豊田通商の年収は1300万!?ボーナス・就職難易度・評判も紹介
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本記事では、豊田通商の年収について、年齢別・職種別の平均年収、給与体系、ボーナス、福利厚生などとともにわかりやすく紹介していきます。
目次
豊田通商の概要
豊田通商株式会社は、愛知県名古屋市中村区と東京都港区に本社を置くトヨタグループの大手総合商社です。1948年7月1日に設立され、社外略称は「豊通」、社内略称はTTCとして知られています。
基本情報
設立 | 1948年7月1日 |
資本金 | 649億3,600万円(2025年3月31日現在) |
従業員数 | 連結69,517名、単独3,292名(2024年3月31日現在) |
主要株主 | トヨタ自動車株式会社(21.69%) |
事業内容
豊田通商は7つの事業領域で多角的なビジネスを展開しています。
- 金属本部
- グローバル部品・ロジスティクス本部
- 自動車本部
- 機械・エネルギー・プラントプロジェクト本部
- 化学品・エレクトロニクス本部
- 食料・生活産業本部
- アフリカ本部
これらの本部を通じて、各種商品の輸出入取引、外国取引、製造・加工・販売サービスの提供、国内外における事業投資など、幅広い分野でビジネスを展開しています。
豊田通商の平均年収 〜年齢/役職/職種別〜
豊田通商の年収について、最新の有価証券報告書データと各種調査結果を基に詳しく解説します。
全社平均年収
2025年3月期における豊田通商の平均年収は1,320万円(平均年齢43.1歳)となっています。これは日本の総合商社の中でも非常に高い水準です。
年収推移
過去の年収推移は以下の通りです。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2025年3月期 | 1,320万円 | 43.1歳 |
2024年3月期 | 1,263万円 | 43.2歳 |
2023年3月期 | 1,180万円 | 43.1歳 |
2022年3月期 | 1,114万円 | 42.8歳 |
2021年3月期 | 1,101万円 | 42.1歳 |
新卒初任給
2025年4月入社の新卒初任給は以下の通りです。
- 大卒(学部卒): 285万円(月給)→ 305,000円
- 大学院・6年制学部卒: 305万円(月給)→ 325,000円
昇給は年1回(4月)、賞与は年2回(7月、12月)支給されます。
年齢別平均年収
転職口コミサイトのデータによる年齢別平均年収は以下の通りです。
年代 | 平均年収 | 最高年収 |
---|---|---|
25~29歳 | 628万円~644万円 | 960万円 |
30~34歳 | 844万円~870万円 | 1,200万円 |
35~39歳 | 886万円~971万円 | 1,600万円 |
40~44歳 | 1,083万円~1,086万円 | 1,800万円 |
45~49歳 | 940万円~971万円 | 1,400万円 |
職種別平均年収
職種別の平均年収は以下の通りです。
職種 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
営業系 | 843万円~861万円 | 37.5歳 |
企画・事務・管理系 | 1,022万円~1,113万円 | 39.9歳 |
総合職 | 821万円 | – |
グローバル職 | 988万円 | – |
役職別年収
豊田通商の役職体系はM1~M4(マネジメント職、管理職)とA1~A3(アソシエイト職、非管理職)の7ランクで構成されており、30代で管理職に上がるタイミングで給与水準が大幅に上がります。
中途採用の年収
豊田通商は近年中途採用を積極的に行っており、2023年度の中途採用比率は51.1%となっています。中途採用者の年収は経験やスキルによって決定されますが、同社の高い年収水準を反映した待遇が期待できます。
手取り年収の目安
平均年収1,320万円の場合、税金や社会保険料を差し引いた手取り年収は概ね900万円~1,000万円程度と推定されます(扶養家族の有無や各種控除により変動)。
豊田通商は7大商社の中でも高い年収水準を誇り、特に30代以降の管理職昇格時に大幅な年収アップが期待できる企業です。
豊田通商の年収体系・仕組み
豊田通商の年収体系・仕組みについて、詳細な情報を基に解説します。
年収の構成要素
豊田通商の年収は基本給+残業代(管理職は支給なし)+賞与(夏と冬の2回)で構成されています。
基本給
- 学部卒:月給285,000円(2025年4月入社)
- 修士卒:月給305,000円(2025年4月入社)
- 住宅補助として別途5万円が支給されます
賞与・ボーナス制度
豊田通商をはじめとする総合商社は、年収に占める賞与比率が非常に高いことで有名です。
- 冬季賞与:固定制(約5~7カ月分)
- 夏季賞与:変動制(業績連動)
- 2018年から会社が自由に決められる形に変更され、昇進すると業績がボーナスに大きく影響します
役職体系と年収レンジ
豊田通商の役職はA1~A3(アソシエイト職、非管理職)とM1~M4(マネジメント職、管理職)の7ランクで構成されています。
詳細な役職別年収
役職 | 年収レンジ | 年次目安 |
---|---|---|
アソシエイト3 | 400~600万円 | 1~3年目 |
アソシエイト2 | 600~800万円 | 4~9年目 |
アソシエイト1(主任) | 800~1,000万円 | 9~14年目 |
マネージャー4(課長補) | 1,000~1,300万円 | 15年目~ |
マネージャー3(課長) | 1,300~1,600万円 | 評価次第 |
マネージャー2(部長補) | 1,600~1,800万円 | 評価次第 |
マネージャー1(部長) | 2,000万円~ | 評価次第 |
昇進・昇格の仕組み
昇格タイミング
- マネージャー4まで:同期間で大きな差はなく、入社約10年目で到達
- マネージャー3以降:評価や実績に応じて出世スピードが大きく変わります
- マネージャー2への昇進:20年目以降が目安
評価制度の特徴
- 10~15年目辺りで管理職になるまでは残業代が支給されます
- 海外研修や駐在によって昇格タイミングが変わるため、特に管理職以降は昇格年次の予想が困難です
海外駐在時の特別手当
豊田通商の年収を大きく引き上げるのが海外駐在手当で、以下の手当が存在します。
- 海外勤務手当
- 保険休暇手当
- 家賃等補助手当
- 教育費用手当
- 帰国後家賃手当
- 危険地域手当
駐在時の年収目安
- 20代若手:1,000~1,500万円
- 30代中堅:1,300~2,000万円
残業代制度
近年の働き方改革の影響で、サービス残業撲滅および残業時間削減の動きが全社的に加速しています。管理職未満の社員には残業代が支給され、平均残業時間は22.1時間となっています。
福利厚生制度
基本的な福利厚生に加えて、特徴的なものとして以下があります。
- 持株会制度
- 財形貯蓄制度
- 社内マッサージ施設(ヘルスキーパー配置)
- 住宅補助(5万円)
- 各種保険制度完備
豊田通商の年収体系は、基本給に加えて業績連動の賞与比率が高く、海外駐在や昇進によって大幅な年収アップが期待できる仕組みとなっています。
豊田通商のボーナスの額・比率
豊田通商のボーナス(賞与)について、具体的な額と年収に占める比率を詳しく解説します。
ボーナスの支給時期と仕組み
豊田通商では年2回(7月と12月)ボーナスが支給されます。支給の仕組みは以下の通りです。
- 12月:役職に応じた固定制(約5~7カ月分)
- 7月:変動制(年間賞与から12月支給分を差し引いた額)
ボーナス額の具体例
新卒1年目
現役社員(2023年度入社)によると、新卒1年目のボーナスは約100万円となっています。基本給360万円と合わせて年収450~500万円程度になります。
平均ボーナス額
国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%です。豊田通商の平均年収1,262万円(2024年3月期)から推計すると、平均ボーナス額は約179万円程度と推測されます。
年収に占めるボーナス比率
OpenWorkのデータによると、豊田通商の年収内訳は以下の通りです。
- 基本給:52%
- 残業代:9%
- 賞与:34%
- その他:5%
賞与が年収全体の34%を占めており、総合商社の特徴として賞与比率が非常に高いことが分かります。これは一般企業の賞与比率16%と比較して、約2倍以上の高い比率となっています。
ボーナス制度の変更点
2018年から賞与制度が変更され、従来の業績連動で定量化されていたフォーミュラから、会社が自由に決められる形に変更されました。昇進すると業績がボーナスに大きく影響するようになっています。
役職別ボーナスの特徴
- 管理職未満:基本的に固定部分が多い
- 管理職以上:業績連動賞与の割合が高くなり、実力主義に近い制度
- 課長以上:業績連動賞与の割合がさらに高くなる
豊田通商のボーナスは、総合商社らしく年収に占める比率が高く、特に管理職以降は業績に応じて大きく変動する仕組みとなっています。
豊田通商と同業他社を比較した際の年収水準・年収偏差値
豊田通商と同業他社(総合商社)を比較した年収水準と年収偏差値について、詳細なデータを基に解説します。
総合商社年収ランキング(2025年最新)
豊田通商の業界内ポジションは、7大総合商社の中で6位となっています。
7大総合商社年収比較(2025年3月期)
順位 | 企業名 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|---|
1位 | 三菱商事 | 2,091万円 | 42.8歳 |
2位 | 三井物産 | 1,900万円 | 42.1歳 |
3位 | 住友商事 | 1,759万円 | 43.1歳 |
4位 | 伊藤忠商事 | 1,754万円 | 41.8歳 |
5位 | 丸紅 | 1,655万円 | 42.4歳 |
6位 | 豊田通商 | 1,320万円 | 43.1歳 |
7位 | 双日 | 1,247万円 | 41.8歳 |
年収水準の分析
5大商社との差
豊田通商の平均年収1,320万円は、上位5大商社と比較すると以下の差があります。
- 三菱商事との差:約771万円(約37%低い)
- 三井物産との差:約580万円(約31%低い)
- 住友商事との差:約439万円(約25%低い)
- 伊藤忠商事との差:約434万円(約25%低い)
- 丸紅との差:約335万円(約20%低い)
双日との比較
同じく7大商社の双日(1,247万円)と比較すると、豊田通商は約73万円高い水準となっています。
年収偏差値・就職難易度
就職偏差値ランキング
東洋経済ONLINE「入社が難しい有名企業ランキング」における総合商社の順位は以下の通りです。
順位 | 企業名 | 就職偏差値 |
---|---|---|
4位 | 三井物産 | 63.6 |
6位 | 丸紅 | 63.5 |
8位 | 三菱商事 | 63.3 |
9位 | 住友商事 | 63.3 |
15位 | 伊藤忠商事 | 62.3 |
47位 | 双日 | 61.2 |
58位 | 豊田通商 | 60.7 |
豊田通商の就職偏差値は60.7で、7大商社の中では最も低い水準ですが、それでも全体では上位58位という高い難易度を誇ります。
業界全体での位置づけ
日本全体との比較
- 国税庁発表の日本の平均年収:460万円
- 豊田通商の年収:1,320万円
- 倍率:約2.9倍
トヨタグループ内での位置
トヨタグループ企業の年収ランキングでは1位となっています。
順位 | 企業名 | 平均年収 |
---|---|---|
1位 | 豊田通商 | 1,180万円 |
2位 | トヨタ自動車 | 895万円 |
3位 | デンソー | 811万円 |
年収水準の特徴
強みと課題
強み
- 7大商社の一角として高い年収水準を維持
- トヨタグループの安定性と独自のネットワーク
- 自動車関連ビジネスでの圧倒的な強み
課題
- 5大商社と比較して年収水準に差がある
- 資源価格高騰の恩恵を他商社ほど受けていない
豊田通商は7大商社の中では年収水準が相対的に低いものの、日本全体で見れば極めて高い年収水準を誇り、トヨタグループの安定性という独自の強みを持つ企業です。
豊田通商の年収に対する社員の口コミ
豊田通商の年収に対する社員の口コミを、実際の投稿内容を基に詳しく解説します。
年収水準に対する総合的な評価
高評価の口コミ
20代女性(営業職)
「給料は良い。平均年収より遥かに高く安定している。特に昨今は会社業績が良いため賞与が大きい」
30代女性(グローバル職)
「主任までは基本給に加え、等級経験年数に応じた昇給もあるため、仕事の内容の割には給与水準は高い。課長以上になると、業績連動賞与の割合が高くなるため、実力主義に近い」
事業投資担当者
「近年最高益を更新し続けているのもありボーナス額は増加傾向にあります。5大商社との年収差は埋まりつつありますが、やはりトヨタグループ内で上限調整されるのか超えられない壁があるように思います」
具体的な年収事例
年代別の実際の年収
- 新卒3年目(25歳):600万円
- 30代前半:1,000万円程度
- 35歳課長代理:1,100万円
- 中途入社30歳:900~1,000万円
昇進による年収上昇
「評価や残業時間にもよるが、早ければ4年目で1,000万円、11年目で1,500万程度になる。他総合商社と年収比較して低いなどと言われるが、実際の業務量や業務の難易度を考えると妥当だと思う」
給与制度の特徴に関する口コミ
賞与制度について
「基本給は高くないがボーナスが高い」
「年収はかなり良い方だと思います。総合商社の中で言うとあまり高くないのだろうが、一般的に見れば十分すぎるほど貰えていると思います。基本給はあまり多くない」
昇格による給与変動
「試験や面接で役職があがると大きく給料も上昇する。おおよそ不出来な社員でも到達するクラスでも1000万弱の収入となる」
トヨタグループ内での位置づけ
給与上限の制約
「公には親会社のトヨタ自動車の給与テーブルを超えないことになっている」
「トヨタグループの中でも高いほうに位置する。現在は業績も良くボーナスが高い」
年収構成比に関する評価
OpenWorkのデータによると、豊田通商の年収内訳は以下の通りです。
- 基本給:52%
- 残業代:9%
- 賞与:34%
- その他:5%
福利厚生・待遇面の評価
住宅関連
「名古屋や大阪に比べると東京の生活コストは高くなりがちなので、名古屋や大阪勤務の方が生活に比較的余裕が出やすい」
全般的な待遇
「年収は高く、賞与の比率が高い。福利厚生の種類が多く、自己啓発のための勉強も充実している」
他社比較に関する口コミ
「全て同一の給与テーブルに従う。数年後の自分の給料が大体把握できる。ボーナスは6.5-7.5ヶ月程度で評価により変動する」
社員の口コミからは、豊田通商の年収について「総合商社の中では相対的に低いが、一般企業と比較すれば十分に高い水準」「賞与比率が高く、業績好調により近年は増加傾向」「トヨタグループ内での上限制約がある」といった特徴が浮き彫りになっています。
豊田通商の平均勤続年数・離職率
豊田通商の平均勤続年数と離職率について、最新のデータを基に詳しく解説します。
平均勤続年数の推移
最新データ(2025年3月期)
豊田通商の平均勤続年数は17.1年となっています。これは日本企業の平均勤続年数12.7年と比較して4.4年上回る高い水準です。
過去の推移
過去6年間の平均勤続年数の推移は以下の通りです。
年度 | 平均勤続年数 |
---|---|
2024年3月期 | 17.1年 |
2023年3月期 | 17.2年 |
2022年3月期 | 17.1年 |
2021年3月期 | 16.7年 |
2020年3月期 | 16.5年 |
2019年3月期 | 16.3年 |
過去10年間の傾向として平均勤続年数がある程度伸び続けていることが確認できます。
離職率の状況
計算による離職率
有価証券報告書のデータから計算すると、豊田通商の離職率は約1~2%と推定されます。より具体的には1.8%という数値も報告されています。
離職率の特徴
- 極めて低い離職率:一般的な企業の離職率と比較して非常に低い水準
- 安定した雇用環境:高い年収水準と相まって、従業員の定着率が高い
- 長期キャリア形成:多くの社員が長期間にわたって勤務している
勤続年数が長い理由
高い年収水準
平均年収1,320万円という高い給与水準が、社員の定着に大きく寄与しています。
充実した福利厚生
以下のような充実した福利厚生制度が整備されています。
- 借上げ独身寮・社宅
- 保養宿泊施設
- 会員制リゾートクラブ
- 各種チケット割引
- カフェテリアプラン制度
キャリア成長機会
「昇進やスキルアップの機会が多く、社員の満足度が高い」ことが推測されます。
働き方改革の取り組み
残業時間の管理
豊田通商では長時間労働削減を基本方針としており、平均残業時間は22.1時間と比較的低い水準を維持しています。
有給休暇取得率
有給休暇取得率は62.5%となっており、ワークライフバランスの改善に取り組んでいます。
社員の声
実際の社員からは「離職率が年々高まっているように感じます」という声も一部で聞かれますが、全体的な数値データでは依然として低い離職率を維持しています。
業界内での位置づけ
国税庁の調査によると、日本企業の平均勤続年数は男性14.3年、女性10.4年ですが、豊田通商は男性で3.2年、女性で5.8年上回る水準となっており、総合商社業界の中でも安定した雇用環境を提供していることが分かります。
豊田通商の平均勤続年数17.1年と離職率1.8%は、高い年収水準、充実した福利厚生、安定したキャリアパスなどが相まって実現されている数値であり、従業員にとって魅力的な職場環境が整備されていることを示しています。
豊田通商の就職/転職難易度
豊田通商の就職・転職難易度と選考基準、採用手続について詳しく解説します。
就職・転職難易度
新卒就職難易度
豊田通商の就職偏差値は60.7で、東洋経済ONLINE「入社が難しい有名企業ランキング」では58位にランクインしています。7大商社の中では以下の順位となっています。
順位 | 企業名 | 就職偏差値 |
---|---|---|
4位 | 三井物産 | 63.6 |
6位 | 丸紅 | 63.5 |
8位 | 三菱商事 | 63.3 |
9位 | 住友商事 | 63.3 |
15位 | 伊藤忠商事 | 62.3 |
47位 | 双日 | 61.2 |
58位 | 豊田通商 | 60.7 |
中途採用転職難易度
豊田通商の転職難易度は非常に高いとされています。その理由は以下の通りです。
- 即戦力人材のみの採用:経験不問求人がほとんどない
- 高い英語力要求:ビジネスレベル(TOEIC730点以上目安)
- 専門性の要求:自動車産業関連経験が重視される
- 競争率の高さ:人気企業のため応募者が多数
選考基準・応募要件
新卒採用の基本要件
- 学歴:四年制大学・大学院卒業
- 職種:グローバル職として採用
- 語学力:英語力重視(具体的な基準は非公開)
- 人物像:グローバルマインドを持つ人材
中途採用の必須要件
豊田通商の中途採用では以下が必須条件となっています。
- 職歴:求人職種に関連する業務経験2年以上
- 学歴:四年制大学・大学院卒業
- 語学力:ビジネスレベルの英語力(TOEIC730点以上目安)
- 即戦力性:専門分野での実務経験と実績
採用手続・選考フロー
新卒採用の選考フロー
- エントリーシート提出
- WEBテスト
- 面接(複数回)
- 最終面接
- 内定
中途採用の選考フロー
豊田通商の中途採用選考は以下の流れで進行します。
- 書類選考
- 職務履歴書・レジュメ提出
- 過去の職歴・自己PRを基に選考
- 筆記試験・WEB適性試験
- 書類選考通過者が対象
- 面接(3回程度)
- 1次面接:人事担当者
- 2次面接:配属先職場社員(課長級)
- 最終面接:人事部長
- 内定・採用条件提示
- 業務内容・待遇条件の提示
- 条件受諾で正式採用決定
選考期間:約1ヶ月程度
採用実績・採用大学
新卒採用人数
- 採用人数:年間約100名程度
- 採用倍率:20倍以上
主要採用大学
豊田通商の採用実績校は以下の通りです。
国立大学
東京大学、京都大学、大阪大学、一橋大学、東京工業大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学、神戸大学、筑波大学、千葉大学、横浜国立大学
私立大学
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学
学歴フィルターについて
豊田通商では採用大学による学歴フィルターはないとされていますが、実際の採用実績を見ると難関大学出身者が多数を占めています。
選考対策のポイント
新卒採用対策
- 自己分析の徹底:商社で働く意義を明確化
- 業界研究:総合商社業界の理解を深める
- 企業研究:豊田通商の事業特性を把握
- OBOG訪問:実際の業務内容を理解
- インターンシップ参加:企業文化を体感
中途採用対策
- 実務経験のアピール:具体的な成果・実績を整理
- 英語力の証明:TOEIC等のスコア取得
- 業界知識の習得:自動車・商社業界の動向把握
- 転職理由の明確化:なぜ豊田通商なのかを説明
給与・待遇
新卒初任給(2024年実績)
- 四年制大学卒:月給285,000円
- 大学院・六年制学部卒:月給305,000円
- 賞与:年2回(7月・12月)
平均年収
- 公式発表:1,320万円(平均年齢43.1歳)
- 口コミベース:891万円(回答者平均年齢37.5歳)
豊田通商は7大商社の中では相対的に入社しやすいとされていますが、それでも極めて高い難易度を誇る企業です。十分な準備と対策を行い、自分の強みを最大限にアピールすることが内定獲得の鍵となります。
豊田通商の労働時間・残業時間・福利厚生・労働条件に対する社員の口コミ
豊田通商の労働時間・残業時間・福利厚生・労働条件に対する社員の口コミを詳しく解説します。
労働時間・残業時間に関する口コミ
残業時間の実態
豊田通商の月間平均残業時間は21.8時間(2023年3月期実績)となっていますが、社員の口コミでは以下のような声があります。
残業時間に関する具体的な口コミ
- 「残業時間はだいたい20時間程度。7時には7割程度が帰宅している印象」
- 「残業はおおむね30時間程度」
- 「平均残業時間は33時間」
部署による違い
「ワークライフバランスは非常に取れると感じる。ただし、部署によることも現実的にあり、忙しい部署は少し残業時間は長いが、会社として残業申請の厳格化を進めている」
残業代の支給
「残業したときは満額貰えているので満足です。見込み残業は一切基本給に含まれないので、残業すればした分だけ給料が上がる」
ワークライフバランスに関する口コミ
全般的な評価
高評価の口コミ
- 「ワークライフバランスは非常に調整しやすいと感じる。有休取得に対しては寛容、無理な残業等も特にない」
- 「残業が少なく、好きな時に休めるため、長期の旅行も行きやすい。ワークライフバランスはとても充実したものにできる」
- 「全体的に良好でフレックスタイム制度や在宅勤務制度も整っており、柔軟な働き方が可能です」
有給休暇の取得
- 「有給も取りやすいので大変助かっております」
- 「有給休暇の取得などは積極的に推進されており、業務の都合がつくようであれば、特に取りにくいなどの雰囲気もなく、ある程度は自由に取れる」
- 「休日も基本的には土日休みで、有給休暇も取得するようにと上長から声をかけてもらえることが多くなった」
福利厚生に関する口コミ
住宅関連の福利厚生
住宅手当
- 「住宅手当も入社3年目までは毎月3万円、4年目からは毎月5万円もらえる」
- 「寮もありで10年以上も働けばかなりの退職金がもらえる。愛知県ではかなりいいほうではないか」
その他の福利厚生
充実した制度
- 「年に5万円旅行等に使える福利厚生制度あり。また、保養施設、マッサージルームもあり、全体的に社員にかなり優しい会社である」
- 「トヨタグループらしく、年間に旅行などに使える福利厚生は充実しており、特に不満なし」
- 「外部の福利厚生サービスと連携し、エクシブの保養施設の利用、また、トヨタ系列の保養施設の利用が可能」
具体的な福利厚生制度
- WELBOX法人会員(会員制福利厚生サービス)
- カフェテリアプラン制度
- 在宅補助
- 自動車団体保険等
制度の課題
「社内制度が多すぎてほとんどの社員はその存在を十分認識・活用できていない」
女性の働きやすさに関する口コミ
女性社員からの評価
20代後半女性(法人営業)
「豊田通商株式会社は女性にとって働きやすい環境が整っています。特に産休や育休制度が充実しており、復帰後も時短勤務が可能で子育て中の女性社員が多く活躍しています。また、性別に関わらず公平な評価基準があり、努力次第でキャリアアップも可能な点が魅力です」
女性支援制度
- 「女性に優しいので働きやすいと思います。女性社員も出張したり、管理職になったり、一般職から総合職に転換したり、やる気があればチャンスは与えられる」
- 「産休、育休ももちろん、法定通り取得できますし、男性が取得するケースも少しずつですが増えてます」
労働環境・オフィス環境
オフィス環境
- 「名古屋駅に立地しており、通勤はしやすい。また、地下で繋がっているため雨の日でも濡れずに通勤できる」
- 「カフェスペースあり、コンビニもある」
- 「コロナ前は社内食堂もあり比較的安価で食事ができていた」
在宅勤務制度
- 「在宅勤務制度も整っており、柔軟な働き方が可能」
- 「外出、出張にもよるが在宅勤務も通常化している」
労働組合・労働条件管理
労働時間管理
「労働組合が残業時間が36協定内か厳しくチェック」しており、適切な労働時間管理が行われています。
勤務制度
- フレックスタイム制度:導入済み
- 在宅勤務制度:整備済み
- 時短勤務:子育て中の女性社員が利用可能
豊田通商の労働条件に関する社員の口コミからは、「残業時間は比較的少なく、ワークライフバランスが取りやすい」「福利厚生が充実している」「女性にとって働きやすい環境」といった高評価が多く見られます。ただし、部署によって労働環境に差があることも指摘されています。
豊田通商の社員の出身大学
豊田通商の社員の出身大学について、採用実績データを基に詳しく解説します。
採用大学ランキング(2016年実績)
豊田通商の採用大学ランキング(サンデー毎日2016年8月7日号)によると、以下のような順位となっています。
順位 | 採用大学 | 採用人数 |
---|---|---|
1位 | 早稲田大学 | 10名 |
2位 | 慶應義塾大学 | 10名 |
3位 | 上智大学 | 8名 |
4位 | 関西学院大学 | 7名 |
5位 | 同志社大学 | 6名 |
6位 | 立命館大学 | 6名 |
7位 | 青山学院大学 | 5名 |
8位 | 関西大学 | 4名 |
9位 | 東北大学 | 3名 |
10位 | 明治大学 | 2名 |
大学ランク別採用実績
Aランク(最難関大学/偏差値65以上相当)
豊田通商は最難関大学から多数の新卒を採用しています。
私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、国際基督教大学
国公立大学:東京大学、京都大学、東京科学大学(東京工業大学)、一橋大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、神戸大学、九州大学
Bランク(難関大学/偏差値60相当)
私立大学:学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、豊田工業大学
国公立大学:筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、東京外国語大学、国際教養大学、金沢大学、岡山大学、広島大学、名古屋工業大学、東京都立大学、お茶の水女子大学、神戸市外国語大学、名古屋市立大学、横浜市立大学、京都工芸繊維大学、大阪公立大学
Cランク・Dランク(中堅大学)
私立大学:近畿大学
国公立大学:秋田大学、宮崎大学
文理別・学歴別採用実績
文系採用実績
大学院:京都大学、早稲田大学
大学:早稲田大学、同志社大学、関西学院大学、大阪大学、上智大学、関西大学、名古屋大学、神戸大学、東京外国語大学、慶應義塾大学、中央大学、青山学院大学、立命館大学、滋賀大学、愛知県立大学、北海道大学、国際基督教大学、神戸市外国語大学、立教大学、明治大学、学習院大学、立命館アジア太平洋大学、近畿大学
理系採用実績
大学院:名古屋大学、北海道大学、大阪府立大学、東京工業大学、神戸大学、筑波大学、横浜国立大学、同志社大学、東京理科大学、広島大学、首都大学東京(東京都立大学)、立命館大学、横浜市立大学、名古屋工業大学、宮崎大学
大学:東北大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、名古屋工業大学、宮崎大学、岡山大学
公式採用実績校(大学院)
大阪府立大学、東京大学、東北大学、鳥取大学、同志社大学、名古屋工業大学、慶應義塾大学、京都大学、九州大学、北海道大学、上智大学、神戸大学、東京理科大学、東京工業大学、筑波大学、千葉大学、立命館大学、早稲田大学、一橋大学、大阪大学、近畿大学
採用実績の特徴
ランク別内定分布
- Aランク(最難関大学):27%
- Bランク(難関大学):48%
- Cランク(中堅大学・準難関):20%
- Dランク(中堅大学):5%
- Eランク・Fランク:0%
学歴フィルターについて
豊田通商には明確な学歴フィルターはないと考えられています。その根拠として:
- 近畿大学や学習院大学からの採用実績がある
- 地方国立大学からも採用されている
- 偏差値50~55の大学からの採用もある
ただし、高偏差値大学出身者の内定率が高い傾向にあるため、中堅大学の学生はより入念な選考対策が必要です。
採用人数・倍率
採用人数
- 新卒採用人数:51~100名(2025年度予定)
- 過去実績:82人(2020年)
- 文理別内訳:文系大卒48人、理系大卒8人、文系院卒2人、理系院卒24人
採用倍率
豊田通商の採用倍率は22倍とされています。他の総合商社と比較すると
- 三菱商事:37.5倍(2016年度)
- 伊藤忠商事:74倍(2016年度)
豊田通商は7大商社の中では相対的に入社しやすいとされていますが、それでも非常に高い競争率となっています。
豊田通商の採用実績を見ると、早慶・旧帝大・MARCH・関関同立といった難関大学出身者が多数を占めていますが、地方国立大学や中堅私立大学からの採用もあり、学歴だけでなく個人の能力や適性も重視されていることが分かります。
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