MR技術とは?活用メリットや事例、主要なデバイス5選も紹介

mr 技術

関連技術の進歩やオンラインコミュニケーション需要の高まりなどを背景とし、今後急速に人々の生活や仕事に普及していくと考えられるMR。製造業や建設業など幅広い業界でMRのビジネスへの活用が進んでいます。

 

一方で、「MR技術についてざっくりとしたイメージしか湧かない」、「どのようにビジネスの現場で活用が進んでいるのか知りたい」という方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、MRの概要をVR/ARとの違いや活用事例、主要なデバイスとともに分かりやすくご紹介します。

本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。

 

  • そもそもMRとは何かよくわからない
  • MRをビジネスに活用するメリットがよくわからない
  • MRをビジネスに活用している事例についてキャッチアップしたい
  • MRを体験するためにどのようなデバイスがあるか知りたい

 

本記事を読めば、MRの基礎知識について効率良くキャッチアップできると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。


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目次

MR(複合現実)とは

MR(複合現実)とは Meta
(画像:Meta)

MRとはMixed Realityの略称で、別名複合現実とも呼ばれます。

 

ARとVRをかけあわせた概念で、リアルの世界にデジタルのオブジェクト(情報/コンテンツ)が表示された上で、手などを使ってオブジェクトを直観的に操作できる技術のことを指します。名前の通り、現実世界と仮想世界がミックスされたような体験をすることができます。そのため、MRはVRやARに比べ、医師の手術の支援や工場での作業支援など、より業務寄りの活用がなされる傾向にあります。

 

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MRとVR・ARとの違いとは

MRとVR・ARとの違いとは

VR、MR、ARの違いは上の図のように整理できます。VR・ARそれぞれとの違いについて分かりやすく紹介していきます。

MRとVRの違いとは

VRとMRは同時に紹介されることが多いものの、両者は異なる概念です。

 

VRはデジタル上のバーチャルの世界がベースで、現実世界に目を向けることはなく、まるでバーチャルの世界に入り込んでいるような感覚を提供する技術です。

一方で、MRはあくまでリアルの世界がベースで、視覚・音声等の情報を追加したり、ユーザーのハンドジェスチャーによりデジタルのオブジェクトを操作できる技術です。

 

そのため、MRはVRに比べ、医師の手術の支援や工場での作業支援などより業務寄りの活用がなされる傾向にあります。

MRとARの違いとは

ARとMRは同時に紹介されることが多く、両者は似ているのですが、両者は異なる概念です。ARでは操作することができずあくまで情報が追加されるだけです。

 
一方で、MRではデバイスによりユーザーの手の動きがトラックされ、リアルの世界の上に重ねられたデジタルのオブジェクトを直観的に操作したり、情報を書き変えたりすることができます。

MRのビジネス活用が注目される2つの理由

MRのビジネス活用が注目される2つの理由

MRのビジネス活用が注目される理由として主に以下の2つが挙げられます。

 

  • ①MR関連技術の進歩
  • ②コロナによるコミュニケーション/業務の非対面化

 

それぞれの理由についてわかりやすく紹介していきます。

 

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①MR関連技術の進歩

1つ目の理由は、MR関連技術の進歩です。近年MRを構成する様々な要素技術の進歩により、業務効率化などの場面でより大きなビジネスインパクトをもたらすようになりました。
具体的には通信技術の向上やコンピューターの処理性能の向上、MRデバイスの性能の向上などが挙げられます。

②コロナによるコミュニケーション/業務の非対面化

2つ目の理由は、コロナによるコミュニケーション/業務の非対面化です。感染拡大防止のため、多くの企業が社内外のコミュニケーションや業務をできるだけ非対面で行える環境の構築を進めています。そんななか、遠隔地の相手と3Dの立体モデルを共有しながらコミュニケーションや業務を行えるMRは、非対面化に向けたソリューションとして注目を集めています。

代表的なMRデバイス5選

代表的なMRデバイス5選

代表的なMRデバイスとして以下の5つが挙げられます。

 

  • Apple Vision Pro:Apple社初のXRデバイス
  • ②HoloLens 2:Microsoft社が提供するMRデバイス
  • ③Meta Quest Pro:Meta社が提供するエンタープライズ向けMRデバイス
  • ④Magic Leap:Magic Leap社が提供するエンタープライズ向けMRデバイス
  • ⑤Xreal Light:中国のXREAL社が提供するMRデバイス

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①Apple Vision Pro:Apple社初のXRデバイス

Apple Vision Pro:Apple社初のXRデバイス
(画像:Apple)

Apple Vision Proは、2023年6月に発表された、Apple初のゴーグル型XRヘッドセットデバイスです。Appleは、このデバイスをPC、スマートフォンにとって変わる「空間コンピューティング」デバイスとして発表しています。

 

Apple Vision Pro
(画像:Apple)

発表会では、Apple Vision Proを装着して、映画やゲームなどのエンタメ体験だけでなく、デスクワークや製品の設計・シミュレーションなどでの利用が紹介されました。このことから、Apple Vision Proは、日常生活からビジネスユースまで幅広い用途で利用されるデバイスとして開発されていることが伺えます。

 

Apple Vision Pro
(画像:Apple)

Apple Vision Proは、Appleが「MacbookやiPhone、Apple Watchなど、長年開発してきた数々のプロダクトデザインの集大成」と発表しています。

 

そのため、Meta Questなどの既存のXRデバイスと比べ、圧倒的な性能の高さと使いやすさを実現するのではないかと、世界中から大きな注目を集めています。

 

本デバイスの価格は日本円で約50万円で、2024年初頭にアメリカで発売された後、2024年中にその他の国と地域でも販売される予定です。

 

※関連記事:AppleのVision Proでできること5選から戦略まで徹底解説

②HoloLens 2:Microsoft社が開発・提供するMRデバイス

HoloLens 2:Microsoft社が開発・提供するMRデバイス
(画像:Microsoft)

HoloLens 2とは、Microsoftが開発・提供するMR(複合現実)デバイスです。HoloLens 2は、デバイスを通じて見える現実の世界にバーチャル上の3Dオブジェクトを重ねてみることのできるゴーグル型のMRデバイスです。

 

また、Hololens 2はPCなどとの接続が不要で、単体で動作し、またコントローラーなどが不要でハンドジェスチャーなどを通じてアプリケーションの操作をすることが可能です。

 

Hololens 2を装着しながら企業向けのビジネスアプリケーションを活用することで、業務効率化が図れるため、製造業や建設業、物流業や医療現場など幅広い業界での活用が広がっています。

③Meta Quest Pro:Meta社が提供するエンタープライズ向けMRデバイス

Meta Quest Pro:Meta社が提供するエンタープライズ向けMRデバイス
(画像:Meta)

Meta Quest Proとは、企業・ビジネスマン向けのハイエンドVR/MRヘッドセットです。前機種のMeta Quest 2は、VR機能がメインのデバイスでしたが、Meta Quest ProではMR対応のデバイスとして現実世界と仮想世界をシームレスに繋いだアプリを体験することができるようになりました。

 

主に業務やビジネスでの用途を想定しており、コロナ禍で急速に普及したリモートワークの生産性向上に繋がる、様々なユースケースが存在します。

 

価格は22万6800円~とかなり高額で、企業や仕事への投資をいとわないビジネスマンをターゲットとし、PCの代替品として位置づけていることが伺えます。

④Magic Leap 2:Magic Leap社が提供するエンタープライズ向けMRデバイス

Magic Leap 2:Magic Leap社が提供するエンタープライズ向けMRデバイス
(画像:Magic Leap)

Magic Leap 2は、Magic Leap社がエンタープライズ向けに開発・提供するMRデバイスである「Magic Leap」シリーズの最新モデルです。2022年9月から米国など8ヶ国で先行発売され、製造現場や外科手術、災害対応などに活用されています。

 

Magic Leap2は、不快感、疲労、眼精疲労を最小限に抑えるために人間工学(人と機械の最適化を目指しす研究)に基づいて設計され、持ち運びが容易といったように、長時間の業務用途を想定した製品特徴となっています。

⑤Xreal Light:中国のXREAL社が提供するMRデバイス

Xreal Light:中国のXREAL社が提供するMRデバイス
(画像:Xreal Light)

Xreal Lightは、中国のXREAL社が開発・提供するMRデバイスであり、他社製品に比べ軽量であることや、小売価格が79,980円と比較的安価であることが特徴です。Xreal Lightは、会議や現場作業などビジネス向けの利用が想定されています。一方で、XREAL社は一般消費者向けにも小売価格49,980円の廉価版であるXreal Airを提供しています。

 

Xreal Lightは、利用者が日常的にMRを体験できるよう、メガネ・サングラスのようなデザインとなっています。

おススメのMR開発会社7選

おススメのMR開発会社7選

おススメのMR開発会社として以下の7社が挙げられます。

 

  • ①MonstarLab:開発実績数2200件のアプリ・ウェブシステム開発会社
  • メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発
  • ③クロスリアリティ:XRソリューションを開発・販売する会社
  • ④ネクストシステム:AIやXRの技術開発を行うシステム開発会社
  • ⑤マインドフリー:XRコンテンツの制作等を行う会社
  • ⑥リモデルパートナーズ:MR/AR/VRアプリ開発やコンテンツ制作を行う会社
  • ⑦株式会社エム・ソフト:豊富な実績・ノウハウを活用したMR/ARアプリを開発

 

それぞれを分かりやすく紹介していきます。

 

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①MonstarLab:開発実績数2200件のアプリ・ウェブシステム開発会社

MonstarLab:開発実績数2200件のアプリ・ウェブシステム開発会社
(画像:MonstarLab)

MonstarLabは、開発実績数2200件のアプリ・ウェブシステム開発会社です。

 

MonstarLabの強みは次の2点が挙げられます。

 

  • 1. 開発実績数2200件という豊富な実績がある点
  • 2. デザインから開発までワンストップで対応する点

1. 開発実績数2200件という豊富な実績がある点

MonstarLabは株式会社クボタ、株式会社LIXIL、日本郵便株式会社、サントリー食品インターナショナル株式会社など業種業態を問わず様々な企業の支援実績があり、累計で2200件を超える企業を支援してきました。

2. デザインから開発までワンストップで対応する点

一般的にアプリ・ウェブシステムの開発会社は開発に特化しているケースがほとんどですが、MonstarLabは開発だけでなく、戦略立案やリサーチやデザインなどのサービスを提供しています。

 

実績としては、株式会社クボタやシェイク・シャックや株式会社鹿児島銀行などとの取り組み事例があります。

②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発

メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発

メタバース総研は、企業向けのメタバース/XRのコンサルティング・開発を行っている会社です。

  

メタバース総研の強みとして以下の3点が挙げられます。

 

  • 1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力
  • 2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能
  • 3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援力

1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力

国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力 メタバース総研

メタバース総研は、国内最大級のビジネスに特化したメタバース/XRメディアの運営と幅広い業界の大手企業へのコンサルティング経験を通じた戦略策定力を強みとしています。

 

そのため支援の際は、クライアント企業様の事業の課題・活用の目的を踏まえたメタバースの活用戦略/企画策定を徹底しています。このこだわりが、多くの企業が陥っている”メタバース/XR活用自体の目的化”を防ぎ、成果に繋がる活用を実現します。

2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能

中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能 メタバース総研

メタバース総研は、特定のメタバース/XR開発ツールやプラットフォームを有していません。

 

そのため、特定の開発ツールやプラットフォームの活用ありきの支援ではなく、中立的な立場からクライアント企業様のプロジェクト毎に最適なプラットフォームやツールを選定し、支援することが可能です。

3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援

強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援 メタバース総研

メタバース総研は、技術領域・ユースケース毎に、業界を代表する実績/ソリューションを有する12社の企業や38名のクリエイターとパートナーとして協働しています。

 

そのため、クライアント企業様の課題やご要望に合わせ、パートナー企業/クリエイターらとともに最適な各種ソリューションをご提供しています。

 
※メタバース総研は豊富な経験とナレッジに基づき、各社様に合わせた先進事例や具体的な活用アイデアなどの最新ナレッジをご提供させていただいております。 メタバース/XR活用でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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③クロスリアリティ:XRソリューションを開発・販売する会社

クロスリアリティ:XRソリューションを開発・販売する会社
(画像:クロスリアリティ)

クロスリアリティは、XRソリューションを開発・販売する会社です。

 

クロスリアリティの強みは次の3点です。

 

  • 1. AR/VRの世界的リーダー企業であるEON Reality社と業務提携している点
  • 2. AR/VR専門家育成のための学校を運営している点
  • 3. 最新鋭のAR/VR機材がすべて体験できる点

1. AR/VRの世界的リーダー企業であるEON Reality社と業務提携している点

クロスリアリティは、京都府のクロスメディアパーク構想による全面的なバックアップのもと、MR/AR/VRの世界的リーダー企業であるEON Reality社と業務提携して、企業や教育機関を中心にMR/AR/VRソリューションを提供・サポートしています。

2. AR/VR専門家育成のための学校を運営している点

クロスリアリティが運営する学校は業務提携先のEON Reality社が開発した世界基準のカリキュラムを使用した専門家育成のためのスクールです。

3. 最新鋭のAR/VR機材がすべて体験できる点

クロスリアリティは最新AR/VR機材を体験できるショールームがあり、見学申込をすることで全て体験可能です。

④ネクストシステム:AIやXRの技術開発を行うシステム開発会社

ネクストシステム:AIやXRの技術開発を行うシステム開発会社
(画像:ネクストシステム)

ネクストシステムは、AIやXRの技術開発を行うシステム開発会社です。

 

ネクストシステムの強みは次の2点です。

 

  • 1. AR(拡張現実)技術者が20名在籍
  • 2. AIとXR(AR/VR/MR)を融合した開発が行える

1. AR(拡張現実)技術者が20名在籍

ネクストシステムは20名ものAR(拡張現実)技術者が在籍しています。また、技術社員は大手メーカー開発部隊出身者や小・中学生時代からプログラミングを行っていた者がほとんどで、技術力が高いのが強みです。

2. AIとXR(AR/VR/MR)を融合した開発が行える

ネクストシステムはAIとXR(AR/VR/MR)を融合した開発が行える会社です。AIもしくはXRのみの開発ができる企業は数多くございますが、その両方を融合した開発ができるという点で国内でも希少な会社です。

⑤マインドフリー:XRコンテンツの制作等を行う会社

マインドフリー:XRコンテンツの制作等を行う会社
(画像:マインドフリー)

マインドフリーは、XRコンテンツの制作やプロモーション支援を行う会社です。

 

マインドフリーの強みは次の2点です。

 

  • 1.XR技術を活用したオリジナルのプロモーションを実施できる点
  • 2. XRコンテンツの制作や開発だけでなく企画のサポートもできる点

1.XR技術を活用したオリジナルのプロモーションを実施できる点

マインドフリーは、Instagram ARフィルターを用いたARプロモーションやバーチャル空間・VRを用いたVR・バーチャル空間の企画から制作までのサポート支援を行っております。

2. XRコンテンツの制作や開発だけでなく企画のサポートもできる点

マインドフリーはソーシャルメディアマーケティング事業なども行っており、そのようなノウハウを生かして、XRコンテンツの制作や開発だけでなく企画も実施することができます。

 

マインドフリーはビックカメラやBOTANISなどの支援を行っており、ビックカメラの事例では1600万回を超えるインプレッションを獲得しました。

⑥リモデルパートナーズ:AR/VRアプリ開発やコンテンツ制作を行う会社

リモデルパートナーズ:AR/VRアプリ開発やコンテンツ制作を行う会社
(画像:リモデルパートナーズ)

リモデルパートナーズはAR/VRアプリ開発やコンテンツ制作を行う会社です。

 

リモデルパートナーズの強みは次の2点です。

 

  • 1. AR(拡張現実)/VRアプリ開発+コンテンツ制作をワンストップ提供
  • 2. 100事例以上のAR(拡張現実)の販促相談実績

1. AR(拡張現実)/VRアプリ開発+コンテンツ制作をワンストップ提供

AR(拡張現実)/VRアプリ開発では豊富な実績をもとに、案件ごとカスタマイズしたオリジナルアプリを開発することができ、コンテンツ制作ではぬりえが360°空間に飛び出す「rearColor」や店頭に存在しない商品を陳列棚に実物大で見せる「実物大AR表示」などのサービスがあります。

2. 100事例以上のAR(拡張現実)の販促相談実績

アプリ開発+コンテンツの一括発注ができることやスピーディーな納品などの強みを生かして、大型案件の事例が増えています。

 

実績としては、美濃焼の産地メーカー6社の協力を得て、3次元のバーチャル展示場内にブース・商品を展示したり、自動車メーカーSUZUKIのぬりえARアプリのリリースなどがあります。

⑦株式会社エム・ソフト:豊富な実績・ノウハウを活用したARアプリを開発

株式会社エム・ソフト:豊富な実績・ノウハウを活用したARアプリを開発
(画像:エム・ソフト)

株式会社エム・ソフトはARアプリ開発・ソリューションの提供を行っている会社です。

 

同社は、世界初のARライブラリであるARToolKitの日本国内代理店としてAR技術の初期段階からアプリ開発に携わり、多くの実績とノウハウを蓄積しています。また、「ビジネスに強いAR」というコンセプトで、独自のソリューションサービス「BIZ-AR」を提供しています。

 

エム・ソフトの強みは次の3点です。

 

  • 1. 企画・提案から開発・保守までワンストップ対応が可能
  • 2. 柔軟性とコストパフォーマンスの高さ
  • 3. 35年以上に渡る信頼と実績

1. 企画・提案から開発・保守までワンストップ対応が可能

エム・ソフトはARを初めて活用するお客様にも丁寧なヒアリングを行い、企画を実現するための様々な提案を行います。また、要件が固まっていない場合でも相談でき、お客様の要望に合わせた最適な提案が可能です。

2. 柔軟性とコストパフォーマンスの高さ

エム・ソフトはXR(AR/VR/MR)の分野で多く実績を持っている為、開発済みのソフトウェアをお客様に使いやすく再構築したり、必要に応じて組み合わせる事が可能です。これにより、お客様の要望に合わせた柔軟なアプリ開発と低コストを実現しています。

3. 35年以上に渡る信頼と実績

エム・ソフトは多数の大手企業との取引を中心に、35年に渡る実績と信頼を構築してきました。特に、建設業や製造業などの産業分野で多くの開発実績があり、組込み・画像処理からAWS・クラウドまで幅広くサポートしています。

 

さらに詳しく知りたい方はこちらのBIZ-ARのサービスサイトをご覧ください。

エム・ソフトの会社情報については公式HPをご覧ください。

【業界別】企業によるMRの活用事例6選

【業界別】企業によるMRの活用事例6選

MRのビジネスへの活用事例として以下の6つが挙げられます。

 

  • ①東急建設:建物の完成イメージの共有に活用
  • ②TOYOTA:車両整備の研修・効率化に活用
  • ③ベンツ:トレーニングセンターに100台以上を導入
  • ④サントリー:研修や現場での作業の効率化に活用
  • ⑤メディカロイド:遠隔での手術の実現に活用
  • ⑥東芝デジタルソリューションズ:溶接作業の効率化に活用

 

それぞれの事例についてわかりやすく紹介していきます。

 

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①東急建設:建物の完成イメージの共有に活用

東急建設:建物の完成イメージの共有に活用
(画像:東急建設)

東急建設は、設計者や現場の作業員、また外部の発注者など様々な関係者が共通の建物の完成イメージを持つことで、施工の品質や効率を高めるためにHololensの活用を進めています。本取り組みには、Hololens上でAzure Remote Renderingという、3Dモデルをクラウド上でレンダリングし、それをストリーミングすることで、リアルタイムにHoloLensのデバイスに表示できるサービスが活用されています。

 

この活用により、発注者、設計者、施工者間での認識のズレを防ぐことができ、施工品質の向上や無駄な手戻りの削減による業務効率化を実現することができます。

②TOYOTA:車両整備の研修・効率化に活用

TOYOTA transforms its business with Microsoft HoloLens
(動画:トヨタ自動車)

トヨタ自動車は、全国56の販売店で車両整備の研修・作業のサポートにHololens2の導入を行いました。

従来の作業整備の研修や作業時に参考にする情報は、2Dの図面などによって共有されていましたが、立体的な作業が求められる現場には不十分でした。そこで、Hololens2を活用することで、車両の各所に合わせて表示されるデジタルオブジェクトを参考にしながら点検・修理作業を行うことで、作業ミスの抑制や作業の効率化を実現しました。

 

また、Hololens2の導入により、円滑な遠隔地と現場のコミュニケーションが行えるため、専門家が遠隔地の現場に対して作業指示を出すなどの連携も可能になりました。

 

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③ベンツ:トレーニングセンターに100台以上を導入

ベンツ:トレーニングセンターに100台以上を導入
(画像:ベンツ)

ベンツは、研修の学習効率向上やコスト削減のため、自社のトレーニングセンターに100台以上のHololensを導入しています。

 

ベンツのトレーニングセンターでは、修理作業員の修理技術の取得や販売員の新車の特徴の理解のために、Hololensを通じたMR教育コンテンツを活用しています。このコンテンツを利用することで、車両の内部構造を3Dのデジタルオブジェクトとして確認でき、複雑な構造を直観的に理解することができるとのことです。

④サントリー:研修や現場での作業の効率化に活用

サントリー:研修や現場での作業の効率化に活用
(画像:サントリー)

サントリーは新入社員の研修や現場での作業の効率化にHololensを活用する試みを進めています。

 

サントリーは商品需要の増加による多くの新入社員のスキルアップと、複雑化する作業工程への対応を進める必要がありました。そこで、Hololensを活用することで200段階に渡る作業手順をMRで学ぶことのできるアプリケーションを新入社員向けに実証的に開発しました。実証の成果として、従業員がタスクを習得するまでの時間を最大で70%削減する可能性があるとのことです。

⑤メディカロイド:遠隔での手術の実現に活用

メディカロイド:遠隔での手術の実現に活用
(画像:メディカロイド)

2020年、川崎重工業とシスメックスの合弁会社であるメディカロイド社が初の国産遠隔手術支援ロボットである「hinotori」を実用化しました。同年12月に前立腺がん手術の1例目が行われ、その後も実績を積み上げています。

 
Hitonoriは4本のロボットアーム、内視鏡カメラ、手術器具を搭載した手術ユニットで構成されており、医師は3D画像を見ながら、内視鏡カメラと手術器具を搭載したアームをコントローラーで遠隔操作します。

 
手術支援ロボットを活用した手術は患者側、医師側双方に多く存在します。患者側のメリットとしては手術の出血や手術後の少なさ、感染症のリスクの低さなどが挙げられ、医師側のメリットとしては直観的な操作が可能、手術部位を拡大して確認できる、手の震えが伝わらないなどのメリットが挙げられます。

⑥東芝デジタルソリューションズ:溶接作業の効率化に活用

東芝デジタルソリューションズ:溶接作業の効率化に活用
(画像:東芝デジタルソリューションズ)

東芝デジタルソリューションズの提供する工場の現場での作業効率化に向けたMRソリューションが自動車メーカーに活用されています。

 

例えば、溶接作業において、従来は溶接箇所に穴を開けた紙を重ね合わせて、溶接箇所がずれていないかを手作業で確認する必要がありました。また、設計に変更があった場合にも、紙を作り直した上で再度確認する必要がありました。

 

そこで、MRを活用することで、設計変更のたびに用紙を作り直す手間を省くことができます。また、現場の作業員はデジタルガイダンスを見ながら、直感的に溶接箇所が正しいかどうかを確認することができます。その結果、溶接作業のスピードと精度の向上に繋がっています。

企業がMR活用で成果を上げるための5つのポイント

企業がMR活用で成果を上げるための5つのポイント

企業がMR活用で成果を上げるためのポイントとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ
  • ②活用目的の明確化と骨太な戦略策定
  • ③ユーザーファーストなUX設計
  • ④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進
  • ⑤強力な開発・運用体制の構築

 

それぞれについて分かりやすく紹介していきます。

 

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①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ

1つ目のポイントは、最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップです。

デバイスの進化やユーザーの動き、各領域の先進事例をキャッチアップし、自社が取り組むべき活用方法や成果に繋がる活用のポイントを抑えた上で活用に着手しましょう。

 

MR活用には取り組むのに一定の予算や工数が必要となるため、自社にとって重要な最新動向や活用のノウハウを抑えておくことが、成功確度の高い戦略・企画立案の大前提となります。

②活用目的の明確化と骨太な戦略の立案

2つ目のポイントは、MRを活用する目的の明確化と骨太な戦略の策定です。

現在MR活用に取り組む企業には、MR活用の取り組みが単発で終わってしまっている企業が見受けられます。

 

その結果、活用のPDCAが回らない、MR活用が小粒な施策の1つに留まってしまうなど大きな収益機会の獲得に繋がらないという結果に終わってしまいます。

 

自社の経営課題を踏まえ、「活用によりどのような経営課題を解決したいのか?」「課題解決の打ち手としてなぜMRではないといけないのか?」といった明確な活用目的を整理した上で、中長期で目指す事業の姿や自社の強みの活用の仕方などの実現に向けた戦略を立案しましょう。

③ユーザーファーストな企画・UX設計

3つ目のポイントは、自社のターゲットにとってユーザーファーストなMRの企画・UX設計です。

現在、多くの企業がMRに参入を進めていますが、そのなかには、企業側の都合のみでサービス・体験が設計されたようなMRが多く存在します。それらのMRは、ユーザーに利用されず、企業の活用の目的を達成できない結果に終わってしまいます。

 

そのため、「MRならではの高い体験価値を届けられているか」や「ユーザーの利用にあたっての手間や負担が大きくないか」といった観点を踏まえたUX設計が重要です。

④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進

4つ目のポイントは、アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進です。

MR市場は今後大きな成長が予想されているものの、いまだ成長期にあり、様々な業界の企業が中長期的な収益最大化に向け、最適な活用を模索している段階にあります。

 

そのため、計画と実行のプロセスを短いスパンで回し、仮説立案・実行・検証・施策立案のサイクルを何度も繰り返すことが、プロジェクトを机上の空論で終わらせないために重要です。

⑤強力な開発・運用体制の構築

5つ目のポイントは、強力なMR開発・運用体制の構築です。

高いユーザー体験と事業性を両立するMRの開発とマーケティングを含めた運用を実施しましょう。

 

MR開発・運用には幅広い領域の知見や技術スタックが求められるため、外部のベンダーなどを活用し、不足するケイパビリティやリソースを補完することも有効です。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却した後、日本企業の海外マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を設立して代表取締役社長に就任。メタバースのビジネス活用を支援するメタバース総研を設立して代表取締役社長に就任。

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