VRゲームプラットフォームSteamの人気ゲーム15選

VR(仮想現実)を体験できるヘッドセットやVRコンテンツの普及により、VRは私達の生活の中で当たり前のものになってきています。

特に、VRヘッドセットを付けてプレーするVRゲームは様々な制作会社から数多くのタイトルが発売されており、どのタイトルを選ぶかだけで一苦労です。

 
そんな中、タイトル選びに使えるVRゲームのプラットフォームとして有名なSteamをご存じの方も多いのではないでしょうか。

    

今回は、VRプラットフォームSteamでダウンロードできるVRゲームの中からおススメの人気ゲーム15選をご紹介します。

 

本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。

 

  • Steamって何かそもそもよくわかっていない
  • Steamを見たけど、ゲームが多すぎてプレイしたいゲームが選びきれない
  • Steamをビジネスに活用している会社があると聞いたけど、どう活用しているのかイメージがわかない

 

本記事を読めば、Steamとは何か、からSteamで人気のゲーム、企業によるSteamの意外なビジネス活用法まで一気にキャッチアップできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。


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目次

VRゲームとは

VRゲームとは XR CLOUD
(画像:XR CLOUD)

VR(仮想現実)ゲームとは、VR空間でプレイできるゲームのことです。3D映像や、立体音響などの効果によって、通常の2Dのディスプレイを見て行うゲームよりも没入感のある体験ができます。

 

一般的に、VRゲームではVRヘッドセットを装着する必要があり、各社から様々なデバイスが発売されています。ゲーム機器として発売されているデバイスではSONYのプレイステーションVR、ゲームに限らないヘッドセットとしてはMeta社のMetaquestシリーズなどが代表的です。ユーザーはこれらのデバイスを装着することで、より没入感のあるゲーム体験が可能です。

 

VRヘッドセットを付けて激しいゲームをプレイすると、「VR酔い」により気分が悪くなる症状が出やすいことが課題でしたが、ハードウェアや通信環境の進歩によって改善されており、より幅広いユーザーが楽しめるようになってきています。

SteamVRとは

SteamVRとは
(画像:Valve)

SteamVRとは、アメリカのゲーム制作会社のValve社が運営しているコンピューターゲーム専用のプラットフォームです。ユーザーは、SteamVR上で販売されている数多くのゲームを購入し、プレイすることができます。

 

SteamVRではVRゲームを一覧管理することができるため、ゲーム以外の用途でPCやHMDを使用するユーザーにとっては「VRゲーム専用App Store」と「ゲーム専用の控室」の両方の機能を果たすプラットフォームといえます。また、多くのVRハードウェアに対応しているのがSteamVRの特徴で、PSVRやMetaquestシリーズ、OculusQuestなどのメジャーなVRハードウェアに対応しています。

Steamでプレイできるジャンル別人気ゲーム15選

Steamでプレイできるジャンル別人気ゲーム15選

SteamVRでプレイできるゲームとして代表的なものに、以下の15選があります。

 

<FPSゲーム>

  • ①Fallout4 VR:超人気タイトルをVR化
  • ②SUPERHOT VR:操作しているときだけ時間が動く画期的システムFPSゲーム

 

<リズムゲーム>

  • ③Beat Saber:近未来的VR空間でプレイできるVRリズムゲームの代名詞
  • ④Pistol Whip:FPS×リズムゲームという新ジャンル

 

<アドベンチャーゲーム>

  • ⑤The Elder Scrolls V: Skyrim VR:王道ファンタジーRPGをVRで体験
  • ⑥BONEWORKS:徹底してリアルを追求したアクションアドベンチャーゲーム
  • ⑦The Forest VR:没入感満点のサバイバルホラーゲーム

 

<シミュレーションゲーム>

  • ⑧VRカノジョ:まるでリアルの恋愛をしているかのような自由度の高い恋愛シミュレーションゲーム
  • ⑨東京クロノス:長編ストーリーの選択式マルチエンディングシミュレーションゲーム
  • ⑩Phasmophobia:音声認識が搭載されたホラーゲーム

 

<SNS型ゲーム>

  • VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム
  • ⑫cluster(クラスター):日本最大のメタバースプラットフォーム
  • ⑬Rec Room:マルチプレイのVRソーシャルゲーム

 

<その他>

  • ⑭The Lab:初心者におススメのミニゲームプラットフォーム
  • ⑮Everdome(エバードーム):火星への移住をテーマにしたVRメタバースゲーム

 

それぞれについて、わかりやすく解説します。 

 

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<FPSゲーム>

①Fallout4 VR:超人気タイトルをVR化

Fallout4 VR:超人気タイトルをVR化
(画像:Fallout4)

Fallout4 VRは、一人称視点のシューティングゲーム(FPS)で、FPSゲームの人気タイトル「Fallout4」をVR版にリメイクしたゲームです。

 

ストーリーや内容についてはFallout4の通常版と同様ですが、VR特有の立体音響や没入感によって通常版を圧倒する緊張感を味わいながらプレイすることができます。リアルエイムと呼ばれる、引き金を引くときの照準のブレなども再現されている本ゲームは、VRゲームの中でもNo.1のリアリティを誇るFPSゲームと呼んでも過言ではないでしょう。

②SUPERHOT VR:操作しているときだけ時間が動く画期的システムFPSゲーム

SUPERHOT VR:操作しているときだけ時間が動く画期的システムFPSゲーム
(画像:SUPERHOT VR)

SUPERHOT VRは、時間を止めるという画期的なシステムが特徴のFPSゲームです。

 

ゲーム最大の特徴として、自分が操作していないときはゲーム内の時間が止まり、自分が動くときのみ時間が進む点が挙げられます。この仕組みにより、瞬発力の必要なアクションゲームに慣れていないユーザーも、理想の操作を頭で考えてからプレイできるため、初心者におススメのゲームです。

 

また、グラフィック自体は単純ですが、立体音響や飛んでくる銃弾の速度により、高い没入感を味わえるゲームでもあります。

<リズムゲーム>

③Beat Saber:近未来的VR空間でプレイできるVRリズムゲームの代名詞

Beat Saber:近未来的VR空間でプレイできるVRリズムゲームの代名詞
(画像:Beat Saber)

Beat Saberは、映画スターウォーズのライトセイバーの様な棒でBGMに合わせて流れてくる物体を斬っていくVRを活用したリズムゲームです。

 

ユーザーは直感的に理解しやすいルール(物体に書かれている方向に切る、爆弾は切ってはいけない)に従って、身体を動かしながら手軽にプレイできます。VRの特徴が理解できるゲームなので、VRゲームの最初の一本としておススメです。

④Pistol Whip:FPS×リズムゲームという新ジャンル

Pistol Whip:FPS×リズムゲームという新ジャンル
(画像:Pistol Whip)

Pistol Whipは、ガンシューティングゲームとリズムゲームが融合した新ジャンルのVRゲームです。

 

ユーザーは、EDMに合わせて銃を撃ち、敵を倒しながらゲームを進めていきます。従来のリズムゲームとは異なり、アクションに正解がなくユーザーの好きなリズムでプレイできる点が特徴です。

<アドベンチャーゲーム>

⑤The Elder Scrolls V: Skyrim VR:王道ファンタジーRPGをVRで体験

The Elder Scrolls V: Skyrim VR:王道ファンタジーRPGをVRで体験
(画像:The Elder Scrolls V: Skyrim VR)

The Elder Scrolls V: Skyrim VRは、VRオープンワールドRPGです。ファンタジー世界で剣を掲げ、魔法を放つという誰もが夢見る世界で没入感満点のプレイが楽しめます。

 

オープンワールドであるため、移動範囲に制限がなく、楽しみ方の自由度も非常に高くなっています。メインストーリー以外のサブストーリーや、150箇所に上るダンジョン攻略など、やりこみ要素は無限大です。やりこみ要素やRPGの世界観が好きな人はぜひプレイすることをおすすめします。

⑥BONEWORKS:徹底してリアルを追求したアクションアドベンチャーゲーム

BONEWORKS:徹底してリアルを追求したアクションアドベンチャーゲーム
(画像:BONEWORKS)

BONEWORKSは、VRのリアルを追求したアクションアドベンチャーゲームです。

 

本作の最大の特徴は、物理演算によりゲーム内のオブジェクトの動きのリアリティを徹底的に追求している点です。ゲーム内のありとあらゆるものに当たり判定や質量があり、現実の再現度と高い没入感が特徴的なゲームです。攻撃も、打撃、突き、銃撃の3種類があり、ユーザーの自由度が高いゲームです。

⑦The Forest VR:没入感満点のサバイバルホラーゲーム

The Forest VR:没入感満点のサバイバルホラーゲーム
(画像:The Forest VR)

The Forest VRは、VRで行うサバイバルホラーゲームです。ユーザーは飛行機事故によってとある島に取り残される設定で、島での生存を目指してサバイバルするゲームです。

 
立体音響による自分の後ろでの物音の再現や、突然目の前に現れる敵を3Dグラフィックで再現することで、あたかも実際に島でサバイバルをしているかのような没入感の高さが魅力のVRゲームです。

<シミュレーションゲーム>

⑧VRカノジョ:まるでリアルの恋愛をしているかのような自由度の高い恋愛シミュレーションゲーム

VRカノジョ:まるでリアルの恋愛をしているかのような自由度の高い恋愛シミュレーションゲーム
(画像:VR カノジョ)

VRカノジョはVRで行う恋愛シミュレーションゲームです。ユーザーはVRの没入感の高さという特徴を生かしてまるでリアルな恋愛をしているかのような感覚でプレイすることができます。

 

恋愛ゲーム特有の選択肢による分岐などはなく、行動の自由度が高い恋愛シミュレーションゲームです。

⑨東京クロノス:長編ストーリーの選択式マルチエンディングシミュレーションゲーム

東京クロノス:長編ストーリーの選択式マルチエンディングシミュレーションゲーム
(画像:TOKYO CHRONOS)

東京クロノスは、VRゲーム市場最大級のボリュームを誇る選択式マルチエンディングミステリーゲーム(ユーザーの選択によって複数の結末が用意されているゲーム)です。

 

ユーザーは無人の渋谷に閉じ込められた主人公になり切って、7人の仲間とともに脱出を目指します。VRの高い没入感によって、本当に物語の主人公になり切ったかのような体験を味わうことができます。

⑩Phasmophobia:音声認識が搭載されたホラーゲーム

Phasmophobia:音声認識が搭載されたホラーゲーム
(画像:Phasmophobia)

Phasmophobiaは超常現象が起こる屋敷に潜り込み、幽霊の存在を突き止めるというストーリーの中で、プレイヤーの選択肢によってエンディングが変化するマルチエンディングゲームです。

 

特筆すべきは音声認識が採用されている点であり、プレイヤーの「怖い」や「無理」といった恐怖を感じる言葉が幽霊の行動に影響を与えます。リアルのお化け屋敷のようなホラー体験をしたい人におススメのゲームです。

<SNS型ゲーム>

⑪VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム

VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム
(画像:VRChat)

VRChatとは、VR上で世界中の人々とコミュニケーションが取れる、世界最大のソーシャルVRプラットフォームです。ユーザーは、好きなアバターの姿でチャットや音声通話、身振り手振りなどを通じてコミュニケーションを取ることができます。また、コミュニケーションはVRChat内に存在する無数のワールドと呼ばれるバーチャル空間内で行われ、ユーザー自身がワールドを作成したり、そこでイベントを開いたりすることも可能です。

 

VRChatはPCからもアクセス可能ですが、Meta QuestなどのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)からアクセスすることで、まるで同じ部屋にいる人と会話しているような体験をすることができます。

 

2022年1月には同時接続者が過去最高の約4.2万人にまで上り、世界を代表するVR/メタバース空間に成長しています。

⑫cluster(クラスター):日本最大のメタバースプラットフォーム

cluster(クラスター):日本最大のメタバースプラットフォーム
(画像:cluster)

clusterとは、ワールド(=バーチャル空間)を作ったり、ワールドで遊ぶことができるメタバースプラットフォームです。ユーザーによって作られたワールドが40,000以上あり、そのワールドに入って遊ぶことができます。

 

2017年にリリースされたclusterは、現在総ダウンロード数100万回以上、累計総動員数は800万人と、国産のメタバースプラットフォーム内では圧倒的なユーザー数をかかえるメタバースへと発展しています。また、clusterの合計資金調達金額は15億円を超えており、テレビ朝日ホールディングス、Wright Flyer Live Entertainment、グローバル・ブレイン、KDDIなどが出資しています。

 

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⑬Rec Room:マルチプレイのVRソーシャルゲーム

Rec Room:マルチプレイのVRソーシャルゲーム
(画像:Rec Room)

Rec RoomとはマルチプレイのVRソーシャルゲームです。Rec Roomは「VRChat」や「cluster」などのメタバースと同じようにユーザーが作成したルームが数多く存在しており、ルームに入ることで、ゲームをしたり、チャットをしたりすることができます。

 

ルームは、「オンライン対戦」、「クエスト」、「ホラー」、「ハングアウト(お出かけ)」、「アート鑑賞」などのカテゴリーがあり、好きなモードを選択して遊ぶことが出来ます。2016年にリリースされたRec Roomは、現在総ユーザー数約7,500 万人、月間アクティブユーザー数はピーク時で300万人と、数多くのユーザー数をかかえるメタバースへと発展しており、未上場ではありますが時価総額は約1750億円まで到達しています。

<その他>

⑭The Lab:初心者におススメのミニゲームプラットフォーム

The Lab:初心者におススメのミニゲームプラットフォーム
(画像:The Lab)

The Labは複数のミニゲームが集まった幅広いVR体験が楽しめるゲームです。

ユーザーは大きなパチンコを使って倉庫内の荷物を破壊していく「Slingshot」や、弓矢を使って迫りくる敵を倒す「Longbow」などのミニゲームを楽しむことができます。

 

激しい目線の移動が少なく「VR酔い」もしにくいので、初心者におススメのゲームです。

⑮Everdome(エバードーム):火星への移住をテーマにしたVRメタバースゲーム

Everdome(エバードーム):火星への移住をテーマにしたVRメタバースゲーム
(画像:Everdome)

Everdomeは、火星への移住をテーマにしたVRメタバースゲームです。3Dスキャナーにより、読み込んだものをそのままメタバース上に再現することができます。また、グラフィックの質に定評のあるUnreal Engineを開発に用いていることから、グラフィックの質が非常に高い点が大きな魅力の一つです。

 

さらに、トヨタやフェラーリなどの大企業と連携したり、ダボス会議に招待されたりするなど、大きな注目を集めているメタバースゲームの一つです。

Steam VR以外のおススメVRゲーム9選

Steam VR以外のおススメVRゲーム9選

SteamVRでプレイすることはできないものの、メタバース総研としておススメの有名なVRゲームとして、以下の9タイトルが挙げられます。

 

  • Fortnite(フォートナイト):3億人がハマるメタバースバトルロイヤルゲーム
  • ②Roblox(ロブロックス):「ゲーム版のYoutube」とも言われるゲームプラットフォーム
  • ZEPETO:スマホで簡単に3Dアバターを作って遊べるアプリ
  • ④TheSandbox:毎月100万人以上がプレイするNFTゲームプラットフォーム
  • ⑤Decentlarand:ブロックチェーンを活用したメタバースプラットフォーム
  • ⑥Axie infinity:ゲーム内で獲得したNFTによって生計を立てることが可能
  • ⑦My Crypto Heroes:世界一のユーザー数を誇るブロックチェーンゲーム
  • ⑧元素騎士ONLINE:多くの著名人や企業も参画する注目のNFTゲーム
  • ⑨XANA:日本人が開発を手がけるメタバースプロジェクト

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①Fortnite(フォートナイト):3億人がハマるメタバースバトルロイヤルゲーム

Fortnite(フォートナイト):3億人がハマるメタバースバトルロイヤルゲーム
(画像:Epic Games)

Fortniteとは、​​小さな島で100人のプレイヤーと戦って最後まで勝ち残ることを目指すバトルロイヤルゲームです。一般的に知られてはいないですが、Fortnite内にはバトルロイヤル以外にも3つのゲームモードがあり、それぞれ「ゼロビルド」(建築なしのバトルロイヤル)、「クリエイティブ」(ユーザーが制作したゲーム)、「世界を救え」というゲームモードになります。

 

ゲーム内でリアルタイムでのユーザー同士のコミュニケーションが活発に行われている点やアーティストのライブなどゲーム以外での利用もされている点から、世界を代表するメタバースの1つとも言われています。

 

基本的には無料で複数人でプレイできること、簡単な操作でゲームを楽しめること、コロナウイルス感染拡大により余暇時間が生まれたことなどにより、小学生を中心に世界中で爆発的に流行な流行を見せています。

 

2017年にリリースされたFortniteは、現在総ユーザー数約3.5億人、月間アクティブユーザー数はピーク時で6,200万人と、圧倒的なユーザー数をかかえるメタバースへと発展しており、未上場ではありますが時価総額は約4兆円まで到達しています。

②Roblox(ロブロックス):2億人がハマるゲーム版Youtube

Roblox(ロブロックス):2億人がハマるゲーム版Youtube
(画像:Roblox)

Robloxとは、他ユーザーが作成した様々なゲームをプレイしたり、ユーザー自身もゲームを作成することのできる、ゲームプラットフォームです。利用されるゲームの全てがユーザー自身によって作成されていることから、「ゲーム版のYoutube」とも評されています。

 

また、ゲーム内でリアルタイムでのユーザー同士のコミュニケーションが活発に行われている点やゲーム内のアバターやアイテムを売買する経済圏が成立していることなどから、世界を代表するメタバースの1つとも言われています。

 

基本的には無料で複数人でプレイできること、簡単な操作でゲームを楽しめること、コロナウイルス感染拡大により余暇時間が生まれたことなどにより、小学生を中心に世界中で爆発的に流行な流行を見せています。

 

2004年にリリースされたRobloxは、現在総ユーザー数約2億人、デイリーアクティブユーザー数は約5000万人と、圧倒的なユーザー数をかかえるメタバースへと発展しています。また、Roblox上でやり取りされる仮想通貨「Robux(ロバックス)」の流通額は2021年時点で年間約3兆円を記録しており、2021年3月の米ナスダック上場時の時価総額は最大3兆円規模に達しました。

③ZEPETO(ゼペット):スマホで簡単に3Dアバターを作って遊べるアプリ

ZEPETO(ゼペット):スマホで簡単に3Dアバターを作って遊べるアプリ
(画像:SNOW)

ZEPETOは、韓国発の写真加工アプリ「SNOW」が運営しているスマホで簡単に3Dアバターを作って遊べるアプリ。チャットベースの世界とゲームベースの世界があり、ユーザーは自身が作成した世界の公開範囲を全世界にするか友人だけにするかを決めることができます。

 

ディズニーやGUCCIやONE PIECEなどの有名ブランドやアニメなどとコラボレーションをしており、全世界の登録ユーザーは2億人を超えています。ユーザーは、アバターの顔をカスタマイズしたり、自分の写真をもとに自分そっくりのアバターを作成するなどして、自分の好きなアバターで仮想空間に参加することが可能です。

④TheSandbox:NFTゲームプラットフォーム

TheSandbox:NFTゲームプラットフォーム
(画像:TheSandbox)

TheSandboxとはボクセル(3次元のピクセル)によって構成されるNFTゲームプラットフォームです。マインクラフトのようにボクセル(3次元のピクセル)を積み重ねてメタバース上にゲームを作ることができ、ユーザーが作成したゲームで遊ぶことができたり、ユーザー間でのコミュニケーションを楽しむことができます。

 

特徴としては、イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としている点、SANDという独自の暗号通貨を持っている点、SANDを用いてLAND(ランド)と呼ばれる土地やアバター、ゲームを作る上で必要な素材、アイテムなどをNFTマーケットプレイスで売買することができる点が挙げられます。

 

2012年にリリースされたTheSandboxは、2018年にAnimoca Brandsが買収してイーサリアムのブロックチェーン技術が導入されました。以降、ユーザー数が増加してダウンロード数は4,000万回、月間アクティブユーザー数は100万人を超えました。

 

2020年3月にはスクウェア・エニックスなどから201万ドルの出資を受けるなどThe SandBoxは165以上のブランドとパートナーシップを結んでおり、今後の発展が期待されています。

⑤Decentraland:ブロックチェーンを活用したメタバースプラットフォーム

Decentraland:ブロックチェーンを活用したメタバースプラットフォーム
(画像:Decentraland

Decentralandとはブロックチェーンを活用したメタバースプラットフォームです。Decentralandはブロックチェーンの技術を活用しているため、メタバースを活用して利益を上げようとしている人たちから大きく支持されています。

 

特徴としては、MANAという独自仮想通貨がある点、ゲームの開発経験がない人でも簡単にゲームやアイテムを作成できるなどクリエイター機能が充実している点や、「DAO(分散型自立組織)」による運営がなされてい点が挙げられます。クリエイター機能でアイテムやコンテンツをつくることだけでなく、その機能を通じてNFTを作成して、MANAを使ってNFTマーケットプレイスで売買することができます。

 

2015年にリリースされたDecentralandは、2021年初頭にはわずか4万人だったユーザー数が、現在は80万人に増えており、今後も増える見通しが高いです。また、2022年3月にはニューヨークやロンドンで開催される「ファッションウィーク」を模したイベント「Metaverse Fashion Week」を開催し、Dolce and GabannaやHugo Boss、Tommy Hilfigerなどの有名ブランドが参加するなどして大いに盛り上がりました。

⑥Axie infinity:ゲーム内で獲得したNFTによって生計を立てることが可能

Axie infinity:ゲーム内で獲得したNFTによって生計を立てることが可能
(画像:Axie infinity) 

モンスターを育成して戦わせるNFTゲームであるAxie infinity(アクシーインフィニティ)では、ゲーム内で手に入れたNFTを換金することにより生計を立てている人々が存在します。

 

Axie infinityはアクティブユーザーが100万人を超える大人気ゲームで、ゲーム内で相手を倒すことによって得られたポイントでモンスターを増殖させたり、アイテムの購入の購入が可能です。そのため、物価の低いフィリピンなどの国では、Axie infinityを長時間プレイしそこで得たポイントを他のプレイヤーに売ることで現実の通貨に換金することで生計を立てている人が存在します。

⑦My Crypto Heroes:世界一のユーザー数を誇るブロックチェーンゲーム

My Crypto Heroes:世界一のユーザー数を誇るブロックチェーンゲーム
(画像:doublejump.tokyo)

My Crypto Heroesは、2019年に世界一のユーザー数を記録した日本初のブロックチェーンゲームです。クエストを通じてアイテムを入手し、キャラクターを強化しながらプレイヤーとの対戦を楽しむことができます。

 

大きな特徴としては、歴史上の偉人をモチーフにしたキャラクターを育成してバトルを行う点が挙げられます。対戦機能が充実しており、自分が育てたヒーローを存分に活躍させることができます。対戦の中で獲得したトークンは仮想通貨取引所で換金することでお金を稼ぐことも可能です。

 

現在でも多くのユーザーを抱える日本を代表するゲームとして大きな注目を集め続けています。

⑧元素騎士ONLINE:多くの著名人や企業も参画する注目のNFTゲーム

元素騎士ONLINE:多くの著名人や企業も参画する注目のNFTゲーム
(画像:Metap.Inc)

元素騎士ONLINEは、メタバース空間でアバターを操作し、バトルやコミュニケーションを楽しむメタバースゲームです。ゲーム内のアイテムはNFTとなっており、RONDという暗号資産で売買することができます。

 

誰でも無料で始めることができるため、NFTゲーム初心者でも気軽に始めることができます。また、NFTアイテムを売却するだけでなく、アバターの装備を制作して販売することでお金を稼ぐことができる点も特徴の一つです。

 

俳優の水嶋ヒロさんなど多くの著名人や企業も制作に参画しており、将来性が期待されるNFTゲームとして注目されています。

⑨XANA:日本人が開発を手がけるメタバースプロジェクト

XANA:日本人が開発を手がけるメタバースプロジェクト
(画像:XANA)

XANAは、日本人の久保武士氏が開発を手がけるメタバースプロジェクトです。

 

リアルなメタバース空間が再現されており、ユーザーは単にゲームをプレイするだけでなく、ゲームを作ったりNFTの売買をしてXETAというトークンを取得するなどしてお金を稼ぐことができます。

 

また、XANAはウルトラマンや鉄腕アトムなどの有力IPとコラボし、NFTトレーディングゲームを発表するなど、NFT関連のプロジェクトにも注力しています。

 

日本人が開発を手掛けているため様々な日本企業とも連携しており、認知度が高いメタバースです。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

株式会社メタバース総研(現・CREX)代表取締役社長。
慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却後、日本企業の海外展開/マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を創業・社長就任を経て、現職に。メタバースのビジネス活用に特化した国内最大級の読者数を誇るメディア「メタバース総研」の運営やメタバースに関するコンサルティング及び開発サービスの提供を行っている。著書に『はじめてのメタバースビジネス活用図鑑』(中央経済社)

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