ARの農業への活用事例3選|2大メリットや成功のカギも紹介

ar 農業

ポケモンGOやsnowなどのARアプリの普及やAppleによる初のXRデバイスVision Pro発表など、近年ARへの注目はより一層高まっています。

  

近年では、ARを用いた遠隔作業支援により、農業の担い手不足解消や技術継承を実現できるのではないかと期待されており、農業の分野でもAR活用の動きが広がっています。

そこで今回は、農業へのARの活用事例について、活用のメリットや成功のポイントなどとともにわかりやすくご紹介します。

 

本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。

 

  • 農業でのAR活用を検討している
  • 農業へのARの活用事例を押さえておきたい
  • AR活用を成功させるためのポイントを押さえておきたい

 

本記事を読めば、農業へのAR活用を進める上で絶対に押さえておきたいポイントを効率よくキャッチアップできると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。


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そもそもARとは?

そもそもARとは? ポケモンGO
(画像:ポケモン)

ARとはAugumeted Realityの略称で、拡張現実とも呼ばれます。リアルの世界にデジタルの情報/コンテンツを視覚的に重ね合わせることで、リアルの世界を拡張する技術のことを指します。ARには、ゴーグルを装着せずに、スマートフォンやタブレットの画面にデジタルの情報/コンテンツを表示させるものも含みます。

 

ARを活用することで、「Pokemon Go」のように、リアルの街にポケモンが存在するかのようなゲームを楽しんだり、「GoogleMap」のARナビのように、リアルの街に道順を示す矢印などの情報が表示され、スムーズに目的地にたどり着くことができたりと、私たちの暮らしをより豊かに・便利にすることができます。

ARを農業に活用する2つのメリット

ARを農業に活用する2つのメリット

ARを農業に活用するメリットとして、主に以下の2つが挙げられます。

 

  • ➀新たなプロモーションチャネルとして訴求力向上
  • ②担い手不足の解消と技術の継承の促進

 

それぞれのメリットについてわかりやすく紹介していきます。

➀新たなプロモーションチャネルとして訴求力向上

ARがより人々の生活に浸透していけば、あらゆる商品・サービスのプロモーションにARが用いられるようになると考えられ、農作物も例外ではありません。

 

ARでのプロモーションの特徴はインタラクティブ性であり、農作物や農業機械をARで目の前に再現することにより、従来の広告よりも訴求力の高い形でのプロモーションが期待できます。

②担い手不足の解消と技術の継承の促進

ほぼすべての農家が直面していると言っても過言ではない問題が、若手新規就農者不足です。ARグラスを用いて遠隔地の農業熟練者が農業初心者にリアルタイムで助言することができるサービスを活用すれば、担い手不足の解消や技術の継承に役立つのではないかと考えられています。

ARの農業への活用事例3選

ARの農業への活用事例3選

ARの農業への活用事例として、以下の3つが挙げられます。

 

  • ①NTT東日本:ARグラスによる遠隔農作業支援により技術継承を促進
  • ②Root:11の機能を有する農作業の効率化アプリ「Agri-AR」をリリース
  • ③IHIアグリテック:ARで大型農業機械を展示

 

それぞれの事例についてわかりやすく紹介していきます。

①NTT東日本:ARグラスによる遠隔農作業支援により技術継承を促進

NTT東日本:ARグラスによる遠隔農作業支援により技術継承を促進
(画像:NTT東日本)

NTT東日本は、ARグラスを用いて遠隔で農作業の指示や助言を与えることができるサービスを開発しました。

 

農作業実施者がARグラスを装着すると、その視界が遠方の東京都農林総合研究センターの研究員と共有されます。研究員は映像を見ながら農作業実施者に直接助言を与えることができるため、農作業初心者でも安心して作業をすることができます。

 

遠隔地にいる熟練者からリアルタイムで農作業の指導を行うことが可能となり、農業技術の継承や担い手不足の解消に役立つと期待されています。

②Root:11の機能を有する農作業の効率化アプリ「Agri-AR」をリリース

Root:11の機能を有する農作業の効率化アプリ「Agri-AR」をリリース
(画像:Root)

農業の現場作業や農業システム開発などを手掛ける株式会社Rootは、農作業補助アプリ「Agri-AR」を開発しました。

 

AR技術を活用して農場の面積や距離、農作物のサイズを計測する機能を有しています。この機能により、「ライン引き作業時間が4分の1になった」「農作物のサイズ計測時間が5分の1になった」などの効果が表れています。

 

また、ARゴーグルの装着によるハンズフリーでの作業支援や農業機械作業のガイド機能など、農作業初心者向けのサービスも備わっています。

Agri-ARはこの他にも全部で11の機能を有しており、農作業をあらゆる側面から効率化させるアプリとして注目を集めています。

③IHIアグリテック:ARで大型農業機械を展示

IHIアグリテック:ARで大型農業機械を展示
(画像:国際農業機械展in帯広)

IHIアグリテックは、帯広で行われた農業機械展において農業機械のAR展示を行いました。従来は、会場に運び込めないほどの大型の機械を展示することはできませんでした。一方でARを活用すれば、サイズや重さなどの物理的制約がなくなり、大型の農業機械でも容易に来場客に展示することができます。

 

また、ARを使えば、アニメーションを使って農業機械が動いているところを再現したり、部品を分解して内部の構造を見せたりすることもできます。そのため、実物の農業機械を展示する場合と比べて、来場者を楽しませる工夫の幅が広がるといえます。

 

ARを活用することによりPRやプロモーションの幅が広がり、新たな訴求効果を達成した好例といえます。

農業へのAR活用を成功に導く5つのポイント

農業へのAR活用を成功に導く5つのポイント

農業へのAR活用を成功に導くポイントとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ
  • ②活用目的の明確化と骨太な戦略策定
  • ③ユーザーファーストなUX設計
  • ④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進
  • ⑤強力な開発・運用体制の構築

 

それぞれについて分かりやすく紹介していきます。

①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ

1つ目のポイントは、最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップです。

デバイスの進化やユーザーの動き、各領域の先進事例をキャッチアップし、自社が取り組むべき活用方法や成果に繋がる活用のポイントを抑えた上で活用に着手しましょう。

 

AR活用には取り組むのに一定の予算や工数が必要となるため、自社にとって重要な最新動向や活用のノウハウを抑えておくことが、成功確度の高い戦略・企画立案の大前提となります。

②活用目的の明確化と骨太な戦略の立案

2つ目のポイントは、ARを活用する目的の明確化と骨太な戦略の策定です。

現在AR活用に取り組む企業には、AR活用の取り組みが単発で終わってしまっている企業が見受けられます。

 

その結果、活用のPDCAが回らない、AR活用が小粒な施策の1つに留まってしまうなど大きな収益機会の獲得に繋がらないという結果に終わってしまいます。

 

自社の経営課題を踏まえ、「活用によりどのような経営課題を解決したいのか?」「課題解決の打ち手としてなぜARではないといけないのか?」といった明確な活用目的を整理した上で、中長期で目指す事業の姿や自社の強みの活用の仕方などの実現に向けた戦略を立案しましょう。

③ユーザーファーストな企画・UX設計

3つ目のポイントは、自社のターゲットにとってユーザーファーストなARの企画・UX設計です。

現在、多くの企業がARに参入を進めていますが、そのなかには、企業側の都合のみでサービス・体験が設計されたようなARが多く存在します。それらのARは、ユーザーに利用されず、企業の活用の目的を達成できない結果に終わってしまいます。

 

そのため、「ARならではの高い体験価値を届けられているか」や「ユーザーの利用にあたっての手間や負担が大きくないか」といった観点を踏まえたUX設計が重要です。

④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進

4つ目のポイントは、アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進です。

AR市場は今後大きな成長が予想されているものの、いまだ成長期にあり、様々な業界の企業が中長期的な収益最大化に向け、最適な活用を模索している段階にあります。

 

そのため、計画と実行のプロセスを短いスパンで回し、仮説立案・実行・検証・施策立案のサイクルを何度も繰り返すことが、プロジェクトを机上の空論で終わらせないために重要です。

⑤強力な開発・運用体制の構築

5つ目のポイントは、強力なAR開発・運用体制の構築です。

高いユーザー体験と事業性を両立するARの開発とマーケティングを含めた運用を実施しましょう。

 

AR開発・運用には幅広い領域の知見や技術スタックが求められるため、外部のベンダーなどを活用し、不足するケイパビリティやリソースを補完することも有効です。

企業がARを活用するための4つのステップ

企業がARを活用するための4つのステップ

企業がARの活用を進めるステップとして、大きく以下の4つのフェーズが挙げられます。

 

  • Step1:市場動向・知見のキャッチアップ
  • Step2:戦略/企画の立案
  • Step3:事業計画の策定
  • Step4:開発・運用

 

それぞれのフェーズについて分かりやすく紹介していきます。

Step1:市場動向・知見のキャッチアップ

1つ目のStepとして取り組むべきは、最先端の市場動向・知見のキャッチアップです。MetaやApple、Microsoftなどのビックテックやユーザーの動向・先行活用事例など、日々変化する市場動向やナレッジへのキャッチアップが必要です。

このフェーズが、成果に繋がる骨太な戦略/企画策定の基盤となります。

Step2:戦略/企画の立案

2つ目のStepはAR活用の戦略/企画です。活用目的を踏まえ、中長期で目指す事業の姿や自社の強みの活用の仕方、実現に向けた企画を立案しましょう。

ユーザーバリューと自社の事業性の両方を満たす、質の高い戦略/企画の立案が、成果につながるAR活用の実現に向け最も重要なポイントとなります。

Step3:事業計画の策定

3つ目のStepは事業計画の策定です。事業に期待する成果や開発・運用のアプローチやタイムライン、必要な投資額などを検討しましょう。

AR開発・運用といっても、プロジェクト毎に求められるケイパビリティは様々であるため、自社にマッチするツール・ベンダーの選定が非常に重要です。

Step4:開発・運用

4つ目のStepが開発・運用です。AR開発・運用には幅広い領域の知見や技術スタックが求められるため、外部のベンダーなどを有効活用し、不足するケイパビリティやリソースを補完しつつ、ユーザーに届けたい体験を実現するARの開発とマーケティングを含めた運用を実施しましょう。 

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却した後、日本企業の海外マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を設立して代表取締役社長に就任。メタバースのビジネス活用を支援するメタバース総研を設立して代表取締役社長に就任。

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