【2024年】おススメのAR制作/開発会社15選|選び方も解説
ポケモンGOやsnowなどのARアプリの普及やAppleによる初のXRデバイスVision Pro発表など、近年ARへの注目はより一層高まっています。
幅広い業界の企業が相次いでARのビジネス活用を進めるなかで、自社でもARのビジネス活用を検討しているという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、2023年最新版のおススメのAR制作/開発会社15社をご紹介します。
本記事は、以下のような方におすすめの記事となっています。
- 代表的なAR制作/開発会社を幅広く抑えておきたい
- AR制作/開発会社が多数あり、各社の違いや特徴が分からない
- 失敗しないためのAR制作/開発会社の選び方を知りたい
- AR制作/開発にかかる費用の相場を知りたい
本記事を読めば、AR制作/開発を進める上で絶対に抑えておきたいポイントを効率よくキャッチアップできると思いますので、ぜひ最後までご一読ください。
また、メタバース総研では、1000社以上のご担当者様からご好評をいただいている、国内外の最新のメタバース/XR活用事例101選をまとめたレポートを無料で配布しております。
ご興味のある方は、以下リンクからダウンロードしてご活用ください。
⇒【担当者必見】メタバース/XR活用事例101選の資料ダウンロードはこちら(無料)
目次
- AR制作/開発会社選びに失敗しないための5つのポイント
- 代表的なAR制作/開発会社15選
- ARアプリ・システム制作/開発会社
- ①ホロラボ:AR/MRシステムやアプリの研究・開発
- ②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発
- ③Monstarlab:2200件のアプリ・ウェブシステム開発実績を活かしてARコンテンツを制作
- ④NestVisual:映像表現に強みを持つデジタルコンテンツ制作/開発会社
- ⑤MESON:最先端のXR体験を構築するクリエイティブスタジオ
- ⑥ネクストシステム:AIやXRの技術開発を行うシステム開発企業
- ⑦AQUASTAR:アプリレスのARコンテンツを制作・提供
- ⑧マインドフリー:オリジナルのARプロモーションの実施を支援
- ⑨セガ エックスディー:ゲーミフィケーションを取り入れたARコンテンツの制作
- ⑩リモデルパートナーズ:100事例以上のAR(拡張現実)の販促相談実績を誇る開発会社
- ARソリューション提供会社
- ARを制作/開発するための4つのステップ
- ARを制作/開発する2つの方法
- おススメのAR制作ツール/プラットフォーム4選
- AR制作の費用相場
- 企業がARを活用する3つのメリット
- 成果に繋がるAR制作/開発の5つのポイント
- ARの市場規模
- ARの業界別ビジネスへの活用事例12選
- ①アパレル業界:NIKEがアプリで計測された足のサイズから靴をレコメンド
- ②アパレル業界:WarbyparkerはARでメガネを試着できるアプリをリリース
- ③化粧品業界:資生堂がARメイクで複数のアイシャドウを試せるアプリで顧客体験向上
- ④化粧品業界:ZOZOCOSMEがARメイクで自分の顔で化粧品を試してECの活用
- ⑤日用品業界:花王がヘアカラー剤の色選びサポートにARを活用
- ⑥食品業界:ジャックダニエルが歴史や製造方法を学べるAR絵本でマーケティング
- ⑦食品業界:ドミノピザがAR上で世界中のチーズをめぐる旅を体験できるアプリでプロモーション
- ⑧家具業界:IKEAが自宅の部屋で家具を自由にレイアウト可能
- ⑨家具業界:ニトリが家具や設置場所を測定しサイズ違いの不安を解消
- ⑩不動産業界:東急住宅リースが内見にARを活用
- ⑪不動産業界:不動産SHOPナカジツでは完成予定図をARで確認
- ⑫物流業界:DHLが倉庫でのピッキング作業を効率化
- 費用対効果・実現性が高いメタバース活用方法
AR制作/開発会社選びに失敗しないための5つのポイント
AR制作/開発会社選びに失敗しないためのポイントとして以下の5つが挙げられます。
- ①自社がARを制作/開発する目的を明確化する
- ②社内のプロジェクトを推進する人員リソースを確認する
- ③制作/開発会社がどのようなタイプの制作に対応しているか確認する
- ④制作/開発会社が制作中心か、企画立案から一貫して支援してくれるか確認する
- ⑤制作/開発会社が予算内でどのような支援を行ってくれるか確認する
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
①自社がARを制作/開発する目的を明確化する
1つ目のポイントは、自社がARを制作/開発する目的を明確化することです。
ARを”活用すること自体が目的”となってしまっている企業は、成果を上げることができない傾向にあります。
そもそも何のためにARを活用するのかを明確化することで、自社に最適なユーザー体験やAR空間を具体的に設計し、制作することができます。
②社内のプロジェクトを推進する人員リソースを確認する
2つ目は、社内のプロジェクトを推進する人員リソースを確認することです。
AR活用には、事業・企画の立案から、3Dモデリング/プログラミング、制作後の運用など、様々な役割を担う人材が必要となります。
そのため、事前に社内でどの役割を担う人材がどの程度不足しているのかを明確にすることで、自社の状況に合った制作/開発会社や支援プランを選ぶことができます。
③制作/開発会社がどのようなタイプの制作に対応しているか確認する
3つ目のポイントは、制作/開発会社がどのようなタイプの制作に対応しているか確認することです。
一言でAR制作/開発会社といっても、ARアプリや、ブラウザ上でARコンテンツを提供するWebARなど、制作/開発しているARのタイプは様々です。
制作/開発会社側の都合に基づきARを制作/開発するのではなく、あくまで自社の目的達成の手段として、最適なARを制作/開発してくれる会社を選ぶようにしましょう。
④制作/開発会社が制作中心か、企画立案から一貫して支援してくれるか確認する
4つ目のポイントは、制作/開発会社の支援範囲が制作中心か、企画立案から一貫して支援してくれるか確認することです。
制作/開発会社の中には、あくまでARの制作が中心の一般的な会社と、ARを活用した事業・企画の立案から制作まで一貫して支援してくれる会社の2つのタイプが存在します。
AR活用で成果を上げるためには、制作以前に「どのようなARを制作/開発すべきか」の企画のプロセスが極めて重要であり、社内に知見を有する人材がいない場合などは、事業・企画の立案から支援してくれる制作/開発会社を選ぶと良いでしょう。
⑤制作/開発会社が予算内でどのような支援を行ってくれるか確認する
5つ目のポイントは、制作/開発会社が予算内でどのような支援を行ってくれるか確認することです。
制作/開発会社によっては、AR制作/開発でXXX万円、Xカ月の運用でXXX万円というように、ある程度支援内容と費用が固定パッケージ化されている会社も多く存在します。
そのため、予算と制作の目的・要望を伝えた上で、自社の目的達成に繋がる支援を行ってくれる制作/開発会社を選ぶようにしましょう。
代表的なAR制作/開発会社15選
代表的なAR制作/開発会社として、以下の15社が挙げられます。
<ARアプリ・システム制作/開発会社>
- ①ホロラボ:AR/MRシステムやアプリの研究・開発
- ②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発
- ③Monstarlab:2200件のアプリ・ウェブシステム開発実績を活かしてARコンテンツを制作
- ④NestVisual:映像表現に強みを持つデジタルコンテンツ制作/開発会社
- ⑤MESON:最先端のXR体験を構築するクリエイティブスタジオ
- ⑥ネクストシステム:20名ものAR技術者が在籍しAIやXRの技術を開発
- ⑦AQUASTAR:アプリレスのARコンテンツを制作・提供
- ⑧マインドフリー:オリジナルのARプロモーションの実施を支援
- ⑨セガ エックスディー:ゲーミフィケーションを取り入れたARコンテンツの制作
- ⑩リモデルパートナーズ:100事例以上のAR(拡張現実)の販促相談実績を誇る開発会社
<ARソリューション提供会社>
- ⑪クラウドサーカス:ARを活用したプロモーションを行えるツールを提供
- ⑫プラージュ:誰でも簡単にARアプリを作成できるサービスARcubeを提供
- ⑬エム・ソフト:顧客のビジネス革新のためのARソリューションを提供
- ⑭マイスターギルド:XR黎明期より研究開発に着手した知見を活かしたARソリューションの提供
- ⑮クロスリアリティ:企業や教育機関を中心にXRソリューションを提供
それぞれの会社についてわかりやすく紹介していきます。
ARアプリ・システム制作/開発会社
①ホロラボ:AR/MRシステムやアプリの研究・開発
ホロラボは、AR/MRシステムやアプリの研究・開発を行っている会社です。
同社は、日本マイクロソフトとパートナーシップを結び、マイクロソフトのAR/MRデバイスであるHoloLens向けのシステム・アプリケーション開発を行うなど、作業現場や設計での業務効率化に向けたAR/MR制作を強みとしています。
そのため、建設業や製造業など、業務効率化を目的としたARの活用を行いたい企業におススメです。
②メタバース総研:各社の目的達成に向けた成果に繋がるメタバース/XRを開発
メタバース総研は、企業向けのメタバース/XRのコンサルティング・開発を行っている会社です。
同社は、多数のメタバース活用支援と国内最大級のビジネス向けメタバースメディアの運営により培った、豊富な経験と知見を武器とする、高品質のコンサルティングから制作/開発までの一気通貫での支援を強みとしています。
さらに、各領域に強みを持つ、38名のクリエイター/エンジニアや12社のパートナー企業による強力な支援体制を有しており、各企業の目的や要望に合わせた、オーダーメイドでの制作/開発が可能な点も特徴です。
そのため、現状構想段階にあり事業・企画の立案から支援してほしい企業や、テンプレ的な設計ではなく自社ならではのメタバースを制作/開発したい企業におススメです。
メタバース総研は豊富な経験とナレッジに基づき、各社様に合わせた先進事例や具体的な活用アイデアなどの最新ナレッジをご提供させていただいております。 メタバース/XR活用でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
⇒メタバース/XRのビジネス活用個別無料相談会の詳細はこちら
③Monstarlab:2200件のアプリ・ウェブシステム開発実績を活かしてARコンテンツを制作
MonstarLabは、多数の開発実績を誇るアプリ・ウェブシステム開発会社です。株式会社クボタ、株式会社LIXIL、日本郵便株式会社、サントリー食品インターナショナル株式会社など多くの有名な企業を支援してきた実績があります。
MonstarLabは、アプリ及びウェブシステムにおいて、業種業態を問わず様々な企業の支援実績があり、累計で2200件を超える企業を支援してきました。
MonstarLabは、このような豊富な開発実績を活かして、ARアプリやWebARの開発/制作を行い、業務効率化や販促・観光PRなどを支援してきました。
豊富な開発実績を有する信頼性のある企業にARコンテンツ制作を依頼したい企業にオススメです。
④NestVisual:映像表現に強みを持つデジタルコンテンツ制作/開発会社
NestVisualは、XRやインタラクティブシステム、プロジェクションマッピングなど、様々なデジタルコンテンツの開発・制作会社です。
NestVisualは、映像コンテンツとテクノロジーのかけ合わせによる高品質な映像表現を強みとし、企業のニーズに応じたXRの開発を行っています。また、開発キットを活用した開発からオリジナルの開発まで、予算に応じたXR開発に対応しています。
クオリティの高いAR映像を制作したい企業におススメです。
⑤MESON:最先端のXR体験を構築するクリエイティブスタジオ
MESONは、2017年9月に設立された、XR時代の最先端のユースケースやUXを設計するXR Creative Studioを運営する企業です。ゲーム開発、建築、文化、デザインなどのバックグラウンドを持つ多様な才能で構成されたチームがメタバース/XR領域での新サービスの開発に取り組んでいます。さらに、開発だけでなく、XRプロジェクトの企画や開発後の運用まで一気通貫でサポートしています。
また、Mesonは、2020年に世界最大のAR/VRアワードである「Auggie Award」をソフトウェア領域において日本で初めて受賞しました。
そのため、先進的なAR活用や体験提供を行いたい企業におススメです。
※関連インタビュー記事:メタバースが実現するリアル店舗を超えた購買体験とは?MESON CEO 小林氏を直撃
⑥ネクストシステム:AIやXRの技術開発を行うシステム開発企業
ネクストシステムは、AIやXRの技術開発を行うシステム開発企業です。
ネクストシステムには20名ものAR技術者が在籍しています。技術社員のほとんどは大手メーカー開発部隊出身者や小・中学生時代からプログラミングを行っていた人たちで、技術力が高いのが強みです。
また、ネクストシステムはAIとARを融合した開発を行うことができます。AIもしくはARのみの開発ができる企業は多いですが、その両方を融合した開発ができるという点で国内でも希少な会社です。
そのため、顧客の嗜好に応じたコンテンツを提供するなど、AIとARを組み合わせてサービスを提供したい企業におススメです。
⑦AQUASTAR:アプリレスのARコンテンツを制作・提供
AQUASTARは、ARコンテンツの制作等を行う会社です。
AQUASTARが制作するARコンテンツの特徴として、ユーザーがアプリのインストールをせずに楽しむことができる点が挙げられます。これによりインストールにかかる負担が減るため、ユーザーにより使われやすいARコンテンツを提供することができるようになります。
また、AQUASTARはSNSでの発信力を高めるAR活用の提案に長けており、オリジナルイラストから、壁画、SNS用、キャンペーンキービジュアルなど様々なジャンルの制作/開発に対応できます。
そのため、ARを活用したマーケティングやキャンペーンを行いたい企業におススメです。
⑧マインドフリー:オリジナルのARプロモーションの実施を支援
マインドフリーは、XRコンテンツの制作やプロモーション支援を行う会社です。
Instagram ARフィルターを用いたARプロモーションなど、オリジナルのプロモーション支援を得意としています。また、マインドフリーはソーシャルメディアマーケティング事業なども行っており、そのようなノウハウを生かして、ARコンテンツを活用した企画を立案することができます。
マインドフリーはこれまでビックカメラやBOTANISなどの支援を行ってきました。ビックカメラの支援事例では1600万回を超えるインプレッションを獲得するなどマーケティング・プロモーション支援で成果を挙げています。
そのため、ARを活用したプロモーションを成功させたい企業におススメです。
⑨セガ エックスディー:ゲーミフィケーションを取り入れたARコンテンツの制作
セガ エックスディーは、ゲームの要素をゲーム以外の場面でも取り入れるゲーミフィケーションを活用した顧客の課題解決に強みを持ち、ゲーミフィケーションを活用したARの開発サービスを提供しています。
セガ エックスディーのAR研究開発Unitでは、企業の様々な課題を解決するためのAR技術の活用を研究しています。例えば、SNS向けプロモーションのためのARフィルターやイベント向けのARデジタルスタンプラリーの開発などの成果を挙げてきました。
セガ エックスディーは、「ARを使って何がしたいのか」ではなく、「ユーザーにどんな体験を提供したいのか」という視点を重視しています。ユーザーに提供したい体験を考えていく中で、その体験の提供に最も適したコンテンツがARコンテンツである、となれば、自然とユーザーに使われるARコンテンツが広まると考えています。
そのため、ARを活用して最高のユーザー体験を提供したい企業だけでなく、そもそも最高のユーザー体験を提供するための手段としてARが最適なのかを相談したい企業にもおススメです。
⑩リモデルパートナーズ:100事例以上のAR(拡張現実)の販促相談実績を誇る開発会社
リモデルパートナーズはARアプリ開発やコンテンツ制作を行う会社です。
リモデルパートナーズの強みとして、ARアプリ開発+コンテンツ制作をワンストップで提供できる点が挙げられます。ARアプリ開発では豊富な実績をもとに、案件ごとにカスタマイズしたオリジナルアプリを開発することができます。コンテンツ制作では、ぬりえが360°空間に飛び出す「rearColor」や店頭に存在しない商品を陳列棚に実物大で見せる「実物大AR表示」などのサービスを提供しています。
また、アプリ開発+コンテンツの一括発注ができることやスピーディーな納品などの強みが評価され、100事例以上のARの販促相談実績がある点も大きな特徴です。
そのため、アプリ開発からコンテンツ制作まで一貫してサポートしてほしい企業や迅速にサービスをローンチしたい企業におススメです。
ARソリューション提供会社
⑪クラウドサーカス:ARを活用したプロモーションを行えるツールを提供
クラウドサーカスは、マーケティングツールやデジタルマーケティングに関するソリューションを提供している企業です。
クラウドサーカスは、COCOAR(ココアル)という、ARを活用したプロモーションを行うためのツールを提供しています。これにより、ARフォトフレーム、商品の実物大3Dモデル、バーチャル試着、ARスタンプラリーなど、商品やサービスの魅力的なプロモーションを支援する様々なARツールを開発することが可能となります。
また、単にARプロモーションのためのツールを提供するだけでなく、企画やプロモーション実施後の効果測定などもサポートするため、ARを活用して終わりという結果になってしまうことを防ぐことが期待できます。
ARを活用してプロモーションを行うことで他社と差別化を図りたい企業、自社のプロモーションの効果を正しく測定したい企業におススメです。
⑫プラージュ:誰でも簡単にARアプリを作成できるサービスARcubeを提供
プラージュは、アプリ開発、Web制作、AR開発などを手掛けるインターネットソリューション企業です。
プラージュは、誰でも簡単にARアプリを開発することができるARcubeというソリューションを提供しています。画像や動画をアップロードすれば、約10秒で3Dデジタルコンテンツとして表示できるようになります。
費用は、契約期間や搭載されている機能によって変わりますが、月額最低3万円の低コストから利用することができます。
時間や費用をかけずに簡単にARアプリを活用したい企業におススメです。
⑬エム・ソフト:顧客のビジネス革新のためのARソリューションを提供
エム・ソフトはARアプリ開発・ソリューションの提供を行っている会社です。
同社は、世界初のARライブラリであるARToolKitの日本国内代理店としてAR技術の初期段階からアプリ開発に携わり、多くの実績とノウハウを蓄積しています。また、「ビジネスに強いAR」というコンセプトで、独自のソリューションサービス「BIZ-AR」を提供しています。
エム・ソフトはARを初めて活用する顧客にも丁寧なヒアリングを行い、企画を実現するための様々な提案を行います。また、要件が固まっていない場合でも相談でき、顧客の要望に合わせた最適な提案が可能です。
また、ARの分野で多く実績を持っているため、開発済みのソフトウェアを顧客に使いやすく再構築したり、必要に応じて組み合わせる事が可能です。これにより、顧客の要望に合わせた柔軟なアプリ開発と低コストを実現しています
エム・ソフトは、多数の大手企業との取引を中心に、35年に渡る実績と信頼を構築してきました。特に、建設業や製造業などの産業分野で多くの開発実績があり、組込み・画像処理からAWS・クラウドまで幅広くサポートしています。
そのため、豊富な実績を有し信頼性のある制作/開発会社に依頼したい企業におススメです。
⑭マイスターギルド:XR黎明期より研究開発に着手した知見を活かしたARソリューションの提供
マイスターギルドは、2016年のXR黎明期から積極的にXR開発に着手し、デバイスやシステムを開発してきました。
マイスターギルドの強みとして、国内に40人以上のWebシステム開発エンジニアを擁する点、XR配信に必要な最適なサーバー・クラウド環境を提供できる点、XRデバイスHoloLensの開発実績が豊富な点などが挙げられます。
ARの分野では、ARフォトフレーム・サイネージやスタンプラリー、観光PRサービスなど様々なコンテンツを提供してきました。
ARを活用したいが社内にエンジニア人材が不足している企業、サーバーやクラウド環境の整備も支援してほしい企業におススメです。
⑮クロスリアリティ:企業や教育機関を中心にXRソリューションを提供
クロスリアリティは、その名の通り、XR(VR/AR/MR)ソリューションを提供する会社です。
クロスリアリティは、京都府のクロスメディアパーク構想による全面的なバックアップのもと、XRの世界的リーダー企業であるEON Reality社と業務提携して、企業や教育機関を中心にXRソリューションを提供・サポートしています。
また、EON Reality社が開発した世界基準のカリキュラムを使用した専門家育成のためのスクールを運営しており、学校運営を通じて蓄積したナレッジをXRに活用しています。
さらに、クロスリアリティは最新XR機材を体験できるショールームを開放しています。ユーザーは、見学申込をすることで最新機材を全て体験することができ、体験を通じて、XR開発を事前にイメージすることができます。
AR活用を始める前にショールームで事前にイメージをつかみたい企業におススメです。
ARを制作/開発するための4つのステップ
ARを制作/開発するためのステップとして以下の4つのステップが挙げられます。
- ①ARの企画
- ②開発環境・ツールの選定
- ③サービスの体験設計・開発
- ④サービスのテスト・公開
それぞれについてわかりやすく紹介していきます。
①ARの企画
1つ目のステップは、ARの企画です。成果を挙げるAR制作/開発を行うには、強力な制作/開発体制の構築はもちろん、自社の目的達成に向け、「どのようなARを制作すべきか」を検討するリサーチと企画のプロセスが極めて重要となります。
AR制作で成果を上げるためのリサーチ・企画のポイントとして、以下の2点が挙げられます。
- 1. 最先端の市場動向・定石の把握/活用
- 2. 各社の課題や目的にマッチするAR戦略・企画の立案
1. 最先端の市場動向・定石の把握/活用
近年幅広い業界・用途でのAR活用が進む中で、成果が上がっている事例には共通点が存在します。そのため、最新の市場動向やノウハウを抑えることが、成功確度の高い戦略・企画の大前提となります。
2. 各社の課題や目的にマッチするAR戦略・企画の立案
ARに取り組むこと自体を目的とするのではなく、”事業成長のための有効な手段”としての、自社ならではのAR戦略・企画を立案できるかが極めて重要となります。
②開発環境・ツールの選定
2つ目のステップは、開発環境・ツールの選定です。ARを制作/開発する目的・ターゲットとする顧客を明確にした上で、目的に沿った開発環境・ツールを選定しましょう。代表的な開発環境・ツールとしては、ARKitやARCoreなどのARアプリ開発ツールや、UnityやUnreal EngineなどのAR開発環境などが挙げられます。
AR制作/開発の中でも、単にARのコンテンツを制作したいのか、iOS/Androidで利用できるアプリを開発したいのかによって、利用する開発環境・ツールは異なります。
③サービスの体験設計・開発
3つ目のステップは、サービスの体験設計・開発です。実現したいユーザー体験の設計を行った後、実際の開発を行います。
単にARのコンテンツを制作したいのであれば簡易なツールでも対応可能な場合がありますが、よりクオリティの高いユーザー体験を実現するためには、「Unity」や「Unreal Engine」を利用してプログラミングを行い、アプリケーションを開発する必要があります。
④サービスのテスト・公開
4つ目のステップは、サービスのテスト・公開です。スマホ、タブレット、ヘッドマウントディスプレイなど対象とするデバイスにおいて、バグがないか、表示速度に問題がないかなどをテストします。
動作に問題がなければ、アプリであればデバイスごとにアプリストアに申請を行い、審査が通ればリリースとなります。
ARを制作/開発する2つの方法
ARを制作/開発する代表的な方法として、以下の2つが挙げられます。
- ①制作/開発会社に依頼をする:高品質のAR制作/開発が可能
- ②自社で制作/開発を行う:コストを抑えることが可能
それぞれの方法の概要やメリット・デメリットを分かりやすく紹介していきます。
①AR専門の制作/開発会社に依頼をする:高品質なAR制作/開発が可能
1つ目の方法は、上記で紹介したような制作/開発会社に依頼をする方法です。
AR制作/開発の豊富な経験と知見を有する制作/開発会社に依頼をすることで、高品質のARを制作/開発することが可能です。
代表的なメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 1.豊富な経験と知見に基づき、高品質のAR制作/開発が可能
- 2.体制が整っているため、限られた期間でAR制作/開発が可能
- 3.社内の人員リソースに余裕が無くても、AR制作/開発が可能
一方で代表的なデメリットとして、以下2つが挙げられます。
- 1.自社で制作/開発する場合と比べ、一定コストがかかってしまう
- 2.社内企画通りに制作/開発会社に制作してもらうため、綿密なすり合わせが必要
また、AR制作/開発会社には、制作/開発を中心に対応している会社と、事業立案や企画から開発まで一貫して対応している会社が存在するため、自社の検討状況や課題にマッチした会社を選定することが重要となります。
②自社のエンジニアが制作/開発を行う:コストを抑えることが可能
2つ目の方法は、ツールを活用し自社のエンジニアがARを制作/開発する方法です。
ARをリリースするためには、3Dモデリングやアニメーション、ARシステム・アプリ開発、プログラミングなど様々な工程が存在します。
一方で、近年これらに対応する有力なツールが登場してきています。これらのツールを活用することができれば、コストを抑えたAR制作/開発が可能です。
代表的なメリットとして、以下の2つが挙げられます。
- Unityなどのツールなどを活用できれば、低コストで制作/開発が可能
- 開発体制が整っていれば、社内の企画通りのARを制作/開発可能
一方で代表的なデメリットとして、以下2つが挙げられます。
- 1.経験者が不在の場合、高品質のAR制作/開発が難しい
- 2.十分な人的リソースが無い場合、AR制作/開発が難しい・期間を要してしまう
おススメのAR制作ツール/プラットフォーム4選
おススメのAR制作ツール/プラットフォームとして以下の4つが挙げられます。
- ①ARcore:Googleが提供するAndroid端末向けARプラットフォーム
- ②ARKit:Appleが提供するiOS端末向けARプラットフォーム
- ③8thwall:国内外の有名企業が利用するWebAR開発プラットフォーム
- ④PalanAR:ノーコードで利用できるWebAR開発ツール
それぞれのツール/プラットフォームについて分かりやすく紹介します。
①ARcore:Googleが提供するAndroid端末向けARプラットフォーム
ARcoreは、GoogleがAndroid端末向けに提供しているARプラットフォームです。
ARcoreの特徴として以下の2点が挙げられます。
- 1.ARアプリを無料で開発できる
- 2.対応しているスマートフォンやタブレットでARアプリを操作できる
1.ARアプリを無料で開発できる
以前はARアプリを開発する際は企業からライセンスを購入する必要がありましたが、ARCoreを使えばARアプリを無料で開発することができます。
2.対応しているスマートフォンやタブレットでARアプリを操作できる
ARcoreはGoogle、ASUS、HUAWEI、Samsung、Sonyなどのデバイスを活用してARアプリを操作でき、AR空間を楽しむために追加機器を端末に取り付ける必要がありません。
ARcoreは、Googleが提供しているARプラットフォームであるため、全世界で広く利用されています。
②ARKit:Appleが提供するiOS端末向けARプラットフォーム
ARKitは、AppleがiPhoneやiPadなどのiOS端末向けに提供しているARプラットフォームです。
ARKitの特徴として以下の3点が挙げられます。
- 1.機能が豊富
- 2.対応しているスマートフォンやタブレットでARアプリを動作できる
- 3.ARアプリを無料で開発できる点
1.機能が豊富
ARKitには人体の認識・オクルージョン(奥にある3DCGは欠けた状態で描画するという処理)、前後カメラの同時利用などの機能があります。
2.対応しているスマートフォンやタブレットでARアプリを動作できる
ARKitはAppleが提供しているARプラットフォームであるため、iPhoneやiPadなどのiOS端末でARアプリを操作することができます。
3.ARアプリを無料で開発できる点
ARKitもARcoreと同様にライセンスを購入せずに、無料でARアプリを開発することができます。
ARKitは、Appleが提供しているARプラットフォームであるため、全世界で広く利用されています。
③8thwall:国内外の有名企業が利用するWebAR開発プラットフォーム
8thwallは、アメリカのWall社が提供する簡単にWebARを作成できる開発プラットフォームです。
8thwallの特徴として以下の2点が挙げられます。
- 1.WebARを作成できる
- 2.初学者でも比較的利用しやすい
1.WebARを作成できる
アプリARに対するWebARの強みとして専用アプリのDLが不要でありユーザーに普及しやすい点、OSを問わないためAndroid、iOSそれぞれに対する開発が不要な点、Webならではのリンク機能などによって高い集客効果が見込める点などが挙げられ、8thwallはそのようような強みを持ったWebARを作成することができます。
2.初学者でも比較的利用しやすい
WebARはデモやアシスタントツールが豊富に用意されているため、ARCoreやARKitと比べると初学者でも利用しやすいツールとなっています。
そのため、8thwallは国内外の大手企業に利用されており、国内ではトヨタ自動車やSony Pictures、海外ではマクドナルド、NIke、アディダスなどの大手企業が8thwallを利用してAR開発を行っています。
④PalanAR:ノーコードで利用できるWebAR開発プラットフォーム
PalanARは、コードを書かずに魅力的なWebARを作成できるWebAR開発プラットフォームです。
PalanARの特徴として以下の2点が挙げられます。
- 1.ノーコードでWebARを作成できる点
- 2.手軽にARを体験できる点
1.ノーコードでWebARを作成できる点
PalanARは、画像ファイル、動画ファイル、3Dモデルなどの好きなファイルをアップロードするだけでWebARを開発することができます。また、アップロードしたオブジェクトの位置や大きさ、角度、タッチした時のアクションなどの設定や、複数のオブジェクトを組み合わせるなどの設定も簡単にできます。
2.手軽にARを体験できる点
従来はARを体験するには専用のアプリをインストールする必要があったが、PalanARはスマホやタブレットをかざすだけで手軽にARを体験できます。
そのため、PalanARは、個人クリエイター、動物園、アパレルメーカー、ショッピングセンター、大学など業種業態問わず様々な方に利用されているWebAR開発プラットフォームであり、東京都中央区が成人の日向けコンテンツとして活用したり、嵐山商店街が七夕まつりのフォトスポットコンテンツに活用された実績があります。
AR制作の費用相場
AR制作の費用相場は、制作会社に依頼する場合と制作ツール/プラットフォームを活用する場合で異なります。
- ①制作会社に依頼
- ②制作ツール/プラットフォームを活用
それぞれの費用相場について分かりやすく紹介します。
①制作会社に依頼
制作会社に依頼し、専用のARサービス/コンテンツを1から開発する場合、総額300〜500万円程度〜が相場となっています。その内訳は大きく➀システム開発費用②プロジェクトマネジメント費用③コンテンツ作成費用に分けられます。➀のシステム開発費用は大体200〜300万円、②のプロジェクトマネジメント費用が200〜300万円、それらに加えて③コンテンツ作成費用が必要になる場合が多いです。
②制作ツール/プラットフォームを活用
AR作成ツール/プラットフォームを用いて、プロモーション等に活用する簡易的なARを作成する場合、AR作成ツール/プラットフォームは月額約3万円程度〜利用することができます。基本のプランが月額制で設定されており、作成できるARの数や、表現できるコンテンツのリッチさなどにより追加で課金する設定となっていることが多いです。
企業がARを活用する3つのメリット
企業がARを活用する代表的なメリットとして以下の3つが挙げられます。
- ①新規事業の創出
- ②マーケティング・ブランディングの強化
- ③企業の社内業務の効率化
それぞれのメリットを分かりやすく紹介していきます。
①新規事業の創出
1つ目のメリットは、ARサービスやアプリのリリースなどの新規事業の創出です。
ARを活用し新たなサービスを構築することで、ユーザーに対し現実に存在するもの/しないものを含め、現実空間に3Dのコンテンツを表示することができるというARならではの特徴を活かし、ユニークな体験を提供するサービスを提供することができます。
また、ポケモンGOに代表されるARアプリは、ゲームだけでなく、EC、アパレル、教育、イベントなどあらゆる業界で活用されており、多くのユーザーを魅了しています。このようなARアプリのリリースにより、新たな収益機会の獲得に繋がります。
②マーケティング・ブランディングの強化
2つ目のメリットは、ARを活用したマーケティング・ブランディングの強化です。
ARが人々の生活に普及するにつれ、商品やサービスの新たなマーケティング・ブランディング方法としてより日常的にARが活用されるようになると考えられます。
ARをマーケティング・ブランディングに活用することで、商品の3D画像をスマホ画面を通して表示させるなど、ARならではの体験を通じた強力な販促・ブランディングを行うことができます。ARは従来のWebページや動画と比べ伝えられる情報がリッチかつインタラクティブな体験を提供可能なため、ユーザーを惹きつけやすく幅広い業種での活用が進んでいます。
③企業の社内業務の効率化
ARを社内業務の効率化に活用することで、建築や製造現場などにおける社員の作業のサポート、研修の効率化をすることができます。
ARを用いた3Dでの情報表示とARグラスの導入により現場の作業員の作業をサポート・効率化したり、ARグラスにより様々なシチュエーションを想定した臨場感のある研修を行ったりと多岐にわたる活用方法が存在します。
成果に繋がるAR制作/開発の5つのポイント
成果に繋がるAR制作/開発のポイントとして以下の5つが挙げられます。
- ①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ
- ②活用目的の明確化と骨太な戦略策定
- ③ユーザーファーストなUX設計
- ④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進
- ⑤強力な開発・運用体制の構築
それぞれについて分かりやすく紹介していきます。
①最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップ
1つ目のポイントは、最先端の市場動向・ノウハウのキャッチアップです。
デバイスの進化やユーザーの動き、各領域の先進事例をキャッチアップし、自社が取り組むべき活用方法や成果に繋がるポイントを抑えた上で制作/開発に着手しましょう。
AR制作/開発には取り組むのに一定の予算や工数が必要となるため、自社にとって重要な最新動向や活用のノウハウを抑えておくことが、成功確度の高い戦略・企画立案の大前提となります。
②活用目的の明確化と骨太な戦略・企画の策定
2つ目のポイントは、ARを活用する目的の明確化と骨太な戦略・企画の策定です。
現在AR活用に取り組む企業には、明確な目的を持たずにメタバースを制作した結果、AR活用の取り組みが単発で終わってしまっているケースが見受けられます。
その結果、制作・活用のPDCAが回らない、AR活用が小粒な施策の1つに留まってしまうなど大きな収益機会の獲得に繋がらないという結果に終わってしまいます。
自社の経営課題を踏まえ、「制作・活用によりどのような経営課題を解決したいのか?」「課題解決の打ち手としてなぜARではないといけないのか?」といった明確な活用目的を整理した上で、中長期で目指す事業の姿や自社の強みの活用の仕方などの実現に向けた戦略を立案しましょう。
③ユーザーファーストな企画・UX設計
3つ目のポイントは、自社のターゲットにとってユーザーファーストなARの企画・UX設計です。
現在、多くの企業がAR活用の検討を進めていますが、そのなかには、企業側の都合のみでサービス・体験が設計されたようなARが多く存在します。それらのARは、ユーザーに利用されず、企業の活用の目的を達成できない結果に終わってしまいます。
そのため、「ARならではの高い体験価値を届けられているか」や「ユーザーの利用にあたっての手間や負担が大きくないか」といった観点を踏まえたUX設計が重要です。
④アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進
4つ目のポイントは、アジャイルアプローチによるプロジェクトの推進です。
AR市場は今後大きな成長が予想されているものの、いまだ成長期にあり、様々な業界の企業が中長期的な収益最大化に向け、最適な活用を模索している段階にあります。
そのため、計画と実行のプロセスを短いスパンで回し、仮説立案・実行・検証・施策立案のサイクルを何度も繰り返すことが、プロジェクトを机上の空論で終わらせないために重要です。
⑤強力な制作/開発・運用体制の構築
5つ目のポイントは、強力なAR制作/開発・運用体制の構築です。
高いユーザー体験と事業性を両立するARの制作/開発とマーケティングを含めた運用を実施しましょう。
AR制作/開発・運用には幅広い領域の知見や技術スタックが求められるため、外部のベンダーなどを活用し、不足するケイパビリティやリソースを補完することも有効です。
ARの市場規模
Fortune Business Insightsによると、世界のARの市場規模は2023年時点で約9兆円、2030年には160兆円にまで達すると予想されています。その中でもゲームやメディア業界が最も大きなシェアを占め、次いで自動車、小売、ヘルスケア、教育と続いています。
これまでの市場成長の要因は、ARグラスなどのARデバイスの普及が進んでいることや、ポケモンGOなどのARアプリを中心とするヒットコンテンツの登場が相次いでいることなどが挙げられます。
また、近年の市場成長の要因として、MetaやAppleなどによる巨額投資により、XRデバイスの進化と販売が進んでいることや、コロナウイルス感染拡大をきっかけに、コミュニケーションやエンタメのオンライン化が加速していることなどが挙げられます。
ARの業界別ビジネスへの活用事例12選
ARのビジネスへの活用事例として、業界別に以下のように12例が挙げられます。
- ①アパレル業界:NIKEがアプリで計測された足のサイズから靴をレコメンド
- ②アパレル業界:WarbyparkerはARでメガネを試着できるアプリをリリース
- ③化粧品業界:資生堂がARメイクで複数のアイシャドウを試せるアプリで顧客体験向上
- ④化粧品業界:ZOZOCOSMEがARメイクで自分の顔で化粧品を試してECの活用
- ⑤日用品業界:花王がヘアカラー剤の色選びサポートにARを活用
- ⑥食品業界:ジャックダニエルが歴史や製造方法を学べるAR絵本でマーケティング
- ⑦食品業界:ドミノピザがAR上で世界中のチーズをめぐる旅を体験できるアプリでプロモーション
- ⑧家具業界:IKEAが自宅の部屋で家具を自由にレイアウト可能
- ⑨家具業界:ニトリが家具や設置場所を測定しサイズ違いの不安を解消
- ⑩不動産業界:東急住宅リースが内見にARを活用
- ⑪不動産業界:不動産SHOPナカジツでは完成予定図をARで確認
- ⑫物流業界:DHLが倉庫でのピッキング作業を効率化
それぞれについて、わかりやすく解説します。
※700社以上のご担当者様にお読みいただいている、国内外の最新メタバース活用事例50選をまとめた資料をダウンロード頂けます
⇒メタバース活用事例50選の資料ダウンロードはこちら(無料)
①アパレル業界:NIKEがアプリで計測された足のサイズから靴をレコメンド
Nikeは公式アプリ上で足のサイズを測ることのできる機能である「Nike Fit」を提供しています。Nike Fitは最新のAR技術を使って、わずか数秒で両足の13カ所からデータを収集し、足のサイズや幅などの計測を行うことができます。
計測結果をもとに、ユーザーに最適なシューズがレコメンドされ、サイズ違いで返品しなければならなくなる事態を防ぐことができます。また、このデータはアプリに保存されるので、ナイキの実店舗に行ったときや、オンラインで次のキックを注文するときにも、QRコードを使ってすぐに店員にサイズを伝えることができます。
②アパレル業界:WarbyparkerはARでメガネを試着できるアプリをリリース
アメリカのメガネブランドであるWarbyparkerは、いつでもどこでもARを活用して眼鏡を試着できるサービスを提供しています。
こちらのサービスでは、iPhoneのFace ID等に活用されるカメラ機能を用いて、自分の顔にメガネをかけるとどうなるかをリアルにシミュレーションすることができます。
⇒関連サービス:メタバース総研の新規事業創出支援サービスはこちら
③化粧品業界:資生堂がARメイクで複数のアイシャドウを試せるアプリで顧客体験向上
資生堂は、自社の総合美容サイト「ワタシプラス」内でARを活用したメイクのシミュレーション機能を導入しました。
様々なブランドのアイシャドウを組み合わせてシミュレーションすることができ、手持ちの商品との相性なども、店舗を訪れずに手軽に確認できます。
④化粧品業界:ZOZOCOSMEがARメイクで自分の顔で化粧品を試してECの活用
ZOZOTOWNはZOZOTOWN上のコスメ専門モール「ZOZOCOSME」でバーチャルにメイクアップアイテムを試せる新機能「ARメイク」を提供しています。
ZOZOTOWNの「ARメイク」機能は、商品詳細ページからワンタップで起動し、簡単な操作で顔にメイクを施すシミュレーションを行うことができます。
「ARメイク」機能では、メイクの濃淡を調整したり、メイクのオンオフを切り替えることができ、実際にコスメアイテムを使用した際の色や質感を容易に想像することができます。また、「ARメイク」画面下部の「カートに入れる」ボタンから直接商品の購入に進むことができます。
⑤日用品業界:花王がヘアカラー剤の色選びサポートにARを活用
花王は、ヘアカラー材の色選びのサポートにARを活用する取り組みを進めています。
この取り組みにより、従来のリアルな毛束見本を用いたサポートと比較し、いつでもどこでもイメージを確認できたり、毛束見本に使われるプラスチックが削減できたりするなどの成果を上げました。
⑥食品業界:ジャックダニエルが歴史や製造方法を学べるAR絵本でマーケティング
ウイスキーメーカーであるジャックダニエルは、自社の歴史やウイスキーの製法を学べるARアプリをリリースしました。
アプリにてウイスキーボトルを読み取ると、ボトル上に飛び出す絵本のような立体的なコンテンツが表示され、楽しみながらジャックダニエルの歴史やウイスキーの製法を学ぶことができます。
このARアプリの提供は、短期的な売上だけでなく、中長期的なブランドへのロイヤリティ向上に向けた効果がある取り組みと言えます。
⑦食品業界:ドミノピザがAR上で世界中のチーズをめぐる旅を体験できるアプリでプロモーション
ドミノピザ社は、AR上で世界のチーズをめぐる旅を体験してもらいながら、チーズピザの購買に繋げるというプロモーションを行いました。
チラシや特設サイトからARカメラ起動ページにアクセスすると、目の前に地球儀が登場し、世界中のチーズの名産地が表示されます。ユーザーは各産地のチーズの特徴や楽しみ方を確認することができました。
⑧家具業界:IKEAが自宅の部屋で家具を自由にレイアウト可能
IKEAは自宅の部屋にIKEAの家具をレイアウトしコーディネートできるアプリ「IKEA Studio」を発表しました。IKEA Studioは、LiDARを搭載したiPhone 12 Proおよび12 Pro Max向けのアプリケーションで、部屋の形状を測定し、窓やドアを認識し、必要に応じて家具やオブジェクトを配置し、床に転がっているおもちゃなどのオブジェクトを消したり、白く塗ったりすることも可能です。
また、壁紙の色を変えたり、様々なIKEAの家具を置いたりして、実際にどのように見えるかを確認することができます。また、オブジェクトを重ねることができるのも特徴です。例えば、ARで表示されるイスの上に、ランプや植木鉢のオブジェを置くことができるのです。IKEA Studioはβ版のみのリリースとなっており、スペインとスウェーデン、韓国のみで利用可能となっています。
⑨家具業界:ニトリが家具や設置場所を測定しサイズ違いの不安を解消
ニトリは公式アプリ上で、家具やそれらの設置場所のサイズをスマホのAR機能を使って計測できるサービスを提供しています。顧客はこのサービスを活用することで、家具や家電を選ぶ際に重要なサイズの計測が簡単にできるようになり、サイズ違いの心配をすることなく家具をECで購入できるようになりました。
顧客は公式アプリを起動した状態でスマホカメラで家具や設置場所を撮影すると、大きさなどが記載された画像が生成され、その画像は編集・保存ができメモとしても活用できます。
⑩不動産業界:東急住宅リースが内見にARを活用
東急住宅リースは、同社が管理する賃貸マンションにおいて、ARを活用した内見サービス「AR内見」の実証実験を開始しました。同社では、内見客に本サービスを利用してもらい、成約が増えれば本格的な導入に踏み切る考えです。x garden社のメガネ型デバイス「AR glasses」を使い、家具などのバーチャル映像を内見する部屋に重ね合わせることで、家具のレイアウトや入居後の生活スタイルがイメージしやすくなります。
⑪不動産業界:不動産SHOPナカジツでは完成予定図をARで確認
愛知県岡崎市で戸建住宅を販売する株式会社不動産SHOPショップナカジツは、お客様が検討している住宅が建設後にどのようになるかをイメージしやすいように、ASATEC株式会社の「build+」サービスを採用しました。販売前の未開発の土地に、現在の分譲地の様子をイメージした画像を重ねることで、着工前のお客様に新しい住まいのイメージをより鮮明にお伝えすることができます。広さや間取りのイメージを着工前にお客様にシェアすることが可能なため、購買意欲の促進が期待されています。
⑫物流業界:DHLが倉庫でのピッキング作業を効率化
ドイツの大手物流企業のDHL社はグーグルのスマートグラス「Glass Enterprise Edition 2」を倉庫での配送業務に導入しています。従業員はピッキング作業の現場でグラス型デバイスを着用することで、適宜必要な情報を確認することができます。荷物を持ったまま視線を移動させる必要がないため、作業の精度と効率の向上に繋がります。
費用対効果・実現性が高いメタバース活用方法
メタバースの知見が不足しており、メタバース活用の企画や開発に課題を抱えていませんか?
そのような課題はメタバース総研のコンサルティング・開発支援サービスで解決することができます。
是非メタバース総研にお問い合わせください。
豊富な経験・ナレッジを活かした戦略・企画策定
数多くの企業様に対するコンサルティングや国内最大級のビジネス特化型メタバースメディアの運営で培った豊富な知見を活用し、成果につながる戦略・企画を策定します。
強力なパートナーシップによる最適なアプローチ設計
各領域の業界を代表するソリューション提供企業とのパートナーシップを構築。案件毎に中立的な立場から、費用対効果の高いアプローチを設計します。
経験豊富なクリエイター・エンジニア・コンサルタントによる並走支援
業界トップクラスの経験/スキルを有するクリエイター・エンジニア・コンサルタントから、最適なメンバーをアサイン。戦略立案から実行まで並走し、社内のリソース不足を解決します。
「課題や依頼内容が明確になっていない」、「社内で合意が取れていない」場合でも問題ございません。メタバース総研へのお問い合わせをお待ちしております。
メタバース/XR活用の個別無料相談会実施中
メタバース総研では、メタバース/XR活用の個別無料相談会を実施しています。
各社様のメタバース/XR活用に関する課題解決に向け、最新の市場動向や具体的な活用アイデアなどを、個別のオンラインMTGにて、無料でご紹介させていただきます。
以下のようなお悩みをお持ちのご担当者様は、この機会にぜひお申込みください。
- 興味はあるが、そもそも活用するかどうか迷っている
- 自社に合った活用方法へのアドバイスが欲しい
- 自社の企画の参考になる活用事例を知りたい
- どのように活用を進めていけば良いか分からず困っている