メタバースエンジニアとは?5つの職種と必要なスキルを紹介
MetaのXRヘッドセットのQuestシリーズが累計販売台数2,000万台を突破し、Appleも初のXRデバイスの発売を発表するなど、近年メタバースへの注目はより一層高まっています。
一方で、今後のメタバースへの期待が高まる中で、「メタバース開発を行うエンジニアの仕事内容・職種はどのようなものがあるのか」「メタバース開発にはどのようなスキルが必要なのか」が気になるという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、メタバースを開発するエンジニアの職種や求められるスキルについて分かりやすくご紹介します。
本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。
- メタバース開発に関わるエンジニアの職種を知りたい
- メタバース開発に必要なスキル・技術を知りたい
本記事を読めば、エンジニアの職種からメタバース開発に必要なスキルまで一気にキャッチアップできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次
メタバース開発を行うエンジニアとは?
メタバース開発を行うエンジニアとは、メタバースの世界を構築するために必要な技術やスキルを持った人材を指します。
具体的には、メタバースの空間制作・アニメーション制作を含むゲーム開発を行ったり、メタバースそのものが動作するようにサーバーやアプリケーションのプログラミングを行うスキルを持った人材です。
メタバース開発に必要なエンジニアの職種5選
メタバース開発に必要なエンジニアの職種として主に以下の5つが挙げられます。
- ①ゲームエンジニア:メタバースゲームを開発
- ②Webエンジニア:Webアプリを開発
- ③iOS・Androidエンジニア:モバイルアプリを開発
- ④インフラエンジニア:サービスのインフラを構築
- ⑤3DCGデザイナー:メタバース空間やアバターをデザイン
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
①ゲームエンジニア:メタバースゲームを開発
ゲームエンジニアは、文字通りメタバースのゲームを開発する職種のことです。開発にはUnityやUnreal Engineなどのゲーム開発に必要な機能がまとめられたソフトウェアである「ゲームエンジン」がよく利用されます。
ゲームエンジニアには、ゲームエンジンの開発経験や、ゲームエンジンを利用した開発に必要となるプログラム言語の知識が要求されます。
②Webエンジニア:Webアプリを開発
Webエンジニアは、PCやスマホにインストールせずWebブラウザ上で動作するアプリケーションを開発する職種です。メタバースを活用したECサイトなど、Webブラウザ上のアプリケーションとして提供されるメタバースサービスも多く、そのアプリケーション開発を担うのがWebエンジニアです。
Webエンジニアには大きく、WebアプリのUI開発を担うフロントエンドエンジニアと、APIサーバーの開発を担うバックエンドエンジニアが存在します。
③iOS・Androidエンジニア:モバイルアプリを開発
iOS・Androidエンジニアは、iOS・Androidアプリの設計・開発を担う職種です。バーチャルライブ配信アプリのように、メタバースのサービスはスマホアプリとして提供される場合も多く、そのアプリ開発を担うのがiOS・Androidエンジニアです。
④インフラエンジニア:サービスのインフラを構築
インフラエンジニアは、メタバースサービスの基盤となるサーバー/クラウドの設計・構築・運用保守業務を担う職種です。AWSやGCP、Azureなどのクラウドサービスなどを利用したインフラ構築・運用保守に関する業務経験が求められるのが一般的です。
⑤3DCGデザイナー:メタバース空間やアバターをデザイン
3DCGデザイナーは、3Dコンピュータグラフィックス(3DCG)技術を使用して、メタバース空間やアバターのデザイン・モデリングを行う職種です。
メタバース空間の見た目やアバター、アイテム、建築物など、ユーザーの目に触れる部分のデザインを担うため、メタバース開発において重要性の高い職種と言えます。
メタバース開発に必要なスキル・ツール7選
メタバース開発に必要なスキル・ツールとして以下の7つが挙げられます。
<ゲームエンジン>
- ①Unity:世界最大手のゲームエンジン
- ②Unreal Engine:グラフィックが優れた大手ゲームエンジン
<プログラミング言語>
- ③C#:Unityで利用可能
- ④C++:Unreal Engineで利用可能
- ⑤JavaScript:Webアプリケーション開発で利用
- ⑥Swift:iOSアプリ開発で利用
- ⑦Java:Androidアプリ開発で利用
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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ゲームエンジン:Unity、Unreal Engine
①Unity:世界最大手のゲームエンジン
Unityは2005年にユニティ・テクノロジー社により開発された、世界で最も普及しているゲームエンジンです。初心者でも比較的簡単に扱えることや、活用できるアセットなどの開発環境が充実していることから、ゲーム開発者の約6割に利用されているという統計もあります。
3Dコンテンツを開発するゲームエンジンとしてのコア機能はもちろん、ゲームらしい振る舞いをする実行環境や、開発に活用できる充実したアセット(イラスト、パーツ、背景、音声など)などの機能を備えていることから、ゲーム/3Dコンテンツの開発プラットフォームと言えます。
②Unreal Engine:グラフィックが優れた大手ゲームエンジン
Unreal Engineはフォートナイトなどの有名ゲームを手がける、アメリカのEpic Games社により開発された大手ゲームエンジンです。グラフィック性能の高さなどから、Unityとともにゲームエンジン業界の2強としてのポジションを確立しており、ゲーム開発者の約2割に利用されているという統計もあります。
Unityと比べ、基本的な仕様は似ているものの、グラフィック性能の高さが特徴となっており、RPGなどの高度なグラフィック表現が求められるゲームの開発に多く用いられる傾向にあります。
プログラミング言語:C#、C++、JavaSctipt、Swift、Java
③C#:Unityで利用可能
C#は、2000年にマイクロソフトが開発したプログラミング言語です。メタバース以外でもさまざまな開発で使用されるメジャーな言語でもあります。
C#は、最大手のゲームエンジンであるUnityで利用されるため、メタバース関連の開発において最も需要が高いと言われている言語です。
④C++:Unreal Engineで利用可能
C++は、C#よりも先にリリースされた言語で、こちらも広い分野で使われています。メタバース領域においては、Unreal Engineでの開発に利用されています。
⑤JavaScript:Webアプリケーション開発で利用
JavaScriptは、一般的にWebブラウザベースのアプリケーションの開発で利用されることが多い言語です。メタバースのサービスを、Webブラウザでも利用できるようにしたい場合、HTMLやCSSと組み合わせてJavaScriptもよく利用されます。
⑥Swift:iOSアプリ開発で利用
Swiftは、Appleが開発したプログラミング言語で、主にiOS、macOS、watchOS、tvOSなどのApple製品のアプリケーション開発に利用されます。
メタバースのサービスをiOSでもリリースしたい場合、Swiftが利用されるケースが多く存在します。
⑦Java:Androidアプリ開発で利用
Javaは、1995年にリリースされたプログラミング言語で、Androidアプリ開発だけでなく、業務システムやWebアプリ、組込みシステムなどにも利用されています。Androidアプリ開発においては、KotlinやC#などの言語も利用されますが、一般的にはJavaが主流とされています。
メタバースのサービスをAndroidでもリリースしたい場合、Javaが利用されるケースが多く存在します。
おすすめのメタバース開発会社3選
おススメのメタバース開発会社は以下の3企業です。
- ①ハシラス:VRコンテンツ専門の開発会社
- ②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発
- ③ハコスコ:脳科学をベースにしたワンストップソリューションの開発・提供
それぞれについてわかりやすく解説します。
①ハシラス:VRコンテンツ専門の開発会社
ハシラスは、VRコンテンツ専門の開発会社です。なかでもハイエンドVRデバイスと独自のハードウェア・ソフトウェアを組み合わせたVRアトラクションの企画・開発の実績が豊富です。
ハシラスの強みは次の3点です。
- 1.豊富な導入実績・事例と圧倒的な体験ユーザー数
- 2.オリジナル体感ハードウェアの作成
- 3.ハイエンドVRの豊富なノウハウ
それぞれの強みについてわかりやすく紹介していきます。
1.豊富な導入実績・事例と圧倒的な体験ユーザー数
ハシラスは2014年からVRアトラクションの開発を行なっており、国内外問わず多数の施設にコンテンツを納入しています。多くの実績と、圧倒的な体験ユーザー数から得られるフィードバックにより、豊富な技術・知見を育んでいます。
2.オリジナル体感ハードウェアの作成
VR向けライドなどの体感ハードウェアを自主開発している点がハシラスのコンテンツ開発の特徴であり、良好な体感性やアテンド性、酔い防止などの最新の知見を盛り込んだハードウェアを継続的に開発しています。
3.ハイエンドVRの豊富なノウハウ
ハシラスはハイエンドなVR機器をフル活用した体験価値の高いコンテンツ開発を得意としています。一般的な360度動画と異なり、現実の身体とVR空間が相互作用するコンテンツを実現可能です。アニメやマンガなどのIP活用においても、原作そのままの世界観に体験者自身が入り込んで活躍できるリッチなコンテンツ開発が可能です。
ハシラスは、株式会社サンシャインシティや株式会社リクルートテクノロジーズなどのハイエンドVRの開発支援をしています。
②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発
メタバース総研は、企業向けのメタバース/XRのコンサルティング・開発を行っている会社です。
メタバース総研の強みとして以下の3点が挙げられます。
- 1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力
- 2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能
- 3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援力
1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力
メタバース総研は、国内最大級のビジネスに特化したメタバース/XRメディアの運営と幅広い業界の大手企業へのコンサルティング経験を通じた戦略策定力を強みとしています。
そのため支援の際は、クライアント企業様の事業の課題・活用の目的を踏まえたメタバースの活用戦略/企画策定を徹底しています。このこだわりが、多くの企業が陥っている”メタバース/XR活用自体の目的化”を防ぎ、成果に繋がる活用を実現します。
2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能
メタバース総研は、特定のメタバース/XR開発ツールやプラットフォームを有していません。
そのため、特定の開発ツールやプラットフォームの活用ありきの支援ではなく、中立的な立場からクライアント企業様のプロジェクト毎に最適なプラットフォームやツールを選定し、支援することが可能です。
3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援
メタバース総研は、技術領域・ユースケース毎に、業界を代表する実績/ソリューションを有する12社の企業や38名のクリエイターとパートナーとして協働しています。
そのため、クライアント企業様の課題やご要望に合わせ、パートナー企業/クリエイターらとともに最適な各種ソリューションをご提供しています。
※メタバース総研は豊富な経験とナレッジに基づき、各社様に合わせた先進事例や具体的な活用アイデアなどの最新ナレッジをご提供させていただいております。 メタバース/XR活用でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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③ハコスコ:脳科学をベースにしたワンストップソリューションの開発・提供
ハコスコは、脳科学をベースにしたワンストップなソリューションの開発・提供を行っている企業です。
ハコスコの強みは次の3点です。
- 1.仮想現実を使った脳科学の知見
- 2.手軽にVRを体験できるスマホを使ったVRサービス
- 3.ハコスコの展開するVRプラットフォーム
それぞれの強みについてわかりやすく紹介していきます。
1.仮想現実を使った脳科学の知見
ハコスコの代表取締役 CEO の藤井氏は適応知性および社会的脳機能解明を研究する医学博士・脳科学者であり、「つながる脳」(毎日出版文化賞 受賞)などの書籍も出版しています。また、ハコスコは2014年7⽉に理化学研究所の理研ベンチャー制度により創業された会社です。
2.手軽にVRを体験できるスマホを使ったVRサービス
箱+スコープ=「ハコスコ」の名前のとおり、ダンボールにレンズをつけ、スマートフォンを利用しただけのミニマルなつくりのHMDを提供しており、累計141万台を販売しています。
3.ハコスコの展開するVRプラットフォーム
ハコスコはECメタバース、VRゴーグル、360°カメラを提供しており、VRを体験する・配信をする・映像を作るというVRをワンストップで体験できるプラットフォームを実現しています。
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