【2024年】有名生成AIソフト/ツール10選を比較|料金〜特徴まで
OpenAIがリリースした対話型AI「ChatGPT」の爆発的な普及をきっかけに、近年大きな注目を集める生成AI。
本記事では、生成AIを利用したい方に向けて、有名な生成AIソフトやツール10選を徹底比較してご紹介します。
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目次
- 【2024年最新】生成AIソフト/ツール10選を徹底比較
- ①ChatGPT:OpenAIが開発し、世界中で最も使われているAIツール
- ②Copilot:Microsoft×OpenAIが実装するAIアシスタント
- ③Gemini:マルチモーダル機能を備え「GPTを超える」と言われているGoogleの対話型AI
- ④Stable Diffusion:オープンソースとして無料で公開されている画像生成AI
- ⑤Midjourney:Discord上で利用できるハイクオリティな画像生成AI
- ⑥DALL・E2:OpenAIが提供するクリエイティブな画像生成AI
- ⑦VALL-E:感情の起伏や抑揚も再現するMicrosoftの音声合成AI
- ⑧Voicevox:アニメキャラクターが音声を読み上げる日本発の音声合成ソフトウェア
- ⑨Sora:物理法則も正確に再現した専門家も驚愕の動画生成AI
- ⑩Lumiere:Googleが開発した自由な編集が可能な動画生成AI
- 生成AIソフト/ツールを選ぶ際の3つのポイント
- 生成AIソフト/ツールを使いこなすための5つのコツ
【2024年最新】生成AIソフト/ツール10選を徹底比較
人気の生成AIソフト/ツール10選は、以下の通りです。
- ①ChatGPT:OpenAIが開発し、世界中で最も使われているAIツール
- ②Copilot:Microsoft×OpenAIが実装するAIアシスタント
- ③Gemini:マルチモーダル機能を備え「GPTを超える」と言われているGoogleの対話型AI
- ④Stable Diffusion:オープンソースとして無料で公開されている画像生成AI
- ⑤Midjourney:Discord上で利用できるハイクオリティな画像生成AI
- ⑥DALL・E2:OpenAIが提供するクリエイティブな画像生成AI
- ⑦VALL-E:感情の起伏や抑揚も再現するMicrosoftの音声合成AI
- ⑧Voicevox:アニメキャラクターが音声を読み上げる日本発の音声合成ソフトウェア
- ⑨Sora:物理法則も正確に再現した専門家も驚愕の動画生成AI
- ⑩Lumiere:Googleが開発した自由な編集が可能な動画生成AI
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①ChatGPT:OpenAIが開発し、世界中で最も使われているAIツール
ChatGPTとは、人間と会話しているような形式でやりとりができるAIソフトのことです。
ユーザーの指示に基づき、質問への回答や文章の要約/翻訳、メールや企画書の文書作成などの幅広い知的作業を自動で行うことが可能です。
ChatGPTのGPTとは「Generative Pre-trained Transfomer」の略で、本に換算すると約25万冊分以上の、圧倒的に大規模な言語データを事前に学習させることで、従来人間にしかできなかった知的な作業を高精度で実施することが可能となっています。
ChatGPTは、アメリカのスタートアップ企業のOpenAI社により、2022年11月にリリースされました。その後、リリースから5日間で100万人、2ヶ月で1億人と世界最速でユーザーを獲得したサービスとなり、大きな注目を集めています。
使い方次第で仕事の生産性や効率を大幅に上げることができるので、すべてのビジネスパーソンが使いこなせるようになるべきツールと言えます。
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②Copilot:Microsoft×OpenAIが実装するAIアシスタント
Copilot は、MicrosoftがブラウザやWindow OS向けに提供しているAIチャットアシスタントです。Microsoftの提携先であるOpenAIのAIモデル「GPT-4」や「DALL-E 3」を搭載し、文章生成や対話を行うことができます。
Copilotは、「副操縦士」のことであり、AIがまるで副操縦士のように人間のタスクをサポートするという意味がこめられています。
さらに、Microsoft 365と組み合わせた「Copilot for Microsoft 365」では、普段利用するWordやPowerPoint、ExcelとCopilotが連携し、Copilotの助けを得ながら文書やプレゼン資料を作成することができます。
WordやExcelなどMicrosoftのアプリケーションを利用する多くのビジネスパーソンにとって、Copilotは仕事の生産性や効率を高める強力なツールとなります。
③Gemini:マルチモーダル機能を備え「GPTを超える」と言われているGoogleの対話型AI
Geminiとは、Googleが2023年12月に発表した対話型AIソフトです。文章だけでなく、画像や動画、音声も理解できる”マルチモーダル機能”を備えている点が特徴で、複雑な数学の問題やプログラミング言語の理解など、難しいタスクもこなすことができると発表されています。
Geminiは性能に応じて3つのモデル「Gemini Ultra」、「Gemini Pro」、「Gemini Nano」に分かれています。最も性能の高いGemini Ultraは、数学、物理学、歴史、法律、医学、倫理など、あらゆる科目の知識・問題解決能力テストで人間の専門家を上回るパフォーマンスを発揮したと発表されています。
Googleは、GeminiがGPT-4を上回る性能を持つと強調しており、ChatGPTの有力な対抗馬として注目されています。
専門的で高度な内容を扱う研究職・専門職の方にとって、強力な味方になります。
④Stable Diffusion:オープンソースとして無料で公開されている画像生成AI
Stable Diffusionは、イギリスのAIベンチャーStability AIが開発・提供している画像生成AIソフトです。
Stable Diffusionの重要な特徴として、オープンソースとして無料で公開されている点が挙げられます。これは、「誰もが自由にAI技術を活用できるようになるべきである」というStability AIの考えに基づくものです。その結果、多くのユーザーから支持を集め、一気に知名度が高まりました。
2023年には、日本法人Stability AI Japan株式会社が設立され、日本向けのサービス提供も本格的に始動しています。
無料で使えるため、AIツール初心者やライトユーザーにおすすめのツールです。
⑤Midjourney:Discord上で利用できるハイクオリティな画像生成AI
Midjourneyは、日本でも多くのユーザーに利用されている最も有名なハイクオリティ画像生成AIソフトです。チャットアプリであるDiscord上で利用でき、単語や文章などのテキストを入力するだけで簡単に画像を作成することが可能です。
日々バージョンが更新され、よりクオリティの高い画像を生成できるようになっており、アニメやマンガのイラスト作成やプレゼン資料の作成など様々な場面で活用することができます。
料金プランは、10ドルから120ドルまで複数用意されており、使う頻度や目的によって自由に選択することができます。そのため、気軽に画像生成で遊んでみたい方にとっても、本格的に仕事で使いたい方にとってもおすすめです。
⑥DALL・E2:OpenAIが提供するクリエイティブな画像生成AI
DALL・E2(ダリ ツー)はChatGPTをリリースしたOpenAIが提供する画像生成AIソフトです。
DALL・E2の特徴として、現実にはあり得ない奇想天外でクリエイティブな画像を生成できる点が挙げられます。例えば、「An astronaut riding a horse in photorealistic style.」(馬に乗っている宇宙飛行士の写実感のある画像)という一見想像しがたい画像も、上のように忠実に生成することができます。
回数制限はありますが、無料で利用することも可能なので、気軽に画像生成を試してみたい方にもおすすめです。
⑦VALL-E:感情の起伏や抑揚も再現するMicrosoftの音声合成AI
VALL-Eは、Microsoftがリリースした音声合成AIソフトです。たった3秒間の音声から様々な人の声を再現することができます。
単にテキストを読み上げるだけでなく、抑揚やトーンも調整したより人間に近い自然な音声を生成できる点が特徴です。
メインの言語は英語ですが、最新版であるVALL-E-Xを用いれば、日本語の音声を英語に変換して再現することが可能となります。
カスタマーセンターでの顧客対応や動画コンテンツの制作、学習教材など様々な場面で利用することができます。
⑧Voicevox:アニメキャラクターが音声を読み上げる日本発の音声合成ソフトウェア
Voicevoxはテキスト読み上げ、歌声合成AIソフトウェアです。ヒホ(ヒロシバ)というエンジニアが開発したツールで、商用・非商用を問わず無料で使うことができます。
特徴としては、AIのディープラーニングによりイントネーションの調節も可能である点、アニメ調のキャラクターにテキストを音読させることができる点、オープンソースで構築されており様々なアプリやツールとの連携が可能である点などが挙げられます。
また、日本人の開発者が開発した日本語ベースのサービスであるため、日本人でも気軽に始められます。
無料で利用できる点やアニメ好きが多い日本人の好みにマッチしている点から、個人利用目的でのユーザーが多くなっています。
⑨Sora:物理法則も正確に再現した専門家も驚愕の動画生成AI
Soraは、OpenAIが2024年2月に発表した動画生成AIです。Soraによる動画が公開されるやいなや、現実と見まがうほどのクオリティの高さに世界中から驚きと興奮の声が上がりました。
特に、水の流れや窓に反射する景色など、物理法則を正しく反映した映像はAIの専門家をも驚かせています。
Soraは、まだ一般の方が利用することはできませんが、近い将来、映画・アニメ制作やプロモーション動画作成、ゲーム開発などあらゆる場面で利用されることが考えられます。
既存のサービスや産業構造を一気に塗り替えると考えられるため、今後の動向に大きな注目が集まっています。
⑩Lumiere:Googleが開発した自由な編集が可能な動画生成AI
Lumiereは、Googleの研究部門Google Researchが提供する動画生成AIソフトです。まだ一般公開されていませんが、テキストや画像から1024×1024ピクセルの5秒間の動画を生成することができます。
画像の一部だけを動かしたり、動画の一部を修正することもでき、映像制作のクオリティや効率を格段に向上させることが期待できます。
Googleは、「Lumiereの目的は、初心者ユーザーでも創造性のあるビジュアルコンテンツを生成できるようにすることである」と発表しており、将来、一般の方にもLumiereを公開すると考えられます。
生成AIソフト/ツールを選ぶ際の3つのポイント
生成AIソフト/ツールを選ぶ際のポイントとして以下の3つが挙げられます。
- ①目的と機能がマッチしているか
- ②日本語に対応しているか
- ③料金と利用価値が見合うか
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①目的と機能がマッチしているか
同じジャンルの生成AIソフト/ツールでも、ソフトによって想定している利用目的や搭載されている機能、プロ向け/初心者向けなどのレベル感は様々です。
そのため、日々のどのようなシーンでどのように利用するかを具体的にイメージした上で、各ソフトの提供する機能がマッチしているか確認するようにしましょう。
②日本語に対応しているか
生成AIソフト/ツールの多くは、海外企業が提供している場合があり、日本語非対応のソフトも数多く存在するため、利用前に公式サイト等で確認するようにしましょう。
また、日本語対応と記載されていても、日本語で利用する場合と英語で利用する場合の、入力・出力の精度が大きく異なるツールも存在するため、無料プラン等で日本語で試してみるのがおススメです。
③料金と利用価値が見合うか
生成AIソフト/ツールの多くは、無料プランと有料プランが用意されていることが多く、本格的な利用をするためには有料プランへの加入が前提となっている場合もあります。
そのため、日々のどのようなシーンでどのように利用するかを具体的にイメージした上で、価格に見合う利用価値がありそうか、ChatGPT等の無料/有料プランでは代用できないのか?などの検討をした上で、自分にとってコストパフォーマンスの高いソフトを選ぶようにしましょう。
生成AIソフト/ツールを使いこなすための5つのコツ
生成AIソフト/ツールを使いこなすためのコツとして以下の5つが挙げられます。
- ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
- ②質問の背景や文脈を共有する
- ③回答の参考になる情報や回答例を記載する
- ④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
- ⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
自分が期待する回答を得るためには、5W1Hを示したり、文字数や文章構成を指定するなど、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。
プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があるので、このような記載は避けましょう。
②質問の背景や文脈を共有する
単に質問だけをプロンプトに含めるのではなく、その質問をした背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。
また、生成AIに対して「戦略コンサルタントになったつもりで回答してください。」「あなたは大学教授です。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた適切な回答がなされる可能性が高まります。
③回答の参考になる情報や回答例を記載する
プロンプトに、回答の参考になる情報や自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。
例えば、ある会社について説明してほしい場合には、回答に含めてほしい内容の例(CEOの名前、設立年、所在地、代表的なサービスなど)をプロンプトに含めることで、自分が求める情報が得られる可能性が高まります。
④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な回答を得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。
⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する回答が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。
また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。
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