生成AIといえばChatGPTがまず思い浮かぶという人も多いかと思いますが、実は、ChatGPT以外にも、日常生活に役立つ便利な生成AIツールがあります。

その中でも、Perplexity AIという対話型AIは、知りたい情報をWebサイトから一瞬で探し出し、整理して回答するリサーチに特化したツールとして、近年注目を集めています。

本記事では、Perplexity AIの特徴や始め方・使い方まで、画像付きでわかりやすくご紹介します。

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Perplexity AIとは？

Perplexity AI（パープレキシティ・エーアイ）とは、Webブラウザから無料で利用できる対話型AI検索エンジンのことです。アメリカの技術者らによって開発され、2022年12月にリリースされました。

ユーザーからの質問に対して、Webサイトからの最新情報をもとに回答します。回答には参照元となるURLも表示するなど、ファクトチェックが容易であることから、リサーチに特化した生成AIとして注目されています。

ChatGPTが苦手とする最新情報も反映した回答が可能であるため、最強のリサーチAIツールとして人気が高まっており、ビジネスパーソンを中心に徐々に普及が進んでいます。

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Perplexity AIの５つの特徴〜ChatGPTとの違い〜

Perplexity AIの特徴として、以下の5つが挙げられます。

• ①最新情報も反映した回答ができる
• ②回答の参照元のURLを表示する
• ③虚偽の回答（ハルシネーション）のリスクが低い
• ④回答の後に関連する質問の案を表示する
• ⑤登録・インストール等不要ですぐに利用できる

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

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①最新情報も反映した回答ができる

ChatGPTは、プラグイン等の特別な機能を利用しない限り、2021年9月までの情報をもとにした回答しかできず、最新情報を反映した回答はできません。

一方で、Perplexity AIは、Bingの検索エンジンと連携し、最新の情報も反映した回答が可能となっています。質問を入力すると3つほどの検索キーワードでWeb上を検索し、ヒットした関連記事を瞬時に読み込んで回答を生成します。

②回答の参照元のURLを表示する

ChatGPTの回答には、回答のもととなったサイトURLなどの参考文献は表示しません。

一方で、Perplexity AIは、回答にあたって参照したサイトのURLを表示し、クリックすることですぐに参照元をたどれるようになっています。これにより、回答の正確性のダブルチェックを容易に行うことができます。

③虚偽の回答（ハルシネーション）のリスクが低い

Perplexity AIは、自ら回答を作り出すのではなく、Webサイト上の情報をもとに回答をします。

そのため、ChatGPT等の他の生成AIと比べて、生成AIが虚偽の回答を作り出すハルシネーションのリスクが低いです。

④回答の後に関連する質問の案を表示する

Perplexity AIは、回答の後に、関連する質問の案を提示します。この機能は、リサーチ等においてさらに情報を深堀りして調べる必要がある場合などに非常に便利です。

ChatGPTにはこのような機能はないため、Perplexity AI特有の機能と言えます。

⑤登録・インストール等不要ですぐに利用できる

Perplexity AIは、ブラウザとアプリの両方で利用することができます。いずれにおいても、無料版では、メールアドレスの登録やパスワードの設定など手間のかかる手続きは一切不要です。

ブラウザであれば公式サイトにアクセスするだけで、アプリであればインストールするだけで、すぐに利用を開始することができます。

これに対し、ChatGPTを利用するためには、メールアドレスの登録やパスワードの設定によりアカウントを作成する必要があります。そのため、ChatGPTと比べて、Perplexity AIは、ユーザーがより手軽かつ簡単に始めることができるようになっています。

【画像あり】Perplexity AIの始め方

Perplexity AIは、ブラウザとアプリのいずれかの方法で利用することができます。それぞれの方法での始め方についてわかりやすく紹介していきます。

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①PC/ブラウザでのPerplexity AIの始め方

ブラウザでPerplexity AIを始めるために必要なステップは、Perplexity AIの公式サイトにアクセスするだけです。

これにより、アカウントの登録・作成やインストールなどは一切不要で、利用を開始することができます。

なお、有料版を利用するためには、登録等の手続きが必要となります。

②スマホアプリでのPerplexity AIの始め方

ブラウザでPerplexity AIを始めるために必要なステップは、Perplexity AIの公式アプリをインストールするだけです。

iOSであればApp Store、AndroidであればGoogle PlayからPerplexity AIをインストールするだけで、アカウントの登録・作成などを一切せずに利用を開始することができます。

なお、有料版を利用するためには、登録等の手続きが必要となります。

【画像あり】Perplexity AIの使い方

Perplexity AIの使い方は非常に簡単で、ChatGPTなどの他の対話型AIと同様に、テキストボックスから質問を入力するだけです。

上の画像は、「生成AIとは？」という質問を入力してみた結果です。参照したサイトのURLとともに生成AIとは何かについてわかりやすく解説した回答が返ってきました。

ソースの部分をクリックして参照元をたどることで、回答内容のファクトチェックをすることができます。

また、回答の下には、関連する質問が表示され、これらをクリックすることでより深堀りした質問や異なる角度からの質問をすることができます。

Perplexity AIを使いこなすための５つのコツ

Perplexity AIを使いこなすためのコツとして以下の５つが挙げられます。

• ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
• ②質問の背景や文脈を共有する
• ③回答の参考になる情報や回答例を記載する
• ④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
• ⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

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①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする

自分が期待する回答を得るためには、5Ｗ1Ｈを示したり、文字数や文章構成を指定するなど、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。

プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があるので、このような記載は避けましょう。

②質問の背景や文脈を共有する

単に質問だけをプロンプトに含めるのではなく、その質問をした背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。

また、Perplexity AIに対して「戦略コンサルタントになったつもりで回答してください。」「あなたは大学教授です。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた適切な回答がなされる可能性が高まります。

③回答の参考になる情報や回答例を記載する

プロンプトに、回答の参考になる情報や自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。

例えば、ある会社について説明してほしい場合には、回答に含めてほしい内容の例（CEOの名前、設立年、所在地、代表的なサービスなど）をプロンプトに含めることで、自分が求める情報が得られる可能性が高まります。

④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する

質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な回答を得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。

⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する

丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する回答が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①～④を意識してプロンプトを改善する必要があります。

また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。