XREAL社の最新端末 「XREAL One」の大きな4つの特徴とは|XREAL CEO 兼 創設者 チー・シュー様

XREAL社の紹介

XREAL社の紹介
(画像:日本XREAL株式会社)

XREALは、急成長中のAR(拡張現実)企業です。

物理的な世界とデジタルの世界を融合させるハードウェアとソフトウェアのソリューションによって、次世代のユーザーインタラクションの到来を提供しています。

 

XREALは、ARグラス製品「XREAL Air 2シリーズ」を通じて拡張現実体験を革新してきました。

ARを誰しもが利用でき、アクセスできるような世界を目指し、日々開発や普及活動に励んでいます。

 

それに共感していただいている多くの投資家と世界有数の5G企業とのパートナーシップに支えられながら、今日XREALのARグラスはグローバルで展開されています。

 

CEO 兼 創設者 チー・シュー様プロフィール

2017年拡張現実技術を活用して次世代のコンピューティングプラットフォームを構築。

最先端のAR ユーザーエクスペリエンスの創造に努めるXREAL(旧称Nreal)を設立。

XREALは2億4000万ドル以上の資金調達に成功。

2019年より、XREALのAR メガネ製品は中国、米国、日本、韓国、英国など複数の国で販売。

2022 年、2023 年、2024 年前半に、XREAL のAR メガネ製品は世界で最も高い出荷量を達成し、世界AR 市場シェアの3 分の1以上を獲得した。

 

新製品 「XREAL One」の概要について

新製品 「XREAL One」の概要について
(画像:日本XREAL株式会社)

チー:今回出る新製品は、XREALの歴史上において最も大きな前進という風に捉えておりまして、これまでで1番大きなイノベーションをもたらすような製品となっております。以前の製品よりもすごく大きな進化を遂げたので、今回「XREAL One」というネーミングをさせていただきました。

 

また、皆さんにARを提供する、よりARを普遍的なものにしていくという観点からですね、今回「AR For ALL」というメッセージをこれからのスローガンとして掲げてまいります。

フレームやボタン、ノーズパットなど、あらゆるところにおいて以前のモデルからのデザインの一新を行っております。

また、機能的に今回大きく4点のアップデートがございますので、このあとご説明いたします。

 

自社開発したX1チップの導入に成功し、軽量化や歴史的な低遅延を実現

自社開発したX1チップの導入に成功し、軽量化や歴史的な低遅延を実現
(画像:日本XREAL株式会社)

チー:大きなアップデート4点のうち、1点目はグラスにX1チップという自社のチップを導入したことです。このチップの開発には3年以上の期間を費やしてきました。現時点でARグラスの中に単独でチップを搭載しているモデルを出している企業は他にないので、かなり特徴的であると思います。

 

今後XREALとしては、パワーの源のようなX1チップが入ったグラスを今後一般的なものにしていく予定です。このチップのおかげで、さらなる軽量化や低遅延が実現されております。

 

特に、遅延に関しては、Vision Proが12ミリ秒、以前のXREALのモデルが20から30ミリ秒あったことを踏まえると、AR・VRの歴史上でもかなり革新的な3ミリ秒のみの遅延というスペックを実現しています。

 

また、画面の安定性やフレームレートの向上も見られますので、ぜひ、このアップデートされた体験をご自身で体感していただければと思います。

 

ネイティブ3DoF機能の搭載により、様々なデバイスとの互換性を実現

ネイティブ3DoF機能の搭載により、様々なデバイスとの互換性を実現
(画像:日本XREAL株式会社)

チー:2点目はネイティブの3DoF機能が搭載されたことです。3DoFがあるおかげで、空間上に画面を固定することができますので、ながら作業とかする時にも障壁にならないことは大きなメリットになります。

 

また、Oneという由来にも関わってくるところとして、唯一初めて単独での3DoFが行えるデバイスであるというところで、プレステやXbox、Switch等に加えて、Apple製品との接続性、互換性が生まれたのが一番大きなところです。

 

今後はApple製品に関しても、USBケーブル一本で、ネイティブに体験をできるようになります。

 

業界をリードする水準である50度の視野角での体験を可能に

業界をリードする水準である50度の視野角での体験を可能に
(画像:日本XREAL株式会社)

チー:3点目は業界をリードする水準である50度の視野角を今回実現したことです。Air2Proなどこれまでの端末と比べ、見える範囲が増えたという認識を持っていただければと思います。

 

また、電子調光機能はスペックを維持しております。また、テュフ・ラインランドによる視覚に関する認証においても大きな飛躍がありました。

 

「XREAL One」シリーズに関して、テュフ・ラインランドより4項目で受賞、認証をいただきまして、特に目への快適性という部門では今回5つ星の評価をいただきました。この5つ星を獲得しているARグラスのブランドはXREALしかございません。

 

BOSEのスピーカーの導入

BOSEのスピーカーの導入
(画像:日本XREAL株式会社)

チー:4点目は、音声の部分においてBOSEさんと協力関係を持ちまして、スピーカーの導入に成功したことです。

 

やはりAR体験においても、サウンドという部分が大きな要素の1つになってきます。そのため、名だたる音響メーカーさんであるBOSEさんと今回協力できることを誇りに思っております。

 

BOSEさんのスピーカーを導入することで、サウンドや音響システムにおいてかなり良質なアップデートを行うことができました。

 

X1チップの開発に込められた思い

X1チップの開発に込められた思い
(画像:日本XREAL株式会社)

今回、以前の製品と比べてかなりのアップデートがあったと思います。その中で今回の「XREAL One」の1番のアピールポイントはどこになりますでしょうか。

 

チー:やはりX1チップになります。このチップに関して非常に面白いストーリーがございます。じつはこのX1チップはXREALが誕生した日からゴールとして定めていたことです。

 

時期をさかのぼると2018年の時にですね、うちが1台目のプロトタイプを実際にpcと繋げて投影の方を行っていたのですが、やっぱりPCのような元になるものに直接接続すれば、ここまで低遅延が実現できるのかっていう点にすごい感銘を受けた。その時点でチップを搭載するというゴールができたわけですね。当時はHoloLens1でかなりの安定性を体験できたというところがすごい衝撃的でした。

 

当時まだ資金力もなく、自社でチップを作るなんて本当に夢のような話だったんですけど、その2018年から6年経った今ですね、 ようやくARグラスの初めてのチップを出すことができたので、ここはもう本当に唯一であり、ナンバーワンであるという風に認識しています。

 

XREAL社による今後の戦略

XREAL社による今後の戦略
(画像:日本XREAL株式会社)

「AR For ALL」という印象的なスローガンにもあったように、今回の「XREAL One」が、さらなるARの普及が進むための1つの転換点になるのかなと思っております。日本の市場もかなりARの活用が浸透してきていますが、XREALとして日本における今後のAR市場の展望をお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

チー:今後の日本でのAR市場の拡大というところにおいては、やはりセールスの部分も大事ですが、やはり市場を教育していくという点がすごく大事になってくるかなと思っています。 

 

その中でも1番アプローチできるカテゴリーとしては大きく2点あるかなと思っていて、1点目がゲーミングですね。やはりゲームの用途として使われる方、ここへのアプローチというのを特に日本では注力をしたいと考えています。

 

2点目はプロダクティビティつまり生産性の向上に伴うような作業との連携ですね。これまではやはり高スペックなラップトップPCと繋いでいたところはあったんですけど、今後この「XREAL One」のおかげで単独でそれなりの処理ができるようになるので、この2点を、今後、日本の市場でも注力をしていきたいという風に考えています。

 

あとは、そのゲームのユーザー層の中でも、やはり3DoFによって画面を空間上に固定するということがすごい大きな需要としてあるので、今後は3DoFに最も強く注力している企業としてXREALが1番に選んでいただける、そんな製品になれるように今後は提案していきたいと思います。

 

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このナレッジの著者

メタバース総研 代表取締役社長

今泉 響介

株式会社メタバース総研(現・CREX)代表取締役社長。
慶應義塾大学経済学部卒業。学生起業した事業を売却後、日本企業の海外展開/マーケティングを支援する株式会社Rec Loc を創業・社長就任を経て、現職に。メタバースのビジネス活用に特化した国内最大級の読者数を誇るメディア「メタバース総研」の運営やメタバースに関するコンサルティング及び開発サービスの提供を行っている。著書に『はじめてのメタバースビジネス活用図鑑』(中央経済社)

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