メタバースでのアバターの作り方とは?おススメ作成ツール7選も紹介

関連技術の進歩やオンラインコミュニケーション需要の高まりなどを背景とし、今後急速に人々の生活や仕事に普及していくと考えられるメタバース。

そんななか、よりメタバースを楽しむために自分好みのアバターを作成し利用する人が増えてきています。

 

一方で、「メタバースで使えるアバターの作り方が分からない」、「色々ツールがあるけどどのようなツールがいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、メタバースで利用できるアバターの作り方やおススメの作成ツール6選をご紹介します。

本記事を読めば、メタバースでのアバター作成の方法が理解できると思いますので是非最後までご一読ください。


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メタバースにおけるアバターとは

メタバースにおけるアバターとは VRChat
(画像:VRChat

メタバースにおけるアバターとは、メタバース空間内におけるユーザーの分身のことです。アバターは一般的に人や人に近い形をしており、性別や顔の特徴、服装なども自由に選択することができます。

 

ユーザーはメタバース上でアバターの姿で、歩き回ったり、他のユーザーとコミュニケーションを取ったりします。また、VRを利用してアバターを操作した場合、ユーザーはアバターの一人称視点でその空間を見ることができ、デバイスにトラックされたユーザーの手やの動きがアバターの動きに反映されます。そのためMeta QuestなどのHMDを装着してメタバース上でコミュニケーションを取る場合、チャットや音声だけでなく身振り手振りなどの情報が伝わるため、対面でのコミュニケーションに近い体験をすることができることが魅力の1つです。

メタバースでのアバターを作る方法

メタバースでのアバターを作る方法

メタバースでのアバターを作る方法として以下の2つが挙げられます。

 

  • ①各メタバース空間のデフォルト機能で作成する
  • ②外部のアバター作成サービスで作成し連携する

 

それぞれの方法について分かりやすく紹介していきます。

①各メタバース空間のデフォルト機能で作成する

「VRChat」や「cluster」など各メタバース空間にアバター作成機能は標準搭載されていることがほとんどで、アカウント登録時にアバター作成を行うこととなります。

 

各メタバース空間で手軽に作成できるのですが、一方で、顔の特徴や着用する洋服などのレパートリーが少ないことが多く、自分好みのアバターを作り込むには物足りないという方もいるかもしれません。

②外部のアバター作成サービスで作成し連携する

後ほどご紹介する「ReadyPlayerMe」や「MakeAvater」などのアバター作成専用サービスで作成したアバターをClusterなどのメタバース空間で使用することも可能です。

 

各メタバース空間にデータ連携をする手間はかかるものの、細部まで自分そっくりのアバターを作り込めたり、キャラクターとコラボしたアバターを購入し使用できたりと、よりこだわったアバターを使用し、よりメタバースを楽しむことができます。

おススメのアバター作成サービス7選

おススメのアバター作成サービス7選

おススメのアバター作成サービスとして以下の7つが挙げられます。

 

  • ①ReadyPlayerMe:1枚の自撮りから自分そっくりのアバターを作成
  • ②MakeAvater:スマホで簡単にアバターを作成
  • ③VroidStudio:より詳細にアバターの作り込みが可能
  • ④REALITY:スマホでアバター作成とライブ配信が可能
  • ⑤メタクローンアバター:顔写真からアバターを自動生成
  • ⑥The Sandbox:自作したアバターをNFTとして販売可能
  • ⑦(番外編)Instant Codec Avater:30秒で超リアルなアバターが完成

それぞれのサービスについて分かりやすく紹介していきます。

 

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①ReadyPlayerMe:1枚の自撮りから自分そっくりのアバターを作成

ReadyPlayerMe:1枚の自撮りから自分そっくりのアバターを作成
(画像:ReadyPlayerMe)

ReadyPlayerMeはエストニアに拠点を置くWolf3D社が提供するアバター作成サービスです。

ReadyPlayerMeの特徴はサービス名からも分かるように、自分そっくりのアバターを1枚の自撮り撮影から簡単に作成できる点です。

 

また、ユーザーがバーチャル空間でデジタルアクセサリーを購入できるシステムにも重点を置いており、これまでにAdidas、New Balance、Diorなどのファッションブランドとコラボレーションを果たしています。

 

ReadyPlayerMeのアバター作成システムは2022年8月時点で3,000以上のアプリやプラットフォームに採用されています。

 

また、2022年8月に約76億円の資金調達を実施し、同社の目指す「様々なメタバース間を横断して利用できるアバターシステム」の更なる進化に向け、開発体制を強化することで将来的なマルチバースの実現を目指しています。

②MakeAvater:スマホで簡単にアバターを作成

MakeAvater:スマホで簡単にアバターを作成
(画像:Gukenka)

MakeAvaterとは、XR領域のクリエイティブスタジオ企業Gukenkaが提供するメタバース用のアバター作成アプリです。

ユーザーは、パーツを組み合わせるだけで簡単に 自分好みのオリジナルアバターを作成することができます。

 

また、Gugenka社の提供するデジタルコンテンツのマーケットプレイス「Xmarket」にてオリジナル衣装や人気キャラとのコラボ衣装を購入し、MakeAvaterで使用することも可能です。

 

作成したアバターはVRChatはもちろん、Clusterなど他のメタバース空間でも利用することができます。

③VroidStudio:より詳細にアバターの作り込みが可能

VroidStudio:より詳細にアバターの作り込みが可能
(画像:ピクシブ)

VroidStudioはピクシブ社が提供する3Dキャラクター制作ツールです。

ユーザーは、直感的な操作感と高いカスタマイズ性で、初心者から上級者まで自分だけのオリジナル3Dキャラクターを作成することができます。

 

他のツールと比べ、より詳細なデザインができたり、ペンタブを使用してデザインができたりと、上級者でも満足に使用できる点が特徴です。

 

作成したアバターはVRChatはもちろん、Clusterなど他のメタバース空間でも利用することができます。

④REALITY:スマホでアバター作成とライブ配信が可能

REALITY:スマホでアバター作成とライブ配信が可能
(画像:REALITY)

REALITYはREALITY社が提供するアバター作成・ライブ配信サービスです。

ユーザーは、顔のパーツはもちろん、肌の色や髪型、体型やファッションまで、アバターのありとあらゆる箇所を簡単にカスタマイズすることができます。各箇所の選択肢が豊富に存在し、肌の色でも10色、髪型は30種類以上と、より自分好みのアバターをつくり上げることができます。

 

作成したアバターはREALITYはもちろん、clusterなど他のメタバース空間でも利用することができます。

⑤メタクローンアバター:顔写真からアバターを自動生成

メタクローンアバター:顔写真からアバターを自動生成
(画像:凸版印刷)

メタクローンアバターは凸版印刷が提供するアバター自動生成サービスです。メタクローンアバターはAIなどの先端技術を活用することで、1枚の写真から本人そっくりのアバターを簡単に作成することができるサービスです。

 

ユーザーは1枚の写真と身長・体重データを入力することで、メタバース上で自然な表情で振舞う高精度のアバターモデルを作成することができます。

 

今後は、本人の肉声や表情、人格を再現するサービスを開発予定とのことです。

⑥The Sandbox:自作したアバターをNFTとして販売可能

The Sandbox:自作したアバターをNFTとして販売可能
(画像:The Sandbox)

The Sandboxはアバターやゲームを作って楽しめるNFTゲームプラットフォームです。「VoxEdit 」というThe Sandbox用のアバターを作れるソフトで、誰でも無料でアバターを作ることが出来ます。

 

The Sandboxではアバターを含むオブジェクトやゲームなどを自作し、NFTとして販売することで収益を得ることも可能です。SANDという独自の暗号通貨を持っており、経済圏が出来上がっています。

 

The Sandboxの特徴や始め方については、以下の関連記事で詳しく解説しています。

⑦(番外編)Instant Codec Avater:30秒で超リアルなアバターが完成

Meta Research: Smartphone Generated Photoreal Avatars
(動画:Meta)

Instant Codec AvaterはMeta社が今後提供予定の超リアルなアバター自動作成ツールです。

ユーザーがiPhoneのFaceIDカメラで自分の顔を30秒程撮影することで、30秒で超リアルなアバターが完成するとのこと。

 

これまで、個人のリアルなアバターを作成するには、大きな手間やコストがかかっていましたが、スマホで30秒で作成できるようになるとなると、特にビジネス等の用途で利用される際には、より多くのユーザーが自分そっくりのアバターでメタバースを楽しむようになるでしょう。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

株式会社メタバース総研(現・CREX)代表取締役社長。
慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却後、日本企業の海外展開/マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を創業・社長就任を経て、現職に。メタバースのビジネス活用に特化した国内最大級の読者数を誇るメディア「メタバース総研」の運営やメタバースに関するコンサルティング及び開発サービスの提供を行っている。著書に『はじめてのメタバースビジネス活用図鑑』(中央経済社)

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