メタバースオフィスとは?3大メリットと事例12選を紹介

2021年末のFacebookのMetaへの社名変更をきっかけに、世界的に注目を集めるメタバース。関連技術の進歩やオンラインコミュニケーション需要の高まりなどを背景とし、今後急速に人々の生活や仕事に普及していくと考えられています。

 

そんななか、リモートワークで会議等を行える、メタバース空間上に存在するオフィス「メタバースオフィス」が注目を集めています。

 

一方で、「メタバースで会議を行うメリットを知りたい」、「メタバースオフィスって聞いたことあるけど、どんなサービスかは知らない」という方も多いのではないでしょうか?そこで、今回はメタバースで会議を行うメリットや人気サービスを初心者の方にも分かりやすく解説します。

 

本記事は、以下のような方々にお勧めの内容となっています。

 

  • メタバースオフィスをわざわざ導入するメリットがわからない
  • メタバースオフィスを導入して成功した他社の事例が知りたい
  • おすすめのメタバースオフィスのサービスをリサーチしたい

 

本記事を読めば、メタバースオフィスの概要を効率良くキャッチアップできると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。


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メタバースオフィスとは?

メタバースオフィスとは、メタバース空間上に存在するオフィスの事を指します。コロナ感染拡大の影響により、リモートワークへの移行が進むなか、各社SlackやZOOMなどのコミュニケーションツールを活用しています。

 

メタバースオフィスはそれらのツールに比べ、メタバースオフィスはアバターの動きやステータス表示などで情報量の豊富なコミュニケーションがとれるため、まるで実際のオフィスで一緒に働いているような体験ができるというメリットがあります。

メタバースオフィスの主な機能

メタバースオフィスの主な機能

メタバースオフィスの主な機能として、以下の4つが挙げられます。

 

  • ①3Dアバターを介したコミュニケーション
  • ②仮想空間上のオフィスのカスタマイズ
  • ③インタラクティブなホワイトボード
  • ④VR/ARデバイスからのアクセス

 

それぞれについて、わかりやすく解説します。

①3Dアバターを介したコミュニケーション

3Dアバターを介したコミュニケーション
(画像:Meta)

1つ目の代表的な機能は、3Dアバターを介したコミュニケーションです。チャットやメールによる文章コミュニケーションだけではなく、自分を模したアバターのジェスチャーを用いた身体的、動的なコミュニケーションが可能です。

②仮想空間上のオフィスのカスタマイズ

仮想空間上のオフィスのカスタマイズ Meta
(画像:Meta)

2つ目の代表的な機能は、仮想空間上のオフィスのカスタマイズです。それぞれの企業、従業員にとって最適なオフィスレイアウトをあらゆる制約を受けずに仮想空間上に再現することが可能です。

③仮想会議室やインタラクティブなホワイトボード

仮想会議室やインタラクティブなホワイトボード Meta
(画像:Meta)

3つ目の代表的な機能は、仮想会議室や複数人での共同編集が可能なインタラクティブなホワイトボードです。単なるビデオ通話ではなく、実際にオフィスでホワイトボードを用いて会議を行っているかのような体験を再現可能です。

④VR/ARデバイスからのアクセス

VR/ARデバイスからのアクセス Meta
(画像:France Bleu)

4つ目の代表的な機能は、VR/ARデバイスからアクセスできるという点です。PCやスマートフォンだけで行うリモートワークと比較して、没入感が高く、より実際のオフィスのような感覚で仕事をすることが可能になります。

 

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メタバースをリモートワークに活用する3つのメリット

メタバースをリモートワークに活用する3つのメリット

メタバースをリモートワークに活用することで大きく以下の3つのメリットが存在します。

 

  • ①生産性の向上
  • ②コミュニケーションの円滑化
  • ③自然発生的なコミュニケ―ションの創出

 

それぞれについてわかりやすく解説します。

 

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①生産性の向上

リモートワーク環境において、ディスカッションをしながら会議を進めるなど複数人での仕事に関して、ホワイトボートを用いてイメージを共有することができないなど、オフィスでの作業と比べて生産性が落ちてしまう場面が存在します。そこでメタバースオフィスを活用することで、ホワイトボード上への書き込み機能など実際のオフィスに近い環境をバーチャル上に再現し生産性を高めることができます。

②コミュニケーションの円滑化

SlackなどのチャットツールやZOOMなどのビデオ通話の活用により、以前よりはコミュニケーションが活発に行われるようになったものの、相手の細かい表情やボディーランゲージなどから相手の心理状況や伝えたいニュアンスを読み取ることは難しいのが現状です。そこでメタバースオフィスを導入することで、それらの課題を解決し、よりコミュニケーションを円滑化することができます。

③自然発生的なコミュニケ―ションの創出

リモートワーク環境下では、SlackなどのチャットツールやZOOMなどのビデオ通話の活用により、明確な目的がある際のコミュニケーションは行えるものの、オフィスでたまたま近くにいる同僚と雑談するといった自然発生的なコミュニケーションの機会が限られているのが現状です。そのため、メタバースオフィスを導入することで、自然発生的なコミュニケーションの機会を創出し、社員同士での心理的な繋がりや新たな取り組みへのきっかけを提供することができます。

企業によるメタバースオフィスの活用事例5選

企業による、メタバースオフィスの活用事例として、3つの活用方法別に5事例を紹介します。

 

<リモートワークへの活用>

  • ①eXp World:リフレッシュのための空間も用意されたメタバースオフィス活用で作業効率が向上
  • ②株式会社アドミン:メタバースオフィスの活用により業務効率化を実現
  • ③デンソーソリューション:メタバースオフィスを導入し社内の一体感を醸成

 

<イベントの開催>

  • ④GMOペポパ:社員合宿のリモート化によって合宿参加者が増加

 

<メタバース上での面談・面接>

  • ⑤ビヨンド:メタバースを活用した匿名面接によって学歴や容姿によらない候補者評価を実施

 

それぞれについて、わかりやすく解説します。

 

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リモートワークへの活用

①eXp reality:リフレッシュのための空間も用意されたメタバースオフィス活用で作業効率が向上

eXp World Tour – In 90 Seconds
(動画:VirBELA)

eXp reality社は、フルリモートでの勤務を導入し、オフィス賃料の削減を行うだけでなく、フルリモートの勤務形態でありながら作業効率を向上させたことで大幅に収益性を改善させました。

 

同社が活用するバーチャルオフィス「eXp World」では、バーチャルオフィスの中にリフレッシュのための湖やサッカー場などの施設が用意されています。基本的なバーチャルオフィスでは、オフィスの1室のみを再現しているのに対して、「eXp World」はよりメタバース空間を自分たちの活動の中心に据える目的での活用が可能な設計となっています。そのため、休息のための場に移動する際に、コミュニケーションをとったり、休息のための場での偶然の出会いから生まれるコミュニケーションが促進されると考えられています。

 

コロナ禍におけるリアルの代替手段としてのリモートワークから、積極的にリモートワークを活用することによって自社の価値を高めることができた取り組みとして注目されています。

②株式会社アドミン:メタバースオフィスの活用により業務効率化を実現

News every.「メタバース取材」
(動画:アドミン)

長崎県のIT企業である株式会社アドミンは、業務効率化やワークライフバランスの実現に向けて、メタバースオフィスサービスの「Gather」を導入しています。同社は社員約20人を抱えながら、本社オフィスは長崎市出島町にあるマンションの一室のみであり、Gatherのメタバースオフィスを通した社員間のコミュニケーションが行われています。

 

導入の成果について、同社代表の山口知宏氏は、「Gatherの導入により雑談が促され、新しいアイデアや仕事のヒント、仕事の手助けも促される」とコメントしています。また、同社の社員からは「リモートワークながら他の社員の状況を視覚的に捉らえやすく、誰がどこにいるか分かりやすいため気軽に会話できる」、「メタバースオフィスの導入により通勤時間を節約し家事に専念できる」などといった声も上がっています。

 

この事例は、コロナ禍でリモートワークを導入するも、コミュニケーション不足や業務効率の低下に悩まされる多くの企業にとって非常に参考となる注目の事例と言えます。

③デンソーソリューション:メタバースオフィスを導入し社内の一体感を醸成

デンソーソリューション:メタバースオフィスを導入し社内の一体感を醸成 ovice
(画像:oVice

デンソーソリューションは、2022年からバーチャルオフィスサービスoviceを導入しています。

 

従来のリモートワークの課題であった、「誰が今出勤していて、それぞれ何をしているのか分かりづらい」という課題に対し、ovice上で在席状況と現在の連絡可否がわかる仕組みを作りました。また、ovice内のスペースを業務担当ごとにエリアを分け、その日行う業務のエリアにアバターを移動させることで、誰が何をしているのかを可視化し、マネジメントにも役立てています。

 

現場の声として、バーチャルオフィスの導入によって「同じ場所で一緒に仕事をしている」という感覚が強まり、チームとしての一体感を作ることができたとのことです。

イベントの開催

④GMOペポパ:社員合宿のリモート化によって合宿参加者が増加

GMOペポパ:社員合宿のリモート化によって合宿参加者が増加
(画像:GMOペポパ)

GMOペポパは、毎年行っていた社内の合宿をメタバースオフィスを活用したリモート形態へと転換したことにより、合宿参加者を増加させることに成功しました。

 

メタバースオフィスへの転換はコロナ禍でも合宿を開催したいという思いからなされたものでしたが、参加を躊躇していた社員もリモート開催になったことで、参加のハードルが下がり、参加者が例年は30名だったものが200名まで増加しました。

 

また、実際に合宿を行う中で、イベントの準備やコスト面での負担を軽減しつつ、学びの獲得や一体感の醸成などの成果はリアルと変わらないものとなったそうです。

メタバース上での面談・面接

⑤ビヨンド:メタバース上での匿名面接により本質的に候補者を評価

ビヨンド:メタバース上での匿名面接により本質的に候補者を評価
(画像:ビヨンド)

株式会社ビヨンドは、2024年度新卒の採用面接をメタバース上で実施しました。面接官と就活生はともにVRゴーグルを着用し、就活生は名前・年齢・学歴・性別を明かさずに面接に挑むことが出来ます。就活生側は、学歴や容姿などの外部的要因に捉われずに内面や経験をアピールすることができ、企業側も余計なフィルターなしにそれらを判断することが可能です。

 

また、ビヨンド社はメタバースを用いた選考により、メタバースを始めとした先端技術へ高い関心を持った学生と出会えることを期待しているとのことです。

メタバースオフィスの代表的な6サービスを2つのタイプに分けて紹介

社内コミュニケーション向けのメタバースには以下の2つのタイプがあります。

 

  • ①3Dメタバース:Horizon Workrooms、Mesh for Microsoft Teamsなど
  • ②2Dメタバース::Gather、oViceなど

 

それぞれについて、分かりやすく紹介していきます。

 

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①3Dメタバース:Horizon Workrooms、Mesh for Microsoft Teamsなど

3Dメタバース:Horizon Workrooms、Mesh for Microsoft Teamsなど
(画像:Meta)

1つ目のタイプが3Dメタバースで、Horizon Workrooms、Mesh for Microsoft Teamsなどの3Dの仮想空間上で社内コミュニケーションを行うメタバースのことを指します。利用する際はVRやMRのヘッドセットを使用することで、お互いの表情やハンドジェスチャーなどを確認することができ、オフィスで一緒に働いているかのようなより高い没入感を得ることができます。

1.Horizon Workrooms:Meta社の提供するバーチャル会議室サービス

Horizon Workrooms:Meta社の提供するバーチャル会議室サービス
(画像:Meta)

Horizon WorkroomsとはMeta社が提供しているバーチャル会議室サービスです。どこにいても、同僚とより良く一緒に仕事をすることを目的としており、アバターとしてVR空間で会議に参加したり、パソコンのビデオ通話でバーチャルルームにダイヤルインしたりすることができます。

 

また、参加者のアイデアをまとめるために大きなバーチャルホワイトボードを使用したり、自分のコンピューターやキーボードをVR空間に持ち込んだりすることができます。

料金プランは無償であり、Oculus Quest 2の利用可能な全ての国でHorizon Workroomsをダウンロードすることができます。

 

Horizon Workroomsの特徴としては大きく2点あり、1点目がデスク、パソコン、キーボードも一緒にVR空間へ持っていける点、2点目が同僚と一緒にいるような感覚になる点です。

 

1点目のデスク、パソコン、キーボードも一緒にVR空間へ持っていける点に関しては、「Horizon Workrooms」は、複合現実であり、物理的なデスクやキーボードをバーチャルルームに持ち込み、バーチャル会議室の机の上に置くことができますです。

 

2点目の同僚と一緒にいるような感覚になる点に関しては、高品質かつ低遅延の空間オーディオにより、着席している位置によって声の聞こえ方が変わるため、まるで実際に同じ部屋で仕事をしているかのように感じることができます。

 

Horizon WorkroomsはMeta社が提供しているため、今後ユーザー数が大きく伸びると予想されるメタバースのオフィスの一つです。

2.Mesh for Microsoft Teams:マイクロソフト社の提供するアバター会議ツール

Mesh for Microsoft Teams:マイクロソフト社の提供するアバター会議ツール
(画像:Microsoft)

Mesh for Microsoft Teamsとはマイクロソフトが提供しているアバター会議ツールです。会議へ参加する人のコミュニケーション活性化を目的としており、Microsoft Meshの複合現実機能(アバターなど)とTeams の生産性向上ツール(チャット、会話)などを融合させています。

正式リリースがされていないため、料金プランは未定だがTeamsの月額費用(¥0〜¥1,360* プランによって異なる)に含まれることが予想される。

 

Mesh for Microsoft Teamsの特徴としては大きく2点あり、1点目がOfficeアプリケーションとの統合ができる点、2点目がドロップインスペース(雑談ができる空間)がある点です。

 

1点目のOfficeアプリケーションとの統合ができるに関しては、Officeアプリケーションとの統合によって、PowerPointのプレゼンテーションなどを会議中に表示することができます。

 

2点目のドロップインスペース(雑談ができる空間)がある点に関しては、新しいアイディアやビジネスチャンスを生み出すことを目的として、メンバー同士の自然で自発的なやりとりが発生するスペースを常に設けています。

 

Mesh for Microsoft Teamsはマイクロソフト社が提供しているサービスであるため、今後はマイクロソフトのユーザーアセットを活用して、ユーザー数が大きく伸びると予想されるメタバースのオフィスの一つです。

②2Dメタバース:Gather、oViceなど

2Dメタバース:Gather、oViceなど
(画像:oVice)

2つ目のタイプが2DメタバースでGather、oViceなどの2Dのオフィスマップ×音声コミュニケーションによりリモートワーク時のコミュニケーションを円滑化するメタバースのことを指します。

 

3Dメタバースに比べると、ユーザー同士の表情やハンドジェスチャーなどを確認することができないものの、ヘッドセット無しでPCからアクセス可能な点や、データ通信環境に依存しない点、適度な距離感を保ちながら社内コミュニケーションが可能な点がメリットとして挙げられます。

3.oVice:自由に動いて話しかけられるバーチャル空間

oVice:自由に動いて話しかけられるバーチャル空間
(画像:oVice)

oViceとはoVice株式会社が提供している自由に動いて話しかけられるバーチャル空間サービスです。「オンラインでのコミュニケーションを最大化」することを目指して開発されたバーチャル空間で、アバターを使ってオンライン画面上を自由に動いて自由に話しかけることができます。

 

料金プランはオフィス利用におすすめの継続利用とイベントにおすすめの単発利用があり、継続利用は月額¥5,500〜、単発利用は週額¥2,750〜利用することができます。また、データダッシュボードもオプションとして月額¥5,500で追加することができます。

 

oViceの特徴としては大きく2点あり、1点目がアバター間の距離に応じて声の大きさが変化する点、2点目がひと目でバーチャル空間全体を把握できる点です。

 

1点目のアバター間の距離に応じて声の大きさが変化する点に関しては、アバターを使ってオンライン画面上を自由に動いて自由に話しかけることができ、自分のアバターに近い声は大きく、遠くの声は小さく聞こえる仕組みが導入されています。

 

2点目のひと目でバーチャル空間全体を把握できる点に関しては、上記の写真のようにバーチャル空間全体をひと目で見渡して、誰がどこにいるかを確認することができます。

 

これらの特徴が多くのユーザーに刺さり、利用企業数は2,034社以上、60,000人以上がoVice(オヴィス)を利用しています。

4.Gather:ドット絵RPG風の2Dのマップ型メタバースオフィス

Gather:ドット絵RPG風の2Dのマップ型メタバースオフィス
(画像:Gather)

GatherとはGather Presence社が提供しているリモートワーク向けのメタバースオフィスサービスです。ドット絵RPG風の2DのマップとWeb通話システムを組み合わせて作成されており、各ユーザーは各々のアバターの姿でマップ上を歩き回ることができ、マップ自体もカスタマイズ可能です。

 

また、通話はマップ上の距離が近いユーザー同士が自動で接続され、距離が離れるごとに音量が小さくなっていく仕様となっており、実際にリアルなオフィスで話しているような体験をすることが可能です。

料金プランは1チーム25人までは無料で利用することができ、それ以降はいくつかのプランから選んで課金することで、ユーザー1人当たりの使用時間や参加人数の上限を開放することができます。

 

Gatherの特徴としては大きく2点あり、1点目がカジュアルな雑談のきっかけが生まれる点、2点目が程よいプライベート空間が確保できる点です。

 

1点目のカジュアルな雑談のきっかけが生まれる点に関しては、他のSlackやZOOM、Discordなどのリモートワークツールに比べ、わざわざ機会を作らずとも、たまたま近くにいた同僚と話すことができるという特徴があります。そのため、リアルなオフィスで働いているのに近い環境を再現することができます。

 

2点目の程よいプライベート空間が確保できる点に関しては、GatherにはMapmakerという機能が搭載されており、その機能を使うと他のユーザーに話しかけられないプライベート空間を設定することができます。そのため、作業に集中したい時間はそのエリアに移動し集中するということが可能です。

 

これらの特徴が多くのユーザーに刺さり、Gatherは2020年のサービス提供開始以来、ユーザー数が280万人を突破するなど、コロナ禍でのリモートワークへの移行をきっかけに多くのユーザーに利用されています。

5.MetaLife:オフィスや教室として利用できるコミュニケーションツール

MetaLife:オフィスや教室として利用できるコミュニケーションツール
(画像:ベンド)

MetaLifeとは株式会社ベンドが提供しているオフィスやイベントスペースや教室として利用できるコミュニケーションツールです。「みんなと集まる」という現実世界の感覚をオンライン上で再現できるメタバース空間であり、様々な用途に利用できるサービスです。

 

料金プランは1チーム25人までは無料で利用することができ、それ以降は継続利用は月額¥22,000〜、単発利用は週額¥2,750〜利用することができます。

 

MetaLifeの特徴としては大きく2点あり、1点目がリアルに近いコミュニケーションが出来る点、2点目がメタバース空間の種類が豊富な点です。

 

1点目のリアルに近いコミュニケーションが出来る点に関しては、チームの全員がアバターとなってひとつのスペースに参加して、話しかけたいときはアバターを近づけるだけという特徴があります。

 

2点目のメタバース空間の種類が豊富な点に関しては、MetaLifeにはオフィス、学校の教室、豪邸、ビーチ、宇宙といった何百種類ものデザインが用意されており、必要に応じて使い分けることができます。ユーザー数が他のサービスと比較すると少ないですが、大企業から個人まで累計10,000人以上に利用されています。

6.RISA:アバターを軸としたメタバースオフィス

RISA:アバターを軸としたメタバースオフィス
(画像:OPSION)

RISAとは株式会社OPSIONが提供しているアバターを軸としたメタバースオフィスです。オフィスだけでなく、社内外イベントやフリーランス事務所としても活用することができます。他のサービスと比較して同時接続可能数が少ないため、チーム規模やイベント規模が小さい方に適しているメタバースオフィスです。

 

料金プランはスモールプラン(同時接続数:5人)が4,000円 / 月、ベーシックプラン(同時接続数:30人)が10,000円 / 月、スタンダードプラン(同時接続数:50人)が30,000円 / 月となっております。

 

RISAの特徴としては大きく2点あり、1点目がステータス機能でメンバーの状況を把握できる点、2点目がセキュリティ対策がされている点です。

 

1点目のステータス機能でメンバーの状況を把握できる点に関しては、アバターに「休憩中」や「電話中」や「作業中」などステータスを表示できるという特徴があります。

 

2点目のセキュリティ対策がされている点に関しては、2022年3月よりISMS(ISO27001認証)を取得しており、安心・安全にRISAを利用できます。

 

ユーザー数が他のサービスと比較すると少ないですが、大企業から個人まで累計5,000人以上に利用されています。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

株式会社メタバース総研(現・CREX)代表取締役社長。
慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却後、日本企業の海外展開/マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を創業・社長就任を経て、現職に。メタバースのビジネス活用に特化した国内最大級の読者数を誇るメディア「メタバース総研」の運営やメタバースに関するコンサルティング及び開発サービスの提供を行っている。著書に『はじめてのメタバースビジネス活用図鑑』(中央経済社)

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