Z世代に人気のメタバースSNS「Bondee」の4つの特徴とは?
最近Z世代を中心に「Bondee(ボンディー)」というSNSが人気を集めています。自分好みのアバター・スペースを作成できること、友だちの上限が50人といった特徴があり、他のSNSにはないゆるさを持つアプリです。
一方で、「Bondeeに注目が集まっているのは知っているけど、何が今までのSNSと違うのかわからない」「Bondeeの始め方を知りたい」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Bondeeの特徴や始め方を分かりやすくご紹介します。
本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。
- Bondeeの概要や特徴を抑えたい
- Bondeeの機能、どんなことができるのか知りたい
- Bondeeの始め方を知りたい
本記事を読めば、Bondeeの特徴や機能まで一気にキャッチアップできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次
Bondee(ボンディー)とは?
Bondeeとはシンガポール発のスタートアップであるMetadream社が開発した、自分のアバターを作成して友だちとコミュニケーションができるメタバースSNSです。2022年12月から配信が開始され、2023年7月現在のGoogle Playからのダウンロード数は世界で500万を突破しています。
Metadream社は、開発と運営拠点を日本と韓国に置き、データセンターをシンガポール、日本、アメリカに設立しています。Bondeeはアジアを中心に人気が急上昇し、日本でも特にZ世代を中心に注目を集めています。App Storeの「ソーシャルネットワーキング」カテゴリーで1位も獲得しました。
Bondeeでは、種類豊富な選択肢の中から好みのアバターを作成し、今の気持ちやステータス、日常をアプリ内の友だちとシェアしたり、チャットをするといったコミュニケーションができます。ほかのSNSとは異なり、友だち登録できる人数は最大50人といったように、仲の良い友だちのみで構成するクローズド感が大きな特徴となっています。
Bondee(ボンディー)の4つの特徴
Bondee(ボンディー)の特徴として以下の4つが挙げられます。
- ①他にはないゆるさが特徴のSNS
- ②友だちの上限は50人まで
- ③カスタマイズ性の高いアバターで「もう一人の自分」を表現
- ④Z世代に刺さるポップなデザイン
それぞれの特徴について分かりやすく紹介していきます。
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①他にはないゆるさが特徴のSNS
1つ目の特徴は、他のSNSにはないゆるさがあることです。Bondeeは、人に見せるためのアクションではなく、自分のアバターや部屋をカスタマイズすることで自己表現し、それを介して友だちとゆるく繋がれるといった特徴があります。
Instagram、Twitter、TikTokなどの現在のSNSは、「人に向けて情報を発信する」という側面が強く、気軽な投稿がしにくいと思っている方が多い状況です。一方、Bondeeは、自分のアバターを通した自己表現がベースとなっており、友だちやいいねの数、メッセージの既読がついたかどうかもわかりません。誰に見られたか、他の人同士の言い争いなどがユーザーの目に留まらない仕組みとなっています。
現代のSNS疲れといった背景がある中で、そのようなBondeeのゆるさが魅力と捉えられ、ユーザー数を伸ばしています。
②友だちの上限は50人まで
2つ目の特徴は、友だちの上限が50人であることです。従来のSNSでは、例えばInstagramではフォロー数が無制限、Facebookでも5,000人までとなっており、そういったSNSと比べると友だちが50人までと制限されたBondeeはクローズドなコミュニティづくりに特化したSNSとなっています。
また、Bondeeはどのユーザーも等しく最大50人までしかフォローされないため、インフルエンサーという影響力のあるユーザーも存在しません。誰でも人からの評価を気にせず気軽に利用することができます。
クローズドなコミュニティならではの、どうでもいいことを親しい友だちとの間で気軽につぶやけるという、Bondeeのゆるさを生んでいるのが50人という上限設定であると言えるでしょう。
③カスタマイズ性の高いアバターで「もう一人の自分」を表現
3つ目の特徴は、カスタマイズ性の高いアバターで「もう一人の自分」を表現できることです。Bondeeでは自分のアバターを作って交流しますが、顔や髪型、服装など豊富な選択肢から自分好みのアバターを作ることができます。
アバターを作成すると、自分の今の状態を表現できるステータスを設定することができます。ステータスとは、「うれしい」や「ゲーム中」、「おふろ中」などをポーズで表現できる機能で、ステータスに応じてアバターがアニメーションで動きます。
また、アバターだけでなく、「どうぶつの森」のようにマイスペースを作って自分好みに装飾することができます。友だち同士で訪問しあったり、コメントを残したり、まるで一緒に住んでいるかのようなコミュニケーションが可能になります。
④Z世代に刺さるポップなデザイン
4つ目の特徴は、Z世代に刺さるポップなデザインです。既存のSNSにも自分のアバターを作成してコミュニケーションができるようなアプリもありますが、特にBondeeがZ世代に受け入れられた理由の一つにデザイン性の良さがあると考えられます。
全体のUIはポップでかわいいデザインで統一感があり、またアバターの服やアイテムもどこかレトロでY2Kファッション(Z世代の中で注目される2000年代のトレンドファッション)を彷彿とさせるようなデザインとなっています。
さらにBondeeでは、今世間でトレンドとなっているような服やアイテムが多く追加されていることも特徴となっています。
Bondee(ボンディー)を始めるための6ステップ
Bondeeの始め方は以下の通りです。
- Step1 アプリをインストールする
- App Store または Google PlayにてBondeeを検索する
- アプリをインストールする
- Step2 アカウントを登録する
- 電話番号を登録し、SMS認証を行う
- 名前を設定する
- Step3 アバターを作成する
- 顔のパーツやファッションなど、自分好みにカスタマイズしてみましょう
- Step4 スペースをカスタマイズする
- 壁紙や床、家具の配置など部屋の模様替えをしてみましょう
- Step5 友だちと繋がる(以下の方法で友だちと繋がることができます)
- BondeeIDで相手を検索する
- Bondee登録済みの相手の電話番号を入力して検索する
- Bondee友だち追加URLをLINEで共有する
- Bondee友だち追加URLをInstagramで共有する
- BondeeアカウントのQRコードを生成する・読み取る
- Step6 Bondeeを楽しむ
以上のステップが完了したら、Bondeeで遊べるようになります。自分好みにスペースをカスタマイズしたり、今の気持ちを友だちに共有するなどしてみましょう。
ユーザー数の多いメタバースSNS3選
本記事では、Bondeeの特徴や始め方について解説してきましたが、Bondeeの他にも有名なSNS・プラットフォームとして以下の3つが挙げられます。
それぞれのメタバースの概要と始め方についてわかりやすく解説していきます。
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①ZEPETO:スマホで簡単に3Dアバターを作って遊べるアプリ
ZEPETOとは、自分好みのアバターを簡単に作成し、他ユーザーと交流したりゲームを楽しんだりできるメタバースアプリです。
他にもアバターを作成できるアプリは多数存在しますが、カスタマイズのバリエーションの豊富さや操作のしやすさなどが理由で、ZEPETOは多くの若者から支持を集めており、ユーザ―数は3億人を突破しています。
また、1つのアプリ内でアバター作成、チャット/通話でのコミュニケーション、画像・動画投稿、ゲームなど、現代の若者が毎日のように利用する体験を提供している点も人気の理由の1つとなっています。
②VRChat:世界最大のソーシャルVRプラットフォーム
VRChatとは、VR上で世界中の人々とコミュニケーションが取れる、世界最大のソーシャルVRプラットフォームです。ユーザーは、好きなアバターの姿でチャットや音声通話、身振り手振りなどを通じてコミュニケーションを取ることができます。また、コミュニケーションはVRChat内に存在する無数のワールドと呼ばれるバーチャル空間内で行われ、ユーザー自身がワールドを作成したり、そこでイベントを開いたりすることもできます。
VRChatはPCからもアクセス可能ですが、Meta QuestなどのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)からアクセスすることで、まるで同じ部屋にいる人と会話しているような体験をすることができます。
2022年1月には同時接続者が過去最高の約4.2万人にまで上り、世界を代表するVR/メタバース空間に成長しています。
③cluster:国内最大のメタバースプラットフォーム
clusterは、人々が自由に交流する空間を提供するメタバースプラットフォームです。人々に日常的に利用されるソーシャルVRを目指し、イベント等を開催していない通常時のユーザー獲得に成功しており、日本初のメタバースプラットフォ―ムとしては圧倒的な存在感を誇ります。
音楽ライブやカンファレンスなどのイベントに誰でもバーチャルで参加でき、友人と一緒に常設のワールドやゲームをプレイできます。また、スマートフォンやPC、VRなど、好きなデバイスから何万人もの人が同時に接続できるのが特徴です。
渋谷区公認の「バーチャル渋谷」やポケモンのバーチャル遊園地「ポケモンバーチャルフェス」などを制作・運営し、全く新しいエンターテインメントと熱狂体験を提供し続けています。
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メタバースの4分類:ゲーム型、NFT型、SNS型、EC型
メタバースは、アバターを通じてコミュニケーションや経済活動を行うことのできる3次元の仮想空間という共通点は多くあるものの、メタバース毎に体験設計の中心に据えている要素が異なります。代表的なメタバースの分類は以下の4つです。
- ①ゲーム型メタバース
- ②NFT型メタバース
- ③SNS型メタバース
- ④EC型メタバース
それぞれの分類のメタバースについて分かりやすく解説していきます。
①ゲーム型メタバース
ゲーム型メタバースとは、VR/ARを活用したゲームがベースとなるメタバースのことです。ゲーム型メタバースは、メタバース市場の成長を牽引する存在で、非常に多くのユーザーを抱えており、Fortniteは3.5億人、Robloxは2億人のユーザー数を誇ります。
スマホの普及と通信環境の発展などを背景に、現代の若者にとって、オンラインゲームを友達と会話しながら楽しみ、ゲーム上のアイテムを売買するという体験は当たり前になっています。そのため、ゲーム型メタバースはユーザー自身が「メタバースを利用している」という感覚がないことが多く、最も自然に人々の生活に溶け込んでいるメタバースと言えます。
代表的なゲーム型メタバースとして、Fortnite、Roblox、ポケモンGOなどが挙げられます。
②NFT型メタバース
NFT型メタバースとは、NFTを活用した体験をベースとするメタバースのことです。NFT型メタバースはゲームとしての側面を持っていることが大半で、NFTの売買がゲームを楽しむ上での前提となっているメタバースゲームと言えます。NFT型メタバースは、2021年に多数のデジタルアートが高額で売買されNFTが流行した時期から登場し始めました。
NFT型メタバースの特徴として、ゲームを楽しみながら稼ぐことができるという点が存在します。そのため、投機目的のユーザーとゲームを楽しむこと自体を目的とするユーザーを集め、一気にユーザー数を伸ばしたメタバースが多いです。
一方で、アクティブユーザー数がNFTの価格の変動に大きく左右されるという特徴もあり、2022年の暗号資産・NFTの価格下落を受け、盛り上がりが陰りを見せているメタバースも少なくありません。
代表的なNFT型メタバースとして、TheSandBox、Decentralandなどが挙げられます。
③SNS型メタバース
SNS型メタバースとは、アバターを通じたユーザー同士のコミュニケーションを体験設計の中心に据えるメタバースのことです。SNS型メタバースのなかでも、サービスによって、チャット中心のもの、ボイスチャット中心のもの、表情のトラッキングがされるものなどコミュニケーションの取り方は様々です。
SNSは老若男女問わず問わず、幅広く利用されるサービスであり、メタバース市場拡大に向け、SNS型メタバースの発展は非常に重要と言えます。
デバイスや通信技術の発展に加え、コロナ感染拡大の影響でリモートコミュニケーションの需要が拡大したことを背景とし、ユーザー数を伸ばしているメタバースです。
代表的なSNS型メタバースとして、Cluster、ZEPETOなどが挙げられます。
④EC型メタバース
EC型メタバースとは、メタバース上の体験を通じてECを楽しむことを設計の中心に据えるメタバースのことです。
ユーザーはEC型メタバースを利用することで、従来ECで買うことが難しかった家具や洋服などを安心して購入できたり、バーチャル上で友人と一緒に楽しみながらショッピングができたりします。このようにEC型メタバースは、従来のECの顧客体験を大きく変える可能性を秘めており、企業がビジネスとして取り組むうえで、最も成果に直結しやすいメタバースといえるでしょう。
代表的なEC型メタバースとしてIKEA Place、REV WORLDSなどが挙げられます。
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