ChatGPTで簡単に長文を要約する3つの方法|コツや注意点も紹介
ChatGPTは、要約にも利用することができますが、1回の指示で入力できる文字数に上限があるため、通常の方法では長文を要約できない場合があります。
本記事では、ChatGPTで簡単に長文を要約する3つの方法について、プロンプト例とともにわかりやすくご紹介します。
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ChatGPTで簡単に長文を要約する3つの方法
CahtGPTには、入力できる文字数に制限があります。厳密な上限数は公開されていませんが、ChatGPT無料版の場合、日本語の文字数は1回の質問につき約2,000文字が上限とされています。
ChatGPTで上限文字数以上の長文を要約したい場合、以下の3つの方法をとることが考えられます。
- ①文章を分割して要約する(無料)
- ②リンクを読み込ませて要約する
- ③ファイルをアップロードして要約する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①文章を分割して要約する(無料)
長い文章をいくつかに分割して、順番に要約していく方法は、無料でもできる最も簡単な方法です。
【プロンプト例】
以下の文章は、XXに関する文章の一部です。
以下の条件に従い、要約してください。
###文章:”””
XXX(要約してほしい文章をコピペ)
“””
###条件:”””
・XXX文字程度
・「です」「ます」調
・XXX
“””
※上記プロンプトを繰り返し、最後に「これまで要約した文章を統合してください」などと指示をすることで、全体を要約した1つの要約文を作成することができます。
②リンクを読み込ませて要約する
ChatGPTの有料版で利用可能な、WebPilotというプラグインを使用すれば、Web上のリンクを読み込ませて要約をすることができます。Web上のリンクがあるPDFやWordなどに限り要約できる点に注意が必要です。
【プロンプト例】
あなたは戦略コンサルタントです。以下の資料の内容を要約してください。
###資料:”””
(WebサイトやPDF資料のURL)
【実際の回答例】
※上記は総務省のAIガイドラインのPDF資料を要約してもらった結果となっています。資料を一から読むよりも、はるかに効率的に全体像や要点を理解することができます。
③ファイルをアップロードして要約する
ChatGPTの有料版では、長文を記載したファイルをアップロードして、要約を指示することができます。
【プロンプト例】
あなたは○○についてのリサーチ結果をまとめた資料の作成を任されています。添付の資料の内容を要約してください。
※ChatGPT上での資料の添付は、以下の画像のクリップのようなマークをクリックすることで行うことができます。
ChatGPTで上手に要約をする5つのコツ
ChatGPTで上手に要約を行うコツとして以下の5つが挙げられます。
- ①要約したい文章の内容について簡単に説明する
- ②文字数・言語・文体などを具体的に指定する
- ③参考になる要約文の例を紹介する
- ④最初から完璧な要約文が得られなくても、何度も修正を依頼する
- ⑤期待する要約文が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①要約したい文章の内容について簡単に説明する
ChatGPTに文章を要約させる際に、その文章がどのような内容なのかを簡単に説明することで、的外れな要約文が出力されるリスクを軽減できる場合があります。
要約の指示を出す前に、「これは○○について記載された文章です。」などと1行程度の簡単な説明文を入れるとよいでしょう。
②文字数・言語・文体などを具体的に指定する
一口に要約といっても、200字以内で要旨だけをまとめてほしい場合や長い文章を箇条書きでまとめてほしい場合など、様々な形態が考えられます。そのため、要約文の文字数や文体(箇条書きか文章か、ですます調か否かなど)を具体的に指定しましょう。
また、英語の文章を読み込ませた場合、要約文も英語で出力される場合があるので、「日本語で要約してほしい」と明示しておくことも重要です。
③参考になる要約文の例を紹介する
プロンプトに、回答の参考になる要約文の例を含めることで、自分が求める形式・内容の要約文が出力される確率を高めることができます。
過去に作成した要約文をそのままプロンプト内に貼り付け、「形式は以下の要約文例に従ってください」などと指示を出すことで、ChatGPTに思い通りの形式での要約文を作成させることができる可能性が高まります。
④最初から完璧な要約文が得られなくても、何度も修正を依頼する
要約したい文章が長くなったり、指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な要約文を得ることは難しくなります。
一回の指示で自分の望む要約文を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。
⑤期待する要約文が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する要約文が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。
また、複数回に分けて要約させるなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。
ChatGPTで要約をする際の3つの注意点
ChatGPTで要約をする際の注意点として、以下の3つが挙げられます。
- ①個人情報や機密情報を入力しない
- ②長文は分割して要約する
- ③生成された要約文を業務等に活用する場合はダブルチェックをする
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①個人情報や機密情報を入力しない
ChatGPTに入力した情報は、ChatGPTが学習するために、基本的にはクラウド上で保管されます。
そのため、会社内部の機密情報や顧客の個人情報などを入力してしまうと、サービス提供者や他のユーザーに機密情報が流出してしまうリスクが存在します。
したがって、ChatGPTに個人情報や機密情報を入力しないように注意する必要があります。
②長文は分割して要約する
ChatGPTにあまりにも長い文章を入力すると、文字数制限に引っかかったり、過剰な負荷がかかってうまく処理ができなくなる可能性があります。
そのため、あまりにも長い文章を要約したい場合には、複数に分割して要約するなどの工夫が必要です。
③生成された要約文を業務等に活用する場合はダブルチェックをする
ChatGPTが生成した要約文は、基本的には正確なものですが、誤りや不適切な表現が含まれている場合もあります。そのため、ChatGPTによる要約文を業務等に活用する場合には、事前に人の目でダブルチェックをすることが重要です。
長文にも対応したおすすめのChatGPT要約ツール3選
ChatGPTで要約をするために、長文にも対応したChatGPT搭載の要約ツールを利用するという方法もあります。おすすめの要約ツールとして以下の3つが挙げられます。
- ①ログミーツpowered by GPT-¾:議事録作成の圧倒的効率化を実現
- ②YOMEL:GPTと連携し、ワンクリックで瞬時に議事録を作成
- ③JAPAN AI Chat:GPT-4であらゆる業務の効率化を支援
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①ログミーツpowered by GPT-¾:議事録作成の圧倒的効率化を実現
ログミーツpowered by GPT-3/4は、GPT機能を搭載した議事録・メモ作成及び要約ツールです。
Zoom、Google Meets、Teamsなどを用いたあらゆる会議の内容をリアルタイムで文字起こしし、その内容を自動で議事録にまとめます。これにより、議事録作成業務を大幅に効率化することができます。
その精度の高さと便利さから、200以上の地方自治体に導入されており、民間企業での導入も進んでいます。
②YOMEL:GPTと連携し、ワンクリックで瞬時に議事録を作成
YOMELは、ワンクリックで議事録を作成することができるAIによる議事録作成ツールです。社内会議や商談において、会議参加者の発言を自動でテキスト化し、すぐに議事録にまとめることができます。
よく使う単語の辞書登録や要点の自動リストアップ、ChatGPTと連携した自動要約など様々な機能を搭載しており、議事録の作成やそれに付随する業務を大幅に効率化することができます。
PayPay、GMO等の大手企業にも多数導入されており、月間利用数は15万回に到達しています。
③JAPAN AI Chat:GPT-4であらゆる業務の効率化を支援
JAPAN AI Chatは、顧客企業専用にカスタマイズされたAIによりあらゆる業務の効率化を実現するAIチャットサービスです。
GPT-4を搭載し、要約だけでなく、カスタマーサポート、コンテンツ作成、調査・マーケティング、バックオフィス支援など、あらゆる業務の効率化を支援します。カスタマーサポート、営業、マーケティングなど様々な職種で使えるプロンプトのテンプレートを取り揃えており、初心者でも上手に使いこなすことができます。
また、各企業専用の対話環境を提供することでセキュリティ面の安全も確保しているため、通常のChatGPTよりも安心して利用できる設計となっています。
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