大手AI導入支援サービス15選を徹底比較|特徴〜選び方まで

「AIを業務に導入したいけど、自社に知見がなくて困っている」

「AIをどのように活用したらよいかわからない」

 

という方は、専門の会社が提供するAI導入支援サービスを利用するのがおすすめです。

 

本記事では、大手企業によるAI導入支援サービス15選を、特徴や選び方とともにわかりやすくご紹介します。


またAI総研では、AI活用を検討する上で押さえておきたい、AI・ChatGPTの最新活用事例50選の狙いや取り組みをまとめたレポートを無料で配布しています。ご興味のある方は、以下リンクからダウンロードしてご活用ください。

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目次

AI導入支援サービスを選ぶ際の3つのポイント

AI導入支援サービスを選ぶ際の3つのポイント

自社に合ったAI導入支援サービスを選ぶ際のポイントとして以下の3つが挙げられます。

 

  • ①社内での検討がどこまで進んでいるのか?
  • ②どのような用途でAIを活用したいのか?
  • ③社内でプロジェクトを推進するためのリソースは十分か?

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①社内での検討がどこまで進んでいるのか?

企業でのAI活用の推進は、一般的にリサーチ・企画・開発・運用のステップで進められます。そこで、社内での検討がどのステップまで進んでいるのかによって、マッチするサービスは異なります。

 

もし、企画の部分まで進んでいるのであれば、開発・運用支援に力点を置いたサービス、リサーチ・企画の段階にあるのであれば、企画を含めたAI活用の知見や一気通貫での導入支援サービスが適していると言えます。

②どのような用途でAIを活用したいのか?

AI活用の用途は大きく、議事録作成や翻訳など多くの企業で共通する基本的なものと、各社の個別課題や目的に合わせ、カスタマイズを行うものの大きく2つに分けられ、マッチする会社が異なります

 

前者の場合は、個別に開発を行わずとも、既に用途ごとに特化したAIツールを導入することで、コストを抑えた業務効率化が可能であることが多いです。一方後者の場合は、各社の事業・業務理解や課題の整理を行った上で、オーダーメイドの開発・導入支援に強みを持つ企業への依頼がマッチしています。

③社内でプロジェクトを推進するためのリソースは十分か?

AI活用のプロジェクトを推進するには、開発を担当するエンジニアはもちろん、プロジェクトの設計・推進を行うプロジェクトマネージャーなど様々な役割・人材が必要となります。

 

単に開発を行うエンジニアだけを補強したいのか、プロジェクトの推進まで一気通貫で依頼をしたいのかによって、マッチする導入支援サービスは異なります。

おすすめの国内AI導入支援サービス15選

おすすめの国内AI導入支援サービス15選

おすすめの国内AI導入支援サービス15選は以下の通りです。

 

<AI専門のコンサルティング会社による導入支援サービス>

  • ①AI総研:成果につながるオーダーメイドのAI導入を企画〜開発まで一気通貫で支援
  • ②ニューラルグループ:最先端のAIによる画像認識技術の導入を支援
  • ③FRONTEO:金融や法律など専門業務へのAI導入を支援
  • ④アイスマイリー:国内最大級のAI比較サイトでの知見を武器にAI導入を支援
  • ⑤WEEL:生成AIによる業務効率化のための導入支援サービスを提供
  • ⑥ギブリー:生成AI導入やDX推進のための様々なコンサルティングを提供

 

<戦略コンサルティング会社による導入支援サービス>

  • ⑦マッキンゼー:AIを導入する上で役に立つ知識が満載のレポートを公開
  • ⑧ベイン・アンド・カンパニー:OpenAIの知見を取り入れたAI導入支援サービスの提供
  • ⑨アクセンチュア:ビッグテックとコラボし、AIへの投資効果の最大化を支援

 

<総合コンサルティング会社による導入支援サービス>

  • ⑩PwC:生成AI専門のタスクフォースによる総合コンサルサービスを提供
  • ⑪デロイト:戦略×AIで様々な業界の経営課題を解決
  • ⑫KPMG:データ分析やトランスフォーメーション支援など多角的なサービスを提供

 

<ITコンサルティング会社による導入支援サービス>

  • ⑬日立コンサルティング:生成AIを安全に活用する環境構築を支援
  • ⑭IBM:20,000人ものAIエキスパートによるビジネスコンサルティングを提供
  • ⑮アビームコンサルティング:ABeam AI Platformという独自の課題解決方法を構築

 

それぞれのサービスについてわかりやすく紹介していきます。

 

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<AI専門のコンサルティング会社による導入支援サービス>

①AI総研:成果につながるオーダーメイドのAI導入を企画〜開発まで一気通貫で支援

AI総研:成果につながるオーダーメイドのAI活用を企画〜開発まで一気通貫で支援

AI総研は、企業の成果につながるAIやChatGPT導入の実現に向け、オーダーメイドの開発・コンサルティングを行っている企業です。

 

AIの導入が成果に繋がらないパターンとして、「他社の動向などに基づき、自社に最適ではない活用方法を選択してしまう」、「ベンダー都合での提案を受け、特定のツールなど打ち手ありきの導入を進めてしまう」などが挙げられます。

 

AI総研は、幅広い業界での支援経験や、国内最大級の法人向けAIメディア運営で培った豊富な知見に基づき、各社の課題解決・目的達成にこだわった、オーダーメイドでの戦略/企画の策定と開発・導入支援を強みとしています。

 

※AI総研では経験豊富なコンサルタントによる、AI/ChatGPT活用の個別無料相談会を実施しております。自社に合った活用方法や導入の進め方などでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
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②ニューラルグループ:最先端のAIによる画像認識技術の導入を支援

ニューラルグループ:最先端の画像認識技術を用いたソリューションを提供
(画像:ニューラルグループ)

ニューラルグループは、最先端のAI画像解析技術に強みを持つAI開発・導入支援会社です。

 

ニューラルグループのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • 画像解析技術に強みをもっており、多種多様な物体や人物の認識技術の開発が可能
  • ドローンやスポーツなど様々な用途で活用可能な独自のAIライブラリも開発

 

ニューラルグループの提供するソリューションは多岐にわたり、例えば、都市での人や車の流れを分析して混雑回避などの課題解決を図るデジフロー、画像認識技術を用いたファッショントレンドデータベースであるAI MDなどがあります。

③FRONTEO:金融や法律など専門業務へのAI導入を支援

FRONTEO:金融や法律など専門業務へのAI分析ソリューションの提供
(画像:FRONTEO)

FRONTEOは、AIの高度な分析能力を活かしたソリューション開発・導入支援を手掛けています。

 

FRONTEOのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • 高度な分析能力を有しているAIエンジン「KIBIT」を開発
  • 不正検知や創薬研究、犯罪捜査における鑑識など、専門性の高い業務に役立つAI導入支援に強み

 

FRONTEOは、国内メガバンクグループや証券会社のAI導入支援をサポートした実績があり、多くの企業から高い評価を得ています。

④アイスマイリー:国内最大級のAI比較サイトでの知見を武器にAI導入を支援

アイスマイリー:国内最大級のAI比較サイトでの知見を武器にAI導入を支援
(画像:アイスマイリー)

アイスマイリーは、国内最大級のAI製品やサービスの比較サイト「AIsmiley」を運営するAIメディア運営、コンサルティング会社です。

 

アイスマイリーのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • AIプロダクトに関する情報発信や業界のカオスマップなどAI活用を検討する上で役立つ情報の発信
  • コンサルタントによるAIプロダクトの活用支援

 

近年では、IT導入補助金の申請支援を強化するAIsmilyコンソーシアムを組成し、AI導入にかかる金銭面でのサポートを行っています。

⑤WEEL:生成AIによる業務効率化のための導入支援サービスを提供

WEEL:生成AIによる業務効率化のためのソリューションを提供
(画像:WEEL)

WEELは、AIを活用して業務効率化や新規事業の創出を実現したい企業に向けて、AIに関するコンサルティングや受託開発業務を提供しています。

 

WEELのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • AIの事業適用性を検証するためのプロトタイプ開発
  • 経験豊富なエンジニアによるAIプロダクトの構築
  • Webメディアにおいて、開発に関するノウハウ等を発信

 

プロトタイプ開発にかかる費用は120万円から160万円/月、期間は2~4か月が想定されています。

⑥ギブリー:生成AI導入やDX推進のための様々なコンサルティングを提供

ギブリー:生成AIやDX推進のための様々なコンサルティングを提供
(画像:ギブリー)

ギブリーは、生成AIを中心に、AI導入やDX推進の川上から川下までワンストップで支援する開発・コンサルティング会社です。

 

WEELのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • リサーチ、PoC、アジャイル開発、運用支援をワンストップで支援
  • AI導入に向けた研修支援、プロンプトの作成支援、DX推進支援など、様々なタイプのコンサルティング業務を提供
  • 200人超のAIエキスパートが在籍し、シームレスに協働

 

WEELは、法人向けのChatGPT活用プラットフォームである法人GAIなどのプラットフォームも提供しており、導入支援にとどまらず、幅広いサービスを提供しています。

<戦略コンサルティング会社による導入支援サービス>

⑦マッキンゼー:AIを導入する上で役に立つ知識が満載のレポートを公開

マッキンゼー:AIに関する質の高いレポートも公開
(画像:マッキンゼー)

世界的に有名なコンサルティング会社であるマッキンゼー・アンド・カンパニーは、AIや生成AI領域においてもコンサルティングサービスを展開しています。

 

マッキンゼーのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • 生成AIの導入支援や市場調査などを支援
  • 世界中にある関連オフィスから集めた深い専門知識と幅広い業界でのコンサルティングの知見を有する

 

マッキンゼーは、定期的に生成AIやAIに関するレポートも公開しており、専門家による知見が詰まった最新の情報を無料で読むことができます。

⑧ベイン・アンド・カンパニー:OpenAIの知見を取り入れたAI導入支援サービスの提供

ベイン・アンド・カンパニー:OpenAIの知見を取り入れたコンサルティングの提供
(画像:ベイン・アンド・カンパニー)

ベイン・アンド・カンパニーは、アメリカのボストンを本拠とする世界的に有名な戦略コンサルティングファームです。

 

ベイン・アンド・カンパニーのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • 生成AIに関するリサーチや導入支援
  • 生成AIを専門とするコンサルタントを多数擁する

 

2023年2月には、ChatGPTを提供するOpenAIとの業務提携を発表しており、OpenAIの技術を取り入れた質の高いリサーチやコンサルティングの提供を目指しています。

 

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⑨アクセンチュア:ビッグテックとコラボし、AIへの投資効果の最大化を支援

アクセンチュア:ビッグテックとコラボし、AIへの投資効果の最大化を支援
(画像:アクセンチュア)

アクセンチュアは、世界120か国以上でクライアントを有する世界的に有名な戦略コンサルティングファームです。

 

アクセンチュアのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • AIや生成AI関連のコンサルティング
  • 独自のAIプラットフォームであるAI HUBプラットフォームの開発・提供

 

アクセンチュアは、MicrosoftやGoogleなどのビッグテックともパートナー関係を結んでおり、各社のエコシステムを活用することで、顧客のAI投資効果を最大化する支援を可能にしています。

<総合コンサルティング会社による導入支援サービス>

⑩PwC:生成AI専門のタスクフォースによる総合コンサルサービスを提供

PwC:AI専門のタスクフォースによる総合コンサルサービスを提供
(画像:PwC)

PwCコンサルティングは、戦略策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供するグローバルファームです。

 

PwCコンサルティングのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • 社内に生成AI専門のタスクフォースを抱える
  • 生成AI市場への参入判断や導入支援、リスク管理支援

 

PwCコンサルティングは、企業による生成AIの利用実態を調査したレポートを半年ごとに発表するなど、生成AIのビジネス活用を検討する上で役立つ情報の発信も行っています。

 

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⑪デロイト:戦略×AIで様々な業界の経営課題を解決

デロイト:戦略×AIで様々な業界の経営課題を解決
(画像:デロイト)

デロイトトーマツコンサルティングは、デロイトグループの一員としてAIを含むあらゆるセクターにおいてコンサルティングサービスを提供しています。

 

デロイトトーマツコンサルティングのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • 小売、金融、医療、行政などあらゆる分野において、戦略とAIの融合による様々な経営課題を解決
  • 多くのIT企業とパートナーシップを締結し、創造的なソリューションを提供

 

2024年の夏には、日本発の生成AI体験施設であるAI Experience Centerの建設も予定しており、より実践的なAI導入支援の提供が期待されています。

⑫KPMG:データ分析やトランスフォーメーション支援など多角的なサービスを提供

KPMG:データ分析やトランスフォーメーション支援など多角的なサービスを提供
(画像:KPMG)

KPMGコンサルティングは、世界154か国に20万人の専門家を有するコンサルティングファームです。

 

KPMGコンサルティングのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • データ分析プロセス構築支援や生成AIを活用したトランスフォーメーション支援
  • 課題解決型に加え、妄想を起点とした将来像策定などの新たな価値を提供

 

近年では、静岡銀行での生成AIを活用した対話パートナーの導入を支援したとして話題となりました。

<ITコンサルティング会社による導入支援サービス>

⑬日立コンサルティング:生成AIを安全に活用する環境構築を支援

日立コンサルティング:AIを安全に活用する環境構築を支援
(画像:日立コンサルティング)

日立コンサルティングは、日立製作所が100%出資しているビジネスコンサルティング会社です。

 

日立コンサルティングのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

 

  • 日立製作所のGenerative AIセンターと連携
  • セキュアな環境やガバナンスの構築も含めた生成AI導入支援サービスを提供

 

日立製作所のITに関する知見を活かし、生成AIによる情報漏洩や著作権侵害などのリスクへの対策・システム構築に強みを有しています。

 

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⑭IBM:20,000人ものAIエキスパートによるビジネスコンサルティングを提供

IBM:20,000人ものAIエキスパートによるビジネスコンサルティングを提供
(画像:IBM)

IBMのグローバルコンサルティング部門であるIBMコンサルティングは、IBMのテクノロジーを活かしたビジネスの設計・構築・運営を支援しています。

 

IBMコンサルティングのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • 20,000人を超えるAIエキスパートを抱えている
  • AIサービス・プロバイダー選定に関するアドバイスの提供や最新情報の発信、業務効率化支援

 

AdobeやAWS、Microsoftなど、AIに参入する主要なテック企業とも戦略的パートナーシップを提携しており、これらのネットワークを活かした多角的な支援に強みを有しています。

⑮アビームコンサルティング:ABeam AI Platformという独自の課題解決方法を構築

アビームコンサルティング:ABeam AI Platformという独自の課題解決方法を構築
(画像:アビームコンサルティング)

アビームコンサルティングは、NEC傘下の日本のITコンサルティング会社です。AIを活用することで、膨大なデータ収集・分析など、人間では困難な社会課題の解決を目指して、AIコンサルティング業務を提供しています。

 

アビームコンサルティングのサービスの内容・特徴は以下の通りです。

  • 「ABeam AI Platform」という独自の課題解決メソッドと技術基盤を用いている
  • 課題の特定から課題を解決するAIサービスのデザイン・提供まで、一気通貫で支援

 

NECの傘下として、長年にわたり積み上げたITコンサルの知見が評価され、三井物産や花王など、国内の多くの大手企業を支援しています。

AIを導入して成功した日本企業の事例5選

AIのビジネス活用に成功した企業の事例5選

AIを導入して成功した日本企業の事例として、以下の5つが挙げられます。

 

  • ①JINS:ユーザーが試着したメガネの似合い度をAIが判定
  • ②清水建設:画像認識AIが施工状況のOK/NGを判定し、検査作業を1/10に短縮 
  • ③佐川急便:AIで配送伝票の入力を自動化。月8400時間の作業工数の削減
  • ④JFEスチール:画像認識AIが製鉄所の作業員を検知し安全を確保
  • ⑤セブンイレブン:生成AIを活用し商品企画の期間を10分の1に

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

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①JINS:ユーザーが試着したメガネの似合い度をAIが判定

JINS:ユーザーが試着したメガネの似合い度をAIが判定
(画像:JINS)

JINSは、ユーザーが試着したメガネの似合い度をAIが判定する「JINS BRAIN」というサービスを提供しています。

 

ユーザーがJINSのオンラインショップでメガネをバーチャル試着すると、AIがユーザーの顔の形や髪型をもとに、そのメガネが似合っているかどうかを判定します。

 

また、ランキング形式で各ユーザーに似合うメガネをレコメンドする機能も搭載されており、ユーザーが自分に似合うメガネを探し出すサポートをしています。

②清水建設:画像認識AIが施工状況のOK/NGを判定し、検査作業を1/10に短縮

清水建設:画像認識AIにより施工状況のOK/NGを判定
(画像:NTTコムウェア)

清水建設は、ガス圧接継手の施工現場に画像認識AIを導入する取組みを実施しました。ビルの鉄筋継手をスマホで撮影した画像を画像認識AIに解析させ、施工状況が問題ないか否かを判定させます。

 

清水建設は、問題ないか否かを正しく判断させるために、正しく施工したガス圧接継手の数百枚の写真を教師データとして学習させました。

 

これにより、1か所当たり5分ほどかかっていた検査作業が、20~30秒に短縮されるなど、大幅な業務効率化を実現しています。

③佐川急便:AIで配送伝票の入力を自動化。月8400時間の作業工数の削減

佐川急便:AIで配送伝票の入力を自動化し、作業工数を大幅に削減
(画像:佐川急便)

佐川急便はAIで配送伝票の入力業務を自動化する取り組みを実施しています。

 

AIが手書きの文字を読み取ったうえで、伝票を自動で入力します。ディープラーニング技術によって、擦れた文字や取消線で修正された数字なども認識することができ、その認識制度は99.995%以上に達するとのことです。

 

これにより、月約8400時間相当の作業工数の削減、コストカットに成功しました。

 

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④JFEスチール:画像認識AIが製鉄所の作業員を検知し安全を確保

JFEスチール:画像認識AIが製鉄所の作業員を検知し安全を確保
(画像:JFEスチール)

JFEスチールは、画像認識AIを工場に設置し、人物検知をさせることで作業員の安全を確保する新たなシステムを導入しました。

 

NECの画像認識技術を活用することで、照明が暗く作業員の動きも複雑な製鉄所内で、正確に人物を検知することに成功しました。作業員が立ち入り禁止のエリアに入るとAIが警報音を発し、工場ラインを停止させます。

 

このような作業員の安全確保のためのAI活用は、製造現場でAIを活用する重要な方法の一つとなっています。

⑤セブンイレブン:生成AIを活用し商品企画の期間を10分の1に

セブンイレブン:生成AIを活用し商品企画の期間を10分の1に
(画像:日本経済新聞)

セブンイレブン・ジャパンは、商品企画の時間を大幅に削減するために生成AIの活用を始めました。

 

この取り組みにより、店舗の販売データやSNS上での消費者の反応を分析し、新商品に関する文章や画像を迅速に作成することが可能になります。

 

生成AIの導入により、商品企画にかかる時間が最大で90%削減され、市場のトレンドや顧客のニーズに迅速に応える、新たな商品を提供できる見込みとのことです。

AI導入を進めるための4つのステップ

企業がAIを導入するための4つのステップ

AI導入を進めるための流れとして、以下の4つのステップがあげられます。

 

<STEP1:活用業務の選定>

  • 最新の市場動向のリサーチ
  • 自社での活用対象業務の幅出し・選定
  • AI活用の目的・目標の設定

 

<STEP2:活用範囲と業務プロセスの決定>

  • 対象業務の棚卸し・効率化余地の検討
  • AIを活用する業務範囲の決定
  • AIと人間の役割分担の設計

 

<STEP3:試験開発・運用(PoC)>

  • 要件定義・プロトタイプ開発
  • 試験運用
  • フィードバック収集・評価

 

<STEP4:本開発・運用>

  • PoCを踏まえた本開発
  • 運用・評価
  • 活用方針・方法の継続的なカイゼン

 

各ステップについてわかりやすく紹介していきます。

 

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STEP1:活用業務の選定

AIは、定型的な社内業務の効率化から新規事業創出まで幅広い業務に活用可能だからこそ、AI活用の投資対効果が高い業務を適切に選定することが最も重要となります。

  

最新の技術や競合の活用動向をキャッチアップした上で、自社の活用可能性の幅出し・整理を行います。その上で、AIをどのような業務・目的・成果目標で導入するかを設定しましょう。

STEP2:活用範囲と業務プロセスの決定

大きなポテンシャルを持つAI活用ですが、人間と同様、どのようなシチュエーション・任せ方でも万能というわけではありません

 

そのため、活用業務の現状・課題と、AI・人間の得意/不得意を踏まえた上で、どの範囲の業務をどのように人間と協業しながら任せるかを決定することが重要になります。

STEP3:試験開発・運用(PoC)

いきなり大規模な導入を進めるのではなく、比較的小規模な試験開発・運用(PoC)により、その有効性を確かめることで、AI活用全体の投資対効果を大きく高めることが可能です。

 

検証したい仮説を事前に明確にした上で、実際にプロトタイプでの試験運用を行い、活用業務や方法の改善ポイントを洗い出しましょう。

STEP4:本開発・運用

PoCで得られた改善ポイントに基づき、自社の経営課題・業務の現状にベストマッチするAI活用の内容やシステムの要件を再度設計し、本開発を行います。

 

また、本開発後も継続的に成果や活用状況を評価し、継続的なカイゼンを行うことで、自社でのAI活用のインパクトを最大化することができます。

AI導入を成功させるための5つのポイント

企業がAI活用を成功させるための5つのポイント

AI導入を成功させるためのポイントとして以下の5つが挙げられます。

 

  • ①中長期でのAI活用戦略の策定
  • ②投資対効果の高い活用目的・方法の選定
  • ③アジャイルアプローチでの開発・導入
  • ④システムとルールの両面からのリスク管理
  • ⑤研修等での社員のAI活用リテラシー向上

 

それぞれについてわかりやすく紹介していきます。

 

※200事例の分析に基づく、企業のAI/ChatGPT活用でよくある失敗とベストプラクティスをまとめた資料をダウンロード頂けます。
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①中長期でのAI活用戦略の策定

AIの性能進化が加速しているこれからの時代、足元の取り組みはもちろん、3年・5年スパンでAIをどこまでダイナミックに活用できるかが、企業の競争優位性に直結します。

 

また、AI活用のレベルは、比較的簡単な各社員のAIツール利用による生産性向上から、AI活用による業務プロセス革新、顧客向けサービスの進化、新サービス/商品の創出まで様々です。

 

そのため、中長期で目指すAI活用の姿を見据え、その実現に向け逆算したロードマップや、まず足元進めるべき活用を設計することが重要です。

②投資対効果の高い活用目的・方法の選定

AIは人間と同様、全ての業務に対して万能という訳ではなく、膨大なデータに基づいた分析や対応、コンテンツ制作は得意だが、複雑な問いに対して正確な答えを出すのは苦手といった、得意不得意が明確に存在します。

 

そのため、自社の業務の現状やAIの特徴を踏まえた上で、どのような課題/目的に対して、どのようなアプローチ/範囲/ツールで活用を進めるかを、検討・選定するステップがプロジェクトの投資対効果を左右する、極めて重要なプロセスとなります。

③アジャイルアプローチでの開発・導入

AIは、一度開発・導入して終わりという進め方ではなく、何度もモデル・学習データ・利用方法等を細かくカスタマイズしなおすことで、より理想とする活用を実現することができます。

 

具体的には、初期仮説に基づいた簡易的なプロトタイプを構築し実際に利用してみる、というサイクルを、1サイクル数週間~数ヶ月の期間で何度も繰り返し、ブラッシュアップしていくという、アジャイル開発のアプローチを取ることが適しています。

④システムとルールの両面からのリスク管理

企業がAI活用に踏み切れない最大の理由として、機密情報漏洩などのリスクへの懸念が挙げられます。

 

確かに、社員に特段ルールを設けず、一般に公開されているAIツールを使用させるなどの場合、様々な問題が発生する可能性は存在します。

 

一方で、セキュリティ対策を行ったシステム構築や、社員向けのAIの使用ルールやガイドラインの策定により、リスクをマネジメントし最小化することが可能です。

⑤研修等での社員のAI活用リテラシー向上

AI(特に生成AI)を活用するにあたっては、同じAIを利用していても、使い手のリテラシーによって成果が大きく左右されるという点に注意が必要です。

 

そのため、AIのポテンシャルを最大限に活用するためには、従業員のAIに対する理解とスキル、すなわちAI活用リテラシーを向上させることが不可欠です。

 

そこで、研修プログラムや実践的なトレーニングを通じて、従業員がAIの基本的な知識、適切な使用方法、関連するリスクを理解してもらい、効率的かつ責任ある方法で使用できる環境の構築が重要となります。

AI・ChatGPT活用の個別無料相談会実施中

AI総研では、AI・ChatGPT活用の個別無料相談会を実施しています。

各社様のご要望に合わせ、最新の市場動向や具体的な活用アイデアなどを、個別のオンライン個別のオンラインMTGにて、無料でご紹介させていただきます。

 

以下のようなお悩みをお持ちのご担当者様は、この機会にぜひお申込みください。

  • 興味はあるが、そもそも活用するかどうか迷っている
  • 自社に合った活用方法へのアドバイスが欲しい
  • 自社の企画の参考になる活用事例を知りたい
  • どのように活用を進めていけば良いか分からず困っている

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