メタバースの学校への活用事例11選|4つのメリットも紹介

メタバース 学校

本記事では、メタバースの学校への活用に関心のある方向けに、メタバースを学校で活用するメリットや事例11選、成功のポイントをわかりやすくご紹介します。

 

こんな方におススメ

 

  • 学校でのメタバース活用を検討している
  • 学校にメタバースを活用するメリットが知りたい
  • アイドルビジネスにメタバースを活用した事例を押さえておきたい

 

本記事を読めば、学校でメタバースを活用する上で最低限押さえておきたい最新情報を、一気に理解することができますのでぜひ最後までご一読ください。


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目次

そもそもメタバースとは

そもそもメタバースとは VRChat
(画像:VRChat

メタバースとは一言でいうと、人々が様々な活動を行うことのできるインターネット上の3次元の仮想空間のことを指します。

 

メタバースの語源は「超越」を意味する「meta」と「世界」を意味する「universe」を組み合わせた造語だと言われています。メタバースという言葉が世界で初めて使われたのは、1992年にニール・スティーヴンスン氏が発表したSF小説「スノウ・クラッシュ」です。

 

メタバースにおいて、ユーザーはアバターと呼ばれる自身の分身の姿でメタバース空間にアクセスし、他のユーザーとコミュニケーションや経済活動を行うことができます。例えば、集まって会話をしたり、イベントやスポーツ、買い物などを楽しむことができます。

 

一般ユーザーに広く普及しているメタバースサービスとして、「Fortnite」や「Roblox」、「どうぶつの森」などのゲーム型のメタバース、「VRChat」や「Cluster」などのSNS型のメタバースが挙げられます。

 

メタバースへのアクセス方法としては、スマホやPCからもアクセス可能ですが、Apple Vision ProやMeta Questのようなヘッドマウントディスプレイからアクセスすることにより、より世界に没入したような体験が可能になります。

 

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学校でメタバースを活用する4つのメリット

学校でメタバースを活用する4つのメリット

学校でメタバースを活用するメリットとして主に以下の4つが挙げられます。

 

  • ①3Dコンテンツによる学習効率の向上
  • ②学習の時間的・地理的制約からの解消
  • ③自由に失敗できる環境の提供
  • ④非常時のシチュエーションを再現可能

 

それぞれのメリットについてわかりやすく紹介していきます。

①3Dコンテンツによる学習効率の向上

3Dコンテンツによる学習効率の向上

従来の教材は2Dであり、直感的に理解することが困難でした。3Dコンテンツは、生体の臓器の構造や機械の操作方法などの立体的な学習内容の理解を促進することができます。

 

また、3Dコンテンツだけでなく、アニメーションも学習用として活用されています。これにより、学習効率の向上が期待されます。

②学習の時間的・地理的制約からの解消

バーチャルトレーニングは、柔軟な働き方と学び方を可能にします。現場のオフィスや海外の研修先など、仮想空間に場所を設定することで、これまで屋外で行わなければならなかった研修をオフィス内で行うことができ、研修の時間も柔軟に変更することができます。同時に、実際に人がイベントで必要とする時間も大幅に削減することができます。

 
新型コロナウイルス感染の影響で、リモートワークが一般的になるなか、メタバースなどの先端技術を活用した学校教育・研修現場のアップデートはさらに注目を集めそうです。

③自由に失敗できる環境の提供

メタバースは、思考力や分析力、創造力や想像力を養う教育環境を実現します。また、教師は、ゲームやクイズを作成する機能など、メタバースのインタラクティブな機能を通じて、授業を充実させることができます。

 
また、実験道具など物理的な器材を用いて行う教育も、仮想空間上であれば失敗しても身体的な危険にさらされる心配がありません。

 

そのため、現実の世界であればミスが命取りとなるような実験でも、メタバース上であれば子供たちに失敗を気にせず挑戦してもらうことが可能です。この「自由に失敗できる」という観点はメタバースの学校での活用において非常に重要なポイントであり、従来の減点主義の教育を変え、子供たちの自由な好奇心や発想を基にした加点主義の教育への変換点となるかもしれません。

④非常時のシチュエーションを再現可能

メタバースではまるで現実だと勘違いしてしまうような没入感のある環境を構築することができます。

 

これにより、従来の技術では再現の度合いや危険性などの点で困難であったり、再現できたとしても費用が高額であったりした非常時のシチュエーションを、比較的安価に再現することが可能になります。

学校におけるメタバースの活用事例11選

学校におけるメタバースの活用事例11選

学校におけるメタバースの活用事例として、以下の11事例が挙げられます。

 

  • ①東京大学:メタバース上でサークル新歓オリエンテーションを実施
  • ②角川ドワンゴ学園:メタバースを活用した授業を実施
  • ③文星芸術大学:メタバース教室での共同講義
  • ④スタンフォード大学:メタバース上での講義を実施
  • ⑤VictoryXR:VR技術を活用したメタバース上の大学を設立
  • ⑥Labstar:メタバース上で理科実験ができる世界最大のプラットフォーム
  • ⑦AOIメタバース校:メタバースを活用した総合選抜専門塾
  • ⑧認定NPOカタリバ:メタバース空間を活用した不登校支援
  • ⑨NIJINアカデミー:バーチャル校舎を活用したオンラインフリースクール
  • ⑩NPO法人ROJE:ギフテッドの子どもたちの居場所をメタバース空間上で運営
  • ⑪J CLASS ACADEMY:メタバースキャンパスのある社会人向けWebデザイナースクール

 

それぞれの事例についてわかりやすく紹介していきます。

①東京大学:メタバース上でサークル新歓オリエンテーションを実施

東京大学:メタバース上でサークル新歓オリエンテーションを実施
(画像:東京大学)

東京大学は、2022年度の学生サークルの新入生歓迎オリエンテーションをメタバース空間で実施しました。新入生は、自分のスマートフォンやPCからメタバース空間「バーチャル東大」に入場し、オンラインでサークルの説明を受けることができます。

 

また、メタバース空間内に再現された安田講堂前広場に思い思いのアバター姿で集まり、交流が行われました。企画したVRセンターは、新歓オリエンテーション以外にも、学内外を問わず他の教育、研究、学生の活動にメタバースの活用を進めるような実践的な取り組みを進めていきたいと発表しています

②角川ドワンゴ学園:メタバースを活用した授業を実施

角川ドワンゴ学園:メタバースを活用した授業を実施
(画像:角川ドワンゴ学園)

IT企業ドワンゴの運営する通信制高校である角川ドワンゴ学園の普通科では、2021年4月からVRによる授業が導入されています。VR内で学習できるようにVRヘッドセットを配布し、同校で販売されている教材の大半はVRに対応しています。

 

これまで紙の読み書きを覚えることが中心だった授業が、3D教材や史跡に触れるなど、疑似体験に重点を置いた授業に変わりました。

③文星芸術大学:メタバース教室での共同講義

文星芸術大学:メタバース教室での共同講義
(画像:帝京大学)

文星芸術大学はメタバース領域において先進的な取り組みを行っています。

文星芸術大学は帝京大学宇都宮キャンパスとのインターネット上の3次元仮想空間「メタバース」を活用した共同講義に向けて準備を進めています。実現すれば、県内の大学レベルでは初の試みとなります。

 

学生は自分のアバターをデザインし、メタバース内に再現された教室で一部の講義を受けることができます。メタバースを活用した講義は県外などの遠隔地からも受講でき、リアルでの講義ができなくなった場合にも開講することが可能です。

 

授業を担当する帝京大理工学部情報電子工学科の佐々木茂教授は「自分自身がキャラクターになることで、教員への質問など学生が積極的に授業に参加できるようになる」とし、コミュニケーションの活発化に期待を寄せます。文星芸大マンガ専攻の田中誠一特任教授は「先進技術に触れることは学生の進路や学びの幅を広げ、デジタルトランスフォーメーション時代を生き抜く創造性を養う」と話し、DX人材育成の面でも本取り組みは効果的と言えます。

④スタンフォード大学:メタバース上での講義を実施

スタンフォード大学:メタバース上での講義を実施
(画像:スタンフォード大学)

スタンフォード大学は、Meta(旧Facebook)が開発した「Virtual People」というVRを活用した教育カリキュラムを導入しました。2021年から始まったこのプログラムには数百人の学生が参加し、年間約150日間の授業がVR空間内で行われています。学生は同社製のVRヘッドセット「Oculus Quest 2」を使い、ほぼ全ての内容をVR上で学習していま

⑤VictoryXR:VR技術を活用したメタバース上の大学を設立

VictoryXR:VR技術を活用したメタバース上の大学を設立
(画像:VictoryXR)

VictoryXRは、VRおよびARの教育ソリューションを提供する企業です。VictoryXRは、デジタルツイン技術を使用して既存のキャンパスをデジタル化し、メタバースの中で新しい学習環境を提供することを目指しています。VictoryXRはMeta社と提携し、「メタバーシティ」と呼ばれるVR技術を活用したメタバース上の大学を複数設立しています。生徒はVRヘッドセットを通じてリモートで講義を受けることが可能です。

 

VictoryXRのCEOであるSteve Grubbs氏はVRのより没入感のある学習環境を提供することで、生物、化学、歴史などを学ぶ学生の学習体験を向上させることができると述べています。

Labstar:メタバース上で理科実験ができる世界最大のプラットフォーム

Labstar:メタバース上で理科実験ができる世界最大のプラットフォーム
(画像:Labstar)

Labstarは、VR上で最先端の様々な理科実験を低コストで実施できるプラットフォームです。通常高度な理科実験は設備や費用、安全性などの関係から実施が限られることが多い一方で、こちらのプラットフォーム上ではバーチャルに再現することで、いつでもどこからでも低コストで実施することが可能です。

 

このメリットから多くの高校や大学に導入され、500万人以上の学生がこちらのプラットフォーム上で学習を進めています。

⑦AOIメタバース校:メタバースを活用した総合選抜専門塾

AOIメタバース校:メタバースを活用した総合選抜専門塾
(画像:総合型選抜学習塾AOI)

総合型選抜専門塾AOIでは、メタバースを活用した教育を展開しており、日本全国や海外からも受講可能です。その実績は現地校舎にも劣りません。地方に住んでいたり、部活動で通塾が難しい生徒が集まるメタバース校では、受験情報の共有やメンターを通じた雑談が行われています。

 

総合型選抜を受ける生徒は、同じ目標を持つ同級生が少なく、相談相手が不足していることがありますが、AOIメタバース校では試験前日には、「頑張ってね!」などの励ましのメッセージが交わされ、対面で会ったことがない生徒同士でも友情が芽生えるのが特徴です。

 

遠隔で簡単にコミュニケーションができ世界中の仲間と繋がれるというメタバースの強みを活かした取り組みです。さらに、学生のうちから最新技術に触れることは、生徒にとって受験に限らず将来のDX人材としてスキルアップする上でも効果的です。

⑧認定NPOカタリバ:メタバース空間を活用した不登校支援

認定NPOカタリバ:メタバース空間を活用した不登校支援
(画像:NPOカタリバ)

認定NPOカタリバは、不登校の子供たちの新たな居場所としてメタバースを活用しています。自分のアバターを動かし部屋に入るとオンライン会議システムが立ち上がります。各会議室では教育プログラムを実施するスタッフがおり、学びを受けることができます。

 

教育に加え、不登校の子供たちと学校を繋ぐ役割をメタバース上のスタッフが努めています。メタバースを活用し、自治体を超えて人材や学びの場をシェアすることで、支援リソースの不足を補い、新たな支援スキームを構築しています。

⑨NIJINアカデミー:バーチャル校舎を活用したオンラインフリースクール

NIJINアカデミー:バーチャル校舎を活用したオンラインフリースクール
(画像:株式会社NIJIN)

株式会社NIJINは、 不登校になった子どもたちを主な対象として、小学1年生から中学3年生が学ぶオンラインスクールである「NIJINアカデミー」を運営しており、バーチャル校舎で学びの場を提供しています。NIJINアカデミーは、学校に行けなくても、自宅から日本トップレベルの授業を受けることができる、義務教育の新しい選択肢となるオンラインスクールと言えます。

 

子どもたちは、バーチャル空間の校舎にアバター姿で参加することができます。一人で集中することもできれば、子どもたちが自分の意思で友だちや先生の近くに移動することもできます。また、3階建ての校舎には、運動場も準備されています。

 

1クラス5〜10人という少人数で、担任の先生が子どもたちの「自然な姿」を引き出し、教科学習に力を入れていることが学校の特徴となっています。

⑩NPO法人ROJE:ギフテッドの子どもたちの居場所をメタバース空間上で運営

NPO法人ROJE:ギフテッドの子どもたちの居場所をメタバース空間上で運営
(画像:NPO法人日本教育再興連盟(ROJE))

NPO法人日本教育再興連盟(ROJE)は、ギフテッド傾向があり学校に馴染みづらさを感じている子ども向けに、メタバース空間上に「できる~む」という居場所を運営しています。スタッフは、主に大学生が担当しており、子どもたちにとって身近なロールモデルとなっています。

 

「できる~む」に入った子どもはまず、好きな色のアバターを動かして、雑談やゲームなどに分かれているブースにそれぞれ移動します。
雑談ブースでは、歴史や生き物、宇宙など、自分が好きなことについて語ったり、それを専門とする大学生に大学で学んだ知識を教えてもらったりする姿が見られます。
ゲームブースでは、メタバース上で会話や画面共有をしながら、絵しりとりやクイズといったゲームやマインクラフトなどを楽しんでいます。

 

空間内を自由に移動できたり、顔を出さずともアバターを介して場に参加できたりするといったメタバースの特徴が、多様なニーズを持つ子どもに向けた居場所の運営に活かされている事例です。

⑪J CLASS ACADEMY:メタバースキャンパスのある社会人向けWebデザイナースクール

J CLASS ACADEMY:メタバースキャンパスのある社会人向けWebデザイナースクール
(画像:株式会社宝島ワンダーネット)

株式会社宝島ワンダーネットが運営する社会人向けWebデザイナースクール「J CLASS ACADEMY」は、メタバース空間上のキャンパスで学びの場を提供しています。

 

「GAIA TOWN(ガイアタウン)」と呼ばれるメタバースキャンパスは、リアルな都市に近い仮想空間として設計されています。受講者はアバターになって、メンターや講師、仲間との交流を簡単に行うことができます。リアルタイムでのチャットや音声会話も可能であり、学習時の疑問点をすぐに解決することが出来ます。

 

J CLASS ACADEMYの特徴としては、以下の5つが挙げられます。

  • 24時間オープン、全国から講師や受講生が集う
  • 学習のお悩みやスケジュール管理をメンターが徹底サポート
  • アバターで誰とでも気軽に会話
  • メタバース校舎でセミナー常時開催
  • キャリアコンサルタントが進路をバックアップ

企業がメタバース活用で成果を上げるための5つのポイント

企業がメタバース活用で成果を上げるための5つのポイント

企業がメタバース活用で成果を上げるためのポイントとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ
  • ②活用目的の明確化と骨太な戦略策定
  • ③ユーザーファーストなUX設計
  • ④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進
  • ⑤強力な開発・運用体制の構築

 

それぞれについて分かりやすく紹介していきます。

 

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①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ

1つ目のポイントは、最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップです。

デバイスの進化やユーザーの動き、各領域の先進事例をキャッチアップし、自社が取り組むべき活用方法や成果に繋がる活用のポイントを抑えた上で活用に着手しましょう。

 

メタバース活用には取り組むのに一定の予算や工数が必要となるため、自社にとって重要な最新動向や活用のノウハウを抑えておくことが、成功確度の高い戦略・企画立案の大前提となります。

②活用目的の明確化と骨太な戦略の立案

2つ目のポイントは、メタバースを活用する目的の明確化と骨太な戦略の策定です。

現在メタバース活用に取り組む企業には、メタバース活用の取り組みが単発で終わってしまっている企業が見受けられます。

 

その結果、活用のPDCAが回らない、メタバース活用が小粒な施策の1つに留まってしまうなど大きな収益機会の獲得に繋がらないという結果に終わってしまいます。

 

自社の経営課題を踏まえ、「活用によりどのような経営課題を解決したいのか?」「課題解決の打ち手としてなぜメタバースではないといけないのか?」といった明確な活用目的を整理した上で、中長期で目指す事業の姿や自社の強みの活用の仕方などの実現に向けた戦略を立案しましょう。

③ユーザーファーストな企画・UX設計

3つ目のポイントは、自社のターゲットにとってユーザーファーストなメタバースの企画・UX設計です。

現在、多くの企業がメタバースに参入を進めていますが、そのなかには、企業側の都合のみでサービス・体験が設計されたようなメタバースが多く存在します。それらのメタバースは、ユーザーに利用されず、企業の活用の目的を達成できない結果に終わってしまいます。

 

そのため、「メタバースならではの高い体験価値を届けられているか」や「ユーザーの利用にあたっての手間や負担が大きくないか」といった観点を踏まえたUX設計が重要です。

④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進

4つ目のポイントは、アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進です。

メタバース市場は今後大きな成長が予想されているものの、いまだ成長期にあり、様々な業界の企業が中長期的な収益最大化に向け、最適な活用を模索している段階にあります。

 

そのため、計画と実行のプロセスを短いスパンで回し、仮説立案・実行・検証・施策立案のサイクルを何度も繰り返すことが、プロジェクトを机上の空論で終わらせないために重要です。

⑤強力な開発・運用体制の構築

5つ目のポイントは、強力なメタバース開発・運用体制の構築です。

高いユーザー体験と事業性を両立するメタバースの開発とマーケティングを含めた運用を実施しましょう。

 

メタバース開発・運用には幅広い領域の知見や技術スタックが求められるため、外部のベンダーなどを活用し、不足するケイパビリティやリソースを補完することも有効です。

メタバース活用を進めるための4つのステップ

企業がメタバース活用を進めるための4つのステップ

メタバース活用を進めるステップとして、大きく以下の4つのフェーズが挙げられます。

 

  • Step1:市場動向・知見のキャッチアップ
  • Step2:戦略/企画の立案
  • Step3:事業計画の策定
  • Step4:開発・運用

 

それぞれのフェーズについて分かりやすく紹介していきます。

Step1:市場動向・知見のキャッチアップ

1つ目のStepとして取り組むべきは、最先端の市場動向・知見のキャッチアップです。MetaやApple、Microsoftなどのビックテックやユーザーの動向・先行活用事例など、日々変化する市場動向やナレッジへのキャッチアップが必要です。

このフェーズが、成果に繋がる骨太な戦略/企画策定の基盤となります。

Step2:戦略/企画の立案

2つ目のStepはメタバース活用の戦略/企画です。活用目的を踏まえ、中長期で目指す事業の姿や自社の強みの活用の仕方、実現に向けた企画を立案しましょう。

ユーザーバリューと自社の事業性の両方を満たす、質の高い戦略/企画の立案が、成果につながるメタバース活用の実現に向け最も重要なポイントとなります。

Step3:事業計画の策定

3つ目のStepは事業計画の策定です。事業に期待する成果や開発・運用のアプローチやタイムライン、必要な投資額などを検討しましょう。

メタバース開発・運用といっても、プロジェクト毎に求められるケイパビリティは様々であるため、自社にマッチするツール・ベンダーの選定が非常に重要です。

Step4:開発・運用

4つ目のStepが開発・運用です。メタバース開発・運用には幅広い領域の知見や技術スタックが求められるため、外部のベンダーなどを有効活用し、不足するケイパビリティやリソースを補完しつつ、ユーザーに届けたい体験を実現するメタバースの開発とマーケティングを含めた運用を実施しましょう。 

 

4つのフェーズで取り組むべき35のステップに関しては、以下の関連記事で詳しく解説しています。

 

※関連記事:メタバースを活用した事業を作る方法|全4フェーズと35ステップ【担当者必見】

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却した後、日本企業の海外マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を設立して代表取締役社長に就任。メタバースのビジネス活用を支援するメタバース総研を設立して代表取締役社長に就任。

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