メタバースの英会話への活用事例10選

本記事では、メタバース×英会話に関心のある方向けに、メタバースの基本から英会話での活用事例までわかりやすくご紹介します。

 

こんな方におススメ

 

  • メタバースを英会話教室で活用したい
  • メタバースを英会話教室で活用するメリットが知りたい
  • 具体的な活用事例を知りたい

 

本記事を読めば、メタバースの基本、メリット、英会話教室での具体的な活用事例まで、一気にキャッチアップすることができますのでぜひ最後までご一読ください。


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目次

そもそもメタバースとは

そもそもメタバースとは VRChat
(画像:VRChat

メタバースとは一言でいうと、人々が様々な活動を行うことのできるインターネット上の3次元の仮想空間のことを指します。

 

メタバースの語源は「超越」を意味する「meta」と「世界」を意味する「universe」を組み合わせた造語だと言われています。メタバースという言葉が世界で初めて使われたのは、1992年にニール・スティーヴンスン氏が発表したSF小説「スノウ・クラッシュ」です。

 

メタバースにおいて、ユーザーはアバターと呼ばれる自身の分身の姿でメタバース空間にアクセスし、他のユーザーとコミュニケーションや経済活動を行うことができます。例えば、集まって会話をしたり、イベントやスポーツ、買い物などを楽しむことができます。

 

一般ユーザーに広く普及しているメタバースサービスとして、「Fortnite」や「Roblox」、「どうぶつの森」などのゲーム型のメタバース、「VRChat」や「Cluster」などのSNS型のメタバースが挙げられます。

 

メタバースへのアクセス方法としては、スマホやPCからもアクセス可能ですが、Apple Vision ProやMeta Questのようなヘッドマウントディスプレイからアクセスすることにより、より世界に没入したような体験が可能になります。

 

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英会話にメタバースを活用する4つのメリット

英会話にメタバースを活用する4つのメリット

英会話にメタバースを活用するメリットとして、大きく以下の4つが挙げられます。

 

  • ①対面しているかのようなリアルな英会話環境の実現
  • ②リモートでの学習者同士による英会話体験の提供
  • ③各学習者にパーソナライズされた学習環境の提供
  • ④ゲーム要素などによる学習者のモチベーション向上

 

それぞれについて、わかりやすく紹介していきます。

①対面しているかのようなリアルな英会話環境の実現

対面しているかのようなリアルな英会話環境の実現 Immerse
(画像:Immerse inc.)

メタバースを英会話学習に活用することで、実際の英会話の場面に近い環境での英会話学習を提供できるというメリットがあります。従来の英会話は、教室やweb会議上で行われるため、リアリティに欠けるという欠点がありました。

 

メタバースを活用することで、商談でのアイスブレイク、レストランでのお会計、ホテルのチェックインの場面などの具体的な場面を再現することが可能になります。

②リモートでの学習者同士による英会話体験の提供

リモートでの学習者同士による英会話体験の提供 Immerse
(画像:Immerse inc.)

メタバース上で英会話者同士が英会話体験を行う場を仮想空間上で提供することができるというメリットがあります。

マンツーマンレッスンが中心となっている背景として、他人と顔を合わせて苦手な英語で会話することへの心理的ハードルが高いことが考えられます。

 

一方、メタバース上では学習者はアバターとして活動を行うため、他人と会話するハードルが下がるでしょう。このことから、学習者同士で英会話体験を積み重ねて経験を積むという学習スタイルが普及する可能性があります。

③各学習者にパーソナライズされたコンテンツの提供

各学習者にパーソナライズされたコンテンツの提供 Immerse
(画像:Immerse inc.)

メタバースではユーザーのメタバース上での活動に関わるあらゆるデータ収集が可能です。これを活用することでユーザー毎にパーソナライズされたコンテンツを提供することができるというメリットがあります。

 

音声データや、会話のリアクションタイムなどのデータから、ユーザーがよく間違える文法や、苦手な状況を中心にレッスンを行うことが可能です。

各レッスンのコンテンツだけでなく、コンテンツのタイプもユーザー毎に最適化することができるでしょう。

 

メタバースで収集できるデータの活用によって、文法や簡単な例文などの基本からの座学でのレッスン、ネイティブ講師との実践的なマンツーマンレッスン、ハイレベルな受講生同士のディスカッションなど、あらゆるタイプのコンテンツからユーザーに最適なレッスンをレコメンドする機能なども実装することが可能です。

④ゲーム要素などによる学習者のモチベーション向上

ゲーム要素などによる学習者のモチベーション向上 Immerse
(画像:Immerse inc.)

メタバースを活用することでコンテンツにゲーム要素を取り入れやすくなるため、より学習者をモチベートしやすくなるというメリットがあります。

 

英会話コンテンツをRPGゲームの様にストーリー仕立てにする、各レッスンのクリアによってアイテムが獲得できるようにするなど、ユーザーが楽しめるための工夫を取り入れやすいことがメタバースの特徴です。

 

「継続」することが重要な言語学習において、ユーザーをモチベートできる楽しくゲーム性のあるコンテンツは競合優位性を持ったコンテンツとなるでしょう。

目的別 英会話へのメタバースの活用事例10選

目的別 英会話へのメタバースの活用事例10選

英会話へのメタバースの活用事例として、目的別に代表的なものとして以下の10事例をあげることができます。

 

<教育現場でのメタバースの英会話への活用事例>

  • ①羽衣国際大学:メタバースでフィリピン人英語講師から英語のレッスンや異文化体験学習を受講し国際交流
  • ②浦和学院高等学校:メタバースを留学の事前学習に活用
  • ③鹿児島大学教育学部附属小学校:ゲーム性のあるメタバースコンテンツを授業のアイスブレイクに活用
  • ④中京テレビ:ゲーミフィケーションを活用して幅広い年代に対して英会話体験を提供
  • ⑤中央大学:メタバースを活用した教えあう英会話法を研究

 

<メタバースを活用した英会話サービス5選>

  • ⑥メタバース英会話:FortniteやMinecraftを活用した英会話講座
  • ⑦AEON VR:メタバース上で様々なシーンを巡ってライブレッスン受講
  • ⑧Immerse:様々なシチュエーションをVR体験する英会話
  • ⑨メタバース留学:VR Chatを活用した疑似留学体験
  • ⑩fondi:メタバース空間で世界中の英会話者と会話

 

それぞれについてわかりやすく紹介します。

教育現場でのメタバースの英会話への活用事例5選

①羽衣国際大学:メタバースでフィリピン人英語講師から英語のレッスンや異文化体験学習を受講し国際交流

羽衣国際大学:メタバースでフィリピン人英語講師から英語のレッスンや異文化体験学習を受講し国際交流
(画像:羽衣国際大学)

羽衣国際大学は、Meta社の「Horizon Workrooms」と「Meta quest 2」を活用して、フィリピン人英語講師との英会話やフィリピン文化についてディスカッションする授業を行いました。

 

コロナ禍により実施が困難になった海外留学や国際交流を地理的制約を受けずに実施したいという背景から、今回の授業は企画されました。

②浦和学院高等学校:メタバースを留学の事前学習に活用

浦和学院高等学校:メタバースを留学の事前学習に活用
(画像:浦和学院高等学校)

浦和学院高校は、留学する生徒の事前学習にメタバースを活用しています。

生徒は、ファーストフードショップでの注文、空港でのチェックイン、ホームステイ先での日常会話などのさまざまな状況での英会話を仮想空間上で体験することができます。

 

台本を読み込み、それぞれのシチュエーションを演じることで、従来の活字を「読む」英語ではなく、実際の生活で「使う」英語を学ぶことができます。

この取り組みにより、聴覚や視覚が刺激され、さらに学習中のボディランゲージも活発になる様子が見受けられました。

③鹿児島大学教育学部附属小学校:ゲーム性のあるメタバースコンテンツを授業のアイスブレイクに活用

鹿児島大学教育学部附属小学校:ゲーム性のあるメタバースコンテンツを授業のアイスブレイクに活用
(画像:鹿児島大学教育学部付属小学校)

鹿児島大学教育学部附属小学校は、英語教育向けメタバース空間を英語の授業のアイスブレイクに活用しています。

 

児童は自分のタブレットやスマートフォンから仮想空間にアクセスし、フードコートエリアでの接客、スーパーマーケットでの買い物などの体験を英語で行うことができます。教師はこのコンテンツを授業のアイスブレイクに活用し、児童と教師が英語でコミュニケーションをとり、授業内容へとスムーズに移行することができています。

 

公開授業に参加した生徒からは、「英語の授業が楽しくなった」「他の授業でもメタバースを活用してほしい」などの感想が得られました。教師側からの感想としても、普段の授業では発言をしない児童も、オープンな空間の雰囲気やアバター同士ということもあり、メタバースでは積極的に発信する姿勢が見られたとのことです。

④中京テレビ:ゲーミフィケーションを活用して幅広い年代に対して英会話体験を提供

中京テレビ:ゲーミフィケーションを活用して幅広い年代に対して英会話体験を提供
(画像:中京テレビ)

中京テレビは、オンライン英会話スクールGlatsとともにメタバース上で生徒と講師が交流する2回にわたって「Kiminniバーチャルフェス」を開催しました。

 

第1回では、生徒と講師がメタバース空間上に集まり、英会話を題材に○×クイズ、なぞなぞなどのゲーム形式で英語を楽しく学ぶオンライン授業を行いました。

第2回では、メタバース空間上で同時に複数の企画を開催し、ユーザーはその中を自由に回遊して好きなコンテンツを楽しむことができます。

実際に5歳~60代までの方が参加し、好評価を得られる結果となりました。

⑤中央大学:メタバースを活用した教えあう英会話法を研究

中央大学:メタバースを活用した教えあう英会話法を研究
(画像:immerse)

中央大学の齋藤ゼミでは、メタバースを活用した教えあいの英会話法を研究しています。

VR言語学習教育プラットフォームを提供するImmerse Inc.の協力の下、英語が得意な上級生4名が考案したレッスンカリキュラムを同ゼミの下級生8名にレッスンを提供しました。

 

結果として、教える側も、教えられる側も両方でよりアクティブなラーニングとなり、生徒側の満足度も4.6点(5点満点中)と非常に高い結果となりました。今後も同ゼミでは、引き続き「メタバースにおけるVR言語教育」の発展に向けて研究・発表を共同で継続する方針とのことです。

メタバースを活用した英会話サービス5選

⑥メタバース英会話:FortniteやMinecraftを活用した英会話講座

メタバース英会話:FortniteやMinecraftを活用した英会話講座
(画像:メタバース英会話)

メタバース英会話は、人気メタバースゲーム「Fortnite」と「Minecraft」を活用した完全マンツーマン英会話サービスです。

 

生徒は、メタバースゲームでのボイスチャットを通じて、事前にテキストで予習した英会話のスクリプトをマンツーマンレッスン形式で実践し、楽しみながら学習することができます。

 

生徒の保護者からの感想として、「前に通っていた英会話塾より今の方が楽しそうに授業に参加している」「前のレッスンよりも習得のスピードが早い」「ただゲームしていた時間が楽しい勉強の時間に変わっている」などの声が集まっています。

⑦AEON VR:メタバース上で様々なシーンを巡ってライブレッスン受講

AEON VR:メタバース上で様々なシーンを巡ってライブレッスン受講
(画像:AEON VR)

英会話教室を運営するイーオンは、メタバース空間上でのレッスン「AEON VR」を提供しています。

 

受講者は、Meta Quest2を使用して自宅や職場などからメタバース空間に参加し、約40のシーンをメタバース上でめぐりながらライブレッスンを受講することができます。

空港の入国審査、ホテルのチェックインなど海外旅行で活用できる英会話シーンや、街中や家の中、ビジネスで活用できる英会話シーンを体験学習することができます。

 

リアルに近い体験として学習内容が記憶に定着しやすい、深い没入感を得られる、より発話を促しやすいなど、メタバースを活用した質の高いオンラインレッスンを提供しています。

⑧IMMERSE:様々なシチュエーションをVR体験する英会話

IMMERSE:様々なシチュエーションをVR体験する英会話
(画像:IMMERSE)

IMMERSEは、Immerse Inc.が提供する英会話学習用のVRプラットフォームサービスです。

 

受講者は、リアルの様々なシーンを再現した仮想空間上で英会話の体験を行うことができます。受講者は講師とのマンツーマンレッスンだけでなく、受講者同士での教えあいや、AIとのロールプレイによる反復学習も行うことができます。

 

既にさまざまな教育機関に活用されており、英会話学習ツールとして高い評価を受けています。英語以外の学習プログラムも幅を広げており、スペイン語、フランス語、ドイツ語などの学習プログラムも提供されています。

⑨メタバース留学:VR Chatを活用した疑似留学体験

メタバース留学 紹介動画
(動画:CURIOUS WORLD)

オンライン英会話サービス運営会社のCURIOUS WORLDは、メタバースプラットフォームVR Chatを活用して「メタバース留学」のサービスを提供しています。

 

運営側は学校側の要望に合わせて、VR Chat上でオリジナルのワールドを作成し、留学先で出会うさまざまなシーンでのコミュニケーションをメタバース上で体験できるコンテンツを作成します。

 

ユーザーはVRヘッドセットを通じてワールドに参加し、用意されたコンテンツで英会話を行うだけでなく、海外の学生との国際交流を行うことが可能です。また、メタバース空間上でのクリエイティブ体験も行うことができます。

⑩fondi:メタバース空間で世界中の英会話者と会話

fondi:メタバース空間で世界中の英会話者と会話
(画像:fondi)

fondiは、世界中の英会話者と一緒に実践的な英会話を楽しめるメタバース空間を提供しています。

 

ユーザーは、留学をイメージした広場/公園、バー、共同生活などの多様なバーチャル空間と、その中で提供される会話コンテンツやユーザー同士の交流を活用して、英語漬けのコミュニケーション・疑似海外生活を楽しむことができます。

 

有料プランユーザーの平均滞在時間は1日あたり120分を超えており、学習意欲の高いユーザーから高評価を受けています。

メタバースを英会話に活用して成果を上げるための5つのポイント

メタバースを英会話に活用して成果を上げるための5つのポイント

メタバースを英会話に活用して成果を上げるためのポイントとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ
  • ②活用目的の明確化と骨太な戦略策定
  • ③ユーザーファーストなUX設計
  • ④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進
  • ⑤強力な開発・運用体制の構築

 

それぞれについて分かりやすく紹介していきます。

①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ

1つ目のポイントは、最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップです。

デバイスの進化やユーザーの動き、各領域の先進事例をキャッチアップし、自社が取り組むべき活用方法や成果に繋がる活用のポイントを抑えた上で活用に着手しましょう。

 

メタバース活用には取り組むのに一定の予算や工数が必要となるため、自社にとって重要な最新動向や活用のノウハウを抑えておくことが、成功確度の高い戦略・企画立案の大前提となります。

②活用目的の明確化と骨太な戦略の立案

2つ目のポイントは、メタバースを活用する目的の明確化と骨太な戦略の策定です。

現在メタバース活用に取り組む企業の中には、メタバース活用の取り組みが単発で終わってしまっている企業が見受けられます。

 

その結果、活用のPDCAが回らない、メタバース活用が小粒な施策の1つに留まってしまうなど大きな収益機会の獲得に繋がらないという結果に終わってしまいます。

 

自社の経営課題を踏まえ、「活用によりどのような経営課題を解決したいのか?」「課題解決の打ち手としてなぜメタバースではないといけないのか?」といった明確な活用目的を整理した上で、中長期で目指す事業の姿や自社の強みの活用の仕方などの実現に向けた戦略を立案しましょう。

③ユーザーファーストな企画・UX設計

3つ目のポイントは、自社のターゲットにとってユーザーファーストなメタバースの企画・UX設計です。

現在、多くの企業がメタバースに参入を進めていますが、そのなかには、企業側の都合のみでサービス・体験が設計されたようなメタバースが多く存在します。それらのメタバースは、ユーザーに利用されず、企業の活用の目的を達成できない結果に終わってしまいます。

 

そのため、「メタバースならではの高い体験価値を届けられているか」や「ユーザーの利用にあたっての手間や負担が大きくないか」といった観点を踏まえたUX設計が重要です。

④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進

4つ目のポイントは、アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進です。

メタバース市場は今後大きな成長が予想されているものの、いまだ成長期にあり、様々な業界の企業が中長期的な収益最大化に向け、最適な活用を模索している段階にあります。

 

そのため、計画と実行のプロセスを短いスパンで回し、仮説立案・実行・検証・施策立案のサイクルを何度も繰り返すことが、プロジェクトを机上の空論で終わらせないために重要です。

⑤強力な開発・運用体制の構築

5つ目のポイントは、強力なメタバース開発・運用体制の構築です。

高いユーザー体験と事業性を両立するメタバースの開発とマーケティングを含めた運用を実施しましょう。

 

メタバース開発・運用には幅広い領域の知見や技術スタックが求められるため、外部のベンダーなどを活用し、不足するケイパビリティやリソースを補完することも有効です。

企業がメタバース活用を進めるための4つのフェーズ

企業がメタバース活用を進めるための4つのフェーズ

企業がメタバース活用の進める流れとして、大きく以下の4つのフェーズが挙げられます。

 

  • Phase1:市場動向・知見のキャッチアップ
  • Phase2:戦略/企画の立案
  • Phase3:事業計画の策定
  • Phase4:開発・運用

 

それぞれのフェーズについて分かりやすく紹介していきます。

 

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Phase1:市場動向・知見のキャッチアップ

1つ目のPhaseとして取り組むべきは、最先端の市場動向・知見のキャッチアップです。MetaやApple、Microsoftなどのビックテックやユーザーの動向・先行活用事例など、日々変化する市場動向やナレッジへのキャッチアップが必要です。

このフェーズが、成果に繋がる骨太な戦略/企画策定の基盤となります。

Phase2:戦略/企画の立案

2つ目のPhaseはメタバース活用の戦略/企画です。活用目的を踏まえ、中長期で目指す事業の姿や自社の強みの活用の仕方、実現に向けた企画を立案しましょう。

ユーザーバリューと自社の事業性の両方を満たす、質の高い戦略/企画の立案が、成果につながるメタバース活用の実現に向け最も重要なポイントとなります。

Phase3:事業計画の策定

3つ目のPhaseは事業計画の策定です。事業に期待する成果や開発・運用のアプローチやタイムライン、必要な投資額などを検討しましょう。

メタバース開発・運用といっても、プロジェクト毎に求められるケイパビリティは様々であるため、自社にマッチするツール・ベンダーの選定が非常に重要です。

Phase4:開発・運用

4つ目のPhaseが開発・運用です。メタバース開発・運用には幅広い領域の知見や技術スタックが求められるため、外部のベンダーなどを有効活用し、不足するケイパビリティやリソースを補完しつつ、ユーザーに届けたい体験を実現するメタバースの開発とマーケティングを含めた運用を実施しましょう。 

 

4つのフェーズで取り組むべき35のステップに関しては、以下の関連記事で詳しく解説しています。

 

※関連記事:メタバースを活用した事業を作る方法|全4フェーズと35ステップ【担当者必見】

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

株式会社メタバース総研(現・CREX)代表取締役社長。
慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却後、日本企業の海外展開/マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を創業・社長就任を経て、現職に。メタバースのビジネス活用に特化した国内最大級の読者数を誇るメディア「メタバース総研」の運営やメタバースに関するコンサルティング及び開発サービスの提供を行っている。著書に『はじめてのメタバースビジネス活用図鑑』(中央経済社)

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