Googleの生成AI「Bard」とは?ChatGPTより優れた3つの強みも紹介
Bardとは、Googleが2023年5月に公表した対話型AIです。あらゆるジャンルの専門知識・問題解決能力テストで人間の専門家を上回るパフォーマンスを発揮しており、ChatGPT超えの生成AIとも言われています。
本記事では、Bardとは何かについて、強みやできることなどとともにわかりやすくご紹介します。
本記事を読めば、Bardを理解する上で絶対に抑えておくべき情報をまとめてキャッチアップできますので、ぜひ最後までご一読ください。
またAI総研では、AI活用を検討する上で押さえておきたい、AI・ChatGPTの最新活用事例50選の狙いや取り組みをまとめたレポートを無料で配布しています。ご興味のある方は、以下リンクからダウンロードしてご活用ください。
⇒AI・ChatGPT活用事例50選の資料ダウンロードはこちら(無料)
Googleの生成AI「Bard」とは?
Bardとは、Googleが2023年3月に公開した対話型AIです。文章だけでなく、画像や動画、音声も理解できる”マルチモーダル機能”を備えている点が特徴で、複雑な数学の問題やプログラミング言語の理解など、難しいタスクもこなすことができます。
Bardとは詩人という意味であり、その名の通り詩人のように自然な文章を作り出すことができます。
専門的で高度な内容を扱う研究職・専門職の方にとって、強力な味方になると生成AIツールです。
Google BardのChatGPTより優れた3つの強み
Google BardがChatGPTより優れている強みとして、主に以下の3つが挙げられます。
- ①Googleの最新の検索結果の反映
- ②専門的な回答や高度な知的推論
- ③Googleの提供する各種ツールとの連携
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
※これさえ読めば、ChatGPTの機能・できること・活用方法まで全てわかる、最新情報をまとめた資料をダウンロード頂けます。
⇒【5分でわかる】ChatGPT活用ガイドブックの資料ダウンロードはこちら(無料)
①Googleの最新の検索結果の反映
ChatGPTはWeb上の最新情報を検索することができず、一定の時点までの情報をもとにした回答しかすることができません。
一方で、Bardは、Googleの検索エンジンと連動しており、Web上の最新情報を反映した回答が可能となっています。回答の参照元リンクも表示されるため、回答の正確性をダブルチェックすることもできます。
②専門的な回答や高度な知的推論
Bardは、複雑な計算やコード生成、推論などの高度な知的タスクにおいて、人間の専門家を上回るほどのパフォーマンスを発揮します。
特に、最上級モデルであるBard Ultraは、推論、計算、コード生成など主要な能力においてGPT-4を上回る性能を示しています。
③Googleの提供する各種ツールとの連携
Bardは、GmailやGoogleカレンダー、GoogleドキュメントなどGoogleが提供する各種ツールと連携しています。
Gmail上でメール文を自動でドラフトしたり、Googleドキュメントで文章を自動で作成するなど、様々なタスクを効率化することができます。
Google Bardでできる6つのこと
Google Bardでできることとして、主に以下の6つが挙げられます。
- ①文章作成/要約/翻訳
- ②情報収集/リサーチ
- ③コードの自動生成
- ④画像生成
- ⑤音声会話
- ⑥Googleアプリとの連携
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
※200事例の分析に基づく、企業の生成AI/ChatGPT活用方法の9つの定石と最新事例をまとめた資料をダウンロード頂けます。
⇒生成AI/ChatGPTの活用アイデア集の資料ダウンロードはこちら(無料)
①文章作成/要約/翻訳
Bardでは、文章の生成や要約・翻訳、日常会話などの基本的なタスクを無料で行うことができます。
人間らしい自然な応答ができる点が特徴であり、書類作成や企画立案など、日常のタスクを大幅に効率化することができます。
②情報収集/リサーチ
Bardは、Googleの検索エンジンと連動しており、Web上の情報を検索することができます。ユーザーからの質問に対し、Web上から最適な答えを見つけ出して、回答します。
また、回答には参考にしたサイトのURLも表示されるため、ユーザーは、回答内容の正否を容易にダブルチェックすることができます。
※文章作成やリサーチなど日々の業務効率化に使える、おすすめ生成AIツールや5大活用方法、ポイントをまとめた資料をダウンロード頂けます。
⇒【今日から使える】AI/生成AI活用仕事術大全の資料ダウンロードはこちら(無料)
③コードの自動生成
Bardは、テキスト指示に基づき、プログラミングのコードを自動で生成することができます。
プログラミングスキルがなくても、簡単にコードを作成することができるため、アプリやシステム開発のハードルが大幅に下がります。
④画像生成
Bardの有料版では画像を生成することができます。「○○をイメージした画像を作成してください」等と指示を出すだけで、その内容に合った画像を瞬時に生成します。
デザインスキルがなくても、思い通りの画像を瞬時に作れるようになり、あらゆる産業に大きなインパクトを与える技術になると考えられます。
⑤音声会話
Bardは音声会話機能を有しており、質問を声に出すと、その音を認識し、音声で回答することができます。
このように、テキストを入力しなくても、Bardと会話ができるため、料理中にBardにレシピを聞くなど、両手を使う作業を行っているときにもBardを使えるようになります。
⑥Googleアプリとの連携
Bardは、GmailやGoogleカレンダー、GoogleドキュメントなどGoogleが提供する各種アプリと連携することができます。
Gmail上でメール文を自動でドラフトしたり、Googleドキュメントで文章を自動で作成するなど、様々なタスクを効率化することができます。
Google Bardを使いこなすための5つのコツ
Google Bardを使いこなすためのコツとして以下の5つが挙げられます。
- ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
- ②質問の背景や文脈を共有する
- ③回答の参考になる情報や回答例を記載する
- ④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
- ⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
※ChatGPTや生成AIツールを活用する際に、コピペで使える定番のプロンプト21選や、上手に書くコツをまとめた資料をダウンロード頂けます。
⇒ChatGPT/生成AIツールの定番プロンプト21選の資料ダウンロードはこちら(無料)
①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
自分が期待する回答を得るためには、5W1Hを示したり、文字数や文章構成を指定するなど、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。
プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があるので、このような記載は避けましょう。
②質問の背景や文脈を共有する
単に質問だけをプロンプトに含めるのではなく、その質問をした背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。
また、Bardに対して「戦略コンサルタントになったつもりで回答してください。」「あなたは大学教授です。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた適切な回答がなされる可能性が高まります。
③回答の参考になる情報や回答例を記載する
プロンプトに、回答の参考になる情報や自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。
例えば、ある会社について説明してほしい場合には、回答に含めてほしい内容の例(CEOの名前、設立年、所在地、代表的なサービスなど)をプロンプトに含めることで、自分が求める情報が得られる可能性が高まります。
④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な回答を得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。
⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する回答が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。
また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。
AI・ChatGPT活用の個別無料相談会実施中
AI総研では、AI・ChatGPT活用の個別無料相談会を実施しています。
各社様のご要望に合わせ、最新の市場動向や具体的な活用アイデアなどを、個別のオンライン個別のオンラインMTGにて、無料でご紹介させていただきます。
以下のようなお悩みをお持ちのご担当者様は、この機会にぜひお申込みください。
- 興味はあるが、そもそも活用するかどうか迷っている
- 自社に合った活用方法へのアドバイスが欲しい
- 自社の企画の参考になる活用事例を知りたい
- どのように活用を進めていけば良いか分からず困っている