AIの研究事例まとめ|大学における活用事例も紹介

2022年末に登場したChatGPTなど、AIはますます性能が向上しており、幅広い業界の企業が業務効率化やサービスの付加価値向上などに向けた活用を進めています。

そんな中、大学などの教育機関や企業において、機械学習や情報処理アーキテクチャなどの人工知能の要素技術研究や、AIの社会実装に向けた実証研究などの様々な研究も進められています。

 

そこで今回は、AIの研究事例について、大学における活用の取り組み事例とともに分かりやすくご紹介します。

 

本記事を読めば、大学によるAIの活用事例と研究の取り組みを一気にキャッチアップできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。


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そもそもAI(人工知能)とは?

そもそもAI(人工知能)とは

AIとは、「Artificial Intelligence(人工知能)」の略称で、コンピューターがまるで人間のように学習・判断・予測などの知的作業を行うことを可能にする技術のことを指します。

  

例えば、画像を認識し異常を検知する、過去のデータから未来を予測する、依頼を元に文章や画像を作成するなどの様々な活用が可能です。

 

近年、ビッグデータの蓄積や分析技術の進歩などにより、2020年以降その性能が飛躍的に向上し、幅広い業界・用途での活用が急激に進んでいます。

 

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大学によるAI研究事例まとめ

①東京大学:次世代知能科学研究センターにてAI研究を加速

東京大学 AI
(画像:東京大学)

次世代知能科学研究センターは現状の人工知能技術の枠組みとその限界を超え、真に人間のためになり、将来の社会、産業、経済、文化、学術を稼働する新たな次世代知能科学体型の構築と応用、それを踏まえた将来社会ビジョンの掲示と実現、および先進的な教育体型の構築と先端人材育成を目指し、東京大学の多様な分野が分離を超えて融合し創業力をはっきする連携研究機関として活動しています。

②工学院大学:歯のホワイトニング効果を自撮りで確認できるスマートフォンカメラアプリにAIを活用

工学院大学 AI
(画像:工学院大学)

工学院大学大学院工学研究科機械工学専攻 草柳 友哉さんと金田 祥平 准教授らによる研究グループは、歯のホワイトニング効果を自撮りで確認できるスマートフォンカメラアプリを作成しました。AI(人工知能)技術を用いて口の開き具合を判定し、ホワイトニング前後の比較用画像の撮影を可能とする研究成果です。

 

アプリには環境光センサーと顔ランドマーク検出AI技術が搭載されており、自撮りモードで前回撮影時と同じ明るさ、同じ口の開き方の画像を得ることができます。実験では、着色と漂白により相対的な色の変化を数値化できました。また、人の目では違いに気付きにくいとされる微妙な変化も撮影画像から確認できることが示されました。作成したアプリに既存の画像解析技術を組み込むことで、歯の色をスマホ一台で高精度に評価できる可能性を示す実験結果です。

③慶應義塾大学:AI社会共創・ラボでAIを多角的に研究

慶應義塾大学 AI
(画像:慶應義塾大学)

慶應義塾大学SFC研究所の「AI社会共創・ラボ」は、AI・ロボット技術が社会に与える影響を体系的に研究し、技術発展を見込んだ新しい社会制度作りに向けた研究を行うため、技術分野と社会制度に関わる法、倫理、社会、経済、経営等の分野、さらに芸術・建築などの創造性に関わる分野の研究者、そしてAI・ロボットの利活用を先導する国内企業など、多様なステークホルダーとの対話を通し、未来の技術と社会のあり方を共創していくことを目的としています。

大学によるAIの活用事例まとめ

それぞれの事例についてわかりやすく紹介していきます。

①近畿大学:生成AIプラットフォーム「Graffer AI Studio」を導入

株式会社グラファー AI
(画像:株式会社グラファー)

近畿大学は、生成AI活用プラットフォーム「Graffer AI Studio」を令和6年(2024年)1月22日(月)から3月31日(日)までの期間、試験導入しました。職員が生成AIの活用を深めることにより、業務負担の軽減と効率化を図ります。

 

「Graffer AI Studio」には、学内のデータを取り込み、ChatGPTのような対話形式でAIに質問回答や文章生成をさせる「チャットサービス」、学内で保有しているWordやPDFなどのデータを取り込み、それらのデータを元にした高精度のAI情報検索ができる「ナレッジベース」、処理したいデータを取り込み、プロンプト(AIに処理してほしい入力指示)を一度書くだけで大量の処理を数秒で完了できる「一括処理アプリケーション」の機能があります。

 

これらを用いて、経営企画や広報、教務など、さまざまな業務で効率化を図ります。

②武蔵野大学:生成AI搭載のICTヘルプデスクチャットボットを導入

武蔵野大学 AI
(画像:武蔵野大学)

武蔵野大学は創立100周年記念事業及び本学DX推進の一環として、生成AIを搭載したICTヘルプデスクチャットボットの導入を開始しました。生成AIを搭載することで、従来のチャットボットに比べ自然で高度な対話及び持続的なサービス向上が可能になっています。

 

将来的には利用者の対話履歴や個人データを蓄積し、1人ひとりに合わせた情報提供やアドバイスを行うことを目指しているとのことです。

③東洋大学:GPT-4を活用した教育システム「AI-MOP」を導入

東洋大学 AI
(画像:東洋大学)

東洋大学は米OpenAIが提供する大規模言語モデル「GPT-4」を活用した教育システム「AI-MOP」を開発し、同年4月24日から情報連携学部(INIAD)の全学年を対象に導入しました。

 

「AI-MOP」は、生成系AIを利用した自学自習を可能にして、学生たちの教育効果を高めることを目的としており、生成系AIのAPIをプログラミングで利用できるようにして、生成系AIを利用したシステム開発スキルを学べるようにすることを目指します。

 

AI-MOPは、ビジネスチャット「Slack」のボットを通じて利用することができます。

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