【事例11選】メタバースを広告に活用する5大メリットや活用方法とは
スマートフォンの普及により、広告の代表であったテレビCMからWeb広告やSNSマーケティングに広告の中心が移り変わるなど、人々の情報入手や活動の場に応じてスタイルが日々変化しています。
特に近年、Fortniteなどのゲームを起点としてメタバースが普及したことに伴い、メタバースを広告に活用する動きが注目を集めています。
実は既に電通や博報堂がメタバース広告の事業を行っており、三越伊勢丹や日産自動車など、幅広い業界の大手企業が広告へのメタバースの活用を進めていることをご存知でしょうか?
しかし、メタバース広告を導入したいと検討を始めたものの、以下のような課題を抱えている方も多いのではないでしょうか。
- メタバースを広告に活用するメリットがわからない
- 企業が広告にメタバースをうまく活用出来た事例を知らない
- 自社の業界でどのようにメタバース広告が活用できるのかわからない
そこで今回は、広告にメタバースを活用する5つのメリットを業界別の活用事例とともにご紹介します。
本記事をお読みいただければ、広告にメタバースを活用するためのヒントが得られるかと思いますので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次
メタバースを広告に活用する5大メリットとは
メタバースを広告に活用するメリットとして、以下の5つが存在します。
- ①コロナ禍対策としてのオンラインシフト
- ②幅広い顧客へのリーチ
- ③メタバースならではの体験による訴求力向上
- ④新たなブランド体験によるロイヤリティ強化
- ⑤高い費用対効果への期待
それぞれのメリットについてわかりやすく説明していきます。
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①コロナ禍対策としての広告のオンラインシフト
メリットの1つ目は、コロナ禍対策としての広告のオンラインシフトを行える点です。
コロナウイルス感染拡大防止のための行動制限などの影響で、幅広い業界のマーケティング・プロモーション活動が打撃を受けています。商材によってはオンラインでのプロモーションへのシフトを成功させています。
一方で、実物を確認して買いたいという人が多い商材や実店舗でのプロモーションイベントや顧客ひとり一人に寄り添った提案が重要な商材の広告のオンラインシフトは非常に難易度が高く、幅広い業界の企業の課題となっています。そこで、広告にメタバース活用することで、実店舗などのリアル空間で行っていた広告/マーケティング施策のオンラインシフトを行うことが可能です。
②幅広い顧客へのリーチ
メリットの2つ目は、幅広い顧客へのリーチができる点です。
メタバースを活用した広告の特徴の1つとして、「いつでも、どこからでもアクセスしてもらえる」という点があります。従来のリアルな空間でのプロモーションイベントでは、ターゲットとなる人が地理的に大きく制限されているため、一定程度ターゲットが密集している都心部など以外で施策を実施しづらいという課題がありました。そこで、メタバース上でマーケティング施策を行うことで、幅広い地域のターゲットにリーチすることが可能です。
また、メタバースを活用することで、従来若者世代との接点獲得に苦戦していた企業・商材のマーケティングを加速させることもできます。メタバースがデジタルネイティブの比較的若い世代から人気を集めていることや、人気のコンテンツなどとコラボしたりゲーミフィケーションを取り入れたプロモーション施策との相性が良いことから、若者世代の顧客獲得への打ち手としての活用が進んでいくことが考えられます。
③メタバースならではの体験による訴求力向上
メリットの3つ目は、メタバースならではの体験による訴求力向上ができる点です。
広告にメタバースを活用することで、オンラインでの商材の訴求力を向上することができます。訴求力向上に繋がるポイントは大きく2点あります。
1点目は、3Dモデルを活用した訴求力の向上です。顧客が商材や店舗、施設を目の前にしているような体験を提供でき、従来オンラインで商材の魅力が伝わりづらく、オンラインプロモーションに苦戦していた商材の訴求力を向上することができます。
2点目は、メタバースならではの体験を通じた、新たな購買体験による訴求力の向上です。オンラインでありながら、友人と一緒に買い物が出来る環境を構築したり、リアルでは簡単に提供できない非現実的な体験型のプロモーション施策を低コストで実施したりすることができます。
④メタバースを活用し新たなブランド体験の提供
メリットの4つ目は、メタバースを活用し新たなブランド体験を提供できる点です。
広告・マーケティング活動をWebやSNSで行う場合とメタバース上で行う場合の最も大きな違いは、ブランドがユーザーに対し3次元の空間上でインタラクションを交えた体験を設計できることです。そのため、従来は各ブランドがリアルで開催していたイベントや、リアルでは実現の難しいゲーミフィケーションを交えた体験設計などを通じて、ブランドの世界観を体験してもらう取り組みが可能です。
既に世界最大級のゲーム型メタバースである「Roblox(ロブロックス)」ではGUCCIやNIKEなどの世界を代表するブランドが、ブランドの常設エリアを開設しています。
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⑤高い費用対効果への期待
メリットの5つ目は、メタバースを活用した広告は高い費用対効果が期待されている点です。
広告の費用対効果を決める要素として、どれだけ商品・サービスにマッチするユーザーをターゲティングし配信できるかと各ユーザーに対して最適な訴求方法を取ることができるかというものがあります。これらの精度を大きく左右する要素がユーザーデータです。このユーザーデータの活用が大きく進んだことによりインターネット広告の市場は急拡大を続ける一方で、データの取得・活用が難しいテレビ・新聞広告の市場は縮小を続けています。
一方、メタバースが人々の生活に普及しより多くの時間を過ごすようになると、Web/SNS広告に比べ、より多くのユーザーデータを獲得できる可能性を秘めています。具体的には、各ユーザーのサービスを横断したこれまでの行動履歴や広告配信後の購買行動等が挙げられます。これらのデータを活用することで、従来のWeb/SNS広告に比べROIの高い広告・マーケティングソリューションを提供し得ると考えられています。
業界別 広告へのメタバースの活用事例8選
広告へのメタバースの活用事例として以下の8つが挙げられます。
- ①小売業界:三越伊勢丹が独自のメタバース上の仮想都市「レヴ ワールズ」を構築
- ②小売業界:大丸松坂屋がメタバース上の百貨店で600種類の食品を販売
- ③アパレル業界:メタバースに仮想店舗を出店し実店舗へ送客
- ④観光業界:大日本印刷が「バーチャル秋葉原」をオープン
- ⑤観光業界:大阪府/大阪市がメタバース「バーチャル大阪」で大阪の魅力を発信
- ⑥自動車業界:日産がメタバース上で新車の発表・試乗会を開催
- ⑦金融業界:SMBC日興証券が金融を身近に感じられるイベントを開催
- ⑧地方創生:吉本鉱業が鉱山跡地をメタバース上に再現し観光客獲得へ
それぞれの事例について分かりやすく紹介していきます。
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①小売業界:三越伊勢丹が独自のメタバース上の仮想都市「レヴ ワールズ」を構築
三越伊勢丹は、独自のメタバース上の仮想都市である「レヴ ワールズ」を構築し提供しています。来場者はアバターの姿で、デジタル空間の「バーチャル伊勢丹」での買い物を楽しむことができます。店員のアバターも配置され、チャット機能を使った接客も受けられます。
また、メタバース上ではバーチャルファッションショーを楽しんだりや人気格闘漫画『刃牙』シリーズに登場する“地下闘技場”をモデルとしたイベントスペースが設けられ、アバターとなった一部の人気キャラクターに会えたり、関連するデジタルアイテムを入手したりすることもできます。
現在は婦人服や食品など180ブランドを扱っていますが、今後は家具や日用品にも対象を広げる方針です。友人のアバターと一緒に会話しながら買い物できるようにするなど機能も強化する予定です。他社がメタバース上で開催されるイベントへの出展が中心のなか、三越伊勢丹は既に独自のメタバース空間を構築・提供しており、小売・百貨店業界のメタバース活用をリードする存在といえます。
②小売業界:大丸松坂屋がメタバース上の百貨店で600種類の食品を販売
大丸松坂屋は、世界最大のメタバース/VRのイベント「バーチャルマーケット」への出展を発表しました。ニューヨークの街並みを再現した空間に、「バーチャル大丸・松坂屋」を出展します。来場者は百貨店内で600種類以上のグルメの買い物を楽しんだり、大丸松坂屋の400年の歴史を体感できるアトラクションを楽しんだりすることができます。
来場者はバーチャルカタログで詳細を見たり、商品を購入することが可能なほか、商品知識をもったスタッフによるメタバース上での接客も実施します。夏に食べたい「しろくまアイス」や「盛岡冷麺」などのグルメを600点以上が販売される予定です。購入した商品は、後日自宅に届きます。
従来のECの課題であった、知識を持った店員とのコミュニケーションができない点が解決される可能性があります。
また、今回のイベント開催に伴い、「メタバース上で働くアルバイト」を初めて採用。バーチャル接客の経験があり、商品知識を身につけたスタッフが商品の魅力を伝えます。
③アパレル業界:BEAMSがメタバースに仮想店舗を出店し実店舗への送客も
ファッション大手であるビームスは世界最大のVRイベントである「バーチャルマーケット」に4度出展を行っています。バーチャルマーケットとはメタバース上にある会場で、アバターなどのさまざまな 3D アイテムや、リアル商品(洋服、PC、飲食物など)を売り買いでき、日本はもとより世界中から100万人を超える来場者を誇る世界最大のVRイベントです。
バーチャルマーケットでは、アバター用の洋服であるデジタルアイテムの販売やライブなどのイベントの開催が行われました。アバター用の洋服であるデジタルアイテムは、ビームスの2022年の秋冬商品を3Dモデルに起こした、Tシャツやワンピースなどの全7種類が販売されました。また、ライブでは池田エライザさんがバーチャルライブを開催し、メタバースに着想を得た新曲の発表も行われました。一方でリアルでの商品販売も行われ、バーチャルマーケットの出展を記念したリアルな洋服の商品もビームスの公式オンラインショップにて販売されました。
4度目の参加の際には、関西のショップスタッフも含む約50名の社員が交代でバーチャル接客にあたり、VR上での接客を通じてリアル店舗への来客に繋がっている事例も生まれてきているとのことです。
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④観光業界:大日本印刷が「バーチャル秋葉原」をオープン
大日本印刷とAKIBA観光協議会は、現実世界と仮想世界を融合させた地域共創型XR街づくりプロジェクトとして、2022年4月に「バーチャル秋葉原」をオープンしました。生活者は、PC用アプリケーションやVRゴーグル、Webブラウザなどを通じて、世界のどこからでもいつでも秋葉原の魅力を楽しむことができます。仮想空間には、ショッピングができる店舗やギャラリースペース、広告看板などが設置されており、コンテンツホルダーをはじめとする様々な企業が、情報発信や販促活動を行う「第3のチャネル」として利用することができます。
秋葉原の特徴である商標の看板等も地元企業の協力のもと、バーチャルリアリティ上で再現します。一部のバーチャル店舗の中には、商品などを展示するスペースがあり、ECサイトへ誘導して購入に繋げることができます。
バーチャル秋葉原は、ユーザーの分身であるアバターが集まり、動画視聴や商品購入、バーチャルゲームへの参加などを同時に行うことができる空間です。現実の特性を踏まえ、企業はコンテンツを提供・実施するだけでバーチャル秋葉原の世界に参加できます。
また、クリエイターが同一IPの二次創作を行い、スペース内で展示・販売できるよう、新たなビジネススキームを準備しています。コンテンツはNFTで管理し、クリエイティブビジネスの健全な循環を実現するとのことです。
⑤観光業界:大阪府/大阪市がメタバース「バーチャル大阪」で大阪の魅力を発信
バーチャル大阪は、大阪府と大阪市がKDDIと共同で展開する都市連動型メタバースです。2025年開催の大阪・関西万博に先駆けて、道頓堀など大阪市内をモチーフにした「新市街」エリアが登場し、大阪の都市の魅力を国内外に発信しています。公式サイトからVRサービス「Cluster」をインストールして無料アカウントを登録するだけでバーチャル大阪に入ることができます。
自宅や外出先から多様なデバイスを使用してバーチャル大阪に参加することで、リアルタイムで世界中の人とコミュニケーションを取りながら、バーチャル音楽ライブ等のエンタメコンテンツやアバターを介したユーザー自らの創作活動など、様々な楽しみ方を体験することが可能です。今後は、バーチャル商店街で買い物すると実際に商品が届いたり、イベント会場で音楽ライブが開催されたりさらなる発展に期待が集まります。
道頓堀や大阪城など大阪市内のランドマークが集結していたり、太陽の塔をモチーフにしたアバター衣装を着たりすることができ、大阪の魅力を感じることのできるデジタルコンテンツとなっています。
⑥自動車業界:日産がメタバース上で新車の発表・試乗会を開催
自動車業界では、ディーラーでの試乗会や接客をメタバース上で行い、多くの顧客との接点獲得を狙う取り組みが進んでいます。従来はわざわざ店舗に足を運び、契約書などの手続きを行う必要のあった試乗を、いつでも、どこからでも気軽に体験することができます。
日産自動車は、軽電気自動車「日産サクラ」の試乗会をメタバース上で開催しました。試乗会は、世界最大のVR SNS「VRChat」上で行われ、四季を感じられるドライブコースでバーチャルな日産サクラを運転することができました。自分で運転席に座って運転したり、後部座席に座ったりと現実の試乗に近い体験ができ、新車の特徴を立体的に確認することができます。メタバース上での試乗は通常の試乗とは違い、書類での手続きなども不要で、いつでもどこからでも体験可能なのが最大の強みです。
同社によると、「今回の取り組みにより営業担当者にアバターの操作経験がないことや、仮想空間でのリアルな商品訴求の難しさが明らかになった」とのこと。今回のような実証を重ねることで、将来的にメタバースのマーケティングのチャネルとしての活用が本格的に進んでいくことが期待されます。
⑦金融業界:SMBC日興証券が金融を身近に感じられるイベントを開催
SMBC日興証券は、2021年末に開催された、世界最大のメタバースイベントである「バーチャルマーケット2021」に特設ブースを出展しました。リーマンショックやアベノミクスなどの相場変動を疑似体験できる株価連動ジェットコースターや、証券アナリストなどの専門家とアバターを通して直接話せるバーチャル座談会など、メタバースならではの金融を身近に感じられるようなコンテンツを提供しました。
株価連動ジェットコースターでは、走行中に当時の株価の変動と関連した金融・経済トピックが目の前に現れるなど、メタバースならではの演出で金融の世界を楽しむことができました。さらに、コースター乗車中に撮影した写真が乗車後にブース内に表示されるなど、現実世界の某有名遊園地のアトラクションのような演出も用意されました。
バーチャル座談会では、投資や資産運用に関する情報を提供するパネルや動画を見ることができました。また、普段なかなか直接話せる機会のないSMBC日興証券のアナリストなどと相場解説などのスモールトークセッションも実施されました。
⑧地方創生:吉本鉱業が鉱山跡地をメタバース上に再現し観光客獲得へ
吉本興業は兵庫県北部に位置する、人口約2万人の養父市の観光名所を再現したメタバースをリリースしました。来場者は、かつて日本一のすず鉱山として栄えた明延鉱山の坑道後を観光したり、吉本興行のタレントとコラボした採掘ゲームを楽しんだり、市役所を訪れデジタル住民票交付してもらったりすることができます。
バーチャル養父のオープニングイベントには、吉本興業所属のお笑い芸人である、野生爆弾くっきー!さんやとろサーモンの村田さんらが参加し、その様子は吉本の映像配信サービス「FANCY」によってライブ配信されました。
また、イベントで養父市市長がアバター姿で登場し、「メタバースには無限の可能性があると思います。世界中どこからでも来ていただけるので、いろんな国の方々に来てもらって、養父市の自然や観光名所を楽しみ、市民とも交流してもらいたい。そして、ゆくゆくは現実世界でも体験しに来ていただければ。バーチャルでは100万人都市を目指しています」とコメントしました。
広告業界の企業のメタバース参入事例3選
広告業界の企業のメタバース参入事例の代表的なものとして以下の3つが挙げられます。
- ①博報堂:国内初メタバース内の広告枠の販売を開始
- ②電通:東京ゲームショウVRに基盤システムを提供
- ③サイバーエージェント:メタバース上での店舗開発に特化の子会社設立
それぞれの事例について分かりやすく紹介していきます。
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①博報堂:国内初メタバース内の広告枠の販売を開始
博報堂は国内企業としては初となる、メタバース空間内の広告枠の販売事業を開始しました。博報堂傘下のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)社は、デイリーアクティブユーザー約5000万人を誇る、世界最大級のゲーム型メタバース「Roblox(ロブロックス)」内での広告枠の販売を開始しました。広告主はRoblox内の建物や看板に画像や動画の広告を掲載することが可能です。広告費用は場所やサイズによるものの、2週間の掲載枠が80万円~とのことです。
②電通:東京ゲームショウVRに基盤システムを提供
電通はバーチャル空間上で行われるイベント「東京ゲームショウVR」向けに、大型イベントのメタバース化を推進するシステムを開発・提供しました。
東京ゲームショウVRでは、ゲーム関連企業のみならず、飲料メーカーやアパレル企業などのブランドを体験できる特設ブースが設けられ、各ブースでの体験を通じて、リアルでは提供が難しいバーチャルならではのブランド体験の実現を目指しています。
同社は出資を行っているメタバース関連のスタートアップであるabmr社とともに、基盤プロダクトの改善を通じ、広告機能はもちろんのこと、メタバース空間ならではのブランド体験の構築やイベントでの体験全体の質向上を目指していくとのこと。
「東京ゲームショウVR2021」では、バーチャル会場の総来場者数は約21万人を記録、参加者の98.8%が再来訪意向を示すなど、大きな反響を呼びました。
③サイバーエージェント:メタバース上での店舗開発に特化の子会社設立
サイバーエージェントは、バーチャル店舗開発に特化した子会社「株式会社CyberMetaverse Productions」を設立しました。同社はメタバース空間におけるバーチャル店舗のあり方を確立し、NFTを活用したデジタルコンテンツ制作や独自の暗号資産の発行支援まで一貫した支援を行うとのことです。
具体的には、小売・アパレル等の業種の企業向けにメタバース上の店舗におけるアバター接客サービスなどを提供し、顧客の購買意欲促進に貢献しています。
同社は体制強化のため2023年までに、Unreal EngineやUnityエンジニア、CGアーティストを中心に100名の新規採用を予定しています。
メタバースを広告に活用する際の注意点
広告にメタバースを活用を検討する際に注意すべき点として以下の2つが挙げられます。
- ①メタバースでしかできない体験が設計できているか
- ②ユーザーの手間・負担が大きくないか
それぞれの注意点についてわかりやすく紹介していきます。
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①メタバースでしかできない体験が設計できているか
1つ目の注意点は、メタバースでしかできない体験が設計できているかです。なんとなく流行っているからメタバースを広告活用してみようといった流れで、メタバースの特徴が活かせていない体験を設計してしまうと、従来のWebマーケティングと比べ、コストが高く、ユーザーの負担も大きいという結果になりかねません。「3Dコンテンツでのリッチな情報量」や「インタラクティブな体験ができる」などメタバースならではの特徴を最大限生かした体験設計・企画が重要になります。
②ユーザーの手間・負担が大きくないか
2つ目の注意点は、ユーザーの手間・負担が大きくないかという点です。一般的にユーザーがメタバースを体験する際は、アプリをしたり、アバターを操作したりと、従来のWeb広告に比べユーザーに求める手間が大きい傾向にあります。そのため、ユーザーの体験したいというインセンティブを高める企画や体験の手間を最小限に抑えるUI/UX設計が重要になります。
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