ARの作り方とは?|ARの仕組みや種類・作成ツールも紹介

関連技術の進歩やオンラインコミュニケーション需要の高まりなどを背景とし、今後急速に人々の生活や仕事に普及していくと考えられるAR。

 

一方で、自社でのAR活用を検討しているが、どのようにARを作成すれば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、ARの作り方について、ARの仕組みや種類・おススメの作成ツールとともに紹介します。

本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。

 

  • ARのビジネス活用を検討している
  • ARをどのように作成できるのか分からない
  • AR開発をできる会社を探している

 

本記事を読めば、ARの作り方の全体像を一気にキャッチアップできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。


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目次

そもそもARとは?

そもそもARとは? ポケモンGO
(画像:ポケモン)

ARとはAugumeted Realityの略称で、拡張現実とも呼ばれます。リアルの世界にデジタルの情報/コンテンツを視覚的に重ね合わせることで、リアルの世界を拡張する技術のことを指します。ARには、ゴーグルを装着せずに、スマートフォンやタブレットの画面にデジタルの情報/コンテンツを表示させるものも含みます。

 

ARを活用することで、「Pokemon Go」のように、リアルの街にポケモンが存在するかのようなゲームを楽しんだり、「GoogleMap」のARナビのように、リアルの街に道順を示す矢印などの情報が表示され、スムーズに目的地にたどり着くことができたりと、私たちの暮らしをより豊かに・便利にすることができます。

ARの仕組みと種類

ARの仕組みと種類

ARは活用される仕組みや技術によって、大きく以下の3種類に分類されます。

 

  • ①ロケーションベースAR
  • ②ビジョンベースAR~マーカー型~
  • ③ビジョンベースAR~マーカーレス型~

 

それぞれのARの種類についてわかりやすく紹介していきます。

 

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①ロケーションベースARとは

ロケーションベースARとは、GPSや加速度センサーからユーザーの位置や向きを特定し、デジタルオブジェクトを表示させるARのことを指します。

 

ロケーションベースARの主なメリットとしては、電波が届くところからならどこからでも手軽に利用できる点が挙げられます。

一方で、主なデメリットとしてはGPSの精度には限界があり、オブジェクトを数センチ単位の精度でピッタリ表示することが難しい点が挙げられます。

ビジョンベースARとは

ビジョンベースARとは、デバイスのカメラが捉えた画像情報からユーザーの位置や向きを特定し、デジタルオブジェクトを表示させるARのことを指します。

 

また、捉える画像情報の種類によって細分化ができ、事業者が事前に準備したQRコードなどを読み取らせるマーカー型ビジョンベースARと空間や物体をそのまま読み取らせるマーカーレス型ビジョンベースARが存在します。

②マーカー型ビジョンベースAR

マーカー型ビジョンベースARの主なメリットとしては、他の仕組みと比べ位置合わせの精度が非常に高い点が挙げられます。

 

一方で、主なデメリットとしては物理的なマーカーを準備・普及させる手間や難しさが挙げられます。

③マーカーレス型ビジョンベースAR

マーカーレス型ビジョンベースARの主なメリットとしては、マーカーなどを用いずに高精度な位置合わせができる点が挙げられます。

 

一方で、主なデメリットとしては、膨大な街の景観データや高度な画像認識技術が必要となることが挙げられます。

ARを作る3つの方法

ARを作る3つの方法

ARアプリを作成するには、大きく以下の3つの方法があります。

 

  • ①AR作成サービスを利用する(初心者向け)
  • ②AR開発会社に依頼する(初心者向け)
  • ③AR開発ツールを利用する(アプリ開発者向け)

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①AR作成サービスを利用する(初心者向け)

AR作成サービスを利用する(初心者向け) COCOAR
(画像:COCOAR)

1つ目の方法は、AR作成サービスを利用する方法です。自社で持っている画像や3Dオブジェクトを活用し、サービスの管理画面上からARコンテンツを簡単に作成することができます

 

画像や動画、3Dオブジェクトを表示させるだけの簡単なARであれば、AR作成サービスでコストを抑えて作成できます。

代表的なAR作成サービスとしてCOCOARやLESSARが挙げられます。

②AR開発会社に依頼する(初心者向け)

2つ目の方法は、AR開発会社に依頼する方法です。自社に開発能力はないが、ARを活用したアプリを作成したい、AR作成サービスでは実現できないオリジナルのARを作成したいといった場合、開発会社に依頼することを考えても良いでしょう

 

一方で、作成サービスや自社開発よりも、費用は大きくかかってしまうというデメリットもあるため、開発会社を選ぶ際は慎重になる必要があります。

③AR開発ツールを利用する(アプリ開発者向け)

AR開発ツールを利用する(アプリ開発者向け) Apple
(画像:Apple)

3つ目の方法は、AR開発ツールを利用する方法です。「ポケモンGO」のように自由度の高いARアプリを開発することができますが、プログラミングを行う必要があるため本格的な開発を行いたい方向けの方法です。

 

代表的な開発ツールとして、「Xcode」「Android Studio」「Unity」といった開発環境や、「ARKit」「ARCore」などの開発キットが挙げられます。iOS/Androidアプリのどちらを開発するのかによって、利用する開発環境・開発キットは異なります。また、ARグラス向けのARコンテンツを開発したいのであれば、そのARグラス専用の開発ツールが存在する場合もあります。

初心者向けのAR作成サービス3選

初心者向けのAR作成サービス3選

初心者向けの代表的なAR作成サービスとしては、以下の3つが挙げられます。

 

  • ①COCOAR:プロモーション向けのAR作成サービス
  • ②LESSAR:ブラウザ上から簡単にWebARを作成できるサービス
  • ③palanAR:ノーコードで簡単にWebARを作成できるサービス

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①COCOAR:プロモーション向けのAR作成サービス

COCOAR:プロモーション向けのAR作成サービス
(画像:クラウドサーカス株式会社)

COCOAR(ココアル)とは、クラウドサーカス株式会社が提供するAR作成サービスです。ユーザーは、COCOARの専用アプリを通してAR体験を提供することができます。

 

AR化したいデータをCOCOAR管理画面にドラッグ&ドロップするだけで、誰でも簡単にARを作成できます。AR付きのチラシやポスターで宣伝効果を高めたり、ARスタンプラリーによる街歩きといったイベント企画などに活用できます。

 

また、COCOARは、ARの作成だけでなく、「どのようなユーザーに、どこで、どのくらい体験されたのか」などのユーザーログの分析まで出来ます。ベネッセコーポレーションやGINZA SIXなど業種業態を問わず様々な企業に活用された実績があります。

②LESSAR:ブラウザ上から簡単にWebARを作成できるサービス

LESSAR:ブラウザ上から簡単にWebARを作成できるサービス
(画像:クラウドサーカス株式会社)

LESSAR(レッサー)も、COCOARと同様にクラウドサーカスが運営するAR作成サービスです。COCOARは専用アプリ上でのARコンテンツを作成できるのに対し、LESSARはWebブラウザ上で動作するWebARを作成できます

 

無料から利用でき、中小企業を中心に主にマーケティング・プロモーション向けに利用されています。

③palanAR:ノーコードで簡単にWebARを作成できるサービス

palanAR:ノーコードで簡単にWebARを作成できるサービス
(画像:株式会社palan)

palanAR(パラナル)とは、株式会社palanの提供するコードを書かずにオンラインでWebARを作成できるサービスです。ARで表示したい画像や動画をWeb上の管理画面で配置するだけで、簡単にARを作成することができます。

 

2019年のサービス開始以来、イベントや教育、プロモーションなどの様々な用途で1,800社以上の企業への導入実績があります。

アプリ開発者向けの開発ツール5選

ARアプリの開発に必要なツール5選

ARアプリの作成には、開発環境のほかに汎用的に使うプログラムをまとめた「ライブラリ」と呼ばれるツールを利用することになります。ARアプリの開発に必要なツールとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①ARKit:Appleが提供するiOS専用のARアプリ開発ツール
  • ②ARCore:Googleが提供するARアプリ開発ツール
  • ③Meta Spark:Facebook/Instragram向けARフィルター開発ツール
  • ④Magic Leap Toolkit:ARヘッドセット「Magic Leap」向けARコンテンツ開発ツール
  • ⑤Mixed Reality Toolkit:AR/MRヘッドセット「HoloLens」向けARコンテンツ開発ツール

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①ARKit:Appleが提供するiOS専用のARアプリ開発ツール

ARKit:Appleが提供するiOS専用のARアプリ開発ツール
(画像:Apple)

1つ目は、Apple社が提供するiOS専用のARアプリ開発ツールである「ARKit」です。Xcode上でARKitを利用することで、iPhoneやiPadなどのiOS端末を対象にしたARアプリを開発できます

 

ARkitは、床・壁・天井から空間の奥行きを認識するほか、自動で人の動きを感知するキャプチャ機能も備えています。最新技術では、特定の都市で人気スポットにAR体験を配置する機能や、顔認識のAR機能も備えています。

②ARCore:Googleが提供するARアプリ開発ツール

ARCore:Googleが提供するARアプリ開発ツール
(画像:Google)

2つ目は、Googleが提供するARアプリ開発ツールである「ARCore」です。幅広いデバイスに対応しているのが特徴で、Androidデバイスだけでなく、iPhoneのARアプリ開発にも対応しています。

 

特別なデバイスを使用することなく、スマホのカメラやモーションセンサーだけでARコンテンツを作成することができます。

③Meta Spark:Facebook/Instragram向けARフィルター開発ツール

Meta Spark:Facebook/Instragram向けARフィルター開発ツール
(画像:Meta)

3つ目は、Metaが提供するFacebook/Instragram向けARフィルター開発ツールである「Meta Spark(旧Spark AR)」です。Facebook、Instagramのカメラ・写真機能にAR機能を付加することが可能なツールで、作成したフィルター・エフェクトはFacebook、Instagram上で公開できます

 

プログラミングを必要としないため、直感的な操作でARを作ることができます。表記は英語ですがチュートリアル動画やテンプレートが豊富なため、専門的な知識がなくてもAR制作のハードルが低く、SNSを活用した手軽な販促に活用できます。

④Magic Leap Toolkit:ARヘッドセット「Magic Leap」向けARコンテンツ開発ツール

Magic Leap Toolkit:ARヘッドセット「Magic Leap」向けARコンテンツ開発ツール
(画像:Magic Leap)

4つ目は、Magic Leap社が提供する、ARヘッドセット「Magic Leap」向けARコンテンツ開発ツールである「Magic Leap Toolkit」です。Magic Leap向けのARコンテンツ開発に特化しており、開発に必要なテンプレートやコードがまとめられています。

 

Magic Leap Toolkitは、UnityでのARコンテンツ開発で利用することができます。

⑤Mixed Reality Toolkit:AR/MRヘッドセット「HoloLens」向けARコンテンツ開発ツール

Mixed Reality Toolkit:AR/MRヘッドセット「HoloLens」向けARコンテンツ開発ツール
(画像:Microsoft)

5つ目は、Microsoft社が提供する、ARヘッドセット「HoloLens」向けARコンテンツ開発ツールである「Mixed Reality Toolkit(MRTK)」です。2023年8月時点ではHoloLens向けのARコンテンツ開発に特化していますが、今後Meta Questシリーズなど他XRデバイスのサポートも予定しています。

 

Mixed Reality Toolkitは、UnityでのARコンテンツ開発で利用することができます。

おすすめのAR開発会社3選

おすすめのAR開発会社3選

おススメのAR開発会社として以下の3社が挙げられます。

 

  • ①Monstarlab:多数の開発実績を誇るアプリ・ウェブシステム開発企業
  • メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発
  • ③ネクストシステム:AIやXRの技術開発を行うシステム開発企業

 

それぞれについて分かりやすく紹介します。

 

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①Monstarlab:多数の開発実績を誇るアプリ・ウェブシステム開発会社

Monstarlab AR 開発
(画像:Monstarlab)

MonstarLabは、多数の開発実績を誇るアプリ・ウェブシステム開発会社です。

MonstarLabの強みとして以下の2点が挙げられます。

 

  • 1.開発実績数2200件という豊富な実績がある
  • 2.デザインから開発までワンストップで対応する

1.開発実績数2200件という豊富な実績がある

MonstarLabは株式会社クボタ、株式会社LIXIL、日本郵便株式会社、サントリー食品インターナショナル株式会社など業種業態を問わず様々な企業の支援実績があり、累計で2200件を超える企業を支援してきました。

2.デザインから開発までワンストップで対応する

一般的にアプリ・ウェブシステムの開発会社は開発に特化しているケースがほとんどですが、MonstarLabは開発だけでなく、戦略立案やリサーチやデザインなどのサービスを提供しています。

②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発

メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発

メタバース総研は、企業向けのメタバース/XRのコンサルティング・開発を行っている会社です。

  

メタバース総研の強みとして以下の3点が挙げられます。

 

  • 1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力
  • 2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能
  • 3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援力

1.国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力

メタバース総研 国内最大級のメディア運営/豊富なコンサルティング経験による戦略策定力

メタバース総研は、国内最大級のビジネスに特化したメタバース/XRメディアの運営と幅広い業界の大手企業へのコンサルティング経験を通じた戦略策定力を強みとしています。

 

そのため支援の際は、クライアント企業様の事業の課題・活用の目的を踏まえたメタバースの活用戦略/企画策定を徹底しています。このこだわりが、多くの企業が陥っている”メタバース/XR活用自体の目的化”を防ぎ、成果に繋がる活用を実現します。

2.中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能

メタバース総研 中立的な立場から各社に最適なツール/プラットフォームを選定可能

メタバース総研は、特定のメタバース/XR開発ツールやプラットフォームを有していません。

 

そのため、特定の開発ツールやプラットフォームの活用ありきの支援ではなく、中立的な立場からクライアント企業様のプロジェクト毎に最適なプラットフォームやツールを選定し、支援することが可能です。

3.強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援

メタバース総研 強力なパートナー企業/クリエイターによる総合的な支援

メタバース総研は、技術領域・ユースケース毎に、業界を代表する実績/ソリューションを有する12社の企業や38名のクリエイターとパートナーとして協働しています。

 

そのため、クライアント企業様の課題やご要望に合わせ、パートナー企業/クリエイターらとともに最適な各種ソリューションをご提供しています。

 
※メタバース総研は豊富な経験とナレッジに基づき、各社様に合わせた先進事例や具体的な活用アイデアなどの最新ナレッジをご提供させていただいております。 メタバース/XR活用でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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③ネクストシステム:AIやXRの技術開発を行うシステム開発企業

ネクストシステム AR 開発
(画像:ネクストシステム)

ネクストシステムは、AIやXRの技術開発を行うシステム開発企業です。

ネクストシステムの強みとして以下の2点が挙げられます。

 

  • 1.AR(拡張現実)技術者が20名在籍
  • 2.AIとXR(AR/VR/MR)を融合した開発が行える

1.AR(拡張現実)技術者が20名在籍

ネクストシステムは20名ものAR(拡張現実)技術者が在籍しています。また、技術社員は大手メーカー開発部隊出身者や小・中学生時代からプログラミングを行っていた者がほとんどで、技術力が高いのが強みです。

2.AIとXR(AR/VR/MR)を融合した開発が行える

ネクストシステムはAIとXR(AR/VR/MR)を融合した開発が行える会社です。AIもしくはXRのみの開発ができる企業は数多くございますが、その両方を融合した開発ができるという点で国内でも希少な会社です。

企業によるARアプリの活用事例10選

企業によるARアプリの活用事例10選

企業の代表的なARアプリの活用事例として以下の10事例が挙げられます。

 

  • ①ポケモンGO:ポケモンの世界観を現実の街中で体験できる
  • ②SnapChat:ARを活用した自撮り写真を友人にシェア
  • ③ピクミン ブルーム:ピクミンの世界観を現実の街中で体験できる
  • ④ドラゴンクエストウォーク:ドラクエの世界観を現実の街中で体験できる
  • ⑤らくがきAR:自分の落書きをスマホで撮影すると簡単に動き出す
  • ⑥SNOW:面白いエフェクトを自撮りを簡単に撮影できる
  • ⑦Locatone:街や施設を巡りながら音声を楽しめる
  • ⑧GoogleMap:ARを活用し簡単に目的地にたどり着ける
  • ⑨IKEA Place:自宅の部屋でIKEAの家具をシミュレーション
  • ⑩Measure:あらゆるものの長さをスマホ1つで瞬時に計測

 

それぞれの事例を分かりやすく紹介していきます。

 

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①ポケモンGO:ポケモンの世界観を現実の街中で体験

ポケモンGO:ポケモンの世界観を現実の街中で体験
(画像:任天堂)

ポケモンGOは、大人気ゲーム「ポケモン」の世界観を現実世界で楽しむことのできる位置情報を活用したスマホ向けARアプリです。
ユーザーは現実世界の街を歩き周りながらポケモンを探し、ポケモンと遭遇するとまるで目の前に存在するかのようにARで表示されます。

 

また、ポケモンを見つけて捕まえるだけでなく、捕まえたポケモンを育てたり、ポケモンのタマゴを孵化したり、他のトレーナーとポケモンを交換したりするなど様々な楽しみ方ができます。

②SnapChat:ARを活用した自撮り写真を友人にシェア

SnapChat:ARを活用した自撮り写真を友人にシェア
(画像:SnapChat)

Snap Chatとは、登録した友人やグループに向けてARを活用した画像や動画などを投稿するSNSアプリです。

 

SnapChatには、「Lens(レンズ)」と呼ばれるARフィルターが多数存在しており、フィルターを使って自分の顔や街の風景などに様々な加工を施すことができます。

「Lens(レンズ)」はユーザーが自作することも可能で、ユーザーのクリエイティビティを刺激するつくりとなっています。

 

Snapchatは欧米を中心とする若者層から絶大な支持を集めており、全世界で3.6億人以上のMAUを記録するほどの人気を誇っています。

 

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③ピクミン ブルーム:ピクミンの世界観を現実の街中で体験

ピクミン ブルーム:ピクミンの世界観を現実の街中で体験
(画像:任天堂)

ピクミン ブルームは、大人気ゲーム「ピクミン」の世界観を現実世界で楽しむことのできる位置情報を活用したスマホ向けARアプリです。

 

ユーザーは様々な場所を歩き回ることで、ピクミンを集めたり、育てたりしながら出かけた場所を記録していくライフログのような楽しみ方ができます。

④ドラゴンクエストウォーク:ドラクエの世界観を現実の街中で体験

ドラゴンクエストウォーク:ドラクエの世界観を現実の街中で体験
(画像:スクウェア・エニックス)

ドラゴンクエストウォークは、大人気ゲーム「ドラゴンクエスト」の世界観を現実世界で楽しむことのできる位置情報を活用したスマホ向けARアプリです。

 

近くのスポットから目的地を決め、フィールドを歩きます。道中で日本各地のランドマークが登場し、クエストが発生します。原作の同様、クエストのなかで成長し装備を揃え、更なる強敵に挑むことができます。

⑤らくがきAR:自分の落書きをスマホで撮影すると簡単に動き出す

らくがきAR:自分の落書きをスマホで撮影すると簡単に動き出す
(画像:Whatever)

らくがきARは、ノートやホワイトボードなどに描いたらくがきをスキャンすることで、らくがきが動きだすARスマホアプリです。

 

このアプリは「自分の描いたものに命が吹き込まれたら…」という想いを基に開発されました。

大人はもちろん、特に小さいお子さんに非常に人気のARアプリとなっています。

 

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⑥SNOW:面白いエフェクトを自撮りを簡単に撮影

SNOW:面白いエフェクトを自撮りを簡単に撮影
(画像:SNOW)

SNOWとは、うさぎや犬の耳などの面白いエフェクトをつけたり、瞬時に様々なメイクを楽しむことのできるAR自撮りカメラアプリです。

 

元々はインスタグラムやスナップチャットのように、撮影した写真を友達に共有できるアプリでしたが、現在はコミュニケーション機能は終了しており、おもしろい・かわいい自撮りを撮影できる機能に特化しています。

⑦Locatone:街や施設を巡りながら音声を楽しめる

Locatone™(ロケトーン)プロモーションビデオ(フルバージョン)【ソニー公式】
(動画:SONY)

Locatoneとは、街中や施設内などのマップ上の特定のスポットを訪れると、臨場感のある音声やARコンテンツを楽しむことのできるARスマホアプリです。

数十分程度のツアー形式で音を聞きながら街や施設を巡ることで、新しい魅力や楽しみ方を発見することができます。

 

Locatoneには、ソニー独自の立体音響技術や身体の動作と連動して音を鳴らせるモーションサウンド技術などが活用されています。

⑧GoogleMap:ARを活用し簡単に目的地にたどり着ける

GoogleMap:ARを活用し簡単に目的地にたどり着ける
(画像:Google)

GoogleMapは、「LIve View」と呼ばれるARを活用した道案内機能をリリースしました。

ユーザーは、目的地までの徒歩での道案内を選択すると、スマホの画面越しに進むべき方向がARで表示され、より直観的に目的地までの道のりを理解し、迷うことなく移動することができます。

 

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⑨IKEA Place:自宅の部屋でIKEAの家具をシミュレーション

IKEA Place:自宅の部屋でIKEAの家具をシミュレーション
(画像:IKEA)

IKEA Placeは自宅の部屋にIKEAの家具をレイアウトしコーディネートのシミュレーションができるARアプリです。

アプリのデータベースにはテーブルやソファーなどIKEAの家具が2,000点以上登録されており、気になる商品をタップし、設置したい場所をスマホでかざすだけで、家具が部屋にフィットするのか瞬時にシミュレーションすることができます。

 

ユーザーは、このアプリを利用することで、ECで家具を購入する際のサイズ間違いやイメージギャップを防止することができます。

⑩Measure:あらゆるものの長さをスマホ1つで瞬時に計測

Measure:あらゆるものの長さをスマホ1つで瞬時に計測
(画像:Shoichiro Takaki)

MeasureはiPhoneのカメラ機能を使用し、あらゆるモノの長さを測ることのできるARアプリです。

ユーザーは、自宅の家具置き場のサイズや外出先の視察の際など、サイズを測定し記録しておきたい際に、瞬時にサイズを計測することができます。

 

Appleが開発しているアプリのため、測定のスピードと精度が非常に高い点も魅力です。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

株式会社メタバース総研(現・CREX)代表取締役社長。
慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却後、日本企業の海外展開/マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を創業・社長就任を経て、現職に。メタバースのビジネス活用に特化した国内最大級の読者数を誇るメディア「メタバース総研」の運営やメタバースに関するコンサルティング及び開発サービスの提供を行っている。著書に『はじめてのメタバースビジネス活用図鑑』(中央経済社)

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