ChatGPTの回答精度はどれくらい?3つのモデルの違いを比較

ChatGPT 精度

2022年11月のリリース以降、2ヶ月で1億ユーザーを突破するなど、驚異的なペースで普及が進むChatGPT。

 

ChatGPTでは、無料版に搭載されているGPT-3.5、有料版に搭載されているGPT-4、最新モデルのGPT-4oという3つのモデルを利用でき、モデルごとに回答の精度が異なります

 

本記事では、メール文作成やブログ記事の執筆等のタスクについて、モデルごとに回答精度にどのくらいの違いがあるのかを徹底比較しました。


また、AI総研では経験豊富なコンサルタントによる、AI・ChatGPT活用の個別無料相談会を実施しております。自社に合った活用方法や導入の進め方などでお困りの方はお気軽にご相談ください。

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ChatGPTの精度をモデルごとに徹底比較

ChatGPTの精度をモデルごとに徹底比較

以下の5つの場面におけるChatGPTの各モデルの回答精度を、比較しました。

 

  • ①質問への回答
  • ②メール返信
  • ③ブログ記事の執筆
  • ④メルマガの作成
  • ⑤アイデア出し

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

①質問への回答

ChatGPTへの質問に対する回答の精度がモデルによってどの程度異なるのか比較していきます。

 

【プロンプト】

 

日本の歴代総理大臣を初代から現在まですべて挙げてください。

GPT-3.5の回答

日本の歴代総理大臣を初代から現在まで挙げます。

 

  1. 伊藤博文
  2. 黒田清隆
  3. 山県有朋
  4. 松方正義
  5. 伊藤博文
  6. 松方正義

 

※初代から現職の岸田総理大臣まで挙げられましたが、途中で抜け落ちている総理大臣もあり、全ての総理大臣を正確に挙げることはできませんでした

GPT-4の回答

日本の歴代総理大臣を初代から現在までのリストを以下に示します。注意点として、総理大臣は同一人物が複数回任命されることがありますので、それぞれの任期も区別しています。

 

  1. 伊藤博文(第1次)
  2. 黒田清隆
  3. 山県有朋(第1次)
  4. 松方正義(第1次)
  5. 伊藤博文(第2次)
  6. 松方正義(第2次)

 

※GPT-4と同様、初代から現職の岸田総理大臣まで挙げられましたが、途中で抜け落ちている総理大臣もあり、全ての総理大臣を正確に挙げることはできませんでした。一方で、GPT-3.5と異なり、同じ総理大臣については、第1次、第2次等と記載し区別するなど、より丁寧な回答がなされています。

GPT-4oの回答

日本の歴代総理大臣を初代から現在まで挙げます。

 

  1. 伊藤博文(初代)
  2. 黒田清隆
  3. 山県有朋
  4. 松方正義
  5. 伊藤博文(第2次)
  6. 松方正義(第2次)

 

 (以下略)

 

※初代から現職の岸田総理大臣まで、全ての総理大臣の名前を正確に回答しました。 

②メール返信

ChatGPTにメールの返信文面をドラフトさせることで、メール対応にかかる時間を大幅に削減することができます。メール返信文面の精度について、モデルごとに比較していきます。

 

【プロンプト】

 

以下の「顧客からのクレームのメール」に対して、顧客に不快な思いをさせないような謝罪の返信文面を書いてください。

 

###:送信相手

自社にとって重要な取引先の担当者

 

###:返信文の方向性

相手との関係を継続させるため、事態を丸く収めたい

 

###:注意点

全面的に自社の責任であり、相手に非がないという文面にする

 

###:顧客からのメール”””

平素よりお世話になっております。

さて、大変申し上げにくいのですが、弊社を担当くださっているXXさんについてご相談があり、メールいたしました。

 

実は、XXさんの不手際により、弊社の業務に支障が出ております。先日、商品「○○」の注文の個数変更をお願いしたのですが、ご対応いただけませんでした。

 

その後も何度も電話で連絡したのですが、繋がらず、結局別の担当者の方にお願いすることとなりました。

今後も貴社とは継続的にお付き合いさせていただきたく考えておりますので、このようなことがないように、再発防止を徹底していただけますと幸いでございます。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

“””

GPT-3.5の回答

件名:XXさんの対応についてのお詫びと今後の改善に関して

 

いつもお世話になっております。

 

先日の件について、誠に申し訳ございませんでした。XXさんのご対応がお客様にご不便をおかけし、大変心苦しく存じます。

 

お客様からのご指摘を受け、弊社でもその対応について真摯に受け止め、改善策を講じる所存でございます。今後は類似の問題が発生しないよう、XXさんを含む全担当者に対して再教育を行い、より円滑な対応ができるよう努めて参ります。

 

また、このような状況が生じないよう、お客様とのコミュニケーションをより密にし、より良いサービスを提供できるよう努力してまいります。

 

お客様にご不快な思いをさせてしまいましたことを、心よりお詫び申し上げます。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

何かご不明点やご要望がございましたら、遠慮なくお知らせください。

 

敬具

 

※GPT-3.5でも、このままコピペしても問題ないほど、自然なメール文を作成できています。

GPT-4の回答

件名:ご指摘の件に関するお詫びと対応策について

 

拝啓

 

平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。

 

この度は、XXさんの不手際により、貴社の業務にご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。お客様からの重要なご依頼に対し、適切な対応を行うことができず、誠に遺憾です。

 

既に詳細な事情を確認し、XXさんを含む関連部署と共に問題の原因を特定しました。これを契機に、業務プロセスの見直しと担当者の教育を再度強化することで、同様の問題が再発しないよう徹底してまいります。また、対応の遅延が発生しないよう、連絡体制の改善も同時に行います。

 

今後、貴社との信頼関係を維持し、さらに向上させるためにも、今回の件を真摯に受け止め、サービスの質を高めて参ります。貴社の業務に支障をきたすことのないよう、最善を尽くして参ります。

 

再度、この度の件について深くお詫び申し上げます。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

 

何かご不明な点や追加でお聞きになりたいことがございましたら、お気軽にご連絡ください。

 

敬具

 

※GPT-3.5よりもさらに丁寧な言葉遣いを使用しており、相手を不快にさせないように配慮した文面を作成しています。

GPT-4oの回答

件名:XXさんの対応に関するお詫びと今後の対策について

 

拝啓

 

平素より大変お世話になっております。

 

この度は、弊社XXの不手際により、貴社の業務にご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。また、度重なるご連絡にも関わらず、適切な対応ができなかったこと、重ねてお詫び申し上げます。

 

お客様からご指摘いただいた内容を真摯に受け止め、既に社内での原因究明と再発防止策の策定を進めております。今後は、以下の改善策を講じ、同様の問題が再び発生しないよう徹底いたします。

 

  1. 担当者の再教育と業務手順の見直し
  2. 連絡体制の強化と迅速な対応の確保
  3. 定期的なフォローアップ体制の確立

 

貴社との信頼関係を大切にし、今後も引き続きご満足いただけるサービスを提供できるよう、全力を尽くしてまいります。

 

何かご不明点やご要望がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせください。

今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

敬具

 

※他のモデルと異なり、具体的な再発防止策まで記載しており、より真摯で誠実性のあるメール文を作成しています。

③ブログ記事の執筆

ChatGPTに上手に指示を出すことで、ブログ記事の文章を自動で作成することができます。ブログ記事の精度について、モデルごとに比較していきます。

【プロンプト】

 

あなたは人気ブログのライターです。

以下の条件に基づき、生成AIとは何かについて解説するブログ記事の文章を作成してください。 

 

###条件

・想定する読者:生成AIについて基本から学びたい初心者

・500文字程度

・「ですます」調

・2~3行ごとに改行をする

・生成AIの定義、メリット・デメリットを含める

・初心者でもわかりやすい表現を使用する

###

GPT-3.5の回答

こんにちは、初心者の方々。今回は「生成AI(人工知能)」について解説します。

 

生成AIとは、人工知能の一種で、与えられたデータから新しいデータやコンテンツを自動的に生成する技術です。これにより、文章、画像、音楽などの様々なものが作成されます。

 

生成AIのメリットは、まず効率性です。大量のデータを素早く処理し、新しいコンテンツを作成できます。これにより、時間とコストを節約できます。また、クリエイティブなアイデアを提供してくれるため、新しい視点やインスピレーションを得ることができます。

 

一方、デメリットも考えられます。生成されたコンテンツが正確でない場合があり、誤った情報が広まるリスクがあります。また、人間の創造性を圧迫する可能性もあります。

 

生成AIは、データから学習し、そのパターンをもとに新しいデータを作成します。これを「機械学習」と呼びます。

 

生成AIは現在、多くの分野で活用されています。文章の自動生成や画像の編集、音楽の作曲など、その応用範囲は広がっています。この技術の進化によって、私たちの生活やビジネスがどのように変化するか、楽しみですね。

 

以上が生成AIについての基本的な解説です。これからも、この技術の進化に注目していきましょう。

 

※生成AIとは何かについてわかりやすく正確に説明しており、このまま記事として入稿しても問題ないほど自然な文章を生成しています。

GPT-4の回答

生成AIとは、人工知能技術を用いて新しいコンテンツや情報を作り出すシステムのことです。この技術は、テキスト、画像、音楽など様々な形式のデータを生成することができます。

 

生成AIの一番のメリットは、大量のデータを素早く生成できる点にあります。これにより、コンテンツ制作にかかる時間やコストを大幅に削減することが可能です。さらに、様々なパターンやアイディアを提案してくれるため、クリエイティブな活動に新しい息吹をもたらすことができます。

 

しかし、デメリットも存在します。生成されたコンテンツが常に正確とは限らないため、誤情報を拡散してしまうリスクがあります。また、自動生成されることによる個性の欠如や、創造的な職業への影響も考慮する必要があります。

 

初心者の方にとって、生成AIを理解するためには、この技術がどのように機能するかを知ることが重要です。生成AIは、大量のデータから学習して、そのデータセットに基づいて新しいデータを生成します。これには「機械学習」という方法が使われています。

 

生成AIは今、私たちの生活や仕事において多くの場面で利用されています。記事の自動作成や、カスタマイズされた広告画像の生成、さらには音楽作成に至るまで、その活用範囲は広がりを見せています。この技術の進化によって、私たちの創造性がどのように変化し、活用されるかを見守ることは、非常に興味深いですね。

 

※GPT-3.5に比べて、さらに詳細な説明を記載し、内容の充実した説明文を生成しています。

GPT-4oの回答

生成AIとは、人工知能の一種で、特定の入力から新しいデータやコンテンツを自動的に生成する技術のことです。たとえば、文章、画像、音楽などを生成することができます。

 

生成AIのメリットは多岐にわたります。まず、大量のデータを迅速に生成できるため、時間とコストの削減が可能です。例えば、マーケティング用の文章や広告バナーを自動生成することで、効率的にコンテンツを作成できます。また、クリエイティブなアイデアを提供してくれるため、新しい視点やインスピレーションを得ることができます。

 

一方、生成AIにはデメリットも存在します。例えば、生成されたコンテンツが必ずしも正確でない場合があります。誤った情報や不適切な内容が含まれることがあり、これが広まると大きな問題になることがあります。また、AIが生成したコンテンツが人間の創造力を圧迫する懸念もあります。特にクリエイティブな業界では、AIが仕事を奪うのではないかと心配する声もあります。

 

初心者の方が生成AIを理解するためには、まずは基本的な仕組みを知ることが重要です。生成AIは、大量のデータを学習し、そのパターンをもとに新しいデータを作り出します。これを「ディープラーニング」と呼ばれる技術が支えています。

 

生成AIは、日常生活やビジネスの多くの場面で活用されています。例えば、文章の自動生成、画像の編集、音楽の作曲など、その応用範囲は広がっています。初心者の方でも、少しずつ学んでいくことで、その魅力と可能性を理解できるようになるでしょう。生成AIは、私たちの生活をより便利で豊かにする技術として、今後も注目されるでしょう。

 

※文章の精度は、GPT-4と比べて一見大きな差はありませんが、メリットやデメリットをより具体的に説明しています。また、ディープラーニングという重要な概念にも言及するなど、よりレベルの高い内容となっています。

④メルマガの作成

あなたはメールマーケティングの担当者です。

自社で開催予定のセミナーを顧客に告知するためのメールマガジンを作成する必要があります。

以下の要領に従って、メールマガジンの本文を作成してください。

 

###目的

開催予定のセミナーの告知と参加への誘導

 

###セミナーの概要

・タイトル:生成AIをビジネスに活用する方法

・日時:2024年4月1日(月)10:00~11:00

・開催方法:Zoom

・対象者:生成AIのビジネス活用を検討している全てのビジネスパーソン

 

###条件

・1000文字以内

・セミナーに参加するメリットを示し、参加を促す

GPT-3.5の回答

件名: 【招待】生成AIをビジネスに活用する方法 ── 無料セミナー開催のお知らせ

 

親愛なる皆様、

いつも弊社の活動にご関心をいただき、誠にありがとうございます。この度、弊社主催の特別セミナーをご案内させていただきます。新たなビジネスの展開に向けて、生成AIの活用方法について深く掘り下げる貴重な機会です。ぜひ、ご参加くださいますようお願い申し上げます。

 

【セミナー概要】

 

▪️ タイトル: 生成AIをビジネスに活用する方法

▪️ 日時: 2024年4月1日(月)10:00~11:00

▪️ 開催方法: Zoomによるオンラインセミナー

▪️ 対象者: 生成AIのビジネス活用を検討している全てのビジネスパーソン

 

セミナー参加のメリット:

  1. 最新の情報: 生成AIの最新トレンドや成功事例を知ることで、ビジネスにおける可能性を拡大できます。
  2. 実践的なアドバイス: 専門家から直接学ぶことで、ビジネスでのAI活用の具体的な手法やベストプラクティスを学べます。
  3. ネットワーキングの機会: 同じ志を持つビジネスパーソンと交流し、新しいビジネスコラボレーションの機会を得ることができます。
  4. Q&Aセッション: セミナー後に行われる質疑応答セッションで、気になる疑問を解決し、深い理解を得ることができます。

 

セミナーへのご参加方法:

参加登録は簡単です。以下のリンクからお申し込みください。[セミナー参加登録リンク]

ぜひこの機会に、生成AIの可能性を探り、ビジネスに活かしてみませんか?お申し込みを心よりお待ちしております。

 

何かご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。皆様との素晴らしいセミナーを心待ちにしております。

 

※セミナーの日程や開催方法といった基本的な事項から、セミナー開催のメリットまで網羅的に含めており、そのまま配信できるほどのクオリティに仕上がっています。

GPT-4の回答

件名: 【招待】生成AIをビジネスに活用する方法 ── 無料セミナー開催のお知らせ

 

親愛なるお客様、

いつも大変お世話になっております。この度、貴社のビジネス戦略を一層強化いただくための特別なセミナーを企画いたしました。現代ビジネスにおける最も革新的なテクノロジーの一つ、「生成AI」を深掘りし、その商用利用についての実践的な洞察を提供します。

 

【セミナー詳細】

 

タイトル:生成AIをビジネスに活用する方法

日時:2024年4月1日(月)10:00~11:00

開催方法:Zoom(オンライン開催)

対象者:生成AIのビジネス活用を検討している全てのビジネスパーソン

 

セミナーのメリット:

 

  1. 最新技術の解明:

生成AIの基本から応用まで、その技術的側面とビジネスでの活用事例をわかりやすく解説します。

  1. 具体的な事例紹介:

成功事例を通じて、生成AIが実際にどのようにビジネスプロセスを改善し、利益を最大化しているのかを学べます。

  1. 対話とネットワーキング:

セミナー終了後、講師や他の参加者とのQ&Aセッションを通じて、貴重なネットワーキングの機会を提供します。

  1. 問題解決のヒント:

ご自身のビジネスに適用可能な生成AIの解決策を発見し、競争優位を築くためのアイデアを得ることができます。

 

参加登録:

参加を希望される方は、以下のリンクから登録をお願いいたします。【セミナー参加登録リンク】

 

このセミナーを通じて、生成AIの可能性を最大限に活かし、皆様のビジネスが次のステップへと進む手助けができればと考えております。貴重な機会をぜひお見逃しなく。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

何かご不明な点がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

 

※基本的には、GPT-3.5が生成した文章と大きな違いはありませんでした

GPT-4oの回答

件名:【参加無料】生成AIをビジネスに活用する方法セミナーのご案内

 

平素よりお世話になっております。

この度、弊社では「生成AIをビジネスに活用する方法」と題したセミナーを開催いたします。本セミナーは、生成AIのビジネス活用に関心のある全てのビジネスパーソンを対象に、最新の技術情報や実際の導入事例をご紹介する内容となっております。

 

セミナーの概要

 

  • タイトル:生成AIをビジネスに活用する方法
  • 日時:2024年4月1日(月)10:00~11:00
  • 開催方法:Zoomによるオンライン開催
  • 対象者:生成AIのビジネス活用を検討している全てのビジネスパーソン

 

セミナーに参加するメリット

 

  1. 最新技術の理解
    生成AIは急速に進化しており、ビジネスにおいても大きな変革をもたらしています。本セミナーでは、最新の生成AI技術について分かりやすく解説し、ビジネスでの活用方法を具体的に示します。
  2. 実際の導入事例紹介
    実際に生成AIを導入して成功している企業の事例を紹介します。具体的な事例を通して、生成AIがどのように業務効率化や新規ビジネス創出に貢献しているのかを学ぶことができます。
  3. 質疑応答セッション
    セミナー後半には質疑応答の時間を設けております。専門家に直接質問できる貴重な機会ですので、疑問点や具体的な導入に向けた相談が可能です。
  4. ネットワーキングの機会
    同じ関心を持つビジネスパーソンと交流することで、新たなビジネスチャンスや情報交換の場としても活用できます。

 

セミナー詳細および参加申し込み方法

 

セミナーの詳細情報や参加申し込みは、以下のリンクからご覧いただけます。参加費は無料となっておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。

 

[セミナー申し込みページへのリンク]

 

生成AIのビジネス活用に関する知識を深め、最新のトレンドを把握する絶好の機会です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

※GPT-3.5やGPT-4の回答とあまり大きな違いはありませんが、メリットや勧誘文句の記載が少しだけ丁寧になっています。

⑤アイデア出し

アイデア出しは、ChatGPTの得意分野の一つです。人間では思いつかないようなクリエイティブなアイデアを瞬時かつ大量に生成することができます。モデルごとにアイデアの精度に違いがあるのかについて検証してみました。

 

【プロンプト例】

 

あなたは業務効率化を専門とする戦略コンサルタントです。

小売業界の企業向けのAIを活用した業務効率化のアイデアをできるだけ多く企画してください。 

 

###背景・目的

・弊社のメイン事業は実店舗での消費財・日用品販売だが、市場が縮小傾向で、業務効率化が求められる

・できるだけMECEな業務効率化施策の案をリストアップしたい

 

###各アイデアの出力項目

・アイデアの概要

・ポテンシャル:どの程度売上・利益増加に貢献しそうかを10段階で評価しその理由も記載

・実現可能性:どの程度実現できる可能性が高いかを10段階で評価しその理由も記載

・マッチする課題:大幅な業務効率化の成功に向けどのような事業課題や強みを有している企業とマッチするか

###

GPT-3.5の回答

1. 自動在庫管理システム

  • 概要: IoTセンサーとAIを組み合わせ、リアルタイムで在庫を監視・管理するシステム。自動的に発注を行うことで在庫切れを防ぎ、過剰在庫も削減。
  • ポテンシャル: 9/10。在庫管理の効率化と売り逃し防止により、売上増加が期待できる。
  • 実現可能性: 8/10。既存の在庫管理システムと統合する技術があるため、導入は比較的容易。
  • マッチする課題: 在庫管理が複雑で効率化が求められる企業。

2. AI動線最適化システム

  • 概要: 店内のカメラデータと購買データを分析し、顧客の動線を最適化することで、商品配置とプロモーションの効果を最大化。
  • ポテンシャル: 8/10。顧客体験の向上と商品の露出増加が期待できる。
  • 実現可能性: 7/10。既存のカメラシステムとデータ分析技術を組み合わせることで実現可能。
  • マッチする課題: 店内レイアウトやプロモーション効果が不明瞭な店舗。

3. 顧客行動分析システム

  • 概要: AIを活用して顧客の行動データを分析し、購買傾向やニーズを予測するシステム。
  • ポテンシャル: 8/10。個別の顧客に適したサービスや商品を提供し、売上を向上させる可能性が高い。
  • 実現可能性: 7/10。データ収集と分析の技術が必要であり、専門知識と適切なインフラが必要。
  • マッチする課題: 顧客満足度向上やリピート率の増加を目指す企業。

 

  (以下略)

 

※小売業界の企業向けのAIを活用した業務効率化のアイデアを全部で5つ考案しました。プロンプトに従い、それぞれのアイデアの概要やポテンシャルなども丁寧に説明しています。

GPT-4の回答

  1. AIベースの価格最適化エンジン
  • 概要: 市場データと消費者行動分析を基に、AIがリアルタイムで商品の価格を動的に調整します。
  • ポテンシャル: 9/10。最適な価格設定により売上と利益の最大化が見込まれます。
  • 実現可能性: 7/10。市場データの収集と解析技術が進んでいますが、実装には適切な技術基盤の整備が必要です。
  • マッチする課題: 価格競争が激しく、適応的な価格戦略が求められている企業。

 

  (以下略)

 

※小売業界の企業向けのAIを活用した業務効率化のアイデアを、GPT-3.5よりも多く、全部で6個考案しました。各アイデアの中身は、他のモデルの回答と大きな差はありません。

GPT-4oの回答

1. 自動在庫管理システム

  • 概要: IoTセンサーとAIを組み合わせ、リアルタイムで在庫を監視・管理するシステム。自動的に発注を行うことで在庫切れを防ぎ、過剰在庫も削減。
  • ポテンシャル: 9/10。在庫管理の効率化と売り逃し防止により、売上増加が期待できる。
  • 実現可能性: 8/10。既存の在庫管理システムと統合する技術があるため、導入は比較的容易。
  • マッチする課題: 在庫管理が複雑で効率化が求められる企業。

 

  (以下略)

 

※小売業界の企業向けのAIを活用した業務効率化のアイデアを全部で13個考案しました。他のモデルと比べてもはるかにたくさんのアイデアを考案しています。一方で、各アイデアの中身は、他のモデルの回答と大きな差はありません。

【OpenAI社推奨】ChatGPTの回答精度を上げる8つのコツ

OpenAI社が推奨するプロンプトを書く8つのコツ【実例有】

OpenAI社が公式ページで推奨するChatGPTの回答精度を上げるコツとして以下の8つが挙げられます。

 

  • コツ①最新モデルのChatGPTを使用する
  • コツ②指示/命令と補足情報を書き分ける
  • コツ③できるだけ具体的に書く
  • コツ④参考になる回答例を書く
  • コツ⑤最初はシンプルに書き、その後修正していく
  • コツ⑥あいまいな説明や表現を避ける
  • コツ⑦何をしないべきかよりも何をすべきかを書く
  • コツ⑧コード作成時は書き始めで適切な回答に誘導する

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

※ChatGPTなどのAIツールを活用する際に、コピペで使える定番のプロンプト21選や、上手に書くコツをまとめた資料をダウンロード頂けます。
ChatGPT/AIツールの定番プロンプト21選の資料ダウンロードはこちら(無料)

コツ①最新モデルのChatGPTを使用する

最新モデルのChatGPTを使用する

最新モデルのChatGPTを使用することで、より精度の高い回答を得ることができます。

 

現在ChatGPTの最新モデルはGPT-4であり、月額20ドルの有料プランである「ChatGPT Plus」を契約することで利用が可能です。

 

GPT-4は無料プランで利用できるGPT-3.5に比べ、最新のデータを学習していたり、日本語での入出力性能が向上していたりと、性能が大幅に向上しています。

 

※生成AIツールの導入を検討される方に、ChatGPTを含む10大生成AIツールの特徴や選び方、活用方法をまとめた資料をダウンロード頂けます。
10大生成AIツール徹底比較の資料ダウンロードはこちら(無料)

コツ②指示/命令と補足情報を書き分ける

プロンプトの構成要素は、大きく①指示/命令②文脈の補足情報③出力形式の指示の3つに分けられますが、最初に①指示/命令を書くことが重要です。

 

また、これらの構成要素を、「###」や「”””」といった区切り記号を使い、書き分けることで、ChatGPTはそれぞれのテキストが何を意味しているのかを高精度で理解してくれます。

×悪いプロンプト例

ChatGPT 悪いプロンプト例

※ある程度正しい回答が得られていますが、基礎知識がない人には、やや理解が難しい専門用語や表現が使用されています。

◯良いプロンプト例

ChatGPT 良いプロンプト例

※冒頭の指示に加えて、文脈や出力形式を書き分けて入力することで、自分の目的にマッチする回答を引き出すことができています。

コツ③できるだけ具体的に書く

自分が期待する回答を得るためには、5W1Hを示したり、文字数や文章構成を指定するなど、プロンプトをできるだけ具体的に書くことが重要です。

 

また、複雑な指示をする場合には、複数のステップに分けて指示を出すなどの工夫をすることで、精度の高い回答が得られる可能性が高まります。

×悪いプロンプト例

ChatGPT 悪いプロンプト例

※内容はある程度正しいですが、回答が冗長で、やや理解が難しい専門用語や表現も使用されています。

◯良いプロンプト例

ChatGPT 良いプロンプト例

※説明する対象や文量を具体的に指定することで、自分の目的にマッチしたわかりやすい回答を引き出すことができています。

コツ④参考になる回答例を書く

プロンプトに、自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。

 

例えば、ある会社について説明してほしい場合には、回答に含めてほしい内容の例(CEOの名前、設立年、所在地、代表的なサービスなど)をプロンプトに含めることで、自分が求める情報が得られる可能性が高まります。

×悪いプロンプト例

ChatGPT 悪いプロンプト例

※内容はある程度正しいですが、質問が漠然としているため、自分が求めていない情報も多く含まれています。

◯良いプロンプト例

ChatGPT 良いプロンプト例

※回答に含めてほしい内容の例や回答の形式を示すことで、自分が求めている情報を含んだ回答を引き出すことができています。

コツ⑤最初はシンプルに書き、その後修正していく

プロンプトを書く際は、最初は具体例や形式の指示などを入れずにシンプルに書き、その後、具体例を示したり文章構成を指定したりして修正していくことがコツです。

 

特に複雑な指示を出す場合には、一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。

シンプルなプロンプトの例 

例えば、ChatGPTについてあまり知らない人が、ChatGPTを利用するメリットを知りたい場合、まずは、以下のように、シンプルに質問を入力します。

ChatGPT シンプルなプロンプトの例 

ChatGPTのメリットを様々な角度から説明してくれていますが、今回はデスクワークの場面で利用するメリットに絞って知りたかったため、期待する回答は得られませんでした。

修正のためのプロンプトの例

ChatGPT 修正のためのプロンプトの例

次に、上記のプロンプトを修正し、デスクワークで利用するメリットをシーンごとに説明するように依頼し直しました。

これにより、期待していた通り、デスクワークを効率化するヒントを得ることができました。

コツ⑥あいまいな説明や表現を避ける

プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があります。このような記載は避け、できるだけ明確に指示を出すことが重要です。

×悪いプロンプト例

ChatGPT 悪いプロンプト例

※「環境問題について」「できるだけわかりやすく」というあいまいで抽象的な表現を用いたため、様々な話題が散在してしまい、脈絡のない回答になっています。

〇良いプロンプト例

ChatGPT 良いプロンプト例

※環境問題の中でも特に何が知りたいのかを、文量や文体とともに条件として示すことで、自分が求めている回答をうまく引き出せています。

コツ⑦何をしないべきかよりも何をすべきかを書く

プロンプトには、「何をしないべきか」よりも「何をすべきか」をしっかりと書いた方が回答の精度が高まります

×悪いプロンプト例

ChatGPT 悪いプロンプト例

※「専門用語を使わない」「文量が多くなりすぎない」という「してはいけないこと」を指示しました。確かに専門用語は使われていませんが、「まるで物語を作る作家のように」「友達のようなもの」といった余計な表現が含まれ、簡潔さやわかりやすさの点ではいまひとつです。

〇良いプロンプト例

ChatGPT 良いプロンプト例

※「初心者にも理解できるように」「200文字以内」という「すべきこと」を指示したため、初心者でも理解できるような簡潔でわかりやすい回答を得られています。

コツ⑧コード作成時は書き始めで適切な回答に誘導する

ChatGPT でコードを作成する場合には、最初にリーディングワード(コード生成時にモデルを特定のプログラムに誘導する言葉)を使うことで、適切なコード生成が行われやすくなります。

 

例えば、ChatGPTでPythonのコードを作成したい場合には、以下のように「import」というPythonのリーディングワードを追加することで、ChatGPTにPythonでコーディングすべきであることを認識させることができます。

ChatGPT コード作成

ChatGPTを利用する際の3つの注意点

ChatGPTを利用する際の3つの注意点

ChatGPTを利用する際に注意すべき点として以下の3つが挙げられます。

 

  • ①個人情報や機密情報を入力しない
  • ②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い
  • ③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

①個人情報や機密情報を入力しない

ChatGPTに入力した情報は、ChatGPTが学習するために、基本的にはクラウド上で保管されます。

 

そのため、会社内部の機密情報や顧客の個人情報などを入力してしまうと、サービス提供者や他のユーザーに機密情報が流出してしまうリスクが存在します。

 

ChatGPTに機密情報を入力しなければならない場合には、ChatGPTに入力したデータを学習させないようにするオプトアウト機能をオンにすることで、情報漏洩リスクを回避することができます。

 

ChatGPTのオプトアウト機能の設定方法や注意点については、以下の記事でわかりやすく紹介しています。

ChatGPTのオプトアウト機能とは?情報漏洩を防ぐ設定方法を紹介

②専門性やリアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低い

ChatGPTも全知全能の万能ツールではないので、あまりにも高度に専門的な質問には応えられない場合があります。また、プラグイン等を利用しない限り、最新の情報を反映した回答はできないため、リアルタイム性が求められる情報の精度は比較的低いです。

③回答や生成されたコンテンツを業務等に活用する場合はダブルチェックをする

ChatGPTによる回答や生成されたコンテンツは、基本的には正確なものですが、誤りや不適切な表現が含まれている場合もあります。そのため、ChatGPTの生成物を業務等に活用する場合には、事前に人の目でダブルチェックをすることが重要です。

AI・ChatGPT活用の個別無料相談会実施中

AI総研では、AI・ChatGPT活用の個別無料相談会を実施しています。

各社様のご要望に合わせ、最新の市場動向や具体的な活用アイデアなどを、個別のオンライン個別のオンラインMTGにて、無料でご紹介させていただきます。

 

以下のようなお悩みをお持ちのご担当者様は、この機会にぜひお申込みください。

  • 興味はあるが、そもそも活用するかどうか迷っている
  • 自社に合った活用方法へのアドバイスが欲しい
  • 自社の企画の参考になる活用事例を知りたい
  • どのように活用を進めていけば良いか分からず困っている

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