということを物語っています。
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②関連技術の大幅な進歩とデバイスの低価格化
2つ目の理由は、VR関連技術の進歩です。VRは様々な領域のテクノロジーによって構成されているサービスですが、特に近年のテクノロジーの発展により体験価値が大きく向上しています。
具体的には通信技術の向上やコンピューターの処理性能の向上、VR向けデバイスの登場などが挙げられ、セカンドライフが登場した2000年代前半時点と比べると、VR空間内での体験をよりスムーズに、より没入感のある形で楽しむことができるようになりました。
このようにVRがオワコンであるといわれる理由の一つである通信速度の遅さという技術的な制約は、大幅に改善され、今後もさらに進化していくことが期待できます。
③コロナによるリモートコミュニケーションの普及
3つ目の理由は、コロナによるリモートコミュニケーションの普及です。コロナウイルス感染拡大の影響で、人々のコミュニケーションの機会が対面からリモートに移行し、プライベートはもちろん仕事上でのコミュニケーションも、SlackなどのチャットやZOOMなどのビデオ会話によって行われるのが当たり前の時代となりました。
デジタルを介したコミュニケーションの需要が拡大しているのはもちろん、人々が抵抗感なくデジタルコミュニケーションを利用するようになっているというのが非常に大きなポイントといえます。
④若年層を中心とするユーザー数の増加
4つ目の理由は、若年層を中心とするユーザー数の増加です。現在VRは、特にオンラインゲームでの用途を中心に若年層のユーザー数が急増しています。背景として、若年層は子供の頃から日常的にスマホを利用していること、コミュニケーションの手段としてSNSではなく、オンラインゲーム上のコミュニケーション機能を利用するシーンが増えていることなどが挙げられます。
ゲーム型VRの代表的なサービスとして挙げられる、フォートナイトが約5億人、ロブロックスが約2億人と圧倒的なユーザー数を誇ります。
⑤仮想世界に対する人々の意識の変化
5つ目の理由は、仮想世界に対する人々の意識の変化です。かつては、仮想世界に時間を費やすのはおかしなことで、一部の変わった人がするものだという風潮がありました。
ところが、コロナのロックダウンで自宅に閉じ込められた結果、多くの人がフォートナイトやロブロックスなどの仮想世界のゲームに参加し、大いに楽しむようになりました。
ゲームだけでなく、バーチャルなイベントに参加したり、離れた場所にいる人と会話したりするためにVRを利用する人も増えたことで、仮想世界に対する人々の見方が変わり、かつてあったような偏見があまり見られなくなったと考えられます。
⑥VR市場の成長性の高さ
6つ目の理由は、VR/メタバース市場の成長性の高さです。VR/メタバース市場は国内・海外ともに今後大きな成長を見せると考えられています。
世界のVR/メタバースの市場規模は2020年時点で約68兆円、2024年には約111兆円。日本国内のVR/メタバースの市場規模は2021年度時点で約744億円、その後年率170%で成長し、2026年度には約1兆円にまで成長すると予想されています。
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