【コピペ可】生成AIのプロンプトテンプレート例文集17選

本記事では、生成AIに対する質問/指示であるプロンプトのテンプレートを全部で17個、ChatGPTでの実践例とともにわかりやすくご紹介します。


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【コピペ可】生成AIのプロンプトテンプレート例文集17選

仕事で使えるChatGPTのプロンプトテンプレート例文集17選

今日から使える生成AIのプロンプトのテンプレートとして、利用目的別に以下をご紹介します。

 

<日々の業務効率化>

  • ①メールの返信
  • ②文章/ブログの執筆
  • ③文章の要約
  • ④特定のWebサイトの内容の要約
  • ⑤添付したファイルの内容の要約
  • ⑥文章の校正
  • ⑦議事録の作成

 

<企画立案>

  • ⑧企画案のブレスト・幅出し
  • ⑨企画書の作成
  • ⑩キャッチコピー・セールスコピーの作成
  • ⑪リスクや問題点の洗い出し

 

<資料作成>

  • ⑫骨子・構成の作成
  • ⑬各構成の叩き台のブラッシュアップ
  • ⑭画像・アイコンの作成

 

<その他>

  • ⑮Excel関数の作成
  • ⑯文章の翻訳
  • ⑰契約書のドラフトの作成

 

それぞれの目的に応じたプロンプトのテンプレートを、ChatGPTでの実践例とともにわかりやすくご紹介します。

 

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日々の業務効率化

①メールの返信

顧客からクレームのメールが来てどのように返信したらよいのかわからない場合など、メール返信に困ったときには、ChatGPTに返信メールの文案作成を依頼することがおすすめです。

 

【プロンプト例】

以下の「顧客からのメール」について、顧客に不快な思いをさせないような返信内容を書いてください。

###:顧客からのメール”””

平素よりお世話になっております。

さて、大変申し上げにくいのですが、弊社を担当くださっているXXさんについてご相談があり、メールいたしました。

実は、XXさんの不手際により、弊社の業務に支障が出ております。先日、商品「○○」の注文の個数変更をお願いしたのですが、ご対応いただけませんでした。

本人に再度連絡したのですが回答はなく、仕方なく別の担当の方にご対応いただきました。

以前も同様のことがあったのですが、謝罪の言葉もいただけません。

貴社とのお取引は今後も継続したく考えておりますので、再発防止の徹底をお願いいたします。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

“””

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記回答をそのままコピペして返信しても違和感ないほど、自然な文章が出力されています。

②文章/ブログの執筆

ChatGPTに記事やブログなどの文章を作成させることができます。文量や文体、含める内容、ターゲットとなる読者などを具体的に設定することで、自分の目的に合致した文章を生成することができ、一から自分で文章を作成するよりはるかに効率的になります。

 

【プロンプト例】

あなたは大手Webメディアのライターです。

以下の条件に基づき、XXについて解説するメディア記事の文章を作成してください。

 

###条件:”””

・400文字程度

・「です」「ます」調

・2~3行ごとに改行をする

・メリットとデメリットを併記

・XXX

“””

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は、生成AIを解説するメディア記事の文章を作成させた結果です。正確で自然な日本語で書かれており、このままコピペしても問題ないくらい質の高い回答となっています。

③文章の要約

文章の要約は自力で行うとかなりの時間がかかります。ChatGPTを使えば主要なポイントを押さえたわかりやすい要約を一瞬で作成することができ、業務時間を大幅に短縮することができます。

 

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【プロンプト例】

あなたは有名な雑誌のライターです。

以下の文章を、以下の条件に基づき、要約してください。

 

###文章:”””

XXX

“””

###条件:”””

・200文字程度

・「です」「ます」調

“””

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は、人工知能に関するWikipediaの文章の一部を200字程度で要約させた結果です。主要なポイントをおさえつつ、わかりやすくまとまった内容の要約を瞬時に作成することができます。

④特定のWebサイト・PDF資料の内容の要約

WebPilotというプラグインを使用して活用ください。

 

【プロンプト例】

あなたは戦略コンサルタントです。以下の資料の内容を要約してください。

(WebサイトやPDF資料のURL)

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は総務省のAIガイドラインのPDF資料を要約してもらった結果となっています。資料を一から読むよりも、はるかに効率的に全体像や要点を理解することができます。

⑤添付したファイルの内容の要約

WebPilotというプラグインを使用して活用ください。

 

WordやPowerPointなどのファイルを添付することで、ファイルの内容を要約することができます。

 

【プロンプト例】

あなたは○○についてのリサーチ結果をまとめた資料の作成を任されています。添付の資料の内容を要約してください。

 

※ChatGPT上での資料の添付は、以下の画像のクリップのようなマークをクリックすることで行うことができます。

ChatGPT上での資料の添付

⑥文章の校正

【プロンプト例】

以下の文章から、誤字・脱字を見つけて、修正すべき箇所をすべて挙げてください。その上で、修正した後の文章案を作成してください。

 

###校正してほしい文章:”””

XXX

“””

 

【実際の質問と回答例】

ChatGPT 実際の質問と回答例

※上記は、食事に誘ってもらったことへのお礼の文章を校正してもらった結果です。文法や漢字の誤りも正確に指摘し、正しい文章に修正されています。

⑦議事録の作成

ChatGPTに会議の内容メモを読み込ませれば、これをベースに議事録を作成することができます。長時間の会議の場合、メモの量も膨大になるので、自力で議事録にまとめるのにかなり時間がかかります。

 

ChatGPTにより議事録作成を自動化すれば、人間よりも早く正確に議事録を作成でき、業務効率化に繋がります。

 

【プロンプト例】

あなたは、会議の議事録の作成担当です。以下の「発言メモ」をもとに、会議の議事録を作成してください。

 

###発言メモ:”””

・XX:XXXXXXXXXXXXXXXX

・XX:XXXXXXXXXXXXXXXX

・XX:XXXXXXXXXXXXXXXX

“””

###条件:”””

・期日、決定事項の要旨、ToDoを冒頭に記載する

・箇条書き

“””

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は、社員が生き生きと働けるようにオフィス環境を改善する策を話し合う会議の議事録を作成してもらった結果です。冒頭に期日や決定事項・ToDoが記載され、会議の内容もわかりやすくまとめられています。

企画立案

⑧企画案のブレスト・幅出し

ChatGPTは、膨大な学習データと無尽蔵の思考体力から、企画案のようなアイデアのブレスト・幅出しを得意としています。

 

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【プロンプト例】

あなたは新規事業立案に強みを持つ戦略コンサルタントです。

XX業界でXXXを活用した新規事業のアイデアを10個企画してください。

###背景・目的:”””

・私は新規事業立案プロジェクトの責任者

・明日に自社がとり得る新規事業案をMECEにリストアップする必要がある

“””

###各アイデアに関する出力項目:”””

・アイデアの概要

・インパクト:どの程度売上・利益増加に貢献しそうかを10段階で評価しその理由も記載

・フィージビリティ:どの程度実現できる可能性が高いかを10段階で評価しその理由も記載

・必要なアセット:新規事業の成功に向けどのような事業基盤、強みを有している企業とマッチするか

“””

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は小売業界での生成AIを活用した新規事業のアイデアを企画してもらった結果の一部です。上手にプロンプトを設定することで、かなり精度の高いアイデア出しに加え、評価や自社とのマッチ度合いなども瞬時に検討してくれます。

⑨企画書の作成

ChatGPTを活用することで新しい施策やプロジェクトなどの企画書を作成することができます。

 

プロンプトを上手に設定することで、具体的でクオリティの高い企画書を瞬時に作成することができます。

 

【プロンプト例】

あなたはXX業界の大手企業に勤める新サービスの企画担当です。

XXを活用した新しいサービスの企画書を作成してください。

###制約条件:”””

・XXを対象とした、XXを実現するサービス

・ユーザーが繰り返し利用したくなるようなUI/UX設計が施されている

“””

###企画書に含める項目:”””

・企画の概要

・必要となるコストと人材

・他社と差別化できるポイント

“””

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は、一般消費者を対象とし、AIを活用して家事をより便利にする新サービスの企画書を作成してもらった結果の一部です。上手にプロンプトを設定することで、かなり精度の高い企画の概要に加え、必要となるコストや人材、差別化ポイントなども具体的に検討してくれます。

⑩キャッチコピー・セールスコピーの作成

ChatGPTに、自社の商品やサービスを宣伝する魅力的なキャッチコピーやセールスコピーの案を作成してもらうことができます。

 

自分では思いつかない表現や売り文句を考えてくれるため、より良いコピーの作成が可能となります。

 

【プロンプト例】

あなたはプロのマーケターです。以下の条件に基づき、XXという商品・サービスのキャッチコピーを5個作成してください。

 

###条件:”””

・15文字以内

・XXのXXという特徴を強調

・消費者が思わずほしくなるような魅力的な内容

”””

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は、消費者をひきつける化粧水製品のキャッチコピーを作成してもらった結果です。いずれも実際の広告にありそうな魅力的でキャッチーなコピーとなっています。

⑪リスクや問題点の洗い出し

新しいプロジェクトや施策の企画を作成するにあたっては、想定されるリスクや問題点を把握しておくことが重要です。これらの洗い出しにもChatGPTを活用することができます。

 

【プロンプト例】

あなたは、XXという新規プロジェクトの企画立案を依頼された戦略コンサルタントです。

プロジェクトを実現する上で想定されるリスクを10個挙げてください。

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は、AIとロボットを活用した工場の自動化という新規プロジェクトを企画するにあたって想定されるリスクを10個挙げてもらった結果です。コスト、規制、安全面、市場への影響など幅広い観点からあらゆるリスクを挙げています。

資料作成

⑫骨子・構成の作成

ChatGPTで、会社で使うあらゆる資料の骨子や構成を作成することができます。「資料の作成を任されたけど、何をどのような構成で書けばいいかわからない」場合でも、ChatGPTの力を借りることで、資料作成をスムーズに進められます。

 

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【プロンプト例】

あなたはXX業界の大手企業に勤めるXXの担当者です。

以下の条件に基づき、XXに関する資料の骨子を作成してください。

 

###制約条件:”””

・XXを目的とする内容

・項目を箇条書きで記載

“””

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は、自社が開発した新しいソフトウェアを外部向けに説明する資料の骨子を作成してもらった結果です。特徴やメリットなど、資料の目的に適した項目が箇条書きで記載されており、骨子としてそのまま流用できるほどのクオリティの高さです。

⑬各構成の叩き台のブラッシュアップ

自分またはChatGPTが作成した骨子・構成のうち、特定の項目を切り出してより詳しく洗練された内容にブラッシュアップしてもらうことも可能です。

 

【プロンプト例】

上記で作成した骨子・構成のうち、「XX」の項目についてブラッシュアップして作成してください。

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は、「骨子・構成の作成」のところで作成した骨子・構成のうち「ユーザーにもたらすメリット」の部分に絞って、ブラッシュアップして作成してもらった結果です。指定した項目について、より詳しく洗練された内容の文章を作成することができます。

⑭画像・アイコンの作成

ChatGPTは、文章だけでなく、画像やアイコンを作成することができます。プレゼン資料やスライド向けに、伝えたいメッセージを表現したキャッチーな画像やアイコンを作成したい場合などに活用することができます。

 

【プロンプト例】

以下の条件に基づき、会社のXXの資料に掲載する画像を作成してください。

 

###条件:”””

・XXをイメージした画像であることが一目で分かる

・アニメ調

・縦:横=1:2

”””

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は、自社が開発したロボットの説明資料に掲載するために、人とロボットが協力してよりよい社会を創り上げていく様子をイメージした画像を作成してもらった結果です。伝えたいイメージをしっかりと再現し、かつ、見る人をひきつけるような鮮やかな画像となっています。

その他

⑮Excel関数の作成

Excelでやりたいことがあるが、どのような関数を使えばわからない場合でも、ChatGPTに指示すればExcel関数を教えてもらうことができます。

 

Excelでどのような目的を達成したいのかを丁寧に説明することが重要です。

 

【プロンプト例】

以下の目的を達成するためのExcelの関数式を出力してください。

###目的:”””

XX列にXXを出力したい。

“””

###条件:”””

・XX以上の場合はXXと出力

・XX未満の場合はXXと出力

“””

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は、生徒の点数表をもとに、生徒への評価を自動で出力するためのExcel関数を作成してもらった結果です。プロンプトを丁寧に入力することで、目的を達成するための関数式が瞬時に生成されます。

⑯文章の翻訳

ChatGPTはあらゆる言語に対応しており、翻訳作業を瞬時に行うことができます。

 

【プロンプトの例】

以下の英文を日本語に翻訳してください。

###英文:”””

XXX

”””

 

【実際の質問と回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は、OpenAIのホームページに掲載されていた一文を日本語に翻訳したものです。短時間で、元の英文を忠実に翻訳しています。

⑰契約書のドラフト作成

ChatGPTに、契約書のドラフトを作成させることができます。契約の目的や条件を具体的に書くことで、契約書のドラフトが自動生成され、契約書のドラフト業務を大幅に効率化することができます。

 

【プロンプト例】

以下の条件を満たすXX契約書を作成してください。

 

###条件:”””

##目的(第1条)

甲が乙に対し、XXXの業務を委託する

##報酬・支払条件(第2条)

・報酬:XXX円

・支払期限:XX年XX月XX日

・支払方法:乙が指定した口座に振り込む

##納期(第3条)

・納期:XX年XX月XX日

“””

 

【実際の回答例】

ChatGPT 実際の回答例

※上記は、甲が乙に対してソフトウェアの開発を委託する業務委託契約書を作成してもらった結果です。著作権や秘密保持などの一般的な規定も自動生成され、契約書のドラフト業務を大幅に効率化することができます。

生成AIのプロンプトを上手く書く8つのコツ

OpenAI社が推奨するプロンプトを書く8つのコツ【実例有】

プロンプトを上手く書くコツとして以下の8つが挙げられます。これらは、ChatGPTの提供元であるOpenAI社も推奨しているお墨付きの方法です。

 

  • コツ①最新モデルのChatGPTを使用する
  • コツ②指示/命令と補足情報を書き分ける
  • コツ③できるだけ具体的に書く
  • コツ④参考になる回答例を書く
  • コツ⑤最初はシンプルに書き、その後修正していく
  • コツ⑥あいまいな説明や表現を避ける
  • コツ⑦何をしないべきかよりも何をすべきかを書く
  • コツ⑧コード作成時は書き始めで適切な回答に誘導する

 

それぞれについて、ChatGPTでの実践例とともにわかりやすく紹介していきます。

 

※ChatGPTなどのAIツールを活用する際に、コピペで使える定番のプロンプト21選や、上手に書くコツをまとめた資料をダウンロード頂けます。
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コツ①最新モデルのChatGPTを使用する

最新モデルのChatGPTを使用する

最新モデルのChatGPTを使用することで、より精度の高い回答を得ることができます。

 

現在ChatGPTの最新モデルはGPT-4であり、月額20ドルの有料プランである「ChatGPT Plus」を契約することで利用が可能です。

 

GPT-4は無料プランで利用できるGPT-3.5に比べ、最新のデータを学習していたり、日本語での入出力性能が向上していたりと、性能が大幅に向上しています。

 

※生成AIツールの導入を検討される方に、ChatGPTを含む10大生成AIツールの特徴や選び方、活用方法をまとめた資料をダウンロード頂けます。
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コツ②指示/命令と補足情報を書き分ける

プロンプトの構成要素は、大きく①指示/命令②文脈の補足情報③出力形式の指示の3つに分けられますが、最初に①指示/命令を書くことが重要です。

 

また、これらの構成要素を、「###」や「”””」といった区切り記号を使い、書き分けることで、ChatGPTはそれぞれのテキストが何を意味しているのかを高精度で理解してくれます。

×悪いプロンプト例

ChatGPT 悪いプロンプト例

※ある程度正しい回答が得られていますが、基礎知識がない人には、やや理解が難しい専門用語や表現が使用されています。

◯良いプロンプト例

ChatGPT 良いプロンプト例

※冒頭の指示に加えて、文脈や出力形式を書き分けて入力することで、自分の目的にマッチする回答を引き出すことができています。

コツ③できるだけ具体的に書く

自分が期待する回答を得るためには、5W1Hを示したり、文字数や文章構成を指定するなど、プロンプトをできるだけ具体的に書くことが重要です。

 

また、複雑な指示をする場合には、複数のステップに分けて指示を出すなどの工夫をすることで、精度の高い回答が得られる可能性が高まります。

×悪いプロンプト例

ChatGPT 悪いプロンプト例

※内容はある程度正しいですが、回答が冗長で、やや理解が難しい専門用語や表現も使用されています。

◯良いプロンプト例

ChatGPT 良いプロンプト例

※説明する対象や文量を具体的に指定することで、自分の目的にマッチしたわかりやすい回答を引き出すことができています。

コツ④参考になる回答例を書く

プロンプトに、自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。

 

例えば、ある会社について説明してほしい場合には、回答に含めてほしい内容の例(CEOの名前、設立年、所在地、代表的なサービスなど)をプロンプトに含めることで、自分が求める情報が得られる可能性が高まります。

×悪いプロンプト例

ChatGPT 悪いプロンプト例

※内容はある程度正しいですが、質問が漠然としているため、自分が求めていない情報も多く含まれています。

◯良いプロンプト例

ChatGPT 良いプロンプト例

※回答に含めてほしい内容の例や回答の形式を示すことで、自分が求めている情報を含んだ回答を引き出すことができています。

コツ⑤最初はシンプルに書き、その後修正していく

プロンプトを書く際は、最初は具体例や形式の指示などを入れずにシンプルに書き、その後、具体例を示したり文章構成を指定したりして修正していくことがコツです。

 

特に複雑な指示を出す場合には、一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。

シンプルなプロンプトの例 

例えば、ChatGPTについてあまり知らない人が、ChatGPTを利用するメリットを知りたい場合、まずは、以下のように、シンプルに質問を入力します。

ChatGPT シンプルなプロンプトの例 

ChatGPTのメリットを様々な角度から説明してくれていますが、今回はデスクワークの場面で利用するメリットに絞って知りたかったため、期待する回答は得られませんでした。

修正のためのプロンプトの例

ChatGPT 修正のためのプロンプトの例

次に、上記のプロンプトを修正し、デスクワークで利用するメリットをシーンごとに説明するように依頼し直しました。

これにより、期待していた通り、デスクワークを効率化するヒントを得ることができました。

コツ⑥あいまいな説明や表現を避ける

プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があります。このような記載は避け、できるだけ明確に指示を出すことが重要です。

×悪いプロンプト例

ChatGPT 悪いプロンプト例

※「環境問題について」「できるだけわかりやすく」というあいまいで抽象的な表現を用いたため、様々な話題が散在してしまい、脈絡のない回答になっています。

〇良いプロンプト例

ChatGPT 良いプロンプト例

※環境問題の中でも特に何が知りたいのかを、文量や文体とともに条件として示すことで、自分が求めている回答をうまく引き出せています。

コツ⑦何をしないべきかよりも何をすべきかを書く

プロンプトには、「何をしないべきか」よりも「何をすべきか」をしっかりと書いた方が回答の精度が高まります

×悪いプロンプト例

ChatGPT 悪いプロンプト例

※「専門用語を使わない」「文量が多くなりすぎない」という「してはいけないこと」を指示しました。確かに専門用語は使われていませんが、「まるで物語を作る作家のように」「友達のようなもの」といった余計な表現が含まれ、簡潔さやわかりやすさの点ではいまひとつです。

〇良いプロンプト例

ChatGPT 良いプロンプト例

※「初心者にも理解できるように」「200文字以内」という「すべきこと」を指示したため、初心者でも理解できるような簡潔でわかりやすい回答を得られています。

コツ⑧コード作成時は書き始めで適切な回答に誘導する

ChatGPT でコードを作成する場合には、最初にリーディングワード(コード生成時にモデルを特定のプログラムに誘導する言葉)を使うことで、適切なコード生成が行われやすくなります。

 

例えば、ChatGPTでPythonのコードを作成したい場合には、以下のように「import」というPythonのリーディングワードを追加することで、ChatGPTにPythonでコーディングすべきであることを認識させることができます。

ChatGPT コード作成

生成AIを使う際の3つの注意点

生成AIを使う際の3つの注意点

生成AIを利用する際に注意すべき点として以下の3つが挙げられます。

 

  • ①個人情報や機密情報を入力しない
  • ②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い
  • ③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

①個人情報や機密情報を入力しない

生成AIに入力した情報は、生成AIが学習するために、基本的にはクラウド上で保管されます。

 

そのため、会社内部の機密情報や顧客の個人情報などを入力してしまうと、サービス提供者や他のユーザーに機密情報が流出してしまうリスクが存在します。

 

生成AIに機密情報を入力しなければならない場合には、例えば、生成AIに入力したデータを学習させないようにするオプトアウト機能をオンにすることで、情報漏洩リスクを回避することができます。例えば、代表的な生成AIであるChatGPTにはオプトアウト機能が備わっています。

 

ChatGPTのオプトアウト機能の設定方法や注意点については、以下の記事でわかりやすく紹介しています。

ChatGPTのオプトアウト機能とは?情報漏洩を防ぐ設定方法を紹介

②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い

生成AIも全知全能の万能ツールではないので、あまりにも高度に専門的な質問には応えられない場合があります。また、プラグイン等を利用しない限り、最新の情報を反映した回答はできないため、リアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低いです。

③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする

生成AIによる回答や生成されたコンテンツは、基本的には正確なものですが、誤りや不適切な表現が含まれている場合もあります。そのため、生成AIの生成物を業務等に活用する場合には、事前に人の目でダブルチェックをすることが重要です。

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各社様のご要望に合わせ、最新の市場動向や具体的な活用アイデアなどを、個別のオンライン個別のオンラインMTGにて、無料でご紹介させていただきます。

 

以下のようなお悩みをお持ちのご担当者様は、この機会にぜひお申込みください。

  • 興味はあるが、そもそも活用するかどうか迷っている
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