【2023年最新】プロが選ぶおすすめのメタバースツール9選を紹介

【厳選8選】おススメのメタバースツールを選び方とともに紹介

FacebookのMeta社への社名変更をきっかけに活用に注目が集まるメタバース。幅広い業界の企業の方々が活用を検討されているかと思います。

一方で、どのようなメタバースツールが存在しているのか分からないという方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回はおススメのメタバースツールを選び方とともにご紹介します。

本記事を読めば、メタバース開発の進め方について理解が深まると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。

メタバース開発の前に検討しておきたい3つのポイント

①メタバース活用の目的はサービス構築か単発でのプロモーションなどか?

バーチャルマーケット
(画像:HIKKY

メタバース活用をご検討されている目的は大きく本格的なサービス開発とプロモーションなどへの活用の2つに分けられます。

前者の本格的なサービス開発の例として、国内最大のメタバースSNSであるClusterなどが挙げられます。

一方、後者のプロモーションなどへの活用の例として、メタバース上で開催される世界最大規模のオンラインイベントのバーチャルマーケットが挙げられます。

このように自社のメタバース活用の目的によって、組むべきパートナーや必要な人員・予算感などが大きく変わってきます。

②ツールを活用できる人材をどの程度有しているか?

メタバース開発にあたり、メタバースツールを活用できる人材の有無は大きな軸の1つです。後ほどご紹介しますが、自社にメタバース関連の技術の知見を有する人員がいる場合、ツール活用をベースに開発を進めることが選択肢となってきます。このような人材の有無が、ツール活用による開発か、メタバース制作会社への外注による開発かを決める大きな軸となります。

ツール活用のメリットとしては外注に比べアジャイルに開発・改善を行えることが挙げられ、一方でデメリットとしては社内のリソースを投下する必要があること、経験・知見不足の場合、開発が上手く進まないことなどが挙げられます。

③開発会社はどの業界・ユースケースのメタバース制作に強みがあるか

メタバースは製造、建築、不動産小売エンタメなど幅広い業界で活用が進んでおり、またユーザーに対してどのような体験を提供したいかによって、求められる設計や機能、ケイパビリティなどが異なります。

そのため制作会社やツールは、特定の業界やユースケース向けのメタバース制作に強みを持っていることがあり、制作方法の検討にあたり、リサーチ・検討しておきたいポイントとなります。

おススメメタバース開発ツール/プラットフォーム9選

VirtualCity:新たな都市体験を生み出すプラットフォーム

VirtualCity:新たな都市体験を生み出すプラットフォーム
(画像:KDDI)

VirtualCityは、KDDIが提供する新たな都市体験を生み出すみんなでつくるプラットフォームです。

VirtualCityの特徴として、都市体験に特化している点が挙げられます。バーチャル渋谷、バーチャル原宿を提供しており、いずれも「渋谷区公認」配信プラットフォームです。

ハロウィンやクリスマス等に合わせてイベントを実施しており、過去に「バーチャル渋谷au 5G ハロウィーンフェス」や「 バーチャル渋谷 au 5G X’mas」などを開催しており、「バーチャル渋谷au 5G ハロウィーンフェス」では世界中から約40万人が参加しています。

東急不動産やバンダイナムコやタカラトミーやアサヒビールなどがVirtualCityに参画しています。

DOOR:XR空間プラットフォーム

DOOR:XR空間プラットフォーム
(画像:NTT)

DOORは、NTTが提供するXR空間プラットフォームです。

DOORの特徴は次の3点です。
①簡単にルームが作成できる
②マルチデバイス対応
③豊富なバーチャル空間活用事例

1点目の簡単にルームが作成できるに関して、3D空間のテンプレートを利用して簡単な操作で自分だけのマイルームを制作できます。専用URLが発行されるのでURLを知っている特定の人だけが参加することもできます。

2点目のマルチデバイス対応に関して、Webブラウザ上で利用できるので、アプリケーションのインストールは不要で、ブラウザからルームへのアクセスや制作が可能です。

3点目の豊富なバーチャル空間活用事例に関して、セミナーや講演会、バーチャルショップやバーチャル学校、地域活性化支援、デジタルミュージアム、Vtuberによるライブや交流会など、ビジネスシーンから個人利用まで、様々なシーンで活用されています。東京ゲームショウVRやANREALAGEのパリコレファッションショーなどビッグイベントでも活用されています。

V-ketCloud:自社の仮想空間でサービス展開が可能

V-ketCloud:自社の仮想空間でサービス展開が可能
(画像:HIKKY)

V-ketCloudは、VR法人HIKKYが提供する自社の所有する仮想空間でサービス展開を可能にするVRエンジンです。

V-ketCloudの特徴は次の3点です。
①他社を圧倒する性能
②Webリンクで起動
③OEMで提供

1点目の他社を圧倒する性能に関して、ブラウザ上で100万ポリゴンを超えるコンテンツの表示や物理ベースレンダリングによる美しい世界、オープンワールドを可能とする非同期ロード機能によって、圧倒的体験を提供することができます。

2点目のWebリンクで起動に関して、使用する際はアプリインストールは不要でリンクを踏むだけでアクセス可能です。

3点目のOEMで提供に関して、V-ketCloudは他社サービスに依存せず、自社ドメイン上で仮想空間サービスを展開することができます。

株式会社LDH Japanや株式会社ビームスがV-ketCloudを活用しています。

xambr:独自アプリの構築が可能なメタバースプラットフォーム

xambr:独自アプリの構築が可能なメタバースプラットフォーム
(画像:ambr)

xambr(クロスアンバー)とは、株式会社ambrの提供する法人向けメタバース構築プラットフォームです。

xambrの特徴として、カスタマイズ/拡張性の高いシステム基盤であること、ホワイトレーベル型として独自アプリでの構築が可能といった点が挙げられます。

ambr社は創業以来VRSNS事業、法人向けVRクリエイティブスタジオ事業を行っており、それらの経験から得た仮想空間の構築・運用に関する知見・技術を活かしxambrの構築を行いました。

xambrは東京ゲームショウ初のVR会場となる「TOKYO GAME SHOW VR 2021」へ採用されています。

REALITY:バーチャルライブ配信アプリ

REALITY:バーチャルライブ配信アプリ
(画像:REALITY)

REALITYとは、REALITY株式会社の提供するバーチャルライブ配信アプリです。

REALITYの特徴として、誰でもスマホ1台で好きな姿に変身できる点が挙げられます。ユーザーは自分好みのアバターを作り、顔を出さずにライブ配信することができ、ライブ配信を通じてバーチャルコミュニティが生まれています。ライブ配信をする際は、スマホのインカメラで表情を読み取ってアバターをリアルタイムで動かすことができ、チャット機能を使ってユーザー同士でコミュニケーションを取ることも可能です。

XR CLOUD:大人数同時接続可能なバーチャル空間プラットフォーム

XR CLOUD:大人数同時接続可能なバーチャル空間プラットフォーム
(画像:monoAI technology)

XR CLOUDとは、monoAI technology株式会社の提供する大人数同時接続可能なバーチャル空間プラットフォームです。

XR CLOUDの特徴は次の2点です。
①数万人同時接続可能
②マルチデバイス参加可能

1点目の数万人同時接続可能に関して、⾼速同時多接続が特徴の5G回線を活用して、独⾃の接続エンジン技術でPCやモバイルでの⼤規模同時接続を実現しています。

2点目のマルチデバイス参加可能に関して、XR CLOUDはパソコン、スマートフォンでどこからでも⼿軽に参加可能であり、利⽤環境による障壁が少ないため、多くの⽅が参加できます。また、VR専⽤機器やモバイル端末にハコスコなどのオプション利⽤で、より深い没⼊が得られます。

SYNMN:メタバースブランディングプラットフォーム

SYNMN:メタバースブランディングプラットフォーム
(画像:Synamon)

シナモンは、株式会社Synamonが提供するメタバースブランディングプラットフォームです。NFTの活用を含めた幅広いユースケースに対応し顧客をファンにするメタバース空間を構築することができます。

シナモンの特徴は次の3点です。
①NFTを活用できる仕組み・機能
②マルチデバイス対応
③3つの空間を併用できる

1点目のNFTを活用できる仕組み・機能に関して、ウォレット連携無しでもログイン可能な仕組みやNFTマーケットプレイスへの遷移を促す仕組みが用意されています。

2点目のマルチデバイス対応に関して、スマートフォンやPC、VRデバイスなどからアクセスできるバーチャル空間を構築できます。

3点目の3つの空間を併用できるに関して、SYNMNは、用途や人数規模に応じて、「Large」「Rich」「Parallel」の3つのバーチャル空間を構築でき、これらを1サービス内でシームレスに行き来する柔軟な空間設計が可能です。

メタパ:メタバースショッピングモール

メタパ:メタバースショッピングモール
(画像:凸版印刷)

メタパは凸版印刷が提供するリアルとバーチャルを融合したメタバースショッピングモールです。

メタパの特徴は次の2点です。
①リアルとバーチャルを融合した新しい買い物体験
②友だちや家族とグループでショッピングができる

1点目のリアルとバーチャルを融合した新しい買い物体験に関して、メタパではリアルのお店で販売されているリアルの商品をメタバース上で購入することができます。

2点目の友だちや家族とグループでショッピングができる点に関して、メタパは メタ+パーティの造語であり、仲間と集まれるメタバース(仮想空間)です。人が集まる賑わいや、友だちや家族といろんなお店を一緒に巡ってショッピングできる楽しさをバーチャルで体験できます。

V-expo:メタバースイベント向けレンタルスペース


(画像:V-expo)
V-expoは、メタバースのオンラインイベントを手軽に開催できるバーチャル空間のイベント会場です。パソコンやスマホのWebブラウザで見られるバーチャルイベント・レンタルスペースで、オンライン展示会・ウェビナー、セミナー、ワークショップなど多様なイベントに対応しています。V-expoはwebブラウザでアクセスできるため、VR機器や専用アプリは必要ありません。また、3Dの知識やデータは一切必要なく、当日のサポートも行っているので安心して利用できます。
V-expoを利用すると、オンラインイベントのマンネリ化を解消できます。Webから簡単に予約して、メタバース会場をレンタルすることができます。新規会員登録も簡単で、ニックネームとメールアドレスを入力するだけです。
V-expoは、ビジネスで利用するのにおすすめのメタバースです。アプリインストール不要でブラウザから操作を行え、パソコンやタブレット、スマホなど、様々なデバイスで利用できます。展示場プランも用意されており、さまざまなニーズに対応できます。

こちらのツールの詳細はこちらの公式HPをご覧ください。

まとめ

今回はおススメのメタバースツールを選び方とともに紹介しました。

Meta、Appleなどのビックテック各社が小型軽量のVRヘッドセットや作成ツールの開発に取り組んでおり、今後よりメタバースが人々の生活に普及していくと考えられています。

メタバース総研ではメタバース・VR・AR関連の制作支援も行っております。

メタバース・VR・AR関連のビジネスやサービスやプロモーションをご検討されている方は、お気軽にメタバース総研のお問い合わせフォームからお問い合わせくださいませ。

本記事が少しでも読者の皆様のお役に立てていれば幸いです。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長 今泉のアイコン

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却した後、日本企業の海外マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を設立して代表取締役社長に就任。メタバースのビジネス活用を支援するメタバース総研を設立して代表取締役社長に就任。

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