国内の先端テクノロジー関連の業界団体/協会まとめ
近年、先端テクノロジーは急速に進化し、私たちの生活やビジネスのあらゆる側面に影響を与えています。特に、AI、メタバース/XR、ブロックチェーン、IoTなどの技術は、産業構造を大きく変える可能性を秘めています。
今回は、国内の先端テクノロジー関連の業界団体や協会について詳しくご紹介します。本記事は、次のような方々におすすめです。
- 先端テクノロジーの最新動向を知りたい方
- 業界団体や協会の役割について理解を深めたい方
ぜひ最後までご一読ください。
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目次
AI関連の業界団体/協会
一般社団法人生成AI活用普及協会
一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)は、生成AIの社会実装を目指し、スキルの習得と可視化を推進する団体です。当協会は、生成AIの活用が企業活動において普遍的なスキルとなることを目指し、認定試験の実施や資格の発行を行っています。
GUGAは、生成AIのリスクを予防するための資格試験「生成AIパスポート」を提供しており、AI初心者から専門家まで幅広い層に対応しています。また、企業向けのカスタマイズ研修や、最新の生成AI技術に関する情報提供を通じて、生成AIに関する知識とスキルの普及を図っています。
さらに、産学官連携を推進し、生成AI活用に関する研究開発や政策提言を行っています。正しい活用方法やリスク管理、ガイドラインの普及にも注力しており、日本の生成AI技術の発展と安全な活用を支援しています。
生成AIの普及と安全な活用を推進するために、多くのステークホルダーと共に活動し、日本の未来を強くするためのインフラを構築しています。
AIを活用した医療機器の開発と発展を目指す協議会
(画像:AIを活用した医療機器の開発と発展を目指す協議会)
AIを活用した医療機器の開発と発展を目指す協議会(AI医療機器協議会)は、AI医療機器に関連し、その発展に寄与すると考えらえる事業開発・サービスを行っているスタートアップ企業で構成する団体です。当会は、AI医療機器の正しい理解と認知を獲得し、社会実装を促進する活動を行っています。
放射線画像診断分野・内視鏡診断および治療分野などで、日本は、従来より高度な技術力を誇り、世界をリードしてきました。
近年では、様々な領域で人工知能(Artificial Intelligence)を活用した技術開発が進められていますが、医療でもこれまで蓄積された医療データを基にAIが開発され、それらを基にした新たな診断法および治療法の開発が進められています。
本協議会は、AI開発によりこれらの日本の誇るべき技術力を活用することで、疾患の予測や病変の早期発見・早期介入による健康寿命の延伸、さらには業務効率化による医師の働き方改革にも貢献できうると信じ、日本の次世代産業の創出と発展に寄与することを目指しています。
一般社団法人 AIデジタル生産性協会:AIやDXツールの普及活動として、セミナーやコンサルティングを提供
(画像:一般社団法人 AIデジタル生産性協会)
AIデジタル生産性協会は、生成AIやSaaSなどのデジタルトランスフォーメーション(DX)ツールの普及と、それらを活用するリスキリング研修を通じて、企業や個人の生産性向上を支援しています。これにより、日本全体の経済発展に貢献します。また、「AIデジタル生産性コンサルタント」の認定プログラムを通じて、AIとデジタル技術の専門家を育成し、関連団体や省庁との連携を強化して政策形成にも積極的に関与しています。
協会では、AIやDXツールの普及活動として、全国の商工会議所やハローワーク、経済団体と連携し、セミナーやコンサルティングを提供しています。これらの活動を通じて、AIの活用方法やデータ構造の理解を深め、各企業がアライアンスやM&A戦略を通じて新たな価値を創出する支援を行っています。また、「AIデジタル生産性コンサルタント」の認定プログラムを実施し、専門家のネットワーク拡大と情報交換を促進するコミュニティを運営しています。これにより、業界全体の発展と個々の専門家の成長を支援しています。
メタバース/XR関連の業界団体/協会
一般社団法人 XRコンソーシアム
XRコンソーシアムは、日本のXR業界(VR/AR/MR)の代表団体として、国内外の業界窓口となり、XR業界の発展に貢献することを使命としています。VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)といった現実の認識に働きかける技術分野は総称してXRと呼ばれ、これらの関連技術やデバイスは急速に進化しています。
当コンソーシアムは、XR業界内外を繋ぎ、強固なエコシステムを構築するために活動しています。具体的には、XRクリエイティブアワードの開催、勉強会やイベントの開催、業界企業のサポート、事業者とクリエイターのマッチング機会の提供、及び関係省庁に対する窓口業務などを行っています。
また、XRコンソーシアムは法人会員制度を設けており、会員企業にはXRC主催イベントへの無料参加や、業界動向に関する情報提供、政策提言活動への参加機会を提供しています。これにより、業界内外企業間のさらなる交流とマッチングを促進し、XR技術の普及と発展を目指しています。
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟は、デジタル空間における経済の活性化に向けて、企業の課題収集、解決に向けたディスカッションや実証事業、政府・各省庁・経済団体・業界団体との連携、情報発信などを行う経済連盟です。
2024年1月現在、115法人が加盟しています。
連盟の活動の1つの柱であるBusiness Enhancement Committeeでは、会員法人の課題や情勢に合わせてテーマを設定し、希望する会員が参加する形でProject Team(以下、PT)を設立、ビジネスや課題の検討、実証実験などを行っています。
PTの1つである「バーチャルワークPT」は2022年10月に立ち上がり、デジタル空間における業務実施や環境整備、生産性向上に向けた施策、労務管理の実施といった内容について検討・ディスカッションを約半年間実施し、2023年5月~6月に実証実験を行っています。
同連盟では、「バーチャルワークPT」含め、引き続きその他テーマでも実証実験を重ね、仮想空間での新しい経済活動の可能性や想定されるリスクへの対応を検討し、さらなる課題の抽出とそれらの解決に取り組み、デジタル空間でのビジネスの社会実装を進める予定です。
ブロックチェーン関連の業界団体/協会
日本ブロックチェーン協会
一般社団法人 日本ブロックチェーン協会(JBA)は、ブロックチェーン技術の健全な普及と発展を目的として、2014年に設立された業界団体です。JBAは、日本のブロックチェーン業界をリードする開発企業やスタートアップ、大企業、地方自治体など、多様なメンバーで構成されています。
当協会は、ブロックチェーン技術の研究・開発を推進するとともに、その利活用を促進するための活動を展開しています。具体的には、ブロックチェーン技術に関するセミナーや勉強会の開催、業界ガイドラインの策定、政策提言などを行い、ブロックチェーン技術の正しい理解と利用の促進を図っています。
さらに、JBAは国内外の関連団体や政府機関との連携を強化し、ブロックチェーン技術の国際的な標準化や普及に向けた取り組みを積極的に進めています。これにより、日本のブロックチェーン業界の競争力を高めるとともに、安全で信頼性の高い技術基盤の構築を目指しています。
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