ARのファッション業界への活用事例5選|2つのメリットも解説

【2022年最新】ARのファッション業界への活用事例5選|2つのメリットも解説

コロナの影響もあり、ECでの売上を伸ばしたいものの、なかなか上手くいかないと感じているファッション業界の担当者の方も多いのではないでしょうか?

 

特に、実物を確かめてから購入したいお客様を多く抱えるファッション企業の多くが、なかなかEC化率が高まらないという課題を抱えています。

 

そんななか、それらの課題を解決する施策としてECへのARの導入が近年注目を集めています。

そこで今回は、ARのアパレル業界への活用事例をメリットとともにご紹介します。

 

本記事を読めば、ARのファッションビジネスへの活用のヒントが得られるかと思いますので、ぜひ最後まで、ご一読ください。


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そもそもARとは?

ARとはAugumeted Realityの略称で、拡張現実とも呼ばれます。リアルの世界にデジタルの情報/コンテンツを視覚的に重ね合わせることで、リアルの世界を拡張する技術のことを指します。

 

ARを活用することで、「Pokemon Go」のように、リアルの街にポケモンが存在するかのようなゲームを楽しんだり、「GoogleMap」のARナビのように、リアルの街に道順を示す矢印などの情報が表示され、スムーズに目的地にたどり着くことができたりと、私たちの暮らしをより豊かに・便利にすることができます。

ARをファッション業界のビジネスに活用する2つのメリット

ARをファッション業界のビジネスに活用する2つのメリット

ARをファッション業界のビジネスに活用するメリットとして以下の2つが挙げられます。

 

  • ①商品のサイズや質感を確認できるため、EC売上が増加
  • ②商品のサイズや質感を確認できるため、返品率が低下し収益性向上

 

それぞれのメリットについてわかりやすく紹介していきます。 

 

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①商品のサイズや質感を確認できるため、EC売上が増加

1つ目のメリットはEC売上の増加です。購買したい商品が返品されてしまうという課題はもちろん、それ以前にそもそもECで商品を購買してくれないという場合も多く存在します。

  
「サイズ違いで返品することになるのを避けたい」という理由や、「実際に試着してみないとイメージが湧かないので購買意欲が湧かない」という理由でそもそもECでの購入をされない方も多くいらっしゃいます。

 

そこで、ARアプリの提供やECへのAR機能導入によって、それらの課題を解消し、今までSNSやサイトは訪れてくれていたものの、購買に至っていなかったお客様へのECでの販売機会を獲得することができます。

②商品のサイズや質感を確認できるため、返品率が低下し収益性向上

商品のサイズや質感を確認できるため、返品率が低下し収益性向上 NIKE
(画像:NIKE)

2つ目のメリットは返品率の低下です。アパレル業界はEC化が進みつつあるものの、「身体や足のサイズと合わなかった」などの理由で返品率が非常に高いという課題を抱えています。

 

そこで、自宅に居ながら服や靴の着用感などを試せるARアプリの提供やECへのAR機能導入によって、ECでありながら実店舗での商品を確かめながらの購買に近い体験を提供でき、「注文してみたけどイメージと違った」といった事態を防ぎ、返品率を低下させることができます。

 
返品率が低下した結果として売上の向上はもちろん、返品対応にかかるオペレーションコストや在庫を抱える負担などを軽減することができ、収益改善に大きなインパクトをもたらします。

ARのファッション業界への活用事例5選

ARのファッション業界への活用事例5選

ARのファッション業界への活用事例として以下の5つが挙げられます。

 

  • ①NIKE:計測された足のサイズから靴をレコメンド
  • ②Warbyparker:ARでいつでもどこでもメガネを試着
  • ③資生堂:ARメイクで複数のアイシャドウを試せる
  • ④ZOZOCOSME:ARメイクで自分の顔で化粧品を試せる
  • ⑤花王:ヘアカラー剤の色選びサポートにARを活用

 

それぞれの事例についてわかりやすく紹介していきます。

 

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①NIKE:計測された足のサイズから靴をレコメンド

NIKE:計測された足のサイズから靴をレコメンド
(画像:NIKE)

Nikeは公式アプリ上で足のサイズを測ることのできる機能である「Nike Fit」を提供しています。Nike Fitは最新のAR技術を使って、わずか数秒で両足の13カ所からデータを収集し、足のサイズや幅などの計測を行うことができます。

 

計測結果をもとに、ユーザーに最適なシューズがレコメンドされ、サイズ違いで返品しなければならなくなる事態を防ぐことができます。また、このデータはアプリに保存されるので、ナイキの実店舗に行ったときや、オンラインで次のキックを注文するときにも、QRコードを使ってすぐに店員にサイズを伝えることができます。

②Warbyparker:ARでいつでもどこでもメガネを試着

Warby Parker | Virtual Try-On
(動画:Warbyparker)

アメリカのメガネブランドであるWarbyparkerは、いつでもどこでもARを活用して眼鏡を試着できるサービスを提供しています。

 

こちらのサービスでは、iPhoneのFace ID等に活用されるカメラ機能を用いて、自分の顔にメガネをかけるとどうなるかをリアルにシミュレーションすることができます。

③資生堂:ARメイクで複数のアイシャドウを試せる

資生堂:ARメイクで複数のアイシャドウを試せる
(画像:資生堂)

資生堂は、自社の総合美容サイト「ワタシプラス」内でARを活用したメイクのシミュレーション機能を導入しました。

 

様々なブランドのアイシャドウを組み合わせてシミュレーションすることができ、手持ちの商品との相性なども、店舗を訪れずに手軽に確認できます。

 

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④ZOZOCOSME:ARメイクで自分の顔で化粧品を試せる

ZOZOCOSME:ARメイクで自分の顔で化粧品を試せる
(画像:ZOZOTOWN)

ZOZOTOWNはZOZOTOWN上のコスメ専門モール「ZOZOCOSME」でバーチャルにメイクアップアイテムを試せる新機能「ARメイク」を提供しています。
ZOZOTOWNの「ARメイク」機能は、商品詳細ページからワンタップで起動し、簡単な操作でにメイクを施すシミュレーションを行うことができます。

 

「ARメイク」機能では、メイクの濃淡を調整したり、メイクのオンオフを切り替えることができ、実際にコスメアイテムを使用した際の色や質感を容易に想像することができます。また、「ARメイク」画面下部の「カートに入れる」ボタンから直接商品の購入に進むことができます。

⑤花王:ヘアカラー剤の色選びサポートにARを活用

花王:ヘアカラー剤の色選びサポートにARを活用
(画像:花王)

花王は、ヘアカラー材の色選びのサポートにARを活用する取り組みを進めています。
この取り組みにより、従来のリアルな毛束見本を用いたサポートと比較し、いつでもどこでもイメージを確認できたり、毛束見本に使われるプラスチックが削減できたりするなどの成果を上げました。

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却した後、日本企業の海外マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を設立して代表取締役社長に就任。メタバースのビジネス活用を支援するメタバース総研を設立して代表取締役社長に就任。

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