Roblox(ロブロックス)でのゲームの作り方を4ステップで解説
MetaによるMeta Questの販売やAppleによるVision Proの発表など、関連デバイスの普及に伴い、急速に注目を集めるメタバース。そんなメタバースを代表するサービスである「Roblox(ロブロックス)」が若者世代を中心に急速にユーザー数を伸ばしています。
一方で、「ロブロックスって聞いたことあるけど、どんなサービスかは知らない」「ロブロックスでゲームをどのように作成すればよいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ロブロックスでゲームを作成する方法を分かりやすくご紹介します。
本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。
- ロブロックスのゲームの作成方法を知りたい
- ロブロックスをビジネスに活用するメリットを知りたい
本記事を読めば、ロブロックスの概要から実際のゲームの作成方法まで一気にキャッチアップできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次
そもそもロブロックスとは
ロブロックスとは、他ユーザーが作成した様々なゲームをプレイしたり、ユーザー自身もゲームを作成することのできる、ゲームプラットフォームです。利用されるゲームの全てがユーザー自身によって作成されていることから、「ゲーム版のYoutube」とも評されています。
ロブロックスは、アプリダウンロード数が3億8,300万人、デイリーアクティブユーザーは約6,500万人と、若年層ユーザーを中心に圧倒的な人気を誇っています。
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ロブロックスでゲームを作成するための2つの準備
ロブロックスでゲームを作成するための準備として以下の2つが挙げられます。
- ①Roblox Studioをインストールする
- ②ロブロックスの会員登録をする
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
①Roblox Studioをインストールする
1つ目は、Roblox Studioのインストールです。ロブロックスのWebサイトにアクセスし、「制作を開始」のボタンをクリックします。Roblox Studioをインストールするためのファイルをダウンロードできるので、ダウンロード後、ファイルをクリックして実行すると、インストールが開始されます。インストールが終了し、Roblox Studioが起動すれば成功です。
②ロブロックスの会員登録をする
2つ目は、ロブロックスの会員登録です。ロブロックスでゲームを作るためには、ロブロックスのアカウントを作る必要があります。
Roblox Studioのインストールが完了したら、Roblox Studioのアプリを起動しましょう。Roblox Studioを開くとログイン画面が出ますので、会員登録をまだしていない方は「新規登録」ボタンから会員登録を行いましょう。
ロブロックスでゲームを作成するための4ステップ
ロブロックスでゲームを作成するためのステップとして以下の4つが挙げられます。
- ①基本操作を覚える
- ②ゲームを作成する
- ③ゲームを保存する
- ④ゲームを公開する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
①基本操作を覚える
1つ目のステップは、ロブロックスでゲームを制作するための基本操作を覚えることです。実際のゲーム作成に入る前に、必須となる基本操作を覚えた方が、効率的にゲーム作成を進めることができます。
基本的な操作方法は以下の通りです。
<キャラクター操作>
- Wキー:前に進む
- Aキー:左に進む
- Sキー:右に進む
- Dキー:後ろに進む
- Eキー:上へ移動
- Qキー:下へ移動
- スペースキー:ジャンプ
<カメラ視点操作>
- Iキー:ズームイン
- Oキー:ズームアウト
- Fキー:選択したモノが画面中央にくる位置へ移動
- 右クリック:マウスを右クリックしたまま動かし、カメラの視点移動
- 左クリック:パートの選択
- マウスホイル:ズームイン・ズームアウト
②ゲームを作成する
2つ目のステップは、ゲームの作成です。基本操作を覚えたら、実際にゲームを作成してみましょう。プログラミングをすることで、より細かい思い通りの操作を実装することができますが、簡単なゲームであればプログラミングなしで作成できます。
具体的には「ホーム>ツールボックス」を選択すると、ブロックや車、木など色々なオブジェクトが格納されているパネルが開きます。オブジェクトをステージ上にドラッグすると、オブジェクトを配置できます。また、「モデル>エフェクト」から炎などのエフェクトを追加できます。
ゲームを実際に遊ぶ際は、「ホーム>プレイ」を選択すると、自分の作ったゲームで遊ぶことができます。
③ゲームを保存する
3つ目のステップは、ゲームの保存です。「ファイル>ファイルに保存」を選択することで、ゲームを保存することができます。また、「Ctrlキー+S」でもゲームを保存できます。
ゲームの作成途中段階であっても、頻繁に保存しておくことがおすすめです。
④ゲームを公開する
4つ目のステップは、ゲームの公開です。「ファイル>Robloxに公開」を選択し、タイトルと説明文を記入することで、作ったゲームを公開することができます。
タイトルと説明文は日本語で入力できますが、より多くのプレイヤーに遊んでもらいたい場合、英語で入力するのがおすすめです。
ロブロックスをビジネスに活用する3つのメリット
ロブロックスをビジネスに活用するメリットとして主に以下の3つが挙げられます。
- ①若年層への認知獲得
- ②ブランドへのロイヤリティ強化
- ③話題性を活かしたマス向けの認知獲得
それぞれのメリットについて分かりやすく紹介していきます。
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①若年層への認知獲得
メタバースは新サービスへの受容性が高い若年層を中心に急速に普及が進んでおり、メタバースを活用することで若年層への認知獲得が期待できます。例として、デイリーアクティブユーザー約5,000万人を誇るメタバースサービスのロブロックスは、ユーザーの半数以上が13歳未満です。若年層をターゲットとした新たなマーケティング・広告の手法として、メタバースの活用が注目を集めています。
②ブランドへのロイヤリティ強化
メタバース上での楽しい/面白い体験を通じ、自然とブランドへのロイヤリティを強化することができます。WEB/SNS広告は、「認知される」ことに留まってしまう傾向があるのに対し、メタバースを活用したマーケティングではロイヤリティ強化に直結する体験を提供できるのが強みです。
今後はエンタメと広告の境界が融合し、ブランドが提供する体験を通じた認知・消費行動が加速すると考えられます。
③話題性を活かしたマス向けの認知獲得
企業は早期にメタバース活用に取り組むことで、それ自体がメディアから注目を集め、マス向けに認知獲得を狙うことができます。メタバースは社会的に注目度が高く、メディアが積極的に取り上げ話題となりやすいのが特徴です。既にメタバース活用に取り組む企業は、この副次的効果も重視しているようです。
ロブロックスのビジネスへの活用事例3選
ロブロックスのビジネスへの活用事例として以下の2つが挙げられます。
- ①ロブロックス上に常設エリア「GUCCI Town」をオープン
- ②NIKE:ロブロックス上にメタバース空間を構築しデジタルアセットを販売
- ③志摩スペイン村:ロブロックス上にリゾート施設を再現
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①ロブロックス上に常設エリア「GUCCI Town」をオープン
GUCCIは、ゲーム版YouTubeとも呼ばれる大人気ゲーム型メタバース「ロブロックス」上に、常設エリアである「GUCCI Town」をオープンしました。
「GUCCI Town」にはグッチのアイテムに関連するゲームを楽しめる競技場、アート制作を楽しめるアトリエ、ヴィンテージから新作アイテムを見ることのできる展示スペースなどが存在し、メタバースの世界でグッチに纏わる様々なブランドをすることができます。
2021年5月にも、GUCCIはロブロックスに2週間限定のエリアをオープンし、約2000万来場者を記録するという成果を挙げていることから、今回常設エリアのオープンに踏み切ったと考えられます。
GUCCI CEOのニコラ・ウディノ氏によると、この取り組みの成功は、「GUCCIがロブロックス上でブランドのコミュニティ意識を育てることができたからだ」としています。
②NIKE:ロブロックス上にメタバース空間を構築しデジタルアセットを販売
NIKEは、メタバースプラットフォームロブロックス上に没入型3D空間「NIKELAND」(ナイキランド)をオープンしました。ユーザーは3Dアバターを操作し、メタバース空間上に作られたバスケットボールコートなどの運動施設で、他のユーザーと共に鬼ごっこやドッジボールなどのスポーツを楽しむことができます。
また、ツールキットを利用して自分だけのオリジナルミニゲームを制作することも可能です。さらに、デジタルショールームでは、NIKEのアパレルやシューズをデジタルアセットとして購入でき、アバターに装着させることで身体能力をアップさせることもできます。
NIKELANDは、NIKEのブランドとしての世界観を表現するためのマーケティングの施策としてだけでなく、メタバースという新たなマネタイズポイントの開拓に繋げる目的があると考えられます。
③志摩スペイン村:ロブロックス上にリゾート施設を再現
三重県志摩市のリゾート施設である志摩スペイン村は、ロブロックス上で志摩スペイン村を再現したエリアをオープンすることを発表しました。
ユーザーは志摩スペイン村の広場や街並みを楽しんだり、スペインの奇祭「牛追い祭り」「トマト祭り」をモチーフにした生き残りゲームを楽しむことができる予定です。
志摩スペイン村は、魅力的なアトラクションやフードがある一方で、都心から離れているという立地の悪さから気軽にアクセスしにくいという課題を抱えていました。ロブロックスでの取り組みを通じて、若者や遠隔地在住の人に志摩スペイン村の魅力を知ってもらうことを目的とし、今回の取り組みを進めているとのことです。
おススメのメタバース開発会社3選
おススメのメタバース開発会社は以下の3企業です。
- ①ハシラス:VRコンテンツ専門の開発会社
- ②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発
- ③ハコスコ:脳科学をベースにしたワンストップソリューションの開発・提供
それぞれについてわかりやすく解説します。
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①ハシラス:VRコンテンツ専門の開発会社
ハシラスは、VRコンテンツ専門の開発会社です。なかでもハイエンドVRデバイスと独自のハードウェア・ソフトウェアを組み合わせたVRアトラクションの企画・開発の実績が豊富です。
ハシラスの強みは次の3点です。
- 1.豊富な導入実績・事例と圧倒的な体験ユーザー数
- 2.オリジナル体感ハードウェアの作成
- 3.ハイエンドVRの豊富なノウハウ
それぞれの強みについてわかりやすく紹介していきます。
1.豊富な導入実績・事例と圧倒的な体験ユーザー数
ハシラスは2014年からVRアトラクションの開発を行なっており、国内外問わず多数の施設にコンテンツを納入しています。多くの実績と、圧倒的な体験ユーザー数から得られるフィードバックにより、豊富な技術・知見を育んでいます。
2.オリジナル体感ハードウェアの作成
VR向けライドなどの体感ハードウェアを自主開発している点がハシラスのコンテンツ開発の特徴であり、良好な体感性やアテンド性、酔い防止などの最新の知見を盛り込んだハードウェアを継続的に開発しています。
3.ハイエンドVRの豊富なノウハウ
ハシラスはハイエンドなVR機器をフル活用した体験価値の高いコンテンツ開発を得意としています。一般的な360度動画と異なり、現実の身体とVR空間が相互作用するコンテンツを実現可能です。アニメやマンガなどのIP活用においても、原作そのままの世界観に体験者自身が入り込んで活躍できるリッチなコンテンツ開発が可能です。
ハシラスは、株式会社サンシャインシティや株式会社リクルートテクノロジーズなどのハイエンドVRの開発支援をしています。
②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発
メタバース総研は、企業向けのメタバース/XRのコンサルティング・開発を行っている会社です。
メタバース総研の強みとして以下の3点が挙げられます。
- 1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力
- 2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能
- 3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援力
1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力
メタバース総研は、国内最大級のビジネスに特化したメタバース/XRメディアの運営と幅広い業界の大手企業へのコンサルティング経験を通じた戦略策定力を強みとしています。
そのため支援の際は、クライアント企業様の事業の課題・活用の目的を踏まえたメタバースの活用戦略/企画策定を徹底しています。このこだわりが、多くの企業が陥っている”メタバース/XR活用自体の目的化”を防ぎ、成果に繋がる活用を実現します。
2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能
メタバース総研は、特定のメタバース/XR開発ツールやプラットフォームを有していません。
そのため、特定の開発ツールやプラットフォームの活用ありきの支援ではなく、中立的な立場からクライアント企業様のプロジェクト毎に最適なプラットフォームやツールを選定し、支援することが可能です。
3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援
メタバース総研は、技術領域・ユースケース毎に、業界を代表する実績/ソリューションを有する12社の企業や38名のクリエイターとパートナーとして協働しています。
そのため、クライアント企業様の課題やご要望に合わせ、パートナー企業/クリエイターらとともに最適な各種ソリューションをご提供しています。
※メタバース総研は豊富な経験とナレッジに基づき、各社様に合わせた先進事例や具体的な活用アイデアなどの最新ナレッジをご提供させていただいております。 メタバース/XR活用でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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③ハコスコ:脳科学をベースにしたワンストップソリューションの開発・提供
ハコスコは、脳科学をベースにしたワンストップなソリューションの開発・提供を行っている企業です。
ハコスコの強みは次の3点です。
- 1.仮想現実を使った脳科学の知見
- 2.手軽にVRを体験できるスマホを使ったVRサービス
- 3.ハコスコの展開するVRプラットフォーム
それぞれの強みについてわかりやすく紹介していきます。
1.仮想現実を使った脳科学の知見
ハコスコの代表取締役 CEO の藤井氏は適応知性および社会的脳機能解明を研究する医学博士・脳科学者であり、「つながる脳」(毎日出版文化賞 受賞)などの書籍も出版しています。また、ハコスコは2014年7⽉に理化学研究所の理研ベンチャー制度により創業された会社です。
2.手軽にVRを体験できるスマホを使ったVRサービス
箱+スコープ=「ハコスコ」の名前のとおり、ダンボールにレンズをつけ、スマートフォンを利用しただけのミニマルなつくりのHMDを提供しており、累計141万台を販売しています。
3.ハコスコの展開するVRプラットフォーム
ハコスコはECメタバース、VRゴーグル、360°カメラを提供しており、VRを体験する・配信をする・映像を作るというVRをワンストップで体験できるプラットフォームを実現しています。
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