【2024年版】VRでできること11選 |最新事例をもとに徹底解説

FacebookのMetaへの社名変更をきっかけに、メタバース/VRに大きな注目が集まっています。

VRは今後幅広い業界で活用されると考えられていますが、具体的にどんなことができるのかは知らないという方も多いのではないでしょうか?

 

そこで、今回はVRでできること10選を最新事例をもとに紹介します。

本記事を読めば、VR活用のヒントを得られるかと思いますので、ぜひ最後までご一読ください。


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VRでユーザーができることと企業による活用事例11選 

VRでユーザーが出来ることは以下の11個です。

 

  • ①VR動画鑑賞
  • バーチャルショッピング
  • ③バーチャルSNS
  • ④VRスポーツ観戦
  • ⑤バーチャルライブ
  • ⑥バーチャルキャラクターになれる
  • ⑦バーチャル旅行
  • ⑧不動産のVR内見
  • ⑨VR研修
  • ⑩災害体験
  • ⑪教育

 

それぞれについて、具体的な活用事例とともに紹介します。

 

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①VR動画鑑賞

VR動画鑑賞 ソフトバンク
(画像:ソフトバンク)

VRでできることの1つ目はVR動画鑑賞です。MetaQuestなどのヘッドマウントディスプレイを着用することで、より映画の世界に没入したような体験をすることができます。

 

また、バーチャル上にお気に入りの家具を揃え、美しい壁紙やアートワークで彩られたリビングルームのような仮想の環境で映画を見ることもできます。

具体事例:リビン・テクノロジーズ

リビン・テクノロジーズ メタ住宅展示場
(画像:メタ住宅展示場)

リビン・テクノロジーズ株式会社は、VR上に全国の住宅会社のVRモデルハウスを一堂に集めたバーチャル住宅展示場を開設し、ゴーグル要らずでスマホやPCからVR内覧できる「メタ住宅展示場」をリリースしました。

 

メタ住宅展示場には全国の住宅会社のVRモデルハウスが一堂に集まるため、ユーザーは時間や場所の制限なく、住宅会社を比較検討することができます。実際に建築された住宅の屋内を高画質4Kデジタル撮影するため、リアルな質感で室内を歩いているように内覧することが可能です。

 

一方で、出展する住宅会社側のメリットとして多くの住宅購入希望者にリーチできること、超高画質のVRにより3Dパースよりも大幅に訴求力が向上すること、実際の住宅展示場と比較して大幅にコストが抑えられることなどが挙げられます。

②バーチャルショッピング

バーチャルショッピング BEAMS
(画像:ビームス)

VRでできることの2つ目はバーチャルショッピングです。360度の視界で没入感を味わえ、商品を購入する前にあらゆる角度から確認することができます。そのため、バーチャルショッピングは従来のネットショッピングと比較して安全に買い物をすることができます。また、バーチャル・ショッピングは便利なだけでなく、自分の住んでいる場所にない商品のためにわざわざ他の都市に行く必要がないため、移動のコストや時間を削減することができます。

具体事例:三越伊勢丹

三越伊勢丹 レヴワールズ
(画像:三越伊勢丹)

三越伊勢丹は、独自のVR上の仮想都市である「レヴ ワールズ」を構築し提供しています。来場者はアバターの姿で、デジタル空間の「バーチャル伊勢丹」での買い物を楽しむことができます。店員のアバターも配置され、チャット機能を使った接客も受けられます。

 

現在は婦人服や食品など180ブランドを扱っていますが、今後は家具や日用品にも対象を広げる方針です。友人のアバターと一緒に会話しながら買い物できるようにするなど機能も強化する予定です。他社がVR上で開催されるイベントへの出展が中心のなか、三越伊勢丹は既に独自のVR空間を構築・提供しており、小売・百貨店業界のVR活用をリードする存在といえます。

③バーチャルSNS

バーチャルSNS VRChat
(画像:VRChat

VRでできることの3つ目はバーチャルSNSです。ソーシャルネットワーキングは人と人をつなぐ手段であり、バーチャルリアリティはそのために利用することができます。その一例が、バーチャルリアリティにおけるSNSの概念で、ユーザーは自分を表すアバターを作成し、他の人と交流することができます。例えば、一緒にゲームをしたり、動画を見たり、会話を楽しんだりすることができます。

具体事例:VR Chat

VR Chat
(画像:VRChat)

VRChatとは、VR上で世界中の人々とコミュニケーションが取れる、世界最大のソーシャルVRプラットフォームです。ユーザーは、好きなアバターの姿でチャットや音声通話、身振り手振りなどを通じてコミュニケーションを取ることができます。また、コミュニケーションはVRChat内に存在する無数のワールドと呼ばれるバーチャル空間内で行われ、ユーザー自身がワールドを作成したり、そこでイベントを開いたりすることもできます。

 

VRChatはPCからもアクセス可能ですが、Meta QuestなどのHMD(ヘッドマウントディスプレイ)からアクセスすることで、まるで同じ部屋にいる人と会話しているような体験をすることができます。

2022年1月には同時接続者が過去最高の約4.2万人にまで上り、世界を代表するVR/メタバース空間に成長しています。

 

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④VRスポーツ観戦

VRスポーツ観戦 マンチェスターシティ
(画像:ソニー)

VRでできることの4つ目はVRスポーツ観戦です。サッカーや野球などの試合を、スタジアムの客席やフィールドなど自由な視点から観戦することができます。また、複数の試合を同時に観戦したり、海外のスポーツイベントを自宅にいながら観戦することも可能です。さらに、友人や家族とVRヘッドセットを共有してスポーツ観戦することで、みんなで一緒に好きなチームを応援しながら、試合や映像を臨場感たっぷりに楽しむことができます。

具体事例:KDDI

KDDI メタバース観戦
(画像:KDDI)

KDDIは、VR上でのサッカー日本代表戦のパブリックビューイングを開催しました。このイベントは、日本最大のVRプラットフォームであるCluster上で開催されました。参加者はサッカー日本代表のユニフォームを着たアバターの姿で、試合の中継スクリーンの前に集まり、ファンが一体となって応援しながら観戦したり、有名YouTuberのトークイベントを楽しんだりすることができました。

 

このイベントの目的は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、リアルでの観戦や応援が制限を受けるなか、サポーターが一体となり熱狂しながらサッカー観戦が行える環境を提供したいというものです。

 

VR上でのサッカー日本代表戦のパブリックビューイングイベントは、3試合で延べ約3万人を集めるほどの盛況ぶりだったそうです。また、3試合の来場者の約8割の方が、日本代表戦を初めて観戦した方となっており、サッカー日本代表のファン層拡大に繋がったとのことです。

⑤バーチャルライブ

バーチャルライブ フォートナイト
(画像:フォートナイト

VRでできることの5つ目はバーチャルライブです。バーチャルライブは、ライブイベントを体験するための新しい方法です。ストリーミングの最新トレンドであり、2022年に急成長すると予想されています。バーチャルリアリティはすでにライブストリーミングに利用されていますが、今年はこれまで以上に多く目にすることになるでしょう。ライブストリーミングは、コンサートやスポーツ観戦など、遠く離れた場所で開催されるイベントを体験するのに最適な方法です。

具体事例:サンリオ

サンリオバーチャルフェス
(画像:サンリオバーチャルフェス)

サンリオは、リアル/バーチャルのアーティスト総勢52組が集まったライブイベント「サンリオバーチャルフェス」を開催しました。

アーティストは、AKB48などのリアルアーティストから、Vtuber、VRChat上で活動するバーチャルアーティストまで、幅広いジャンルのアーティストが一堂に会することで、大きな話題を呼びました。

 

この取り組みのポイントは、ユーザーが求めるものを実現するために、企業や団体の垣根を超えたコラボレーションを実現させた点です。ユーザーを特定の企業やプラットフォームに囲い込もうとするWeb2.0的な発想とは違った取り組みが、今後のVRイベントの盛り上がりに繋がっていくと予想されます。

⑥バーチャルキャラクターになれる

バーチャルキャラクターになれる VRChat
(画像:VR Chat)

VRでできることの6つ目はバーチャルキャラクターの姿になれることです。VRの世界は別人格になるのに最適です。例えば、野生のトラや、動物園の動物になることができます。他の惑星や宇宙に住んでいる人になることもできます。VRでその人の世界に入り込み、その人の目線で見ることができるのです。

具体事例:REALITY

REALITY
(画像:REALITY)

REALITYはREALITY社が提供するアバター作成・ライブ配信サービスです。

 

ユーザーは、顔のパーツはもちろん、肌の色や髪型、体型やファッションまで、アバターのありとあらゆる箇所を簡単にカスタマイズすることができます。各箇所の選択肢が豊富に存在し、肌の色でも10色、髪型は30種類以上と、より自分好みのアバターをつくり上げることができます。

作成したアバターはREALITYはもちろん、clusterなど他のメタバース空間でも利用することができます。

⑦バーチャル旅行

バーチャル旅行 国土交通省
(画像:国土交通省)

VRでできることの7つ目はバーチャル旅行です。外国に行く時間やお金がない場合、VRを使って代わりにその国を旅することができます。自分の身体を使って訪れる体験が100%再現される訳ではありませんが、HMDなどを装着すれば、まるで観光地を訪れているかのような体験をすることができます。

 

この方法を使えば、アクセスしにくい場所(古代の遺跡など)を直接訪れることができるかもしれません。あるいは、歴史が好きで、何世紀も前の人々の暮らしぶりを知りたいと思うかもしれません。そのような場所をバーチャルで訪れ、過去のものと対話することもできるようになっていくでしょう。

具体事例:あしびかんぱにー

あしびかんぱにー バーチャルOKINAWA
(画像:あしびかんぱにー)

沖縄発のエンタメ企業であるあしびかんぱにーが、VR上で沖縄の観光名所を楽しむことのできる「バーチャルOKINAWA」をリリースしました。バーチャルOKINAWAでは、VR上で再現された国際通り商店街やビーチなど、沖縄のさまざまな観光名所を巡ることができます。

例えば、恩納湾の贅沢なビーチから、沖縄の名所であるひめゆりの塔まで、美しい風景を日本全国で楽しむことができます。

 

2022年4月には、バーチャルOKINAWAで提供される沖縄商品のショッピングを楽しめる場所として人気を博している「国際通り商店街公式オンラインショップ」がリニューアルオープンしました。ストアサイトでは、実際に国際通りで販売されている500点以上の商品を取り扱っており、今後さらに多くの店舗がオープン予定です。

 

また、すでに公開している「国際通りエリア」「ビーチエリア」に続き、新たに「首里城エリア」として、守礼門から首里城正殿までの首里城公園を忠実に再現しています。見て楽しむだけでなく、エリア内のガイドと会話しながら、首里城の歴史や雑学を学ぶことができます。

 

このバーチャルOKINAWAには、アバターを使って世界中の人々と交流できるソーシャルプラットフォーム「VRChat」を、VRデバイスなどにダウンロードすることで利用可能なほか、簡易版をスマホやPCから利用することも可能です。

⑧不動産のVR内見

不動産のVR内見 ASATEC株式会社
(画像:ASATEC株式会社)

VRでできることの8つ目は不動産のVR内見です。VRは、物件の雰囲気やデザインを知るために有効な手段です。遠隔地の物件チェックにも活用でき、理想の住まいを見つけやすくなります。VRは、実際に物理的にその場にいなくても家の中を歩くことができるため、遠隔地の物件をチェックするのに適しています。仕事で転勤する予定がある方や、物件を遠隔地からチェックしてから購入を決めたい方にとっては、飛行機やホテル、旅費の節約にもなります。

具体事例:東急不動産

東急不動産 VRモデルルーム
(画像:東急不動産)

東急不動産は、複数人が同時に参加できるモデルルームをブランズシティ湘南台マンションギャラリーにて公開しました。こちらのVRモデルルームはVR企画制作を行うハシラス社のVRソリューションである「キネトスケイプ」を活用しています。

 

これまでのVRモデルルームは体験人数が1人に限定されていましたが、こちらのソリューションを活用することにより、複数人で同時にVRを視聴することが可能になり、ご家族と話をしながらのリアルな内見さながらの体験をすることが可能です。こちらの物件は若い世代がターゲットであることから、VRでの物件提案が有効と考え導入を決定したとのこと。今後も他のマンションギャラリーへの活用を進める方針です。

⑨VR研修

VR研修 ウォルマート
(画像:ウォルマート)

VRでできることの9つ目は従業員の研修です。雇用主、求職者、またはその両方に関わらず、VRは従業員のトレーニングに役立ち、成功に必要なスキルの知識を高めることができます。安全な環境で新しいことを学びたい従業員であれば、現場に向かう前に、自分が何をしているのかを正確に把握するためのツールとしてVRを利用できます。実際、これはリモートで行うことができ、出張中や勤務先から離れた場所にいる従業員もこれらのリソースにアクセスすることができます。

具体事例:ANA

ANA VR Safety Training System
(画像:ANA)

ANAは労災ゼロを目指し、整備士に向けた安全体験教育にVRコンテンツ「ANA VR Safety Training System」を導入しています。ANA VR Safety Training Systemは、整備士が作業の安全を確保するための危険予知能力を向上させるための研修プログラムです。

 
航空機整備の環境や過去の労働災害事例をもとにコンテンツを作成し、格納庫での整備作業を再現したVRシステムです。受講者が危険を見逃したまま次の行動に移ったり、安全行動の手順を間違えたりすると、VRシステム内で転倒を体験することになります。このとき、ナレーションで行動を振り返り、なぜ参加者が転倒・転落したのかを説明します。このような手順で実際の作業における危険を予見し、転倒・転落から身を守ることができます。

⑩バーチャル災害体験

Earthquake Virtual Reality Experience for Standalone VR Headset Vol.2.1
(動画:Youtube)

VRでできることの10つ目は災害体験です。VRの最大の特徴の1つは、実在しない環境を再現できる点であり、この特徴は再現するのが難しい地震や火災などの災害の体験・訓練に大きなメリットをもたらします。VRゴーグルを装着し、アバターの姿で災害発生時の街の様子や避難の仕方を体験することで、今までの災害訓練より遥かに高いリアリティを持った訓練をすることが可能です。

具体事例:東京海上日動

東京海上日動 災害体験AR
(画像:東京海上日動)

東京海上日動と東京海上ディーアールは、河川の氾濫による洪水や土砂災害の危険性を疑似体験できる「災害体験AR」を共同開発しました。災害体験ARは、スマートフォンやタブレット端末を用いて、河川の氾濫による洪水や土砂災害の危険性を疑似体験することができるサービスです。

 

このサービスはより多くの人に洪水や土砂災害の危険性を知ってもらい、社会全体の防災意識を高めることを目的とし、開発・提供されています。

⑪バーチャル教育

バーチャル教育 富士ソフト
(画像:富士ソフト)

VRでできることの11つ目は教育への活用です。教育分野とは非常に相性が良く、学習の効率化に多くのメリットをもたらします。

 

例えば、医学の分野では、学生が死体を使った手術を行う前に、解剖学や病理学を理解するのにVRが役立つことが示されています。医学部生が実物を使って手術の練習をする機会が少ないことを考えると、このような実地体験は非常に貴重なものです。さらに、ロサンゼルス子供病院の医師は、子供たちが外で遊んでいるときに交通事故などで怪我をした場合、どのように親の助けが必要になるかを教えようとして、VRも利用しています。

具体事例:NTTドコモ

NTTドコモ 4KVRコンテンツ
(画像: NTT)

 NTTドコモは、三山時代の今帰仁城をリアルに再現した高品質の4KVRコンテンツを遠隔授業で使用しました。5G通信を活用し、VRヘッドセットやタブレットなどのデバイスに配信することで、過去の重要な歴史的事件が実際に起こっている場所にいるかのような臨場感を生徒たちに提供します。さらに、専門家がその場で説明しているかのような体験も可能にしました。

 

このシステムは、沖縄を訪れる修学旅行生や観光客に向け、沖縄の歴史をより深く学べる教育や観光のコンテンツとしてさらに発展させることが期待されています。

VRが企業にもたらす5つのメリット

VRが企業にもたらす5つのメリット

VRが企業にもたらすメリットとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①VR領域での新たなビジネスの創出
  • ②VRから得られたデータの活用による商品・サービスの改善
  • ③新たな顧客接点の獲得
  • ④社内コミュニケーションの円滑化
  • ⑤研修への活用による社員のスキル向上

 

それぞれのメリットを分かりやすく解説していきます。

 

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①VR領域での新たなビジネスの創出

VR領域での新たなビジネスの創出 バレンシアガ フォートナイト
(画像:EpicGames)

1つ目のメリットはVR領域での新たなビジネスの創出です。検索エンジン、EC、SNSに並ぶ次なるキラーサービスになるとも言われているVRですが、多様な業界の企業がVR領域に参入しており、サービス構築を目論んでいます。VRがより人々に普及し、VR上で過ごす時間が増えるようになると、VR領域でのビジネスの市場規模も拡大していくと考えられます。

②VRから得られたデータの活用による商品・サービスの改善

2つ目のメリットはVRから得られたデータの活用による商品・サービスの改善です。VR上の人々の行動データはWebサイトやSNS上のものに比べ圧倒的にリッチになると考えられています。VR上ではいつ、誰と、どのような行動を取っていたかはもちろん、ウェアラブルデバイスの発展によりどのような感情になっていたかなどの多様なデータを取得できるようになると考えられています。

 

そのため、VR上のユーザーに商品やサービスを試してもらい、その反応をデータとして収集することで、商品やサービスの改善につなげることが可能です。

③新たな顧客接点の獲得

新たな顧客接点の獲得 日産自動車
(画像:日産自動車)

3つ目のメリットは新たな顧客接点の獲得です。VR空間にはいつでもどこからでもアクセスできるという特徴があり、コロナウイルス感染拡大の影響で実店舗での顧客との繋がりが希薄化するなか、新たな顧客接点としての活用が期待されています。

 

VRの特徴である、3Dのコンテンツで、スタッフが説明しながら商品やサービスを訴求できるという点を活かし、今までEC化に苦戦していた業界の企業にとって、貴重なオンラインでの接点になり得ると考えられます。

④社内コミュニケーションの円滑化

社内コミュニケーションの円滑化 Gather
(画像:Gather)

4つ目のメリットは社内コミュニケーションの円滑化です。コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの企業がリモートワークへの移行を進めています。

 

一方で、リモートワーク環境下ではホワイトボードを用いた共同作業ができない、相手の細かな表情や声色が読み取れずコミュニケーションが停滞する、自然発生的なコミュニケーションが減ってしまうなどの課題が存在します。

 

それらの課題をVR空間上のオフィス「VRオフィス」で一緒に働くことで解決することができるのではないかと期待されています。

⑤研修への活用による社員のスキル向上

研修への活用による社員のスキル向上 ウォルマート
(画像:ウォルマート)

5つ目のメリットは研修への活用による社員のスキル向上です。VRを企業の研修に活用することで、コンテンツが3Dで表示されるため学習効率が向上する、非常時のシチュエーションを簡単に再現できる、学習の時間的・地理的制約から解消されるなどのメリットがあり、社員のスキル向上に繋げることができます。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

株式会社メタバース総研(現・CREX)代表取締役社長。
慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却後、日本企業の海外展開/マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を創業・社長就任を経て、現職に。メタバースのビジネス活用に特化した国内最大級の読者数を誇るメディア「メタバース総研」の運営やメタバースに関するコンサルティング及び開発サービスの提供を行っている。著書に『はじめてのメタバースビジネス活用図鑑』(中央経済社)

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