【簡単】ChatGPTでExcelマクロのVBAコードを生成する方法
2022年11月のリリース以降、2ヶ月で1億ユーザーを突破するなど、驚異的なペースで普及が進むChatGPT。
その活用の範囲は多岐にわたり、ChatGPTを使えば、ExcelマクロのVBAコードを自動で生成することができます。
本記事では、ChatGPTでExcelマクロのVBAコードを作成する方法について、画像付きでわかりやすくご紹介します。
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【簡単】ChatGPTでExcelマクロのコードを生成する方法
ChatGPTを使えば、ExcelマクロのVBAコードを自動で生成することができます。テキストで指示をするだけで、あとはChatGPTが自動で作ってくれるため、VBAコードがわからない人でも使える方法です。
具体的なステップは以下の通りです。
- ①プロンプトを入力する
- ②Excelにコードを入力する
- ③VBAコードを実行する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①プロンプトを入力する
【プロンプト例】
自社で開催しているセミナーのデータがあるExcelのシートに関して、以下の目的と条件に従い、VBAコードを作成してください。
###目的:
開催日が2024年4月1日より前になっているセミナーの行をグレーアウトする
###条件:
・A列にセミナーの名称、B列に日付、C列にセミナーの概要を記載
・セミナーのデータの範囲は、A2列からC10列
【実際の回答例】
プロンプトを入力すると、VBAコードが一瞬で出力されました。「Copy code」という箇所をクリックすることでコードをコピーすることができます。
②Excelにコードを入力する
VBAコードを生成したら、実際にExcelに反映させます。
まず、Excelの「表示」タブから「マクロ」を選択し、「マクロの表示」をクリックします。
上の画面から、先ほどChatGPTで作成したコードを貼り付けます。
③VBAコードを実行する
コードを貼り付けたら、「実行」ボタンをクリックします。
上の画像のように、2024年4月1日より前のセミナーについては、グレーアウトされました。
ChatGPTでVBAコードを生成する際の3つの注意点
ChatGPTでVBAコードを生成する際に注意すべき点として以下の3つが挙げられます。
- ①個人情報や機密情報を入力しない
- ②あまりにも複雑なコーディングには対応できない場合がある
- ③生成されたコード等を活用する場合は事前にダブルチェックをする
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①個人情報や機密情報を入力しない
ChatGPTに入力した情報は、ChatGPTが学習するために、基本的にはクラウド上で保管されます。
そのため、会社内部の機密情報や顧客の個人情報などを入力してしまうと、サービス提供者や他のユーザーに機密情報が流出してしまうリスクが存在します。
ChatGPTに機密情報を入力しなければならない場合には、ChatGPTに入力したデータを学習させないようにするオプトアウト機能をオンにすることで、情報漏洩リスクを回避することができます。
ChatGPTのオプトアウト機能の設定方法や注意点については、以下の記事でわかりやすく紹介しています。
⇒ChatGPTのオプトアウト機能とは?情報漏洩を防ぐ設定方法を紹介
②あまりにも複雑なコーディングには対応できない場合がある
ChatGPTも全知全能の万能ツールではないので、あまりにも複雑で専門性の高いコーディングには対応できない場合があります。
複雑なコーディング作業を指示する場合には、いくつかのステップに分けて段階的に指示するなどの工夫が必要です。
③生成されたコード等を活用する場合は事前にダブルチェックをする
ChatGPTが生成したVBAコードは、基本的には正確なものですが、誤りが含まれている場合もあります。そのため、ChatGPTの生成物を業務等に活用する場合には、事前に人の目でダブルチェックをすることが重要です。
ChatGPTを上手に使いこなす5つのコツ
ChatGPTで上手に使いこなすコツとして以下の5つが挙げられます。
- ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
- ②質問の背景や文脈を共有する
- ③回答の参考になる情報や回答例を記載する
- ④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
- ⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
ChatGPTから期待する回答を引き出すためのプロンプトのテンプレ集は、以下の記事でわかりやすく紹介しています。
⇒仕事で使えるChatGPTのプロンプトテンプレート例文集17選
①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
自分が期待する回答を得るためには、5W1Hを示したり、文字数や文体を指定するなど、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。
プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があるので、このような記載は避けましょう。
②質問の背景や文脈を共有する
単に質問だけをプロンプトに含めるのではなく、その質問をした背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。
また、ChatGPTに対して「戦略コンサルタントになったつもりで回答してください。」「あなたはプロのエンジニアです。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた適切な回答がなされる可能性が高まります。
③回答の参考になる情報や回答例を記載する
プロンプトに、回答の参考になる情報や自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。
例えば、過去に作成したコードを例としてプロンプトに含めたり、コードレビューの結果をサンプルとして入力することが考えられます。
④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な回答を得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。
⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する回答が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。
また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。
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