【2024年最新】VR/メタバースのフィットネスへの活用事例5選
関連技術の進歩やオンラインコミュニケーション需要の高まりなどを背景とし、今後急速に人々の生活や仕事に普及していくと考えられるVR/メタバース。
メタバースはフィットネス業界との相性が非常に良く、様々な企業が参入を始めています。
そんななか、「フィットネス業界にどのようにVR/メタバースを活用するのかイメージが沸かない」、「具体的にどのような活用事例があるのか知りたい」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、VR/メタバースのフィットネス業界への活用事例5選をわかりやすくご紹介します。
本記事をお読みいただければ、メタバースをフィットネス業界のビジネスに活用するためのヒントが得られるかと思いますので、ぜひ最後までご一読ください。
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そもそもメタバースとは
メタバースとは一言でいうと、人々が様々な活動を行うことのできるインターネット上の3次元の仮想空間のことを指します。
メタバースの語源は「超越」を意味する「meta」と「世界」を意味する「universe」を組み合わせた造語だと言われています。メタバースという言葉が世界で初めて使われたのは、1992年にニール・スティーヴンスン氏が発表したSF小説「スノウ・クラッシュ」です。
メタバースにおいて、ユーザーはアバターと呼ばれる自身の分身の姿でメタバース空間にアクセスし、他のユーザーとコミュニケーションや経済活動を行うことができます。例えば、集まって会話をしたり、イベントやスポーツ、買い物などを楽しむことができます。
一般ユーザーに広く普及しているメタバースサービスとして、「Fortnite」や「Roblox」、「どうぶつの森」などのゲーム型のメタバース、「VRChat」や「Cluster」などのSNS型のメタバースが挙げられます。
メタバースへのアクセス方法としては、スマホやPCからもアクセス可能ですが、Apple Vision ProやMeta Questのようなヘッドマウントディスプレイからアクセスすることにより、より世界に没入したような体験が可能になります。
企業がメタバースをフィットネスに活用する3つのメリット
企業がメタバースをフィットネスに活用するメリットとして以下の3つが挙げられます。
- ①ユーザーが楽しみながら続けられることによる離脱率の低下
- ②ハード面での固定費削減
- ③地理的障壁なしで集客が可能
それぞれについて、わかりやすく解説します。
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①ユーザーが楽しみながら続けられることによる離脱率の低下
フィットネス経営にとって重要なユーザーの離脱率低下が可能です。メタバースの強みである目新しさと立体的表現によって、ユーザーは従来の運動よりも楽しみながら続けることができます。
②ハード面での固定費削減
メタバース上のフィットネスはハード面での固定費を必要としません。メタバース活用によりバーチャル空間でフィットネス経営を行うことができるため、土地代やシステム費、人件費、光熱費などの固定費を削減させることができます。
③地理的障壁なしで集客が可能
メタバース空間にはいつでもどこからでもアクセスできるという特徴があり、フィットネスにメタバースを活用することでユーザーはどこでも運動が可能です。これまで家からフィットネスが遠いため足を運びにくい、地域にフィットネスがないといった理由で利用できていなかったユーザーを集客することが可能です。
メタバースのフィットネス業界への活用事例5選
メタバースのフィットネス業界への活用事例として以下の5つが挙げられます。
- ①OliveX:メタバース×フィットネス領域で注目のベンチャー企業
- ②Capti:メタバースと連動するフィットネスバイクを販売
- ③The Valkyrie EIR armbands:電気刺激で”重さ”を感じられるメタバース向けアクセサリ
- ④Black Box VR:VRを活用した体験型フィットネスジム
- ⑤Supernatural:サブスク型のメタバースフィットネスサービス
それぞれの事例についてわかりやすく紹介していきます。
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①OliveX:メタバース×フィットネス領域で注目のベンチャー企業
OliveXはメタバース×フィットネス領域で注目を集めるベンチャー企業です。OliveXはこれまでにメタバース×フィットネスのサービスを多数リリースしています。
代表的なサービスとして「ダストランド・ランナー」が挙げられます。このゲームは、プレイヤーが砂漠の中を疾走し、盗賊やモンスターと戦いながら、謎の密輸品を回収し届けるというミッションにチャレンジします。
今後OliveXは、ランニングだけでなく、サイクリングやボクシング、ボートなどより多くのスポーツをテーマとしたメタバースフィットネスゲームをリリースする予定です。
また、OliveXはDecentralandの運営会社であるアニモカブランズの子会社であり、「Play to earn」のコンセプトをメタバースフィットネスの領域で活用しようとしています。具体的には、ゲーム内で運動することによって他の通貨と交換できるトークンを獲得できるといった仕組みの導入を進めており、メタバースフィットネスの可能性を大きく広げる試みと言えます。
②Capti:メタバースと連動するフィットネスバイクを販売
Capti社はメタバースと連動するフィットネスバイク「Expresso Bike」を販売しています。Expresso Bikeはサイクリングゲームを楽しみながらフィットネスをすることができ、近くのユーザーとレースを楽しむことができ、将来的には世界中のユーザーと同時に楽しめるようにする構想を発表しています。
また、同社の有するサイクリングプラットフォームは、アンリアルエンジンのプラットフォームに組み込まれており、バーチャル世界との互換性を備えています。
アンリアルエンジンのプラットフォームとの互換性により、社外のエンジニアがExpresso Bikeで利用可能なメタバースフィットネスアプリを開発し、利用できるアプリが増えることにより、結果的にExpresso Bikeの価値が高まるというエコシステムを構築しようとしています。
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③The Valkyrie EIR armbands:電気刺激で”重さ”を感じられるメタバース向けアクセサリ
The Valkyrie EIR armbandsは、Valkyrie Industries社によって提供されるメタバースフィットネス向けのアクセサリで、電気刺激により筋肉を収縮させる「EMS技術」を活用することで、腕に装着するとメタバースフィットネスのメニューに合わせた”重さ”を感じることができます。
こちらのメタバースフィットネス向けアクセサリの価格は150ドルです。
The Valkyrie EIR armbandsは、MetaQuestとMetaQuest2に対応しており、今後利用できるアプリを増やすため、開発者向けのSDKをリリースする予定とのことです。
④Black Box VR:VRを活用した体験型フィットネスジム
Black Box VRは、カリフォルニア州やアリゾナ州などで展開されているVRを活用した体験型フィットネスジムです。
ジムの会員はVRヘッドセットを着用し、オリジナルのVRゲームを楽しみながらフィットネスを行います。1バトルは30分となっており、プレイヤーの動きがゲーム内に反映され相手への攻撃に繋がります。
また、トレーニングを続けていくことで、利用できるキャラクターの種類が増えたり、レベルが上昇するなどやり込み要素を備えています。
さらに、トレーニングを経て収集された各種データは専用のアプリから確認できるとのことです。
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⑤Supernatural:サブスク型のメタバースフィットネスサービス
Supernaturalは、Within社によって提供されるサブスプリクション型のメタバースフィットネスサービスです。
Supernaturalのユーザーは、音楽やゲーミフィケーション、有名コンテンツとのコラボなどを取り入れたワークアウトプログラムを楽しみながらこなすことで、自身の健康状態を改善することができます。
また、メタバース上では専属のコーチが着き、指導とモチベーションを高める言葉をかけてもらうことができます。
月額料金は15ドルからで、フィットネスジムの利用料と比べるとお手頃価格と言えます。
また、Supernaturalは、リリース後半年の2020年10月にMetaから買収されています。
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