WebARとは?アプリARとの違いは?メリット・デメリットも解説
ポケモンGOの流行により、多くの注目を集めたARですが、ゲーム、エンタメ、小売など既に幅広い業界で活用が進んでおり、自社での活用を検討されている方も多いのではないでしょうか?
一般的に普及するARは専用アプリを通じて提供されていますが、近年Web経由でARを提供するWebARが注目を集めています。
そこで今回は、WebARとアプリARの違いやメリット・デメリットを解説します。
本記事を読めば、自社のAR活用にあたり、WebARとアプリARのどちらを選択すべきかのヒントになると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。
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目次
WebARとは
WebARとは、QRコードやURLを読み込むだけで手軽に利用できるタイプのARのことを指します。そのため、ユーザーは専用アプリをDLすることなく、スムーズに利用することができます。
WebARとアプリARとの違いとは
アプリARは体験するのに専用アプリのDLを必要とするタイプのARになります。WebARとアプリARには様々な観点で違いが存在するのですが、特に大きい違いは、利用にあたり、アプリDLの手間がかかるかどうか、開発にどの程度の費用・期間を要するかという2点になります。
WebARとアプリARのメリット・デメリット
WebARの3つのメリット
WebARのメリットとして以下の3つが挙げられます。
- ➀アプリDLが不要で、多くの人に利用してもらうことができる
- ②開発にかかる費用や期間が抑えられる
- ③Webサイトとの相性が良く、顧客導線に組み込みやすい
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➀アプリDLが不要で、多くの人に利用してもらうことができる
WebARの1つ目のメリットは、アプリDLが不要で多くの人に利用してもらうことができる点です。商品パッケージなどに印刷されたQRコードやURLからすぐにアクセスすることができるので、ARにアクセスする時点で強いインセンティブの無いユーザーに利用してもらうことができます。具体的にはプロモーションへの活用や店頭や屋外イベント会場での活用などと相性が良いのが特徴です。
②開発にかかる費用や期間が抑えられる
WebARの2つ目のメリットは、開発にかかる費用や期間が抑えられるという点です。アプリARを開発する場合、1からアプリを構築しなければならないのはもちろん、iOSとAndroidの両方に対してサービスを開発しなければなりません。アプリ開発に多くのリソースをかけられない企業や、体験を提供したい時期までリードタイムがかけられない企業と相性が良いです。
③Webサイトとの相性が良く、顧客導線に組み込みやすい
WebARの3つ目のメリットはWebサイトとの相性が良く、顧客導線に組み込みやすいという点です。WebARはECサイトなどのWebサイト上に組み込むことができるため、プロモーション目的での活用と相性がよいです。活用例として、ECサイトに集客したユーザーに対し、商品のデザインやサイズ感を確かめることのできるWebARを提供し、その後ECサイトに戻ってもらい購入してもらうという、スムーズな顧客導線の設計が可能です。
WebAR2つのデメリット
WebARのデメリットとして以下の2つが挙げられます。
- ➀アプリARに比べAR体験の質が劣る場合がある
- ②アプリARに比べ提供できるAR体験の幅に制限がある
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➀アプリARに比べAR体験の質が劣る場合がある
WebARの1つ目のデメリットは、アプリARに比べAR体験の質が劣る場合があるという点です。ポケモンGOのような長時間かつ継続して利用されるリッチなコンテンツを提供するのには不向きです。
②アプリARに比べ提供できるAR体験の幅に制限がある
WebARの2つ目のデメリットは、アプリARに比べ提供できるAR体験の幅に制限があるという点です。アプリARは1からアプリを設計することができるため、提供したいAR体験から逆算して機能を搭載することができますが、WebARの場合は、搭載できる機能に限りがあるため、企業として提供したいAR体験がそのまま提供できない場合があります。
アプリARの2つのメリット
アプリARのメリットとして以下の2つが挙げられます。
- ➀高い質のAR体験を提供することができる
- ②提供できるAR体験の幅が広い
➀高い質のAR体験を提供することができる
アプリARの1つ目のメリットは、高い質のAR体験を提供することができるという点です。ARの特徴である現実世界とリンクした情報を付与することで、リッチな体験を提供することができます。アプリARの例として、ポケモンGOが挙げられます。ARを活用することで、リアルの街にポケモンが現れたかのような体験をすることができ、日本でも社会現象になるほどの流行を見せました。
②提供できるAR体験の幅が広い
アプリARの2つ目のメリットは、提供できるAR体験の幅が広いという点です。アプリARは提供できる体験の幅が広いため、様々な用途での活用が進んでいます。リアルの街とリンクしたゲームではポケモンGO、リアルの街とリンクした道案内サービスではGoogleMap、リアルの人の顔とリンクしたエンタメサービスとしてSnapchatやSNOWなどのサービスが普及しており、今後も幅広い体験が提供されていくと考えられます。
アプリARの3つのデメリット
アプリARのデメリットとして以下の3つが挙げられます。
- ➀アプリDLの手間がかかるため、利用のハードルが高い
- ②開発に費用や期間がかかってしまう
- ③Webサイトとの相性が悪く、顧客導線に組み込みにくい
➀アプリDLの手間がかかるため、利用のハードルが高い
アプリARの1つ目のデメリットは、アプリDLの手間がかかるため、利用のハードルが高いという点です。ポケモンGOのように高い質のユーザー体験ができると、利用前に多くのユーザーが認知している場合、アプリをDLしてくれるでしょう。一方で、プロモーションや店頭での販促やイベントでの活用の場合、ユーザーにとって利用のインセンティブが低く、アプリをDLしてくれる可能性は下がってしまいます。
②開発に費用や期間がかかってしまう
アプリARの2つ目のデメリットは、WebARに比べ開発に費用や期間がかかってしまうという点です。アプリARを開発する場合、1からアプリを構築しなければならないのはもちろん、iOSとAndroidの両方に対してサービスを開発しなければなりません。そのため、社内のリソースが乏しい企業はアプリARとは相性が悪いといえます。
③Webサイトとの相性が悪く、顧客導線に組み込みにくい
アプリARの3つ目のデメリットは、Webサイトとの相性が悪く、顧客導線に組み込みにくいという点です。アプリARを利用してもらう場合は、一度利用している他のアプリやサイトを離れ、アプリをDLし利用してもらう必要があります。そのため、ECサイトの商品確認のフェーズのみで利用してもらいたいなどの場合、WebARの方が相性が良いといえます。
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