XRクリエイティブプラットフォームSTYLYとは?使い方も紹介
関連技術の進歩やオンラインコミュニケーション需要の高まりなどを背景とし、今後急速に人々の生活や仕事に普及していくと考えられるメタバース・XR。
現在、メタバースはゲームやエンタメ業界を中心に活用されていますが、今後は業種を問わず、プロモーションや業務効率化など幅広い領域でのビジネス活用が進んでいくと考えられています。
一方で、メタバース・XRの活用検討にあたり、「どのような開発ツールを使うか迷っている」、「STYLYというツールが話題らしいけど、できることや特徴を知りたい」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、初心者向けXRクリエイションツールSTYLY(スタイリー)について、できることや特徴をわかりやすく紹介します。
本記事を読めば、メタバース・XRの開発・活用の進め方について理解が深まると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。
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STYLYとは
STYLYとは、初心者でも比較的簡単に、VR/ARコンテンツ・空間を作成し、他ユーザーに共有することのできるXRクリエイティブプラットフォームです。
Webブラウザのみで、VR/AR/MRコンテンツを手軽に制作することができ、そのコンテンツをMetaQuestなどのVRヘッドマウントディスプレイやwebブラウザ、スマホなど様々なデバイスに配信することが可能です。
また、Unityなどのゲームエンジン、MayaやBlenderなどの3Dソフトとも連携しており、それらと組み合わせて利用することでより発展的なXRクリエイションをすることができます。
STYLYでできること3選
STYLYでできることは主に以下の3つです。
- ①XRコンテンツの制作
- ②制作したXRコンテンツの投稿
- ③他ユーザーが制作したXRコンテンツの体験
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①XRコンテンツの制作
STYLY上のXRコンテンツ制作ツール「STYLYSTUDIO」を利用することで、ゲームエンジンやプログラミング言語の知識のない初心者でも比較的簡単にXRコンテンツ・空間を作成することができます。
②制作したXRコンテンツの投稿
STYLYでは、制作したXRコンテンツを「STYLY GALLERY」と呼ばれるプラットフォーム上に投稿し、他ユーザーに公開することができます。
XRコンテンツがキュレーションされているプラットフォームやメディアはまだまだ珍しく、自分の作品を多くの人に見てもらう貴重な機会が存在します。
③他ユーザーが制作したXRコンテンツの体験
STYLYでは、「STYLY GALLERY」というプラットフォームにて、他ユーザーがSTYLYで制作したXRコンテンツを自由に楽しむことができます。
XRコンテンツは、Webブラウザやスマホアプリ、VRヘッドマウントディスプレイなど多様なデバイスからアクセスすることができます。
STYLYでは、他のSNSと同様、運営がピックアップしたおすすめコンテンツを楽しんだり、気になったクリエイターをフォローし、継続的に作品をウォッチすることも可能です。
STYLYの特徴3選
STYLYの特徴は主に以下の3つです。
- ①初心者でも比較的手軽にXRコンテンツ制作が可能
- ②XRクリエイション学習へのサポートが手厚い
- ③XRコンテンツの都市空間への配信が可能
それぞれの特徴についてわかりやすく紹介していきます。
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①初心者でも比較的手軽にXRコンテンツ制作が可能
STYLYの特徴の1つ目は、初心者でも比較的手軽にXRコンテンツ制作が可能な点です。
一般的にXRコンテンツ制作には、Unityなどの本格的なゲームエンジンやC#などのプログラミング言語を使用することが多く、それらを使用するにはハイスペックPCが必要になります。
一方でSTYLYでは、それらの専門知識を必要とせずWebブラウザ上で簡単に3Dコンテンツを制作することができます。
②XRクリエイション学習へのサポートが手厚い
STYLYの特徴の2つ目は、XRクリエイション学習者へのサポートが手厚いという点です。
STYLYを運営するPhychicVRLab社は、STYLYの提供だけでなく、XRクリエイターの育成にも力をいれています。
具体的には、XRクリエイションを学ぶことのできるセミナーである「NEW VIEW」や、XRクリエイションのオンライン講座である「NEW VIEW ONLINE」を提供しています。
これらの講座では、STYLYやUnityなどのツールの操作方法やXRでの体験設計などを講義や実践課題を通じて学ぶことができます。
③XRコンテンツの都市空間への配信
STYLYでは、制作したAR/MRコンテンツを東京や大阪などの都市空間に向けて配信することができます。
閲覧者は、対象都市にてスマホやスマートグラスでSTYLYのアプリを利用することで、現実の都市空間にSTYLYのクリエイターにより配信されたコンテンツが重なり表示されるという新たな体験を楽しむことができます。
人流や交通などの都市データを組み込むことで、ユーザーの回遊施策などに活用することも可能とのことです。
STYLYの使い方
STYLYは主にSTYLY GalleryとSTYLY Studioの二つの使い方があります。
STYLY Galleryは自分で制作したXRコンテンツの投稿や他ユーザーが制作したコンテンツの閲覧や体験が可能であり、STYLY Studioでは自分でXRコンテンツを制作することが可能です。
これらの2つの使い方をわかりやすく紹介します。
①STYLYアカウントを作成
最初にアカウント作成を行います。
必要入力事項は以下の3つです。
- ユーザーネーム
- メールアドレス
- パスワード
②ログイン/STYLY Galleryの利用
ログインすると、STYLY Galleryの画面になります。
ここからSTYLY Galleryを利用できる一方、このページからSTYLYSTUDIOの起動や自分のアカウント情報を確認することができます。
STYLYSTUDIOを利用する場合は右上のSTUDIOのボタンをクリックしてください。
③STYLYSTUDIOでXRコンテンツを作成する
STYLYSTUDIOを起動したら、Scene作成・公開方法を学べるチュートリアルを参考にして、自分だけのVR / ARコンテンツを作成できます。
STYLYSTUDIOではさまざまな既存の3DモデルやBlenderなどで作成した自作のモデルを挿入することができます。
さらにUnityで制作したアセットの使用も可能です。
Unityとの違い
STYLYは初心者向けのXRコンテンツ制作ツールであるのに対し、Unityはプロ向けのゲームエンジンです。
そのため、STYLYはゲームエンジンやプログラミングの知識のない初心者に向いており、一方Unityは企業のゲームやXRコンテンツ開発者がハイレベルな作品を制作するのに向いています。
また、STYLYはUnityと連携させることも可能で、STYLYだけでは実現できない一部のハイレベルな表現をUnityで作成し、STYLY上で統合するといった活用も可能です。
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