【2024年最新】おススメのメタバース制作/開発会社20選

メタバース 制作/開発会社

MetaのVRヘッドセットのQuestシリーズが累計販売台数2,000万台を突破し、Appleも初のXRデバイスの発売を発表するなど、近年メタバースへの注目はより一層高まっています。

  

幅広い業界の企業が相次いでメタバースの活用を進めるなかで、自社でもメタバース活用や制作/開発を検討しているという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、2023年最新版のおススメのメタバース制作/開発会社20社をご紹介します。

 

本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。

 

  • 代表的なメタバース制作/開発会社を幅広く抑えておきたい
  • メタバース制作/開発会社が多数あり、各社の違いや特徴が分からない
  • 失敗しないためのメタバース制作/開発会社の選び方を知りたい
  • メタバース制作/開発にかかる費用の相場を知りたい

 

本記事を読めば、メタバース制作/開発を進める上で絶対に抑えておきたいポイントを効率よくキャッチアップできると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。


また、メタバース総研では、メタバース活用を検討する上で押さえておきたい、基礎知識やノウハウを一冊にまとめたガイドブックを無料で配布しています。

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目次

メタバース制作/開発会社選びに失敗しないための5つのポイント

メタバース制作/開発会社選びに失敗しないための5つのポイント

メタバース制作/開発会社選びに失敗しないためのポイントとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①自社がメタバースを制作/開発する目的を明確化する
  • ②社内のプロジェクトを推進する人員リソースを確認する
  • ③制作/開発会社がどのようなタイプの制作に対応しているか確認する
  • ④制作/開発会社が制作中心か、企画立案から一貫して支援してくれるか確認する
  • ⑤制作/開発会社が予算内でどのような支援を行ってくれるか確認する

 

それぞれについて分かりやすく紹介していきます。

 

※メタバース/XRの開発を検討する際に、必ず抑えておきたい、企画〜開発までの4つのステップやポイントをまとめた資料をダウンロード頂けます。

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①自社がメタバースを制作/開発する目的を明確化する

1つ目のポイントは、自社がメタバースを制作/開発する目的を明確化することです。

メタバースを”活用すること自体が目的”となってしまっている企業は、成果を上げることができない傾向にあります。

 

そもそも何のためにメタバースを活用するのかを明確化することで、自社に最適なユーザー体験やメタバース空間を具体的に設計し、制作することができます。

②社内のプロジェクトを推進する人員リソースを確認する

2つ目は、社内のプロジェクトを推進する人員リソースを確認することです。

メタバース活用には、事業・企画の立案から、3Dモデリング/プログラミング、制作後の運用など、様々な役割を担う人材が必要となります。

 

そのため、事前に社内でどの役割を担う人材がどの程度不足しているのかを明確にすることで、自社の状況に合った制作/開発会社や支援プランを選ぶことができます。

③制作/開発会社がどのようなタイプの制作に対応しているか確認する

3つ目のポイントは、制作/開発会社がどのようなタイプの制作に対応しているか確認することです。

一言でメタバース制作/開発会社といっても、制作/開発会社が運営する特定のプラットフォーム上でのメタバースや、バーチャルショップなど特定のユースケースのメタバースの制作が中心など、対応の可否は様々です。

 

制作/開発会社側の都合に基づきメタバースを制作/開発するのではなく、あくまで自社の目的達成の手段として、最適なメタバースを制作/開発してくれる会社を選ぶようにしましょう。

④制作/開発会社が制作中心か、企画立案から一貫して支援してくれるか確認する

4つ目のポイントは、制作/開発会社の支援範囲が制作中心か、企画立案から一貫して支援してくれるか確認することです。

制作/開発会社の中には、あくまでメタバースの制作が中心の一般的な会社と、メタバースを活用した事業・企画の立案から制作まで一貫して支援してくれる会社の2つのタイプが存在します。

 

メタバース活用で成果を上げるためには、制作以前に「どのようなメタバースを制作/開発すべきか」の企画のプロセスが極めて重要であり、社内に知見を有する人材がいない場合などは、事業・企画の立案から支援してくれる制作/開発会社を選ぶと良いでしょう。

⑤制作/開発会社が予算内でどのような支援を行ってくれるか確認する

5つ目のポイントは、制作/開発会社が予算内でどのような支援を行ってくれるか確認することです。

制作/開発会社によっては、メタバース制作/開発でXXX万円、Xカ月の運用でXXX万円というように、ある程度支援内容と費用が固定パッケージ化されている会社も多く存在します。

 

そのため、予算と制作の目的・要望を伝えた上で、自社の目的達成に繋がる支援を行ってくれる制作/開発会社を選ぶようにしましょう。

代表的なメタバース制作/開発会社8選

代表的なメタバース制作/開発会社8選

代表的なメタバース制作/開発会社として、以下の8社が存在します。

 

  • ①ホロラボ:XRシステムやアプリの研究・開発
  • メタバース総研:国内最大のナレッジに基づき企画から制作/開発まで支援
  • ③ハシラス:VRコンテンツ専門の制作/開発会社
  • ④NestVisual:映像表現に強みを持つデジタルコンテンツ制作/開発会社
  • ⑤MESON:最先端のXR体験を構築するクリエイティブスタジオ
  • ⑥面白法人カヤック:メタバース専門部隊による総合プロデュース
  • ⑦セガエックスディー:ゲーミフィケーションを活用したメタバースを開発
  • ⑧積木制作:建築用 CGVRコンテンツの制作/開発会社

 

各社の概要や特徴について分かりやすく紹介していきます。

①ホロラボ:XRシステムやアプリの研究・開発

ホロラボ:XRシステムやアプリの研究・開発
(画像:ホロラボ)

ホロラボは、Microsoft HoloLensの日本発売日である2017年1月18日に設立されました。マイクロソフトが開発している複合現実プラットフォームであるWindows Mixed Realityなどのシステムやアプリケーションの研究・開発を行っています。また、Windows Mixed Realityなどの最新技術を簡単に理解できるような教育プログラムの開発も行っています。

 

新しい技術の研究だけでなく、展示やデモ、カンファレンスなどを通じて、他者と協力して新しい技術の普及や技術者同士の交流を促進しています。

②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバースを開発

メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバースを開発

メタバース総研は、企業向けのメタバース/XRのコンサルティング・開発を行っている会社です。

 

同社は、多数のメタバース活用支援と国内最大級のビジネス向けメタバースメディアの運営により培った、豊富な経験と知見を武器とする、高品質のコンサルティングから制作/開発までの一気通貫での支援を強みとしています。

 

さらに、各領域に強みを持つ、38名のクリエイター/エンジニアや12社のパートナー企業による強力な支援体制を有しており、各企業の目的や要望に合わせた、オーダーメイドでの制作/開発が可能な点も特徴です。

 

そのため、現状構想段階にあり事業・企画の立案から支援してほしい企業や、テンプレ的な設計ではなく自社ならではのメタバースを制作/開発したい企業におススメです。

 

メタバース総研は豊富な経験とナレッジに基づき、各社様に合わせた先進事例や具体的な活用アイデアなどの最新ナレッジをご提供させていただいております。 メタバース/XR活用でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。 

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③ハシラス:VRアトラクションの制作・開発

ハシラス:VRアトラクションの制作・開発
(画像:ハシラス)

ハシラスは、VRコンテンツ専門の制作会社です。なかでもハイエンドVRデバイスと独自のハードウェア・ソフトウェアを組み合わせたVRアトラクションの企画・制作の実績が豊富です。

 

ハシラスの強みは次の3点です。

  • 1.豊富な導入実績・事例と圧倒的な体験ユーザー数
  • 2.オリジナル体感ハードウェアの作成
  • 3.ハイエンドVRの豊富なノウハウ

 

1点目の豊富な導入実績・事例と圧倒的な体験ユーザー数に関して、ハシラスは2014年からVRアトラクションの開発を行なっており、国内外問わず多数の施設にコンテンツを納入しています。多くの実績と、圧倒的な体験ユーザー数から得られるフィードバックにより、豊富な技術・知見を育んでいます

 

2点目のオリジナル体感ハードウェアの作成に関して、VR向けライドなどの体感ハードウェアを自主制作している点がハシラスのコンテンツ制作の特徴であり、良好な体感性やアテンド性、酔い防止などの最新の知見を盛り込んだハードウェアを継続的に開発しています。

 

3点目のハイエンドVRの豊富なノウハウに関して、ハシラスはハイエンドなVR機器をフル活用した体験価値の高いコンテンツ制作を得意としています。一般的な360度動画と異なり、現実の身体とVR空間が相互作用するコンテンツを実現可能です。アニメやマンガなどのIP活用においても、原作そのままの世界観に体験者自身が入り込んで活躍できるリッチなコンテンツ制作が可能です。

 

ハシラスは、株式会社サンシャインシティや株式会社リクルートテクノロジーズなどのハイエンドVRの制作支援をしています。

④NestVisual:クオリティの高い映像表現を活かしたデジタルコンテンツの制作

NestVisual:クオリティの高い映像表現を活かしたデジタルコンテンツの制作
(画像:NestVisual)

NestVisualは、XRやインタラクティブシステム、プロジェクションマッピングなど、様々なデジタルコンテンツの開発・制作会社です。

 

NestVisualは、映像コンテンツとテクノロジーのかけ合わせによる高品質な映像表現を強みとし、企業のニーズに応じたメタバースの開発を行っています。また、メタバース開発キットを活用した開発からオリジナルの開発まで、予算に応じたメタバース開発に対応しています。

⑤MESON:最先端のXR体験を構築するクリエイティブスタジオ

MESON:最先端のXR体験を構築するクリエイティブスタジオ
(画像:MESON)

MESONは、2017年9月に設立された、XR時代の最先端のユースケースやUXを設計するクリエイティブスタジオです。ゲーム開発、建築、文化、デザインなどのバックグラウンドを持つ多様な才能で構成されたチームです。

 

MESONが提供する「PORTAL」「AR City in Kobe」の2サービスが、世界最大のARカンファレンス「AWE award」でファイナリストにノミネートされました。ARソフトウェア製品がファイナリストにノミネートされるのは、日本ではMagicleap、Snapchatと並んで初めてのことです。

⑥面白法人カヤック:メタバース専門部隊による総合プロデュース

面白法人カヤック:メタバース専門部隊による総合プロデュース
(画像:面白法人カヤック)

面白法人カヤックは、広告やPRの受託開発を行う「面白プロデュース事業」やソーシャルゲームの開発・運用を行う「ゲーム・エンタメ関連事業」やゲームやeスポーツのコミュニティに特化した「eスポーツ関連事業」などの事業を展開する企業です。

 

面白法人カヤックの強みは次の3点です。

  • 1.クリエイティビティのあるクリエイターを多く抱えている点
  • 2.広告的なVRコンテンツが得意な点
  • 3.VRのニュースを語るポッドキャストを運営している点

 

1点目のクリエイティビティのあるクリエイターを多く抱えている点に関して、「つくる人を増やす」の経営理念のもと会社経営を行っているため、社内にクリエイティビティのあるクリエイターを多く抱えているのが特徴で面白いサービスを次々にリリースしてきました。

 

2点目の広告的なVRコンテンツが得意な点に関して、VR領域においては、企業の課題を解決する広告的なVRコンテンツなど、様々なシーンでVRコンテンツの企画・実装・演出を行い、世の中にまだない新しい体験を次々と生み出しています。

 

3点目のVRのニュースを語るポッドキャストを運営している点に関して、「カヤックVR部VRadio」をSoundCloudとYouTubeで配信中しており、運営を通じて蓄積されたナレッジをVR制作に活かしています。

⑦セガ エックスディー:ゲーミフィケーションを活用したメタバースを開発

セガ エックスディー:ゲーミフィケーションを活用したメタバースを開発
(画像:セガ エックスディー)

セガ エックスディーは、ゲームの要素をゲーム以外の場面でも取り入れるゲーミフィケーションを活用した顧客の課題解決に強みを持ち、ゲーミフィケーションを活用したメタバースの開発サービスを提供しています。

 

セガ エックスディーは、「メタバースを使って何がしたいのか」ではなく、「ユーザーにどんな体験を提供したいのか」という視点を重視しています。ユーザーに提供したい体験を考えていく中で、その体験の提供に最も適したコンテンツがメタバースコンテンツである、となれば、自然とユーザーに使われるメタバースコンテンツが広まると考えています。

 

直近では、電通とコラボして、メタバースゲームRobloxに参入し、ブランドコミュニケーション構築を目指す企業に対しメタバース開発サービスの提供を開始しています。

 

セガ エックスディーは今後も、ゲーミフィケーションを活用して顧客の課題を解決するという目的のためにメタバースへの取り組みを進めていくとのことです。

積木製作:建築用 CGVRコンテンツの制作

積木製作:建築用 CGVRコンテンツの制作
(画像:積木製作)

積木製作は、建築用 CG 制作と VR コンテンツ制作を 2 本柱に事業を展開している企業です。積木製作は、大林組や鹿島建設や九州旅客鉄道や大和ハウス工業などの支援をしています。一級建築士でもある城戸太郎氏が2003年9月に設立した企業で、建築に特化したノウハウが豊富に蓄積されています。

 

建築の専門知識に加え、画像やCGのクオリティーにも定評があり、建築に特化したVR制作会社としてマンションやオフィス、公共事業などの支援を行っています。マイクロソフト社から「Microsoft Mixed Realityパートナー」として正式に認定されており、技術力の高さも評価されています。

 

また、「安全体感VRトレーニング」というサービスは160社以上に採用されたVR体感教育で、1台38,500円(税込)という低価格で利用可能です。

代表的な企業向けメタバースソリューション・サービス12選

代表的な企業向けメタバースソリューション・サービス12選

企業向けにメタバースソリューションを提供する主要な会社として以下の12社が挙げられます。

 

  • ⑨スペースデータ:衛星データや3DCGを駆使し仮想空間を構築
  • oVice:自由に動いて話しかけられるバーチャル空間
  • ⑪monoAI technology:大人数同時接続可能なバーチャル空間プラットフォーム「XR CLOUD」を提供
  • ⑫パーソルマーケティング:メタバース人材の派遣・育成やコンサルティングの提供
  • ⑬ambr:メタバース構築プラットフォーム「xamber」によるメタバース空間構築支援
  • ⑭ハコスコ:誰でも簡単にEC向けメタバース空間を開設できるソリューションを提供
  • ⑮VRC:人体の3Dアバター化技術を活用した様々なソリューションを提供
  • ⑯リアルバーチャル:ビジネス向けに特化したメタバースソリューションの提供
  • ⑰Synamon:VR上であらゆるビジネス活動が可能になるソリューションの提供
  • ⑱Symmetry:デジタルツインをフル活用したソリューションの提供
  • ⑲凸版印刷:VR上のショッピングモールメタパを展開し、企業の出店を支援
  • ⑳イマクリエイト:VRを活用した注射手技の研修

 

それぞれの企業の概要や特徴を分かりやすく紹介していきます。

 

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⑨スペースデータ:衛星データや3DCGを駆使し仮想空間を構築

スペースデータ:衛星データや3DCGを駆使し仮想空間を構築
(画像:スペースデータ)

株式会社スペースデータは、「宇宙×データ」をテーマに研究開発を行うことを目的に設立された宇宙スタートアップです。「テクノロジーで新しい宇宙を創る」をビジョンに掲げ、衛星データや3DCG技術を活用し、仮想空間上にもう一つの世界を自動生成するAIアルゴリズムの開発を行っています。

 

スペースデータの高精度な3Dモデルは、デジタルツインを建築シミュレーションに活用する建築会社や仮想世界を舞台にしたゲームの開発会社など、多くの企業にソリューションを提供します。

⑩oVice:自由に動いて話しかけられるバーチャル空間

oVice:自由に動いて話しかけられるバーチャル空間
(画像:oVice株式会社)

oViceとはoVice株式会社が提供している自由に動いて話しかけられるバーチャル空間サービスです。主に企業向けに、「オンラインでのコミュニケーションを最大化」することを目指して開発されたバーチャル空間で、アバターを使ってオンライン画面上を自由に動いて自由に話しかけることができます。

料金プランはオフィス利用におすすめの継続利用とイベントにおすすめの単発利用があり、継続利用は月額¥5,500〜、単発利用は週額¥2,750〜で利用することができます。また、データダッシュボードもオプションとして月額¥5,500で追加することができます。

 

oViceの特徴としては大きく2点あり、1点目がアバター間の距離に応じて声の大きさが変化する点、2点目がひと目でバーチャル空間全体を把握できる点です。

 

1点目のアバター間の距離に応じて声の大きさが変化する点に関しては、アバターを使ってオンライン画面上を自由に動いて自由に話しかけることができ、自分のアバターに近い声は大きく、遠くの声は小さく聞こえる仕組みが導入されています。

 

2点目のひと目でバーチャル空間全体を把握できる点に関しては、上記の写真のようにバーチャル空間全体をひと目で見渡して、誰がどこにいるかを確認することができます。

 

これらの特徴が多くのユーザーに刺さり、利用企業数は2,034社以上、60,000人以上がoViceを利用しています。

 

※関連インタビュー記事:バーチャルオフィスoviceとは?約4,000社に導入されるワケを広報担当者に直撃

⑪monoAI technology:大人数同時接続可能なバーチャル空間プラットフォーム「XR CLOUD」を提供

monoAI technology:大人数同時接続可能なバーチャル空間プラットフォーム「XR CLOUD」を提供
(画像:monoAI technology)

monoAI technology株式会社は、XR CLOUDという大人数同時接続可能なバーチャル空間プラットフォームを提供しています。

 

XR CLOUDの特徴は次の2点です。
①数万人同時接続可能
②マルチデバイス参加可能

 

1点目の数万人同時接続可能に関して、⾼速同時多接続が特徴の5G回線を活用して、独⾃の接続エンジン技術でPCやモバイルでの⼤規模同時接続を実現しています。

 

2点目のマルチデバイス参加可能に関しては、XR CLOUDはパソコン、スマートフォンでどこからでも⼿軽に参加可能であり、利⽤環境による障壁が少ないため、多くの⽅が参加できます。また、VR専⽤機器やモバイル端末にハコスコなどのオプション利⽤で、より深い没⼊感が得られます。

 

このように、XR CLOUDは、大規模なメタバースイベントを開催したい企業にとって最適なソリューションを提供します。

⑫パーソルマーケティング:メタバース人材の派遣・育成やコンサルティングの提供

パーソルマーケティング:メタバース人材の派遣・育成やコンサルティングの提供
(画像:パーソルマーケティング)

人材派遣大手パーソルマーケティングは、2022年1月よりメタバースデザイン事業部を設置し、メタバース人材の派遣・育成、メタバース環境構築支援、メタバースイベント開催支援、メタバース空間への出店・運営支援など、メタバースに関する様々なソリューションを提供しています。 

 

パーソルグループのリソースを活かしたメタバース人材の派遣・育成だけでなく、PwCコンサルティングと協力して、メタバースのビジネス活用を検討している企業向けに構想策定・環境構築・運営支援などのコンサルティングも提供しています。

 

※関連インタビュー記事:メタバース活用で日本の人手不足問題を解決へ|パーソルマーケティング 川内浩司氏

⑬ambr:メタバース構築プラットフォーム「xamber」によるメタバース空間構築支援

ambr:メタバース構築プラットフォーム「xamber」によるメタバース空間構築支援
(画像:ambr)

ambrは、「ユーザー体験の最大化」を軸に、「xamber(クロスアンバー)」などのメタバース構築プラットフォームを開発・提供しています。

 

xamberは、メタバース空間を創造するために必要な機能を備えており、ユーザーは、質の高いメタバース空間を効率的に構築することができます。単にテンプレートにコンテンツをはめ込むようなプラットフォームではなく、ユーザーの希望に沿ってメタバース空間を大きくカスタマイズすることができる点が特徴です。

⑭ハコスコ:脳科学の知見を活かしたVR開発

ハコスコ:脳科学の知見を活かしたVR開発
(画像:ハコスコ)

ハコスコは、脳科学をベースにしたワンストップなソリューションの開発・提供を行っている企業です。ハコスコは、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズやキングレコード株式会社やトヨタ自動車株式会社や和歌山県などの支援をしています。

 

ハコスコの代表取締役 CEO の藤井さんは適応知性および社会的脳機能解明を研究する医学博士・脳科学者であり、「つながる脳」(毎日出版文化賞 受賞)などの書籍も出版しています。また、ハコスコは2014年7⽉に理化学研究所の理研ベンチャー制度により創業された会社です。

 

箱+スコープ=「ハコスコ」の名前のとおり、ダンボールにレンズをつけ、スマートフォンを利用しただけのミニマルなつくりのHMDを提供しており、累計141万台を販売しています。

 

さらに、ハコスコはECメタバース、VRゴーグル、360°カメラも提供しており、VRを体験する・配信をする・映像を作るというVRをワンストップで体験できるプラットフォームを実現しています

⑮VRC:人体の3Dアバター化技術を活用した様々なソリューションを提供

VRC:人体の3Dアバター化技術を活用した様々なソリューションを提供
(画像:VRC)

VRCは、人の身体を3Dアバター化する技術やデジタルツインを活用し、様々なソリューションを提供するサービスを展開しています。

 

例えば、ヘルスケアの分野では、ボディデータとデジタルツインのデータを活用することで、身体の寸法を可視化することができます。体重が1kg減った際に自分の見た目がどのように変わるのかなど、未来の変化を可視化することで、健康意識の改善を図ることができます。

 

また、広告の分野では、例えば、ランニングシューズの広告でシューズを履いた自分がボルトと一緒にオリンピックの決勝で100M走を走るという体験をメタバース上で実現するなど、アバターやデジタルツインの活用により、消費意欲促進に繋げることが期待できます。

 

VRCは、物理的なボディデータを現在の検索履歴やアクセス履歴と同レベルで収集・活用することによって3Dアバターによる経済圏を広げ、日常のエンパワーメントにつなげていきたいとのことです。

 

※関連インタビュー記事:進化が加速する実写の3Dアバターがもたらすビジネスチャンスとは?

⑯リアルバーチャル:ビジネス向けに特化した活用のためのメタバース空間の制作・提供

リアルバーチャルが提供する新感覚メタバース
(動画:リアルバーチャル)

リアルバーチャルは、メタバースを通して、リアルとバーチャルが融合する新しい世界の創造を目指し、主にビジネス向けのメタバース空間を提供しています。

 

企業向けに新卒採用やバーチャル店舗のためのメタバース空間の提供、学校向けにオンライン授業のためのメタバース空間の提供、自治体向けにメタバース観光の実施の支援などを行っており、ビジネス系メタバースで多くの実績を有しています。

⑰Synamon:VR上であらゆるビジネス活動が可能になるソリューションの提供

Synamon:VR上であらゆるビジネス活動が可能になるソリューションの提供
(画像:Synamon)

Synamonは、VR技術の活用によってメタバース空間であらゆるビジネス活動を可能にするVRビジネス施設NEUTRANSを運営しています。

 

企業向けにメタバースオフィスやセミナー会場、研修センターなどの場を提供するほか、360°画像や動画による工場見学や観光地ツアーなどの実施も可能にします。

⑱Symmetry:デジタルツインをフル活用したソリューションの提供

Symmetry:デジタルツインをフル活用したソリューションの提供
(画像:Symmetry)

Symmetryは、現実世界で起きている事象をデジタルデータに変換し、デジタルツイン上に再現するサービスを提供しています。IoTによるリアルタイムデータや人工衛星データをもとに現実で起こっている事象をそのまま反映し、デジタルツイン上で、現実世界のシミュレーションを行うことを可能とします。

 

例えば、都市計画の際の災害のシミュレーションに役立てたり、建築会社がデジタルツイン上で建築のシミュレーションを行い安全性を確認したり、小売り分野においてオペレーションの改善と店舗の少人化経営を図ったりするなど、様々な業界の企業に対し、デジタルツインのメリットを最大限に活用したソリューションを提供しています。

⑲凸版印刷:VR上のショッピングモール”メタパ”を展開

凸版印刷:VR上のショッピングモール"メタパ"を展開
(画像:凸版印刷)

メタパは凸版印刷が提供するリアルとバーチャルを融合したVR/メタバースショッピングモールです。

 
メタパの特徴は次の2点です。
①リアルとバーチャルを融合した新しい買い物体験
②友だちや家族とグループでショッピングができる

 

1点目のリアルとバーチャルを融合した新しい買い物体験に関して、メタパではリアルのお店で販売されているリアルの商品をメタバース上で購入することができます。

 

2点目の友だちや家族とグループでショッピングができる点に関して、メタパは メタ+パーティの造語であり、仲間と集まれるメタバース(仮想空間)です。人が集まる賑わいや、友だちや家族といろんなお店を一緒に巡ってショッピングできる楽しさをバーチャルで体験できます。

 

※関連記事:凸版印刷がメタバースに参入する理由とは?展開する5つの事業も紹介

⑳イマクリエイト:VRを活用した注射手技の研修

イマクリエイト:VRを活用した注射手技の研修
(画像:イマクリエイト)

イマクリエイト社の提供する「VRワクチン注射シミュレーター」は、VR内に表示される模型に従うだけで、筋肉注射の手順を感覚的に習得することができる研修用のサービスです。座学や教材を用いた事前学習にシミュレーターを加えることで、手順のミス防止が期待されます。

 

実際の患者さんに注射の処置を行えるようになるためには、十分な練習が必要です。しかし、定期的にトレーニング用品を補充する必要があることや、多数の生徒が同時に練習することが困難であり、医療現場での悩みの種となっています。そこでイマクリエイトは「実生活と同じように自分の身体を使って練習する」というコンセプトのもと、このバーチャルトレーニングシステムを開発しました。

 

これにより、医学生は施設や設備の有無にかかわらず、いつでも、何度でもトレーニングが可能になりました。

メタバースを制作/開発するための4つのステップ

メタバースを開発するための4つのステップ

メタバースを自社開発するためのステップとして以下の4つのステップが挙げられます。

 

  • ①メタバースの企画
  • ②開発環境・ツールの選定
  • ③サービスの体験設計・開発
  • ④サービスのテスト・公開

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

①メタバースの企画

1つ目のステップは、メタバースの企画です。成果を挙げるメタバース開発を行うには、強力な開発体制の構築はもちろん、自社の目的達成に向け、「どのようなメタバースを開発すべきか」を検討するリサーチと企画のプロセスが極めて重要となります。

 

メタバース開発で成果を上げるためのリサーチ・企画のポイントとして、以下の2点が挙げられます。

 

  • 1. 最先端の市場動向・定石の把握/活用
  • 2. 各社の課題や目的にマッチするメタバース戦略・企画の立案

1. 最先端の市場動向・定石の把握/活用

 最先端の市場動向・定石の把握/活用

近年幅広い業界・用途でのメタバース活用が進む中で、成果が上がっている事例には共通点が存在します。そのため、最新の市場動向やノウハウを抑えることが、成功確度の高い戦略・企画の大前提となります。

2. 各社の課題や目的にマッチするメタバース戦略・企画の立案

 各社の課題や目的にマッチするメタバース戦略・企画の立案

メタバースに取り組むこと自体を目的とするのではなく、”事業成長のための有効な手段”としての、自社ならではのメタバース戦略・企画を立案できるかが極めて重要となります。

②開発環境・ツールの選定

開発環境・ツールの選定 Unity
(画像:Unity

2つ目のステップは、開発環境・ツールの選定です。メタバースを開発する目的・ターゲットとする顧客を明確にした上で、目的に沿った開発環境・ツールを選定しましょう。代表的な開発環境・ツールとしては、3DCGの制作においては「Blender」や「Maya」、VR/ARの開発においては「Unity」や「Unreal Engine」などが挙げられます。

 

メタバース開発の中でも、単にVR/ARのコンテンツを制作したいのか、iOS/Androidで利用できるアプリを開発したいのかによって、利用する開発環境・ツールは異なります。 

③サービスの体験設計・開発

3つ目のステップは、サービスの体験設計・開発です。実現したいユーザー体験の設計を行った後、実際の開発を行います

 

単にVR/ARのコンテンツを制作したいのであれば簡易なツールでも対応可能な場合がありますが、よりクオリティの高いユーザー体験を実現するためには、「Unity」や「Unreal Engine」を利用してプログラミングを行い、アプリケーションを開発する必要があります。

④サービスのテスト・公開

4つ目のステップは、サービスのテスト・公開です。スマホ、タブレット、ヘッドマウントディスプレイなど対象とするデバイスにおいて、バグがないか、表示速度に問題がないかなどをテストします

 

動作に問題がなければ、アプリであればデバイスごとにアプリストアに申請を行い、審査が通ればリリースとなります。

メタバースを制作/開発する2つの方法

メタバースを制作/開発する2つの方法

メタバースを制作/開発する代表的な方法として、以下の2つが挙げられます。

  • ①メタバース専門の制作/開発会社に依頼をする:高品質なメタバース制作/開発が可能
  • ②自社のエンジニアが制作/開発を行う:コストを抑えることが可能

それぞれの方法の概要やメリット・デメリットを分かりやすく紹介していきます。

①メタバース専門の制作/開発会社に依頼をする:高品質なメタバース制作/開発が可能

1つ目の方法は、上記で紹介したような制作/開発会社に依頼をする方法です。

メタバース制作/開発の豊富な経験と知見を有する制作/開発会社に依頼をすることで、高品質のメタバースを制作/開発することが可能です。

 

代表的なメリットとして、以下の3つが挙げられます。

  • 1.豊富な経験と知見に基づき、高品質のメタバース制作/開発が可能
  • 2.体制が整っているため、限られた期間でメタバース制作/開発が可能
  • 3.社内の人員リソースに余裕が無くても、メタバース制作/開発が可能

 

一方で代表的なデメリットとして、以下2つが挙げられます。

  • 1.自社で制作/開発する場合と比べ、一定コストがかかってしまう
  • 2.社内企画通りに制作/開発会社に制作してもらうため、綿密なすり合わせが必要

また、メタバース制作/開発会社には、制作/開発を中心に対応している会社と、事業立案や企画から開発まで一貫して対応している会社が存在するため、自社の検討状況や課題にマッチした会社を選定することが重要となります。

②自社のエンジニアが制作/開発を行う:コストを抑えることが可能

自社のエンジニアが制作/開発を行う:コストを抑えることが可能 Unity
(画像:Unity)

2つ目の方法は、ツールを活用し自社のエンジニアがメタバースを制作/開発する方法です。

メタバースをリリースするためには、3Dモデリングやアニメーション、VR/AR開発、プログラミングなど様々な工程が存在します。

 

一方で、近年これらに対応する有力なツールが登場してきています。これらのツールを活用することができれば、コストを抑えたメタバース制作/開発が可能です。

 

代表的なメリットとして、以下の2つが挙げられます。

  • Unityなどのツールなどを活用できれば、低コストで制作/開発が可能
  • 開発体制が整っていれば、社内の企画通りのメタバースを制作/開発可能

 

一方で代表的なデメリットとして、以下2つが挙げられます。

  • 1.経験者が不在の場合、高品質のメタバース制作/開発が難しい
  • 2.十分な人的リソースが無い場合、メタバース制作/開発が難しい・期間を要してしまう

タイプ別メタバース制作/開発の費用相場

タイプ別メタバース活用の費用

メタバース活用は、メタバース空間の構築からリモートワークでの利用まで様々なタイプが存在し、タイプによって費用が大きく変わってきます。タイプ別の費用相場は以下の通りです。

 

  • ➀独自のユーザー向けメタバースサービスの構築:100万~1000万円超
  • ②オンラインショッピングへの活用:100万~1000万円超
  • ③プロモーションへの活用:10万~500万円超
  • ④メタバースイベントへの出展:無料~100万円超
  • ⑤独自の業務効率化向けメタバースサービスの構築:100万円~
  • ⑥リモートワークへの活用:無料~月額5万円程度

 

それぞれをわかりやすく解説しています。

 

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➀独自のユーザー向けメタバースサービスの構築:100万~1000万円超

独自のユーザー向けメタバースサービスの構築:100万~1000万円超 凸版印刷
(画像:凸版印刷)

独自のユーザー向けメタバースサービスの構築の費用の相場は100~1000万円超とかなりケースバイケースとなっています。その理由としてはどの程度サービスを充実させるかや、どのような開発方法を用いるかによってかかる工数が大きく変わってくるからです。

 

例えば、VRChatやDOORをベースにする場合であれば100万円~、一方で0からオリジナルのメタバースを構築する場合は、シンプルな機能のもので500万円~、機能をリッチにすると1000万円異常が必要となってきます。

②オンラインショッピングへの活用:100万~1000万円超

オンラインショッピングへの活用:100万~1000万円超 三越伊勢丹
(画像:三越伊勢丹)

メタバースのオンラインショッピングへの活用にかかる費用の相場は100万~1000万円超となっています。自社独自のサービス構築をする場合や、メタバース上のショッピングモールに出展する場合など様々なパターンが存在します。

 

三越伊勢丹が構築する独自のメタバース上の仮想都市である「レヴ ワールズ」のように、独自のサービス構築をする場合は1000万円を超える費用が必要となります。

 

一方で、凸版印刷社が提供しているメタバース上のショッピングモール「メタパ」への出展の場合、費用は300万円~と、独自構築に比べると費用を抑えることが可能です。

③プロモーションへの活用:10万~500万円超

プロモーションへの活用:10万~500万円超 COCOAR
(画像:Cloud CIRCUS)

メタバースのプロモーションへの活用にかかる費用の相場は10万~500万円となっています。

 

日産自動車が新車発表会・試乗会向けのメタバースを構築した事例のように、0から独自のメタバース空間を構築する場合は500万円を超える高額な費用が必要となります。

 

一方で、AR作成ツールCOCOARなどの、メタバース制作ツールを活用する場合は、月額3万円程度からメタバースを作成することができます。

④メタバースイベントへの出展:無料~100万円超

メタバースイベントへの出展:無料~100万円超 バーチャルマーケット
(画像:HIKKY

メタバースイベントへの出展にかかる費用の相場は無料~100万円超となっています。

 

比較的小規模のメタバースイベントやメタバースプラットフォーム上に出展する場合であれば無料の場合もあります。

 

一方で、バーチャルマーケットなど多くのユーザーを集めるメタバースイベントの場合、リアルのイベント会場の出展と同様、100万円を超える出展費用が必要となります。

⑤独自の業務効率化向けメタバースサービスの構築:100万円~

川崎重工の工場を丸ごとメタバース化する計画
(画像:川崎重工)

独自の業務効率化向けメタバースサービスの構築にかかる費用は100万円~となっています。

 

製造業界での工場のメタバース化(デジタルツインの構築)や医療業界での遠隔手術支援システムなどは、業務効率化により大きな収益向上のインパクトが見込める一方で、各社独自のメタバースサービスを構築する必要があり、費用は100万円以上かかることが多いです。

⑥リモートワークへの活用:無料~月額5万円程度

リモートワークへの活用:無料~月額5万円程度 MetaLife
(画像:学研)

メタバースのリモートワークへの活用の相場は無料~月額5万円程度となっています。

 

例えば、リモートワーク向けのツールとしてMeta社が提供する「Horizon Workroom」や「Gather」など無料で利用できるものから、学研の提供する「metaLife」など月額数万円で利用できるものまで存在しますが、他の活用のタイプと比べると安価にメタバースを活用することが可能です。

 

一方で、より高い没入感を得るためにMetaQuestなどのVRゴーグルを購入する場合は、デバイスの費用が1台あたり約5万円必要となります。

企業がメタバースを制作/開発する3大メリット

企業がメタバースを活用する3大メリット

企業がメタバースを制作/開発する代表的なメリットとして以下の3つが挙げられます。

 

  • ①新規事業の創出
  • ②マーケティング・ブランディングの強化
  • ③企業の社内業務の効率化

 

それぞれのメリットを分かりやすく紹介していきます。

①新規事業の創出

新規事業の創出 バンダイナムコ
(画像:バンダイナムコ)

1つ目のメリットは、メタバースサービスやイベントなどの新規事業の創出です。

メタバースを活用し新たなサービスを構築することで、ユーザーに対し現実に存在するもの/しないものを含め、仮想空間上に3Dの世界を構築することができるというメタバースならではの特徴を活かし、ユニークな体験を提供するサービスを提供することができます。

 

また、メタバース上でアーティストや企業を集めたイベントをすることで、入場券やデジタルコンテンツの販売など収益性の高い新たなビジネスを展開できることが挙げられます。

 

⇒関連サービス:メタバース総研の新規事業創出支援サービスはこちら

②マーケティング・ブランディングの強化

マーケティング・ブランディングの強化 三越伊勢丹
(画像:三越伊勢丹)

2つ目のメリットは、メタバースを活用したマーケティング・ブランディングの強化です。

メタバースが人々の生活に普及するにつれ、オフラインからオンラインへ、WebからSNSへと起こってきたのと同様の顧客接点のシフトが、メタバースでも起こると考えられます。

 

メタバースをマーケティング・ブランディングに活用することで、従来はオンラインでの実施が難しかった商品・サービスの販促やメタバースならではの体験を通じた強力なブランディングを行うことができます。メタバースは従来のWebページや動画と比べ伝えられる情報がリッチかつインタラクティブな体験を提供可能なため、ユーザーを惹きつけやすく幅広い業種での活用が進んでいます。

 

⇒関連サービス:メタバース総研のマーケティング向けメタバース/XR活用支援サービスはこちら

③企業の社内業務の効率化

企業の社内業務の効率化 DHL
(画像:DHL)

3つ目のメリットは、企業の社内業務の効率化です。

メタバース・デジタルツインを社内業務の効率化に活用することで、バリューチェーン全体や工程全体の最適化社員の作業のサポート、研修の効率化をすることができます。

 

メタバース上で現状存在しない施設や設備を設計し、シミュレーションを行うことで、最適な製造ラインや運用方法を特定したり、メタバースの特徴である3Dでの情報の表示により、AR/MRグラスで現場の作業員の作業をサポートしたり、VRグラスにより様々なシチュエーションを想定した研修を行ったりと多岐にわたる活用方法が存在します。

 

⇒関連サービス:メタバース総研の業務効率化向けメタバース/XR活用支援サービスはこちら

成果に繋がるメタバース制作/開発の5つのポイント

成果に繋がるメタバース制作/開発の5つのポイント

成果に繋がるメタバース制作/開発のポイントとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ
  • ②活用目的の明確化と骨太な戦略・企画の策定
  • ③ユーザーファーストなUX設計
  • ④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進
  • ⑤強力な開発・運用体制の構築

 

それぞれについて分かりやすく紹介していきます。

①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ

1つ目のポイントは、最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップです。

デバイスの進化やユーザーの動き、各領域の先進事例をキャッチアップし、自社が取り組むべき活用方法や成果に繋がるポイントを抑えた上で制作/開発に着手しましょう。

 

メタバース制作/開発には取り組むのに一定の予算や工数が必要となるため、自社にとって重要な最新動向や活用のノウハウを抑えておくことが、成功確度の高い戦略・企画立案の大前提となります。

②活用目的の明確化と骨太な戦略・企画の策定

2つ目のポイントは、メタバースを活用する目的の明確化と骨太な戦略・企画の策定です。

現在メタバース活用に取り組む企業には、明確な目的を持たずにメタバースを制作した結果、メタバース活用の取り組みが単発で終わってしまっているケースが見受けられます。

 

その結果、制作・活用のPDCAが回らない、メタバース活用が小粒な施策の1つに留まってしまうなど大きな収益機会の獲得に繋がらないという結果に終わってしまいます。

 

自社の経営課題を踏まえ、「制作・活用によりどのような経営課題を解決したいのか?」「課題解決の打ち手としてなぜメタバースではないといけないのか?」といった明確な活用目的を整理した上で、中長期で目指す事業の姿や自社の強みの活用の仕方などの実現に向けた戦略を立案しましょう。

③ユーザーファーストな企画・UX設計

3つ目のポイントは、自社のターゲットにとってユーザーファーストなメタバースの企画・UX設計です。

現在、多くの企業がメタバースに参入を進めていますが、そのなかには、企業側の都合のみでサービス・体験が設計されたようなメタバースが多く存在します。それらのメタバースは、ユーザーに利用されず、企業の活用の目的を達成できない結果に終わってしまいます。

 

そのため、「メタバースならではの高い体験価値を届けられているか」や「ユーザーの利用にあたっての手間や負担が大きくないか」といった観点を踏まえたUX設計が重要です。

④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進

4つ目のポイントは、アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進です。

メタバース市場は今後大きな成長が予想されているものの、いまだ成長期にあり、様々な業界の企業が中長期的な収益最大化に向け、最適な活用を模索している段階にあります。

 

そのため、計画と実行のプロセスを短いスパンで回し、仮説立案・実行・検証・施策立案のサイクルを何度も繰り返すことが、プロジェクトを机上の空論で終わらせないために重要です。

⑤強力な制作/開発・運用体制の構築

5つ目のポイントは、強力なメタバース制作/開発・運用体制の構築です。

高いユーザー体験と事業性を両立するメタバースの制作/開発とマーケティングを含めた運用を実施しましょう。

 

メタバース制作/開発・運用には幅広い領域の知見や技術スタックが求められるため、外部のベンダーなどを活用し、不足するケイパビリティやリソースを補完することも有効です。

メタバースが注目を集める6つの理由

メタバースが注目を集める6つの理由

メタバースが注目を集める理由として以下の6つが挙げられます。

 

  • ①AppleやMetaなどのビックテックの本格参入・巨額投資
  • ②関連技術の大幅な進歩とデバイスの低価格化
  • ③コロナによるリモートコミュニケーションの普及
  • ④若年層を中心とするユーザー数の増加
  • ⑤仮想世界に対する人々の意識の変化
  • ⑥メタバース市場の成長性の高さ

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

①AppleやMetaなどのビックテックの本格参入・巨額投資

AppleやMetaなどのビックテックの本格参入・巨額投資
(画像:Meta)

1つ目の理由は、AppleやMetaなどのビッグテックが本格参入し、巨額の投資を行っていることです。例えば、Meta社は、2021年末にFacebookからMetaへ社名変更し、合わせて、メタバース領域に年間約1兆円規模の投資を行うことを発表しました。また、Appleは、2023年6月に、ゴーグル型XRヘッドセットデバイスであるApple Vision Proを発表するなどメタバース関連のデバイスの開発に力を注いでいます。

 

世界を代表するテック企業であるAppleやMeta社が多額の投資をしてまで、メタバースに注力していることは、メタバースには大きな可能性があるということを物語っています。

②関連技術の大幅な進歩とデバイスの低価格化

関連技術の大幅な進歩とデバイスの低価格化 oculus
(画像:Meta)

2つ目の理由は、メタバース関連技術の進歩です。メタバースは様々な領域のテクノロジーによって構成されているサービスですが、特に近年のテクノロジーの発展により体験価値が大きく向上しています。

 

具体的には通信技術の向上やコンピューターの処理性能の向上、メタバース向けデバイスの登場などが挙げられ、セカンドライフが登場した2000年代前半時点と比べると、メタバース空間内での体験をよりスムーズに、より没入感のある形で楽しむことができるようになりました。

 

このようにメタバースがオワコンであるといわれる理由の一つである通信速度の遅さという技術的な制約は、大幅に改善され、今後もさらに進化していくことが期待できます。

③コロナによるリモートコミュニケーションの普及

コロナによるリモートコミュニケーションの普及 horizon workrooms
(画像:Meta)

3つ目の理由は、コロナによるリモートコミュニケーションの普及です。コロナウイルス感染拡大の影響で、人々のコミュニケーションの機会が対面からリモートに移行し、プライベートはもちろん仕事上でのコミュニケーションも、SlackなどのチャットやZOOMなどのビデオ会話によって行われるのが当たり前の時代となりました。

 

デジタルを介したコミュニケーションの需要が拡大しているのはもちろん、人々が抵抗感なくデジタルコミュニケーションを利用するようになっているというのが非常に大きなポイントといえます。

④若年層を中心とするユーザー数の増加

4つ目の理由は、若年層を中心とするユーザー数の増加です。現在メタバースは、特にオンラインゲームでの用途を中心に若年層のユーザー数が急増しています。背景として、若年層は子供の頃から日常的にスマホを利用していること、コミュニケーションの手段としてSNSではなく、オンラインゲーム上のコミュニケーション機能を利用するシーンが増えていることなどが挙げられます。

 

ゲーム型メタバースの代表的なサービスとして挙げられる、フォートナイトが約5億人、ロブロックスが約2億人と圧倒的なユーザー数を誇ります。

 

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⑤仮想世界に対する人々の意識の変化

仮想世界に対する人々の意識の変化 VRChat
(画像:VRChat)

5つ目の理由は、仮想世界に対する人々の意識の変化です。かつては、仮想世界に時間を費やすのはおかしなことで、一部の変わった人がするものだという風潮がありました。

 

ところが、コロナのロックダウンで自宅に閉じ込められた結果、多くの人がフォートナイトやロブロックスなどの仮想世界のゲームに参加し、大いに楽しむようになりました。

 

ゲームだけでなく、バーチャルなイベントに参加したり、離れた場所にいる人と会話したりするためにメタバースを利用する人も増えたことで、仮想世界に対する人々の見方が変わり、かつてあったような偏見があまり見られなくなったと考えられます

⑥メタバース市場の成長性の高さ

メタバース市場の成長性の高さ

6つ目の理由は、メタバース市場の成長性の高さです。メタバース市場は国内・海外ともに今後大きな成長を見せると考えられています。

 

マッキンゼー・アンド・カンパニーによると、世界のメタバースの市場規模は2022年時点で約42兆円、2030年には約700兆円に達すると予想されています。特にEC、製造、銀行、通信、小売業界でのメタバースのユースケースが増えるとのことです。

 

また、矢野経済研究所によると、日本国内のメタバースの市場規模は2022年度時点で約1,377億円、2027年度には2兆円を超えると予想されています。

 

これまでの市場成長の要因は、MetaQuestを始めとするVRデバイスの低価格化・小型化が進んでいることや、Fortniteなどのゲームを中心とするヒットコンテンツの登場が相次いでいることなどが挙げられます。

 
また、近年の市場成長の要因として、MetaやAppleなどによる巨額投資により、XRデバイスの進化と販売が進んでいることや、コロナウイルス感染拡大をきっかけに、コミュニケーションやエンタメのオンライン化が加速していることなどが挙げられます。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却した後、日本企業の海外マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を設立して代表取締役社長に就任。メタバースのビジネス活用を支援するメタバース総研を設立して代表取締役社長に就任。

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