メタバースはどうやって作る?具体的なフローやおすすめツールを紹介

関連技術の進歩やオンラインコミュニケーション需要の高まりなどを背景とし、今後急速に人々の生活や仕事に普及していくと考えられるメタバース・XR。

現在、メタバースはゲームやエンタメ業界を中心に活用されていますが、今後は業種を問わず、プロモーションや業務効率化など幅広い領域でのビジネス活用が進んでいくと考えられています。

 

一方で、メタバース・XRの活用検討にあたり、「メタバースの作り方が全くわからない」、「どのようなメタバース作成ソフトを使うか迷っている」という方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、メタバースの作り方やメタバース作成ソフト3選をわかりやすく紹介します。

本記事を読めば、メタバースの作り方が理解できると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。


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メタバースの作り方|6ステップ

メタバースの作り方は以下の通りです。

 

  • STEP1. ブロッキング
  • STEP2. 3Dオブジェクトのカスタマイズ
  • STEP3. テクスチャリング
  • STEP4. リギング
  • STEP5. レンダリング
  • STEP6. ポストプロセス

 

それぞれのステップについてわかりやすく解説していきます。

STEP1. ブロッキング

STEP1. ブロッキング
(画像:wylog)

ブロッキングはメタバース作成の最初の工程になります。ブロッキングでは、大まかな配置やモデルのポーズなどを決定します。ポイントは以下の通りです。ブロッキングを行うことでメタバース作成の工数が大幅に削減されます。

 

  • 適切なサイズ・形状による空間の設計
    将来的に拡張や変更が容易にできるように設計することが重要です。
  • オブジェクト配置
    全体のバランスや構成を把握することで、細部のデザインやアニメーション作業の効率化が見込めます。
  • シーン構成
    ユーザーの視線の流れや動線を意識することでユーザーに提供する体験全体のストーリーを設計することが可能です。
  • ナビゲーション
    空間内の移動や支店変更の方法をこの段階で検討することでユーザーが快適にメタバース内を移動できるようになります。

STEP2. 3DCGオブジェクトのカスタマイズ

STEP2. 3DCGオブジェクトのカスタマイズ
(画像:wylog)

3DCGオブジェクトのカスタマイズでは、ブロッキングで作成した3DCGモデルの詳細を作り込みます。3DCGモデルの形状を曲げたりして、最終の完成形に近づけます。ポイントは以下の通りです。

 

  • リアルかつ適切な3Dモデリング
    ポリゴンやNURBSの形状を操作し、リアルな見た目を追求しつつも、全体のバランスやリアリティを保つため、プロポーションとスケールは慎重に調整します。
  • 既存モデルの適切な活用
    用途に合わせてオープンソースや市販のモデルを活用することで工数とコストを削減することが可能です。
  • オブジェクトの階層
    複雑なプロジェクトや機械については、可動部分に応じてオブジェクトの階層を作ることが可能です。
  • ポリゴン数やテクスチャの最適化
    メタバース内でのパフォーマンスや動作負荷を考慮し、ポリゴン数やテクスチャを最適化することで質の高い体験に変えることができます。

STEP3. テクスチャリング

STEP3. テクスチャリング
(画像:wylog)

テクスチャリングでは、STEP2で作成した3DCGモデルに対して、色、デザイン、素材感を追加して、3DCGモデルをよりリアルに近づけます。テクスチャリングにはテクスチャーとマテリアルの2つの手法が存在します。テクスチャーは3Dデータに色や模様を貼り付けることであり、マテリアルは質感を設定することです。意識するべきポイントは以下の通りです。

 

  • 丁寧なUVマッピング
    3Dモデルの表面を2D平面に展開しテクスチャ画像と対応させるUVマッピングにをテクスチャの継ぎ目や伸びが目立たない様に慎重に行う必要があります。
  • マテリアルの一貫性
    メタバース内のオブジェクトやキャラクター間で質感の一貫性を保ち、全体の雰囲気を統一することが重要です。
  • パフォーマンスとの兼ね合い
    高解像度のテクスチャーやマテリアルは美麗な表現ができる一方でパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。

STEP4. リギング

STEP4. リギング
(画像:AutoDesk)

リギングは、テクスチャリング後の3DCGモデルを動かしたい場合に必要になります。リギングでは、3DCGモデルにボーン(骨)を埋め込み骨格を作成し、リグ(キャラが動く仕組み)を作成します。また、骨格に対して3Dモデルのメッシュを割り当てるスキニングを行う必要があります。どのボーンによってどの3Dメッシュがどのように変形するかをウェイトペイントを使うことで制御することができます。リギングを通じて、キャラクターに手を振らせたり、歩かせたりすることができるようになります。ポイントは以下の通りです。

 

  • 正確な骨格構造
    自然な動作を実現するために、骨格構造を正確に作成し、関節の位置や向きを適切に設定する必要があります。
  • ウェイトペイントの調整
    ボーンの向きに応じたメッシュの変形を自然なものにするためにスキニングの際にウェイトペイントを適切に調整する必要があります。
  • コントローラーの使いやすさ
    リグのコントローラーを直感的かつ使いやすいものにすることでアニメーターの工数削減に繋がります。

STEP5. レンダリング

STEP5. レンダリング
(画像:wylog)

レンダリングでは、3DCGのデータを2Dの静止画や動画に書き出します。このステップによって、テクスチャリングやリギングのステップで行った全ての設定が結合され、我々が視覚的に理解できる形となります。具体的には、光のトレースや反射、屈折、陰影などの物理的な性質がシミュレートされます。

 

また、レンダリングすることによって3DCGのデータを小さくし、アニメーションなどに扱いやすくなる効果があります。

 

レンダリングには膨大な時間がかかっていましたが、技術の進歩によりリアルタイムレンダリングが可能となったことにより、ユーザーの動きや変更に対して瞬時に3D環境が更新されるインタラクティブなメタバース体験が可能となりました。

STEP6. ポストプロセス

STEP6. ポストプロセス
(画像:wylog)

ポストプロセスでは、レンダリングをした素材を微修正するプロセスです。エフェクトを追加したり、フィルターを用いたりして、3DCGモデルをよりリアルにします。レンダリングによって、3DCGのクオリティを向上させることができ、最終的な出力が生成されることとなります。ポイントは以下の通りです。

 

  • 計算された光源と陰影
    光源の位置、色、強度を適切に設定することでりあうな照明効果を実現することができます。
  • ある程度の割り切り
    レンダリングに注力しすぎると、レンダリングにかけるコストが大きくなりすぎる場合があるため、必要なアウトプットとのバランス感覚が重要です。

メタバース作成ソフト3選

メタバース作成ソフト3選

メタバースの作成ができる代表的な3DCGソフトとしてBlenderMaya3ds Maxが挙げられます。BlenderとMayaと3ds Maxを徹底比較すると、Blenderは個人事業主 / 中小企業 / スタートアップの方に最適なメタバース作成ソフトであり、Mayaは大規模な制作会社 / ゲーム会社に最適なメタバース作成ソフトであり、3ds Maxは建築設計事務所 / アニメーションCG制作会社に最適なメタバース作成ソフトです。BlenderとMayaと3ds Maxーは、いずれも統合型のメタバース作成ソフトであり、モデリング、アニメーション、シミュレーション、レンダリング等のメタバース作成に必要な機能が備わっています。

 

機能軸では大きな差はありませんが、価格と習得難易度と強みに差があります。価格について、Blenderは無料で使えますが、Mayaと3DSMAXは1 ヶ月あたり¥36,300がかかります。また、習得難易度について、Blenderは操作方法が難しく習得難易度が高い一方で、Mayaと3DSMAXは教材が豊富のため習得難易度が低いです。強みについて、BlenderとMayaは3DCG制作全般に強みがあるのに対して、3ds Maxは建築パースの制作やアニメーションCGの制作等に強みがあります。

 

したがって、BlenderとMayaと3DSMAXは価格と習得難易度と強みの3つの観点で選ばれることが多いです。一方で、BlenderとMayaと3DSMAXには様々な違いがあるため、3つの違いを徹底的に解説します。

 

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Blenderとは

Blenderとは
(画像:Blender)

Blenderの概要と特徴

Blenderは、Blender Foundationによって提供されている統合型のオープンソースのメタバース作成ソフトです。無料で利用できることに加えて、モデリング、アニメーション、シミュレーション、レンダリング等のメタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっています。機能の特徴としては、映画やエンタメ向けのアニメーションやエフェクトが豊富であることが挙げられます。

 

Blenderは個人事業主 / 中小企業 / スタートアップがメインで利用しており、ユーザー数は100万〜300万人と言われています。

 

近年、アップデートが繰り返されており、業界で主流な有料3DCGソフトMayaとも肩を並べるほどの充実した機能を無料で利用できることから、大きな注目を集めるメタバース作成ソフトです。

Blenderの3つのメリット

Blenderの3つのメリット

Blenderのメリットとして以下の3つが挙げられます。

 

  • ①無料で利用できる
  • ②メタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっている
  • ③​​日本語に対応している

 

それぞれのメリットについてわかりやすく紹介していきます。

①無料で利用できる

1つ目のメリットは無料で利用できる点です。一般的にメタバース作成ソフトは有料ですが、Blenderは無料で利用できます。Blenderは、Blender FoundationというBlenderの開発とリリースを行う非営利組織によって提供されており、Unity、AMD、NVIDIA、AWS、EPIC、Facebookなどの企業がBlenderの開発を支援しています。以上の背景により、Blenderは無料で利用することができます。

②3DCG制作に必要なあらゆる機能が備わっている

2つ目のメリットはメタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっている点です。Blenderは統合型のメタバース作成ソフトのため、モデリング、アニメーション、シミュレーション、レンダリング等のメタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっています。したがって、Blederのみであらゆるメタバース作成が可能です。

③​​日本語に対応している

3つ目のメリットは日本語に対応している点です。一般的にメタバース作成ソフトは英語対応のソフトが多いですが、Blenderは日本語にも対応しており、英語が苦手な方も比較的簡単に操作することができます。

Blenderの2つのデメリット

Blenderの2つのデメリット

Blenderのデメリットとして以下の2つが挙げられます。

 

  • ①習得が難しい
  • ②サポートが充実していない

 

それぞれのメリットについてわかりやすく紹介していきます。

①習得が難しい

1つ目のデメリットは習得が難しい点です。前述したとおり、Blenderはモデリング、アニメーション、シミュレーション、レンダリング等のメタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっている統合型のメタバース作成ソフトであるため、その豊富な機能を使いこなすのが難しいです。また、画面表示や操作法が独特であり、初心者にはハードルが高いメタバース作成ソフトとも言われています。

②サポートが充実していない

2つ目のデメリットはサポートが充実していない点です。Autodesk社が提供しているMayaなどの3DCGソフトにはカスタマーサポートが付いており、ソフトの使い方などを教えてくれますが、Blenderは無料で利用できるオープンソースのメタバース作成ソフトであるため、Mayaなどと比較するとサポートが充実していません。一方で、利用者数は多いため、コミュニティの掲示板などを有効活用すれば、サポートが充実していないという課題は解消することができます。

Mayaとは

Mayaとは
(画像:AutoDesk)

Mayaの概要と特徴

Mayaは、AutoDeskによって提供されている統合型のハイエンドメタバース作成ソフトです。利用料金は「¥36,300/1 ヶ月契約」ですが、モデリング、アニメーション、シミュレーション、レンダリング等のメタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっています。特徴としては、アニメーションやテクスチャリング等に活用されることが挙げられます。

 

Mayaは大規模な制作会社がメインで利用しており、ユーザー数は1万〜4万人と言われています。

ディズニーを始めとする世界最高峰のクリエイティブ企業にも採用されているなど、メタバース作成ソフトの定番的な存在です。

Mayaの3つのメリット

Mayaの3つのメリット

Mayaのメリットとして以下の3つが挙げられます。

 

  • ①メタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっている
  • ②サポートが充実している
  • ③​​日本語に対応している

 

それぞれのメリットについてわかりやすく紹介していきます。

①メタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっている

1つ目のメリットはメタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっている点です。Mayaは統合型のメタバース作成ソフトのため、モデリング、アニメーション、シミュレーション、レンダリング等のメタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっています。したがって、Mayaのみであらゆるメタバース作成が可能です。

②サポートが充実している

2つ目のメリットはサポートが充実している点です。Mayaにはカスタマーサポートが付いており、製品ダウンロード方法やソフトの使い方などを教えてくれます。したがって、3DCG制作ソフト初心者などは、簡単にサービスを利用することができます。

③​​日本語に対応している

3つ目のメリットは日本語に対応している点です。一般的にメタバース作成ソフトは英語対応のソフトが多いですが、Mayaは日本語にも対応しており、英語が苦手な方も比較的簡単に操作することができます。

Mayaの2つのデメリット

Mayaの2つのデメリット

Mayaのデメリットとして以下の2つが挙げられます。

 

  • ①利用料金が高い
  • ②対応しているプラグインが少ない

 

それぞれのデメリットについてわかりやすく紹介していきます。

①利用料金が高い

1つ目のデメリットは利用料金が高い点です。前述したとおり、Mayaの利用料金は「¥36,300/1 ヶ月契約」、「¥286,000/年間契約」であり、無償で利用できるBlenderと比較すると利用のハードルが高いです。したがって、メタバース作成ソフトへのニーズ高く予算がある大規模な制作会社がメインで利用しています。

②対応しているプラグインが少ない

2つ目のデメリットは対応しているプラグインが少ない点です。MayaはBlenderと比較すると対応しているプラグインが少ないため、クオリティの高いメタバースを制作する際は、プログラミング知識が必要になるスクリプト作成を自身でする必要があります。

3ds Maxとは

3ds Maxとは
(画像:AutoDesk)

3ds Maxの概要と特徴

3ds Maxは、AutoDeskによって提供されている統合型のプロフェッショナル向けメタバース作成ソフトです。利用料金は「¥36,300/1 ヶ月契約」ですが、モデリング、アニメーション、シミュレーション、レンダリング等のメタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっています。特徴としては、建築パースの制作やアニメーションCGの制作等に活用されることが挙げられます。

 

3ds Maxは建築設計事務所やゲーム開発会社やアニメーション制作会社がメインで利用しており、ユーザー数は非公開ですがMAYAよりは少ないと予想されます。

鬼滅の刃のアニメ制作にも採用されているなど、メタバース作成ソフトの定番的な存在です。

3ds Maxの4つのメリット

3ds Maxの4つのメリット

3ds Maxのメリットとして以下の4つが挙げられます。

 

  • ①メタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっている
  • ②サポートが充実している点
  • ③​​プラグインが充実している点
  • ④​​日本語に対応している

 

それぞれのメリットについてわかりやすく紹介していきます。

①メタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっている

1つ目のメリットはメタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっている点です。3ds Maxは統合型のメタバース作成ソフトのため、モデリング、アニメーション、シミュレーション、レンダリング等のメタバース作成に必要なあらゆる機能が備わっています。したがって、3ds Maxのみであらゆるメタバース作成が可能です。

②サポートが充実している

2つ目のメリットはサポートが充実している点です。3ds Maxにはカスタマーサポートが付いており、製品ダウンロード方法やソフトの使い方などを教えてくれます。したがって、メタバース作成ソフト初心者などは、簡単にサービスを利用することができます。

③プラグインが充実している点

3つ目のメリットはプラグインが充実している点です。3ds MaxはMayaと比べるとプラグインが豊富にあります。Mayaは独自の機能を追加するためにプログラミングの知識が必要でしたが、3ds Maxはプラグインを追加することで、簡単に機能を追加できます。また、3ds Maxにはアニメーション系のプラグインが多く、アニメのCG制作で使用されることが多いです。

④​​日本語に対応している

4つ目のメリットは日本語に対応している点です。一般的にメタバース作成ソフトは英語対応のソフトが多いですが、3ds Maxは日本語にも対応しており、英語が苦手な方も比較的簡単に操作することができます。

3ds Maxの2つのデメリット

3ds Maxの2つのデメリット

3ds Maxのデメリットとして以下の2つが挙げられます。

 

  • ①利用料金が高い
  • ②Windowsでしか利用することができない

 

それぞれのデメリットについてわかりやすく紹介していきます。

①利用料金が高い

1つ目のデメリットは利用料金が高い点です。前述したとおり、3ds Maxの利用料金は「¥36,300/1 ヶ月契約」、「¥286,000/年間契約」であり、無料で利用できるBlenderと比較すると利用のハードルが高いです。したがって、メタバース作成ソフトへのニーズ高く予算がある大規模な制作会社がメインで利用しています。

②Windowsでしか利用することができない

2つ目のデメリットはMacとLinuxで利用することができない点です。MayaやBlenderはWindows, Mac, Linuxに対応しているのに対して、3ds MaxはWindowsにしか対応していないです。したがって、3ds Maxを利用するときはWindowsを使う必要があります。

メタバース作成ソフトでできること

メタバース作成ソフトでできることは主に以下の3つです。

 

  • ①ゲーム制作
  • ②アニメーション制作
  • ③商品カタログ制作

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①ゲーム制作

ゲーム制作 Maya
(画像:AutoDesk)

メタバース作成ソフトでは、 ゲーム制作ができます。メタバース作成ソフトのMAYAは、任天堂、スクエア・エニックス、バンダイナムコゲームス、カプコンなどで全面的に導入されています。

 

メタバース作成ソフトのMayaが活用された代表的な事例として、「バイオハザード7 レジデント イービル」が挙げられます。「バイオハザード7 レジデント イービル」は、『バイオハザードシリーズ』20周年記念作品第2として販売されたゲームで、日本ゲーム大賞やプレイステーションアワードなどのゲームアワードにおいて数多くの賞を受賞した作品であり、MAYAの強みが活かされた作品となっています。

 

参照:バイオハザード RE:2 ~ MayaとMotionBuilderが支える開発プラットフォーム~

②アニメーション制作

アニメーション制作 シンエヴァンゲリオン
(画像:カラー)

メタバース作成ソフトでは、 アニメーション制作もできます。

 

メタバース作成ソフトを活用した代表的なアニメーション制作事例として『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が挙げられます。『シン・エヴァンゲリオン劇場版はBlenderが採用されました。Blenderが採用された背景として、費用が無料であることから様々なクリエイターに業務が依頼できるという強みを持っていることが挙げられます。

③3Dの商品カタログ制作

3Dの商品カタログ制作 IKEA
(画像:IKEA)

メタバース作成ソフトでは、 商品カタログ制作もできます。住宅やインテリアやファッションに3Dモデルが利用されるケースが増えています。3Dの商品カタログは、住宅を建てる前に内見ができたり、サイズ違いの心配をすることなく家具をECで購入できたり、などのメリットがあります。

 

メタバース作成ソフトを活用した代表的な3Dの商品カタログ制作事例としてIKEAの「IKEA Studio」が挙げられます。IKEA Studioは、自宅の部屋にIKEAの家具をレイアウトしコーディネートできるアプリで、部屋の形状を測定し、窓やドアを認識し、必要に応じて家具やオブジェクトを配置し、床に転がっているおもちゃなどのオブジェクトを消したり、白く塗ったりすることも可能です。

おススメのメタバース制作会社3選

おススメのメタバース制作会社3選

おススメのメタバース制作会社は以下の3企業です。

 

  • クラスター:メタバースプラットフォームClusterを運営
  • メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発
  • ③ハシラス:VRコンテンツ専門の制作会社

 

それぞれについてわかりやすく解説します。

 

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①クラスター:メタバースプラットフォームclusterを運営

クラスター:メタバースプラットフォームclusterを運営
(画像:クラスター)

クラスター株式会社は、メタバースプラットフォームclusterの運営と、同プラットフォームを活用してメタバースコンテンツを提供したい企業の支援を行っています。

 

クラスターの強みとして以下の3点が挙げられます。

 

  • 1.100万アプリダウンロードを超えるメタバースプラットフォームを運営
  • 2.自社プラットフォームと連携した開発支援
  • 3.Cluster上での多数の企業の取り組み支援による知見

1.100万アプリダウンロードを超えるメタバースプラットフォームを運営

運営するclusterはアプリダウンロード数が100万を超えており、多くのユーザーを集めるメタバースプラットフォームとなっています。

 

そのため、より多くのユーザーにリーチしたい企業にとって、clusterの活用は有効な選択肢と言えます。

2.自社プラットフォームと連携した開発支援

clusterは、自社プラットフォーム上でメタバースコンテンツを提供したい企業向けのコンサル・開発支援も行っています。

 

そのため、cluster上でのメタバースの企画・開発の支援におけるスムーズな連携が特徴です。

3.cluster上での多数の企業の取り組み支援による知見

clusterは、これまでに幅広い業界の企業のclusterの活用支援実績を有しています。

 

そのため、企業のcluster活用に関する豊富なノウハウを活かした支援が強みとなっています。

②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発

メタバース総研:国内最大級の知見に基づき戦略/企画策定から開発・運用まで支援

メタバース総研は、企業向けのメタバース/XRのコンサルティング・開発を行っている会社です。

  

メタバース総研の強みとして以下の3点が挙げられます。

 

  • 1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力
  • 2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能
  • 3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援力

1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力

メタバース総研 国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力

メタバース総研は、国内最大級のビジネスに特化したメタバース/XRメディアの運営と幅広い業界の大手企業へのコンサルティング経験を通じた戦略策定力を強みとしています。

 

そのため支援の際は、クライアント企業様の事業の課題・活用の目的を踏まえたメタバース/XRの活用戦略/企画策定を徹底しています。このこだわりが、多くの企業が陥っている”メタバース/XR活用自体の目的化”を防ぎ、成果に繋がる活用を実現します。

2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能

メタバース総研 中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能

メタバース総研は、特定のメタバース/XR開発ツールやプラットフォームを有していません。

 

そのため、特定の開発ツールやプラットフォームの活用ありきの支援ではなく、中立的な立場からクライアント企業様のプロジェクト毎に最適なプラットフォームやツールを選定し、支援が可能です。

3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援

メタバース総研 強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援

メタバース総研は、技術領域・ユースケース毎に、業界を代表する実績/ソリューションを有する、12社の企業や38名のクリエイターとパートナーとして協働しています。

 

そのため、クライアント企業様の課題やご要望に合わせ、パートナー企業/クリエイターらとともに最適な各種ソリューションをご提供しています。

 
※メタバース総研は豊富な経験とナレッジに基づき、各社様に合わせた先進事例や具体的な活用アイデアなどの最新ナレッジをご提供させていただいております。 メタバース/XR活用でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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③ハシラス:VRコンテンツ専門の制作会社

ハシラス:VRコンテンツ専門の制作会社
(画像:ハシラス)

ハシラスは、VRコンテンツ専門の制作会社です。なかでもハイエンドVRデバイスと独自のハードウェア・ソフトウェアを組み合わせたVRアトラクションの企画・制作の実績が豊富です。

 

ハシラスの強みとして以下の3点が挙げられます。

 

  • ①豊富なハードウェア導入実績
  • ②オリジナル体感ハードウェアの作成
  • ③ハイエンドVRの豊富なノウハウ

1.豊富な導入実績・事例と圧倒的な体験ユーザー数

ハシラスは2014年からVRアトラクションの開発を行なっており、国内外問わず多数の施設にコンテンツを納入しています。多くの実績と、圧倒的な体験ユーザー数から得られるフィードバックにより、豊富な技術・知見を育んでいます

2.オリジナル体感ハードウェアの作成

VR向けライドなどの体感ハードウェアを自主制作している点がハシラスのコンテンツ制作の特徴であり、良好な体感性やアテンド性、酔い防止などの最新の知見を盛り込んだハードウェアを継続的に開発しています。

3.ハイエンドVRの豊富なノウハウ

ハシラスはハイエンドなVR機器をフル活用した体験価値の高いコンテンツ制作を得意としています。一般的な360度動画と異なり、現実の身体とVR空間が相互作用するコンテンツを実現可能です。アニメやマンガなどのIP活用においても、原作そのままの世界観に体験者自身が入り込んで活躍できるリッチなコンテンツ制作が可能です。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

株式会社メタバース総研(現・CREX)代表取締役社長。
慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却後、日本企業の海外展開/マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を創業・社長就任を経て、現職に。メタバースのビジネス活用に特化した国内最大級の読者数を誇るメディア「メタバース総研」の運営やメタバースに関するコンサルティング及び開発サービスの提供を行っている。著書に『はじめてのメタバースビジネス活用図鑑』(中央経済社)

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