【プロ厳選】エッジAI開発企業12選|特徴/強み~選び方まで
エッジAIとは、エッジデバイスという端末自体にAIを搭載し、画像解析やデータ分析を可能にする技術です。イベント会場にエッジAIカメラを設置して人流を分析したり、自動運転車にエッジAIを搭載して運転の精度を高めたりなど、様々な場面で活用されています。
「エッジAIを活用したいけど、導入方法がわからない」という方は、専門のエッジAI開発企業に相談するのがおすすめです。
本記事では、エッジAIを導入しようと考えている方に向けて、国内のエッジAI開発企業12選を、特徴や強みとともにわかりやすくご紹介します。
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目次
- エッジAI開発企業を選ぶ際の3つのポイント
- エッジAI開発に強い企業12選
- ①AI総研:成果につながるオーダーメイドのエッジAI導入を企画〜開発まで一気通貫で支援
- ②アラヤ:エッジAIの要件定義からモデルの軽量化までをサポート
- ③Idein:国内シェアNo.1のエッジAIプラットフォームを提供
- ④LeapMind:圧倒的な電力性能を誇るAIアクセラレータを開発・提供
- ⑤Laboro.AI:オーダーメイドのAIソリューション「カスタムAI」を提供
- ⑥トウキョウ アーチザン インテリジェンス:エッジAIで様々な企業課題の解決へ
- ⑦Bee:現場にポン付けで導入可能なエッジAIシステムを開発
- ⑧EDGEMATRIX:映像エッジAIの導入を支援
- ⑨エイシング:独自のエッジAI開発により機械のスマート化を促進
- ⑩ヘッドウォータース:エッジAIの機械学習コストを大幅に削減するシステムを開発
- ⑪フツパー:製造業に特化したエッジAIソリューションを開発
- ⑫ヒューアップテクノロジー:AI認証技術による出退勤自動化システムを開発・提供
- 企業がAI導入を進めるための4つのステップ
- 企業がAI活用を成功させるための5つのポイント
エッジAI開発企業を選ぶ際の3つのポイント
エッジAIの開発企業を選ぶ際のポイントとして以下の3つが挙げられます。
- ①社内での検討がどこまで進んでいるのか?
- ②どのような用途でAIを活用したいのか?
- ③社内でプロジェクトを推進するためのリソースは十分か?
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①社内での検討がどこまで進んでいるのか?
企業でのエッジAI活用の推進は、一般的にリサーチ・企画・開発・運用のステップで進められます。そこで、社内での検討がどのステップまで進んでいるのかによって、マッチする開発会社は異なります。
もし企画の部分まで進んでいるのであれば、開発・運用に強みのある会社、リサーチ・企画の段階にあるのであれば、企画を含めたエッジAI活用の知見や一気通貫での支援に強みのある会社が適していると言えます。
②どのような用途でAIを活用したいのか?
エッジAI活用の用途は大きく、議事録作成や翻訳など多くの企業で共通する基本的なものと、各社の個別課題や目的に合わせ、カスタマイズを行うものの大きく2つに分けられ、マッチする会社が異なります。
前者の場合は、個別に開発を行わずとも、既に用途ごとに特化したAIツールを導入することで、コストを抑えた業務効率化が可能であることが多いです。一方後者の場合は、各社の事業・業務理解や課題の整理を行った上で、オーダーメイドの開発支援に強みを持つ企業への依頼がマッチしています。
③社内でプロジェクトを推進するためのリソースは十分か?
エッジAI活用のプロジェクトを推進するには、開発を担当するエンジニアはもちろん、プロジェクトの設計・推進を行うプロジェクトマネージャーなど様々な役割・人材が必要となります。
単に開発を行うエンジニアだけを補強したいのか、プロジェクトの推進まで一気通貫で依頼をしたいのかによって、マッチする会社は異なります。
エッジAI開発に強い企業12選
エッジAI開発に強い企業として、以下の12社が挙げられます。
- ①AI総研:成果につながるオーダーメイドのエッジAI導入を企画〜開発まで一気通貫で支援
- ②アラヤ:エッジAIの要件定義からモデルの軽量化までをサポート
- ③Idein:国内シェアNo.1のエッジAIプラットフォームを提供
- ④LeapMind:圧倒的な電力性能を誇るAIアクセラレータを開発・提供
- ⑤Laboro.AI:オーダーメイドのAIソリューション「カスタムAI」を提供
- ⑥トウキョウ アーチザン インテリジェンス:エッジAIで様々な企業課題の解決へ
- ⑦Bee:現場にポン付けで導入可能なエッジAIシステムを開発
- ⑧EDGEMATRIX:映像エッジAIの導入を支援
- ⑨エイシング:独自のエッジAI開発により機械のスマート化を促進
- ⑩ヘッドウォータース:エッジAIの機械学習コストを大幅に削減するシステムを開発
- ⑪フツパー:製造業に特化したエッジAIソリューションを開発
- ⑫ヒューアップテクノロジー:AI認証技術による出退勤自動化システムを開発・提供
それぞれの企業の特徴や強みについてわかりやすく紹介していきます。
①AI総研:成果につながるオーダーメイドのエッジAI導入を企画〜開発まで一気通貫で支援
AI総研は、企業の成果につながるエッジAI導入の実現に向け、オーダーメイドの開発・コンサルティングを行っている企業です。
エッジAIの導入が成果に繋がらないパターンとして、「他社の動向などに基づき、自社に最適ではない活用方法を選択してしまう」、「ベンダー都合での提案を受け、特定のツールなど打ち手ありきの導入を進めてしまう」などが挙げられます。
AI総研は、幅広い業界での支援経験や、国内最大級の法人向けAIメディア運営で培った豊富な知見に基づき、各社の課題解決・目的達成にこだわった、オーダーメイドでの戦略/企画の策定と開発・導入支援を強みとしています。
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②アラヤ:エッジAIの要件定義からモデルの軽量化までをサポート
アラヤは、「すべてのモノにAIを宿らせる」というビジョンを掲げ、エッジAI、ディープラーニング、自律AIなどのAIアルゴリズム・プロダクト開発を手掛けるベンチャーです。
アラヤのエッジAI開発サービスの内容・特徴は以下の通りです。
- クラウドとの分担も考慮した最適な要件定義のサポート
- エッジデバイス用のモデルの変換・最適化
- モデルの軽量化・小型化の対応
工場の異常検知タスクにおいて、エッジ化を推進するためのモデルの軽量化や、製造業における顧客商品検出モデルの高速化などの実績があります。
③Idein:国内シェアNo.1のエッジAIプラットフォームを提供
Ideinは、国内最大級のエッジAIプラットフォーム「Actcast」を提供する東京発のスタートアップです。
IdeinのエッジAIプラットフォームの内容・特徴は以下の通りです。
- カメラに映った人数のカウント、デジタルサイネージの視認率の計測、顧客との会話の分析、混雑状況の把握など多様な機能を備えている
- 安価でコンパクトなコンピュータをエッジデバイスとしてサポートし、エッジAI導入コストの削減が可能
- 様々なアプリケーションを提供するマーケットプレイスとしても機能
Actcastは、イベント会場での混雑状況の把握や店舗の接客状況の把握、デジタルサイネージの効果検証など様々なビジネス課題の解決に活用されています。
④LeapMind:圧倒的な電力性能を誇るAIアクセラレータを開発・提供
LeapMindは、AIモデルをエッジデバイス上で稼働させるAIアクセラレータ「Efficiera」を提供しています。
LeapMindが提供するEfficieraの特徴・強みは以下の通りです。
- 最大107.8TOPS/W*という電力性能を達成、エッジデバイス上でリアルタイムの高画質な画像処理が可能
- CNN(畳み込みニューラルネットワーク)に特化した省面積半導体回路により消費電力の大幅な削減が可能
LeapMindのEfficieraを利用することで、今までは技術的に困難であった小型機械やロボットなど、様々なデバイスにディープラーニング機能を組み込むことが可能になります。
⑤Laboro.AI:オーダーメイドのAIソリューション「カスタムAI」を提供
Laboro.AI(ラボロ エーアイ)は、エッジAIを含む機械学習を活用したオーダーメイド型AI「カスタムAI」の開発事業やカスタムAI導入のためのコンサルティング事業を手掛けるベンチャー企業です。
Laboro.AIのエッジAI開発サービスの内容・特徴は以下の通りです。
- クライアントのビジネスにマッチするエッジAIソリューションをオーダーメイドで提供するカスタムAIを開発
- 実験・検証で終わらないビジネス実装まで見据えたエッジAI開発の実施
Laboro.AIのカスタムAIは、画一的なパッケージ商品では対応困難な複雑なビジネスの課題解決に貢献します。
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⑥トウキョウ アーチザン インテリジェンス:エッジAIで様々な企業課題の解決へ
トウキョウ アーチザン インテリジェンス(TAI)は、エッジAIの技術で企業の課題を解決することを目指すエッジAI開発企業です。
TAIのエッジAI開発サービスの内容・特徴は以下の通りです。
- 高度なニューラルネットワーク圧縮技術とハードウェア実装技術により、 リアルタイムかつ低消費電力でのAIを実現
- データセット構築からハードウェア実装まで、顧客のニーズに合わせた軽量かつコンパクトなエッジAIソリューションを提案
TAIのエッジAIは、繁華街での人流分析、鉄道・道路・向上での異常検知、スポーツの戦略分析など、様々な分野において活用されています。
⑦Bee:現場にポン付けで導入可能なエッジAIシステムを開発
Beeは、家庭用機器、医療機器、産業機器などの様々な制御ソフトウェアを開発している組み込みソフトウェアのスペシャリストです。「Beepon02」というエッジAIシステムを開発しています。
BeeのエッジAIシステムであるBeepon02の特徴・強みは以下の通りです。
- AIを導入したい現場へポン付けで導入が可能
- エッジデバイスからクラウド上でのデータ管理まで一気通貫で支援
AI処理を行うコア技術以外は、既製品を組み合わせることでコストを大幅に下げており、比較的安価なコストで、導入をすることが可能です。
⑧EDGEMATRIX:映像エッジAIの導入を支援
EDGEMATRIXは、映像エッジAIの基盤技術を開発し、デプロイプラットフォームを提供しています。
EDGEMATRIXのエッジAI開発サービスの内容・特徴は以下の通りです。
- 現場におけるAI推論リアルタイム処理および分析結果の伝送を実現する高性能GPU 搭載Box「Edge AIBox」
- サーマルカメラと可視光カメラの両方で来訪者の異常を検知するEdge AI Tablet
- エッジAIに使えるアプリケーションを提供するEDGEMATRIXストア
EDGEMATRIXは、交通インフラ、建物、オフィスなど街のあらゆる領域に映像エッジAIを導入し、スマートシティを構築することを目指しています。
⑨エイシング:独自のエッジAI開発により機械のスマート化を促進
エイシングは、独自のエッジAIの研究・開発を手掛けているAIスタートアップです。機械を賢くし、超効率化社会を実現することを目指しています。
エイシングのエッジAI開発サービスの内容・特徴は以下の通りです。
- 予測から学習まで行える独自のエッジAIを開発・提供
- 生産設備工程での振動を抑える振動抑制AIソリューション
- 機器や消耗品等の劣化傾向から故障時期を予測する予知保全AIソリューション
エイシングは、エッジAIの開発知見を活かした、AI導入のコンサルティングも実施しています。
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⑩ヘッドウォータース:エッジAIの機械学習コストを大幅に削減するシステムを開発
AIソリューション事業を手掛けるヘッドウォータースは、エッジAIの機械学習を全自動化するシステム「SyncLect Edge AI Automation」を開発しました。
ヘッドウォータースのSyncLect Edge AI Automationの特徴・強みは以下の通りです。
- エッジAIの機械学習コストを大幅に削減し、クラウドAIで推論精度を向上させることが可能
- 実証実験で、機械学習の中でも最も工数のかかるアノテーション作業の時間を90%削減することに成功
ヘッドウォータースのSyncLect Edge AI Automationの導入により、エッジAIカメラで収集した大量のデータを高精度かつリアルタイムに解析することができるようになります。
⑪フツパー:製造業に特化したエッジAIソリューションを開発
フツパーは、AIにより製造業における課題解決を目指す大阪発のスタートアップ企業です。現場で本当に使える道具としてのAIを提供し、課題解決と付加価値創造を支援します。
フツパーのAI開発サービスの内容・特徴は以下の通りです。
- 外観検査業務を自動化する品質管理AI「メキキバイト」
- データ分析AI開発サービス「Hutzper Analytics」
- 最適なシフトを作成し人員配置を最適化するAI「スキルパズル」
- 設備保全IoTソリューション「振動大臣」
製造業に特化したAIソリューションの開発を手掛ける企業として、多くの製造事業者に導入されています。
⑫ヒューアップテクノロジー:AI認証技術による出退勤自動化システムを開発・提供
ヒューアップテクノロジーは、人材ビジネス業界のDX化推進を支援しています。エッジAIの分野では、AI認証技術を活用した出退勤システムを開発・提供しています。
ヒューアップテクノロジーのエッジAIサービスであるDigiFaceAIの内容・特徴は以下の通りです。
- AI顔認証により勤怠打刻を自動化・効率化
- アカウント・パスワードやIDカードの発行が不要になり、コスト削減を実現
- AIによる感情分析機能により従業員のストレスチェックが可能
DigiFaceAIにより、出退勤管理業務の省力化を実現するとともに、セキュリティリスクの軽減や従業員の体調管理の効率化を達成することができます。
企業がAI導入を進めるための4つのステップ
企業がAI導入を進めるための流れとして、以下の4つのステップがあげられます。
<STEP1:活用業務の選定>
- 最新の市場動向のリサーチ
- 自社での活用対象業務の幅出し・選定
- AI活用の目的・目標の設定
<STEP2:活用範囲と業務プロセスの決定>
- 対象業務の棚卸し・効率化余地の検討
- AIを活用する業務範囲の決定
- AIと人間の役割分担の設計
<STEP3:試験開発・運用(PoC)>
- 要件定義・プロトタイプ開発
- 試験運用
- フィードバック収集・評価
<STEP4:本開発・運用>
- PoCを踏まえた本開発
- 運用・評価
- 活用方針・方法の継続的なカイゼン
各ステップについてわかりやすく紹介していきます。
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STEP1:活用業務の選定
AIは、定型的な社内業務の効率化から新規事業創出まで幅広い業務に活用可能だからこそ、AI活用の投資対効果が高い業務を適切に選定することが最も重要となります。
最新の技術や競合の活用動向をキャッチアップした上で、自社の活用可能性の幅出し・整理を行います。その上で、AIをどのような業務・目的・成果目標で導入するかを設定しましょう。
STEP2:活用範囲と業務プロセスの決定
大きなポテンシャルを持つAI活用ですが、人間と同様、どのようなシチュエーション・任せ方でも万能というわけではありません。
そのため、活用業務の現状・課題と、AI・人間の得意/不得意を踏まえた上で、どの範囲の業務をどのように人間と協業しながら任せるかを決定することが重要になります。
STEP3:試験開発・運用(PoC)
いきなり大規模な導入を進めるのではなく、比較的小規模な試験開発・運用(PoC)により、その有効性を確かめることで、AI活用全体の投資対効果を大きく高めることが可能です。
検証したい仮説を事前に明確にした上で、実際にプロトタイプでの試験運用を行い、活用業務や方法の改善ポイントを洗い出しましょう。
STEP4:本開発・運用
PoCで得られた改善ポイントに基づき、自社の経営課題・業務の現状にベストマッチするAI活用の内容やシステムの要件を再度設計し、本開発を行います。
また、本開発後も継続的に成果や活用状況を評価し、継続的なカイゼンを行うことで、自社でのAI活用のインパクトを最大化することができます。
企業がAI活用を成功させるための5つのポイント
企業がAI活用を成功させるためのポイントとして以下の5つが挙げられます。
- ①中長期でのAI活用戦略の策定
- ②投資対効果の高い活用目的・方法の選定
- ③アジャイルアプローチでの開発・導入
- ④システムとルールの両面からのリスク管理
- ⑤研修等での社員のAI活用リテラシー向上
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①中長期でのAI活用戦略の策定
AIの性能進化が加速しているこれからの時代、足元の取り組みはもちろん、3年・5年スパンでAIをどこまでダイナミックに活用できるかが、企業の競争優位性に直結します。
また、AI活用のレベルは、比較的簡単な各社員のAIツール利用による生産性向上から、AI活用による業務プロセス革新、顧客向けサービスの進化、新サービス/商品の創出まで様々です。
そのため、中長期で目指すAI活用の姿を見据え、その実現に向け逆算したロードマップや、まず足元進めるべき活用を設計することが重要です。
②投資対効果の高い活用目的・方法の選定
AIは人間と同様、全ての業務に対して万能という訳ではなく、膨大なデータに基づいた分析や対応、コンテンツ制作は得意だが、複雑な問いに対して正確な答えを出すのは苦手といった、得意不得意が明確に存在します。
そのため、自社の業務の現状やAIの特徴を踏まえた上で、どのような課題/目的に対して、どのようなアプローチ/範囲/ツールで活用を進めるかを、検討・選定するステップがプロジェクトの投資対効果を左右する、極めて重要なプロセスとなります。
③アジャイルアプローチでの開発・導入
AIは、一度開発・導入して終わりという進め方ではなく、何度もモデル・学習データ・利用方法等を細かくカスタマイズしなおすことで、より理想とする活用を実現することができます。
具体的には、初期仮説に基づいた簡易的なプロトタイプを構築し実際に利用してみる、というサイクルを、1サイクル数週間~数ヶ月の期間で何度も繰り返し、ブラッシュアップしていくという、アジャイル開発のアプローチを取ることが適しています。
④システムとルールの両面からのリスク管理
企業がAI活用に踏み切れない最大の理由として、機密情報漏洩などのリスクへの懸念が挙げられます。
確かに、社員に特段ルールを設けず、一般に公開されているAIツールを使用させるなどの場合、様々な問題が発生する可能性は存在します。
一方で、セキュリティ対策を行ったシステム構築や、社員向けのAIの使用ルールやガイドラインの策定により、リスクをマネジメントし最小化することが可能です。
⑤研修等での社員のAI活用リテラシー向上
AI(特に生成AI)を活用するにあたっては、同じAIを利用していても、使い手のリテラシーによって成果が大きく左右されるという点に注意が必要です。
そのため、AIのポテンシャルを最大限に活用するためには、従業員のAIに対する理解とスキル、すなわちAI活用リテラシーを向上させることが不可欠です。
そこで、研修プログラムや実践的なトレーニングを通じて、従業員がAIの基本的な知識、適切な使用方法、関連するリスクを理解してもらい、効率的かつ責任ある方法で使用できる環境の構築が重要となります。
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- 自社に合った活用方法へのアドバイスが欲しい
- 自社の企画の参考になる活用事例を知りたい
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