AR開発にかかる費用とは?検討のポイントやAR制作会社も紹介!

AR開発にかかる費用とは?検討のポイントやAR制作会社も紹介

ポケモンGOの流行により、様々な業界で活用が進むARですが、AR活用といっても、様々なバリエーションや開発方法があり、AR開発にかかる費用や開発の進め方が分からないという方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、AR開発にかかる費用や検討のポイント、AR制作ツール・会社をご紹介します。

本記事を読めば、自社にマッチするAR開発の進め方のヒントを得られるかと思いますので、ぜひ最後までご一読ください。

AR開発の費用を決める2つのポイント

AR開発の費用はどのようなARを作成するかによって様々ですが、そのなかでも費用を大きく左右する要素が2つ存在します。

➀専用のARアプリを作成するのか、ARサービスを活用するのか

AR開発は専用のARアプリの作成とARサービスを活用したプロモーション向け等ARの作成の大きく2つに分けられます。前者の専用のARアプリの開発の場合、提供するAR体験の自由度は高いものの、システム開発はもちろん、全体のプロジェクトマネジメントやコンテンツ作成など多くのリソースが必要となります。一方、後者のARサービスを活用したプロモーション向け等ARの作成を行う場合、提供するAR体験の自由度は低いものの、一定のフォーマットをべースに効率よく作成を行うことができ、多額の費用をかけずにARを制作することができます。

②ARの機能をどの程度充実させるのか

AR開発といっても、ARサービスに搭載できる機能は幅広く、それらをどの程度充実させるかによって、AR制作の費用は大きく異なります。

例えば、リッチなARエフェクトの表示やAR表示対象を認識する方法(QRコードのみor顔・空間認識)、日時や場所でのコンテンツの出し分けなど、様々な機能を搭載することが可能です。

AR開発の費用の相場とは?

➀専用のARアプリを開発する場合

専用のARアプリを1から開発する場合、総額400~700万円程度が相場となっています。その内訳は大きく➀システム開発費用②プロジェクトマネジメント費用③コンテンツ作成費用に分けられます。➀のシステム開発費用は大体200~300万円、②のプロジェクトマネジメント費用が200~300万円、それらに加えて③コンテンツ作成費用が必要になる場合が多いです。

②AR作成サービスを活用する場合

AR作成サービスを用いて、プロモーション等に活用する簡易的なARを作成する場合、AR作成サービスは月額約3万円程度~利用することができます。基本のプランが月額制で設定されており、作成できるARの数や、表現できるコンテンツのリッチさなどにより追加で課金する設定となっていることが多いです。

 

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ARcore:Googleが提供するAndroid端末向けARプラットフォーム

(画像:Google)

ARcoreは、GoogleがAndroid端末向けに提供しているARプラットフォームです。

ARcoreの特徴は次の2つです。

① ARアプリを無料で開発できる点
② 対応しているスマートフォンやタブレットでARアプリを操作できる点

1点目のARアプリを無料で開発できる点に関して、以前はARアプリを開発する際は企業からライセンスを購入する必要があったが、ARCoreを使えばARアプリを無料で開発することができます。

2点目の 対応しているスマートフォンやタブレットでARアプリを操作できる点に関して、ARcoreはGoogle、ASUS、HUAWEI、Samsung、Sonyなどのデバイスを活用してARアプリを操作でき、AR空間を楽しむために追加機器を端末に取り付ける必要がありません。

ARcoreは、Googleが提供しているARプラットフォームであるため、全世界で広く利用されています。

ARKit:Appleが提供するiOS端末向けARプラットフォーム

ARKit
(画像:Apple)

ARKitは、AppleがiPhoneやiPadなどのiOS端末向けに提供しているARプラットフォームです。

ARKitの特徴は次の3点です。

① 機能が豊富な点
② 対応しているスマートフォンやタブレットでARアプリを動作できる点
③ ARアプリを無料で開発できる点

1点目の機能が豊富な点に関して、ARKitには人体の認識・オクルージョン(奥にある3DCGは欠けた状態で描画するという処理)、前後カメラの同時利用などの機能があります。

2点目の対応しているスマートフォンやタブレットでARアプリを動作できる点に関して、ARKitはAppleが提供しているARプラットフォームであるため、iPhoneやiPadなどのiOS端末でARアプリを操作することができます。

3点目のARアプリを無料で開発できる点に関して、ARKitもARcoreと同様にライセンスを購入せずに、無料でARアプリを開発することができます。

ARKitは、Appleが提供しているARプラットフォームであるため、全世界で広く利用されています。

8thwall:国内外の有名企業が利用するWebAR開発プラットフォーム

8thwall:国内外の有名企業が利用するWebAR開発プラットフォーム
(画像:8thwall)

8thwallは、アメリカのWall社が提供する簡単にWebARを作成できる開発プラットフォームです。

8thwallの特徴は次の2点です。

① WebARを作成できる点
② 初学者でも比較的利用しやすい点

1点目のWebARを作成できる点に関して、アプリARに対するWebARの強みとして専用アプリのDLが不要でありユーザーに普及しやすい点、OSを問わないためAndroid、iOSそれぞれに対する開発が不要な点、Webならではのリンク機能などによって高い集客効果が見込める点などが挙げられ、8thwallはそのようような強みを持ったWebARを作成することができます。

2点目の初学者でも比較的利用しやすいという点に関して、WebARはデモやアシスタントツールが豊富に用意されているため、ARCoreやARKitと比べると初学者でも利用しやすいツールとなっています。

以上2点の理由により、8thwallは国内外の大手企業に利用されており、国内ではトヨタ自動車やSony Pictures、海外ではマクドナルド、NIke、アディダスなどの大手企業が8thwallを利用してAR開発を行っています。

PalanAR:ノーコードで利用できるWebAR開発プラットフォーム

PalanAR:ノーコードで利用できるWebAR開発プラットフォーム
(画像:PalanAR)

PalanARは、コードを書かずに魅力的なWebARを作成できるWebAR開発プラットフォームです。

PalanARの特徴は次の2点です。

① ノーコードでWebARを作成できる点
② 手軽にARを体験できる点

1点目のノーコードでWebARを作成できる点に関して、PalanARは、画像ファイル、動画ファイル、3Dモデルなどの好きなファイルをアップロードするだけでWebARを制作することができます。また、アップロードしたオブジェクトの位置や大きさ、角度、タッチした時のアクションなどの設定や、複数のオブジェクトを組み合わせるなどの設定も簡単にできます。

2点目の手軽にARを体験できる点に関して、従来はARを体験するには専用のアプリをインストールする必要があったが、PalanARはスマホやタブレットをかざすだけで手軽にARを体験できます。

PalanARは、個人クリエイター、動物園、アパレルメーカー、ショッピングセンター、大学など業種業態問わず様々な方に利用されているWebAR開発プラットフォームであり、東京都中央区が成人の日向けコンテンツとして活用したり、嵐山商店街が七夕まつりのフォトスポットコンテンツに活用された実績があります。

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MonstarLab:開発実績数2200件のアプリ・ウェブシステム開発会社

MonstarLab:開発実績数2200件のアプリ・ウェブシステム開発会社
(画像:MonstarLab)

MonstarLabは、開発実績数2200件のアプリ・ウェブシステム開発会社です。

MonstarLabの強みは次の2点です。

① 豊富な開発実績数
② 開発だけでなくデザインも対応できる点

1点目の豊富な開発実績数ある点に関して、MonstarLabは累計で2200件を超える企業を支援しており、株式会社クボタ、株式会社LIXIL、日本郵便株式会社、サントリー食品インターナショナル株式会社など業種業態を問わず様々な企業の開発支援をしてきました。

2点目の開発だけでなくデザインも対応できる点に関して、一般的にアプリ・ウェブシステムの開発会社は開発を専門としている会社が多いですが、MonstarLabは開発だけでなく、デザインなどのサービスも提供しています。

MonstarLabは国内の大手企業に利用されており、、株式会社クボタやシェイク・シャックや株式会社鹿児島銀行などの大手企業の開発支援をしています。

メタバース総研:戦略/企画策定が強みのXRコンサル・開発企業

メタバース総研

メタバース総研はメタバースやVR/ARのビジネス活用に向けたコンサルティング・開発支援サービスを提供しています。

 

メタバース総研の強みとして以下の3点が挙げられます。

 

  • 1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力
  • 2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能
  • 3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援力

1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力

メタバース総研 国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力

メタバース総研は、国内最大級のビジネスに特化したメタバース/XRメディアの運営と幅広い業界の大手企業へのコンサルティング経験を通じた戦略策定力を強みとしています。

そのため支援の際は、クライアント企業様の事業の課題・活用の目的を踏まえたVR/AR活用戦略/企画策定を徹底しています。この戦略/企画策定へのこだわりが、多くの企業が陥っている”VR/AR活用自体の目的化”を防ぎ、成果に繋がるVR/AR活用を実現します。

2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能

メタバース総研 中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能

メタバース総研は、特定のVR/AR開発ツールやプラットフォームを有していません。

 

そのため、特定の開発ツールやプラットフォームの活用ありきの支援ではなく、中立的な立場からクライアント企業様のプロジェクト毎に最適なプラットフォームやツール選定を基にした支援が可能です。

3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援

強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援

メタバース総研は、技術領域・ユースケース毎に、業界を代表する実績/ソリューションを有する企業/クリエイターとパートナーとして協働しています。

 

そのため、クライアント企業様の課題やご要望に合わせ、パートナー企業/クリエイターらとともに最適な各種ソリューションをご提供しています。

 

⇒関連サービス:メタバース総研のVR/AR活用支援サービスはこちら
⇒関連サービス:メタバース総研の開発・運用サービスはこちら

 
VR/ARを活用した、新規事業開発やマーケティング・プロモーションなどをご検討されている方は、お気軽にこちらのフォームよりお問い合わせくださいませ。

クロスリアリティ:XRソリューションを開発・販売する会社

クロスリアリティ:XRソリューションを開発・販売する会社
(画像:クロスリアリティ)

クロスリアリティは、MR/AR/VRソリューションを開発・販売する会社です。

クロスリアリティの強みは次の3点です。

① AR/VRの世界的リーダー企業であるEON Reality社と業務提携している点
② AR/VR専門家育成のための学校を運営している点
③ 最新鋭のAR/VR機材がすべて体験できる点

1点目のAR/VRの世界的リーダー企業であるEON Reality社と業務提携している点に関して、クロスリアリティは、京都府のクロスメディアパーク構想による全面的なバックアップのもと、MR/AR/VRの世界的リーダー企業であるEON Reality社と業務提携して、企業や教育機関を中心にMR/AR/VRソリューションを提供・サポートしています。

2点目のAR/VR専門家育成のための学校を運営している点に関して、クロスリアリティが運営する学校は業務提携先のEON Reality社が開発した世界基準のカリキュラムを使用した専門家育成のためのスクールであり、学校運営を通じて蓄積したナレッジをMR/AR/VRに活用しています。

3点目の最新鋭のAR/VR機材がすべて体験できる点に関して、クロスリアリティは最新AR/VR機材を体験できるショールームがあり、見学申込をすることで全て体験可能です。体験を通じて、MR/AR/VR開発を事前にイメージすることができます。

ネクストシステム:AIやXRの技術開発を行うシステム開発会社

ネクストシステム:AIやXRの技術開発を行うシステム開発会社
(画像:ネクストシステム)

ネクストシステムは、AIやXRの技術開発を行うシステム開発会社です。

ネクストシステムの強みは次の2点です。

① AR(拡張現実)技術者が20名在籍している点
② AIとXR(AR/VR/MR)を融合した開発が行える

1点目のAR(拡張現実)技術者が20名在籍している点に関して、大手メーカー開発部隊出身者や小・中学生時代からプログラミングを行っていた20名ものAR(拡張現実)技術者が在籍しています。

2点目のAIとXR(AR/VR/MR)を融合した開発が行えるに関して、AIもしくはXRのみの開発ができる企業は数多くある一方で、ネクストシステムはその両方を融合した開発ができるという点で国内でも希少な会社です。

マインドフリー:XRコンテンツの制作等を行う会社

マインドフリー:XRコンテンツの制作等を行う会社
(画像:マインドフリー)

マインドフリーは、XRコンテンツの制作やプロモーション支援を行う会社です。

マインドフリーの強みは次の2点です。

① XR技術を活用したオリジナルのプロモーションを実施できる点
② XRコンテンツの制作や開発だけでなく企画のサポートもできる点

1点目のXR技術を活用したオリジナルのプロモーションを実施できる点に関して、Instagram ARフィルターを用いたARプロモーションやVR・バーチャル空間上の企画から制作までのサポート支援を行っております。

2点目のXRコンテンツの制作や開発だけでなく企画のサポートもできる点に関して、マインドフリーはソーシャルメディアマーケティング事業なども行っており、そのようなノウハウを生かして、XRコンテンツを活用した企画を立案することができます。

マインドフリーはこれまでビックカメラやBOTANISなどの支援を行っており、ビックカメラの事例では1600万回を超えるインプレッションを獲得しました。

AQUASTAR:ARコンテンツの制作等を行う会社

AQUASTAR:ARコンテンツの制作等を行う会社
(画像:AQUASTAR)

AQUASTARは、ARコンテンツの制作等を行う会社です。

AQUASTARの強みは次の2点です。

① WebARを作成できる点
② AR活用のコンサルティングもできる点

1点目のWebARを作成できる点に関して、8thwallと同じように専用アプリのDLが不要でありユーザーに普及しやすく、Webならではのリンク機能などによって高い集客効果が見込めるWebARを作成することができます。

2点目のAR活用のコンサルティングもできる点に関して、AQUASTARはSNSでの発信力を高めるAR活用の提案に長けています。また、提案だけでなく、オリジナルイラストから、壁画、SNS用、キャンペーンキービジュアルなど様々なジャンルのコンテンツを制作することができます。

国内の大手企業の支援を行っており、株式会社スパイク・チュンソフトのダンガンロンパフォトフレームARやキリンビバレッジの午後の紅茶シリーズ ひな祭りARや明治のバレンタインイベントブースphotoサイネージなどが実績としてあります。

リモデルパートナーズ:AR/VRアプリ開発やコンテンツ制作を行う会社

リモデルパートナーズ:AR/VRアプリ開発やコンテンツ制作を行う会社
(画像:リモデルパートナーズ)

リモデルパートナーズはAR/VRアプリ開発やコンテンツ制作を行う会社です。

リモデルパートナーズの強みは次の2点です。

① AR(拡張現実)/VRアプリ開発とコンテンツ制作をワンストップ提供できる点
② 100事例以上のAR(拡張現実)の販促相談実績

1点目のAR(拡張現実)/VRアプリ開発+コンテンツ制作をワンストップ提供できる点に関して、リモデルパートナーズはAR(拡張現実)/VRアプリ開発では豊富な実績をもとに、案件ごとカスタマイズしたオリジナルアプリを開発することができ、コンテンツ制作ではぬりえが360°空間に飛び出す「rearColor」や店頭に存在しない商品を陳列棚に実物大で見せる「実物大AR表示」などのサービスがあります。

2点目の100事例以上のAR(拡張現実)の販促相談実績に関しては、アプリ開発+コンテンツの一括発注ができることやスピーディーな納品などの強みが評価されて、大型案件の事例が増えています。

実績としては、美濃焼の産地メーカー6社の協力を得て、3次元のバーチャル展示場内にブース・商品を展示したり、自動車メーカーSUZUKIのぬりえARアプリのリリースなどがあります。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却した後、日本企業の海外マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を設立して代表取締役社長に就任。メタバースのビジネス活用を支援するメタバース総研を設立して代表取締役社長に就任。

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