ARをウェブで制作する3大メリット|ARアプリとの違いも解説

AR ウェブ

関連技術の進歩やMetaやAppleのデバイス発売などに伴い、多くの企業がARの制作を進めています。

 

ARコンテンツにはウェブ上で提供するものとアプリで提供するものがありますが、ダウンロード不要で手軽に利用されやすい前者が近年注目を集めています。

 

そこで今回は、ARをウェブで制作するメリットについて、ARアプリとの違いや制作方法などとともにわかりやすくご紹介します。

 

本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。

 

  • ARをウェブで制作することを検討している
  • ARをウェブで制作するメリットやARアプリとの違いを押さえておきたい
  • AR制作の方法や成功させるためのポイントを押さえておきたい

 

本記事を読めば、ARをウェブで制作する上で最低限抑えておきたい知識を、一気にキャッチアップできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。


また、メタバース総研では、メタバース活用を検討する上で押さえておきたい、基礎知識やノウハウを一冊にまとめたガイドブックを無料で配布しています。

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目次

ウェブで制作するARとは?

ウェブで制作するAR(WebAR)とは、QRコードやURLを読み込むだけで手軽に利用できるタイプのARのことを指します。そのため、ユーザーは専用アプリをDLすることなく、スムーズに利用することができます。

 

これに対し、アプリARは体験するのに専用アプリのDLを必要とするタイプのARです。WebARとアプリARの大きな違いは、アプリDLの手間がかかるかどうか、開発にどの程度の費用・期間を要するかという2点にあります。

ARをウェブで制作する3つのメリット

ARをウェブで制作する3つのメリット

ARをウェブで制作するメリットとして以下の3つが挙げられます。

  • ➀アプリDLが不要で、多くの人に利用してもらうことができる
  • ②開発にかかる費用や期間が抑えられる
  • ③Webサイトとの相性が良く、顧客導線に組み込みやすい

➀アプリDLが不要で、多くの人に利用してもらうことができる

1つ目のメリットは、アプリDLが不要で多くの人に利用してもらうことができる点です。商品パッケージなどに印刷されたQRコードやURLからすぐにアクセスできるので、ARサービスへの関心が薄いユーザーにも利用してもらえる可能性が高まります。プロモーションへの活用や多くの人が集まる店頭・屋外イベント会場での活用などに最適です。

②開発にかかる費用や期間が抑えられる

2つ目のメリットは、開発にかかる費用や期間が抑えられるという点です。アプリARを開発する場合、一からアプリを構築しなければならないことに加え、iOSとAndroidの両方に対してサービスを開発しなければなりません。これに対し、ウェブでARを制作する場合は、アプリを一から開発する場合と比べて費用や工数を抑えることができます。アプリ開発に多くのリソースをかけられない企業や、体験を提供したい時期までリードタイムがかけられない企業と相性が良いです。

③Webサイトとの相性が良く、顧客導線に組み込みやすい

3つ目のメリットはWebサイトとの相性が良く、顧客導線に組み込みやすいという点です。WebARはECサイトなどのWebサイト上に組み込むことができるため、プロモーション目的での活用と相性がよいです。例えば、ECサイトに集客したユーザーに対し、商品のデザインやサイズ感を確かめることのできるWebARを提供し、その後ECサイトに戻ってもらい購入してもらうという、スムーズな顧客導線の設計が可能です。

ARをウェブで制作する2つの方法

ARをウェブで制作する2つの方法

ARをウェブで制作する代表的な方法として、以下の2つが挙げられます。

  • ①制作/開発会社に依頼をする:高品質のAR制作/開発が可能
  • ②自社のエンジニアが制作/開発を行う:コストを抑えることが可能

それぞれの方法の概要やメリット・デメリットを分かりやすく紹介していきます。

①AR専門の制作/開発会社に依頼をする:高品質なAR制作/開発が可能

1つ目の方法は、AR専門の制作/開発会社に依頼をする方法です。

AR制作/開発の豊富な経験と知見を有する制作/開発会社に依頼をすることで、高品質のARを制作/開発することが可能です。

 

代表的なメリットとして、以下の3つが挙げられます。

  • 1.豊富な経験と知見に基づき、高品質のAR制作/開発が可能
  • 2.体制が整っているため、限られた期間でAR制作/開発が可能
  • 3.社内の人員リソースに余裕が無くても、AR制作/開発が可能

 

一方で代表的なデメリットとして、以下2つが挙げられます。

  • 1.自社で制作/開発する場合と比べ、一定コストがかかってしまう
  • 2.社内企画通りに制作/開発会社に制作してもらうため、綿密なすり合わせが必要

また、AR制作/開発会社には、制作/開発を中心に対応している会社と、事業立案や企画から開発まで一貫して対応している会社が存在するため、自社の検討状況や課題にマッチした会社を選定することが重要となります。

 

⇒関連サービス:メタバース総研のメタバース活用支援サービスはこちら

②自社のエンジニアが制作/開発を行う:コストを抑えることが可能

Unity 自社のエンジニアが制作/開発を行う:コストを抑えることが可能
(画像:Unity

2つ目の方法は、ツールを活用し自社のエンジニアがARを制作/開発する方法です。

ARをリリースするためには、3Dモデリングやアニメーション、ARシステム開発、プログラミングなど様々な工程が存在します。

 

一方で、近年これらに対応する有力なツールが登場してきています。これらのツールを活用することができれば、コストを抑えたAR制作/開発が可能です。

 

代表的なメリットとして、以下の2つが挙げられます。

  • Unityなどのツールなどを活用できれば、低コストで制作/開発が可能
  • 開発体制が整っていれば、社内の企画通りのARを制作/開発可能

 

一方で代表的なデメリットとして、以下2つが挙げられます。

  • 1.経験者が不在の場合、高品質のAR制作/開発が難しい
  • 2.十分な人的リソースが無い場合、AR制作/開発が難しい・期間を要してしまう

ARをウェブで制作するのにかかる費用相場

ARをウェブで制作するのにかかる費用相場

AR制作の費用相場は、制作会社に依頼する場合と制作ツール/プラットフォームを活用する場合で異なります。

  • ①制作会社に依頼
  • ②制作ツール/プラットフォームを活用

それぞれの費用相場について分かりやすく紹介します。

①制作会社に依頼

制作会社に依頼し、専用のARサービス/コンテンツを1から開発する場合、総額300〜500万円程度〜が相場となっています。その内訳は大きく➀システム開発費用②プロジェクトマネジメント費用③コンテンツ作成費用に分けられます。➀のシステム開発費用は大体200〜300万円、②のプロジェクトマネジメント費用が200〜300万円、それらに加えて③コンテンツ作成費用が必要になる場合が多いです。

 

※関連記事:AR開発にかかる費用とは?検討のポイントやAR制作会社も紹介!

②制作ツール/プラットフォームを活用

AR作成ツール/プラットフォームを用いて、プロモーション等に活用する簡易的なARを作成する場合、AR作成ツール/プラットフォームは月額約3万円程度〜利用することができます。基本のプランが月額制で設定されており、作成できるARの数や、表現できるコンテンツのリッチさなどにより追加で課金する設定となっていることが多いです。

おススメのAR制作支援会社3選

おススメのAR制作支援会社3選

おススメのAR制作支援会社として以下の3社が挙げられます。

 

  • ①AQUASTAR:ARコンテンツの開発支援等を行う会社
  • メタバース総研:戦略/企画策定が強みのXRコンサル・開発企業
  • ③株式会社エム・ソフト:豊富な実績・ノウハウを活用したARの開発支援

 

それぞれの会社について分かりやすく紹介していきます。

①AQUASTAR:ARコンテンツの開発支援等を行う会社

AQUASTAR:ARコンテンツの開発支援等を行う会社
(画像:AQUASTAR)

AQUASTARは、ARコンテンツの開発支援等を行う会社です。実績としては、株式会社スパイク・チュンソフトのダンガンロンパフォトフレームARやキリンビバレッジの午後の紅茶シリーズ ひな祭りARや明治のバレンタインイベントブースphotoサイネージなどがあります。

 

AQUASTARの強みは次の2点です。

  • 1.アプリレスでAR構築できるサービス
  • 2. AR活用のコンサルティングを実施

1.アプリレスでAR構築できるサービス

AQUASTARが制作するARコンテンツはインストール不要で楽しむことができます。

2. AR活用のコンサルティングを実施

AQUASTARはSNSでの発信力を高めるAR活用の提案に長けており、オリジナルイラストから、壁画、SNS用、キャンペーンキービジュアルなど様々なジャンルの制作に対応できます。

②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発

メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発

メタバース総研は、企業向けのメタバース/XRのコンサルティング・開発を行っている会社です。

  

メタバース総研の強みとして以下の3点が挙げられます。

 

  • 1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力
  • 2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能
  • 3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援力

1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力

メタバース総研 国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力

メタバース総研は、国内最大級のビジネスに特化したメタバース/XRメディアの運営と幅広い業界の大手企業へのコンサルティング経験を通じた戦略策定力を強みとしています。

 

そのため支援の際は、クライアント企業様の事業の課題・活用の目的を踏まえたメタバースの活用戦略/企画策定を徹底しています。このこだわりが、多くの企業が陥っている”メタバース/XR活用自体の目的化”を防ぎ、成果に繋がる活用を実現します。

2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能

メタバース総研 中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能

メタバース総研は、特定のメタバース/XR開発ツールやプラットフォームを有していません。

 

そのため、特定の開発ツールやプラットフォームの活用ありきの支援ではなく、中立的な立場からクライアント企業様のプロジェクト毎に最適なプラットフォームやツールを選定し、支援することが可能です。

3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援

メタバース総研 強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援

メタバース総研は、技術領域・ユースケース毎に、業界を代表する実績/ソリューションを有する12社の企業や38名のクリエイターとパートナーとして協働しています。

 

そのため、クライアント企業様の課題やご要望に合わせ、パートナー企業/クリエイターらとともに最適な各種ソリューションをご提供しています。

 
※メタバース総研は豊富な経験とナレッジに基づき、各社様に合わせた先進事例や具体的な活用アイデアなどの最新ナレッジをご提供させていただいております。 メタバース/XR活用でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
メタバース/XRのビジネス活用個別無料相談会の詳細はこちら

③株式会社エム・ソフト:豊富な実績・ノウハウを活用したARの開発支援

株式会社エム・ソフト:豊富な実績・ノウハウを活用したARの開発支援
(画像:エム・ソフト)

株式会社エム・ソフトはAR開発支援・ソリューションの提供を行っている会社です。
同社は、世界初のARライブラリであるARToolKitの日本国内代理店としてAR技術の初期段階からアプリ開発に携わり、多くの実績とノウハウを蓄積しています。また、「ビジネスに強いAR」というコンセプトで、独自のソリューションサービス「BIZ-AR」を提供しています。

 
エム・ソフトの強みは次の3点です。

  • 1. 企画・提案から開発・保守までワンストップ対応が可能
  • 2. 柔軟性とコストパフォーマンスの高さ
  • 3. 35年以上に渡る信頼と実績

1. 企画・提案から開発・保守までワンストップ対応が可能

エム・ソフトはARを初めて活用するお客様にも丁寧なヒアリングを行い、企画を実現するための様々な提案を行います。また、要件が固まっていない場合でも相談でき、お客様の要望に合わせた最適な提案が可能です。

2. 柔軟性とコストパフォーマンスの高さ

エム・ソフトはXR(AR/VR/MR)の分野で多く実績を持っている為、開発済みのソフトウェアをお客様に使いやすく再構築したり、必要に応じて組み合わせる事が可能です。これにより、お客様の要望に合わせた柔軟な開発と低コストを実現しています。

3. 35年以上に渡る信頼と実績

エム・ソフトは多数の大手企業との取引を中心に、35年に渡る実績と信頼を構築してきました。特に、建設業や製造業などの産業分野で多くの開発実績があり、組込み・画像処理からAWS・クラウドまで幅広くサポートしています。

AR制作で失敗しないための5つのポイント

AR制作で失敗しないための5つのポイント

ARをウェブで制作する際に失敗しないためのポイントとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ
  • ②活用目的の明確化と骨太な戦略策定
  • ③ユーザーファーストなUX設計
  • ④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進
  • ⑤強力な開発・運用体制の構築

 

それぞれについて分かりやすく紹介していきます。

①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ

1つ目のポイントは、最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップです。

デバイスの進化やユーザーの動き、各領域の先進事例をキャッチアップし、自社が取り組むべき活用方法や成果に繋がるポイントを抑えた上で制作/開発に着手しましょう。

 

AR制作/開発には取り組むのに一定の予算や工数が必要となるため、自社にとって重要な最新動向や活用のノウハウを抑えておくことが、成功確度の高い戦略・企画立案の大前提となります。

②活用目的の明確化と骨太な戦略・企画の策定

2つ目のポイントは、ARを活用する目的の明確化と骨太な戦略・企画の策定です。

現在AR活用に取り組む企業には、明確な目的を持たずにメタバースARを制作した結果、AR活用の取り組みが単発で終わってしまっているケースが見受けられます。

 

その結果、制作・活用のPDCAが回らない、AR活用が小粒な施策の1つに留まってしまうなど大きな収益機会の獲得に繋がらないという結果に終わってしまいます。

 

自社の経営課題を踏まえ、「制作・活用によりどのような経営課題を解決したいのか?」「課題解決の打ち手としてなぜARではないといけないのか?」といった明確な活用目的を整理した上で、中長期で目指す事業の姿や自社の強みの活用の仕方などの実現に向けた戦略を立案しましょう。

③ユーザーファーストな企画・UX設計

3つ目のポイントは、自社のターゲットにとってユーザーファーストなARの企画・UX設計です。

現在、多くの企業がAR活用の検討を進めていますが、そのなかには、企業側の都合のみでサービス・体験が設計されたようなARが多く存在します。それらのARは、ユーザーに利用されず、企業の活用の目的を達成できない結果に終わってしまいます。

 

そのため、「ARならではの高い体験価値を届けられているか」や「ユーザーの利用にあたっての手間や負担が大きくないか」といった観点を踏まえたUX設計が重要です。

④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進

4つ目のポイントは、アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進です。

AR市場は今後大きな成長が予想されているものの、いまだ成長期にあり、様々な業界の企業が中長期的な収益最大化に向け、最適な活用を模索している段階にあります。

 

そのため、計画と実行のプロセスを短いスパンで回し、仮説立案・実行・検証・施策立案のサイクルを何度も繰り返すことが、プロジェクトを机上の空論で終わらせないために重要です。

⑤強力な制作/開発・運用体制の構築

5つ目のポイントは、強力なAR制作/開発・運用体制の構築です。

高いユーザー体験と事業性を両立するARの制作/開発とマーケティングを含めた運用を実施しましょう。

 

AR制作/開発・運用には幅広い領域の知見や技術スタックが求められるため、外部のベンダーなどを活用し、不足するケイパビリティやリソースを補完することも有効です。

ARの業界別ビジネスへの活用事例12選

ARの業界別ビジネスへの活用事例12選

ARのビジネスへの活用事例として、業界別に以下のように12例が挙げられます。

 

  • ①アパレル業界:NIKEがアプリで計測された足のサイズから靴をレコメンド
  • ②アパレル業界:WarbyparkerはARでメガネを試着できるアプリをリリース
  • ③化粧品業界:資生堂がARメイクで複数のアイシャドウを試せるアプリで顧客体験向上
  • ④化粧品業界:ZOZOCOSMEがARメイクで自分の顔で化粧品を試してECの活用
  • ⑤日用品業界:花王がヘアカラー剤の色選びサポートにARを活用
  • ⑥食品業界:ジャックダニエルが歴史や製造方法を学べるAR絵本でマーケティング
  • ⑦食品業界:ドミノピザがAR上で世界中のチーズをめぐる旅を体験できるアプリでプロモーション
  • ⑧家具業界:IKEAが自宅の部屋で家具を自由にレイアウト可能
  • ⑨家具業界:ニトリが家具や設置場所を測定しサイズ違いの不安を解消
  • ⑩不動産業界:東急住宅リースが内見にARを活用
  • ⑪不動産業界:不動産SHOPナカジツでは完成予定図をARで確認
  • ⑫物流業界:DHLが倉庫でのピッキング作業を効率化

 

それぞれについて、わかりやすく解説します。

 

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①アパレル業界:NIKEがアプリで計測された足のサイズから靴をレコメンド

アパレル業界:NIKEがアプリで計測された足のサイズから靴をレコメンド
(画像:NIKE)

Nikeは公式アプリ上で足のサイズを測ることのできる機能である「Nike Fit」を提供しています。Nike Fitは最新のAR技術を使って、わずか数秒で両足の13カ所からデータを収集し、足のサイズや幅などの計測を行うことができます。

計測結果をもとに、ユーザーに最適なシューズがレコメンドされ、サイズ違いで返品しなければならなくなる事態を防ぐことができます。また、このデータはアプリに保存されるので、ナイキの実店舗に行ったときや、オンラインで次のキックを注文するときにも、QRコードを使ってすぐに店員にサイズを伝えることができます。

②アパレル業界:WarbyparkerはARでメガネを試着できるアプリをリリース

アパレル業界:WarbyparkerはARでメガネを試着できるアプリをリリース
(画像:Warbyparker)

アメリカのメガネブランドであるWarbyparkerは、いつでもどこでもARを活用して眼鏡を試着できるサービスを提供しています。

こちらのサービスでは、iPhoneのFace ID等に活用されるカメラ機能を用いて、自分の顔にメガネをかけるとどうなるかをリアルにシミュレーションすることができます。

 

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③化粧品業界:資生堂がARメイクで複数のアイシャドウを試せるアプリで顧客体験向上

化粧品業界:資生堂がARメイクで複数のアイシャドウを試せるアプリで顧客体験向上
(画像:資生堂)

資生堂は、自社の総合美容サイト「ワタシプラス」内でARを活用したメイクのシミュレーション機能を導入しました。

様々なブランドのアイシャドウを組み合わせてシミュレーションすることができ、手持ちの商品との相性なども、店舗を訪れずに手軽に確認できます。

④化粧品業界:ZOZOCOSMEがARメイクで自分の顔で化粧品を試してECの活用

化粧品業界:ZOZOCOSMEがARメイクで自分の顔で化粧品を試してECの活用
(画像:ZOZOCOSME)

ZOZOTOWNはZOZOTOWN上のコスメ専門モール「ZOZOCOSME」でバーチャルにメイクアップアイテムを試せる新機能「ARメイク」を提供しています。
ZOZOTOWNの「ARメイク」機能は、商品詳細ページからワンタップで起動し、簡単な操作でにメイクを施すシミュレーションを行うことができます。

「ARメイク」機能では、メイクの濃淡を調整したり、メイクのオンオフを切り替えることができ、実際にコスメアイテムを使用した際の色や質感を容易に想像することができます。また、「ARメイク」画面下部の「カートに入れる」ボタンから直接商品の購入に進むことができます。

⑤日用品業界:花王がヘアカラー剤の色選びサポートにARを活用

日用品業界:花王がヘアカラー剤の色選びサポートにARを活用
(画像:花王)

花王は、ヘアカラー材の色選びのサポートにARを活用する取り組みを進めています。

この取り組みにより、従来のリアルな毛束見本を用いたサポートと比較し、いつでもどこでもイメージを確認できたり、毛束見本に使われるプラスチックが削減できたりするなどの成果を上げました。

⑥食品業界:ジャックダニエルが歴史や製造方法を学べるAR絵本でマーケティング

Jack Daniel's | Augmented Reality
(動画:ジャックダニエル)

ウイスキーメーカーであるジャックダニエルは、自社の歴史やウイスキーの製法を学べるARアプリをリリースしました。

アプリにてウイスキーボトルを読み取ると、ボトル上に飛び出す絵本のような立体的なコンテンツが表示され、楽しみながらジャックダニエルの歴史やウイスキーの製法を学ぶことができます。

このARアプリの提供は、短期的な売上だけでなく、中長期的なブランドへのロイヤリティ向上に向けた効果がある取り組みと言えます。

⑦食品業界:ドミノピザがAR上で世界中のチーズをめぐる旅を体験できるアプリでプロモーション

ドミノ・ピザ l ワールド10チーズ・クワトロ – ドミノ ”世界のチーズをめぐる旅”AR​ 体験動画
(動画:ドミノピザ)

ドミノピザ社は、AR上で世界のチーズをめぐる旅を体験してもらいながら、チーズピザの購買に繋げるというプロモーションを行いました。

チラシや特設サイトからARカメラ起動ページにアクセスすると、目の前に地球儀が登場し、世界中のチーズの名産地が表示されます。ユーザーは各産地のチーズの特徴や楽しみ方を確認することができました。

⑧家具業界:IKEAが自宅の部屋で家具を自由にレイアウト可能

家具業界:IKEAが自宅の部屋で家具を自由にレイアウト可能
(画像:IKEA)

IKEAは自宅の部屋にIKEAの家具をレイアウトしコーディネートできるアプリ「IKEA Studio」を発表しました。IKEA Studioは、LiDARを搭載したiPhone 12 Proおよび12 Pro Max向けのアプリケーションで、部屋の形状を測定し、窓やドアを認識し、必要に応じて家具やオブジェクトを配置し、床に転がっているおもちゃなどのオブジェクトを消したり、白く塗ったりすることも可能です。
また、壁紙の色を変えたり、様々なIKEAの家具を置いたりして、実際にどのように見えるかを確認することができます。また、オブジェクトを重ねることができるのも特徴です。例えば、ARで表示されるイスの上に、ランプや植木鉢のオブジェを置くことができるのです。IKEA Studioはβ版のみのリリースとなっており、スペインとスウェーデン、韓国のみで利用可能となっています。

⑨家具業界:ニトリが家具や設置場所を測定しサイズ違いの不安を解消

家具業界:ニトリが家具や設置場所を測定しサイズ違いの不安を解消
(画像:ニトリ)

ニトリは公式アプリ上で、家具やそれらの設置場所のサイズをスマホのAR機能を使って計測できるサービスを提供しています。顧客はこのサービスを活用することで、家具や家電を選ぶ際に重要なサイズの計測が簡単にできるようになり、サイズ違いの心配をすることなく家具をECで購入できるようになりました。

顧客は公式アプリを起動した状態でスマホカメラで家具や設置場所を撮影すると、大きさなどが記載された画像が生成され、その画像は編集・保存ができメモとしても活用できます。

⑩不動産業界:東急住宅リースが内見にARを活用

不動産業界:東急住宅リースが内見にARを活用
(画像:東急住宅リース)

東急住宅リースは、同社が管理する賃貸マンションにおいて、ARを活用した内見サービス「AR内見」の実証実験を開始しました。同社では、内見客に本サービスを利用してもらい、成約が増えれば本格的な導入に踏み切る考えです。x garden社のメガネ型デバイス「AR glasses」を使い、家具などのバーチャル映像を内見する部屋に重ね合わせることで、家具のレイアウトや入居後の生活スタイルがイメージしやすくなります。

⑪不動産業界:不動産SHOPナカジツでは完成予定図をARで確認

不動産業界:不動産SHOPナカジツでは完成予定図をARで確認
(画像:不動産SHOPナカジツ)

愛知県岡崎市で戸建住宅を販売する株式会社不動産SHOPショップナカジツは、お客様が検討している住宅が建設後にどのようになるかをイメージしやすいように、ASATEC株式会社の「build+」サービスを採用しました。販売前の未開発の土地に、現在の分譲地の様子をイメージした画像を重ねることで、着工前のお客様に新しい住まいのイメージをより鮮明にお伝えすることができます。広さや間取りのイメージを着工前にお客様にシェアすることが可能なため、購買意欲の促進が期待されています。

⑫物流業界:DHLが倉庫でのピッキング作業を効率化

物流業界:DHLが倉庫でのピッキング作業を効率化
(画像:DHL)

ドイツの大手物流企業のDHL社はグーグルのスマートグラス「Glass Enterprise Edition 2」を倉庫での配送業務に導入しています。従業員はピッキング作業の現場でグラス型デバイスを着用することで、適宜必要な情報を確認することができます。荷物を持ったまま視線を移動させる必要がないため、作業の精度と効率の向上に繋がります。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却した後、日本企業の海外マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を設立して代表取締役社長に就任。メタバースのビジネス活用を支援するメタバース総研を設立して代表取締役社長に就任。

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