日本企業製の生成AI 22選|日本語LLM~ChatGPTサービスまで

リリース以降、2ヶ月で1億ユーザーを突破したChatGPTの登場・普及をきっかけにますます注目が集まっている生成AI。

 

近年では、NTTや楽天などの大手企業から、オルツやELYZAなどのAIスタートアップまで、多くの日本企業が生成AIサービスの提供や日本語LLMの開発に取り組んでいます。

 

中には、ChatGPTと同等かそれ以上の性能をもつ高精度な日本語LLMの開発に成功した企業もあり、ものづくりや技術力の高さという日本の強みを活かした新しいサービスが登場しています。

 

本記事では、日本企業が開発した日本語LLMや生成AI・ChatGPTサービスについて、それぞれの特徴や強みとともにわかりやすくご紹介します。


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目次

日本企業が開発した日本語LLM7選

日本企業が開発した日本語LLM7選

日本企業が開発した日本語LLMとして、主に以下の7つが挙げられます。

 

  • ①tsuzumi:GPT-3.5に対し81.3%の勝率を誇るNTTの軽量日本語LLM
  • ②cotomi:「ことば」により「未来」を示すGPT-4と肩を並べるLLM
  • ③LHTM-OPT:オープンデータ×独自データを学習したオルツのLLM
  • ④ELYZA LLM for JP:MetaのLLMをベースにした700億パラメータのLLM
  • ⑤Rakuten AI 7B:様々な文書作成タスクを商用利用可能な楽天のLLM
  • ⑥CyberAgentLM:50,000字の日本語文章を一度に処理できるLLM
  • ⑦ao-Karasu:論理的推論や文書作成に強みを持つLightblueのLLM

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①tsuzumi:GPT-3.5に対し81.3%の勝率を誇るNTTの軽量日本語LLM

tsuzumi:GPT-3.5に対し81.3%の勝率を誇るNTTの軽量日本語LLM
(画像:NTT)

tsuzumiは、NTTが開発した日本語処理性能を持つLLMです。比較的軽量なパラメータでありながら、世界トップクラスの性能を持つ代表的な日本語LLMです。

 

tsuzumiの特徴は以下の通りです。

  • パラメータは6~70億と比較的軽量。ファインチューニング等により独自情報を学習させるのにコストがあまりかからない
  • ローカル環境での利用が可能であり、機密情報も安心して扱うことができる
  • 音声認識や画像認識にも対応。音声から人間の感情を読み取り、それに応じた反応を示す

 

tsuzumiは、データの質にこだわることで、小さなパラメータサイズでありながら高い回答精度を実現しています。代表的な生成AI向けベンチマークRakudaにおいては、性能比較テストにおいてGPT-3.5に対し勝率81.3%と勝ち越しています。

②cotomi:「ことば」により「未来」を示すGPT-4と肩を並べるLLM

cotomi:「ことば」により「未来」を示すGPT-4と肩を並べるLLM
(画像:NEC)

cotomi(コトミ)は、NECが開発した高い日本語能力と高速性を有するLLMです。「ことば」により「未来」を示し、「こと」が「みのる」ようにという想いを込めて名付けられました。

 

cotomiの特徴は以下の通りです。

  • 業務システムとの連携にも適した素早いレスポンスが可能
  • 日本語の複雑な言語処理に高い精度で応答可能
  • 専用ハードウェア、データセンター、API連携等、様々な提供形態を用意

 

2024年4月には、回答速度と精度をさらに高めた新モデル「cotomi Pro」と「cotomi Light」を開発しました。GPT-4と肩を並べる精度が確認されるなど、日本だけでなく世界的にもトップレベルといえるほどの性能を有しています。

③LHTM-OPT:オープンデータ×独自データを学習したオルツのLLM

LHTM-OPT:オープンデータ×独自データを学習したオルツのLLM
(画像:オルツ)

LHTM-OPT(ラートム・オプト)は、パーソナルAIの開発で有名なオルツが提供する日本語商用プライベートLLMです。2023年10月、日本語LLMを評価するRakudaベンチマークで国内トップの性能を記録したことで話題を集めています。

 

LHTM-OPTの特徴は以下の通りです。

  • パラメータを低く抑えて軽量化し、実用に最適化
  • オープンデータだけでなくオルツ独自のデータを学習させ、精度を改善

 

2024年3月には、日本語LLMとしては世界で初めて、AWS Marketplace上に公開されました。また、APIサービスとしても提供が開始されています。

④ELYZA LLM for JP:MetaのLLMをベースにした700億パラメータのLLM

ELYZA LLM for JP:MetaのLLMをベースにした700億パラメータのLLM
(画像:ELYZA)

ELYZA LLM for JPは、LLM開発を手掛けるELYZAが開発する日本語LLMシリーズの総称です。2024年6月時点の最高性能モデルである「Llama-3-ELYZA-JP」を基盤とした最新モデルは、日本語によるタスクの実行において海外のLLMに匹敵する性能を有しています。

 

ELYZA LLM for JPの最新モデルの特徴は以下の通りです。

  • Metaが開発したLLMであるLlama 3に日本語能力を追加したモデルを基盤とする
  • API連携や共同開発プロジェクトなど様々な形態で順次提供されている

 

Llama-3-ELYZA-JPは、700億パラメータを誇り、GPT-4を上回る日本語性能を達成しています。無料のデモサイトで誰でも試すことができます。また、80億パラメータのモデルは、商用利用可能な形式で一般公開されています。

⑤Rakuten AI 7B:様々な文書作成タスクを商用利用可能な楽天のLLM

Rakuten AI 7B:様々な文書作成タスクを商用利用可能な楽天のLLM
(画像:楽天)

楽天は、2024年3月、日本語に最適化した高性能LLMであるRakuten AI 7Bを公開しました。フランスのAIスタートアップであるMistral AIのオープンモデルMistral-7B-v0.1をもとに開発されたモデルです。また、このモデルをもとにしたインストラクションチューニング済モデル「Rakuten AI 7B Instruct」、ファインチューニングを行ったチャットモデル「Rakuten AI 7B Chat」も同時に公開されました。

 

Rakuten AI 7Bの特徴は以下の通りです。

  • 事前学習に使用したデータは、内製のフィルタリング機能とアノテーション作業によって質を向上させている
  • 言語モデル評価ツール「LM Evaluation Harness」においてトップの評価を獲得

 

Rakuten AI 7Bは、文章の要約、対話システムの構築など様々な文書生成タスクにおいて商用目的で使用することができます。

⑥CyberAgentLM:50,000字の日本語文章を一度に処理できるLLM

CyberAgentLM:50,000字の日本語文章を一度に処理できるLLM
(画像:サイバーエージェント)

サイバーエージェントは、2023年5月、最大68億パラメータの日本語LLMである「CyberAgentLM」を一般公開しました。オープンな日本語データを学習させ、商用利用も可能となっています。

 

CyberAgentLMの特徴は以下の通りです。

  • Wikipedia等のオープンな日本語データを学習
  • サイバーエージェントが提供するAIによる広告制作ツール「極予測AI」をはじめ、様々なサービスに使われている

 

2023年11月には、さらに精度を高めた70億パラメータの新モデル「CyberAgentLM2-7B」を公開しました。約50,000字の日本語の文章を一度に処理することができます。

⑦ao-Karasu:論理的推論や文書作成に強みを持つLightblueのLLM

ao-Karasu:論理的推論や文書作成に強みを持つLightblueのLLM
(画像:Lightblue)

東京大学発のAIベンチャーLightblueは、2024年3月、720億パラメータの日本語LLM「ao-Karasu」を公開しました。画像生成AIのStable Diffusionで有名なStabilty AI社が提供する日本語性能ベンチマークで国内最高水準の評価を獲得した高性能モデルです。

 

ao-Karasuの特徴は以下の通りです。

  • オープンデータに加え、Lightblueが独自に整備したデータセットでトレーニング済
  • 特に、論理的推論や文章作成で高い評価を得ている

 

LightblueはLLMの研究開発に特化したチーム「LLab」を設立し、オンプレミスで各社に合わせた独自モデルを提供するとともに、各社の業務に応じたカスタマイズを支援しています。

日本企業が提供する生成AI/ChatGPTサービス15選

日本企業が提供する生成AI/ChatGPTサービス15選
日本企業が提供する生成AI/ChatGPTサービス15選

日本企業が提供する生成AI・ChatGPTを活用したサービス15選は以下の通りです。

 

<様々な用途に利用できる汎用型サービス>

  • ①法人GAI:12業種に特化したプロンプトテンプレ搭載の生成AIプラットフォーム
  • ②JAPAN AI Chat:様々な業務の効率を飛躍的に改善するAIチャットサービス
  • ③exaBase:生成AIでDX化を実現する日本最大級のAIプラットフォーム
  • ④ChatSense:万全のセキュリティ体制を整えた法人・自治体向けChatGPTサービス
  • ⑤neoAI Chat:ChatGPTと連携したチャットボットをスピーディに構築できるサービス
  • ⑥Kasanare:各企業のデータに合わせて生成AIの性能を改善・向上
  • ⑦Crew:行政機関専用のChatGPT搭載業務効率化ツール
  • ⑧AIアシスタント:GPT-4oにも対応した組織向けChatGPTの決定版

 

<特定の用途に特化したサービス>

  • 1.議事録作成
    • ⑨ログミーツpowered by GPT-¾:議事録作成の圧倒的効率化を実現
    • ⑩YOMEL:GPTと連携し、ワンクリックで瞬時に議事録を作成
  • 2.社内情報検索
    • ⑪Yoomナレッジ:社内のナレッジ管理を自動化し、社内情報検索を円滑化
  • 3.カスタマーサポート
    • ⑫AItoChat:ナレッジデータ×生成AIで精度の高い顧客サポートを実現
    • ⑬FUNNEL:問い合わせ対応を自動化するオーダーメイド型チャットボット
  • 4.Webサイト構築
    • ⑭Clipkit:記事作成をGPTで自動化できるWebサイト構築ツール
  • 5.FAQ作成
    • ⑮Helpfeel:FAQ検索性能の向上やFAQ記事作成の自動化を実現するツール

 

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<様々な用途に利用できる汎用型サービス>

①法人GAI:12業種に特化したプロンプトテンプレ搭載の生成AIプラットフォーム

法人GAI:12業種に特化したプロンプトテンプレ搭載の生成AIプラットフォーム
(画像:ギブリー)

法人GAIは、AIソリューションを提供するギブリーが、2023年4月にリリースしたChatGPT搭載の法人向け生成AIプラットフォームです。法人でもChatGPTを簡単に使えるようにすることを目的に作られたサービスです。

 

法人GAIの特徴は以下の通りです。

  • 自社の専用環境でChatGPTが利用可能になる
  • 一般的なChatGPTの機能に加え、要約・添削・翻訳・FAQ自動生成が可能
  • 12業種に特化した111個のプロンプトテンプレートを搭載

 

利用されたデータは学習に使用されず、機密情報のマスキング処理を行う機能も有しているため、情報漏洩の心配なく安心して利用することができます。料金は見積もり次第となっています。

 

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②JAPAN AI Chat:様々な業務の効率を飛躍的に改善するAIチャットサービス

JAPAN AI Chat:GPT-4であらゆる業務の効率化を支援
(画像:JAPAN AI) 

JAPAN AI Chatは、JAPAN AI株式会社が提供する、顧客企業専用にカスタマイズされたAIによりあらゆる業務の効率化を実現するAIチャットサービスです。GPT-4とAPI連携し、あらゆる業務の効率化を支援します。

 

JAPAN AI Chatの特徴は以下の通りです。

  • カスタマーサポート、コンテンツ作成、調査・マーケティング、バックオフィス支援など、あらゆる業務の効率化を支援
  • 様々な職種で使えるプロンプトテンプレートを搭載
  • 各企業専用の対話環境を提供することでセキュリティ面の安全も確保

 

1ライセンスごとの従量課金形態であり、他のサービスと比較しても最安値レベルの料金設定となっています。

③exaBase:生成AIでDX化を実現する日本最大級のAIプラットフォーム

exaBase:生成AIでDX化を実現する日本最大級のAIプラットフォーム
(画像:エクサウィザーズ)

exaBaseは、エクサウィザーズが提供する日本最大級のAIプラットフォームです。ChatGPTや生成AIを活用することで、企業の経営課題の解決・DX推進のためのあらゆるソリューションを提供します。

 

exaBaseは、Products、AI Assets、Consulting Servicesの3つの要素から成り立っています。それぞれの概要は以下の通りです。

  • Products:企業向けChatGPT、自治体専用ChatGPT、予測分析、チャットボットなどGUIベースのSaaSを中心としたプロダクト群
  • AI Assets:年間300件以上のAIプロジェクトを実行しているエクサウィザーズが保有するAIモデルや知的財産などのAIに関する資産
  • Consulting Services:AI知見に深いコンサルタントによるAI活用の支援

 

exaBaseは、国内時価総額トップ100社の半数以上を含む、500社超の企業にサービスを提供しています。

④ChatSense:万全のセキュリティ体制を整えた法人・自治体向けChatGPTサービス

ChatSense:万全のセキュリティ体制を整えた法人・自治体向けChatGPTサービス
(画像:ナレッジセンス)

ChatSenseは、ナレッジセンスが提供する法人・自治体向けのChatGPTサービスです。300社以上の大企業・自治体が導入している人気サービスの一つとなっています。

 

ChatSenseの特徴は以下の通りです。

  • 国内企業が必要なセキュリティ機能を全て網羅
  • 組織管理者がアカウントを一括して管理可能
  • 社内での利用状況を可視化できる機能付き

 

ビジネスプランは一人当たり月額980円、セキュリティがさらに万全に整ったエンタープライズプランは見積次第となっています。また、利用回数に制限はありますが、無料で利用することもできます。

 

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⑤neoAI Chat:ChatGPTと連携したチャットボットをスピーディに構築できるサービス

neoAI Chat:ChatGPT活用のチャットボットの構築を支援
(画像:neoAI) 

neoAI Chatは、東京大学松尾研究所発のスタートアップであるneoAIが提供する、ChatGPTとAPI連携したチャットボットの構築支援サービスです。

 

neoAI Chatの特徴は以下の通りです。

  • 顧客からの問い合わせ対応自動化や従業員向け社内資料検索システムなど様々な業務を効率化できるチャットボットをスピーディに構築
  • Microsoft Azureを活用したクローズドな環境でセキュリティも万全

 

neoAI Chatを導入することで、応対コストが70%カットされるという効果が見込まれています。料金は要問合せですが、無料でデモを行うことも可能となっています。

⑥Kasanare:各企業のデータに合わせて生成AIの性能を改善・向上

Kasanare:各企業のデータに合わせて生成AIの性能を改善・向上
(画像:カサナレ) 

Kasanareは、各企業のデータに合わせてChatGPTなどの生成AIの性能を向上させることができるSaaSです。株式会社カサナレが提供しています。

 

Kasanareの特徴は以下の通りです。

  • オーダーメイドのRAGでハルシネーションを抑制
  • 各企業のデータに合わせた最適な手段を用いて人間同等の推論力を構築
  • 顧客や従業員からのあらゆる質問を想定した類似値80%以上の検索性能を誇る

 

料金は工数等によって変わりますが、開発費用は250万円~、運用費用は約32万円程度かかるのが一般的です。

⑦Crew:行政機関専用のChatGPT搭載業務効率化ツール

Crew:行政機関専用のChatGPT搭載業務効率化ツール
(画像:クラフター)

Crewは、株式会社クラフターが提供する、ChatGPTを搭載した業務効率化ツールです。ChatGPTを安全に使うための行政機関専用の定額制SaaSサービスです。

 

Crewの特徴は以下の通りです。

  • 自治体や官公庁などの行政機関向けに提供されている
  • 文書をアップロードし、その文書をもとにした回答が可能、反復タスクや新規採用者のオンボーディングを自動化・効率化
  • グループチャット機能により複数人での情報共有が可能

 

自治体でも安心して使えるように、セキュリティ対策も万全に施されています。料金は、アカウント数と従量制での課金体系となっており、詳しい金額については問い合わせが必要となっています。

⑧AIアシスタント:GPT-4oにも対応した組織向けChatGPTの決定版

AIアシスタント:GPT-4oにも対応した組織向けChatGPTの決定版
(画像:アーガイル)

AIアシスタントは、ChatGPTやAIサービスの開発を手掛けるアーガイルが提供する、企業向けChatGPTサービスです。

 

アーガイルのAIアシスタントの特徴は以下の通りです。

  • ChatGPTの最新モデルGPT-4oにも対応
  • 社内データを参照するRAG機能がオプションとして提供されている
  • プロンプト制作代行、社内セミナー、AI導入コンサルティングなどサービス導入後のサポート体制も万全

 

AIアシスタントの初期導入費は14.8万円~、月額利用費は2.4万円~となっています。また、1週間の無料トライアルも用意されています。

<特定の用途に特化したサービス>

【1.議事録作成】

⑨ログミーツpowered by GPT-¾:議事録作成の圧倒的効率化を実現

ログミーツpowered by GPT-¾:議事録作成の圧倒的効率化を実現
(画像:AIsmily) 

ログミーツpowered by GPT-3/4は、時空テクノロジーズが提供する、ChatGPTとAPI連携した議事録・メモ作成及び要約ツールです。

 

ログミーツpowered by GPT-3/4の特徴は以下の通りです。

  • 録音、文字起こし、要約という議事録作成に必要な一連のタスクを自動化
  • Zoom、Google Meets、Teamsなどを用いたあらゆる会議の内容をリアルタイムで文字起こしし、その内容を自動で議事録にまとめる

 

その精度の高さと便利さから、200以上の地方自治体に導入されており、民間企業での導入も進んでいます。料金は、月額で10,000円~となっており、無料トライアルも可能です。

 

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⑩YOMEL:GPTと連携し、ワンクリックで瞬時に議事録を作成

YOMEL:GPTと連携し、ワンクリックで瞬時に議事録を作成
(画像:アーニーMLG) 

YOMELは、アーニーMLG株式会社が提供する、ワンクリックで議事録を作成することができるAIによる議事録作成ツールです。社内会議や商談において、会議参加者の発言を自動でテキスト化し、すぐに議事録にまとめることができます。

 

YOMELの特徴は以下の通りです。

  • 会議後、たったのワンクリックで9~10割の議事録が完成
  • よく使う単語の辞書登録や要点の自動リストアップ、ChatGPT APIと連携した自動要約など様々な機能を搭載

 

PayPay、GMO等の大手企業にも多数導入されており、月間利用数は15万回に到達しています。議事録作成できる会議時間の上限に応じて、スタータープラン(月額28,000円)からビジネスプラン(月額180,000円)まで用意されています。

【2.社内情報検索】

⑪Yoomナレッジ:社内のナレッジ管理を自動化し、社内情報検索を円滑化

Yoomナレッジ:社内のナレッジ管理を自動化し、社内情報検索を円滑化
(画像:Yoom) 

Yoomナレッジは、Yoom株式会社が提供する、社内のナレッジ管理を自動化し、従業員の情報検索を大幅に効率化するChatGPT APIと連携したツールです。

 

Yoomナレッジの特徴は以下の通りです。

  • Teams、Slack、Notion、Outlookなど国内外の20以上のアプリ/サービスとノーコードで連携
  • Slackでの会話やドキュメントなど様々なソースから自動的に情報を集約し、自動でナレッジを蓄積
  • 従業員は対話形式でナレッジを検索することができ、求める情報へのアクセススピードが格段にアップ

 

料金は、GPT-3.5搭載のプランで月額750円、GPT-4搭載のプランで月額2,500円となっています。

【3.カスタマーサポート】

⑫AItoChat:ナレッジデータ×生成AIで精度の高い顧客サポートを実現

AItoChat:ナレッジデータ×生成AIで精度の高い顧客サポートを実現
(画像:メディアリンク)

AItoChatは、メディアリンクが提供する、RAG型AIチャットボットです。RAG技術と大規模言語モデル(LLM)を組み合わせ、自社ナレッジをデータベース化して、ユーザーが検索できるようにする新世代型のAIチャットボットです。

 

AItoChatの特徴は以下の通りです。

  • ChatGPTなどのLLMを活用し精度の高い顧客サポートを実現
  • 顧客サポートを実現するための最適なナレッジデータベースを備える
  • RAG技術を取り入れ、自社データ活用を可能に

 

料金については問い合わせが必要ですが、無料トライアルも可能となっています。

 

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⑬FUNNEL:問い合わせ対応を自動化するオーダーメイド型チャットボット

FUNNEL:問い合わせ対応を自動化するオーダーメイド型チャットボット
(画像:Lighthouse) 

FUNNELは、Lighthouseが提供する問い合わせ対応を自動化するチャットボットです。各社の独自データを学習したChatGPTが顧客への問い合わせに対応します。

 

FUNNELの特徴は以下の通りです。

  • システムの運用コストはすべてLighthouseが負担
  • 顧客の状況に合わせてあらゆる機能をカスタマイズ可能
  • 従業員向けの社内情報検索ツールやユーザーニーズの可視化・分析のためのダッシュボードとしても活用可能

 

料金については問い合わせが必要ですが、無料トライアルも可能となっています。学習データはOpenAIの学習には一切利用されないため、情報漏洩リスクも低いです。

【4.Webサイト構築】

⑭Clipkit:記事作成をGPTで自動化できるWebサイト構築ツール

Clipkit:記事作成をGPTで自動化できるWebサイト構築ツール
(画像:スマートメディア)

Clipkitは、スマートメディアが提供するSaaS型Webサイト構築ツールです。2023年3月から、GPT-3を搭載し、AIライティングアシスタントとして実装しました。

 

ClipkitのGPT機能の特徴は以下の通りです。

  • Webサイト上の記事作成にかかる工数を大幅に削減
  • コンテンツの土台をAIがつくるため、従業員は、企業ならではのノウハウ発信やストーリーの考案に注力できる

 

2023年5月にはGPT-3.5にも対応し、記事の構成をわずか3分で完成できるようになりました。Clipkitの料金はプランごとに異なりますが、一番人気の機能充実プランでは初期費用30,000円、月額50,000円となっています。

【5.FAQ作成】

⑮Helpfeel:FAQ検索性能の向上やFAQ記事作成の自動化を実現するツール

Helpfeel:FAQ検索性能の向上やFAQ記事作成の自動化を実現
(画像:Helpfeel) 

Helpfeelは、株式会社Helpfeelが提供する、FAQサイトの検索性能を向上させることで、顧客からの問い合わせ対応の削減と顧客満足度向上を実現するツールです。

 

Helpfeelの特徴は以下の通りです。

  • AIが検索意図を予測することで、ヒット率98%という圧倒的な検索性能を実現
  • ChatGPTでFAQを自動で作成し、FAQ記事の作成時間を50%も削減可能

 

Helpfeelは現時点までで300サイト以上に導入されています。料金は見積り次第となります。

生成AIサービスを選ぶ際に注意すべき5つのポイント

生成AIサービスを選ぶ際に注意すべき5つのポイント

生成AIサービスを選ぶ際に注意すべきポイントとして、以下の5つが挙げられます。

 

  • ①利用目的と機能がマッチしているか
  • ②費用対効果が見合うか
  • ③セキュリティ対策は十分か
  • ④現場の従業員が使いやすい設計となっているか
  • ⑤カスタマーサポートが充実しているか

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①利用目的と機能がマッチしているか

生成AIサービスにも様々な種類があり、サービスによって想定している利用目的や搭載されている機能、プロ向け/初心者向けなどのレベル感が異なります

 

そのため、日々のどのようなシーンでどのように利用するかを具体的にイメージした上で、各サービスの提供する機能がマッチしているか確認するようにしましょう。

 

自社の目的や課題にマッチしたサービスがない場合には、無理に既存のサービスを導入しようとするのではなく、オリジナルにカスタマイズされた生成AIを開発・導入するのがおすすめです。

 

AI総研では、生成AIの開発・導入を検討している企業様に向けて、導入計画の策定やPoCを含めた開発支援、実際の導入のご支援、導入後の運用支援まで一気通貫でサポートさせていただきます。生成AIの導入を検討されている方は、是非お気軽にお問い合わせください。

②費用対効果が見合うか

生成AIサービスの多くは、無料プランと有料プランが用意されていることが多く、本格的な利用をするためには有料プランへの加入が前提となっている場合もあります。

 

そのため、日々のどのようなシーンでどのように利用するかを具体的にイメージした上で、価格に見合う利用価値がありそうか、他の無料/有料プランでは代用できないのか?などの検討をした上で、自分にとってコストパフォーマンスの高いサービスを選ぶようにしましょう。

③セキュリティ対策は十分か

会社が生成AIを利用する場合には、機密情報や個人情報の漏洩がないようにセキュリティ対策をしっかりと施すことが不可欠です。

 

各生成AIサービスについて、入力した情報がどこに記録されるか、どのようなリスク対策の仕組みを導入しているか、これまで情報漏洩のトラブルが発生したことがないか、などを事前にチェックし、情報漏洩リスクの低いサービスを選定することが重要です。

④現場の従業員が使いやすい設計となっているか

生成AIサービスは、ただ導入すればいいものではなく、現場の従業員に実際に使われないと意味がありません。使い方がよくわからない、上手に使いこなせないといった理由で、生成AIを導入したものの現場で使われないままになってしまうという事態もよく起こり得ます。

 

そのようなことがないように、導入しようとする生成AIサービスがわかりやすいUI設計となっているかをしっかりと確認しましょう。本格的に導入する前に、数人の従業員に試しに使ってもらうなど、トライアル期間を設けることも有効です。

⑤カスタマーサポートが充実しているか

生成AIサービスを無事に導入できたとしても、その後の運用フェーズでトラブルが発生することがあります。既存のシステムと上手く統合できなかったり、AIが学習している情報が古くなりアップデートが必要となったりするなど、メンテナンスが必要となることもあります。

 

生成AIサービスの中には、導入後も継続的にユーザーに対してサポートを提供するものがあります。このようなカスタマーサポートやアフターケアがしっかり整ったサービスを選択することで、導入後のトラブルにも問題なく対応することができるでしょう。

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