【無料】日本語対応の生成AIツール7選を比較|文章/画像別に紹介
ChatGPTの普及をきっかけに様々な生成AIツールが登場しており、ビジネス・プライベートを問わず、多くの人によって利用されています。
一方で、生成AIツールの中には、日本語に対応しておらず、初心者にとってはハードルが高いものも多くあります。
そこで本記事では、生成AIツールを初めて利用する方に向けて、無料で使える日本語対応の生成AIツールを、選び方とともにわかりやすくご紹介します。
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無料で使える日本語対応生成AIツール7選
無料で使える日本語対応生成AIツールの代表例として、以下の7つが挙げられます。
<無料で使える文章生成AIツール>
- ①ChatGPT:OpenAIが開発し、世界中で最も使われているAIツール
- ②Copilot:Microsoft×OpenAIが実装するAIアシスタント
- ③Gemini:マルチモーダル機能を備え「GPTを超える」と言われているGoogleの対話型AI
<無料で使える画像生成AIツール>
- ④Adobe Firefly:100を超える言語に対応したアドビのAI画像作成ツール
- ⑤Canva:商用利用も可能なプロ並みのデザインを簡単に作成可能なツール
- ⑥Bing Image Creator:自動でプロンプトも作成するAI画像作成ツール
- ⑦Stable Diffusion:オープンソースとして無料で公開されている画像生成AI
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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無料で使える文章生成AIツール3選
①ChatGPT:OpenAIが開発し、世界中で最も使われているAIツール
ChatGPTとは、人間と会話しているような形式でやりとりができるAIツールのことです。
ユーザーの指示に基づき、質問への回答や文章の要約/翻訳、メールや企画書の文書作成などの幅広い知的作業を自動で行うことが可能です。
ChatGPTのGPTとは「Generative Pre-traind Transfomer」の略で、本に換算すると約25万冊分以上の、圧倒的に大規模な言語データを事前に学習させることで、従来人間にしかできなかった知的な作業を高精度で実施することが可能となっています。
ChatGPTは、アメリカのスタートアップ企業のOpenAI社により、2022年11月にリリースされました。その後、リリースから5日間で100万人、2ヶ月で1億人と世界最速でユーザーを獲得したサービスとなり、大きな注目を集めています。
使い方次第で仕事の生産性や効率を大幅に上げることができるので、すべてのビジネスパーソンが使いこなせるようになるべきツールと言えます。
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②Copilot:Microsoft×OpenAIが実装するAIアシスタント
Copilot は、MicrosoftがブラウザやWindow OS向けに提供しているAIチャットアシスタントです。Microsoftの提携先であるOpenAIのAIモデル「GPT-4」や「DALL-E 3」を搭載し、文章生成や対話を行うことができます。
Copilotは、「副操縦士」のことであり、AIがまるで副操縦士のように人間のタスクをサポートするという意味がこめられています。
さらに、Microsoft 365と組み合わせた「Copilot for Microsoft 365」では、普段利用するWordやPowerPoint、ExcelとCopilotが連携し、Copilotの助けを得ながら文書やプレゼン資料を作成することができます。
WordやExcelなどMicrosoftのアプリケーションを利用する多くのビジネスパーソンにとって、Copilotは仕事の生産性や効率を高める強力なツールとなります。
③Gemini:マルチモーダル機能を備え「GPTを超える」と言われているGoogleの対話型AI
Geminiとは、Googleが2023年12月に発表した対話型AIです。文章だけでなく、画像や動画、音声も理解できる”マルチモーダル機能”を備えている点が特徴で、複雑な数学の問題やプログラミング言語の理解など、難しいタスクもこなすことができると発表されています。
Geminiは性能に応じて3つのモデル「Gemini Ultra」、「Gemini Pro」、「Gemini Nano」に分かれています。最も性能の高いGemini Ultraは、数学、物理学、歴史、法律、医学、倫理など、あらゆる科目の知識・問題解決能力テストで人間の専門家を上回るパフォーマンスを発揮したと発表されています。
Googleは、GeminiがGPT-4を上回る性能を持つと強調しており、ChatGPTの有力な対抗馬として注目されています。
専門的で高度な内容を扱う研究職・専門職の方にとって、強力な味方になると考えられます。
無料で使える画像生成AIツール4選
④Adobe Firefly:100を超える言語に対応したアドビのAI画像作成ツール
Adobe Fireflyは、アドビが開発し、100を超える言語に対応しているAI画像作成ツールです。
シンプルなテキスト入力で美しい画像やカラーパレットなど最高品質の作品を制作することができます。また、作成した画像の特定のオブジェクトを削除したり、新しいオブジェクトを追加することもできます。
毎月作成できる画像の枚数に応じて、無料プランとプレミアムプランがありますが、プレミアムプランでも月680円と比較的低額で利用できる点も魅力の一つです。
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⑤Canva:商用利用も可能なプロ並みのデザインを簡単に作成可能なツール
Canvaは、デザインスキルがなくても簡単に画像や動画の作成・編集ができるオンラインのデザインツールです。
無料でも、25万点以上のテンプレートから、プロ並みの品質のデザインを作成でき、プレゼン資料、SNSの投稿画像、ブログのサムネイルなど、様々な用途に活用できます。
複数人で共同で作業することもでき、作成したデザインは、オリジナルなものであれば商用利用もすることができるので、広告・営業資料やホームページデザインなどビジネスの場面での活用も広がっています。
⑥Bing Image Creator:自動でプロンプトも作成するAI画像作成ツール
Bing Image Creatorは、Microsoftが提供するAI画像作成ツールです。Microsoftのアカウントを持っていれば、無料で気軽に試すことができます。
Microsoftアカウントでログインし、テキストでプロンプトを入力するだけで、簡単に好みの画像を作成することができます。また、自動でプロンプトを作成してくれる機能も搭載されているので、AIサービスの利用に慣れていない初心者にも優しい設計となっています。
Bing Image Creatorは、対話型生成AIであるBing AIのチャット上でも利用することができ、どのような画像を作成してほしいかをチャットで指示すれば、すぐに画像が作成されます。
その手軽さと使いやすさから、Microsoftアカウントユーザーを中心に、今後大きく普及していくと考えられます。
⑦Stable Diffusion:オープンソースとして無料で公開されている画像生成AI
Stable Diffusionは、イギリスのAIベンチャーStability AIが開発・提供している画像生成AIです。
Stable Diffusionの重要な特徴として、オープンソースとして無料で公開されている点が挙げられます。これは、「誰もが自由にAI技術を活用できるようになるべきである」というStability AIの考えに基づくものです。その結果、多くのユーザーから支持を集め、一気に知名度が高まりました。
Stable Diffusionは英語がベースですが、拡張機能を利用することで、日本語でも利用することができます。2023年には、日本法人Stability AI Japan株式会社が設立され、日本向けのサービス提供も本格的に始動しています。
無料で使えるため、AIツール初心者やライトユーザーにおすすめのツールです。
生成AIツールを選ぶ際の3つのポイント
生成AIツールを選ぶ際のポイントとして以下の3つが挙げられます。
- ①目的と機能がマッチしているか
- ②日本語に対応しているか
- ③料金と利用価値が見合うか
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①目的と機能がマッチしているか
同じジャンルの生成AIツールでも、ツールによって想定している利用目的や搭載されている機能、プロ向け/初心者向けなどのレベル感は様々です。
そのため、日々のどのようなシーンでどのように利用するかを具体的にイメージした上で、各サービスの提供する機能がマッチしているか確認するようにしましょう。
②日本語に対応しているか
生成AIツールの多くは、海外企業が提供している場合があり、日本語非対応のツールも数多く存在するため、利用前に公式サイト等で確認するようにしましょう。
また、日本語対応と記載されていても、日本語で利用する場合と英語で利用する場合の、入力・出力の精度が大きく異なるサービスも存在するため、無料プラン等で日本語で試してみるのがおススメです。
③料金と利用価値が見合うか
生成AIツールの多くは、無料プランと有料プランが用意されていることが多く、本格的な利用をするためには有料プランへの加入が前提となっている場合もあります。
そのため、日々のどのようなシーンでどのように利用するかを具体的にイメージした上で、価格に見合う利用価値がありそうか、ChatGPT等の無料/有料プランでは代用できないのか?などの検討をした上で、自分にとってコストパフォーマンスの高いサービスを選ぶようにしましょう。
生成AIツールを使いこなすための5つのコツ
生成AIツールを使いこなすためのコツとして以下の5つが挙げられます。
- ①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
- ②質問の背景や文脈を共有する
- ③回答の参考になる情報や回答例を記載する
- ④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
- ⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
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①できるだけ明確で具体的な質問/指示をする
自分が期待する回答を得るためには、5W1Hを示したり、文字数や文章構成を指定するなど、プロンプトをできるだけ明確かつ具体的に書くことが重要です。
プロンプトにあいまいな説明や表現を含めると、自分が意図しない回答が出力される可能性があるので、このような記載は避けましょう。
②質問の背景や文脈を共有する
単に質問だけをプロンプトに含めるのではなく、その質問をした背景や文脈まで共有することで、回答の質を高めることができます。
また、ChatGPTに対して「戦略コンサルタントになったつもりで回答してください。」「あなたは大学教授です。」などと立場を指定することで、その立場に合わせた適切な回答がなされる可能性が高まります。
③回答の参考になる情報や回答例を記載する
プロンプトに、回答の参考になる情報や自分が期待する回答の例を含めることで、自分が求める回答が出力される確率を高めることができます。
例えば、ある会社について説明してほしい場合には、回答に含めてほしい内容の例(CEOの名前、設立年、所在地、代表的なサービスなど)をプロンプトに含めることで、自分が求める情報が得られる可能性が高まります。
④最初から完璧な回答が得られなくても、何度も修正を依頼する
質問や指示が複雑になるほど、最初のプロンプトからいきなり完璧な回答を得ることは難しくなります。一回の指示で自分の望む回答を得ようとするのではなく、シンプルな指示から得られた回答をもとに、地道にプロンプトを修正していくと、うまくいく可能性が高まります。
⑤期待する回答が得られない場合、質問/指示の仕方を改善する
丁寧なプロンプトを心掛けても、期待する回答が得られない場合も多々あります。その場合は、上で紹介した①~④を意識してプロンプトを改善する必要があります。
また、日本語ではなく英語で指示をする、一度画面を閉じて最初からやり直すなど、自分なりに工夫して改善を試みることが重要です。
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