ChatGPTでの要約のやり方5選|コツやおすすめツール3選も紹介
2022年11月のリリース以降、2ヶ月で1億ユーザーを突破するなど、驚異的なペースで普及が進むChatGPT。
ChatGPTを使えばWebサイトやPDFファイルなどの長文からYouTubeの動画まで、あらゆるコンテンツを瞬時に要約することができます。
本記事では、ChatGPTを要約に活用する方法について、実例とともにわかりやすくご紹介します。
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【実例あり】ChatGPTでの要約のやり方5選
ChatGPTでの要約のやり方として、以下の5つが挙げられます。
- ①文章を直接入力して要約
- ②特定のWebサイトの内容を要約
- ③添付したファイルの内容の要約
- ④会議メモの要約(議事録作成)
- ⑤YouTube動画の要約
それぞれについて、プロンプトと実際の回答例とともにわかりやすく紹介していきます。
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①文章を直接入力して要約
ChatGPTで要約をする最も簡単な方法は、文章を直接ChatGPTに入力して、「要約して」と指示する方法です。無料でも実践できる方法ですが、文字数に制限がある点に注意が必要です。
【プロンプト例】
あなたは有名な雑誌のライターです。
以下の文章を、以下の条件に基づき、要約してください。
###文章:”””
XXX
“””
###条件:”””
・200文字程度
・「です」「ます」調
“””
【実際の回答例】
※上記は、人工知能に関するWikipediaの文章の一部を200字程度で要約させた結果です。主要なポイントをおさえつつ、わかりやすくまとまった内容の要約を瞬時に作成することができます。
②特定のWebサイトの内容を要約
※WebPilotというプラグインを使用して活用ください。
【プロンプト例】
あなたは戦略コンサルタントです。以下の資料の内容を要約してください。
(WebサイトやPDF資料のURL)
【実際の回答例】
※上記は総務省のAIガイドラインのPDF資料を要約してもらった結果となっています。資料を一から読むよりも、はるかに効率的に全体像や要点を理解することができます。
③添付したファイルの内容の要約
※WebPilotというプラグインを使用して活用ください。
WordやPowerPointなどのファイルを添付することで、ファイルの内容を要約することができます。
【プロンプト例】
あなたは○○についてのリサーチ結果をまとめた資料の作成を任されています。添付の資料の内容を要約してください。
※ChatGPT上での資料の添付は、以下の画像のクリップのようなマークをクリックすることで行うことができます。
④会議メモの要約(議事録作成)
ChatGPTに会議の内容メモを読み込ませれば、これをベースに議事録を作成することができます。長時間の会議の場合、メモの量も膨大になるので、自力で議事録にまとめるのにかなり時間がかかります。
ChatGPTにより議事録作成を自動化すれば、人間よりも早く正確に議事録を作成でき、業務効率化に繋がります。
【プロンプト例】
あなたは、会議の議事録の作成担当です。以下の「発言メモ」をもとに、会議の議事録を作成してください。
###発言メモ:”””
・XX:XXXXXXXXXXXXXXXX
・XX:XXXXXXXXXXXXXXXX
・XX:XXXXXXXXXXXXXXXX
“””
###条件:”””
・期日、決定事項の要旨、ToDoを冒頭に記載する
・箇条書き
“””
【実際の回答例】
※上記は、社員が生き生きと働けるようにオフィス環境を改善する策を話し合う会議の議事録を作成してもらった結果です。冒頭に期日や決定事項・ToDoが記載され、会議の内容もわかりやすくまとめられています。
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⑤YouTube動画の要約
ChatGPTの有料版を利用している場合には、ChatGPTのプラグインを利用してYouTube動画を要約することができます。
YouTube動画を要約できるプラグインはいくつかありますが、
【プロンプト例】
以下のYouTube動画は、OpenAIのCEOサム・アルトマン氏がOpenAIの開発者会議において行ったスピーチの動画です。
動画のURLを読み込んだうえで、以下の条件に従って、動画の内容を日本語で要約してください。
###YouTube動画のURL
###
・文字数:500字以内
・「ですます」調
・2,3行ごとに改行
・重要な内容に絞ってまとめる
【実際の回答例】
※上記は、「Video Insights」というプラグインを利用してOpenAIのCEOサム・アルトマン氏がOpenAIの開発者会議において行ったスピーチの動画を要約した結果です。英語の長文動画も正確に内容を読み取った上で、要約しており、動画を見なくても動画の概要を理解することができます。
ChatGPTで上手に要約を行う5つのコツ
ChatGPTで上手に要約を行うコツとして以下の5つが挙げられます。
- ①要約したい文章の内容について簡単に説明する
- ②文字数・言語・文体などを具体的に指定する
- ③参考になる要約文の例を紹介する
- ④最初から完璧な要約文が得られなくても、何度も修正を依頼する
- ⑤期待する要約文が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①要約したい文章の内容について簡単に説明する
ChatGPTに文章を要約させる際に、その文章がどのような内容なのかを簡単に説明することで、的外れな要約文が出力されるリスクを軽減できる場合があります。
要約の指示を出す前に、「これは○○について記載された文章です。」などと1行程度の簡単な説明文を入れるとよいでしょう。
②文字数・言語・文体などを具体的に指定する
一口に要約といっても、200字以内で要旨だけをまとめてほしい場合や長い文章を箇条書きでまとめてほしい場合など、様々な形態が考えられます。そのため、要約文の文字数や文体(箇条書きか文章か、ですます調か否かなど)を具体的に指定しましょう。
また、英語の文章を読み込ませた場合、要約文も英語で出力される場合があるので、「日本語で要約してほしい」と明示しておくことも重要です。
③参考になる要約文の例を紹介する
プロンプトに、回答の参考になる要約文の例を含めることで、自分が求める形式・内容の要約文が出力される確率を高めることができます。
過去に作成した要約文をそのままプロンプト内に貼り付け、「形式は以下の要約文例に従ってください」などと指示を出すことで、ChatGPTに思い通りの形式での要約文を作成させることができる可能性が高まります。
④最初から完璧な要約文が得られなくても、何度も修正を依頼する
要約したい文章が長くなったり、指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な要約文を得ることは難しくなります。
一回の指示で自分の望む要約文を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。
⑤期待する要約文が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する要約文が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。
また、複数回に分けて要約させるなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。
ChatGPTで要約をする際の3つの注意点
ChatGPTで要約をする際の注意点として、以下の3つが挙げられます。
- ①個人情報や機密情報を入力しない
- ②長文は分割して要約する
- ③生成された要約文を業務等に活用する場合はダブルチェックをする
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①個人情報や機密情報を入力しない
ChatGPTに入力した情報は、ChatGPTが学習するために、基本的にはクラウド上で保管されます。
そのため、会社内部の機密情報や顧客の個人情報などを入力してしまうと、サービス提供者や他のユーザーに機密情報が流出してしまうリスクが存在します。
したがって、ChatGPTに個人情報や機密情報を入力しないように注意する必要があります。
②長文は分割して要約する
ChatGPTにあまりにも長い文章を入力すると、文字数制限に引っかかったり、過剰な負荷がかかってうまく処理ができなくなる可能性があります。
そのため、あまりにも長い文章を要約したい場合には、複数に分割して要約するなどの工夫が必要です。
③生成された要約文を業務等に活用する場合はダブルチェックをする
ChatGPTが生成した要約文は、基本的には正確なものですが、誤りや不適切な表現が含まれている場合もあります。そのため、ChatGPTによる要約文を業務等に活用する場合には、事前に人の目でダブルチェックをすることが重要です。
おすすめのChatGPT要約ツール3選
ChatGPTで要約をするために、要約に特化したChatGPT搭載のツールを利用するという方法もあります。ChatGPTを搭載したおすすめのツールとして以下の3つが挙げられます。
- ①ログミーツpowered by GPT-¾:議事録作成の圧倒的効率化を実現
- ②YOMEL:GPTと連携し、ワンクリックで瞬時に議事録を作成
- ③JAPAN AI Chat:GPT-4であらゆる業務の効率化を支援
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①ログミーツpowered by GPT-¾:議事録作成の圧倒的効率化を実現
ログミーツpowered by GPT-3/4は、GPT機能を搭載した議事録・メモ作成及び要約ツールです。
Zoom、Google Meets、Teamsなどを用いたあらゆる会議の内容をリアルタイムで文字起こしし、その内容を自動で議事録にまとめます。これにより、議事録作成業務を大幅に効率化することができます。
その精度の高さと便利さから、200以上の地方自治体に導入されており、民間企業での導入も進んでいます。
②YOMEL:GPTと連携し、ワンクリックで瞬時に議事録を作成
YOMELは、ワンクリックで議事録を作成することができるAIによる議事録作成ツールです。社内会議や商談において、会議参加者の発言を自動でテキスト化し、すぐに議事録にまとめることができます。
よく使う単語の辞書登録や要点の自動リストアップ、ChatGPTと連携した自動要約など様々な機能を搭載しており、議事録の作成やそれに付随する業務を大幅に効率化することができます。
PayPay、GMO等の大手企業にも多数導入されており、月間利用数は15万回に到達しています。
③JAPAN AI Chat:GPT-4であらゆる業務の効率化を支援
JAPAN AI Chatは、顧客企業専用にカスタマイズされたAIによりあらゆる業務の効率化を実現するAIチャットサービスです。
GPT-4を搭載し、要約だけでなく、カスタマーサポート、コンテンツ作成、調査・マーケティング、バックオフィス支援など、あらゆる業務の効率化を支援します。カスタマーサポート、営業、マーケティングなど様々な職種で使えるプロンプトのテンプレートを取り揃えており、初心者でも上手に使いこなすことができます。
また、各企業専用の対話環境を提供することでセキュリティ面の安全も確保しているため、通常のChatGPTよりも安心して利用できる設計となっています。
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