【厳選7社】おススメのVR制作会社を選び方とともに紹介
VRデバイスの進化やデータ通信技術の発展、コロナによるリモートコミュニケーションの定着などにより、VRに一層の注目が集まっています。
また、近年VRはVRゲームなどの消費者向けサービスだけでなく、多岐にわたる業界でのBtoB、BtoBtoCの法人向けソリューションとしての活用も進んでいます。
そこで、今回はおススメのVR制作会社・ツールを選び方とともにご紹介します。
本記事を読めば、VR開発の進め方について理解が深まると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。
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VR開発の前に検討しておきたい3つのポイント
VR開発にあたって検討しておきたいポイントは以下の3つです。
- ➀VR活用の目的はサービス構築か単発でのプロモーションなどか?
- ②ツールを活用できる人材をどの程度有しているか?
- ③開発会社はどの業界・ユースケースのVR制作に強みがあるか
それぞれ分かりやすく解説していきます。
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➀VR活用の目的はサービス構築か単発でのプロモーションなどか?
VR活用をご検討されている目的は大きく本格的なサービス開発とプロモーションなどへの活用の2つに分けられます。
前者の本格的なサービス開発の例として、国内最大のVRSNSであるClusterなどが挙げられます。
一方、後者のプロモーションなどへの活用の例として、遠隔地から立体的な資格情報を基に内見ができるVR内見などのプロモーションが挙げられます。
このように自社のVR活用の目的によって、組むべきパートナーや必要な人員・予算感などが大きく変わってきます。
②ツールを活用できる人材をどの程度有しているか?
VR開発にあたり、VRツールを活用できる人材の有無は大きな軸の1つです。後ほどご紹介しますが、自社にVR関連の技術の知見を有する人員がいる場合、ツール活用をベースに開発を進めることが選択肢となってきます。このような人材の有無が、ツール活用による開発か、VR制作会社への外注による開発かを決める大きな軸となります。
ツール活用のメリットとしては外注に比べアジャイルに開発・改善を行えることが挙げられ、一方でデメリットとしては社内のリソースを投下する必要があること、経験・知見不足の場合、開発が上手く進まないことなどが挙げられます。
③開発会社はどの業界・ユースケースのVR制作に強みがあるか
VRは製造、建築、不動産、小売、エンタメなど幅広い業界で活用が進んでおり、またユーザーに対してどのような体験を提供したいかによって、求められる設計や機能、ケイパビリティなどが異なります。
そのため制作会社やツールは、特定の業界やユースケース向けのVR制作に強みを持っていることがあり、制作方法の検討にあたり、リサーチ・検討しておきたいポイントとなります。
VRを作る2つの方法
VRを作る方法として主に以下の2つがあります。
- ①制作会社に依頼をする
- ②制作ツール/プラットフォームを活用する
それぞれの制作方法について分かりやすく紹介します。
①制作会社に依頼をする
1つ目は制作会社に依頼をする方法です。
メリットとして以下の4点が挙げられます。
- 制作会社の豊富な経験やスキルをもとにハイクオリティなVR制作が行える
- 自社の要望に対してオーダーメイドに近い形でVR制作が行える
- 自社社員に経験や知識が無くともVR制作を行える
- 自社社員のリソースを大きく節約できる
一方デメリットとしては、自社での開発や制作ツール/プラットフォームを活用する場合に比べ、費用がかかってしまう点が挙げられます。
②制作ツール/プラットフォームを活用する
2つ目は制作ツール/プラットフォームを活用する方法です。
メリットとしてVR制作の費用を抑えることができる点が挙げられます。
一方のデメリットは以下の3点です。
- 制作できるVRの機能や体験、ビジュアルなどに制限がある
- 経験やスキルを有した社員がいない場合、制作を進めるハードルや工数が大きい
- 自社社員が手を動かす必要があり、労働リソースが必要になってしまう
そのため、制作ツール/プラットフォームは、プロモーション等に活用する簡易的なVRの制作のために使うことが一般的です。
おススメVR制作会社7選
VR制作を依頼できるおススメの制作会社は以下の7社です。
- ①ホロラボ:HoloLensのアプリ制作に強み
- ②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを制作
- ③面白法人カヤック:数多くのクリエイターが在籍
- ④ハシラス:VRアトラクションの実績が豊富
- ⑤積木製作:建築に特化し、豊富なナレッジを蓄積
- ⑥VRPartners:VR領域での豊富な実績とメンバー
- ⑦ハコスコ:脳科学の知見を活かしたVR制作
それぞれを分かりやすくご紹介していきます。
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①ホロラボ:HoloLensのアプリ制作に強み
ホロラボは、Windows Mixed Realityなどのシステムやアプリケーションの研究・開発をしている企業です。ホロラボは国内の大手企業に利用されており、トヨタ自動車株式会社や東急建設株式会社などを支援しています。
ホロラボの強みは次の3点です。
- 1.HoloLensのアプリ開発が得意な点
- 2.教育プログラムの開発をしている点
- 3.新しい技術の普及や技術者同士の交流を促進している点
1.HoloLensのアプリ開発が得意な点
ホロラボは2017年1月18日、Microsoft HoloLens の日本上陸の日に設立された研究開発型の企業であり、Windows Mixed Realit(マイクロソフトが開発している複合現実のプラットフォーム)に代表されるMicrosoft HoloLens関連の最新技術をいち早く使いこなしています。
2.教育プログラムの開発をしている点
Windows Mixed Realityなどの最新技術を簡単に理解できるような教育プログラムの開発を行っており、プログラムを通じて自社ナレッジを蓄積させています。
3.新しい技術の普及や技術者同士の交流を促進している点
展示やデモ、カンファレンスなどを通じて、他社と協力して新しい技術の普及や技術者同士の交流を促進しており、業界の最新技術を取り入れた研究や開発を可能にしています。
②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを制作
メタバース総研は、企業向けのメタバース/XRのコンサルティング・開発を行っている会社です。
メタバース総研の強みとして以下の3点が挙げられます。
- 1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力
- 2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能
- 3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援力
1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力
メタバース総研は、国内最大級のビジネスに特化したメタバース/XRメディアの運営と幅広い業界の大手企業へのコンサルティング経験を通じた戦略策定力を強みとしています。
そのため支援の際は、クライアント企業様の事業の課題・活用の目的を踏まえたメタバースの活用戦略/企画策定を徹底しています。このこだわりが、多くの企業が陥っている”メタバース/XR活用自体の目的化”を防ぎ、成果に繋がる活用を実現します。
2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能
メタバース総研は、特定のメタバース/XR開発ツールやプラットフォームを有していません。
そのため、特定の開発ツールやプラットフォームの活用ありきの支援ではなく、中立的な立場からクライアント企業様のプロジェクト毎に最適なプラットフォームやツールを選定し、支援することが可能です。
3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援
メタバース総研は、技術領域・ユースケース毎に、業界を代表する実績/ソリューションを有する12社の企業や38名のクリエイターとパートナーとして協働しています。
そのため、クライアント企業様の課題やご要望に合わせ、パートナー企業/クリエイターらとともに最適な各種ソリューションをご提供しています。
※メタバース総研は豊富な経験とナレッジに基づき、各社様に合わせた先進事例や具体的な活用アイデアなどの最新ナレッジをご提供させていただいております。 メタバース/XR活用でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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③面白法人カヤック:数多くのクリエイターが在籍
面白法人カヤックは、広告やPRの受託開発を行う「面白プロデュース事業」やソーシャルゲームの開発・運用を行う「ゲーム・エンタメ関連事業」、ゲームやeスポーツのコミュニティに特化した「eスポーツ関連事業」などの事業を展開する企業です。面白法人カヤックは、沢井製薬やソニー・ミュージックエンタテインメント、スクウェア・エニックス、明治などの大手企業の支援をしています。
面白法人カヤックの強みは次の3点です。
- 1.クリエイティビティのあるクリエイターを多く抱えている点
- 2.広告的なVRコンテンツが得意な点
- 3.VRのニュースを語るポッドキャストを運営している点
1.クリエイティビティのあるクリエイターを多く抱えている点
「つくる人を増やす」の経営理念のもと会社経営を行っているため、社内にクリエイティビティのあるクリエイターを多く抱えているのが特徴で、面白いサービスを次々にリリースしてきました。
2.広告的なVRコンテンツが得意な点
VR領域においては、企業の課題を解決する広告的なVRコンテンツなど、様々なシーンでVRコンテンツの企画・実装・演出を行い、世の中にまだない新しい体験を次々と生み出しています。
3.VRのニュースを語るポッドキャストを運営している点
「カヤックVR部VRadio」をSoundCloudとYouTubeで配信中しており、運営を通じて蓄積されたナレッジをVR制作に活かしています。
④ハシラス:VRアトラクションの実績が豊富
ハシラスは、VRコンテンツ専門の制作会社です。なかでも、ハイエンドVRデバイスと独自のハードウェア・ソフトウェアを組み合わせた、VRアトラクションの企画・制作の実績が豊富となっています。ハシラスは、株式会社サンシャインシティや株式会社リクルートテクノロジーズなどのハイエンドVRの制作支援をしています。
ハシラスの強みは次の3点です。
- 1.豊富な導入実績・事例と圧倒的な体験ユーザー数
- 2.オリジナル体感ハードウェアの作成
- 3.ハイエンドVRの豊富なノウハウ
1.豊富な導入実績・事例と圧倒的な体験ユーザー数
ハシラスは2014年からVRアトラクションの開発を行なっており、国内外問わず多数の施設にコンテンツを納入しています。多くの実績と、圧倒的な体験ユーザー数から得られるフィードバックにより、豊富な技術・知見を育んでいます。
2.オリジナル体感ハードウェアの作成
VR向けライドなどの体感ハードウェアを自主制作している点がハシラスのコンテンツ制作の特徴であり、良好な体感性やアテンド性、酔い防止などの最新の知見を盛り込んだハードウェアを継続的に開発しています。
3.ハイエンドVRの豊富なノウハウ
ハシラスはハイエンドなVR機器をフル活用した体験価値の高いコンテンツ制作を得意としています。一般的な360度動画と異なり、現実の身体とVR空間が相互作用するコンテンツを実現しています。アニメやマンガなどのIP活用においても、原作そのままの世界観に体験者自身が入り込んで活躍できるリッチなコンテンツ制作が可能です。
⑤積木製作:建築用 CGVRコンテンツの制作会社
積木製作は、建築用 CG 制作と VR コンテンツ制作を 2 本柱に事業を展開している企業です。積木製作は、大林組や鹿島建設や九州旅客鉄道や大和ハウス工業などの支援をしています。
積木製作の強みは次の3点です。
- 1.建築に特化したVR制作会社
- 2.建築のノウハウ
- 3.自社サービス「安全体感VRトレーニング」
1.建築に特化したVR制作会社
建築の専門知識に加え画やCGのクオリティーにも定評があり、建築に特化したVR制作会社としてマンションやオフィス、公共事業などの支援を行っています。また、マイクロソフト社から「Microsoft Mixed Realityパートナー」として正式に認定されており、技術力の高さも評価されています。
2.建築のノウハウ
積木製作は、一級建築士でもある城戸太郎氏が2003年9月に設立した企業で、支援先に建設会社や不動産や鉄道会社が多く建築に特化したノウハウが豊富に蓄積されています。
3.自社サービス「安全体感VRトレーニング」
「安全体感VRトレーニング」は160社以上に採用されたVR体感教育で、1台38,500円(税込)という低価格で利用可能です。
⑥VRPartners:VR領域での豊富な実績とメンバー
VRPartnersは、VRコンテンツのプランニングから撮影、編集、配信、効果測定までをワンストップで提供する総合VRプロデュース企業です。VRPartnersは、東京観光財団や損害保険ジャパン株式会社や公益社団法人能楽協会や株式会社フジテレビジョンなどの支援をしています。
VRPartnersの強みは次の3点です。
- 1.豊富な実績
- 2.VRに特化した経験豊富なメンバー
- 3.VR動画配信プラットフォーム「360Channel」での配信
1.豊富な実績
VRPartnersは年間500本以上のVRコンテンツ制作・配信、システム開発の経験があり、蓄積したノウハウを活かし、一気通貫したソリューションを提供します。
2.VRに特化した経験豊富なメンバー
実写VR映像撮影・編集やCG・XR制作やシステム・アプリケーション開発などの支援の際に、VR映像に特化した経験豊富なメンバーが担当します。
3.VR動画配信プラットフォーム「360Channel」での配信
360Channelとは、LIVE配信を含め、映画・バラエティ・音楽・スポーツなど、多彩な360度VRコンテンツが楽しめる動画配信サービスであり、360Channelでのライブ配信などの支援をしています。
⑦ハコスコ:脳科学の知見を活かしたVR制作
ハコスコは、脳科学をベースにしたワンストップなソリューションの開発・提供を行っている企業です。ハコスコは、株式会社ソニー・ミュージックレーベルズやキングレコード株式会社やトヨタ自動車株式会社や和歌山県などの支援をしています。
ハコスコの強みは次の3点です。
- 1.仮想現実を使った脳科学の知見
- 2.手軽にVRを体験できるスマホを使ったVRサービス
- 3.ハコスコのVRプラットフォーム
1.仮想現実を使った脳科学の知見
ハコスコの代表取締役 CEO の藤井さんは適応知性および社会的脳機能解明を研究する医学博士・脳科学者であり、「つながる脳」(毎日出版文化賞 受賞)などの書籍も出版しています。また、ハコスコは2014年7⽉に理化学研究所の理研ベンチャー制度により創業された会社です。
2.手軽にVRを体験できるスマホを使ったVRサービス
箱+スコープ=「ハコスコ」の名前のとおり、ダンボールにレンズをつけ、スマートフォンを利用しただけのミニマルなつくりのHMDを提供しており、累計141万台を販売しています。
3.ハコスコのVRプラットフォーム
ハコスコはECメタバース、VRゴーグル、360°カメラを提供しており、VRを体験する・配信をする・映像を作るというVRをワンストップで体験できるプラットフォームを実現しています。
VR制作の費用相場とは
VR制作の費用は、以下の2つの場合によって相場が異なります。
- ①制作会社に依頼した場合
- ②制作ツール/プラットフォームを活用した場合
それぞれを分かりやすく解説していきます。
※メタバース/XR開発ツールを選ぶ際の3つのポイントや主要5ツールの機能・料金の比較をまとめた資料をダウンロード頂けます。
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①制作会社に依頼した場合
VR制作を制作会社に依頼する場合は、上の表のようにどの工程を依頼するかによって金額が変わります。全ての工程を依頼した場合、3DCGの作成数にもよりますが、最低でも80万円、平均すると250万円以上はかかる計算です。そのため、自社の人材や開発能力などのアセットと相談し、必要な分だけ外注するのがおすすめです。
項目別や事例別の費用について、詳しくはこちらの記事で解説しています。
②制作ツール/プラットフォームを活用した場合
VR制作ツール/プラットフォームを用いて、プロモーション等に活用する簡易的なVRを作成する場合、多くのVR制作ツール/プラットフォームは月額約3万円程度〜で利用できます。基本のプランが月額制で設定されており、作成できるVRの数や、表現できるコンテンツのリッチさなどにより追加で課金する設定となっていることが多いです。
VR制作のおすすめツールと料金についてはこちらの記事で紹介しています。
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