メタバース展示会「XR Kaigi」とは?参加方法も紹介
関連技術の進歩により近年急速に注目を集めるメタバース。そんな中、株式会社Moguraが開催するXR Kaigiというメタバースイベントに、XR/メタバースに参入する多くの企業が参画しており注目を集めています。
一方で、「XR Kaigiとはどのようなイベントなのかよくわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、XR Kaigiの概要や参加方法について、その他のメタバース展示会・セミナーの事例とともに分かりやすくご紹介します。
本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。
- XR Kaigiへの参加を検討している
- XR Kaigiとはどのようなイベントなのか知りたい
- 他にどのようなメタバース展示会・セミナーがあるのかおさえておきたい
本記事を読めば、XR Kaigiの概要を一気にキャッチアップできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次
XR Kaigiとは
XR Kaigiとは、XR/メタバース関連のWebメディアを運営する株式会社Moguraが開催するXRカンファレンスです。XR領域に参入するクリエイターや開発者同士がコミュニケーションをとり、ノウハウを共有するためのイベントで、海外からも日本を代表するイベントとして認知されています。参加者は、メタバースに関する講演を聴いたり、メタバースに関する情報・ノウハウの交換を行ったり、自社のプロダクトをプロモーションしたりすることができます。
2022年に開催されたXR Kaigiでは、マイクロソフトやソニーなどの大手企業をはじめとする多くの企業が協賛し、博報堂など多くの企業・個人が出展・セッションの開催を行いました。総動員数2000人以上、協賛・出展企業80社以上に達するなど、大きな盛り上がりを見せました。
XR Kaigi 2023について
XR Kaigiは2019年から毎年開催されています。以下では、次回開催のXR Kaigi 2023の特徴についてわかりやすく紹介していきます。
<XR Kaigi 2023の特徴>
- 開発者・クリエイターだけでなく、XR・メタバース領域に参入する企業・個人が一挙に終結する国内最大級イベントへ拡張される
- XR・メタバース開発に関する事項だけでなく、新たに企画やビジネスに関する事項もカバーされる
- アジア最大規模のAR/VR展示会「AWE(Augmented World Expo) Asia」やXRコンソーシアム「Interverse Virtual Reality Challenge (IVRC) 」などの団体と連携
<詳細>
- 日程
- セッション(基調講演、セッション)
- 2023年12月18日(月)~12月22日(金)
- エクスポ(出展・ネットワーキングパーティーなど)
- 2023年12月20日(水)~12月22日(金)
- セッション(基調講演、セッション)
- 会場
- 東京ポートシティ竹芝内
- 参加費
- 昨年は入場料:2,400円(税込)(今年の参加費については未公表)
- 参加方法
- 協賛・出展を希望する場合
- XR Kaigiのホームページにアクセスし、画面右上の「協賛・出展のお申込み」をクリック
- ご協賛・ご出展お申込フォームを入力
- 事務局にて審査を経たのち、確定の連絡が来たら参加資格を得られる
- セッション登壇を希望する場合
- XR Kaigiのホームページにアクセスし、「セッション登壇者のお申込み」をクリック
- 応募フォームを入力
- 確定の連絡が来たら申込完了
- 協賛・出展を希望する場合
- 対象者
- XR/メタバース領域に参入する開発者・クリエイター
- 自社のXR/メタバースサービスを紹介・展示したい方
- XR/メタバースに参入しているあらゆる業界の人と情報交換や商談をしたい方
※参照:XR Kaigiのホームページ
【2023年後半】おススメのメタバース/XR関連の展示会・セミナー7選
おススメのメタバース/XR関連の展示会・セミナーとして、以下の7つが挙げられます。
- ①メタバース総合展
- ②バーチャルマーケット2023 Winter
- ③Japan It Week メタバース活用EXPO
- ④メタバース総研のセミナー
- ⑤【無料セミナー】メタバースを活用したビジネス変革
- ⑥FORTNITEが生み出す企業PRの可能性
- ⑦日経メタバースシンポジウム「持続可能なメタバース空間」に向けて
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
①メタバース総合展
1つ目は、RX Japan株式会社が主催するメタバース総合展です。
本展示会では、メタバースを実現・活用するあらゆるサービス・技術が出展し、メタバースのビジネス活用を検討しているあらゆる業界の企業の担当者などが集まり、直接商談することができます。
<当日のテーマ>
- メタバースに参入する企業がメタバース関連のあらゆるサービスを展示
- メタバースのビジネス活用を検討している企業担当者が集まり、商談
<詳細>
- 日程
- 2023年10月25日(水)~ 27日(金)
- 会場
- 幕張メッセ
- 参加費
- 事前の無料招待券の申込みをした人は無料
- 無料招待券の申込みをしていない人は1人5,000円(詳細は主催者へお問い合わせください)
- 対象者
- メタバースのビジネス活用を検討している方
- 自社のメタバースサービスを紹介・展示したい方
- メタバースに参入しているあらゆる業界の人と商談をしたい方
②バーチャルマーケット2023 Winter
2つ目は、株式会社HIKKYが主催する世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット2023 Winter」です。同イベントは毎年夏と冬の2回ずつ開催されています。
本展示会の参加者は、メタバース関連企業が開設しているオンライン上のブースにおいて、アバターなどの3Dデータ商品やリアルの商品を購入することができます。
2021年に開催されたバーチャルマーケット6では、73社の出店企業と100万人を超える来場者数を記録し、世界最大のVRイベントとして、ギネス世界記録にも認定されました。
<当日のテーマ>
- メタバースに参入する企業がデジタルアイテムやリアルの商品を販売
- 今回のバーチャルマーケット2023 Winterでは、「ロンドン」、「沖縄」、「渋谷/原宿」を再現した3会場を展開予定
- リアルでのイベントも実施予定
<詳細>
- 日程
- 2023年12月2日(土)~ 17日(日)
- 会場
- オンライン+オフライン(会場未定)
- 参加費
- 無料
- 対象者
- メタバース上でデジタルアイテムやリアルの商品を販売したい企業担当者
- メタバースの世界を体験したい一般の方
※関連記事:バーチャルマーケットとはどんなイベント?出展企業や参加方法も解説
③Japan It Week メタバース活用EXPO
3つ目は、メタバース総合展と同様RX Japan株式会社が主催するJapan It Week メタバース活用EXPOです。
本展示会では、ビジネス活用のためのメタバース製品やサービスが一堂に出展し、メタバース活用に関する商談をしたり、様々なメタバース関連製品やソリューションを比較検討することができます。
<当日のテーマ>
- メタバースのビジネス活用に当たっての課題解決
- メタバース活用に関する商談
- メタバース関連製品・ソリューションの比較検討
- メタバースに関するセミナーも実施
<詳細>
- 日程
- 2024年4月24日(水)~ 26日(金)
- 会場
- 東京ビッグサイト
- 参加費
- 事前の無料招待券の申込みをした人は無料
- 無料招待券の申込みをしていない人は1人5,000円(詳細は主催者へお問い合わせください)
- 対象者
- メタバースのビジネス活用を検討している方
- 自社のメタバースサービスを展示したい方
- メタバースに参入しているあらゆる業界の人と商談をしたい方
④【20の事例で学ぶ】メタバースの活用方法10選を徹底解説
4つ目は、株式会社メタバース総研による、【20の事例で学ぶ】メタバースの活用方法10選を徹底解説です。
本セミナーでは、株式会社メタバース総研の国内最大級のメタバースメディア運営と多数の企業へのコンサルティングを経て蓄積した知見に基づき、最新の活用事例やメタバースをビジネスに活用する実践的な方法、成果を上げるためのポイントを学ぶことができます。
<当日のテーマ>
- メタバース市場の概況
- 10種類のメタバース活用の方法と事例20選
<詳細>
- 日程
- 毎月第4木曜日 14:00~15:00
- 会場
- オンライン
- 参加費
- 無料
- 対象者
- どのようにメタバース活用を進めたらいいか分からない方
- メタバース活用の方法の全体像を知りたい方
- 具体的なメタバースの活用事例を知りたい方
⑤【無料セミナー】メタバースを活用したビジネス変革
5つ目のセミナーは、monoAI technologyというメタバース関連企業による、メタバースを活用したビジネス変革です。
本セミナーでは、ビジネスシーンにおけるメタバース活用の方法と今後の展望について、学ぶことができます。
<当日のテーマ>
- メタバースのビジネス活用の方法とその効果
- monoAI technologyで成功した活用事例
- monoAI technologyが考えるメタバースの展望
<詳細>
- 日程
- 8月23日(水)17:00〜18:00
- 会場
- オンライン
- 参加費
- 無料
- 対象者
- メタバースのビジネス活用を考えている方
- 他社の過去実績からメタバース活用を考えたい方
- メタバース活用によるメリットを知りたい方
⑥FORTNITEが生み出す企業PRの可能性
6つ目のセミナーは、monoAI technologyによる、FORTNITEが生み出す企業PRの可能性です。
本セミナーでは、企業PRへのFortniteの活用方法やその効果などについて、学ぶことができます。
<当日のテーマ>
- FORTNITEが企業PRにどのように活用され得るのか
<詳細>
- 日程
- 7月27日(木)14:00〜15:00
- 会場
- オンライン
- 参加費
- 無料
- 対象者
- 広報やマーケティング担当者様
- 新しい広報戦略を模索している企業担当者様
- FORTNITEをPR活用することに興味がある/検討されている方
- FORTNITEをPR活用するメリットを知りたい方
⑦日経メタバースシンポジウム「持続可能なメタバース空間」に向けて
7つ目のセミナーは、日本経済新聞社による、【ハイブリッド開催】
第3回 日経メタバースシンポジウム「持続可能なメタバース空間」に向けて〜信頼と安定の社会基盤実現へ〜です。
本セミナーでは、業界の著名人からメタバースの現状や課題について、学ぶことができます。
<詳細>
- 日程
- 7月27日(木)10:00〜16:40
- 会場
- オフライン:日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル3階)
- オンライン
- 参加費
- 無料
- 登壇者(一部抜粋)
- 天野 清之氏
- カヤックアキバスタジオ CXO
- 面白法人カヤック メタバース事業部部長
- 番匠 カンナ氏
- idiomorph 主宰
- ambr CXO
- 石黒 浩氏:
- 大阪大学 基礎工学研究科 教授
- ATR石黒浩特別研究所 客員所長
- 廣瀬 通孝氏:
- 東京大学 名誉教授
- 東京大学先端科学技術研究センター サービスVRプロジェクトリーダー
- 岡嶋 裕史氏:
- 中央大学 国際情報学部 教授
- 政策文化総合研究所 所長
- 天野 清之氏
企業がXR活用で成果を上げるための5つのポイント
企業がXR活用で成果を上げるためのポイントとして以下の5つが挙げられます。
- ①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ
- ②活用目的の明確化と骨太な戦略策定
- ③ユーザーファーストなUX設計
- ④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進
- ⑤強力な開発・運用体制の構築
それぞれについて分かりやすく紹介していきます。
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①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ
1つ目のポイントは、最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップです。
デバイスの進化やユーザーの動き、各領域の先進事例をキャッチアップし、自社が取り組むべき活用方法や成果に繋がる活用のポイントを抑えた上で活用に着手しましょう。
XR活用には取り組むのに一定の予算や工数が必要となるため、自社にとって重要な最新動向や活用のノウハウを抑えておくことが、成功確度の高い戦略・企画立案の大前提となります。
②活用目的の明確化と骨太な戦略の立案
2つ目のポイントは、XRを活用する目的の明確化と骨太な戦略の策定です。
現在XR活用に取り組む企業には、XR活用の取り組みが単発で終わってしまっている企業が見受けられます。
その結果、活用のPDCAが回らない、XR活用が小粒な施策の1つに留まってしまうなど大きな収益機会の獲得に繋がらないという結果に終わってしまいます。
自社の経営課題を踏まえ、「活用によりどのような経営課題を解決したいのか?」「課題解決の打ち手としてなぜXRではないといけないのか?」といった明確な活用目的を整理した上で、中長期で目指す事業の姿や自社の強みの活用の仕方などの実現に向けた戦略を立案しましょう。
③ユーザーファーストな企画・UX設計
3つ目のポイントは、自社のターゲットにとってユーザーファーストなXRの企画・UX設計です。
現在、多くの企業がXRに参入を進めていますが、そのなかには、企業側の都合のみでサービス・体験が設計されたようなメタバースが多く存在します。それらのXRは、ユーザーに利用されず、企業の活用の目的を達成できない結果に終わってしまいます。
そのため、「XRならではの高い体験価値を届けられているか」や「ユーザーの利用にあたっての手間や負担が大きくないか」といった観点を踏まえたUX設計が重要です。
④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進
4つ目のポイントは、アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進です。
XR市場は今後大きな成長が予想されているものの、いまだ成長期にあり、様々な業界の企業が中長期的な収益最大化に向け、最適な活用を模索している段階にあります。
そのため、計画と実行のプロセスを短いスパンで回し、仮説立案・実行・検証・施策立案のサイクルを何度も繰り返すことが、プロジェクトを机上の空論で終わらせないために重要です。
⑤強力な開発・運用体制の構築
5つ目のポイントは、強力なXR開発・運用体制の構築です。
高いユーザー体験と事業性を両立するXRの開発とマーケティングを含めた運用を実施しましょう。
XR開発・運用には幅広い領域の知見や技術スタックが求められるため、外部のベンダーなどを活用し、不足するケイパビリティやリソースを補完することも有効です。
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