【ユーザー数順】AIで写真をイラスト化する画像ツール5選
ChatGPTの登場・普及をきっかけにますます注目が集まっている生成AI。中でも、AIで簡単に写真をイラスト化できるツールは、その手軽さと性能の高さから、個人や企業を問わず多くのユーザーに利用されています。
本記事では、AIで写真をイラスト化できる画像編集・加工ツールをユーザー数の多い順に5つご紹介します。
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目次
【ユーザー数順】AIで写真をイラスト化する画像ツール5選
AIで写真をイラスト化する画像ツールの代表的なものとして、ユーザー数順に以下の5つが挙げられます。
- ①BeautyPlus:美顔加工やイラスト化などを無料で楽しめるアプリ
- ②Midjourney:Discord上で利用できるハイクオリティなAIイラスト生成ツール
- ③Stable Diffusion:オープンソースとして無料公開されているAIイラスト生成ツール
- ④PhotoDirector:マルチな編集機能をもつオールインワン画像生成AI
- ⑤MyEdit:ブラウザ上で写真編集が可能なオンライン写真加工サイト
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①BeautyPlus:美顔加工やイラスト化などを無料で楽しめるアプリ
BeautyPlusは、世界中で8億人以上が使用しているAI写真編集カメラアプリです。AIの顔認証による自然な美顔加工機能を有している点が特徴的です。直感的な操作で、簡単に自分の顔をより美しく見せることができます。
美顔加工のほかにも、AIを活用して、自分の顔をイラスト化・マンガ化したり、解像度を高めたり、不要な背景を削除したりと、様々な加工を施すことができます。
BeautyPlusは、有料版もありますが、基本的な機能は無料でも十分に利用することができます。また、日本語対応もしているので初心者でも手軽に利用することができます。
②Midjourney:Discord上で利用できるハイクオリティなAIイラスト生成ツール
Midjourneyは、日本でも多くのユーザーに利用されている最も有名なハイクオリティAIイラスト生成ツールで、1600万人以上のユーザーを擁しています。チャットアプリであるDiscord上で利用でき、写真のイラスト化・アニメ化のほか、単語や文章などのテキストを入力するだけで簡単に画像を作成することが可能です。
日々バージョンが更新され、よりクオリティの高い画像を生成できるようになっており、アニメやマンガのイラスト作成やプレゼン資料の作成など様々な場面で活用することができます。
料金プランは、月額10ドルから120ドルまで複数用意されており、使う頻度や目的によって自由に選択することができます。そのため、気軽に画像生成で遊んでみたい方にとっても、本格的に仕事で使いたい方にとってもおすすめです。
③Stable Diffusion:オープンソースとして無料公開されているAIイラスト生成ツール
Stable Diffusionは、イギリスのAIベンチャーStability AIが開発・提供している画像生成AIです。写真のイラスト化はもちろん、ゼロベースから自分が求める画像を作成することもできます。
Stable Diffusionの重要な特徴として、オープンソースとして無料で公開されている点が挙げられます。これは、「誰もが自由にAI技術を活用できるようになるべきである」というStability AIの考えに基づくものです。その結果、多くのユーザーから支持を集め、ユーザー数は1000万人に上ると推定されています。
2023年には、日本法人Stability AI Japan株式会社が設立され、日本向けのサービス提供も本格的に始動しています。
無料で使えるため、AIツール初心者やライトユーザーにおすすめのツールです。
④PhotoDirector:マルチな編集機能をもつオールインワン画像生成AI
PhotoDirectorは、サイバーリンク社が提供する、AIを用いて画像のアニメーション化ができる写真編集アプリです。
光や色の調整、トリミング、不要な背景の削除、背景の差し替え、エフェクトの挿入など様々な編集機能を備えているオールインワンのツールです。また、画像生成機能を使えば、文字で説明するだけで、AIが画像を作り出し、自分の求めている絵を簡単に表現することができます。
PhotoDirectorは、月407円から購入することができますが、無料体験版も用意されています。そのクオリティの高さから多くのクリエイターにも愛用されています。
⑤MyEdit:ブラウザ上で写真編集が可能なオンライン写真加工サイト
MyEditは、ブラウザ上で写真の編集ができるオンライン写真加工サイトです。AIによる写真のイラスト化のほか、画像生成やアバター作成、高画質化など様々な機能を有しています。
アプリやソフトをインストールする必要はなく、ブラウザからすぐに写真編集ができるため、手軽に始めることができます。
MyEditには、機能や編集できる回数に制限のある無料プランもありますが、本格的に楽しみたい方は、月980円で画像編集と高画質化を無制限に活用することができます。
写真をイラスト化するAI画像ツールを選ぶ際の3つのポイント
写真をイラスト化するAI画像ツールを選ぶ際のポイントとして以下の3つが挙げられます。
- ①目的と機能がマッチしているか
- ②日本語に対応しているか
- ③料金と利用価値が見合うか
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①目的と機能がマッチしているか
同じジャンルのツールでも、ツールによって想定している利用目的や搭載されている機能、プロ向け/初心者向けなどのレベル感は様々です。
そのため、日々のどのようなシーンでどのように利用するかを具体的にイメージした上で、各ツールの提供する機能がマッチしているか確認するようにしましょう。
②日本語に対応しているか
AIツールの多くは海外企業が提供していることが多く、日本語非対応のツールも数多く存在するため、利用前に公式サイト等で確認するようにしましょう。
また、日本語対応と記載されていても、日本語で利用する場合と英語で利用する場合の、入力・出力の精度が大きく異なるツールも存在するため、無料プラン等で日本語で試してみるのがおススメです。
③料金と利用価値が見合うか
AIツールの多くは、無料プランと有料プランが用意されていることが多く、本格的な利用をするためには有料プランへの加入が前提となっている場合もあります。
そのため、日々のどのようなシーンでどのように利用するかを具体的にイメージした上で、価格に見合う利用価値がありそうか、他のツールの無料/有料プランでは代用できないのか?などの検討をした上で、自分にとってコストパフォーマンスの高いツールを選ぶようにしましょう。
写真をイラスト化するAI画像ツールを使いこなすための5つのコツ
写真をイラスト化するAI画像ツールを使いこなすためのコツとして以下の5つが挙げられます。
- ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
- ②質問の背景や文脈を共有する
- ③生成してほしいイラストの参考になる情報や例を記載する
- ④最初から完璧なイラストが得られなくても、何度も修正を依頼する
- ⑤期待するイラストが生成されない場合、質問/指示の仕方を改善する
AI画像ツールは非常に賢いですが、全知全能の存在というわけではありません。
そのため、人間に質問/指示をするときと同様に、丁寧なコミュニケーションを心がけることで、期待するイラストのアウトプットを得ることができます。
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AI画像生成ツールの活用事例5選
AI画像生成ツールの活用事例として、主に以下の5つが挙げられます。
- ①パルコ:広告の動画・ナレーション・音楽を全て生成AIで作成
- ②日本コカ・コーラ:AIを活用した消費者参加型の広告を展開
- ③キンチョール:若者向けCMの企画とコンテンツ制作に生成AIを活用
- ④大林組:生成AIがスケッチを基に建物の複数のデザイン案を提案
- ⑤mign:リノベーションのイメージ画像を生成するAIツールを提供
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①パルコ:広告の動画・ナレーション・音楽を全て生成AIで作成
パルコは、最先端の画像生成AIを駆使したファッション広告として、「HAPPY HOLIDAYSキャンペーン」広告を制作・公開しました。
この広告では、実際のモデル撮影は行わず人物から背景にいたるまで、プロンプトから構成され、グラフィック・ムービーの他、ナレーション・音楽も全て生成AIにて作成しています。
人間のモデルではなく生成AIが作成したモデルを起用することで、モード感のある新しいファッション広告を実現しています。
②日本コカ・コーラ:AIを活用した消費者参加型の広告を展開
日本コカ・コーラは、広告制作に使用した画像生成AIツール「Create Real Magic」を一般公開しました。
このツールでは、ユーザーがアカウントを作成後、テーマやシーン、スタイルを選ぶことで、クリスマスカードを生成することが可能です。
利用者が生成した画像は、コカ・コーラの屋外広告やSNSで紹介され、消費者参加型の新たな広告の事例として注目を集めています。
③キンチョール:若者向けCMの企画とコンテンツ制作に生成AIを活用
大日本除虫菊は、生成AIを活用したロングセラー商品「キンチョール」の新CM「ヤング向け映像」篇を公開し話題となりました。
このCMでは、画像生成AIを活用し、未来都市と「キンチョール」を融合させたポップで革新的な映像を制作。
またコンテンツ制作のみならず、若者向けのユニークなCMの企画案のブレストにも対話型の生成AIが活用されています。
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④大林組:生成AIがスケッチを基に建物の複数のデザイン案を提案
大林組は、初期段階の設計業務の効率化が可能な生成AIを活用したツールを開発しました。
このツールを用いると、建物の大まかな形状を描いたスケッチや、コンピュータで作成した3Dモデルを基にして、建物の外観デザインを複数の提案を受けることが可能です。
その結果、迅速なデザイン生成を可能にし、設計者が手作業で行っていた時間のかかるプロセスを省略。
これにより、設計者は、顧客の要望をすぐに形にし、顧客との意見のすり合わせをスムーズに行え、最終的なデザインへの合意を迅速に進めることができます。
⑤mign:リノベーションのイメージ画像を生成するAIツールを提供
株式会社mignは、リノベーションプランニングを支援する画像生成AIソリューションをリリースしました。
このソリューションでは、リノベーション前の部屋の画像をアップロードし、変更したい雰囲気や色を記述するだけで、AIがリノベーション後のイメージ画像を即座に生成します。
従来の設計プロセスでは、クライアントのインタビューを基にイメージ画像を作成し、フィードバックを受けて修正を重ねる必要がありました.
一方、本ソリューションを活用することで、プランナーや設計者の作業負担と時間を大幅に削減し、クライアントに迅速にビジュアルで提案できます。
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