【図解】空間コンピューティングとは?Apple が目指す世界を解説
2023年6月にApple初のXRデバイスである「Apple Vision Pro」が発表されたことをきっかけに、「空間コンピューティング」という言葉が大きな注目を集めています。
一方で、「空間コンピューティングという言葉をよく聞くようになったけど、具体的にどのようなものかはわからない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、空間コンピューティングとは何かについて、Appleの目指す世界像や企業による活用事例、メリットとともに分かりやすくご紹介します。
本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。
- 空間コンピューティングの概要について理解しておきたい
- Appleが空間コンピューティングによって実現したい世界を知りたい
- 空間コンピューティングをビジネスにどのように活用できるのか知りたい
本記事を読めば、Apple Vision Proの重要な要素である空間コンピューティングに関する情報・知見を、一気にキャッチアップできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次
- 空間コンピューティング(Spatial Computing)とは?
- 空間コンピューティングを構成する代表的な5つの技術
- 【業界別】企業による空間コンピューティングの活用事例10選
- ①小売業界:三越伊勢丹がVR空間上に百貨店を再現
- ②ファッション業界:BEAMSがVRイベントへの出展を通じリアル店舗への送客
- ③エンタメ業界:ぴあがバーチャルライブ向けの独自VR空間を構築
- ④広告業界:博報堂がVR空間上での広告枠の販売を開始
- ⑤製造業界:日産自動車がVR上での新車発表・試乗会を開催
- ⑥不動産業界:東急不動産が複数人での同時参加可能な空間コンピューティングモデルルーム
- ⑦医療業界:comatsunaアバターを介した対話によるメンタルケアサービス
- ⑧観光業界:大日本印刷がVR空間上に「バーチャル秋葉原」をオープン
- ⑨自治体:吉本興行×養父市がかつての日本一の鉱山をVR上に再現
- ⑩金融業界:みずほ銀行がVR空間上に店舗を開設し、決済機能提供などを検討
- 企業が空間コンピューティングを活用する3つのメリット
- 費用対効果・実現性が高いメタバース活用方法
空間コンピューティング(Spatial Computing)とは?
空間コンピューティング(Spatial Computing)とは、一言で言うと、現実空間とデジタル空間を融合させる、ARやVRなどの技術の総称を指します。
空間コンピューティングを利用するメリットは、従来のPCやスマホなどのディスプレイを用いた形と比べ、ユーザーが自身の周りの空間を使い、コンピューターをより自然な形で利用できるようになることです。
例えば、デジタルコンテンツを目の前に3Dで表示し、より臨場感のある体験を楽しんだり、アプリケーションの操作をコントローラー無しで、手や目線の動きで負担なく行ったりすることができます。
空間コンピューティングという言葉自体は以前から存在したものの、2023年6月にApple 社が発表した初のXRデバイスであるApple Vision Proのことを、「Appleが開発した初の空間コンピューター」と紹介したことから、一気に注目を集めています。
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空間コンピューティングを構成する代表的な5つの技術
空間コンピューティングを構成する技術として以下の5つが挙げられます。
- ①AR:デジタルコンテンツによりリアルの世界を拡張
- ②VR:まるでその世界に入り込んでいるかのような仮想空間を提供
- ③ハンドトラッキング:手や指の動きでアプリケーションを操作
- ④アイコントロール:目の動きでアプリケーションを操作
- ⑤音声コントロール:声でアプリケーションを操作
それぞれの技術についてわかりやすくご紹介していきます。
①AR:デジタルコンテンツによりリアルの世界を拡張
ARとはAugumeted Realityの略称で、拡張現実とも呼ばれます。リアルの世界にデジタルの情報/コンテンツを視覚的に重ね合わせることで、リアルの世界を拡張する技術のことを指します。ARには、ゴーグルを装着せずに、スマートフォンやタブレットの画面にデジタルの情報/コンテンツを表示させるものも含みます。
ARを活用することで、「Pokemon Go」のように、リアルの街にポケモンが存在するかのようなゲームを楽しんだり、「GoogleMap」のARナビのように、リアルの街に道順を示す矢印などの情報が表示され、スムーズに目的地にたどり着くことができたりと、私たちの暮らしをより豊かに・便利にすることができます。
②VR:まるでその世界に入り込んでいるかのような仮想空間を提供
VRとはVirtual Realityの略称で、別名仮想現実とも呼ばれます。最先端の3DモデリングやVRデバイス等の技術により、まるでその世界に入り込んでいるかのように感じられる、デジタル上の仮想空間を提供する技術のことを指します。
VRはエンターテインメント業界を中心に利用が広がっており、ユーザーはまるでゲームの世界に入り込んだかのような没入感や臨場感を味わいながらプレイすることができます。
③ハンドトラッキング:手や指の動きでアプリケーションを操作
ハンドトラッキングとは、カメラやセンサーを利用して、ユーザーの手や指の動きをリアルタイムで捉え、分析する技術のことを指します。
Meta Questなどの従来のXRデバイスでは、両手にコントローラーを持って操作する必要があったものの、Apple Vision Proでは、手や指を好きな位置で動かすことで クリックやスクロールなど様々な操作を自然に行うことが可能となっています。
④アイコントロール:目の動きでアプリケーションを操作
アイコントロールとは、カメラやセンサーを利用して、ユーザーの目線や瞳の動きをリアルタイムで捉え、分析する技術のことを指します。
Apple Vision Proでは、12のカメラと5つのセンサーを搭載することで、自分が見つめる先のアプリが選択され、ハンドジェスチャーと組み合わせることで、操作できるなど様々な操作を自然に行うことが可能となっています。
⑤音声コントロール:声でアプリケーションを操作
音声コントロールとは、デバイスがユーザーの音声を捉え、解析し、指定されたコマンドや要求を実行する技術のことを指します。
Apple Vision Proでは、6つのマイクを搭載することで、音声によってテキストを入力したり、iPhoneなどと同様にSiriに指示を出したりすることが可能となっています。
【業界別】企業による空間コンピューティングの活用事例10選
企業が空間コンピューティングをビジネスに活用した代表的な事例として、業界別に以下の10個が挙げられます。
- ①小売業界:三越伊勢丹がVR空間上に百貨店を再現
- ②ファッション業界:BEAMSがVRイベントへの出展を通じリアル店舗への送客
- ③エンタメ業界:ぴあがバーチャルライブ向けの独自VR空間を構築
- ④広告業界:博報堂がVR空間上での広告枠の販売を開始
- ⑤製造業界:日産自動車がVR上での新車発表・試乗会を開催
- ⑥不動産業界:東急不動産が複数人での同時参加可能な空間コンピューティングモデルルーム
- ⑦医療業界:comatsunaがアバターを介した対話によるメンタルケアサービス
- ⑧観光業界:大日本印刷がVR空間上に「バーチャル秋葉原」をオープン
- ⑨自治体:吉本興行×養父市がかつての日本一の鉱山をVR空間上に再現
- ⑩金融業界:みずほ銀行がVR空間上に店舗を開設し、決済機能提供などを検討
それぞれの事例についてわかりやすく紹介していきます。
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①小売業界:三越伊勢丹がVR空間上に百貨店を再現
三越伊勢丹は、空間コンピューティングの技術を活用した独自のVR空間上の仮想都市である「レヴ ワールズ」を構築し提供しています。来場者はアバターの姿で、デジタル空間の「バーチャル伊勢丹」での買い物を楽しむことができます。店員のアバターも配置され、チャット機能を使った接客も受けられます。
また、VR空間上ではバーチャルファッションショーを楽しんだりや人気格闘漫画『刃牙』シリーズに登場する“地下闘技場”をモデルとしたイベントスペースが設けられ、アバターとなった一部の人気キャラクターに会えたり、関連するデジタルアイテムを入手したりすることもできます。
現在は婦人服や食品など180ブランドを扱っていますが、今後は家具や日用品にも対象を広げる方針です。友人のアバターと一緒に会話しながら買い物できるようにするなど機能も強化する予定です。他社がVR空間上で開催されるイベントへの出展が中心のなか、三越伊勢丹は既に独自のVR空間を構築・提供しており、小売・百貨店業界の空間コンピューティング活用をリードする存在といえます。
②ファッション業界:BEAMSがVRイベントへの出展を通じリアル店舗への送客
ファッション大手であるBEAMSは空間コンピューティング領域への参入を果たしており、世界最大のVRイベントである「バーチャルマーケット」に4度出展を行っています。バーチャルマーケットとはVR上にある会場で、アバターなどのさまざまな 3D アイテムや、リアル商品(洋服、PC、飲食物など)を売り買いでき、日本はもとより世界中から100万人を超える来場者を誇る世界最大のVRイベントです。
BEAMSはバーチャルとリアルの両方で顧客との接点をつくりました。バーチャルマーケットでは、アバター用の洋服であるデジタルアイテムの販売や、ライブなどのイベント開催をした一方、リアルな洋服もBEAMSの公式オンラインショップにて販売しました。
4度目の参加の際には、関西のショップスタッフも含む約50名の社員が交代でバーチャル接客にあたり、空間コンピューティングを活用した接客を通じてリアル店舗への来客に繋がっている事例も生まれてきているとのことです。
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③エンタメ業界:ぴあがバーチャルライブ向けの独自VR空間を構築
ぴあ株式会社は、空間コンピューティングを活用したバーチャルライブプラットフォーム「NeoMe」(ネオミー)をスマートフォンアプリのサービスとして提供開始しました。「NeoMe」は、ユーザーがアバターとなってバーチャル空間に入り、バーチャルライブを中心に、ユーザー同士の交流やアバターのコーディネートを楽しむことができるスマートフォンアプリです。
ぴあは、「NeoMe」を通じて、次世代を担う若手パフォーマーに対して、バーチャルを起点とした新たな表現や活動の場を提供しています。ユーザーやファンは、同じ趣味の人とつながる場を提供し、パフォーマーとユーザーの新たなコミュニティづくりを支援します。
バーチャルライブの第1弾となる「NeoMe Live Vol.1」には、ヤバイTシャツ屋さんが出演しました。
④広告業界:博報堂がVR空間上での広告枠の販売を開始
博報堂は国内企業としては初となる、VR空間内の広告枠の販売事業を開始しました。博報堂傘下のデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)社は、デイリーアクティブユーザー約5000万人を誇る、世界最大級の空間コンピューティングを活用したゲーム「Roblox(ロブロックス)」内での広告枠の販売を開始しました。広告主はRoblox内の建物や看板に画像や動画の広告を掲載することが可能です。広告費用は場所やサイズによるものの、2週間の掲載枠が80万円〜とのことです。
⑤製造業界:日産自動車がVR上での新車発表・試乗会を開催
日産自動車はVR空間上で、空間コンピューティング技術を活用した新型軽電気自動車「日産サクラ」の発表・試乗会を開催しました。このイベントは、世界最大のVR SNSプラットフォーム「VRChat」で開催されました。
発表会では日産副社長のアバターが登場し、ボイスレターが再生されました。
また、試乗会では日本の四季を感じられるドライブコースでバーチャルなサクラを運転することができます。自分で運転席に座って運転したり、後部座席に座ってみたりと、現実の試乗さながらの体験ができ、新車の特徴を確認することができます。空間コンピューティングを用いた試乗は通常の試乗とは違い、書類での手続きなども不要で、いつでもどこからでも体験可能なのが強みです。
このような試験的な取り組みを重ねるなかで、将来的に製品のプロモーションチャネルとして空間コンピューティングが本格的に活用できるユースケースが確立されていくことが期待されます。
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⑥不動産業界:東急不動産が複数人での同時参加可能な空間コンピューティングモデルルーム
東急不動産は、複数人が同時に参加できるモデルルームをブランズシティ湘南台マンションギャラリーにて公開しました。こちらの空間コンピューティングモデルルームはVR企画制作を行うハシラス社のVRソリューションである「キネトスケイプ」を活用しています。
これまでの空間コンピューティングモデルルームは体験人数が1人に限定されていましたが、こちらのソリューションを活用することにより、複数人で同時にVRを視聴することが可能になり、ご家族と話をしながらのリアルな内見さながらの体験をすることが可能です。こちらの物件は若い世代がターゲットであることから、空間コンピューティングを活用した物件提案が有効と考え導入を決定したとのこと。今後も他のマンションギャラリーへの活用を進める方針です。
⑦医療業界:comatsunaアバターを介した対話によるメンタルケアサービス
デジタルヘルスケア・産業保健事業を手がけるcomatsuna社は先ごろ、空間コンピューティングを活用した法人向け社員メンタル支援サービス「メンサポドクター」をリリースしました。メンズサポートドクターは、アバターを介したオンラインでのコミュニケーションによりメンタルヘルスの改善を図るもので、人見知りや対面でのコミュニケーションに抵抗のある方にも、気軽に利用できるメンタルヘルスケアサービスを提供することを目的とし開発されました。
同社はアバターを介したコミュニケーションが、対面での対話に比べ、人々の緊張を和らげ、より早く心を開いてもらい、悩みを相談しやすくすることができると考えているとのことです。
企業もこのサービスを導入することで、社員の潜在的な不満や不安、問題点をいち早く検出することができるとともに、社員のメンタル不調予防、離職予防に繋げることができます。
⑧観光業界:大日本印刷がVR空間上に「バーチャル秋葉原」をオープン
大日本印刷とAKIBA観光協議会は、空間コンピューティングにより現実世界と仮想世界を融合させた地域共創型XR街づくりプロジェクトとして、2022年4月に「バーチャル秋葉原」をオープンしました。生活者は、PC用アプリケーションやVRゴーグル、Webブラウザなどを通じて、世界のどこからでもいつでも秋葉原の魅力を楽しむことができます。仮想空間には、ショッピングができる店舗やギャラリースペース、広告看板などが設置されており、コンテンツホルダーをはじめとする様々な企業が、情報発信や販促活動を行う「第3のチャネル」として利用することができます。
秋葉原の特徴である商標の看板等も、地元企業の協力のもと、空間コンピューティングの技術で再現します。一部のバーチャル店舗の中には、商品などを展示するスペースがあり、ECサイトへ誘導して購入に繋げることができます。
バーチャル秋葉原は、ユーザーの分身であるアバターが集まり、動画視聴や商品購入、バーチャルゲームへの参加などを同時に行うことができる空間です。現実の特性を踏まえ、企業はコンテンツを提供・実施するだけでバーチャル秋葉原の世界に参加できます。
また、クリエイターが同一IPの二次創作を行い、スペース内で展示・販売できるよう、新たなビジネススキームを準備しています。コンテンツはNFTで管理し、クリエイティブビジネスの健全な循環を実現するとのことです。
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⑨自治体:吉本興行×養父市がかつての日本一の鉱山をVR上に再現
吉本興業は人口約2万人、空間コンピューティングにより兵庫県北部に位置する養父市の観光名所を再現したVR空間をリリースしました。
ユーザーは、かつて日本一のスズ鉱山として栄えた明延鉱山の坑道後を観光したり、吉本興行所属のタレントコラボした採掘ゲームを楽しんだり、市役所を訪れ、デジタル住民票交付してもらったりすることができます。
バーチャル養父のオープニングイベントには、吉本興業所属のお笑い芸人である、野生爆弾くっきー!さんやとろサーモンの村田さんらが参加し、その様子は吉本の映像配信サービス「FANCY」によってライブ配信されました。
また、養父市長はアバター姿で登場し、「メタバースには無限の可能性があると思います。世界中どこからでも来ていただけるので、いろんな国の方々に来てもらって、養父市の自然や観光名所を楽しみ、市民とも交流してもらいたい。そして、ゆくゆくは現実世界でも体験しに来ていただければ。バーチャルでは100万人都市を目指しています」とコメントし、今後の空間コンピューティングを活用した都市づくりへの意気込みを示しました。
⑩金融業界:みずほ銀行がVR空間上に店舗を開設し、決済機能提供などを検討
みずほフィナンシャルグループは、2022年8月に開かれた世界最大のVRイベントである「バーチャルマーケット2022」へ出店しました。
銀行店舗をイメージした出店ブースでは、ボルダリング体験やオリジナル3Dモデルの配布をはじめ、ゲストを招いた金融知識に関する座談会が行われました。座談会では、金融知識を有するみずほ社員と、アバターを介したコミュニケーションを取ることも可能です。
同社は、将来的には空間コンピューティングを活用したバーチャル店舗にて資産形成の相談や商談を実施したり、決済手段の提供などを含めたVR空間上での新たな経済活動に対するソリューションの提供を目指すとのことです。また、現状VR空間には統一された決済手段が存在しないため、みずほの決済サービス「Jコインペイ」の技術を応用した決済サービスの提供が検討されています。
企業が空間コンピューティングを活用する3つのメリット
企業が空間コンピューティングを活用するメリットとして大きく以下の3つが挙げられます。
- ①新規事業の創出
- ②マーケティング・ブランディングの強化
- ③企業の社内業務の効率化
それぞれのメリットについてを分かりやすく紹介していきます。
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①新規事業の創出
1つ目のメリットは、空間コンピューティングサービスやVRイベントなどの新規事業の創出です。
空間コンピューティングを活用し新たなサービスを構築することで、ユーザーに対し現実に存在するもの/しないものを含め、仮想空間上に3Dの世界を構築することができるという空間コンピューティングならではの特徴を活かし、ユニークな体験を提供するサービスを提供することができます。
また、VR上でアーティストや企業を集めたイベントをすることで、入場券やデジタルコンテンツの販売など収益性の高い新たなビジネスを展開できることが挙げられます。
②マーケティング・ブランディングの強化
2つ目のメリットは、空間コンピューティングを活用したマーケティング・ブランディングの強化です。
空間コンピューティングが人々の生活に普及するにつれ、オフラインからオンラインへ、WebからSNSへと起こってきたのと同様の顧客接点のシフトが、空間コンピューティングでも起こると考えられます。
空間コンピューティングをマーケティング・ブランディングに活用することで、従来はオンラインでの実施が難しかった商品・サービスの販促や空間コンピューティングならではの体験を通じた強力なブランディングを行うことができます。空間コンピューティングは従来のWebページや動画と比べ伝えられる情報がリッチかつインタラクティブな体験を提供可能なため、ユーザーを惹きつけやすく幅広い業種での活用が進んでいます。
③企業の社内業務の効率化
3つ目の活用方法は、企業の社内業務の効率化です。
空間コンピューティング・デジタルツインを社内業務の効率化に活用することで、バリューチェーン全体や工程全体の最適化や社員の作業のサポート、研修の効率化をすることができます。
仮想空間上で現状存在しない施設や設備を設計し、シミュレーションを行うことで、最適な製造ラインや運用方法を特定したり、空間コンピューティングの特徴である3Dでの情報の表示により、AR/MRグラスで現場の作業員の作業をサポートしたり、VRグラスにより様々なシチュエーションを想定した研修を行ったりと多岐にわたる活用方法が存在します。
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